JPH11309546A - 反転排砂式中子成形用金型 - Google Patents

反転排砂式中子成形用金型

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JPH11309546A
JPH11309546A JP11395398A JP11395398A JPH11309546A JP H11309546 A JPH11309546 A JP H11309546A JP 11395398 A JP11395398 A JP 11395398A JP 11395398 A JP11395398 A JP 11395398A JP H11309546 A JPH11309546 A JP H11309546A
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sand
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Motohito Goto
基仁 後藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】中子成形中に中空中子の未硬化層の剥離を起こ
さない反転排砂式中子成形用金型を得る。 【解決手段】金型1の上部に金型上面10に開口する上
部キャビティ11を形成すると共に、金型1の下部に金
型下面12に開口する下部キャビティ13を形成し、上
部キャビティ11と下部キャビティ13との間の第1型
割面8に、金型1の両側面14、15に開口部22を有
する通気溝16を刻設する。通気溝16を、矩形状断面
の底面中央部に凹条部17を有する段状に形成し、凹条
部17に対向する第2型割面9部位に凸条部18を突設
する。突設した凸条部18の先端を凹条部19に嵌挿
し、凸条部18により通気溝16を上側溝部19と下側
溝部20とに分断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一対の垂直割型を
衝合してなる金型のキャビティ内に中子砂を吹き込み充
填後、金型を反転して未硬化の中子砂を排出し、中空中
子を成形する反転排砂式中子成形用金型に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より、中空中子を多数個成形するた
めの反転排砂式中子成形用金型として、一対の垂直割型
を衝合してなり、該両垂直割型の互いに対向する型割面
の上部に金型上面に開口する上部キャビティを形成する
と共に該両型割面の下部に金型下面に開口する下部キャ
ビティを形成した金型があり、中子成形に際して、該金
型の上部キャビティに中子砂を吹き込み充填後、該金型
を反転して未硬化の中子砂を排出し、次いで下部キャビ
ティに中子砂を吹き込み充填後、再び該金型を反転し、
未硬化の中子砂を排出して該両キャビティ中で中空中子
を多数個成形している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の金
型では、金型を加熱することにより垂直割型が歪み、互
いに対向する型割面の間に隙間が生じるため、上部キャ
ビティ中の中子砂を排出し、次いで下部キャビティ中に
圧縮空気と共に中子砂を吹き込むと、圧縮空気が下部キ
ャビティから該隙間を経て上部キャビティ中に流入し、
上部キャビティ中に形成された中空中子の未硬化層が剥
離し、中子肉厚が薄くなるという問題点を有する。そこ
で、本発明は係る問題点を解決するためになされたもの
であり、中子成形に際して中子砂の未硬化層が剥離しな
い反転排砂式中子成形用金型を提供することを課題とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
一対の垂直割型を衝合してなり、該両垂直割型の互いに
対向する型割面の上部に金型上面に開口する上部キャビ
ティを形成すると共に該両型割面の下部に金型下面に開
口する下部キャビティを形成した反転排砂式中子成形用
金型において、該上部キャビティと該下部キャビティと
の間の該両型割面部位の一方又は両方に、金型側面に開
口部を有する通気溝を形成したことを特徴とする。請求
項2記載の発明は、請求項1記載の反転排砂式中子成形
用金型において、該通気溝の底面又は該底面と対向する
型割面に凸条部を突設すると共に、該凸条部と対向する
型割面部位又は通気溝の底面部位に凹条部を刻設し、該
凸条部先端を該凹条部に嵌挿して該通気溝を上側溝部と
下側溝部とに分断することを特徴とする。
【0005】請求項1記載の金型では、上部キャビティ
中又は下部キャビティ中に圧縮空気と共に中子砂を吹き
込むと、該圧縮空気は、該キャビティから加熱により生
じた型割面間の隙間を経て通気溝に流入し、さらに該通
気溝を経て金型側面の開口部から外部に流出する。請求
項2記載の金型では、凸条部の先端が凹条部に嵌挿さ
れ、通気孔が上側溝部と下側溝部とに分断され、上部キ
ャビティから型割面間の隙間を経て上側溝部に流入した
圧縮空気は該上側溝部を経て金型側面から外部に流出
し、下部キャビティから該隙間を経て該下側溝部に流入
した圧縮空気は、該下側溝部を経て金型側面から外部に
流出する。
【0006】
【発明の実施の形態】通気溝は、一方の金型側面にのみ
開口部を有するように形成してもよく、両方の金型側面
に開口部を有するように形成してもよい。通気溝の数は
限定されず、単数でもよく複数でもよい。通気溝の断面
形状は、方形状、逆台形状、半月状等種々の形状をとる
ことができるが、その断面積は、流入した圧縮空気を外
部に良好に排出させる観点から、2平方ミリ以上とする
ことが望ましい。通気溝を凸条部により上側溝部と下側
溝部とに分断する場合は、上側溝部及び下側溝部の断面
積をそれぞれ2平方ミリ以上とすることが望ましい。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1に基づいて説明
する。図1に示すように、金型1は、第1垂直割型2と
第2垂直割型3とから形成されている。第1垂直割型2
は、第1ダイベース4及び第1連結部材5を介して反転
装置(図示せず)に連結され、第2垂直割型3は、第2
ダイベース6及び第2連結部材7を介し、基台(図示せ
ず)上に支承された回動自在な回動部材(図示せず)に
連結されている。
【0008】金型1の上部には、第1垂直割型2の第1
型割面8の上部に刻設され、かつ金型上面10に開口す
る上部第1キャビティ部8aと、第2垂直割型3の第2
型割面9の上部に刻設され、かつ金型上面10に開口す
る上部第2キャビティ部9aとを一体結合してなる上部
キャビティ11が形成され、金型1の下部には、第1型
割面8の下部に刻設され、かつ金型下面12に開口する
下部第1キャビティ8bと、第2型割面9の下部に刻設
され、かつ金型下面12に開口する下部第2キャビティ
9bとを一体結合してなる下部キャビティ13が形成さ
れている。
【0009】上部キャビティ11と下部キャビティ13
との間の第1型割面8部位には、金型1の両側面14、
15に開口部22を有する通気溝16が刻設されてい
る。通気溝16は、矩形状断面の底面中央部に凹条部1
7を有する段状に形成され、凹条部17に対向する第2
型割面9部位に凸条部18が突設され、凸条部18の先
端が凹条部17に嵌挿され、凸条部18により通気溝1
6が上側溝部19と下側溝部20とに分断されている。
ここで、上側溝部19及び下側溝部20は、それぞれ幅
5mm、深さ0.5mmの矩形状断面を有する。
【0010】加熱した金型1の金型上面10にブローヘ
ッド21を近接させ、ブローヘッド21から上部キャビ
ティ11中に圧縮空気と共に中子砂を吹き込むと、圧縮
空気が、第1型割面8と第2型割面9との間に熱歪みに
より生じた隙間を経て通気溝16の上側溝部19に流入
し、上側溝部19を経て開口部22から外部に流出す
る。ブローヘッド21を金型上面10から離間し、反転
装置(図示せず)により金型1を反転し、金型下面12
にブローヘッド21を近接させ、ブローヘッド21から
下部キャビティ13中に圧縮空気と共に中子砂を吹き込
むと、圧縮空気が該隙間を経て通気溝16の下側溝部2
0に流入し、下側溝部20を経て開口部22から外部に
流出する。上側溝部19と下側溝部20との間の圧縮空
気の流通が凸条部18により遮断されるため、上部キャ
ビティ11中に中子砂を充填後、金型1を反転して未硬
化の中子砂を排出し、次いで下部キャビティ13に圧縮
空気と共に中子砂を充填する際にも、下部キャビティ1
3に吹き込まれた圧縮空気が上部キャビティ11に流入
することはなく、上部キャビティ11中に形成された中
空中子に未硬化層がある場合でも、未硬化層が剥離せ
ず、中子肉厚の均一な中空中子が成形される。
【0011】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、一対の垂
直割型を衝合してなり、該両垂直割型の互いに対向する
型割面の上部に金型上面に開口する上部キャビティを形
成すると共に該両型割面の下部に金型下面に開口する下
部キャビティを形成した反転排砂式中子成形用金型にお
いて、該上部キャビティと該下部キャビティとの間の該
両型割面部位の一方又は両方に、金型側面に開口部を有
する通気溝を形成したので、一対の垂直割型の間に形成
された隙間に流入する圧縮空気が通気溝を経て開口部か
ら外部に流出するため、上部キャビティに充填した中子
砂を反転排砂した後、下部キャビティに圧縮空気と共に
中子砂を充填する際においても、上部キャビティ中に圧
縮空気が流入せず、中空中子の未硬化層の剥離を起こす
ことなく肉厚均一な中空中子を成形することができ、中
空中子の不良品が発生せず生産性が向上する。請求項2
記載の発明によれば、請求項1記載の反転排砂式中子成
形用金型において、該通気溝の底面又は該底面と対向す
る型割面部に凸条部を突設すると共に、該凸条部と対向
する型割面部位又は通気溝の底面部位に凹条部を刻設
し、該凸条部先端を該凹条部に嵌挿して該通気溝を上側
溝部と下側溝部とに分断するので、上側溝部と下側溝部
との間の圧縮空気の流通が凸条部により遮断されるた
め、中空中子の未硬化層の剥離がほとんど発生せず、中
空中子の生産性がさらに向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例である金型の正面図である。
【符号の説明】
8 第1型割面 9 第2型割面 11 上部キャビティ 13 下部キャビティ 14 側面 15 側面 16 通気溝 17 凹条部 18 凸条部 19 上側溝部 20 下側溝部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対の垂直割型を衝合してなり、該両垂直
    割型の互いに対向する型割面の上部に金型上面に開口す
    る上部キャビティを形成すると共に該両型割面の下部に
    金型下面に開口する下部キャビティを形成した反転排砂
    式中子成形用金型において、 該上部キャビティと該下部キャビティとの間の該両型割
    面部位の一方又は両方に、金型側面に開口部を有する通
    気溝を形成したことを特徴とする反転排砂式中子成形用
    金型。
  2. 【請求項2】請求項1記載の反転排砂式中子成形用金型
    において、 該通気溝の底面又は該底面と対向する型割面部に凸条部
    を突設すると共に、該凸条部と対向する型割面部位又は
    通気溝の底面部位に凹条部を刻設し、該凸条部先端を該
    凹条部に嵌挿して該通気溝を上側溝部と下側溝部とに分
    断することを特徴とする反転排砂式中子成形用金型。
JP11395398A 1998-04-23 1998-04-23 反転排砂式中子成形用金型 Expired - Fee Related JP4094112B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106169365A (zh) * 2016-08-30 2016-11-30 吴中区横泾嘉运模具厂 铁芯组件装配机构的翻转出料单元

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