JPH11309490A - 汚泥処理方法および装置 - Google Patents

汚泥処理方法および装置

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JPH11309490A
JPH11309490A JP10118663A JP11866398A JPH11309490A JP H11309490 A JPH11309490 A JP H11309490A JP 10118663 A JP10118663 A JP 10118663A JP 11866398 A JP11866398 A JP 11866398A JP H11309490 A JPH11309490 A JP H11309490A
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JP
Japan
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sludge
dryer
exhaust gas
carbonization furnace
exhaust gases
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Pending
Application number
JP10118663A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisanao Hashimoto
久尚 橋本
Noburo Inokawa
修郎 猪川
Yasushi Hoshino
寧 星野
Maki Yamada
眞樹 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 排ガス中の有害成分が汚泥に移行することを
防止でき、しかも、乾燥機排ガスの脱臭処理設備を不要
にできる。 【解決手段】 高含水汚泥を乾燥機13に投入して乾燥
させ、そして、得られた乾燥汚泥を炭化炉15に投入し
て炭化物とする汚泥処理方法において、炭化炉15の排
ガスを熱交換器21に導入して乾燥機13の排ガスを加
熱し、そして、加熱した乾燥機13の排ガスを、乾燥機
13に導入して高含水汚泥の乾燥熱源の一部として有効
利用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、汚泥処理方法お
よび装置、特に、排ガス中の有害成分が汚泥に移行する
ことを防止でき、しかも、乾燥機排ガスの脱臭処理設備
を不要にできる汚泥処理方法および装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】下水汚泥等の汚泥を処理する装置とし
て、汚泥を乾燥、加熱して炭化物にする汚泥処理装置が
知られている。
【0003】以下、従来の汚泥処理装置を、図面を参照
しながら説明する。図2は、従来の汚泥処理装置を示す
ブロック図である。図2において、1は、定量フィーダ
であり、下水汚泥等の高含水汚泥を脱水処理することに
よって得られた汚泥の脱水ケーキを、後述する乾燥機に
定量切り出すものである。2は、定量フィーダ1によっ
て切り出された脱水ケーキを乾燥させるための乾燥機、
3は、乾燥機2からのケーキ状乾燥汚泥を一旦、貯留し
ておくための乾燥汚泥ホッパ、4は、乾燥汚泥ホッパ3
内の乾燥汚泥を加熱して炭化させるための炭化炉、5
は、炭化炉4からの炭化物を収容するための炭化物ホッ
パ、6は、乾燥機2および炭化炉4の熱源用燃料を貯留
しておくためのオイル貯槽、7は、オイル貯槽6内の燃
料を乾燥機2および炭化炉4に供給するためのオイルポ
ンプである。
【0004】8は、乾燥機2からの排ガス中の有害成分
および粉塵を除去するための排ガス処理設備、9は、誘
引ファン、10は、排ガス処理設備8によって有害成分
および粉塵が除去された乾燥機2の排ガスを脱臭するた
めの脱臭処理設備、そして、11は、脱臭後の乾燥機2
の排ガスを大気に放散するための煙突である。
【0005】このように構成されている、従来の汚泥処
理装置によれば、以下のようにして汚泥が処理される。
定量フィーダ1によって切り出された汚泥の脱水ケーキ
は、乾燥機2に送られて、30から50%の含水率にな
るまで乾燥される。次いで、乾燥汚泥は、乾燥汚泥ホッ
パ3を経て、炭化炉4に投入されて炭化される。その
後、例えば、賦活化処理を施すことによって活性炭が製
造される。得られた炭化物は、炭化物ホッパ5に一次貯
留される。炭化炉4の500から800℃の温度の排ガ
スは、乾燥機2に導入され、脱水ケーキの乾燥熱源の一
部として有効利用される。
【0006】炭化炉4の排ガスは、炉内で燃料の燃焼ガ
スと乾留ガスとを同時に燃焼させたものの他、乾留ガス
のみを後燃焼室で燃焼させたガスを燃料燃焼ガスと混合
させたものであっても良い。
【0007】一方、乾燥機2の排ガスは、排ガス処理設
備8に送られて、粉塵および有害物質が除去される。粉
塵および有害物質が除去された乾燥機2の排ガスは、誘
引ファン9を経て脱臭処理設備10に送られて脱臭され
た後、煙突11から大気に放散される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の汚泥処理装置は、次のような問題点を有してい
た。 上述したように、炭化炉4の高温排ガスは、乾燥機
2に導入されて、乾燥熱源の一部として有効利用されて
いるが、炭化炉排ガスには、処理物の性状により、重金
属、ダイオキシン等の有害成分が含まれている。このよ
うに有害成分が含まれている炭化炉排ガスが乾燥機2に
導入されると、有害物質が乾燥中の脱水ケーキと接触し
て、有害成分が乾燥汚泥に移行する。この結果、有害成
分を含んだ乾燥汚泥が炭化炉に投入されて、有害成分を
含む炭化物が得られることになる。 粉塵および有害物質が除去された乾燥機2の排ガス
を脱臭処理するための脱臭処理設備10を必要とする。
【0009】従って、この発明の目的は、排ガス中の有
害成分が汚泥に移行することを防止でき、しかも、乾燥
機炉排ガスの脱臭処理設備を不要にできる汚泥処理装置
を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
高含水汚泥を乾燥機に投入して乾燥させ、そして、得ら
れた乾燥汚泥を炭化炉に投入して炭化物とする汚泥処理
方法において、前記炭化炉の排ガスを熱交換器に導入し
て前記乾燥機の排ガスを加熱し、そして、加熱した前記
乾燥機の排ガスを、前記乾燥機に導入して前記高含水汚
泥の乾燥熱源の一部として有効利用することに特徴を有
するものである。
【0011】請求項2記載の発明は、前記熱交換器によ
って加熱した前記乾燥機の排ガスの一部を、前記炭化炉
に導入して補助熱源とすることに特徴を有するものであ
る。請求項3記載の発明は、高含水汚泥を乾燥させるた
めの乾燥機と、前記乾燥機によって得られた乾燥汚泥を
炭化させるための炭化炉と、前記炭化炉の排ガスと前記
乾燥機の排ガスとを熱交換して、前記乾燥機の排ガスを
加熱するための熱交換器とを備え、前記熱交換器によっ
て加熱された前記乾燥機の排ガスを前記乾燥機に導入し
て前記高含水汚泥の乾燥熱源の一部として利用すること
に特徴を有するものである。
【0012】請求項4記載の発明は、前記熱交換器によ
って加熱された前記乾燥機の排ガスの一部を、前記炭化
炉に導入して補助熱源とすることに特徴を有するもので
ある。
【0013】
【発明の実施の形態】この発明の汚泥処理装置の一実施
態様を、図面を参照しながら説明する。図1は、この発
明の汚泥処理装置の一実施態様を示すブロック図であ
る。
【0014】図1において、12は、定量フィーダであ
り、下水汚泥等の高含水汚泥を脱水処理することによっ
て得られた汚泥の脱水ケーキを、後述する乾燥機に定量
切り出すものである。13は、定量フィーダ12によっ
て切り出された脱水ケーキを乾燥させるための乾燥機、
14は、乾燥機13からのケーキ状乾燥汚泥を一旦、貯
留しておくための乾燥汚泥ホッパ、15は、乾燥汚泥ホ
ッパ 14内の乾燥汚泥を加熱して炭化させるための炭
化炉、16は、炭化炉15からの炭化物を収容するため
の炭化物ホッパ、17は、乾燥機13および炭化炉15
の熱源用燃料を貯留しておくためのオイル貯槽、18
は、オイル貯槽17内の燃料を乾燥機13および炭化炉
15に供給するためのオイルポンプである。
【0015】19は、乾燥機13からの排ガス中の粉塵
を除去するための除塵設備、20は、第1誘引ファン、
21は、熱交換器である。熱交換器21は、炭化炉15
の高温排ガスと、除塵設備19によって除塵された後の
乾燥機13の低温排ガスとを熱交換して、乾燥機13の
排ガスを加熱するものである。熱交換器21によって加
熱された乾燥機13の排ガスの一部は、補助熱源として
炭化炉15に導入される。
【0016】乾燥機13の排ガスは、臭気を有するの
で、脱臭処理を施す必要があるが、乾燥機13の排ガス
の一部は、乾燥機13と熱交換器21との間を循環する
ので、臭気が外部に漏れる恐れはない。一方、乾燥機1
3の一部の排ガスは、炭化炉15に導入されることによ
り、燃焼脱臭される。従って、乾燥機13の排ガスの脱
臭処理設備は、不要となる。
【0017】22は、熱交換器21によって熱交換した
後の炭化炉15の排ガス中の有害成分および粉塵を除去
するための排ガス処理設備、23は、第2誘引ファン、
そして、24は、脱臭、有害成分および粉塵除去後の排
ガスを大気に放散するための煙突である。
【0018】このように構成されている、この発明の汚
泥処理装置によれば、以下のようにして汚泥が処理され
る。定量フィーダ12によって切り出された下水汚泥等
の脱水ケーキは、乾燥機13に送られて、30から50
%の含水率になるまで乾燥される。次いで、乾燥汚泥
は、乾燥汚泥ホッパ14を経て、炭化炉15に投入され
て炭化される。得られた炭化物は、炭化物ホッパ16に
一次貯留され、例えば、賦活化処理を施すことによって
活性炭が製造される。
【0019】除塵設備19によって除塵された乾燥機1
3からの150から250℃の排ガスおよび炭化炉15
からの500から800℃の温度の排ガスは、熱交換器
21に導入される。これによって乾燥機13の排ガス
は、350から600℃に加熱されて、その一部は、乾
燥機13の補助熱源として乾燥機13に循環される。一
方、残りの排ガスは、炭化炉15の補助熱源および燃焼
用空気として炭化炉15に導入される。炭化炉15に導
入された乾燥機13の排ガスは、炭化炉15内で燃焼脱
臭される。
【0020】熱交換器21により熱交換した後の排ガス
は、排ガス処理設備22に送られて、粉塵および有害物
質が除去される。粉塵および有害物質が除去された排ガ
スは、第2誘引ファン23を経て、煙突24から大気に
放散される。
【0021】以上のように、この発明によれば、炭化炉
15の有害成分を含む排ガスは、乾燥機13内に導入さ
れないので、有害物質が乾燥中の脱水ケーキと接触し
て、有害成分が乾燥汚泥に移行し、この結果、有害成分
を含んだ乾燥汚泥が炭化炉に投入されて、有害成分を含
む炭化物が得られる恐れはない。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、以下のような有用な効果がもたらされる。 炭化炉の排ガスを乾燥機に導入しないので、有害物
質が乾燥中の脱水ケーキと接触して、有害成分が乾燥汚
泥に移行し、この結果、有害成分を含んだ乾燥汚泥が炭
化炉に投入されて、有害成分を含む炭化物が得られる恐
れはない。また、乾燥汚泥ホッパから有害成分を含まな
い乾燥物を取り出すことも可能である。 炭化炉排ガスとの熱交換により加熱された、臭気を
有する乾燥機排ガスの一部は、補助熱源および燃焼用空
気として炭化炉に導入されるが、炭化炉内で燃焼される
ことによって脱臭される。従って、乾燥機排ガス用の脱
臭処理設備が不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の汚泥処理装置の一実施態様を示すブ
ロック図である。
【図2】従来の汚泥処理装置を示すブロック図である。
【符号の説明】
1:定量フィーダ 2:乾燥機 3:乾燥汚泥ホッパ 4:炭化炉 5:炭化物ホッパ 6:オイル貯槽 7:オイルポンプ 8:排ガス処理設備 9:誘引ファン 10:脱臭処理設備 11:煙突 12:定量フィーダ 13:乾燥機 14:乾燥汚泥ホッパ 15:炭化炉 16:炭化物ホッパ 17:オイル貯槽 18:オイルポンプ 19:除塵設備 20:第1誘引ファン 21:熱交換器 22:排ガス処理設備 23:第2誘引ファン 24:煙突
フロントページの続き (72)発明者 山田 眞樹 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高含水汚泥を乾燥機に投入して乾燥さ
    せ、そして、得られた乾燥汚泥を炭化炉に投入して炭化
    物とする汚泥処理方法において、 前記炭化炉の排ガスを熱交換器に導入して前記乾燥機の
    排ガスを加熱し、そして、加熱した前記乾燥機の排ガス
    を、前記乾燥機に導入して前記高含水汚泥の乾燥熱源の
    一部として有効利用することを特徴とする汚泥処理方
    法。
  2. 【請求項2】 前記熱交換器によって加熱した前記乾燥
    機の排ガスの一部を、前記炭化炉に導入して補助熱源と
    することを特徴とする、請求項1記載の汚泥処理方法。
  3. 【請求項3】 高含水汚泥を乾燥させるための乾燥機
    と、前記乾燥機によって得られた乾燥汚泥を炭化させる
    ための炭化炉と、前記炭化炉の排ガスと前記乾燥機の排
    ガスとを熱交換して、前記乾燥機の排ガスを加熱するた
    めの熱交換器とを備え、前記熱交換器によって加熱され
    た前記乾燥機の排ガスを前記乾燥機に導入して前記高含
    水汚泥の乾燥熱源の一部として利用することを特徴とす
    る汚泥処理装置。
  4. 【請求項4】 前記熱交換器によって加熱された前記乾
    燥機の排ガスの一部を、前記炭化炉に導入して補助熱源
    とすることを特徴とする、請求項3記載の汚泥処理装
    置。
JP10118663A 1998-04-28 1998-04-28 汚泥処理方法および装置 Pending JPH11309490A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008055281A (ja) * 2006-08-30 2008-03-13 Daido Steel Co Ltd 炭化炉への汚泥供給装置
CN104587808A (zh) * 2013-10-30 2015-05-06 杭州楚天科技有限公司 污泥干化尾气处理装置及处理方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008055281A (ja) * 2006-08-30 2008-03-13 Daido Steel Co Ltd 炭化炉への汚泥供給装置
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