JPH11308088A - 出力バッファ回路 - Google Patents

出力バッファ回路

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JPH11308088A
JPH11308088A JP10109677A JP10967798A JPH11308088A JP H11308088 A JPH11308088 A JP H11308088A JP 10109677 A JP10109677 A JP 10109677A JP 10967798 A JP10967798 A JP 10967798A JP H11308088 A JPH11308088 A JP H11308088A
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mos transistor
drain
signal
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Tsukasa Fujiwara
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K19/00Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
    • H03K19/003Modifications for increasing the reliability for protection
    • H03K19/00346Modifications for eliminating interference or parasitic voltages or currents
    • H03K19/00361Modifications for eliminating interference or parasitic voltages or currents in field effect transistor circuits

Abstract

(57)【要約】 【課題】低スリューレートで安定に動作し、負荷回路の
高調波ノイズやリンギング等の影響を受けない安定した
動作を可能とする。 【解決手段】ソースを電源VDDにドレインを節点S1
にそれぞれ接続しゲートに入力信号IN対応の信号IB
の供給を受けるトランジスタP11と、ソースを接地G
にドレインを節点S1にゲートをトランジスタP11の
ゲートにそれぞれ接続したトランジスタN11とを有す
る初段バッファ1と、入力信号INの供給に応答してト
ランジスタP11,N11のゲートにそれぞれスリュー
レートを調整したゲート信号T1,T2を供給するスリ
ューレート制御回路3と、節点S1と出力端子TOとの
間に挿入され初段バッファ1の出力抵抗を設定する抵抗
R1とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は出力バッファ回路に
関し、特に出力信号のスリューレート制御機能を有する
スリューレートバッファ型の出力バッファ回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種のスリューレート制御機
能付き出力バッファ回路は、リセット信号、ストップ信
号あるいはスタンバイ信号等スピードの遅い信号系の出
力用に使用される。スリューレート制御機能により、そ
の出力信号の供給を受ける負荷回路が高調波ノイズやリ
ンギング等の影響を受けない安定した動作が期待でき
る。
【0003】従来のこの種の出力バッファ回路として
は、例えば特開平8−56147号公報(文献1)、特
開平4−172012号公報(文献2)、特開平5−1
91259号公報(文献3)、特開平1−171317
号公報(文献4)などの記載のものが知られている。
【0004】代表として文献1記載の従来の第1の出力
バッファ回路を回路図で示す図8を参照すると、この従
来の第1の出力バッファ回路は、直列接続され入力信号
INの供給を受けそれぞれ信号IB,IBBを出力する
インバータIV1,IV2と、ソースを電源VDDにゲ
ートをインバータIV1の出力にそれぞれ接続したPチ
ャネルMOSトランジスタP1と、ソースを接地Gにゲ
ートをシュミットトリガST1の出力にそれぞれ接続し
たNチャネルMOSトランジスタN1と、トランジスタ
P1,N1の各々のドレイン間に挿入されバイアス電圧
B1,B1Bを出力するバイアス回路103と、ソース
を電源VDDにゲートをシュミットトリガST2の出力
にそれぞれ接続したPチャネルMOSトランジスタP2
と、ソースを接地GにゲートをインバータIV1の出力
にそれぞれ接続したNチャネルMOSトランジスタN2
と、トランジスタP2,N2の各々のドレイン間に挿入
されバイアス電圧B2,B2Bを出力するバイアス回路
104と、インバータIV2の出力信号IBB及びバイ
アス電圧B1,B1Bの供給を受けスリューレート制御
出力信号T1を出力するスリューレート制御回路101
と、インバータIV2の出力信号IBB及びバイアス電
圧B2,B2Bの供給を受けスリューレート制御出力信
号T2を出力するスリューレート制御回路102と、信
号T1,T2の供給に応答して出力端子TOに出力信号
Oを出力する出力バッフア2と、信号T1の供給に応答
して出力信号S1をトランジスタN1のゲートに供給す
るシュミットトリガST1と、信号T2の供給に応答し
て出力信号S2をトランジスタP2のゲートに供給する
シュミットトリガST1とを備える。
【0005】出力バッフア2は、ソースを電源VDDに
ドレインを出力端子TOにそれぞれ接続しゲートに信号
T1の供給を受けプルアップトランジスタであるPチャ
ネルMOSトランジスタP21と、ドレインをトランジ
スタP21のドレインにソースを接地Gにそれぞれ接続
しゲートに信号T2の供給を受けプルダウントランジス
タであるNチャネルMOSトランジスタN21とを備え
る。
【0006】スリューレート制御回路101は、ソース
を電源VDDに接続しゲートに信号B1の供給を受けド
レインから信号T1を出力するPチャネルMOSトラン
ジスタP101と、ドレインをトランジスタP101の
ドレインにソースを接地Gにそれぞれ接続しゲートに信
号B1Bの供給を受けるNチャネルMOSトランジスタ
N101と、ゲートをインバータIV2の出力にソース
を電源VDDにドレインをトランジスタP101のドレ
インにそれぞれ接続したPチャネルMOSトランジスタ
P102と、トランジスタP102のドレインと接地G
との間に接続し出力バッファ回路2のトランジスタP2
1のゲート容量を構成するコンデンサC101とを備え
る。
【0007】スリューレート制御回路102は、ソース
を電源VDDに接続しゲートに信号B2の供給を受けド
レインから信号T2を出力するPチャネルMOSトラン
ジスタP103と、ドレインをトランジスタP103の
ドレインにソースを接地Gにそれぞれ接続しゲートに信
号B2Bの供給を受けるNチャネルMOSトランジスタ
N102と、ゲートをインバータIV2の出力にソース
を接地GにドレインをトランジスタP103のドレイン
にそれぞれ接続したNチャネルMOSトランジスタN1
03と、トランジスタN102のドレインと接地Gとの
間に接続し出力バッファ回路2のトランジスタN21の
ゲート容量を構成するコンデンサC102とを備える。
【0008】次に、図8を参照して、従来の出力バッフ
ァ回路の動作について説明すると、まず、入力信号IN
及び出力信号OがLレベルすなわち’0’である安定状
態から動作を開始するものとする。このとき、出力バッ
ファ2のトランジスタP21はオフ状態、トランジスタ
N21はオン状態となる。これは、信号T1,T2が’
1’であることを示す。
【0009】信号T2のHレベルにしたがいシュミット
トリガST2の入力も’1’となりこの出力信号S2
が’1’、トランジスタP2がオフ状態となる。さら
に、信号IBは’1’、信号IBBは’0’となり、ト
ランジスタN103はオフ状態、トランジスタN2はオ
ン状態となる。これによりバイアス回路104は非動作
状態となりバイアス電圧B2,B2Bは接地Gの電位と
なる。このため、トランジスタN102はオフ状態、ト
ランジスタP103は線形領域に入り抵抗として動作す
る。したがって、信号T2は抵抗性クランプを介した電
源VDDの電位となる。
【0010】同様に信号T1が、’1’の場合は、シュ
ミットトリガST1の入力が’1’となりこの出力信号
S1が’1’、トランジスタN1がオン状態となる。さ
らに、トランジスタP1がオフ状態となるとともにトラ
ンジスタP102がオン状態となる。バイアス回路10
3は非動作状態となりバイアス電圧B1,B1Bは接地
Gの電位となる。このため、トランジスタN101はオ
フ状態、トランジスタP101は線形領域に入り抵抗と
して動作する。したがって、信号T1は抵抗性クランプ
を介した電源VDDの電位となる。
【0011】まず、入力信号INの立ち上がりエッジに
おいて、トランジスタN103はプルダウン用トランジ
スタN21のゲート容量C102を急速に放電し、この
トランジスタN21を急速にターンオフする。また、信
号IBがLレベルになり、トランジスタN2がターンオ
フし、その間に信号T2がシュミットトリガST2のし
きい値以下に低下すると、トランジスタP2がターンオ
ンする。バイアス回路104は未だ非動作状態であるが
このときのバイアス電圧B2,B2Bは電源VDDの電
圧値となり、したがって、トランジスタP103はター
ンオフし、トランジスタN102は直線領域でバイアス
される。
【0012】次に、信号IBが’1’から’0’に遷移
すると、トランジスタP1がターンオンする。トランジ
スタN1もオン状態となるので、バイアス回路103が
動作する。同様に、トランジスタN103がターンオン
し、トランジスタP102がターンオンする。バイアス
電圧B1,B1Bは飽和領域でトランジスタP101,
N101をバイアスする。したがって、これらトランジ
スタP101,N101は、それぞれ定電流源及び定電
流シンクとして実質的に動作し、トランジスタP21の
ゲート容量C101は、トランジスタN101,P10
1の各々のドレイン電流の差であるほぼ一定のバイアス
(放電)電流Ib1で放電する。
【0013】信号T1の電圧が電源VDDの電圧の約1
/3以下に低下すると、シュミットトリガST1が遷移
し、トランジスタN1をターンオフする。したがって、
バイアス回路103が非動作状態となり、バイアス電圧
B1,B1Bは電源VDDの電圧値となる。これによ
り、トランジスタP101がターンオフし、トランジス
タN101は直線領域でバイアスされ、抵抗性クランプ
に対するほぼ一定の電流シンクから接地G電圧値に除々
に変化する。バイアス電流Ib1は除々に0まで降下す
る。
【0014】このように、トランジスタN101がほぼ
一定の電流シンクとして動作する間バイアス電流Ib1
はほぼ一定である。このために、信号T1の電圧VT1
はスリューレートVSR=dVT1/dt=Ib1/C
101にしたがってほぼ直線的に降下する。すなわち、
トランジスタP21のゲート電圧のスリューレートVS
Rは次式で表される。 VSR=VDD/{a×(Imax/ISR)} ここで、ISRはドレイン電流のスリューレート、Im
axはトランジスタP21のゲートソース電圧VT1−
VDD及びドレインソース電圧O−VDDがともに電圧
VDDに等しい場合のドレイン電流のピーク値であり、
aはサブミクロンCMOSプロセスに対して1.2〜
1.3の範囲にある実験的な定数である。したがって、
ISRは次式となる。 ISR=Ib1×(Imax/C101)×(a/VD
D) 放電電流Ib1を適切に選定することにより、プルアッ
プトランジスタP21のドレイン電流のスリューレート
制御を達成できる。
【0015】次に、入力信号INの立ち下がりエッジに
おいて、トランジスタP102はプルダアップ用トラン
ジスタP21のゲート容量C101を急速に充電し、こ
のトランジスタP21を急速にターンオフする。以下、
極性反転以外は上述と同様の動作で、プルダウントラン
ジスタN21のドレイン電流のスリューレート制御を達
成する。
【0016】しかしながら、この従来の第1の出力バッ
ファ回路は、スリューレートが比較的速い(数十ns程
度)ものに対しては有効な回路であるが、スリューレー
トが数μs程度の遅いものに対しては、適用しずらいと
いう問題点がある。
【0017】従来の第1の出力バッファ回路を用いてス
リューレートの遅い回路を実現する手段として、次のよ
うな2つの方法がある。
【0018】ここで、説明の便宜上、条件として、スリ
ューレート制御回路103,104のバイアス電流Ib
1,Ib2sを一定とする。
【0019】すなわち、(1)出力バッファ2のトラン
ジスタP21,N21のトランジスタサイズを一定に
し、スリューレート制御回路103,104の各々のコ
ンデンサC101,C102の容量を大きくする方法、
及び(2)スリューレート制御回路103,104の各
々のコンデンサC101,C102の容量を一定にし、
出力バッファ2のトランジスタP21,N21のトラン
ジスタサイズを小さくする方法などがある。
【0020】しかし、(1)の方法は、コンデンサC1
01,C102の容量を大きくするため、レイアウト面
積が著しく増大するという問題点がある。
【0021】また、トランジスタサイズを変化した場合
の遅延時間tpdの変化をタイムチャートで示す図9を
参照すると、(2)の方法は、トランジスタサイズをA
→B→Cと小さくするにしたがい遅延時間tpdが大き
くなる。また、出力電流駆動能力は、当然トランジスタ
サイズの縮小に伴い低下する。
【0022】次に、文献2記載の従来の第2の出力バッ
ファ回路を図8と共通の構成要素には共通の参照文字/
数字を付して同様に回路図で示す図10を参照すると、
この従来の第2の出力バッファ回路は、従来の第1の出
力バッファ回路と共通の出力バッファ2と、インバータ
IV1とに加えて、PチャネルMOSトランジスタP1
1,NチャネルMOSトランジスタN11から成り電流
供給能力が出力バッファ2より小さい初段バッファ1
と、入力レベルにより出力バッファ2のプルアップトラ
ンジスタP21のゲート電位を制御するゲート電位制御
回路202と、入力レベルによりプルダウントランジス
タN21のゲート電位を制御するゲート電位制御回路2
03と、遅延バッファ204とを備える。
【0023】動作について説明すると、入力レベルVI
Nが接地Gのレベルのときは、信号IBがHレベルとな
りゲート電位制御回路202,203のNチャネルMO
SトランジスタN202,N204はオン状態、Pチャ
ネルMOSトランジスタP2,P204はオフ状態とな
る。したがって信号G1は入力信号INと同電位の接地
Gレベル、信号G2は出力信号Oと同電位の接地Gレベ
ルとなる。信号T1,T2は共にHレベルとなり、トラ
ンジスタP21はオフ状態、トランジスタN21はオン
状態となる。
【0024】次に、入力信号INがHレベル側に立ち上
がると、トランジスタN202,N204はオフ状態
に、トランジスタP204はオン状態になり、トランジ
スタP2は信号Oのレベルが信号G1よりそのしきい値
電圧VTだけ高くなるまでオフ状態となる。信号G1の
電位は遅延バッファ204が初段バッファ1をスイッチ
ングさせるまで接地G電位のままである。信号G2の電
位は、Hレベルに遷移し、信号T2はLレベルとなるの
でトランジスタN21はターンオフする。ここで、バッ
ファ204の出力がHレベルからLレベルに遷移し初段
バッファ1をスイッチングするまで出力バッファ2のト
ランジスタP21,N21は共にオフ状態である。
【0025】バッファ204の出力がHレベルからLレ
ベルに遷移し初段バッファ1をスイッチングすると、ト
ランジスタP11がオフ状態からオン状態にトランジス
タN11がオン状態からオフ状態にそれぞれ遷移し、出
力信号Oが接地電位GレベルからHレベルに遷移する。
このときトランジスタN11,P11の電流供給能力が
小さいので、貫通電流も小さく電源ノイズの発生も小さ
い。
【0026】次に、出力信号Oの電位が信号G1より高
くなるとトランジスタP2がオンし、信号G1のレベル
がトランジスタP203,N203から成るインバータ
のしきい値に達すると信号T1がHレベルから接地Gレ
ベルに遷移し、トランジスタP21がオン状態となる。
このときの電流供給能力はトランジスタP21とP1と
を加算した値である。
【0027】入力信号INがHレベルから接地レベルG
に立ち下がる場合は、トランジスタP21がオフ状態と
なる。初段バッファ1がスイッチングすると、出力信号
Oの電位は、トランジスタN11によりHレベルから接
地レベルGに遷移する。出力信号Oの電位がトランジス
タP205,N205から成るインバータのしきい値に
達すると信号T2がLレベルからHレベルに遷移し、ト
ランジスタN21がオン状態となる。
【0028】文献3記載の従来の第3の出力バッファ回
路を図10と共通の構成要素には共通の参照文字/数字
を付して同様に一部をブロックで表した回路図で示す図
11を参照すると、この従来の第3の出力バッファ回路
は、従来の第2の出力バッファ回路と共通の初段バッフ
ァ1と、出力バッファ2と、インバータIV1とに加え
て、ゲート電位制御回路202,203の代わりに制御
信号M1の制御により入力信号の遷移時にトランジスタ
P21のゲート信号をLレベル又は遅延信号のいずれか
を切り替える補助駆動回路301と、制御信号M2の制
御により入力信号の遷移時にトランジスタN21のゲー
ト信号をHレベル又は遅延信号のいずれかを切り替える
補助駆動回路302とを備える。
【0029】この従来の第3の出力バッファ回路の動作
は、ゲート電位制御回路202,203の代わりに補助
駆動回路301,302が入力信号INのレベル遷移時
のトランジェントを緩和するように動作し、大電流駆動
時の出力レベル遷移時の電源ノイズの発生を抑圧する。
【0030】文献4記載の従来の第4の出力バッファ回
路を図10と共通の構成要素には共通の参照文字/数字
を付して同様に一部をブロックで表した回路図で示す図
12を参照すると、この従来の第4の出力バッファ回路
は、従来の第2の出力バッファ回路と共通の初段初段バ
ッファ1と、出力バッファ2と、遅延バッファ204と
に加えて、入力信号と遅延バッファ204の出力信号と
の排他的論理和演算を行い出力バッファ2の反転入力信
号T1を生成する排他的論理和回路401を備える。動
作、特に初段バッファ及び出力バッファについては上述
の従来の第2,第3の出力バッフア回路と殆ど同一であ
るので説明を省略する。
【0031】しかし、従来の第2,第3及び第4の出力
バッファ回路は、本発明が目的とする低スリューレート
の特性を実現しようとすると、トランジスタのオン抵抗
のばらつき等に起因してスリューレートのばらつきが大
きくなるという問題がある。
【0032】例えば、初段バッフア1を例にとると、ス
リューレートを遅くすなわち小さくするためには、この
初段バッフア1を構成するPチャネルMOSトランジス
タP11とNチャネルMOSトランジスタN11の各々
のオン抵抗を高く設定する必要がある。
【0033】一方、オン抵抗は高くなるほど、電源電
圧、温度、製造プロセスのばらつき等の影響を受けやす
く、一例として中心値に対し約50%のばらつきが生じ
る。このばらつきがそのままスリューレートのばらつき
として反映されることになる。また、これら、従来の第
2,第3,第4の出力バッファ回路はいずれも初段バッ
ファの出力が直接出力バッファの出力に並列接続されて
いるため、上記初段バッファのスリューレートのばらつ
きが直接出力信号のスリューレートのばらつきに反映さ
れる。
【0034】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の第1の
出力バッファ回路は、本質的に高速用のバッファ回路で
あり、低スリューレートの回路を実現するためには、出
力バッファの各トランジスタのゲート容量を大きくする
か、出力バッファの各トランジスタのサイズを小さくし
て駆動能力を低下させるかのいずれかの方法を取る必要
があり、前者の場合はゲート容量付加用のコンデンサの
占有面積が増加し、後者の場合は遅延時間が大きくなる
ことと、負荷電流駆動能力が小さくなることとから、低
スリューレートの回路を実現することが困難であるとい
う欠点があった。
【0035】また、従来の第2,第3及び第4の出力バ
ッファ回路は、低スリューレート特性を実現しようとす
ると、バッファ回路を構成するトランジスタのオン抵抗
を高く設定する必要があり、このため電源電圧、温度、
製造プロセスのばらつきの影響を受けやすくスリューレ
ートのばらつきが大きくなるという欠点があった。
【0036】さらに、初段バッファと出力バッファの各
々の出力が直接並列接続されているため、初段バッファ
のスリューレートのばらつきが直接出力信号のスリュー
レートのばらつきとして反映されるという欠点があっ
た。
【0037】本発明の目的は、低スリューレートで安定
に動作し、負荷回路の高調波ノイズやリンギング等の影
響を受けない安定した動作を可能とする出力バッファ回
路を提供することにある。
【0038】
【課題を解決するための手段】本発明の出力バッファ回
路は、ソースを第1の電源にドレインを出力端子にそれ
ぞれ接続した第1のPチャネルMOSトランジスタと、
ソースを第2の電源にドレインを前記出力端子にそれぞ
れ接続した第1のNチャネルMOSトランジスタとを有
し前記第1のPチャネルMOSトランジスタと第1のN
チャネルMOSトランジスタとが入力信号対応の第1及
び第2のゲート駆動信号のレベルに応じ相補的に導通制
御されて前記出力端子に接続された負荷を駆動する第1
のバッフアを備える出力バッファ回路において、ソース
を第1の電源にドレインを出力節点にそれぞれ接続しゲ
ートに前記入力信号対応のバッファ駆動信号の供給を受
ける第2のPチャネルMOSトランジスタと、ソースを
第2の電源にドレインを前記出力節点にゲートを前記第
2のPチャネルMOSトランジスタのゲートにそれぞれ
接続した第2のNチャネルMOSトランジスタとを有す
る第2のバッファと、前記入力信号の供給に応答して前
記第1のPチャネルMOSトランジスタと第1のNチャ
ネルMOSトランジスタの各々のゲートにそれぞれスリ
ューレートを調整した前記第1及び第2のゲート駆動信
号の各々を供給するスリューレート制御回路と、前記出
力節点と前記出力端子との間に挿入され前記第2のバッ
ファの出力抵抗を設定する第1の抵抗とを備えて構成さ
れている。
【0039】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第1の実施の形態
を図10と共通の構成要素には共通の参照文字/数字を
付して同様に一部をブロックで表す回路図で示す図1を
参照すると、この図に示す本実施の形態の出力バッファ
回路は、従来の第2の出力バッファ回路と共通のPチャ
ネルMOSトランジスタP11,NチャネルMOSトラ
ンジスタN11から成り電流供給能力が出力バッファ2
より小さい初段バッファ1と、PチャネルMOSトラン
ジスタP21,NチャネルMOSトランジスタN21か
ら成り駆動信号T1,T2の供給に応答して出力端子T
Oに出力信号Oを出力する出力バッフア2と、入力信号
INを反転して信号IBを初段バッファ1に供給するイ
ンバータIV1とに加えて、入力信号INの供給に応答
してスリューレート調整した出力バッファ2の駆動信号
T1,T2を生成するスリューレート制御回路3と、初
段バッファ1の出力端である節点S1と出力端子TOと
の間に挿入した抵抗R1とを備える。
【0040】初段バッファ1は、ソースを電源VDDに
ドレインを節点S1にそれぞれ接続しゲートに信号IB
の供給を受けるPチャネルMOSトランジスタP11
と、ドレインをトランジスタP21のドレインにソース
を接地GにゲートをトランジスタP11のゲートにそれ
ぞれ接続したNチャネルMOSトランジスタN11とを
備える。出力バッフア2は、ソースを電源VDDにドレ
インを出力端子TOにそれぞれ接続しゲートに信号T1
の供給を受けプルアップトランジスタであるPチャネル
MOSトランジスタP21と、ドレインをトランジスタ
P21のドレインにソースを接地Gにそれぞれ接続しゲ
ートに信号T2の供給を受けプルダウントランジスタで
あるNチャネルMOSトランジスタN21とを備える。
【0041】本実施の形態のスリューレート制御回路3
を回路図で示す図2を参照すると、このスリューレート
制御回路3は、ソースを電源VDDに接続しゲートに入
力信号INの供給を受けドレインから駆動信号T1を出
力するPチャネルMOSトランジスタP31と、ドレイ
ンをトランジスタP31のドレインに接続しゲートにバ
イアス電圧B1の供給を受けるNチャネルMOSトラン
ジスタN31と、ドレインをトランジスタN31のソー
スにソースを接地Gにそれぞれ接続しゲートに入力信号
INの供給を受けるNチャネルMOSトランジスタN3
2と、ソースを電源VDDに接続しゲートに入力信号I
Nの供給を受けるPチャネルMOSトランジスタP32
と、ソースをトランジスタP32のドレインに接続しゲ
ートにバイアス電圧B2の供給を受けドレインから駆動
信号T2を出力するPチャネルMOSトランジスタP3
3と、ドレインをトランジスタP33のドレインにソー
スを接地Gにそれぞれ接続しゲートに入力信号INの供
給を受けるNチャネルMOSトランジスタN33と、一
端をトランジスタN31のドレインに他端を接地Gにそ
れぞれ接続したコンデンサC31と、一端をトランジス
タN33のドレインに他端を接地Gにそれぞれ接続した
コンデンサC32とを備える。
【0042】次に、図1、図2及び動作波形をタイムチ
ャートで示した図3を参照して本実施の形態の動作につ
いて説明すると、まず、時刻t1で入力信号INが立ち
上がると、初段バッファ1のトランジスタP11がター
ンオンし同時にトランジスタN11がターンオフして節
点S1の電位SOが上昇を開始し、この節点S1の電位
SOが抵抗R1を経由して出力端子TOに出力し、負荷
に電流を流し始める。
【0043】一方、時刻t1で、出力バッフア2のトラ
ンジスタN21のゲート信号T2は、図3(C)に示す
ように、スリューレート制御回路3のトランジスタP3
1がターンオフし、トランジスタN32がターンオンす
るため瞬時に立ち下がり、トランジスタN21をターン
オフさせる。また、トランジスタP21のゲート信号T
1は、図3(B)に示すように、トランジスタP31が
ターンオフし、トランジスタN32がターンオンするた
め、ゲート電位をバイアス電圧B1で制御されたトラン
ジスタN31がコンデンサC31の定電流放電を開始す
る。やがて、ゲート信号T1がトランジスタP21のし
きい値電圧を超えると、このトランジスタP21がター
ンオンし、出力信号Oの電圧が上昇開始して負荷に徐々
に電流を供給し、出力信号Oの電圧をHレベルにプルア
ップする。
【0044】次に、時刻t2で入力信号INが立ち下が
ると、初段バッファ1のトランジスタP11がターンオ
フし同時にトランジスタN11がターンオンして節点S
1の電位SOが下降を開始し、この節点S1は電位SO
の降下により抵抗R1を経由して出力端子TOから負荷
電流を吸い込み始める。
【0045】一方、時刻t2で、出力バッフア2のトラ
ンジスタP21のゲート信号T1は、図3(B)に示す
ように、スリューレート制御回路3のトランジスタP3
1がターンオンし、トランジスタN32がターンオフす
るため瞬時に立ち上がり、トランジスタP21をターン
オフさせる。また、トランジスタN21のゲート信号T
2は、図3(C)に示すように、トランジスタP31が
ターンオンし、トランジスタN32がターンオフするた
め、ゲート電位をバイアス電圧B2で制御されたトラン
ジスタP33がコンデンサC32の定電流放電を開始す
る。やがて、ゲート信号T2がトランジスタN21のし
きい値電圧を超えると、このトランジスタN21がター
ンオンし、出力信号Oの電圧が下降開始して負荷から徐
々に電流を吸い込み、出力信号Oの圧をLレベルにプル
ダウンする。
【0046】図3(A)を参照すると、本実施の形態の
出力バッファ回路は、初段バッファ1と出力抵抗R1と
で出力信号Oの遷移時の勾配の前半すなわちA領域を制
御し、スリューレート制御回路3が行う出力バッフア2
のゲート信号T1,T2の制御により出力信号Oの遷移
時の勾配の後半すなわちB領域を制御する。すなわち、
出力抵抗R1と出力信号Oの負荷容量CLとの時定数特
性曲線と、出力バッフア2と負荷容量CLとの充放電特
性曲線との合成波形が出力信号Oとして現れる。
【0047】また、出力バッフア2のトランジスタP2
1とトランジスタN21の駆動能力をある程度大きく設
定することができるため、出力信号Oのスリューレート
を遅く設定しても出力電流を多く流すことができる。
【0048】また、初段バッファ1のオン抵抗を出力抵
抗R1に対して十分小さく設定(例えば1/10以下)
することで、非常にばらつきの少ない出力バッファ回路
を提供することができる。
【0049】さらに、出力抵抗R1の抵抗値を任意に設
定したり、トランジスタN31及びトランジスタP33
のゲートのバイアス電圧B1,B2を任意に設定した
り、コンデンサC31,C32を任意に設定したりする
ことにより、出力電流を変化させずに容易にスリューレ
ートの設定値を可変することができる。
【0050】次に、本発明の第2の実施の形態を特徴付
けるスリューレート制御回路3Aを図2と共通の構成要
素には共通の参照文字/数字を付して同様に回路図で示
す図4を参照すると、この図に示す本実施の形態のスリ
ューレート制御回路3Aの前述の第1の実施の形態のス
リューレート制御回路3との相違点は、トランジスタN
31,P33の各々の代わりに抵抗R31,R32の各
々を置換したことである。
【0051】本実施の形態の動作は、入力信号INの立
ち上がりに対応するゲート信号T1の立ち上がりは瞬時
に生起することにより立ち上がり特性は急峻となり、入
力信号INの立ち下がりに対応する立ち下がり特性は抵
抗R31とコンデンサC31の時定数により定まる放電
特性にしたがう。また、入力信号INの立ち上がりに対
応するゲート信号T2の立ち上がり特性は抵抗R32と
コンデンサC32の時定数により定まる放電特性にした
がい、入力信号INの立ち下がりに対応する立ち下がり
は瞬時に生起することにより立ち下がり特性は急峻とな
る。
【0052】次に、本発明の第3の実施の形態を特徴付
けるスリューレート制御回路3Bを回路図で示す図4を
参照すると、本実施の形態のスリューレート制御回路3
Bは、一端に入力信号INの供給を受ける抵抗R33
と、一端を抵抗R33の他端に他端を接地Gにそれぞれ
接続したコンデンサC33と、一方の入力端に入力信号
INの供給を受け他方の入力端を抵抗R33の他端に接
続しこれら両入力端の入力の否定論理積をとりゲート信
号T1を出力するNANDゲートG31と、一方の入力
端に入力信号INの供給を受け他方の入力端を抵抗R3
3の他端に接続しこれら両入力端の入力の否定論理和を
とりゲート信号T2を出力するNORゲートG32とを
備える。
【0053】動作について説明すると、この回路は、抵
抗R33とコンデンサC33との時定数により、出力バ
ッフア2のターンオンするタイミングを決定する。すな
わち、入力信号INがレベル遷移した瞬間は初段バッフ
ァ1のみがターンオンする。その時、出力バッフア2は
ハイインピーダンス状態とになっており、抵抗R33と
コンデンサC33の時定数により設定されるタイミング
でターンオンさせる。
【0054】次に、本発明の第4の実施の形態を特徴付
けるスリューレート制御回路3Cを図5と共通の構成要
素には共通の参照文字/数字を付して同様に回路図で示
す図6を参照すると、本実施の形態のスリューレート制
御回路3Cの前述の第3の実施の形態のスリューレート
制御回路3Bとの相違点は、抵抗R33とコンデンサC
33との時定数回路の代わりに外部クロックCKを入力
し、このクロックCKのタイミングでゲート信号T1,
T2を発生させることである。
【0055】外部クロックCKは、デジタルカウンタ等
を用いて基準クロックから生成するので、正確なスリュ
ーレートを設定できる。
【0056】次に、本発明の第5の実施の形態を特徴付
けるスリューレート制御回路3Dを図5と共通の構成要
素には共通の参照文字/数字を付して同様に回路図で示
す図7を参照すると、本実施の形態のスリューレート制
御回路3Dの前述の第3の実施の形態のスリューレート
制御回路3Bとの相違点は、抵抗R33とコンデンサC
33との時定数回路の代わりに非反転入力端に出力信号
Oを反転入力端に基準電圧VAをそれぞれ入力したコン
パレータA31を備えることである。
【0057】本実施の形態の動作について説明すると、
出力信号Oが基準電圧VAを超えたとき出力バッフア2
をターンオンさせる。すなわち、出力信号Oの電圧をセ
ンスし、出力バッフア2の入力に帰還をかける。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の出力バッ
ファ回路は、初段の第2のバッファと、スリューレート
制御回路と、第2のバッファの出力節点と出力端子との
間に挿入されこの第2のバッファの出力抵抗を設定する
第1の抵抗とを備えているので、初段バッファのゲート
を通常の論理ゲートで駆動し、出力の第1のバッファの
ゲートを、スリューレート制御回路で駆動する構成にす
ることで、特にスリューレートを遅くした時に出力信号
のスリューレートの負荷容量及び負荷抵抗に対する依存
性を小さくできるという効果がある。
【0059】また、上記出力抵抗及びスリューレート制
御回路のバイアス電流、容量を可変することにより、ス
リューレートを自由に可変することができるという効果
がある。
【0060】さらに、波及効果として、スリューレート
を遅くすることで、高調波ノイズやリンギング等の影響
を受けにくい出力バッファ回路を提供することができる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の出力バッファ回路の第1の実施の形態
を示す回路図である。
【図2】図1のスリューレート制御回路の構成を示す回
路図である。
【図3】本実施の形態の出力バッファ回路における動作
の一例を示すタイムチャートである。
【図4】本発明の出力バッファ回路の第2の実施の形態
を特徴付けるスリューレート制御回路を示す回路図であ
る。
【図5】本発明の出力バッファ回路の第3の実施の形態
を特徴付けるスリューレート制御回路を示す回路図であ
る。
【図6】本発明の出力バッファ回路の第4の実施の形態
を特徴付けるスリューレート制御回路を示す回路図であ
る。
【図7】本発明の出力バッファ回路の第5の実施の形態
を特徴付けるスリューレート制御回路を示す回路図であ
る。
【図8】従来の第1の出力バッファ回路の一例を示す回
路図である。
【図9】従来の出力バッファ回路における動作の一例を
示すタイムチャートである。
【図10】従来の第2の出力バッファ回路の一例を示す
回路図である。
【図11】従来の第3の出力バッファ回路の一例を示す
回路図である。
【図12】従来の第4の出力バッファ回路の一例を示す
回路図である。
【符号の説明】
1 初段バッファ 2 出力バッファ 3,3A,3B,3C,3D,101,102 スリ
ューレート制御回路 A31 コンパレータ C31〜C33,C101,C102 コンデンサ G31,G32 論理ゲート IV1,IV2 インバータ N1,N2,N11,N21,N31〜N33,N10
1〜N103,P1,P2,P11,P21,P31〜
P33,P101〜P103 トランジスタ R1,R31〜R33 抵抗

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソースを第1の電源にドレインを出力端
    子にそれぞれ接続した第1のPチャネルMOSトランジ
    スタと、ソースを第2の電源にドレインを前記出力端子
    にそれぞれ接続した第1のNチャネルMOSトランジス
    タとを有し前記第1のPチャネルMOSトランジスタと
    第1のNチャネルMOSトランジスタとが入力信号対応
    の第1及び第2のゲート駆動信号のレベルに応じ相補的
    に導通制御されて前記出力端子に接続された負荷を駆動
    する第1のバッフアを備える出力バッファ回路におい
    て、 ソースを第1の電源にドレインを出力節点にそれぞれ接
    続しゲートに前記入力信号対応のバッファ駆動信号の供
    給を受ける第2のPチャネルMOSトランジスタと、ソ
    ースを第2の電源にドレインを前記出力節点にゲートを
    前記第2のPチャネルMOSトランジスタのゲートにそ
    れぞれ接続した第2のNチャネルMOSトランジスタと
    を有する第2のバッファと、 前記入力信号の供給に応答して前記第1のPチャネルM
    OSトランジスタと第1のNチャネルMOSトランジス
    タの各々のゲートにそれぞれスリューレートを調整した
    前記第1及び第2のゲート駆動信号の各々を供給するス
    リューレート制御回路と、 前記出力節点と前記出力端子との間に挿入され前記第2
    のバッファの出力抵抗を設定する第1の抵抗とを備える
    ことを特徴とする出力バッファ回路。
  2. 【請求項2】 前記スリューレート制御回路が、ソース
    を第1の電源に接続しゲートに前記入力信号の供給を受
    けドレインから第1のゲート駆動信号を出力する第3の
    PチャネルMOSトランジスタと、 ドレインを前記第3のPチャネルMOSトランジスタの
    ドレインに接続しゲートに第1のバイアス電圧の供給を
    受ける第3のNチャネルMOSトランジスタと、 ドレインを前記第3のNチャネルMOSトランジスタの
    ソースにソースを第2の電源にそれぞれ接続しゲートに
    前記入力信号の供給を受ける第4のNチャネルMOSト
    ランジスタと、 ソースを第1の電源に接続しゲートに前記入力信号の供
    給を受ける第4のPチャネルMOSトランジスタと、 ソースを前記第4のPチャネルMOSトランジスタのド
    レインに接続しゲートに第2のバイアス電圧の供給を受
    けドレインから前記第2のゲート駆動信号を出力する第
    5のPチャネルMOSトランジスタと、 ドレインを前記第5のPチャネルMOSトランジスタの
    ドレインにソースを第2の電源にそれぞれ接続しゲート
    に前記入力信号の供給を受ける第5のNチャネルMOS
    トランジスタと、 一端を前記第3のNチャネルMOSトランジスタのドレ
    インに他端を第2の電源にそれぞれ接続した第1のコン
    デンサと、 一端を前記第5のNチャネルMOSトランジスタのドレ
    インに他端を第2の電源にそれぞれ接続した第2のコン
    デンサとを備えることを特徴とする請求項1記載の出力
    バッファ回路。
  3. 【請求項3】 前記スリューレート制御回路が、ソース
    を第1の電源に接続しゲートに前記入力信号の供給を受
    けドレインから第1のゲート駆動信号を出力する第3の
    PチャネルMOSトランジスタと、 一端を前記第3のPチャネルMOSトランジスタのドレ
    インに接続した第2の抵抗と、 ドレインを前記第2の抵抗の他端にソースを第2の電源
    にそれぞれ接続しゲートに前記入力信号の供給を受ける
    第3のNチャネルMOSトランジスタと、 ソースを第1の電源に接続しゲートに前記入力信号の供
    給を受ける第4のPチャネルMOSトランジスタと、 一端を前記第4のPチャネルMOSトランジスタのドレ
    インに接続した第3の抵抗と、 ドレインを前記第3の抵抗の他端にソースを第2の電源
    にそれぞれ接続しゲートに前記入力信号の供給を受けド
    レインから第2のゲート駆動信号を出力する第4のNチ
    ャネルMOSトランジスタと、 一端を前記第3のPチャネルMOSトランジスタのドレ
    インに他端を第2の電源にそれぞれ接続した第1のコン
    デンサと、 一端を前記第4のNチャネルMOSトランジスタのドレ
    インに他端を第2の電源にそれぞれ接続した第2のコン
    デンサとを備えることを特徴とする請求項1記載の出力
    バッファ回路。
  4. 【請求項4】 前記スリューレート制御回路が、一端に
    入力信号の供給を受ける第2の抵抗と、 一端を前記第2の抵抗他端に他端を第2の電源にそれぞ
    れ接続したコンデンサと、 一方の入力端に前記入力信号の供給を受け他方の入力端
    を前記第2の抵抗の他端に接続しこれら両入力端の入力
    の第1の論理演算を行い前記第1のゲート駆動信号を出
    力する第1の論理ゲートと、 一方の入力端に前記入力信号の供給を受け他方の入力端
    を前記第2の抵抗の他端に接続しこれら両入力端の入力
    の第2の論理演算を行い前記第2のゲート駆動信号を出
    力する第2の論理ゲートとを備えることを特徴とする請
    求項1記載の出力バッファ回路。
  5. 【請求項5】 前記スリューレート制御回路が、一方の
    入力端に前記入力信号の供給を他方の入力端に予め定め
    たタイミングの外部クロック信号の供給をそれぞれ受け
    これら前記入力信号及び外部クロック信号の第1の論理
    演算を行い前記第1のゲート駆動信号を出力する第1の
    論理ゲートと、 一方の入力端に前記入力信号の供給を他方の入力端に予
    め定めたタイミングの外部クロック信号の供給をそれぞ
    れ受けこれら前記入力信号及び外部クロック信号の第2
    の論理演算を行い前記第2のゲート駆動信号を出力する
    第2の論理ゲートとを備えることを特徴とする請求項1
    記載の出力バッファ回路。
  6. 【請求項6】 前記スリューレート制御回路が、非反転
    入力端に出力信号を反転入力端に基準電圧をそれぞれ入
    力したコンパレータ回路と、 一方の入力端に前記入力信号の供給を受け他方の入力端
    に前記コンパレータ回路の出力端を接続しこれら両入力
    端の入力の第1の論理演算を行い前記第1のゲート駆動
    信号を出力する第1の論理ゲートと、 一方の入力端に前記入力信号の供給を受け他方の入力端
    に前記コンパレータ回路の出力端を接続しこれら両入力
    端の入力の第2の論理演算を行い前記第2のゲート駆動
    信号を出力する第2の論理ゲートとを備えることを特徴
    とする請求項1記載の出力バッファ回路。
  7. 【請求項7】 前記入力信号を反転して前記バッファ駆
    動信号を生成するインバータ回路を備えることを特徴と
    する請求項1記載の出力バッファ回路。
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