JPH08108519A - 印刷用スキージ - Google Patents

印刷用スキージ

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JPH08108519A
JPH08108519A JP27050494A JP27050494A JPH08108519A JP H08108519 A JPH08108519 A JP H08108519A JP 27050494 A JP27050494 A JP 27050494A JP 27050494 A JP27050494 A JP 27050494A JP H08108519 A JPH08108519 A JP H08108519A
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JP
Japan
Prior art keywords
squeegee
printing
plate
elastic body
mask
Prior art date
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Pending
Application number
JP27050494A
Other languages
English (en)
Inventor
Kaoru Miikeda
薫 三池田
Osamu Asagi
攻 浅黄
Moriyuki Ebizuka
守之 海老塚
Koichi Shiozawa
宏一 塩沢
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Publication of JPH08108519A publication Critical patent/JPH08108519A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 基板の撓みに追従し、半田ペーストを一定膜
厚で印刷でき、高密度実装プリント基板への半田ペース
ト印刷に好適な印刷スキージを提供する。 【構成】 印刷すべきパターンの開口部8を有し、プリ
ント基板7に半田ペースト5を印刷するための印刷マス
ク6と、この印刷マスク6上に板状スキージ12を配設
した印刷マスクを用いた半田ペーストの印刷装置の板状
スキージおいて、板状スキージ12は、印刷マスク6が
接する部分を高硬度弾性体にて形成した板状高硬度弾性
体部12bと、スキージホルダー13と、スキージホル
ダー13と板状高硬度弾性体部12bとの間に設けた板
状低硬度弾性体にて形成した板状低硬度弾性体部12a
とで構成する。1mmの厚みの板状高硬度弾性体部12
bを板状低硬度弾性体部12aの先端面に接着して形成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スキージ及び印刷マス
クを用いて、半田ペースト、導電ペースト、抵抗ペース
ト等の印刷に使用する板状スキージの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】プリント基板へ部品を表面実装するとき
やプリント基板へ導電ペースト、抵抗ペーストを印刷す
る時、図5に示すような、スキージホルダー1に支持さ
れた角型スキージ2、板状スキージ3、斜角形スキージ
4のいずれかを用いて半田ペースト、導電ペースト、抵
抗ペーストを印刷マスク(以下、マスクという。)の表
面にこすり付け、印刷するパターンの形で開口した開口
部を通してペーストをプリント基板に印刷する。
【0003】前記スキージにおいて、板状スキージ3を
用いて半田ペーストをプリント基板へ印刷する場合、印
刷された半田ペーストは図3に示すように、スキージホ
ルダー1に支持された板状高硬度スキージ3を所定角
度、一般的には45度〜60度傾斜させたアタック角に
て、矢印方向に水平に移動させることにより、半田ペー
スト5をマスク6の表面にこすり付け、印刷する半田パ
ターンの形で開口した開口部8を通して半田ペースト5
をプリント基板7に印刷する。その後、印刷された半田
ペースト5に部品を載せて半田ペースト5を半田リフロ
ー法で加熱して部品の端子を半田付けする。
【0004】前記スキージ3は、一般に弾性の強いゴ
ム、弾性の強い高分子材料等の弾性体で構成されるが、
ペースト印刷時にスキージの押圧力(以下、印圧とい
う。)が基準的な値であれば、図4の(A)のように、
スキージ3は開口部8に食い込むことはない。しかし印
圧が過度であると、印刷時に図4の(B)に示すよう
に、スキージ3がマスク6の開口部8に食い込み5aを
生じ、半田ペースト5を掻き出してしまい、半田ペース
ト5の厚さを薄くしたりへこみができ、均一な厚さに印
刷することができない。
【0005】そこで従来は、前記食い込み5aを軽減す
るため、スキージに高硬度の弾性体を用いて、印圧を所
定値に抑え、スキージ3とマスク6の間隔が一定値以下
にならないように試行を重ね条件を決めていた。
【0006】さらに、プリント基板の表面実装の狭ピッ
チ、高密度化、基板の大型化に伴い、多数の開口部を有
するマスクでプリント基板全体に印刷しなければならな
いが、プリント基板が部分的に撓んでいて高低がある
と、スキージは基板の高い個所に当たった位置で規制さ
れてしまい、低い個所はスキージとマスクとの間に隙間
ができて、マスク表面に半田ペーストが残るようにな
る。これは、スキージの硬度が高いため、マスクに当た
った先端が極わずかな弾性変形はするものの、それ以上
は急に弾性変形しにくくなり、前記基板の撓み、さらに
うねりや反りに十分追従しなくなるためである。
【0007】逆に、スキージを低い個所まで押し下げよ
うとすると、基板面の高い個所には印圧が集中的にかか
り、高硬度弾性体であっても開口部に食い込んで、半田
ペーストを掻き出してしまい、均一な厚さに印刷するこ
とができなくなる。このように、スキージの硬度によっ
て均一な厚さの印刷ができなかったり、基板の撓みに追
従できないという問題が存在する。
【0008】そこで、前記問題点のうち、スキージとマ
スクとの間に隙間ができて、均一な厚さに印刷できなか
った問題を解決するために、特開平4ー261853号
公報に記載のようなスキージが提案されている。該スキ
ージの構成を図6に基づいて説明すると、該スキージ
は、弾性材であるウレタンゴム又はシリコーンゴム等で
形成されたスキージ補助材9の基端部をスキージホルダ
ー10に装着すると共に、スキージ補助材9の先端部の
端面に、剛性材、例えばステンレス材で形成された斜角
形スキージ部材11を装着した構成を備えている。
【0009】この斜角形スキージは、前記のように、剛
性体スキージ部材11とスキージホルダー10との間に
弾性体部を設けたため、ペーストを印刷する際に、マス
ク上を軽く押圧できるために、剛性体スキージ部材11
の先端部がマスク6に隙間なく接し、歪みやひっこみが
生ずることがなく、均一な膜厚に制御できる。
【0010】しかし、前記提案されたスキージは、スキ
ージ形状が図5の(C)に示すような斜角形スキージで
あるため、その使用中は、弾性体で形成されたスキージ
補助材9には、印圧が圧縮力としてのみ加わるため、弾
性係数の変化が大きく、スキージがプリント基板7の撓
みやねじれに十分に追従することは困難である。
【0011】例えば、プリント基板7が上方向に撓んで
いると、剛性体スキージ部材11が撓んだ部分に当接し
てスキージ全体が上方に浮き撓み部以外の箇所には前記
剛性体スキージ部材11が当接せず、スキージングがで
きなくなる恐れがある。しかも当接した部分に印圧が集
中してマスク6を損傷する危険性がある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記問題点に
鑑み、プリント基板に撓みやねじれがあっても、その表
面形状に追従して、開口部におけるペーストの掻き出し
を防ぎ、ペーストを一定膜厚で印刷することができる板
状スキージを提供するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明板状スキージは、
印刷すべきパターンの開口部を有し、被印刷体、例えば
プリント基板にペーストを印刷するための印刷マスク
と、この印刷マスク上に板状スキージを配設した印刷マ
スクを用いたペーストの印刷装置の印刷用スキージにお
いて、前記板状スキージは、前記印刷マスクが接する部
分を高硬度弾性体にて形成した板状高硬度弾性体部と、
スキージホルダーと、該スキージホルダーと前記板状高
硬度弾性体部との間に設けた板状低硬度弾性体にて形成
した板状低硬度弾性体部とを備えることを特徴とする。
【0014】
【実施例】本発明の技術的思想は、板(平)型スキージ
において、スキージホルダーに支持される支持基部側は
低硬度の弾性体、マスクに接する先端側は高硬度の弾性
体で構成することを特徴とする。
【0015】図1には本発明実施例の2つの態様を示し
ている。スキージ12は、JIS硬度A60〜80の低
硬度ゴムで形成された板状基部側低硬度弾性体と、JI
S硬度A85〜95の高硬度ゴムで形成された薄い先端
側高硬度弾性体で構成される。
【0016】図1の(A)に示すスキージ12は、スキ
ージホルダー13に支持された板状基部側低硬度弾性体
12aの先端面に厚さが1mm程度の高硬度ゴムで形成
された先端側高硬度弾性体12bを接着してなり、全体
として板状スキージ12を構成する。
【0017】図1の(B)に示すスキージ12は、スキ
ージホルダー13に支持された板状基部側低硬度弾性体
12cの先端の隅部(側端面)を一部削り、該隅部に5
0μm程度の厚さの高硬度ゴムで形成された先端側高硬
度弾性体12dを接着してなり、全体として板状スキー
ジ12を構成する。
【0018】前記各実施例において、いずれのスキージ
も板状基部側低硬度弾性体12a、12cと先端側高硬
度弾性体12b、12dとの接合面を接着剤による接
着、熱融着で固着して作製することができる。熱融着で
固着する場合は、ポリウレタンゴムのような熱可塑性弾
性合成樹脂が有効であり、双方の接合面をゆっくり融点
以上になるまで加熱し、押圧し冷却することで実現でき
る。
【0019】以下、本発明板状スキージの有効性につい
て、図1の(A)に示すスキージに基づいて説明する。
なお、以下説明する有効性は、図1の(B)に示すスキ
ージでも変わるところはない。図2の(A)は、スキー
ジ12に印圧がかからず、アタック角αが45〜60
度、好適には60度を保った状態を示し、スキージ12
の先端に接する平面を基準高さ15(以下、基準面15
という。)とする。
【0020】この状態から基板7が定常高さにある状態
でスキージ12がマスク6に乗り印刷を開始すると、先
端側高硬度弾性体12bは,基板面に一定の印圧で押圧
され、図2の(B)に示すように、押圧されていない図
2の(A)の状態から板状基部側低硬度弾性体12aの
先端側がDだけ曲げられた状態になる。この状態では先
端側高硬度弾性体12bの硬度が高いから、マスク6の
開口部8が大きな開口でもスキージ刃の食い込みが少な
くなる。
【0021】また、プリント基板7が部分的に撓んでい
て基板面に高低があると、スキージ12が水平に移動す
るにつれて、高さの変化に応じて基部側低硬度弾性体1
2aが図2の(C)に示すように更にdだけ弾性変形す
るが、前記基準面15からの曲げ量Dに対し、予想され
る高低差dが十分小さくなるように、前記曲げ量Dを決
めておけば、プリント基板7への印圧は、プリント基板
7が定常高さの時と大きく変わらず、作用点14の高さ
は一定である。
【0022】しかも、基部側低硬度弾性体12aに加わ
る力は曲げ力であるから、圧縮力と比較して弾性係数の
変化が少なく、作用範囲を広くとることができ、基板の
変形に容易に追従することができる。
【0023】したがって、スキージとしての性能は、基
準面15の高さの場合とほぼ同じになり、先端側弾性体
12bが高硬度であるから、マスク6の開口部8の開口
度が大きくても食い込むことが少なくなり、半田ペース
ト5の膜厚が均一な印刷が可能となる。
【0024】以上、スキージの進行方向の高低に対する
追従性が改善するが、一方、スキージ進行方向に直角な
方向に対しては、先端側弾性体12bが高硬度であって
も、幅が狭い長手方向の変形に相当するから硬度の影響
はなく、十分追従性が得られる。したがって面全体に均
一な半田ペーストの印刷が可能となる。
【0025】前記実施例で、半田ペーストを印刷する例
で説明したが、本発明板状スキージを利用して印刷され
るペーストは、半田ペーストに限らず、導電ペースト、
抵抗ペーストの印刷に適用しても、プリント基板の撓み
に追従して、膜厚が均一な印刷が可能である。
【0026】
【発明の効果】以上、本発明板状スキージによれば、ス
キージとマスクとの間隔の微妙な調整をしなくても、ス
キージがマスクの開口部に食い込むことがなくなり、ま
た、基板の撓み等に容易に追従し、ペーストの厚さを均
一に印刷できるスキージを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明スキージの要部断面図である。
【図2】本発明スキージの動作説明図である。
【図3】一般的な板状スキージの動作説明図である。
【図4】一般的な板状スキージの問題点の説明図であ
る。
【図5】一般的なスキージの要部断面図である。
【図6】従来例の説明図である。
【符号の説明】
12 板状スキージ 12a、12c 基部側低硬度弾性体 12b、12d 先端側高硬度弾性体 13 スキージホルダー
フロントページの続き (72)発明者 塩沢 宏一 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷すべきパターンの開口部を有し、被
    印刷体にペーストを印刷するための印刷マスクと、この
    印刷マスク上に板状スキージを配設した印刷マスクを用
    いたペーストの印刷装置の印刷用スキージにおいて、前
    記板状スキージは、前記印刷マスクが接する部分を高硬
    度弾性体にて形成した板状高硬度弾性体部と、スキージ
    ホルダーと、該スキージホルダーと前記板状高硬度弾性
    体部との間に設けた板状低硬度弾性体にて形成した板状
    低硬度弾性体部とを備えることを特徴とする印刷用スキ
    ージ。
  2. 【請求項2】 前記板状高硬度弾性体部を前記板状低硬
    度弾性体部の先端面に形成したことを特徴とする請求項
    1記載の印刷用スキージ。
  3. 【請求項3】 前記板状高硬度弾性体部を前記板状低硬
    度弾性体部の側端面に形成したことを特徴とする請求項
    1記載の印刷用スキージ。
  4. 【請求項4】 前記ペーストは、半田ペーストであるこ
    とを特徴とする請求項1記載の印刷用スキージ。
  5. 【請求項5】 前記ペーストは、導電ペーストであるこ
    とを特徴とする請求項1記載の印刷用スキージ。
  6. 【請求項6】 前記ペーストは、抵抗ペーストであるこ
    とを特徴とする請求項1記載の印刷用スキージ。
  7. 【請求項7】 前記被印刷体は、プリント基板であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の印刷用スキージ。
JP27050494A 1994-10-08 1994-10-08 印刷用スキージ Pending JPH08108519A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1303172A3 (en) * 2001-10-10 2004-04-07 Denso Corporation Fluid material filling apparatus and related filling method
JP2007067217A (ja) * 2005-08-31 2007-03-15 Sanyo Electric Co Ltd 回路装置およびその製造方法
CN104999782A (zh) * 2015-07-22 2015-10-28 昆山允升吉光电科技有限公司 一种自适应刮刀
JP2015229306A (ja) * 2014-06-06 2015-12-21 株式会社ボンマーク 印刷用スキージ

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