JPH0245518B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0245518B2 JPH0245518B2 JP58168344A JP16834483A JPH0245518B2 JP H0245518 B2 JPH0245518 B2 JP H0245518B2 JP 58168344 A JP58168344 A JP 58168344A JP 16834483 A JP16834483 A JP 16834483A JP H0245518 B2 JPH0245518 B2 JP H0245518B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dried
- sludge
- drying
- aeration
- dehydrated cake
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- Expired - Lifetime
Links
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Landscapes
- Gasification And Melting Of Waste (AREA)
- Treatment Of Sludge (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は下水汚泥、し尿汚泥などの有機性汚泥
を省エネルギー的に処理できる方法を提供するこ
とを目的とする。とくに、有機性汚泥を低水分の
乾燥物とし、肥料などに有効利用する方法を極め
て省エネルギー的に実現する新プロセスを提供す
るものである。
を省エネルギー的に処理できる方法を提供するこ
とを目的とする。とくに、有機性汚泥を低水分の
乾燥物とし、肥料などに有効利用する方法を極め
て省エネルギー的に実現する新プロセスを提供す
るものである。
以下に典型的な有機性汚泥として、下水汚泥を
例にとりあげて本発明を詳述する。
例にとりあげて本発明を詳述する。
従来、下水汚泥は脱水→乾燥→焼却というプロ
セスで処理されるのが最も一般的であるが、下水
汚泥のような肥効成分に富む有機性汚泥を焼却し
て無価値な灰にしてしまうのは重大な矛盾であ
る。
セスで処理されるのが最も一般的であるが、下水
汚泥のような肥効成分に富む有機性汚泥を焼却し
て無価値な灰にしてしまうのは重大な矛盾であ
る。
しかし、処理プロセスを乾燥工程で止めると、
乾燥用熱源として焼却排ガスを有効利用できなく
なるので、乾燥用熱源として重油などの補助燃料
を多量に消費せざるを得ず、著しくエネルギー浪
費型プロセスになつてしまうという大きな問題が
あつた。
乾燥用熱源として焼却排ガスを有効利用できなく
なるので、乾燥用熱源として重油などの補助燃料
を多量に消費せざるを得ず、著しくエネルギー浪
費型プロセスになつてしまうという大きな問題が
あつた。
本発明は、新規な技術思想を導入することによ
つて多量の補助燃料を使用することなく、有機性
汚泥の脱水ケーキを乾燥物またはコンポスト製品
としてとり出すことが可能なプロセスを提供する
ものであり、有機性汚泥の脱水ケーキを乾燥し、
該乾燥物の一部を曝気ブロワー吐出空気の保有熱
によつてさらに乾燥したのち焼却し、該焼却によ
つて生成する熱エネルギーを前記脱水ケーキの乾
燥工程の熱源として利用することを特徴とする有
機性汚泥の処理方法である。
つて多量の補助燃料を使用することなく、有機性
汚泥の脱水ケーキを乾燥物またはコンポスト製品
としてとり出すことが可能なプロセスを提供する
ものであり、有機性汚泥の脱水ケーキを乾燥し、
該乾燥物の一部を曝気ブロワー吐出空気の保有熱
によつてさらに乾燥したのち焼却し、該焼却によ
つて生成する熱エネルギーを前記脱水ケーキの乾
燥工程の熱源として利用することを特徴とする有
機性汚泥の処理方法である。
従来、下水などの有機性汚水の好気性生物処理
工程のエアレーシヨンタンクに空気を供給するの
に曝気ブロワー（ルーツブロワーが広く用いられ
ている）が使用されているが、この曝気ブロワー
は、エアレーシヨンという単一の目的にしか使用
されていず、このことは至極当然のこととして、
今まで何ら疑問をもたれていなかつた。
工程のエアレーシヨンタンクに空気を供給するの
に曝気ブロワー（ルーツブロワーが広く用いられ
ている）が使用されているが、この曝気ブロワー
は、エアレーシヨンという単一の目的にしか使用
されていず、このことは至極当然のこととして、
今まで何ら疑問をもたれていなかつた。
しかしながら本発明者は、熱力学における気体
の断熱圧縮理論に示されるように、曝気ブロワー
吐出空気の温度が吸込み空気の温度よりも著しく
上昇することに着目し、曝気ブロワー吐出空気を
エアレーシヨンに使用するだけでなく、汚泥の乾
燥にも並用するという新規な着想に到達し、本発
明を完成したものである。
の断熱圧縮理論に示されるように、曝気ブロワー
吐出空気の温度が吸込み空気の温度よりも著しく
上昇することに着目し、曝気ブロワー吐出空気を
エアレーシヨンに使用するだけでなく、汚泥の乾
燥にも並用するという新規な着想に到達し、本発
明を完成したものである。
次に、本発明の一実施例を図面を参照しながら
説明する。
説明する。
下水汚泥などの有機性汚泥１はスクリユープレ
ス、ベルトプレス、フイルタプレスなどの各種機
械脱水機２（又は自然脱水法）によつて脱水さ
れ、脱水ケーキ３と分離水４となる。
ス、ベルトプレス、フイルタプレスなどの各種機
械脱水機２（又は自然脱水法）によつて脱水さ
れ、脱水ケーキ３と分離水４となる。
水分70〜80％程度の脱水ケーキ３は乾燥工程５
において乾燥され水分30〜60％程度の乾燥物６と
なる。なお、乾燥物６をコンポスト化する場合も
ある。次いで、乾燥物６の一部６′は、曝気ブロ
ワー７の吐出空気８の保有熱による乾燥工程９に
導入され、吐出空気８と直接接触して水分10％以
下に充分乾燥され汚泥燃料１０となる。一方、乾
燥工程９に熱を与え、自身は降温したブロワー吐
出空気８′は下水１１などの有機性汚水の生物処
理工程のエアレーシヨンタンク１２に、エアレー
シヨン用空気として供給される。この場合、曝気
ブロワー吐出空気による乾燥工程９から発生する
臭気は、吐出空気８′と共に生物処理工程のエア
レーシヨンタンク１２に導かれ、該エアレーシヨ
ンタンク内の活性汚泥によつて生物学的に脱臭さ
れるので、特別の脱臭設備および脱臭経費が不要
となる利点がある。
において乾燥され水分30〜60％程度の乾燥物６と
なる。なお、乾燥物６をコンポスト化する場合も
ある。次いで、乾燥物６の一部６′は、曝気ブロ
ワー７の吐出空気８の保有熱による乾燥工程９に
導入され、吐出空気８と直接接触して水分10％以
下に充分乾燥され汚泥燃料１０となる。一方、乾
燥工程９に熱を与え、自身は降温したブロワー吐
出空気８′は下水１１などの有機性汚水の生物処
理工程のエアレーシヨンタンク１２に、エアレー
シヨン用空気として供給される。この場合、曝気
ブロワー吐出空気による乾燥工程９から発生する
臭気は、吐出空気８′と共に生物処理工程のエア
レーシヨンタンク１２に導かれ、該エアレーシヨ
ンタンク内の活性汚泥によつて生物学的に脱臭さ
れるので、特別の脱臭設備および脱臭経費が不要
となる利点がある。
しかして、汚泥燃料１０はボイラー焼却炉、熱
分解炉などの焼却工程１３に燃料として供給さ
れ、スチームなどの熱エネルギー１４を得る。な
お、１５は焼却残渣である。また本発明では、
「熱分解」も焼却処理に含める意味として用いて
いる。
分解炉などの焼却工程１３に燃料として供給さ
れ、スチームなどの熱エネルギー１４を得る。な
お、１５は焼却残渣である。また本発明では、
「熱分解」も焼却処理に含める意味として用いて
いる。
しかしてスチーム、燃焼生成ガスなどの熱エネ
ルギー１４は脱水ケーキ３の乾燥工程５の乾燥用
熱源として、有効利用される。
ルギー１４は脱水ケーキ３の乾燥工程５の乾燥用
熱源として、有効利用される。
乾燥物６は、前述のようにコンポスト化しても
よく、また、熱分解炉で熱分解し発生ガスをガス
エンジンに供給して動力又は電力を回収し、創エ
ネルギーを行うことも可能である。
よく、また、熱分解炉で熱分解し発生ガスをガス
エンジンに供給して動力又は電力を回収し、創エ
ネルギーを行うことも可能である。
なお、乾燥物６′を吐出空気８により間接加熱
して乾燥したり、吐出空気８′を有機性汚泥の曝
気処理槽へ導入するようにしてもよい。
して乾燥したり、吐出空気８′を有機性汚泥の曝
気処理槽へ導入するようにしてもよい。
以上のような本発明によれば、次のような工業
上の重要効果が得られる。
上の重要効果が得られる。
脱水ケーキをある程度まで乾燥したものの一
部を曝気ブロワー吐出空気の保有熱によつてノ
ーコストで充分乾燥して「汚泥燃料」を生産
し、これを焼却して得た熱エネルギーによつて
脱水ケーキを乾燥するようにしたので、従来の
ような重油などの補助燃料を使用することなく
脱水ケーキを乾燥することができ、しかも乾燥
物を肥料などに有効利用できる。
部を曝気ブロワー吐出空気の保有熱によつてノ
ーコストで充分乾燥して「汚泥燃料」を生産
し、これを焼却して得た熱エネルギーによつて
脱水ケーキを乾燥するようにしたので、従来の
ような重油などの補助燃料を使用することなく
脱水ケーキを乾燥することができ、しかも乾燥
物を肥料などに有効利用できる。
乾燥物６から汚泥燃料１０を生産するために
必要な熱がノーコストで得られる。
必要な熱がノーコストで得られる。
従来、脱水ケーキの水分が高い場合は直接コ
ンポスト化することは不可能であり、予備乾燥
後にコンポスト化する必要があつたが、この予
備乾燥工程の所要燃費が高く実用的でなかつ
た。しかし、本発明ではコンポスト化のための
予備乾燥工程の燃費を不要にすることができ
る。
ンポスト化することは不可能であり、予備乾燥
後にコンポスト化する必要があつたが、この予
備乾燥工程の所要燃費が高く実用的でなかつ
た。しかし、本発明ではコンポスト化のための
予備乾燥工程の燃費を不要にすることができ
る。
図面は、本発明の一実施例のフローシートであ
る。 １…有機性汚泥、２…脱水機、３…脱水ケー
キ、４…分離水、５…乾燥工程、６，６′…乾燥
物、７…曝気ブロワー、８，８′…吐出空気、９
…乾燥工程、１０…汚泥燃料、１１…下水、１２
…エアレーシヨンタンク、１３…焼却工程、１４
…熱エネルギー、１５…焼却残渣。
る。 １…有機性汚泥、２…脱水機、３…脱水ケー
キ、４…分離水、５…乾燥工程、６，６′…乾燥
物、７…曝気ブロワー、８，８′…吐出空気、９
…乾燥工程、１０…汚泥燃料、１１…下水、１２
…エアレーシヨンタンク、１３…焼却工程、１４
…熱エネルギー、１５…焼却残渣。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 有機性汚泥の脱水ケーキを乾燥し、該乾燥物
の一部を曝気ブロワー吐出空気の保有熱によつて
さらに乾燥したのち焼却し、該焼却によつて生成
する熱エネルギーを前記脱水ケーキの乾燥工程の
熱源として利用することを特徴とする有機性汚泥
の処理方法。 ２ 前記曝気ブロワー吐出空気による乾燥工程
を、該吐出空気を前記乾燥物と直接接触させて行
なう特許請求の範囲第１項記載の処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58168344A JPS6061099A (ja) | 1983-09-14 | 1983-09-14 | 有機性汚泥の処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58168344A JPS6061099A (ja) | 1983-09-14 | 1983-09-14 | 有機性汚泥の処理方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6061099A JPS6061099A (ja) | 1985-04-08 |
| JPH0245518B2 true JPH0245518B2 (ja) | 1990-10-09 |
Family
ID=15866314
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58168344A Granted JPS6061099A (ja) | 1983-09-14 | 1983-09-14 | 有機性汚泥の処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6061099A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101813316B (zh) * | 2010-04-19 | 2011-07-27 | 山东天力干燥股份有限公司 | 市政污泥干化焚烧系统及其处理工艺 |
| JP2012115741A (ja) * | 2010-11-30 | 2012-06-21 | Ishigaki Co Ltd | 下水汚泥の処理装置、並びに処理方法 |
| CN102219345A (zh) * | 2011-04-13 | 2011-10-19 | 徐继开 | 污泥自持平衡焚烧无害化处理工艺 |
| CN112250275B (zh) * | 2020-09-27 | 2024-03-26 | 浙江华川实业集团有限公司 | 一种造纸业污水的污泥处理方法 |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4987571A (ja) * | 1972-09-28 | 1974-08-21 | ||
| JPS5575989A (en) * | 1978-12-04 | 1980-06-07 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Sewerage sludge composting apparatus |
| JPS5733714A (en) * | 1980-08-07 | 1982-02-23 | Jgc Corp | Treatment of sludge of waste water treating |
| JPS58136973A (ja) * | 1982-02-08 | 1983-08-15 | 荏原インフイルコ株式会社 | 含水物の処理方法 |
-
1983
- 1983-09-14 JP JP58168344A patent/JPS6061099A/ja active Granted
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4987571A (ja) * | 1972-09-28 | 1974-08-21 | ||
| JPS5575989A (en) * | 1978-12-04 | 1980-06-07 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Sewerage sludge composting apparatus |
| JPS5733714A (en) * | 1980-08-07 | 1982-02-23 | Jgc Corp | Treatment of sludge of waste water treating |
| JPS58136973A (ja) * | 1982-02-08 | 1983-08-15 | 荏原インフイルコ株式会社 | 含水物の処理方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6061099A (ja) | 1985-04-08 |
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