JP2000163960A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

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JP2000163960A
JP2000163960A JP10333855A JP33385598A JP2000163960A JP 2000163960 A JP2000163960 A JP 2000163960A JP 10333855 A JP10333855 A JP 10333855A JP 33385598 A JP33385598 A JP 33385598A JP 2000163960 A JP2000163960 A JP 2000163960A
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circuit
sub
signal
level
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Hidetoshi Miyauchi
秀敏 宮内
Hiroki Fujisawa
宏樹 藤澤
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Hitachi Ltd
Hitachi Solutions Technology Ltd
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Hitachi Ltd
Hitachi ULSI Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 降圧電圧と昇圧電圧とで動作する内部回路を
備えた半導体集積回路装置の高速化と低消費電力化を実
現する。 【解決手段】 外部端子から供給された第1の電圧で動
作する第1の回路、上記第1の電圧を降圧して第2の電
圧で動作する第2の回路、上記第1の電圧に対して昇圧
された第3の電圧で動作する第3の回路及び上記第2の
回路で形成された出力信号を第3の回路の入力信号にレ
ベル変換するレベル変換回路を備え、上記レベル変換回
路は、上記第2の電圧に対応した信号レベルを上記第1
の電圧又はそれ近傍した電圧に対応した信号レベルに変
換する第1のレベル変換回路と、上記第1のレベル変換
回路の出力信号レベル上記第3の電圧に対応した信号レ
ベルに変換する第2のレベル変換回路で構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体集積回路
装置に関し、例えばアドレス選択回路等の周辺回路の動
作電圧を電源電圧を降圧したものを用い、ワード線の電
源電圧以上の昇圧電圧にしたダイナミック型RAM(ラ
ンダム・アクセス・メモリ)におけるレベル変換回路に
利用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】低消費電力化や素子の微細化に伴うMO
SFETのゲート酸化膜の薄膜化による電界強度の問題
を解消する等のために部端子から供給された電源電圧を
降圧して内部電圧を用いたダイナミック型RAMがあ
る。また、外部端子から供給される電源電圧も低電圧化
の傾向にある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような動作電圧
は低下する傾向にあるが、情報保持特性を維持するため
にオフ状態でのリーク電流を低減すべくメモリセルのア
ドレス選択MOSFETのしきい値電圧は大きく設定さ
ており、ワード線の選択レベルはそれほど低下せず電源
電圧以上に高くされた昇圧電圧を必要とする。この結
果、デコーダ等で形成された選択信号とワード線の選択
レベルの電圧差が益々拡大する傾向にある。したがっ
て、レベル変換回路において、上記のような降圧電圧を
上記昇圧電圧まで昇圧するために、での速度遅延と貫通
電流が増大するという問題が生じる。
【0004】この発明の目的は、降圧電圧と昇圧電圧と
で動作する内部回路を備えた半導体集積回路装置の高速
化と低消費電力化を実現することにある。この発明の前
記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は、本明細書の
記述および添付図面から明らかになるであろう。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、外部端子から供給された第
1の電圧で動作する第1の回路、上記第1の電圧を降圧
して第2の電圧で動作する第2の回路、上記第1の電圧
に対して昇圧された第3の電圧で動作する第3の回路及
び上記第2の回路で形成された出力信号を第3の回路の
入力信号にレベル変換するレベル変換回路を備え、上記
レベル変換回路は、上記第2の電圧に対応した信号レベ
ルを上記第1の電圧又はそれ近傍した電圧に対応した信
号レベルに変換する第1のレベル変換回路と、上記第1
のレベル変換回路の出力信号レベル上記第3の電圧に対
応した信号レベルに変換する第2のレベル変換回路で構
成する。
【0006】
【発明の実施の形態】図1には、この発明が適用される
ダイナミック型RAMの一実施例の概略レイアウト図が
示されている。同図においては、この発明が適用される
ダイナミック型RAMを構成する各回路ブロックのう
ち、その主要部が判るように示されており、それが公知
の半導体集積回路の製造技術により、単結晶シリコンの
ような1個の半導体基板上において形成される。
【0007】この実施例では、特に制限されないが、メ
モリアレイは、全体として4個に分けられる。半導体チ
ップの長手方向に対して左右に分けられて、中央部分1
4にアドレス入力回路、データ入出力回路及びボンディ
ングパッド列からなる入出力インターフェイス回路及び
昇圧回路や降圧回路を含む電源回路等が設けられる。こ
れら中央部分14の両側のメモリアレイに接する部分に
は、カラムデコーダ領域13が配置される。
【0008】上述のように半導体チップの長手方向に対
して左右に2個、上下に2個ずつに分けられた4個から
なる各メモリアレイにおいて、長手方向に対して上下中
央部にメインロウデコーダ領域(メモリアレイ制御回
路)11が設けられる。このメインロウデコーダの上下
には、メインワードドライバ領域12が形成されて、上
記上下に分けられたメモリアレイのメインワード線を駆
動する駆動回路が設けられることの他、後述するような
サブワード選択線やセンスアンプを駆動するメモリアレ
イ制御回路が設けられる。
【0009】上記メモリセルアレイ(以下、サブアレイ
と称する)15は、その拡大図に示すように、センスア
ンプ領域16、サブワードドライバ領域17に囲まれて
形成される。上記センスアンプ領域16と、上記サブワ
ードドライバ領域17の交差部は、交差領域(クロスエ
リア)18とされる。上記センスアンプ領域16に設け
られるセンスアンプは、シェアードセンス方式により構
成され、上記メモリアレイの両端部に配置されるサブア
レイに対応したものを除いて、センスアンプを中心にし
て左右に相補ビット線が設けられ、左右いずれかのサブ
アレイ15の相補ビット線に選択的に接続される。
【0010】上述のように半導体チップの長手方向に対
して左右に4個ずつに分けられたメモリアレイは、2個
ずつ組となって配置される。このように2個ずつ組とな
って配置された2つのメモリアレイは、その中央部分に
上記メインロウデコーダ領域11とメインワードドライ
バ12が配置される。メインワードドライバ12は、上
記1つのメモリアレイを貫通するように延長されるメイ
ンワード線の選択信号を形成する。上記メインワードド
ライバ領域12にサブワード選択用のサブワード選択線
のドライバも設けられ、後述するように上記メインワー
ド線と平行に延長されてサブワード選択線の選択信号を
形成する。そして、センスアンプを駆動する後述するス
イッチMOSFETも設けられる。
【0011】拡大図として示された1つのメモリセルア
レイ(サブアレイ)15は、特に制限されないが、サブ
ワード線が256本と、それと直交する相補ビット線
(又はデータ線)が256対とされる。上記1つのメモ
リアレイにおいて、上記サブアレイ15がビット線方向
に16個設けられるからサブワード線が約4K分設けら
れ、ワード線方向に16個設けられるから相補ビット線
が約4K分設けられる。このようなメモリアレイがメモ
リチップ10の全体で4個設けられるから、メモリチッ
プ10の全体での記憶容量は、4×4K×4K=64M
ビットのようにされる。
【0012】上記1つのメモリアレイは、メインワード
線方向に対して16個に分割される。かかる分割された
サブアレイ15毎にサブワードドライバ(サブワード線
駆動回路)17が設けられる。サブワードドライバ17
は、メインワード線に対して1/16の長さに分割さ
れ、それと平行に延長されるサブワード線の選択信号を
形成する。この実施例では、メインワード線の数を減ら
すために、言い換えるならば、メインワード線の配線ピ
ッチを緩やかにするために、特に制限されないが、1つ
のメインワード線に対して、相補ビット線方向に8本か
らなるサブワード線を配置させる。このようにメインワ
ード線方向には8本に分割され、及び相補ビット線方向
に対して8本ずつが割り当てられたサブワード線の中か
ら1本のサブワード線を選択するために、サブワード選
択ドライバが配置される。このサブワード選択ドライバ
は、上記サブワードドライバの配列方向に延長される8
本のサブワード選択線の中から1つを選択する選択信号
を形成する。
【0013】図2には、この発明に係るダイナミック型
RAMにおけるサブアレイとその周辺回路の一実施例の
概略レイアウト図が示されている。同図には、図1に示
されたメモリアレイの中の4つのサブアレイSBARY
が代表として示されている。図2においては、サブアレ
イSBARYが形成される領域には斜線を付すことによ
って、その周辺に設けられサブワードドライバ領域、セ
ンスアンプ領域及びクロスエリアとを区別するものであ
る。
【0014】サブアレイSBARYは、次のような4種
類に分けられる。つまり、ワード線の延長方向を水平方
向とすると、同図の右下に配置される第1のサブアレイ
SBARYは、サブワード線SWLが256本配置さ
れ、相補ビット線対は256対から構成される。それ
故、上記256本のサブワード線SWLに対応した25
6個のサブワードドライバSWDは、かかるサブアレイ
の左右に128個ずつに分割して配置される。上記25
6対の相補ビット線BLに対応して設けられる256個
のセンスアンプSAは、前記のようなシェアードセンス
アンプ方式に加えて、さらに交互配置とし、かかるサブ
アレイの上下において128個ずつに分割して配置され
る。
【0015】同図の右上配置される第2のサブアレイS
BARYは、特に制限されないが、正規のサブワード線
SWLが256本に加えて8本の予備(冗長)ワード線
が設けられ、相補ビット線対は256対から構成され
る。それ故、上記256+8本のサブワード線SWLに
対応した264個のサブワードドライバSWDは、かか
るサブアレイの左右に132個ずつに分割して配置され
る。センスアンプは、上記同様に128個ずつが上下に
配置される。すなわち、上記右側の上下に配置されるサ
ブアレイSBARYに形成される256対のうちの12
8対の相補ビット線は、それに挟まれたセンスアンプS
Aに対してシェアードスイッチMOSFETを介して共
通に接続される。
【0016】同図の左下配置される第3のサブアレイS
BARYは、右隣接のサブアレイSBARYと同様にサ
ブワード線SWLが256本により構成される。上記同
様に128個のサブワードドライバが分割して配置され
る。上記下側左右に配置されたサブアレイSBARYの
256本のうちの128本のサブワード線SWLは、そ
れに挟まれた領域に形成された128個のサブワードド
ライバSWDに対して共通に接続される。上記のように
左下配置されるサブアレイSBARYは、256対から
なる正規の相補ビット線BLに加えて、4対の予備(冗
長)ビット線4REDが設けられる。それ故、上記26
0対からなる相補ビット線BLに対応した260個のセ
ンスアンプSAは、かかるサブアレイの上下に130個
ずつに分割して配置される。
【0017】同図の左上配置される第4のサブアレイS
BARYは、右隣接のサブアレイSBARYと同様に正
規のサブワード線SWLが256本に予備サブワード線
が8本設けられ、下隣接のサブアレイと同様に正規の相
補ビット線対の256対に加えて、予備のビット線が4
対設けられるので、サブワードドライバは、左右に13
2個ずつ分割して配置され、センスアンプSAは上下に
130個ずつが分割して配置される。
【0018】メインワード線MWLは、その1つが代表
として例示的に示されているように前記のような水平方
向に延長される。また、カラム選択線YSは、その1つ
が代表として例示されるように縦方向に延長される。上
記メインワード線MWLと平行にサブワード線SWLが
配置され、上記カラム選択線YSと平行に相補ビット線
BL(図示ぜす)が配置されるものである。この実施例
では、特に制限されないが、上記4つのサブアレイを基
本単位の1組として、図1のように16MビットのDR
AMでは、ビット線方向には8組のサブアレイが形成さ
れ、ワード線方向には8組のサブアレイが構成される。
1つの組が4個のサブアレイで構成されるから、上記1
6Mビットのメモリアレイでは、8×8×4=256個
のサブアレイが設けられる。上記256個のサブアレイ
を持つメモリアレイがチップ全体では4個設けられるか
ら、メモリチップ全体では256×4=1024個もの
サブアレイが形成されるものである。
【0019】上記4個からなるサブアレイに対して、8
本のサブワード選択線FX0B〜FX7Bが、メインワ
ード線MWLと同様に8組(16個)のサブアレイを貫
通するように延長される。そして、サブワード選択線F
X0B〜FX3Bからなる4本と、FX4B〜FX7B
からなる4本とが上下のサブアレイ上に分けて延長させ
るようにする。このように2つのサブアレイに対して1
組のサブワード選択線FX0B〜FX7Bを割り当て、
かつ、それらをサブアレイ上を延長させるようにする理
由は、メモリチップサイズの小型化を図るためである。
【0020】つまり、各サブアレイに対して上記8本の
サブワード選択線FX0B〜FX7Bを割り当て、しか
もそれをセンスアンプエリア上の配線チャンネルに形成
した場合、図1のメモリアレイのように短辺方向の32
個ものセンスアンプで、8×32=256本分もの配線
チャンネルが必要になるものである。これに対して、上
記の実施例では、配線そのものが上下2つのサブアレイ
に対して上記8本のサブワード選択線FX0B〜FX7
Bを共通に割り当て、しかも、それをサブアレイ上をメ
インワード線と平行に互いに混在させるように配置させ
ることにより、格別な配線専用領域を設けることなく形
成することができる。
【0021】上記サブアレイ上には、8本のサブワード
線に対して1本のメインワード線が設けられるものであ
り、その8本の中の1本のサブワード線を選択するため
にサブワード選択線FX0B〜FX7Bが必要になるも
のである。メモリセルのピッチに合わせて形成されるサ
ブワード線SWLの8本分に1本の割り合いでメインワ
ード線MWLが形成されるものであるために、メインワ
ード線MWLの配線ピッチは緩やかになっている。した
がって、メインワード線MWLと同じ配線層を利用し
て、上記サブワード選択線をメインワード線の間に形成
することは配線ピッチの緩やかさを少し犠牲にするだけ
で比較的容易にできるものである。
【0022】この実施例のサブワードドライバSWD
は、上記サブワード選択線FX0B等を通して供給され
る選択信号と、それを反転させた選択信号とを用いて1
つのサブワード線SWLを選択する構成を採る。そし
て、サブワードドライバSWDは、それを中心として左
右に配置されるサブアレイのサブワード線SWLを同時
に選択するような構成を採るものである。そのため、上
記のようにFX0B等を共有する2つのサブアレイに対
しては、128×2=256個ものサブワードドライバ
に対して、上記4本のサブワード選択線を割り振って供
給する。つまり、サブワード選択線FX0Bに着目する
と、2つのサブアレイに対して256÷4=64個もの
サブワードドライバSWDに選択信号を供給する必要が
ある。
【0023】上記メインワード線MWLと平行に延長さ
れるものを第1のサブワード選択線FX0Bとすると、
左上部のクロスエリアに設けられ,上記第1のサブワー
ド選択線FX0Bからの選択信号を受けるサブワード選
択線駆動回路FXDを介して、上記上下に配列される6
4個のサブワードドライバに選択信号を供給する第2の
サブワード選択線FX0が設けられる。上記第1のサブ
ワード選択線FX0Bは上記メインワード線MWL及び
サブワード線SWLと平行に延長されるのに対して上記
第2のサブワード選択線は、それと直交するカラム選択
線YS及び相補ビット線BLと平行にサブワードドライ
バ領域上を延長される。上記8本の第1のサブワード選
択線FX0B〜FX7Bと同様に、上記第2のサブワー
ド選択線FX0〜FX7も、偶数FX0,2,4,6
と、奇数FX1,3,5,7とに分割されてサブアレイ
SBARYの左右に設けられたサブワードドライバSW
Dに振り分けられて配置される。
【0024】上記サブワード選択線駆動回路FXDは、
同図において■で示したように、1つのクロスエリアの
上下に2個ずつ分配して配置される。つまり、上記のよ
うに左上部のクロスエリアでは、下側に配置されたサブ
ワード選択線駆動回路が上記第1のサブワード選択線F
X0Bに対応され、左中間部のクロスエリアに設けられ
た2つのサブワード選択線駆動回路FXDが、第1のサ
ブワード選択線FX2Bと、FX4Bに対応され、左下
部のクロスエリアの上側に配置されたサブワード選択線
駆動回路が上記第1のサブワード選択線FX6Bに対応
される。
【0025】中央上部のクロスエリアでは、下側に配置
されたサブワード選択線駆動回路が上記第1のサブワー
ド選択線FX1Bに対応され、中央中間部のクロスエリ
アに設けられた2つのサブワード選択線駆動回路FXD
が、第1のサブワード選択線FX3Bと、FX5Bに対
応され、中央下部のクロスエリアの上側に配置されたサ
ブワード選択線駆動回路が上記第1のサブワード選択線
FX7Bに対応される。そして、右上部のクロスエリア
では、下側に配置されたサブワード選択線駆動回路が上
記第1のサブワード選択線FX0Bに対応され、右中間
部のクロスエリアに設けられた2つのサブワード選択線
駆動回路FXDが、第1のサブワード選択線FX2B
と、FX4Bに対応され、右下部のクロスエリアの上側
に配置されたサブワード選択線駆動回路が上記第1のサ
ブワード選択線FX6Bに対応される。このようにメモ
リアレイの端部に設けられたサブワードドライバSWD
では、その右側にはサブアレイが存在しないから、左側
だけのサブワード線SWLのみを駆動する。
【0026】この実施例のようにサブアレイ上のメイン
ワード線MWLのピッチの隙間にサブワード選択線FX
Bを配置する構成では、格別な配線チャンネルが不要に
できるから、1つのサブアレイに8本のサブワード選択
線を配置するようにしてもメモリチップが大きくなるこ
とはない。しかしながら、上記のようなサブワード選択
線駆動回路FXDを形成するためにクロス領域の面積が
増大し、高集積化を妨げることとなる。つまり、上記ク
ロスエリアには、同図において点線で示したようなメイ
ン入出力線(メインIO線ともいう)MIOやローカル
入出力線(ローカルIO線ともいう)LIOに対応して
設けられるIOスイッチ回路IOSWや、センスアンプ
を駆動するパワーMOSFET、シェアードスイッチM
OSFETを駆動するための駆動回路、プリチャージM
OSFETを駆動する駆動回路等の周辺回路を形成する
必要があるために、その素子数は少なくする必要があ
る。図2の実施例では、上/下の2つのサブアレイでサ
ブワード選択線駆動回路FXDを共用して面積増加を抑
えている。
【0027】上記クロスエリアのうち、第2のサブワー
ド選択線のうち偶数に対応したFX0〜FX6の延長方
向Aに配置されたものには、後述するようにセンスアン
プに対してオーバードライブ用の電源電圧VDDを供給
するNチャンネル型のパワーMOSFETQ16、内部
降圧電圧VDLを供給するNチャンネル型のパワースイ
ッチMOSFETQ15、及びセンスアンプに対して回
路の接地電位VSSを供給するためのNチャンネル型の
パワーMOSFETQ14が設けられる。
【0028】上記クロスエリアのうち、第2のサブワー
ド選択線のうち奇数に対応したFX1〜FX7の延長方
向Bに配置されたものには、IOスイッチ回路(ローカ
ルIO(LIO)とメインIO(MIO)間のスイッ
チ)と、ビット線のプリチャージ及びイコライズ用MO
SFETをオフ状態にさせるインバータ回路と、特に制
限されないが、センスアンプに対して回路の接地電位V
SSを供給するためのNチャンネル型のパワーMOSF
ETとが設けられる。このNチャンネル型のパワーMO
SFETは、センスアンプ列の両側からセンスアンプを
構成するNチャンネル型MOSFETの増幅MOSFE
Tの共通ソース線(CSN)に接地電位を供給するもの
である。つまり、センスアンプエリアに設けられる12
8個又は130個のセンスアンプに対しては、上記A側
のクロスエリアに設けられたNチャンネル型のパワーM
OSFETと、上記B側のクロスエリアに設けられたN
チャンネル型のパワーMOSFETの両方により接地電
位が供給される。
【0029】上記のようにサブワード線駆動回路SWD
は、それを中心にして左右両側のサブアレイのサブワー
ド線を選択する。これに対して、上記選択された2つの
サブアレイのサブワード線に対応して左右2つのセンス
アンプが活性化される。つまり、サブワード線を選択状
態にすると、アドレス選択MOSFETがオン状態とな
り、記憶キャパシタの電荷がビット線電荷と合成されて
しまうので、センスアンプを活性化させてもとの電荷の
状態に戻すという再書き込み動作を行う必要があるから
である。このため、上記端部のサブアレイに対応したも
のを除いて、上記パワーMOSFETは、それを挟んで
両側のセンスアンプを活性化させるために用いられる。
これに対して、サブアレイ群の端に設けられたサブアレ
イの右側又は左側に設けられたサブワード線駆動回路S
WDでは、上記サブアレイのサブワード線しか選択しな
いから、上記パワーMOSFETは、上記サブアレイに
対応した片側のセンスアンプ群のみを活性化するもので
ある。
【0030】上記センスアンプは、シェアードセンス方
式とされ、それを挟んで両側に配置されるサブアレイの
うち、上記サブワード線が非選択された側の相補ビット
線に対応したシェアードスイッチMOSFETがオフ状
態にされて切り離されることにより、上記選択されたサ
ブワード線に対応した相補ビット線の読み出し信号を増
幅し、メモリセルの記憶キャパシタをもとの電荷状態に
戻すという再書き込み動作を行う。この場合、上記オー
バードライブ用のMOSFETにより増幅開始時には、
電源電圧VDDのような高い電圧が供給されるので、ハ
イレベルにされるべきビット線の変化を高速にでき、ビ
ット線の電位がVDLに到達すると上記共通化されたパ
ワースイッチMOSFETによりVDLが与えられる。
【0031】図3には、この発明に係るダイナミック型
RAMのセンスアンプ部を中心にして、アドレス入力か
らデータ出力までの簡略化された一実施例の回路図が示
されている。同図においては、2つのサブアレイ15に
上下から挟まれるようにされたセンスアンプ16と前記
交差エリア18に設けられる回路が例示的に示され、他
はブロック図として示されている。また、点線で示され
た回路ブロックは、前記符号によりそれぞれが示されて
いる。
【0032】ダイナミック型メモリセルは、上記1つの
サブアレイ15に設けられたサブワード線SWLと、相
補ビット線BL,BLBのうちの一方のビット線BLと
の間に設けられた1つが代表として例示的に示されてい
る。ダイナミック型メモリセルは、アドレス選択MOS
FETQmと記憶キャパシタCsから構成される。アド
レス選択MOSFETQmのゲートは、サブワード線S
WLに接続され、このMOSFETQmのドレインがビ
ット線BLに接続され、ソースに記憶キャパシタCsが
接続される。記憶キャパシタCsの他方の電極は共通化
されてプレート電圧VPLTが与えられる。上記MOS
FETQmの基板(チャンネル)には負のバックバイア
ス電圧VBBが印加される。特に制限されないが、上記
バックバイアス電圧VBBは、−1Vのような電圧に設
定される。上記サブワード線SWLの選択レベルは、上
記ビット線のハイレベルに対して上記アドレス選択MO
SFETQmのしきい値電圧分だけ高くされた高電圧V
PPとされる。
【0033】センスアンプを内部降圧電圧VDLで動作
させるようにした場合、センスアンプにより増幅されて
ビット線に与えられるハイレベルは、上記内部電圧VD
Lレベルにされる。したがって、上記ワード線の選択レ
ベルに対応した高電圧VPPはVDL+Vth+αにされ
る。センスアンプの左側に設けられたサブアレイの一対
の相補ビット線BLとBLBは、同図に示すように平行
に配置される。かかる相補ビット線BLとBLBは、シ
ェアードスイッチMOSFETQ1とQ2によりセンス
アンプの単位回路の入出力ノードと接続される。
【0034】センスアンプの単位回路は、ゲートとドレ
インとが交差接続されてラッチ形態にされたNチャンネ
ル型の増幅MOSFETQ5,Q6及びPチャンネル型
の増幅MOSFETMOSFETQ7,Q8からなるC
MOSラッチ回路で構成される。Nチャンネル型MOS
FETQ5とQ6のソースは、共通ソース線CSNに接
続される。Pチャンネル型MOSFETQ7とQ8のソ
ースは、共通ソース線CSPに接続される。上記共通ソ
ース線CSNとCSPには、それぞれパワースイッチM
OSFETが接続される。特に制限されないが、Nチャ
ンネル型の増幅MOSFETQ5とQ6のソースが接続
された共通ソース線CSNには、上記クロスエリア18
に設けられたNチャンネル型のパワースイッチMOSF
ETQ14により接地電位に対応した動作電圧が与えら
れる。
【0035】特に制限されないが、上記Pチャンネル型
の増幅MOSFETQ7とQ8のソースが接続された共
通ソース線CSPには、上記クロスエリア18に設けら
れたオーバードライブ用のNチャンネル型のパワーMO
SFETQ16と、上記内部電圧VDLを供給するNチ
ャンネル型のパワーMOSFETQ15が設けられる。
上記オーバードライブ用の電圧には、特に制限されない
が、外部端子から供給される電源電圧VDDが用いられ
る。あるいは、センスアンプ動作速度の電源電圧VDD
依存性を軽減するために、ゲートにVPPが印加され、
ドレインに電源電圧VDDが供給されたNチャンネル型
MOSFETのソースから上記電圧を得るものとしてわ
ずかに降圧してもよい。
【0036】上記Nチャンネル型のパワーMOSFET
Q16のゲートに供給されるセンスアンプオーバードラ
イブ用活性化信号SAP1は、上記Nチャンネル型MO
SFETQ15のゲートに供給される活性化信号SAP
2と同相の信号とされ、SAP1とSAP2は時系列的
にハイレベルにされる。特に制限されないが、SAP1
とSAP2のハイレベルは昇圧電圧VPPレベルの信号
とされる。つまり、昇圧電圧VPPは、約3.8Vであ
るので、上記Nチャンネル型MOSFETQ15、16
を十分にオン状態にさせることができる。MOSFET
Q16がオフ状態(信号SAP1がロウレベル)の後に
はMOSFETQ15のオン状態(信号SAP2がハイ
レベル)によりソース側から内部電圧VDLに対応した
電圧を出力させることができる。
【0037】上記センスアンプの単位回路の入出力ノー
ドには、相補ビット線を短絡させるイコライズMOSF
ETQ11と、相補ビット線にハーフプリチャージ電圧
VBLRを供給するスイッチMOSFETQ9とQ10
からなるプリチャージ(イコライズ)回路が設けられ
る。これらのMOSFETQ9〜Q11のゲートは、共
通にプリチャージ信号PCBが供給される。このプリチ
ャージ信号PCBを形成するドライバ回路は、図示しな
いが、上記クロスエリアにインバータ回路を設けて、そ
の立ち上がりや立ち上がりを高速にする。つまり、メモ
リアクセスの開始時にワード線選択タイミングに先行し
て、各クロスエリアに分散して設けられたインバータ回
路を通して上記プリチャージ回路を構成するMOSFE
TQ9〜Q11を高速に切り替えるようにするものであ
る。
【0038】上記クロスエリア18には、IOスイッチ
回路IOSW(ローカルIOとメインIOを接続するス
イッチMOSFETQ19,Q20)が置かれる。さら
に、図3に示した回路以外にも、必要に応じて、センス
アンプのコモンソース線CSPとCSNのハーフプリチ
ャージ回路、ローカル入出力線LIOのハーフプリチャ
ージ回路、メイン入出力線のVDLプリチャージ回路、
シェアード選択信号線SHRとSHLの分散ドライバ回
路等も設けられる。なお、この回路図では同じクロスエ
リア18内に、上記センスアンプに動作電圧を与えるM
OSFETQ15、Q16と、IOスイッチ回路IOS
Wを構成するMOSFETQ19,Q20が設けられる
ように示されているが、半導体基板上では前記図2の実
施例で説明した通りにA領域とB領域のように分散して
配置されるものである。
【0039】センスアンプの単位回路は、シェアードス
イッチMOSFETQ3とQ4を介して図下側のサブア
レイ15の同様な相補ビット線BL,BLBに接続され
る。例えば、上側のサブアレイのサブワード線SWLが
選択されたときには、センスアンプの上側シェアードス
イッチMOSFETQ1とQ2はオン状態に、下側シェ
アードスイッチMOSFETQ3とQ4とがオフ状態に
される。スイッチMOSFETQ12とQ13は、カラ
ム(Y)スイッチ回路を構成するものであり、上記選択
信号YSが選択レベル(ハイレベル)にされるとオン状
態となり、上記センスアンプの単位回路の入出力ノード
とローカル入出力線LIO1とLIO1B、LIO2,
LIO2B等とを接続させる。
【0040】これにより、センスアンプの入出力ノード
は、上記上側の相補ビット線BL,BLBに接続され
て、選択されたサブワード線SWLに接続されたメモリ
セルの微小信号を増幅し、上記カラムスイッチ回路(Q
12とQ13)を通してローカル入出力線LIO1,L
IO1Bに伝える。上記ローカル入出力線LIO1,L
IO1Bは、上記センスアンプ列に沿って、つまり、同
図では横方向に延長される。上記ローカル入出力線LI
O1,LIO1Bは、クロスエリア18に設けられたN
チャンネル型MOSFETQ19とQ20からなるIO
スイッチ回路を介してメインアンプ61の入力端子が接
続されるメイン入出力線MIO,MIOBに接続され
る。上記IOスイッチ回路は、X系のアドレス信号を解
読して形成された選択信号よりスイッチ制御され、動作
速度の高速化のために後述するようにその選択レベル
は、特に制限されないが、昇圧電圧VPPのような高い
電圧が用いられる。なお、後述するように上記Nチャン
ネル型MOSFETQ19とQ20のそれぞれにPチャ
ンネル型MOSFETを並列に接続したCMOSスイッ
チ構成としてもよい。
【0041】上記のようにカラム選択信号YSにより、
2対の相補ビット線を選択する構成では、図2の実施例
で2本の点線で示されたローカル入出力線LIOとメイ
ン入出力線MIOは、上記二対の入出力線に対応するも
のである。シンクロナスDRAMのバーストモードで
は、上記カラム選択信号YSがカウンタ動作により切り
換えられ、上記ローカル入出力線LIO1,LIO1B
及びLIO2,LIO2Bとサブアレイの二対ずつの相
補ビット線BL,BLBとの接続が順次に切り換えられ
る。
【0042】アドレス信号Aiは、アドレスバッファ5
1に供給される。このアドレスバッファは、時分割的に
動作してXアドレス信号とYアドレス信号を取り込む。
Xアドレス信号は、プリデコーダ52に供給され、メイ
ンローデコーダ11とメインワードドライバ12を介し
てメインワード線MWLの選択信号が形成される。上記
アドレスバッファ51は、外部端子から供給されるアド
レス信号Aiを受けるものであるので、外部端子から供
給される電源電圧VDDにより動作させられ、上記プリ
デコーダ52は、降圧電圧VPERIにより動作させら
れ、上記メインワードドライバ12は、昇圧電圧VPP
により動作させられる。このワードドライバ12には、
レベル変換回路が含まれており、VPERIレベルをV
PPレベルにレベル変換する。この変換動作のために、
特に制限されないが、上記電源電圧VDDが用いられ
る。
【0043】上記ワードドライバ12と一体的に示され
たメインロウデコーダ11は、同図では省略されている
が、上記降圧電圧VPERIにより動作させられる。カ
ラムデコーダ(ドライバ)53は、上記アドレスバフッ
ァ51の時分割的な動作によって供給されるYアドレス
信号を受けて、このカラムデコーダ53は、降圧電圧V
PERIにより動作し、それに対応したカラムスイッチ
選択信号YSを形成する。
【0044】上記メインアンプ61は、降圧電圧VPE
RIにより動作させられ、外部端子から供給される電源
電圧VDDで動作させられる出力バッファ62を通して
外部端子Dout から出力される。外部端子Dinから入力
される書き込み信号は、入力バッファ63を通して取り
込まれ、同図においてメインアンプ61に含まれる後述
するようなライトアンプを通して上記メイン入出力線M
IOとMIOBに書き込み信号を供給する。上記出力バ
ッファの入力部には、レベルシフト回路とその出力信号
を上記クロック信号に対応したタイミング信号に同期さ
せて出力させるための論理部が設けられる。
【0045】特に制限されないが、上記外部端子から供
給される電源電圧VDDは、第1の形態では3.3Vに
され、内部回路に供給される降圧電圧VPERIは1.
8Vに設定され、上記センスアンプの動作電圧VDLは
1.8Vとされる。そして、ワード線の選択信号(昇圧
電圧)は、3.6Vにされる。ビット線のプリチャージ
電圧VBLRは、VDL/2に対応した0.9Vにさ
れ、プレート電圧VPLTも0.9Vにされる。そし
て、基板電圧VBBは−1.0Vにされる。上記外部端
子から供給される電源電圧VDDは、第2の形態では
2.6V又は2.5Vのような低電圧にされる。他の電
圧は上記第1の形態と同様である。
【0046】図4には、この発明に係るレベル変換回路
の一実施例の回路図が示されている。図4(A)のレベ
ル変換回路では、周辺回路LOGで形成された降圧電圧
VPERIでの入力信号IN1を昇圧電圧VPPに対応
した出力信号OUT2にレベル変換するものである。レ
ベル変換回路は、第1のレベル変換回路と第2のレベル
変換回路からなり、上記内部降圧電圧VPERIで動作
させられるデコーダ等の論理回路LOGで形成された信
号IN1は、第1のレベル変換回路に入力される。
【0047】第1のレベル変換回路において、上記入力
信号IN1はNチャンネル型MOSFETQ23のソー
スとQ24のゲートに供給される。上記MOSFETQ
23のゲートには、上記降圧電圧VPERIが供給さ
れ、MOSFETQ24のソースには回路の接地電位が
与えられている。上記Nチャンネル型MOSFETQ2
3とQ24のドレインと電源電圧VDDとの間には、電
源電圧VDDにソースが接続され、ゲートとドレインと
が交差接続されてラッチ形態にされたPチャンネル型M
OSFETQ21とQ22が設けられる。上記MOSF
ETQ22とQ24の共通化されたドレインから上記電
源電圧VDDにレベル変換された出力信号OUT1が出
力され、それが入力信号IN2として、次のレベル変換
回路に供給される。
【0048】第2のレベル変換回路において、上記入力
信号IN2はNチャンネル型MOSFETQ27のソー
スとQ28のゲートに供給される。上記MOSFETQ
27のゲートには、上記電源電圧VDDが供給され、M
OSFETQ28のソースには回路の接地電位が与えら
れている。上記Nチャンネル型MOSFETQ27とQ
28のドレインと昇圧電圧VPPとの間には、昇圧電圧
VPPにソースが接続され、ゲートとドレインとが交差
接続されてラッチ形態にされたPチャンネル型MOSF
ETQ25とQ26が設けられる。上記MOSFETQ
26とQ28の共通化されたドレインから上記昇圧電圧
VPPにレベル変換された出力信号OUT2が出力さ
れ、例えば前記メインワード線MWLに伝えられる。
【0049】上記第1のレベル変換回路の動作は次の通
りである。上記論理回路LOGの信号IN1がハイレベ
ル(VPERI)のときには、MOSFETQ23のゲ
ートとソースとが同電位となってオフ状態にされ、MO
SFETQ24がオン状態にされる。このMOSFET
Q24のオン状態によりPチャンネル型MOSFETQ
21のゲートを回路の接地電位のようなロウレベルにす
るので、かかるMOSFETQ21がオン状態にされ
る。上記MOSFETQ23がオフ状態であるので、M
OSFETQ21のドレイン電位は、電源電圧VDDに
対応した高電圧となってMOSFETQ22をオフ状態
にさせる。これにより、出力信号OUT1(IN2)は
回路の接地電位のようなロウレベルとなる。
【0050】上記論理回路LOGの信号IN1がロウレ
ベルのときには、MOSFETQ23のゲートとソース
間にVPERIが印加されてオン状態にされ、MOSF
ETQ24がオフ状態にされる。このMOSFETQ2
3のオン状態によりPチャンネル型MOSFETQ22
のゲートを回路の接地電位のようなロウレベルにするの
で、かかるMOSFETQ22がオン状態にされる。上
記MOSFETQ24がオフ状態であるので、MOSF
ETQ22のドレイン電位は、電源電圧VDDに対応し
た電圧となってMOSFETQ21をオフ状態にさせ
る。これにより、出力信号OUT1(IN2)は電源電
圧VDDのようなハイレベルにされる。同様にして、第
2のレベル変換回路でも、上記電源電圧VDDに対応し
た信号レベルの入力信号IN2を昇圧電圧VPPに対応
した信号レベルの出力信号OUT2に変換する。この変
換された出力信号OUT2は、図示しないがCMOSイ
ンバータ回路等からなる駆動回路を介して前記ワード線
の選択信号とされる。
【0051】この実施例のように、レベル変換回路を2
段縦列接続し、降圧電圧VPERIに対応した信号レベ
ルを電源電圧VDDに変換し、それを昇圧電圧VPPに
変換するという2段構成にすることにより、高速化と低
消費電力化とを図ることができる。つまり、1つのレベ
ル変換回路により、降圧電圧VPERIに対応した1.
8Vのような低信号レベルを、3.6Vのような2倍も
の信号レベルに変換しようとすると、信号遅延と消費電
流が増大してしまうものである。
【0052】このことを具体的に説明すると、次の通り
である。例えば、MOSFETQ21ないしQ24から
なる1つのレベル変換回路により、VPERIレベルを
VPPレベルに変換する場合、入力信号がハイレベルの
ときにはNチャンネル型MOSFETQ23がオフ状態
にQ24がオン状態になっており、これに対応してPチ
ャンネル型MOSFETQ21がオン状態にQ22がオ
フ状態になっている。上記入力信号がロウレベルに変化
すると、Nチャンネル型MOSFETQ23はオン状態
にQ24はオフ状態に切り換わる。しかしながら、Pチ
ャンネル型MOSFETQ21は、そのゲート容量等の
入力容量に保持されたロウレベルによってオン状態を維
持している。
【0053】したがって、上記オン状態にされたNチャ
ンネル型MOSFETQ22と上記オン状態のPチャン
ネル型MOSFETQ21とのオン抵抗比に対応した中
間レベルがPチャンネル型MOSFETQ22のゲート
に供給されて、かかるPチャンネル型MOSFETQ2
2がオン状態となって上記MOSFETQ21のゲート
容量を昇圧電圧側に立ち上げる。この結果、MOSFE
TQ21のオン抵抗が大きくなり、MOSFETQ22
のゲート電圧を低下させ、上記MOSFETQ21のゲ
ート電圧を上昇させるという正帰還ループの作用によっ
て最終的にはPチャンネル型MOSFETQ21がオフ
状態にされる。このように緩やかに変化するVPPレベ
ルの信号は、CMOSインバータ回路等の駆動回路を通
して出力されるために、大きな駆動電流を流すように形
成された駆動回路での貫通電流も増大する。
【0054】上記のようなPチャンネル型MOSFET
Q21とQ22の切り換え動作によって信号レベルが伝
えられるので、上記VPERIとVPPの電圧差が大き
いときにはそこでの信号遅延が増大し、その間にMOS
FETQ21とQ23との間で直流電流が流れ続けて消
費電流を増大させる。上記昇圧電圧VPPは、チャージ
ポンプ回路で形成されるのであり、上記レベル変換回路
での電流消費に見合ったような電流供給能力を必要とす
るために昇圧電圧発生回路でも消費電流が増大する。つ
まり、昇圧電圧発生回路は、負荷に供給れる電流以上の
電流を消費するために電流供給能力を大きくするとそれ
以上に消費電流が増大してしまうからである。
【0055】これに対して、この実施例のレベル変換回
路では、2つのレベル変換回路を用い、VPERIレベ
ルの信号をVDDレベルの信号に変換し、変換されたV
DDレベルの信号をVPPレベルに変換するという2段
変換動作を行うものであり、それぞれでの変換動作を高
速にでき、回路の2段分を考慮しても全体の信号伝達を
高速にできる。しかも、VPERIレベルをVDDレベ
ルに変換するレベル変換回路では、外部端子から供給さ
れる電源電圧VDDから電流供給が行われるから、昇圧
電圧VPPからみた負荷電流を大幅に低減させることが
できる。これにより、昇圧電圧VPPを形成するチャー
ジポンプ回路での消費電流も大幅に低減できるものとな
る。
【0056】図4(B)の実施例では、第1のレベル変
換回路では電源電圧VDDと回路の接地電位との間にP
チャンネル型MOSFETQ31,Q32とNチャンネ
ル型MOSFETQ35とQ36が直列接続されて第1
の回路が構成される。同様に電源電圧VDDと回路の接
地電位との間にPチャンネル型MOSFETQ33,Q
34とNチャンネル型MOSFETQ37とQ38が直
列接続されて第2の回路が構成される。上記第1の回路
のPチャンネル型MOSFETQ32とNチャンネル型
MOSFETQ36のゲートには、入力信号IN1が供
給される。この入力信号IN1が上記内部降圧電圧VP
ERIで動作させられるCMOSインバータ回路IV1
により反転させられ、上記第2の回路のPチャンネル型
MOSFETQ34とNチャンネル型MOSFETQ3
8のゲートに供給される。
【0057】上記Nチャンネル型MOSFETQ35と
Q37のゲートには、内部降圧電圧VPERIが供給さ
れ、それぞれのドレインと上記Pチャンネル型MOSF
ETQ31とQ33のゲートとが交差接続されてラッチ
形態とされる。上記MOSFETQ35とQ37は、上
記VPERIによって電源電圧VDDを分割してオフ状
態のNチャンネル型MOSFETQ36又はQ38のド
レイン,ソース間に印加される電圧をVPREIに制限
する。同様に、Pチャンネル型MOSFETQ32とQ
34は、上記入力信号IN1のハイレベル(VPER
I)により、電源電圧VDDを分割してオフ状態のPチ
ャンネル型MOSFETQ31又はQ32のドレイン,
ソース間に印加される電圧をVDD−VPREIに制限
する。上記MOSFETQ32とQ35の共通化された
ドレインからレベル変換された出力信号OUT1が出力
され、次のような第2のレベル変換回路に入力信号IN
2として供給される。
【0058】第2のレベル変換回路では昇圧電圧VPP
と回路の接地電位との間にPチャンネル型MOSFET
Q41,Q42とNチャンネル型MOSFETQ45と
Q46が直列接続されて第1の回路が構成される。同様
に昇圧電圧VPPと回路の接地電位との間にPチャンネ
ル型MOSFETQ43,Q44とNチャンネル型MO
SFETQ47とQ48が直列接続されて第2の回路が
構成される。上記第1の回路のPチャンネル型MOSF
ETQ42とNチャンネル型MOSFETQ46のゲー
トには、上記入力信号IN2が供給される。この入力信
号IN2が上記電源電圧VDDで動作させられるCMO
Sインバータ回路IV2により反転させられ、上記第2
の回路のPチャンネル型MOSFETQ44とNチャン
ネル型MOSFETQ48のゲートに供給される。
【0059】上記Nチャンネル型MOSFETQ45と
Q47のゲートには、電源電圧VDDが供給され、それ
ぞれのドレインと上記Pチャンネル型MOSFETQ4
1とQ43のゲートとが交差接続されてラッチ形態とさ
れる。上記MOSFETQ45とQ47は、上記電源電
圧VDDによって昇圧電圧VPPを分割してオフ状態の
Nチャンネル型MOSFETQ46又はQ48のドレイ
ン,ソース間に印加される電圧を電源電圧VDDに制限
する。同様に、Pチャンネル型MOSFETQ32とQ
34は、上記入力信号IN1のハイレベル(VDD)に
より、昇圧電圧VPPを分割してオフ状態のPチャンネ
ル型MOSFETQ41又はQ42のドレイン,ソース
間に印加される電圧をVPP−VDDに制限する。上記
MOSFETQ42とQ45の共通化されたドレインか
ら最終的にレベル変換された出力信号OUT2が出力さ
れ、前記メインワード線MWL等に伝えられる。
【0060】上記実施例のレベル変換回路の動作は、基
本的には前記図4(A)の回路と同様であり、入力信号
IN1(IN2)のハイレベル/ロウレベルに対応して
Nチャンネル型MOSFETQ36とQ38(Q46と
Q48)が相補的にオン/オフとなり、それに対応して
ラッチ形態のPチャンネル型MOSFETがオン/オフ
となるものである。これにより、前記図4(A)の回路
と同様に高速化と低消費電力化を図ることができる。
【0061】図5には、この発明に係るダイナミック型
RAMの一実施例の全体概略ブロック図が示されてい
る。アドレス端子Aiから時分割的に入力されたアドレ
ス信号は、アドレスバッファ101に取り込まれる。ア
ドレスバッファ101は、Xアドレスバッファ(X ADDR
ESS BUFFER) とYアドレスバッファ(Y ADDRESS BUFFE
R) から構成され、時分割的にアドレス端子Aiから入
力されたそれぞれのアドレス信号を取り込むようにす
る。上記Xアドレスバッファに取り込まれたXアドレス
信号は、Xラッチ(XLATCH) とプリデコーダ(PRE-DEC)
102に伝えられる。上記Yアドレスバッファに取り込
まれたYアドレス信号は、Yラッチ(YLATCH)とプリデ
コーダ(PRE-DEC) 103を介してYデコーダ(YDEC)10
4に供給される。上記Yアドレスの一部の信号は、ワー
ド線選択回路105に含まれるマット制御回路(MAT CON
TROL) や、増幅回路(WA/MA)114、リードライト制御
回路(R/WCONTROL) 110にも供給される。上記ワード
線選択回路105は、上記マット制御回路とXデコーダ
(XDEC)から構成される。メモリ部は、メモリマット(MA
T)106と、センスアンプ(SA)107から構成される。
【0062】上記メモリマット106は、ワード線とビ
ット線の交点にアドレス選択MOSFETと記憶キャパ
シタからなるダイナミック型メモリセルがマトリックス
配置されてなるものであり、例えば前記のような64M
ビットや256Mビットのような大記憶容量を持つもの
では、メモリ部には多数のサブアレイに分けられる。ワ
ード線選択回路105に含まれるXデコーダにより、多
数のメモリマットの中からアドレス信号により指定され
たメモリマットのワード線が選択され、Yデコーダ10
4によりアドレス信号により上記指定されたメモリマッ
トの中のビット線が選択される。
【0063】読み出し動作のときには、リードライト制
御回路110により増幅回路114のメインアンプMA
が動作して、上記メモリ部からの読み出し信号を増幅し
て、データ出力回路(DOUT BUFFER) 111を通してデー
タ端子DQから出力させる。書き込み動作のときには、
リードライト制御回路110により増幅回路114のラ
イトアンプWAが動作して、データ端子DQから入力さ
れた書き込み信号がデータ入力回路(DIN BUFFER)と上記
ライトアンプWAを通して上記メモリ部の選択されたメ
モリセルに書き込まれる。クロックバッファ(CLOCK BU
F) 108は、ロウアドレスストローブ信号/RAS、
カラムアドレスストローブ信号/CAS、ライトイネー
ブル信号/WE及び出力イネーブル信号/OEを受け
て、クロックコントロール回路(CLOCK CONTROL)109
に伝えて内部動作に必要な各種制御信号を形成する。
【0064】この実施例では、メモリ回路の動作電圧を
形成する内部電圧発生回路113が設けられる。この内
部電圧発生回路113には、昇圧回路VPP−GEN、
降圧回路VDL−GEN、VPERI−GEN及び負電
圧発生回路VBB−GENが含まれる。上記降圧回路V
DL−GENは、低消費電力や微細化されたMOSFE
Tのゲート耐圧保護のため等に、電源電圧VDDを降圧
した内部電圧VDLを形成する。この内部電圧VDL
は、特に制限されないが、センスアンプ7の動作電圧と
して用いられる。降圧回路VPERI−GENは、同様
に低消費電力や微細化されたMOSFETのゲート耐圧
保護のため等に、電源電圧VDDを降圧した内部電圧V
PERIを形成する。この内部電圧VPERIは、上記
外部端子との間での信号を授受する回路以外の周辺回路
の動作電圧及び上記ワード線選択回路105に含まれる
レベル変換回路の動作に用いられる。
【0065】メモリセルが接続されたワード線は、上記
ビット線のハイレベルに対応した内部降圧電圧VDLに
対して、アドレス選択MOSFETのしきい値電圧以上
に高くする必要がある。このような高電圧を形成するた
めに、チャージポンプ回路を利用した昇圧回路VPP−
GENが設けられる。上記昇圧回路VPP−GENは、
上記電源電圧VDDで動作する発振回路等で形成された
パルス信号を用いて、約3.6Vのような昇圧電圧を形
成する。上記メモリセルが形成される半導体領域又は基
板には、−1.0Vのような負電圧VBBが供給され
る。このような負電圧VBBの供給によって、上記アド
レス選択MOSFETのしきい値電圧が高くされて、オ
フ状態のときのリーク電流を低減して記憶キャパシタの
情報保持時間を長くできるものである。
【0066】上記の実施例から得られる作用効果は、下
記の通りである。 (1) 外部端子から供給された第1の電圧で動作する
第1の回路、上記第1の電圧を降圧して第2の電圧で動
作する第2の回路、上記第1の電圧に対して昇圧された
第3の電圧で動作する第3の回路及び上記第2の回路で
形成された出力信号を第3の回路の入力信号にレベル変
換するレベル変換回路を備え、上記レベル変換回路は、
上記第2の電圧に対応した信号レベルを上記第1の電圧
又はそれ近傍した電圧に対応した信号レベルに変換する
第1のレベル変換回路と、上記第1のレベル変換回路の
出力信号レベル上記第3の電圧に対応した信号レベルに
変換する第2のレベル変換回路で構成することにより高
速化と低消費電力化を図ることができるという効果が得
られる。
【0067】(2) 上記第1と第2のレベル変換回路
として、ソースが変換すべき電圧レベルに対応した電圧
端子に接続され、ゲートとドレインとが交差接続された
第1と第2のPチャンネル型MOSFETと、上記第1
と第2のPチャンネル型MOSFETのドレインにドレ
インが接続され、ゲートが上記変換すべき電圧端子に接
続され、ソースに入力信号が供給された第1のNチャン
ネル型MOSFETと、ソースが回路の接地電位に接続
され、ゲートに上記入力信号が供給された第2のNチャ
ンネル型MOSFETとを用いることにより、少ない素
子数によりレベル変換動作を行わせることができるとい
う効果が得られる。
【0068】(3) 上記レベル変換回路を、ワード線
の複数、相補ビット線対の複数及びこれらの交点に設け
られた複数のダイナミック型メモリセルによりメモリア
レイが構成され、上記相補ビット線対は、上記メモリセ
ルからの読み出し信号を増幅するセンスアンプが設けら
れ、外部端子から供給された入力信号を受ける入力回路
及び外部端子から出力信号を送出させる出力回路の動作
電圧は、外部端子から供給された電源電圧とされ、上記
センスアンプの動作電圧は、外部端子から供給される電
源電圧を降圧した第1の内部降圧電圧とされ、上記ワー
ド線及び相補ビット線対の選択信号は、上記外部端子か
ら供給された電源電圧を降圧した第2の内部降圧電圧と
され、上記ワード線の選択レベルを上記電源電圧より高
くされた昇圧電圧とを用いるダイナミック型RAMに搭
載し、上記第2の内部降圧電圧に対応したワード線の選
択信号を上記昇圧電圧に対応した選択信号に変換するこ
とにより、高速化と低消費電力化を図ったダイナミック
型RAMを得ることができるという効果が得られる。
【0069】以上本発明者よりなされた発明を実施例に
基づき具体的に説明したが、本願発明は前記実施例に限
定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種
々変更可能であることはいうまでもない。例えば、電源
電圧VDDが3.3Vであって、降圧電圧VPERIが
1.8Vのとき、電源電圧VDDを降圧して2.5V程
度の内部電圧VDDAを形成し、それを用いて前記図4
の前段のレベル変換回路の動作電圧とするものであって
もよい。この構成では、電源電圧VDDを2.5Vを用
いた場合と同様に、2つのレベル変換回路でのレベル変
換をほぼ均等にでき、高速化と低消費電力化を効果的に
行うようにすることができる。
【0070】上記図1に示したダイナミック型RAMに
おいてメモリアレイ、サブアレイ及びサブワードドライ
バの構成は、種々の実施形態を採ることができるし、ダ
イナミック型RAMの入出力インターフェイスは、シン
クロナス仕様やランバス仕様等に適合したもの等種々の
実施形態を採ることができるものである。この発明に係
るダイナミック型RAMは、1チップマイクロコンピュ
ータ等のようなディジタル集積回路に内蔵されるもので
あってもよい。
【0071】レベル変換回路は、センスアンプと相補ビ
ット線とを接続させるシェアードスイッチ制御信号SH
L,SHRや前記センスアンプをオバードライブするた
めの制御信号SAP1を形成するためにも用いるもので
あってもよい。この発明は、昇圧電圧や降圧電圧で動作
する内部回路を備え、上記降圧電圧で動作する内部回路
で形成された信号を昇圧電圧に対応した信号レベルにす
るレベル変換回路を必要とする各種半導体集積回路装置
に広く利用することができる。
【0072】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、外部端子から供給された第
1の電圧で動作する第1の回路、上記第1の電圧を降圧
して第2の電圧で動作する第2の回路、上記第1の電圧
に対して昇圧された第3の電圧で動作する第3の回路及
び上記第2の回路で形成された出力信号を第3の回路の
入力信号にレベル変換するレベル変換回路を備え、上記
レベル変換回路は、上記第2の電圧に対応した信号レベ
ルを上記第1の電圧又はそれ近傍した電圧に対応した信
号レベルに変換する第1のレベル変換回路と、上記第1
のレベル変換回路の出力信号レベル上記第3の電圧に対
応した信号レベルに変換する第2のレベル変換回路で構
成することにより高速化と低消費電力化を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用されるダイナミック型RAMの
一実施例を示す概略レイアウト図である。
【図2】この発明に係るダイナミック型RAMにおける
サブアレイとその周辺回路の一実施例を示す概略レイア
ウト図である。
【図3】この発明に係るダイナミック型RAMのセンス
アンプ部を中心にして、アドレス入力からデータ出力ま
での簡略化された一実施例を示す回路図である。
【図4】この発明に係るダイナミック型RAMに用いら
れるレベル変換回路の一実施例を示す回路図である。
【図5】この発明に係るダイナミック型RAMの一実施
例を示す全体概略ブロック図である。
【符号の説明】
10…メモリチップ、11…メインロウデコーダ領域、
12…メインワードドライバ領域、13…カラムデコー
ダ領域、14…周辺回路、ポンディングパッド領域、1
5…メセリセルアレイ(サブアレイ)、16…センスア
ンプ領域、17…サブワードドライバ領域、18…交差
領域(クロスエリア)、51…アドレスバッファ、52
…プリデコーダ、53…デコーダ、61…メインアン
プ、62…出力バッファ、63…入力バッファ、SBA
RY…サブアレイ、SWD…サブワードドライバ、SA
…センスアンプ、IOSW…IOスイッチ回路、MA…
メインアンプ、WD…ライトドライバ、IV1,IV2
…CMOSインバータ回路、LOG…論理回路、Q1〜
Q48…MOSFET。101…アドレスバッファ、1
02…Xラッチプリデコーダ、103…Yラッチとプリ
デコーダ、104…Yデコーダ、105…ワード線選択
回路、106…メモリマット、107…センスアンプ、
108…クロックバッファ、109…クロックコントロ
ール回路、110…リードライト制御回路、111…デ
ータ出力回路、112…データ入力回路、113…内部
電圧発生回路、114…増幅回路、DRAM…メモリチ
ップ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤澤 宏樹 東京都青梅市新町六丁目16番地の3 株式 会社日立製作所デバイス開発センタ内 Fターム(参考) 5B024 AA01 AA15 BA10 BA13 BA15 BA27 CA07 CA16

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部端子から供給された第1の電圧を動
    作電圧とする第1の回路と、 上記第1の電圧を降圧して形成された第2の電圧を動作
    電圧とする第2の回路と、 上記第1の電圧に対して昇圧された第3の電圧を動作電
    圧とする第3の回路と、 上記第2の回路で形成された出力信号を第3の回路の入
    力信号にレベル変換回路とを備え、 上記レベル変換回路は、上記第2の電圧に対応した信号
    レベルを上記第1の電圧又はそれ近傍した電圧に対応し
    た信号レベルに変換する第1のレベル変換回路と、上記
    第1のレベル変換回路の出力信号レベル上記第3の電圧
    に対応した信号レベルに変換する第2のレベル変換回路
    からなることを特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記第1と第2のレベル変換回路は、 ソースが変換すべき電圧レベルに対応した電圧端子に接
    続され、ゲートとドレインとが交差接続された第1と第
    2のPチャンネル型MOSFETと、 上記第1と第2のPチャンネル型MOSFETのドレイ
    ンにドレインが接続され、ゲートが上記変換すべき電圧
    端子に接続され、ソースに入力信号が供給された第1の
    Nチャンネル型MOSFETと、ソースが回路の接地電
    位に接続され、ゲートに上記入力信号が供給された第2
    のNチャンネル型MOSFETとからなることを特徴と
    する半導体集積回路装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2において、 上記半導体集積回路装置は、 ワード線の複数、相補ビット線対の複数及びこれらの交
    点に設けられた複数のダイナミック型メモリセルにより
    メモリアレイが構成され、 上記相補ビット線対は、上記メモリセルからの読み出し
    信号を増幅するセンスアンプが設けられ、 外部端子から供給された入力信号を受ける入力回路及び
    外部端子から出力信号を送出させる出力回路の動作電圧
    は、外部端子から供給された電源電圧とされ、 上記センスアンプの動作電圧は、外部端子から供給され
    る電源電圧を降圧した第1の内部降圧電圧とされ、 上記ワード線及び相補ビット線対の選択信号は、上記外
    部端子から供給された電源電圧を降圧した第2の内部降
    圧電圧とされ、 上記ワード線の選択レベルは、上記電源電圧より高くさ
    れた昇圧電圧とされるものであり、 上記レベル変換回路は、上記第2の内部降圧電圧に対応
    したワード線の選択信号を上記昇圧電圧に対応した選択
    信号に変換するものであることを特徴とする半導体集積
    回路装置。
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