JP2000094637A - スクリーン印刷用スキージ - Google Patents

スクリーン印刷用スキージ

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JP2000094637A
JP2000094637A JP10266042A JP26604298A JP2000094637A JP 2000094637 A JP2000094637 A JP 2000094637A JP 10266042 A JP10266042 A JP 10266042A JP 26604298 A JP26604298 A JP 26604298A JP 2000094637 A JP2000094637 A JP 2000094637A
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JP
Japan
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squeegee
solder paste
screen printing
particles
metal
Prior art date
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JP10266042A
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English (en)
Inventor
Shinsaku Nakajima
新作 中島
Takeshi Eguchi
毅 江口
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メタルマスクの開口に適量のソルダーベスト
を塗布するのは勿論のこと、狭ピッチ部品に対しても適
切なソルダーペーストの塗布を可能とする。 【解決手段】 回路基板上にソルダーペーストを塗布す
るスクリーン印刷用スキージであって、弾性を有する金
属薄板製のスキージ本体のソルダーペーストを連行する
走行面に微細な凹部を多数形成してなるスクリーン印刷
用スキージ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば電子回路基板
にソルダーペーストを塗布するためのスクリーン印刷用
スキージに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子回路部品を実装するプリント
配線基板としての電子回路基板は、機器の小型化に伴い
電子部品の高密度実装が要求されてきているのは周知の
ことである。このような基板への高密度実装に伴って高
機能及び高い信頼性を有するハンダペースト(ソルダー
ペースト)に対する要求はますます厳しくなってきてい
るのが現状である。
【0003】しかして、電子回路基板における部品実装
面にソルダーペーストを適量に供給するためには、この
ソルダーペースト自身の技術的な位置づけは極めて重要
であると共に、これを塗布するツールとしてのスキージ
もまた重要な位置付けとなる。
【0004】この種のスクリーン印刷用スキージとして
は、一般的には硬質ゴムからなるウレタンスキージ、及
びウレタンと金属とを一体化した複合スキージ等によっ
てソルダーペストの塗布が行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図5は従来のスキージ
によってソルダーペーストを回路基板に塗布する様子を
示す動作図である。図中、10は硬質ゴムから構成され
るスキージ、11は開口11aが形成されたメタルマス
ク、12は電子回路基板、13はソルダーペーストであ
る。同図(a)に示すようにスキージ10を矢印方向に
移動することによって、スキージ10の先端によりソル
ダーペースト13をメタルマスク11の開口11aより
基板12上に落とし込む。この塗布工程ではソルダーペ
ーストの量を多く必要とするような大型の電子部品は必
然的に開口11aが大きくなる。このため、スキージ1
0の先端がせっかく塗布したソルダーペースト13を同
図(b)に示すように開口11aより掻き出してしまっ
て、所望する量のソルダーペーストを転写・供給するこ
とができなくなり、基板品質の低下を招くと共に製品の
歩留まりが悪くなる。このためソルダーペーストの塗布
工程には細心の注意が払われる。
【0006】一方、上記の不具合を回避するためにはソ
ルダーペースト13の塗布量を少なくするよう塗布時の
スキージ圧を小とすると、こんどは基板上に狭い間隔
(狭ピッチ)で配置される部品に対しては開口11a内
に充分な量のソルダーペーストを充填することができな
い問題点が発生する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した問題点
を解決するためになされたものであり、回路基板上にソ
ルダーペーストを塗布するスクリーン印刷用スキージで
あって、弾性を有する金属薄板製のスキージのソルダー
ペーストを連行する走行面に微細な凹部を多数形成して
なるスクリーン印刷用スキージを提供する。そして、本
発明はさらに金属薄板製のスキージのソルダーペースト
を連行する走行面に微細な凹部を多数形成すると共に、
少なくとも該形成面に四フッ化エチレン系樹脂をコーチ
ングしてなるスクリーン印刷用スキージを提供するもの
である。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は本発明になるスクリーン印
刷用スキージの好適な一実施例を示す斜視図、図2はス
キージ本体の走行面の拡大平面図である。スクリーン印
刷用スキージ1は金属製のスキージ本体2をホルダー3
にプレート4を介してねじ5などにより固定した構造と
してある。前記金属製のスキージ本体2としては、例え
ば厚さt=0.25mmの弾性を有するSUS304の
板材を使用している。そして、このスキージ本体2のス
キージ面となる走行面2aには図2及び図3に拡大して
示すように、微細な凹部21が、例えばフォトエッチン
グなどの化学的な処理により走行面2aの全面に形成さ
れる。
【0009】凹部21の形状としては、例えば径が15
μm、深さが5〜10μmとしてあり、各凹部21.2
1間は25μmの間隔(ピッチP)として規則的に形成
してある。そして、上記構成のスキージ本体2によりハ
ンダーペーストを塗布するに際して好適なソルダーペー
ストとしては以下に示すようなものが用いられる。即
ち、一例として主成分である金属粒子7としての粒径が
15〜50μmのSn−Pb(共晶)、または粒径が2
5〜45μmのSn−Pb−Bi8の金属粒子、または
Sn−Pb−Bi3の金属粒子に、10重量%のフラッ
クス8を混合させたソルダーペースト6が用いられる。
これらのソルダーペースト6の粘度は200±50P
a.C、または220±30Pa.Cである。(JIS
−Z3284に規定されている試験法に基づく)
【0010】ここで、上記したスキージ本体2を用い
て、ソルダーペーストとして主成分である金属粒子とし
ての粒径が15〜50μmのSn−Pb(共晶)に10
重量%のフラックスを混合させた粘度は200±50P
a.Cのソルダーペーストを用いたスキージ工程の態様
を図3及び図4を用いて説明する。
【0011】スキージ本体2を矢印F方向に走行させる
と、スキージ本体2の走行面2a側に位置するソルダー
ペースト6はメタルマスク11に形成された開口11a
内に塗布されることにより開口11aの形状と対応した
形状のパターンが形成される。
【0012】具体的には、図3及び図4に概略示すよう
に、金属薄板製のスキージ本体2がF方向に走行するこ
とにより{図4(a)}、ソルダーペースト6の金属粒
子7が走行面2aに形成された微細な凹部21.21と
表面とを順次通過する。このソルダーペースト6の移動
時、上記したように金属粒子7はその一部が凹部21内
に位置し、また他の一部の金属粒子7が表面2a上にそ
れぞれ位置することにより、凹部21内の粒子はその中
に止まろうとしてそれぞれの金属粒子間に移動速度のバ
ランスがくずれる。即ち、凹部21によって各金属粒子
間21.21で移動速度が相対的にずれることにより、
ソルダーペースト6のフラックス8が軟化する、所謂チ
クソトロピー現象が積極的に促進される。
【0013】チクソトロピー(揺変性)、即ちはんだ金
属とフラックスを混合したり振り混ぜることによりゲル
状態からゾル状態に変わることにより、ソルダーペース
ト6のフラツクス8が軟化してスキージ本体2の表面2
aにおける流動性が増加する。これにより金属粒子7は
スキージ本体2の移動とともに移動ローリング性が向上
するので、ソルダーペースト6はメタルマスク11の開
口11a内に適切に充填される{図4(b)}。また、
多数の微細な凹部21を形成したスキージ本体2の表面
2aに四フッ化エチレン系樹脂をコーチングすることに
よってソルダーペーストの流動性がより一層向上すと共
にスキージの作業性も向上する。そして、スキージ動作
が終了すると図4(c)に示すように電子回路基板12
を下方に移動させることにより、開口11aの形状に対
応したソルダーペーストのパターンを得ることができ
る。
【0014】このように微細な凹部による効果によって
狭ピッチ部品配置の回路基板におけるソルダーペースト
塗布形成作業にあっても、従来の如く一度塗布されたソ
ルダーペーストが開口より掻き出されるようなことはな
く、所望の厚み(メタルマスク厚と同等)のパターン形
成が可能となる。
【0015】なお、本発明の実施例での凹部の形状及び
深さ、さらにソルダーペーストの金属粒子の物理的形状
は、それぞれの条件によって定まるものであり、実施例
における数値に一義的に限定されるものではない。
【0016】
【発明の効果】以上述べてきたように、本発明のスクリ
ーン印刷用スキージによれば、スキージ本体のソルダー
ペスト走行面側に微細な凹部を形成することにより、金
属粒子のローリング性がよく、安定したスキージ作業が
行えると共に高品質の回路基板をうることができる効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスクリーン印刷用メタルスキージの斜
視図である。
【図2】本発明におけるスキージ本体の拡大平面図
【図3】スキージ動作を示す拡大説明図である。
【図4】本発明のスクリーン印刷用メタルスキージにお
けるスキージ動作の工程を示す図である。
【図5】従来のスキージにおけるスキージ動作図であ
る。
【符号の説明】
1…スクリーン印刷用メタルスキージ、2…スキージ本
体、11…メタルマスク、21…凹部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回路基板上にソルダーペーストを塗布する
    スクリーン印刷用スキージであって、弾性を有する金属
    薄板製のスキージ本体のソルダーペーストを連行する走
    行面に微細な凹部を多数形成してなるスクリーン印刷用
    スキージ。
  2. 【請求項2】回路基板上にソルダーペーストを塗布する
    スクリーン印刷用スキージであって、弾性を有する金属
    薄板製のスキージ本体のソルダーペーストを連行する走
    行面に微細な凹部を多数形成すると共に、少なくとも該
    形成面に四フッ化エチレン系樹脂をコーチングしてなる
    スクリーン印刷用スキージ。
  3. 【請求項3】前記金属薄板に形成される微細な凹部はエ
    ツチング処理により形成されるてなる請求項1または2
    記載のスクリーン印刷用スキージ。
  4. 【請求項4】前記凹部の大きさ及び深さは前記ソルダー
    ペーストに包含された金属粒子径より小なる関係を有す
    る請求項1または2記載のスクリーン印刷用スキージ。
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