JPH11307739A - ダイナミック型ram - Google Patents

ダイナミック型ram

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JPH11307739A
JPH11307739A JP10108825A JP10882598A JPH11307739A JP H11307739 A JPH11307739 A JP H11307739A JP 10108825 A JP10108825 A JP 10108825A JP 10882598 A JP10882598 A JP 10882598A JP H11307739 A JPH11307739 A JP H11307739A
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word line
lines
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Application number
JP10108825A
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English (en)
Inventor
Shigenobu Kato
茂信 加藤
Goro Kitsukawa
五郎 橘川
Kiyotake Sakurai
清威 桜井
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Hitachi Ltd
Hitachi Solutions Technology Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi ULSI Systems Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で動作速度や消費電力をそれほど
犠牲にすることなく、専有面積を小さくしたダイナミッ
ク型RAMを提供する。 【解決手段】 複数のサブワード線とそれと直交するよ
うに配置された相補ビット線対との交点に配置されたダ
イナミック型メモリセルにより構成されたサブアレイを
ワード線方向に3個並べて、合わせて1024対からな
る相補ビット線対をそれぞれで実質的に等しい数となる
ように3分割する、あるいはサブアレイをビット線方向
に3個並べて、合わせて1024本からなるサブワード
線をそれぞれで実質的に等しい数となるように3分割す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ダイナミック型
RAM(ランダム・アクセス・メモリ)に関し、特にメ
インワード線とサブワード線からなる階層ワード線方式
のダイナミック型RAMにおけるビット線又はワード線
の分割技術に利用してチップ面積低減のために有効な技
術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ワード線をメインワード線とサブワード
線からなる階層構成にしたダイナミック型RAMの例と
して、特開平8−181292公報がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記サブワード線に対
応されたサブアレイの大きさは、例えば256WL(ワ
ード線)×256BL対(ビット線)というように2の
n乗の単位に選ばれる。256(2の8乗)WLはサブ
ワード線の数であり、これを512WLにすると1本の
ビット線に接続されるメモリセルが512個となってビ
ット線容量が大きくなり、それに伴いメモリセルからビ
ット線に読み出される信号量が減少する上、再書き込み
(リフレッシュ)時のビット線充放電電流が増大する。
反面、センスアンプ数は256WLの場合の1/2にな
るためにチップ面積低減には有利である。
【0004】256BL対はサブワードドライバが駆動
するメモリセル数が256(2の8乗)個であることを
意味する。512BL対の選択もあるが、時定数ではや
はり両者に4倍(抵抗値で2倍、容量値で2倍)もの差
が生じる。上記256BL対と512BL対の選択は、
サブワード線の立ち上がりと立ち下がり時定数から決め
られる。サブワード線の配線材料としてシート抵抗値が
10Ω/□前後のポリサイド層を使えば、256BL対
の長さでは10KΩとなり、容量値は0.2pF/25
6ビットであり、時定数は2nsとなる。これが512
BL対になると、時定数は4倍の8nsにもなってしま
う。
【0005】この発明の目的は、簡単な構成で動作速度
や消費電力をそれほど犠牲にすることなく、専有面積を
小さくしたダイナミック型RAMを提供することにあ
る。この発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特
徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになる
であろう。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、複数のサブワード線とそれ
と直交するように配置された相補ビット線対との交点に
配置されたダイナミック型メモリセルにより構成された
サブアレイをワード線方向に3個並べて、合わせて10
24からなる相補ビット線対をそれぞれで実質的に等し
い数となるように分割する、あるいはサブアレイをビッ
ト線方向に3個並べて、合わせて1024からなるサブ
ワード線をそれぞれで実質的に等しい数となるように3
分割する。
【0007】
【発明の実施の形態】図1には、この発明に係るダイナ
ミック型RAMの一実施例の概略レイアウト図が示され
ている。同図においては、上記ダイナミック型RAMを
構成する各回路のうち、その主要部が判るように示され
ており、それが公知の半導体集積回路の製造技術によ
り、単結晶シリコンのような1個の半導体基板上におい
て形成される。
【0008】この実施例では、特に制限されないが、メ
モリアレイは、全体として4個に分けられる。半導体チ
ップの長手方向に対して左右に分けられて、中央部分1
4にクロック・アドレス入力回路、データ入出力回路及
びボンディングパッド列からなる入出力インターフェイ
ス回路及びワード線選択に必要な昇圧回路やデコーダ等
の内部回路の動作に必要な降圧回路、及びメモリセルの
アドレス選択MOSFETにバックバイアス電圧を与え
る負電圧発生回路を含む電源回路等が設けられる。これ
ら中央部分14の両側のメモリアレイに接する部分に
は、カラムデコーダ領域13が配置される。
【0009】上述のように半導体チップの長手方向に対
して左右に2個、上下に2個分けられた4個からなる各
メモリアレイにおいて、メモリチップ10の長手方向に
対した上下中央部にメインロウデコーダ領域11が設け
られる。このメインロウデコーダの上下には、メインワ
ードドライバ領域12が形成されて、上記上下に分けら
れたメモリアレイのメインワード線をそれぞれが駆動す
るようにされる。また、上記メインワードドライバ12
にサブワード選択用のドライバも設けられ、後述するよ
うに上記メインワード線と平行に延長されてサブワード
選択線の選択信号を形成する。
【0010】上記メモリセルアレイー(以下、単にサブ
アレイという)15は、その拡大図に示すように、サブ
アレイ15を挟んでセンスアンプ領域16、サブワード
ドライバ領域17に囲まれて形成されるものである。上
記センスアンプ領域16と、上記サブワードドライバ領
域17の交差部は、交差領域(以下、クロスエリアとい
う)18とされる。上記センスアンプ領域16に設けら
れるセンスアンプは、シェアードセンス方式により構成
され、メモリセルアレイ群の両端に配置されるセンスア
ンプを除いて、センスアンプを中心にして左右に相補ビ
ット線が設けられ、左右いずれかのメモリセルアレイの
相補ビット線に選択的に接続される。
【0011】メモリチップ10には、ビット線方向にワ
ード線が8K分、ワード線方向にビット線対が8K分設
けられ、全体で約64Mビットの記憶容量を持つように
される。上記メモリチップ10は、その長手方向中央部
及び短辺方向中央部に上記のような周辺回路が設けられ
ることにより、全体が4つのメモリアレイに分割され
る。それ故、1つのメモリアレイは、それぞれが4K×
4K=16Mビットのような記憶容量を持つようにされ
る。この実施例では、上記メモリアレイにおいて、ワー
ド線方向に並べられる1K(1024対)分の相補ビッ
ト線対をほぼ3等分して、同図に拡大図として示された
1つのサブサブアレイ15を、サブワード線が256本
と、それと直交する相補ビット線(又はデータ線)が1
024/3、約340対にするものである。
【0012】上記のようなサブワード線と相補ビット線
対の分割により、1つのメモリアレイでは、ワード線方
向に12個(12×340≒4K)のサブアレイが配置
され、ビット線方向に16個(16×256≒4K)の
サブアレイが配置される。このようなメモリアレイが全
体で4個設けられるものである。したがって、メモリチ
ップ10全体では、12×16×4=768個ものサブ
アレイが配置される。
【0013】この実施例では、メインワード線の数を減
らすために、言い換えるならば、メインワード線の配線
ピッチを緩やかにするために、特に制限されないが、1
つのメインワード線に対して、相補ビット線方向に8本
からなるサブワード線を配置させる。このようにメイン
ワード線方向には12本に分割され、及び相補ビット線
方向に対して8本ずつが割り当てられたサブワード線の
中から1本のサブワード線を選択するために、サブワー
ド選択ドライバが配置される。このサブワード選択ドラ
イバは、上記サブワードドライバの配列方向に延長され
る8本のサブワード選択線の中から1つを選択する選択
信号を形成する。
【0014】上記のように1つのメモリアレイは、相補
ビット線方向に対して4Kビットの記憶容量を持つ。し
かしながら、1つの相補ビット線に対して4Kものメモ
リセルを接続すると、相補ビット線の寄生容量が増大
し、微細な情報記憶用キャパシタとの容量比により読み
出される信号電圧が小さくなってしまうために、相補ビ
ット線方向に対して上記のように12分割する。つま
り、太い黒線で示されたセンスアンプ16により相補ビ
ット線対が12分割される。特に制限されないが、セン
スアンプ12は、シェアードセンス方式により構成さ
れ、メモリアレイ群の両端に配置されるセンスアンプ1
6を除いて、センスアンプ16を中心にして左右に相補
ビット線が設けられ、左右いずれかの相補ビット線に選
択的に接続される。
【0015】上記のようにサブアレイ15に設けられる
相補ビット線対を340のようにすることにより、サブ
ワードドライバ領域17を1つの16Mビットメモリア
レイ当たり12+1=13個に減らすことができる。つ
まり、従来のように相補ビット線対を256とすると、
1つのメモリアレイ当たり16+1=17も必要である
から、4つ分減らすことができる。チップ長辺長でみる
と、サブワードドライバを8個分減らすことができる。
これにより、チップサイズの小型化とサブワードドライ
バで消費される電流を削減することができる。
【0016】図2には、この発明に係るダイナミック型
RAMにおけるサブアレイとその周辺回路の一実施例の
概略レイアウト図が示されている。同図には、図1に示
されたメモリアレイの中の6つのサブアレイSBARY
1〜SBARY4及びSBARY1’,SBARY2’
が代表として示されている。図2において、サブアレイ
SBARY1〜SBARY4及びSBARY1’,SB
ARY2’が形成される領域は、その周辺に設けられサ
ブワードドライバ領域、センスアンプ領域及びクロスエ
リアにより囲まれるようにされる。
【0017】サブアレイSBARY1〜4と、SBAR
Y1’,SBARY2’は、次のような4種類に分けら
れる。つまり、ワード線の延長方向を水平方向とする
と、右下に配置される第1のサブアレイSBARY1
は、サブワード線SWLが256本配置され、相補ビッ
ト線対は342対から構成される。それ故、上記256
本のサブワード線SWLに対応した256個のサブワー
ドドライバSWDは、かかるサブアレイの左右に128
個ずつに分割して配置される。上記342対の相補ビッ
ト線BLに対応して設けられる342個のセンスアンプ
SAは、前記のようなシェアードセンスアンプ方式に加
えて、さらに交互配置とし、かかるサブアレイの上下に
おいて171個ずつに分割して配置される。
【0018】右上配置される第2のサブアレイSBAR
Y2は、特に制限されないが、正規のサブワード線SW
Lが256本に加えて8本の予備(冗長)ワード線8R
が設けられ、相補ビット線対は340対から構成され
る。それ故、上記256+8本のサブワード線SWLに
対応した264個のサブワードドライバSWDは、かか
るサブアレイの左右に132個ずつに分割して配置され
る。センスアンプは、上記同様に171個ずつが上下に
配置される。すなわち、上記右側の上下に配置されるサ
ブアレイSBARYに形成される342対のうちの17
1対の相補ビット線は、それに挟まれたセンスアンプS
Aに対してシェアードスイッチMOSFETを介して共
通に接続される。
【0019】中央下配置される第3のサブアレイSBA
RY3は、右隣接のサブアレイSBARYと同様にサブ
ワード線SWLが256本により構成される。上記同様
に128個のサブワードドライバが分割して配置され
る。上記下側左右に配置されたサブアレイSBARYの
256本のうちの128本のサブワード線SWLは、そ
れに挟まれた領域に形成された128個のサブワードド
ライバSWDに対して共通に接続される。上記のように
左下配置されるサブアレイSBARYは、340対から
なる正規の相補ビット線BLに加えて、4対の予備(冗
長)ビット線4REDが設けられる。それ故、上記34
4対からなる相補ビット線BLに対応した344個のセ
ンスアンプSAは、かかるサブアレイの上下に172個
ずつに分割して配置される。
【0020】中央上配置される第4のサブアレイSBA
RY4は、右隣接のサブアレイSBARYと同様に正規
のサブワード線SWLが256本に予備サブワード線が
8本設けられ、下隣接のサブアレイと同様に正規の相補
ビット線対の340対に加えて、予備のビット線RED
が4対設けられるので、サブワードドライバは、左右に
132個ずつ分割して配置され、センスアンプSAは上
下に172ずつが分割して配置される。
【0021】そして、右下部には上記左下部のサブアレ
イSBARY1と同様なサブアレイSBARY1’が設
けられ、右上部には左上部のサブアレイSBARY2と
同様なサブアレイSBARY2’が設けられるものであ
る。
【0022】メインワード線MWLは、その1つが代表
として例示的に示されているように前記のような水平方
向に延長される。また、カラム選択線YSは、その1つ
が代表として例示されるように縦方向に延長される。上
記メインワード線MWLと平行にサブワード線SWLが
配置され、上記カラム選択線YSと平行に相補ビット線
BL(図示ぜす)が配置されるものである。この実施例
では、特に制限されないが、上記6つのサブアレイを基
本単位の1組として、図1のように16Mビット分のメ
モリアレイでは、ビット線方向には8組のサブアレイが
形成され、ワード線方向には4組の12個のサブアレイ
が構成される。
【0023】上記8本のサブワード選択線FX0B〜F
X7Bが、メインワード線MWLと同様に4組(12
個)のサブアレイを貫通するように延長される。そし
て、サブワード選択線FX0B〜FX3Bからなる4本
と、FX4B〜FX7Bからなる4本とが上下のサブア
レイ上に分けて延長させるようにする。このように2つ
のサブアレイに対して1組のサブワード選択線FX0B
〜FX7Bを割り当て、かつ、それらをサブアレイ上を
延長させるようにする理由は、メモリチップサイズの小
型化を図るためである。
【0024】つまり、各サブアレイに対して上記8本の
サブワード選択線FX0B〜FX7Bを割り当て、しか
もそれをセンスアンプエリア上の配線チャンネルに形成
した場合、図1のメモリアレイのように短辺方向の32
個ものセンスアンプで、8×32=256本分もの配線
チャンネルが必要になるものである。これに対して、上
記の実施例では、配線そのものが、上下2つのサブアレ
イに対して上記8本のサブワード選択線FX0B〜FX
7Bを共通に割り当て、しかも、それをサブアレイ上を
メインワード線と平行に互いに混在させるように配置さ
せることにより、格別な配線専用領域を設けることなく
形成することができる。
【0025】そもそも、サブアレイ上には、8本のサブ
ワード線に対して1本のメインワード線が設けられるも
のであり、その8本の中の1本のサブワード線を選択す
るためにサブワード選択線が必要になるものである。メ
モリセルのピッチに合わせて形成されるサブワード線S
WLの8本分に1本の割り合いでメインワード線MWL
が形成されるものであるために、メインワード線MWL
の配線ピッチは緩やかになっている。したがって、メイ
ンワード線MWLと同じ配線層を利用して、上記サブワ
ード選択線をメインワード線の間に形成することは配線
ピッチの緩やかさを少し犠牲にするだけで比較的容易に
できるものである。
【0026】この実施例のサブワードドライバSWD
は、上記サブワード選択線FX0B等を通して供給され
る選択信号と、それを反転させた選択信号とを用いて1
つのサブワード線SWLを選択する構成を採る。そし
て、サブワードドライバSWDは、それを中心として左
右に配置されるサブアレイのサブワード線SWLを同時
に選択するような構成を採るものである。そのため、上
記のようにFX0B等を共有する2つのサブアレイに対
しては、128×2=256個ものサブワードドライバ
に対して、上記4本のサブワード選択線を割り振って供
給する。つまり、サブワード選択線FX0Bに着目する
と、2つのサブアレイに対して256÷4=64個もの
サブワードドライバSWDに選択信号を供給する必要が
ある。
【0027】上記メインワード線MWLと平行に延長さ
れるものを第1のサブワード選択線FX0Bとすると、
左上部のクロスエリアに設けられ,上記第1のサブワー
ド選択線FX0Bからの選択信号を受けるサブワード選
択線駆動回路FXDを介して、上記上下に配列される6
4個のサブワードドライバに選択信号を供給する第2の
サブワード選択線FX0が設けられる。上記第1のサブ
ワード選択線FX0Bは上記メインワード線MWL及び
サブワード線SWLと平行に延長されるのに対して上記
第2のサブワード選択線は、それと直交するカラム選択
線YS及び相補ビット線BLと平行にサブワードドライ
バ領域上を延長される。上記8本の第1のサブワード選
択線FX0B〜FX7Bと同様に、上記第2のサブワー
ド選択線FX0〜FX7も、偶数FX0,2,4,6
と、奇数FX1,3,5,7とに分割されてサブアレイ
SBARYの左右に設けられたサブワードドライバSW
Dに振り分けられて配置される。
【0028】上記サブワード選択線駆動回路FXDは、
同図において■で示したように、1つのクロスエリアの
上下に2個ずつ分配して配置される。つまり、上記のよ
うに左上部のクロスエリアでは、下側に配置されたサブ
ワード選択線駆動回路が上記第1のサブワード選択線F
X0Bに対応され、左中間部のクロスエリアに設けられ
た2つのサブワード選択線駆動回路FXDが、第1のサ
ブワード選択線FX2Bと、FX4Bに対応され、左下
部のクロスエリアの上側に配置されたサブワード選択線
駆動回路が上記第1のサブワード選択線FX6Bに対応
される。
【0029】中央上部のクロスエリアでは、下側に配置
されたサブワード選択線駆動回路が上記第1のサブワー
ド選択線FX1Bに対応され、中央中間部のクロスエリ
アに設けられた2つのサブワード選択線駆動回路FXD
が、第1のサブワード選択線FX3Bと、FX5Bに対
応され、中央下部のクロスエリアの上側に配置されたサ
ブワード選択線駆動回路が上記第1のサブワード選択線
FX7Bに対応される。そして、右上部のクロスエリア
では、下側に配置されたサブワード選択線駆動回路が上
記第1のサブワード選択線FX0Bに対応され、右中間
部のクロスエリアに設けられた2つのサブワード選択線
駆動回路FXDが、第1のサブワード選択線FX2B
と、FX4Bに対応され、右下部のクロスエリアの上側
に配置されたサブワード選択線駆動回路が上記第1のサ
ブワード選択線FX6Bに対応される。メモリアレイの
端部に設けられたサブワードドライバでは、その右側に
はサブアレイが存在しないから、左側だけのサブワード
線SWLのみを駆動する。
【0030】この実施例のようにサブアレイ上のメイン
ワード線MWLのピッチの隙間にサブワード選択線FX
Bを配置する構成では、格別な配線チャンネルが不要に
できるから、1つのサブアレイに8本のサブワード選択
線を配置するようにしてもメモリチップが大きくなるこ
とはない。しかしながら、上記のようなサブワード選択
線駆動回路FXDを形成するためにクロス領域の面積が
増大し、高集積化を妨げることとなる。つまり、上記ク
ロスエリアには、同図において点線で示したようなメイ
ン入出力線MIOやローカル入出力線LIOに対応して
設けられるスイッチ回路IOSWや、センスアンプを駆
動するパワーMOSFET、シェアードスイッチMOS
FETを駆動するための駆動回路、プリチャージMOS
FETを駆動する駆動回路等が形成されるために面積的
な余裕が無いからである。このため、図3の実施例で
は、上/下の2つのサブアレイでサブワード選択線駆動
回路FXDを共用して面積増加を抑えている。
【0031】上記クロスエリアのうち、偶数に対応した
第2のサブワード選択線FX0〜FX6の延長方向Aに
配置されたものには、後述するようにセンスアンプに対
して定電圧化された内部電圧VDLを供給するNチャン
ネル型のパワーMOSFETQ16及びオーバードライ
ブ用の電源電圧VDD(又はVPPをゲートに、VDD
をドレインに印加し、ソースから出力されるクランプ電
圧VDDCLP)を供給するNチャンネル型のパワーM
OSFETQ15、及びセンスアンプに対して回路の接
地電位VSSを供給するためのNチャンネル型のパワー
MOSFETQ14が設けられる。
【0032】上記クロスエリアのうち、奇数に対応した
第2のサブワード選択線FX1〜FX7の延長方向Bに
配置されたものには、ビット線のプリチャージ及びイコ
ライズ用MOSFETをオフ状態にさせるインバータ回
路と、特に制限されないが、センスアンプに対して回路
の接地電位VSSを供給するためのNチャンネル型のパ
ワーMOSFETが設けられる。このNチャンネル型の
パワーMOSFETは、センスアンプ列の両側からセン
スアンプを構成するNチャンネル型MOSFETの増幅
MOSFETの共通ソース線(CSN)に接地電位を供
給するものである。つまり、センスアンプエリアに設け
られる171個又は172個のセンスアンプに対して
は、上記A側のクロスエリアに設けられたNチャンネル
型のパワーMOSFETと、上記B側のクロスエリアに
設けられたNチャンネル型のパワーMOSFETの両方
により接地電位が供給される。
【0033】上記のようにサブワード線駆動回路SWD
は、それを中心にして左右両側のサブアレイのサブワー
ド線を選択する。これに対して、上記選択された2つの
サブアレイのサブワード線に対応して左右2つのセンス
アンプ群が活性化される。つまり、サブワード線を選択
状態にすると、アドレス選択MOSFETがオン状態と
なり、記憶キャパシタの電荷がビット線電荷と合成され
てしまうので、センスアンプを活性化させてもとの電荷
の状態に戻すという再書き込み動作を行う必要があるか
らである。このため、上記端部のサブアレイに対応した
ものを除いて、上記パワーMOSFETは、それを挟ん
で両側のセンスアンプを活性化させるために用いられ
る。メインワード線が選択されると、それに沿って1本
のサブワード線も12個からなる全サブアイレにわたっ
て選択される。センスアンプ駆動線(CSP,CSN)
は全サブアレイにわたって接続されているので、選択さ
れた全サブアレイのセンスアンプ群が同時に活性化され
る。
【0034】上記センスアンプは、シェアードセンス方
式とされ、それを挟んで両側に配置されるサブアレイの
うち、上記サブワード線が非選択された側の相補ビット
線に対応したシェアードスイッチMOSFETがオフ状
態にされて切り離されることにより、上記選択されたサ
ブワード線に対応した相補ビット線の読み出し信号を増
幅し、メモリセルの記憶キャパシタをもとの電荷状態に
戻すという再書き込み動作を行う。
【0035】図3には、この発明に係るダイナミック型
RAMのセンスアンプ部を中心にして、アドレス入力か
らデータ出力までの簡略化された一実施例の回路図が示
されている。同図においては、2つのサブアレイ15に
上下から挟まれるようにされたセンスアンプ16と前記
交差エリア18に設けられる回路が例示的に示され、他
はブロック図として示されている。また、点線で示され
た回路ブロックは、前記符号によりそれぞれが示されて
いる。
【0036】ダイナミック型メモリセルは、上記1つの
サブアレイ15に設けられたサブワード線SWLと、相
補ビット線BL,BLBのうちの一方のビット線BLと
の間に設けられた1つが代表として例示的に示されてい
る。ダイナミック型メモリセルは、アドレス選択MOS
FETQmと記憶キャパシタCsから構成される。アド
レス選択MOSFETQmのゲートは、サブワード線S
WLに接続され、このMOSFETQmのドレインがビ
ット線BLに接続され、ソースに記憶キャパシタCsが
接続される。記憶キャパシタCsの他方の電極は共通化
されてプレート電圧VPLTが与えられる。上記MOS
FETQmの基板(チャンネル)には負のバックバイア
ス電圧VBBが印加される。特に制限されないが、後述
するような理由によって、上記バックバイアス電圧VB
Bは、−1Vのようなバックバイアス電圧が印加され
る。上記サブワード線SWLの選択レベルは、上記ビッ
ト線のハイレベルに対して上記アドレス選択MOSFE
TQmのしきい値電圧分だけ高くされた高電圧VPPと
される。
【0037】センスアンプを内部降圧電圧VDLで動作
させるようにした場合、センスアンプにより増幅されて
ビット線に与えられるハイレベルは、上記内部電圧VD
Lレベルにされる。したがって、上記ワード線の選択レ
ベルに対応した高電圧VPPはVDL+Vth+αにされ
る。センスアンプの左側に設けられたサブアレイの一対
の相補ビット線BLとBLBは、同図に示すように平行
に配置され。かかる相補ビット線BLとBLBは、シェ
アードスイッチMOSFETQ1とQ2によりセンスア
ンプの単位回路の入出力ノードと接続される。
【0038】センスアンプの単位回路は、ゲートとドレ
インとが交差接続されてラッチ形態にされたNチャンネ
ル型の増幅MOSFETQ5,Q6及びPチャンネル型
の増幅MOSFETMOSFETQ7,Q8から構成さ
れる。Nチャンネル型MOSFETQ5とQ6のソース
は、共通ソース線CSNに接続される。Pチャンネル型
MOSFETQ7とQ8のソースは、共通ソース線CS
Pに接続される。上記共通ソース線CSNとCSPに
は、それぞれパワースイッチMOSFETが接続され
る。特に制限されないが、Nチャンネル型の増幅MOS
FETQ5とQ6のソースが接続された共通ソース線C
SNには、上記クロスエリア18に設けられたNチャン
ネル型のパワースイッチMOSFETQ14により接地
電位に対応した動作電圧が与えられる。
【0039】特に制限されないが、上記Pチャンネル型
の増幅MOSFETQ7とQ8のソースが接続された共
通ソース線CSPには、上記クロスエリア18に設けら
れたオーバードライブ用のNチャンネル型のパワーMO
SFETQ15と、上記内部電圧VDLを供給するNチ
ャンネル型のパワーMOSFETQ16が設けられる。
上記オーバードライブ用の電圧には、特に制限されない
が、外部端子から供給される電源電圧VDDが用いられ
る。あるいは、センスアンプ動作速度の電源電圧VDD
依存性を軽減するために、ゲートにVPPが印加され、
ドレインに電源電圧VDDが供給されたNチャンネル型
MOSFETのソースから上記電圧を得るものとしてわ
ずかに降圧してもよい。
【0040】上記Nチャンネル型のパワーMOSFET
Q15のゲートに供給されるセンスアンプオーバードラ
イブ用活性化信号SAP1は、上記Nチャンネル型MO
SFETQ16のゲートに供給される活性化信号SAP
2と同相の信号とされ、SAP1とSAP2は時系列的
にハイレベルにされる。特に制限されないが、SAP1
とSAP2のハイレベルは昇圧電圧VPPレベルの信号
とされる。つまり、昇圧電圧VPPは、約3.8Vであ
るので、上記Nチャンネル型MOSFETQ15を十分
にオン状態にさせることができる。MOSFETQ15
がオン状態からオフ状態になると同時にMOSFETQ
16がオン状態となり、ソース側から内部電圧VDLに
対応した電圧を出力させることができる。
【0041】上記センスアンプの単位回路の入出力ノー
ドには、相補ビット線を短絡させるイコライズMOSF
ETQ11と、相補ビット線にハーフプリチャージ電圧
VBLRを供給するスイッチMOSFETQ9とQ10
からなるプリチャージ(イコライズ)回路が設けられ
る。これらのMOSFETQ9〜Q11のゲートは、共
通にプリチャージ信号PCBが供給される。このプリチ
ャージ信号PCBを形成するドライバ回路は、図示しな
いが、上記クロスエリアにインバータ回路を設けて、そ
の立ち下がり、立ち上がりを高速にする。つまり、メモ
リアクセスの開始時にワード線選択タイミングに先行し
て、各クロスエリアに分散して設けられたインバータ回
路を通して上記プリチャージ回路を構成するMOSFE
TQ9〜Q11を高速に切り替えるようにするものであ
る。
【0042】上記クロスエリア18には、図3に示した
回路以外にも、必要に応じてセンスアンプのコモンソー
ス線CSPとCSNのハーフプリチャージ回路、ローカ
ル入出力線LIOのハーフプリチャージ回路、シェアー
ド選択信号線SHRとSHLの分散ドライバ回路等も設
けられる。
【0043】センスアンプの単位回路は、シェアードス
イッチMOSFETQ3とQ4を介して図下側のサブア
レイ15の同様な相補ビット線BL,BLBに接続され
る。例えば、上側のサブアレイのサブワード線SWLが
選択されたときには、センスアンプの上側シェアードス
イッチMOSFETQ1とQ2はオン状態に、下側シェ
アードスイッチMOSFETQ3とQ4とがオフ状態に
される。スイッチMOSFETQ12とQ13は、カラ
ムスイッチ回路を構成するものであり、上記選択信号Y
Sが選択レベル(ハイレベル)にされるとオン状態とな
り、上記センスアンプの単位回路の入出力ノードとロー
カル入出力線LIO1とLIO1B、LIO2,LIO
2B等とを接続させる。
【0044】これにより、センスアンプの入出力ノード
は、上記上側の相補ビット線BL,BLBに接続され
て、選択されたサブワード線SWLに接続されたメモリ
セルの微小信号を増幅し、上記カラムスイッチ回路(Q
12とQ13)を通してローカル入出力線LIO1,L
IO1Bに伝える。上記ローカル入出力線LIO1,L
IO1Bは、上記センスアンプ列に沿って、つまり、同
図では横方向に複数のサブアレイにわたって延長され
る。上記ローカル入出力線LIO1,LIO1Bは、ク
ロスエリア18に設けられたNチャンネル型MOSFE
TQ19とQ20からなるIOスイッチ回路を介してメ
インアンプ61の入力端子が接続されるメイン入出力線
MIO,MIOBに接続される。なお、上記IOスイッ
チ回路は、選択信号IOSWによりスイッチ制御され、
後述するように上記Nチャンネル型MOSFETQ19
とQ20のそれぞれにPチャンネル型MOSFETを並
列に接続したCMOSスイッチとしてもよい。
【0045】特に制限されないが、上記カラムスイッチ
回路は、1つの選択信号YSにより二対の相補ビット線
BL,BLBを二対のローカル入出力線LIO1,LI
O1BとLIO2,LIO2Bとを接続させる。それ
故、1つのメインワード線の選択動作により選択された
サブアレイにおいて、その両側に設けられる一対のセン
スアンプに対応して設けられる上記二対のカラムスイッ
チ回路により合計四対の相補ビット線が選択されること
になる。シンクロナスDRAMのバーストモードでは、
Y系アドレスカウンタ動作により上記カラム選択信号Y
Sがクロック入力毎に切り換えられ、上記ローカル入出
力線LIO1,LIO1Bとサブアレイの相補ビット線
BL,BLBとの接続が順次に切り換えられる。
【0046】アドレス信号Aiは、アドレスバッファ5
1に供給される。このアドレスバッファは、時分割的に
動作してXアドレス信号とYアドレス信号を取り込む。
Xアドレス信号は、プリデコーダ52に供給され、メイ
ンローデコーダ11とメインワードドライバ12を介し
てメインワード線MWLの選択信号が形成される。上記
アドレスバッファ51は、外部端子から供給されるアド
レス信号Aiを受けるものであるので、外部端子から供
給される電源電圧VDDにより動作させられ、上記プリ
デコーダは、降圧電圧VPERIにより動作させられ、
上記メインワードドライバ12は、昇圧電圧VPPによ
り動作させられる。カラムデコーダ(ドライバ)53
は、上記アドレスバフッァ51の時分割的な動作によっ
て供給されるYアドレス信号を受けて、上記選択信号Y
Sを形成する。
【0047】上記メインアンプ61は、降圧電圧VPE
RIにより動作させられ、外部端子から供給される電源
電圧VDDで動作させられる出力バッファ62を通して
外部端子Dout から出力される。外部端子Dinから入力
される書き込み信号は、入力バッファ63を通して取り
込まれ、同図においてメインアンプ61に含まれる後述
するようなライトアンプを通して上記メイン入出力線M
IOとMIOBに書き込み信号を供給する。上記出力バ
ッファの入力部には、レベルシフト回路とその出力信号
を上記クロック信号に対応したタイミング信号に同期さ
せて出力させるための論理部が設けられる。
【0048】特に制限されないが、上記外部端子から供
給される電源電圧VDDは、3.3Vにされ、内部回路
に供給される降圧電圧VPERIは2.5Vに設定さ
れ、上記センスアンプの動作電圧VDLは2.0Vとさ
れる。そして、ワード線の選択信号(昇圧電圧)は、
3.8Vにされる。ビット線のプリチャージ電圧VBL
Rは、VDL/2に対応した1.0Vにされ、プレート
電圧VPLTも1.0Vにされる。そして、基板電圧V
BBは−1.0Vにされる。
【0049】図4には、メイン入出力線MIOの配置を
説明するための一実施例のブロック図が示されている。
同図には、上記メモリチップ10に設けられる4つのメ
モリアレイの1つの一部のみが拡大して示されている。
サブワードドライバ領域17は、ワードドライバ12に
近い方から順に#1〜#13のように13個設けられ、
上記1K(1024)対分に対応した3つのサブアレイ
の中央部分を挟むように配置される#2と#3、#5と
#6、#8と#9、#11と#12の各サブワードドラ
イバ領域に2対のメイン入出力線MIOが配置される。
これらMIOは前述したクロスエリアのIOスイッチで
LIOと接続される。
【0050】これにより、1つのメモリアレイでは、全
体で8×2=16対のメイン入出力線MIOが設けら
れ、それぞれにメインアンプの入力端子、及びライトア
ンプの出力端子が接続される。したがって、上記4つの
メモリアレイそれぞれをシンクロナスDRAMの1つの
メモリバンクとして対応させて、そのうち1つを選択的
に選択するようにした場合、同時に16ビット単位での
データの入出力が行われるようにされる。すなわち、×
16ビット構成のシンクロナスDRAMを実現できる。
【0051】図5には、上記メイン出力線とローカル入
出力線の関係を説明するためのブロック図が示されてい
る。図5(A)、(B)は共に本発明の1024BBL
対3ん分割方式である。サブアレイの間にはサブワード
ドライバ領域があり、図5の3つのサブアレイでみる
と、4つのサブワードドライバ領域(#1〜#4)があ
る。図5(A)と(B)は、MIOやセンスアンプ駆動
MOSの配置が相違している。
【0052】クロスエリアは、センスアンプ長さとサブ
ワードドライバ長さで決まる限られた面積しか持たない
ので、IOスイッチとセンスアンプ駆動パワーMOSF
ETを別々のクロスエリアに配置する。もちろん、IO
スイッチのあるクロスエリアに一部又は小寸法のパワー
MOSFETを配置してもよい。
【0053】図5(A)では、#2,#3のクロスエリ
アにMIOを置き、図示しないが#1,#4のクロスエ
リアにセンスアンプ駆動パワーMOSFETを配置す
る。図5(B)では、#2,#4のクロスエリアにMI
Oを置き、図示しないが#1,#3のクロスエリアにセ
ンスアンプ駆動パワーMOSFETを配置する。両者を
図4のように並べ12個のサブアレイとする場合、図5
(B)の方がパワーMOSFETをより均等に分散させ
たこととなり、センスアンプの駆動速度の観点から有利
である。
【0054】図6には、この発明に係るサブアレイの他
の一実施例の配置図が示されている。この実施例では、
1024本分のワード線及び相補ビット線をそれぞれ3
分割するようにサブアレイを配置するものである。した
がって、1Mビット分を9個のサブアレイに分割してい
る。1つのサブワード線に接続されるメモリセルの数は
約340個にされ、ビット線に接続されるメモリセルの
数が約340個にされる。このようにすると、それを選
択するための2進の重み持ったアドレス信号AX8,X
A9と、AY8とAY9とサブアレイとが一対一に対応
できなくなる。ロウデコーダやカラムデコーダの入力信
号の分割が、サブアレイ分割と一致しないので、デコー
ダ群の入力で調整する必要が生じる。
【0055】上記のように相補ビット線対を約340対
にし、サブワード線SWLを約340本にした場合に
は、寄生容量や配線抵抗は従来のような256BL×2
56WLの場合に比較して、いずれも1.3倍程度しか
増加せず、したがって、それぞれの時定数は1.7倍に
しか増加しない。これにより、従来のサブワード線やビ
ット線と同じ配線材料を用いたままで、動作速度や信号
量の低下を許容できる範囲にとどめつつ、チップ面積を
低減させることができる。すなわち、512BL×51
2WLのようにそれぞれの時定数が4倍にまで増加する
ことはなく、性能低下のデメリットを最小に抑えつつ、
チップ面積の低減を図るようにすることが
【0056】前記図1の実施例のようにビット線のみを
上記のように1024/3のように分割した場合には、
サブワード線の立ち上がり又は立ち下がり時定数が上記
256BL対の場合の1.7倍にしか増加せず、相補ビ
ット線に接続されるメモリセルの数は、256個である
のでセンスアンプの動作速度や信号量はなんら犠牲にな
るものではない。
【0057】前記図1の実施例と逆に、サブワード線の
みを上記のように1024/3のように分割した場合に
は、相補ビット線対の寄生容量や配線容量が増加して時
定数が上記256BL対の場合の1.7倍にしか増加
し、それに対応して信号量も1/1.3に低減するが、
ワード線に接続されるメモリセルの数は、256個であ
るのでワード線の立ち上がりや立ち下がりは犠牲になる
ものではない。
【0058】上記の実施例から得られる作用効果は、下
記の通りである。すなわち、 (1) 複数のサブワード線とそれと直交するように配
置された相補ビット線対との交点に配置されたダイナミ
ック型メモリセルにより構成されたサブアレイをワード
線方向に3個並べて、合わせて1024対からなる相補
ビット線対をそれぞれで実質的に等しい数となるように
3分割する、あるいはサブアレイをビット線方向に3個
並べて、合わせて1024本からなるサブワード線をそ
れぞれで実質的に等しい数となるように分配することに
より、時定数が上記256BL対の場合の1.7倍にし
か増加しないから、512BL又は512WLのように
それぞれの時定数が4倍にまで増加することはなく、性
能低下のデメリットを最小に抑えつつ、チップ面積の低
減を図るようにすることができるという効果が得られ
る。
【0059】(2) 複数からなるサブワード線配列の
両端側にサブワード線駆動回路を振り分けて分割して配
置し、複数からなる相補ビット線配列の両端側にセンス
アンプを振り分けて分割して配置し、上記サブアレイを
上記複数のサブワード線駆動回路列と上記複数のセンス
アンプ列とにより囲まれるように形成することにより、
高密度で回路をレイアウトすることができ、メモリチッ
プサイズのいっそうの小型化を実現できるという効果が
得られる。
【0060】(3) 上記センスアンプをシェアードセ
ンス方式としそれを中心にして隣接するサブアレイのビ
ット線に対応して設け、上記サブワード線駆動回路をそ
れを中心にして隣接するサブアレイのサブワード線を選
択することより、高密度で回路をレイアウトすることが
でき、メモリチップサイズのいっそうの小型化を実現で
きるという効果が得られる。
【0061】(4) 上記相補ビット線をカラム選択回
路を介して上記3つのサブアレイに対応したセンスアン
プにそって延長されるローカル入出力線に接続し、メイ
ン入出力選択回路を介して上記3つに並べられたサブア
レイの境界部の4つのサブワードドライバ領域のうちの
2つに沿って延長されるメイン入出力線に接続し、上記
メイン入出力線にメインアンプの入力端子とライトアン
プの出力端子とを接続することにより、高密度で回路を
レイアウトすることができ、メモリチップサイズのいっ
そうの小型化を実現できるという効果が得られる。
【0062】以上本発明者よりなされた発明を実施例に
基づき具体的に説明したが、本願発明は前記実施例に限
定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種
々変更可能であることはいうまでもない。例えば、ダイ
ナミック型RAMの記憶容量は64Mビットの他、16
Mビットあるいは256Mビットのようにも同様に適用
することできる。この発明は、階層ワード線方式のダイ
ナミック型RAMに限らず、ワードシャント方式におい
ても、ワード線シャント単位を256、512、102
4の単位ではなく、例えば340、680単位で設ける
という様に広く利用することができる。
【0063】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、複数のサブワード線とそれ
と直交するように配置された相補ビット線対との交点に
配置されたダイナミック型メモリセルにより構成された
サブアレイをワード線方向に3個並べて、合わせて10
24対からなる相補ビット線対をそれぞれで実質的に等
しい数となるように分配する、あるいはサブアレイをビ
ット線方向に3個並べて、合わせて1024本からなる
サブワード線をそれぞれで実質的に等しい数となるよう
に3分割することにより、時定数が上記256BL対の
場合の1.7倍にしか増加しないから、512BL又は
512WLのようにそれぞれの時定数が4倍にまで増加
することはなく、性能低下のデメリットを最小に抑えつ
つ、チップ面積の低減を図るようにすることができると
いう効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るダイナミック型RAMの一実施
例を示す概略レイアウト図である。
【図2】この発明に係るダイナミック型RAMにおける
サブアレイとその周辺回路の一実施例を示す概略レイア
ウト図である。
【図3】この発明に係るダイナミック型RAMのセンス
アンプ部を中心にして、アドレス入力からデータ出力ま
での簡略化された一実施例を示す回路図である。
【図4】この発明に係るダイナミック型RAMのメイン
入出力線MIOの配置を説明するための一実施例のブロ
ック図である。
【図5】この発明に係るダイナミック型RAMのメイン
入出力線とローカル入出力線の関係を説明するためのブ
ロック図である。
【図6】この発明に係るサブアレイの他の一実施例を示
す配置図である。
【符号の説明】
10…メモリチップ、11…メインロウデコーダ領域、
12…メインワードドライバ領域、13…カラムデコー
ダ領域、14…周辺回路、ポンディングパッド領域、1
5…メセリセルアレイ(サブアレイ)、16…センスア
ンプ領域、17…サブワードドライバ領域、18…交差
領域(クロスエリア)、51…アドレスバッファ、52
…プリデコーダ、53…デコーダ、61…メインアン
プ、62…出力バッファ、63…入力バッファ、BLe
q…ビット線プリチャージ回路、LIOeq…ローカル
入出力線プリチャージ回路、MIOeq…メイン入出力
線プリチャージ回路、MIO−LIOsw…IOスイッ
チ回路、MA…メインアンプ、WA…ライトアンプ。
フロントページの続き (72)発明者 橘川 五郎 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内 (72)発明者 桜井 清威 東京都小平市上水本町五丁目22番1号 株 式会社日立超エル・エス・アイ・システム ズ内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メインワード線と、 上記メインワード線の延長方向に対して分割された長さ
    とされ、かつ、上記メインワード線と交差するビット線
    方向に対して複数配置され、複数からなるダイナミック
    型メモリセルのアドレス選択端子が接続されてなるサブ
    ワード線及び上記複数のサブワード線とそれと直交する
    ように配置され、上記ダイナミック型メモリセルの入出
    力端子がその一方に接続された複数の相補ビット線対か
    らなるサブアレイと、 上記メインワード線の選択信号と上記サブワード選択線
    を通して伝えられた選択信号とを受けて、上記サブワー
    ド線の選択信号を形成する複数からなるサブワード線駆
    動回路と、 上記複数のサブワード線とそれと直交するように配置さ
    れ、上記ダイナミック型メモリセルの入出力端子がその
    一方に接続された複数の相補ビット線対と、 上記複数の相補ビット線対に入出力端子が接続されてな
    る複数のセンスアンプとを備え、 上記ワード線方向に上記サブアレイを3個並べて、10
    24からなる相補ビット線対をそれぞれで実質的に等し
    い数となるように分配してなることを特徴とするダイナ
    ミック型RAM。
  2. 【請求項2】 上記サブアレイは、 上記複数からなるサブワード線配列の両端側にサブワー
    ド線駆動回路が振り分けられて分割して配置され、 上記複数からなる相補ビット線配列の両端側にセンスア
    ンプが振り分けられて分割して配置され、 上記1つのサブアレイは、上記複数のサブワード線駆動
    回路列と上記複数のセンスアンプ列とにより囲まれるよ
    うに形成されるものであることを特徴とする請求項1の
    ダイナミック型RAM。
  3. 【請求項3】 上記センスアンプは、シェアードセンス
    方式とされ、それを中心にして隣接するサブアレイのビ
    ット線に対応して設けられるものであり、 上記サブワード線駆動回路は、それを中心にして隣接す
    るサブアレイのサブワード線を選択するものであること
    を特徴とする請求項1又は請求項2のダイナミック型R
    AM。
  4. 【請求項4】 上記相補ビット線は、カラム選択回路を
    介して上記3つのサブアレイに対応したセンスアンプに
    そって延長されるローカル入出力線に接続され、 上記ローカル入出力線は、メイン入出力選択回路を介し
    て上記3つに並べられたサブアレイのうちの中央のサブ
    アレイを挟むように配置される2つのサブワードドライ
    バに沿って延長されるメイン入出力線に接続されるもの
    であり、 上記メイン入出力線にはメインアンプの入力端子と、ラ
    イトアンプの出力端子とが接続されるものであることを
    特徴とする請求項2又は請求項3のダイナミック型RA
    M。
  5. 【請求項5】 メインワード線と、 上記メインワード線の延長方向に対して分割された長さ
    とされ、かつ、上記メインワード線と交差するビット線
    方向に対して複数配置され、複数からなるダイナミック
    型メモリセルのアドレス選択端子が接続されてなるサブ
    ワード線及び上記複数のサブワード線とそれと直交する
    ように配置され、上記ダイナミック型メモリセルの入出
    力端子がその一方に接続された複数の相補ビット線対か
    らなるサブアレイと、 上記メインワード線の選択信号と上記サブワード選択線
    を通して伝えられた選択信号とを受けて、上記サブワー
    ド線の選択信号を形成する複数からなるサブワード線駆
    動回路と、 上記複数のサブワード線とそれと直交するように配置さ
    れ、上記ダイナミック型メモリセルの入出力端子がその
    一方に接続された複数の相補ビット線対と、 上記複数の相補ビット線対に入出力端子が接続されてな
    る複数のセンスアンプとを備え、 上記ビット線方向に上記サブアレイを3個並べて、10
    24からなるサブワード線をそれぞれで実質的に等しい
    数となるように分配してなることを特徴とするダイナミ
    ック型RAM。
  6. 【請求項6】 上記サブアレイは、 上記複数からなるサブワード線配列の両端側にサブワー
    ド線駆動回路が振り分けられて分割して配置され、 上記複数からなる相補ビット線配列の両端側にセンスア
    ンプが振り分けられて分割して配置され、 上記1つのサブアレイは、上記複数のサブワード線駆動
    回路列と上記複数のセンスアンプ列とにより囲まれるよ
    うに形成されるものであることを特徴とする請求項4の
    ダイナミック型RAM。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006172701A (ja) * 2004-12-15 2006-06-29 Samsung Electronics Co Ltd メモリセルアレイブロックの構成方法、アドレス指定方法、半導体メモリ装置及びメモリセルアレイブロック
JP2014041691A (ja) * 2013-10-30 2014-03-06 Ps4 Luxco S A R L 半導体装置

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