JPH11307442A - X線マスク及びx線マスクブランク並びにそれらの製造方法 - Google Patents

X線マスク及びx線マスクブランク並びにそれらの製造方法

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JPH11307442A
JPH11307442A JP13115198A JP13115198A JPH11307442A JP H11307442 A JPH11307442 A JP H11307442A JP 13115198 A JP13115198 A JP 13115198A JP 13115198 A JP13115198 A JP 13115198A JP H11307442 A JPH11307442 A JP H11307442A
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ray
mask
film
mask support
substrate
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JP13115198A
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English (en)
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Tsutomu Shiyouki
勉 笑喜
Akinori Kurikawa
明典 栗川
Takamitsu Kawahara
孝光 河原
Akira Okubo
亮 大久保
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Hoya Corp
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Hoya Corp
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F1/00Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
    • G03F1/22Masks or mask blanks for imaging by radiation of 100nm or shorter wavelength, e.g. X-ray masks, extreme ultraviolet [EUV] masks; Preparation thereof

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 フレーム接着による歪みがなく極めて高い位
置精度を有すると同時に、接着剤によるX線マスクの汚
染なしに洗浄を容易に行うことができ、しかもX線マス
クをX線ステッパー内のステージに固定する際に正確な
位置制御が可能なX線マスク等を提供する。 【解決手段】 枠状に形成されたマスク支持体11a
と、前記枠状に形成されたマスク支持体の表面に張り渡
すようにして支持されたX線を透過するX線透過膜12
と、該X線透過膜上に所望のX線吸収膜パターン13a
を有するX線マスク1であって、前記マスク支持体は、
単独で充分な機械的強度を有する厚さT有し、かつ、前
記マスク支持体の周縁部に段差面を有することを特徴と
するX線マスク。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、X線マスク及びX
線マスクブランク並びにそれらの製造方法等に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体産業において、シリコン基
板等に微細なパターンからなる集積回路を形成する上で
必要な微細パターンの転写技術としては、露光用電磁波
として可視光や紫外光を用いて微細パターンを転写する
フォトリソグラフィー法が用いられてきた。
【0003】しかし、近年、半導体技術の進歩ととも
に、超LSIなどの半導体装置の高集積化が著しく進
み、従来のフォトリソグラフィー法で用いてきた可視光
や紫外光での転写限界を超えた高精度の微細パターンの
転写技術が要求されるに至った。
【0004】そして、このような微細パターンの転写を
実現するために、可視光や紫外光よりも波長の短いX線
を用いたX線リソグラフィー法の開発、実用化が進めら
れている。
【0005】X線リソグラフィーは等倍の近接露光であ
り、等倍のX線マスクが必要となる。X線リソグラフィ
ーに用いるX線マスクの構造を図1に示す。
【0006】同図に示すように、X線マスク1は、X線
を透過するX線透過膜(メンブレン)12と、X線を吸
収するX線吸収体パターン13aから構成されており、
これらは、シリコン基板を加工して得られる支持枠11
aで支持されている。さらに、この支持枠には、補強及
びハンドリングを容易にするため外径が支持枠より大き
なガラスフレーム15を接合する。ここで、例えば、支
持枠の外径は4インチφ、ガラスフレームの外径は5イ
ンチφのサイズが使用される。
【0007】このようなX線マスクを得るためのX線マ
スクブランクの構造を図2に示す。X線マスクブランク
2は、シリコン基板11上に順次形成されたX線透過膜
12、X線吸収膜13、エッチングマスク層14から構
成されている。なお、図3に示すようにX線マスクにお
けるパターンエリアとなる中心部のシリコンを裏面側よ
り除去し支持枠11aを形成してメンブレンを自立させ
た態様のものや、さらに図4に示すように支持枠11a
の裏面側に補強フレーム15を予め接合した態様のもの
も、X線マスクブランクと称する。
【0008】X線リソグラフィー法では、X線マスクを
用いて微細パターンをウエハ基板上へ転写する場合、図
5に示すように、X線マスク1とレジストを塗布したウ
エハ3をそれぞれ縦型のX線ステッパーに装着し、X線
マスク1とウエハ3間の間隔を20μm程度に近接さ
せ、X線マスク1とウエハ3にそれぞれ形成した位置検
出マークにて位置合わせ(アライメント)した後、X線
マスク1側からX線(多くの場合シンクロトロン放射光
を利用)を照射し、ウエハ3上に塗布してあるレジスト
を感光させ、微細パターンを転写する。
【0009】X線ステッパーにおいては、X線マスクと
ウエハとの間の重ね合わせ精度(位置合わせ精度の他に
傾き角度(回転角)等を含む)を高めるために、X線マ
スク及びウエハをそれぞれのステージに固定する際には
正確な位置制御が必要である。このため図5に示すよう
にウエハ基板に比べかなり重いX線マスク1について
は、補強フレーム15をU字型のハンドリングアーム1
6によってチャックすることで、無歪みで正確に固定し
ている。ハンドリングアームを用いる場合、ハンドリン
グアームのマスク側の部分が露光時にウエハ面と接触す
るのを避ける必要があるが、図5に示す補強フレーム付
きマスクを用いることで、ハンドリングアーム16は補
強フレーム15を噛むため、ウエハ面との接触は生じな
い。ハンドリングアームは、X線ステッパー内でのマス
クの固定と搬送を容易にしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】近年、フォトリソグラ
フィー技術の進歩に伴い、X線リソグラフィーの導入時
期が先送りされ、現状では、1Gbit−DRAM(デ
ザインルール:0.18μm)の世代から導入される見
通しとなった。そして、X線リソグラフィーは、1Gか
ら導入された場合でも、4G、16G、64Gまでの複
数世代に亘って使用できるという特徴を有している。6
4Gでの使用を想定した場合、X線マスクに要求される
位置精度は一層厳しくなり10nmという高い位置精度
が必要となる。したがって、各マスク作製プロセスに起
因する歪みは、極力ゼロにすることが必要になってき
た。さらに、X線リソグラフィー技術を用いた半導体の
量産体制を確立するためには、X線マスクの使用時にマ
スクに付着する汚染(コンタミネーション)を取り除く
ために定期的にX線マスクの洗浄を実施する必要があ
る。また、近接露光で使用されるX線マスクは、高い平
面度を有する必要があり、例えば、基板内で3μm以下
である必要がある。このように、高位置精度及び高平面
度を有するX線マスクを安定して作製することができ、
そのマスクは、容易に洗浄することができなければなら
ない。洗浄法としては、有機物などのコンタミネーショ
ンを除去するために、熱濃硫酸や硫酸過水(硫酸と過酸
化水素水の混合液)などが効果的であると言われてい
る。
【0011】しかしながら、補強フレームを付けたX線
マスクは、一般に補強フレームとマスクの支持枠(シリ
コン基板)をエポキシなどの接着剤で接着するため、洗
浄時に接着剤の溶出が起こり、X線マスクの汚染を招く
という問題があった。また、接着時には、接着剤の収縮
を伴うため、シリコン基板に歪みを全く与えず、再現性
良く接合することは難しく、したがって、高精度なマス
クを安定して得ることが難しいという問題もあった。
【0012】なお、フレームを付けずに、シリコン基板
だけでマスクを作製する方法も考えられるが、このよう
なX線マスクは、基板表面が平坦であるため、X線ステ
ッパー内でのハンドリングアームによる固定・搬送や、
装置外でのハンドリングに問題があった。
【0013】本発明は、上述した背景の下になされたも
のであり、フレーム接着による歪みがなく極めて高い位
置精度を有すると同時に、接着剤によるX線マスクの汚
染なしに洗浄を容易に行うことができ、しかもX線マス
クをX線ステッパー内のステージに固定する際に正確な
位置制御が可能なX線マスクの提供を第一の目的とす
る。また、高精度なマスクを再現性良く安定して得るこ
とができるX線マスクの製造方法の提供を第二の目的と
する。また、上記本発明のX線マスクの製造に適したX
線マスクブランク及びその製造方法の提供を第三の目的
とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明者らは鋭意研究を重ねた結果、従来使用され
てきた補強フレーム付X線マスクは、X線ステッパーで
のハンドリングにおいては、効果的であったが、フレー
ム付マスクは、フレーム接着による位置歪みで要求され
るマスク位置精度を満たすことができず、1Gbit−
DRAM以降のX線マスクの製造が困難であることを確
認した。また、フレーム付マスクは、洗浄プロセスによ
るコンタミネーションの除去が難しく、半導体の量産体
制下での使用に適していないことを確認した。そして、
さらに研究を重ねた結果、厚いシリコン基板の周縁部に
段差を設けることで、フレームが不要となると同時にX
線ステッパー内での固定・搬送や装置外でのハンドリン
グが容易になることを見出し、これらの構造が、1Gb
it−DRAM以降のX線マスク製造に不可欠な構造で
あることを見出し本発明を完成するに至った。
【0015】すなわち、本発明は以下に示す構成として
ある。
【0016】(構成1)枠状に形成されたマスク支持体
と、前記枠状に形成されたマスク支持体の表面に張り渡
すようにして支持されたX線を透過するX線透過膜と、
該X線透過膜上に所望のX線吸収膜パターンを有するX
線マスクであって、前記マスク支持体は、単独で充分な
機械的強度を有する厚さを有し、かつ、前記マスク支持
体の周縁部に段差面を有することを特徴とするX線マス
ク。
【0017】(構成2)前記マスク支持体がシリコンで
あり、かつ、前記マスク支持体の厚さTが1.5〜8m
mであることを特徴とする構成1に記載のX線マスク。
【0018】(構成3)マスク支持体の表面から段差面
までの厚さtが、前記マスク支持体の厚さTの10〜8
0%の厚さを有することを特徴とする構成2に記載のX
線マスク。
【0019】(構成4)構成1〜3から選ばれるいずれ
かに記載のX線マスクを形成するために使用されるX線
マスクブランクであって、枠状に形成されたマスク支持
体と、該マスク支持体の表面に張り渡すようにして支持
されたX線を透過するX線透過膜と、該X線透過膜上に
X線吸収膜を有するとともに、前記マスク支持体は、単
独で充分な機械的強度を有する厚さを有し、かつ、前記
マスク支持体の周縁部に段差面を有することを特徴とす
るX線マスクブランク。
【0020】(構成5)構成1〜3から選ばれるいずれ
かに記載のX線マスクを形成するために使用されるX線
マスクブランクであって、マスク支持体用基板と、該マ
スク支持体用基板の表面に形成されたX線透過膜と、該
X線透過膜上に形成されたX線吸収膜を有するととも
に、前記マスク支持体用基板は、その中央部を除去して
枠状の形状としてときに単独で充分な機械的強度を有す
る厚さを有し、かつ、前記マスク支持体用基板の周縁部
に段差面を有することを特徴とするX線マスクブラン
ク。
【0021】(構成6)構成1〜3から選ばれるいずれ
かに記載のX線マスクを形成するために使用されるX線
マスク用基板であって、前記マスク支持体表面に張り渡
すように周縁部において支持されたX線を透過するX線
透過膜とを有し、前記マスク支持体は、単独で充分な機
械的強度を有する厚さを有し、かつ、前記マスク支持体
の周縁部に段差面を有することを特徴とするX線マスク
用基板。
【0022】(構成7)構成1〜3から選ばれるいずれ
かに記載のX線マスクにおけるマスク支持体の材料とな
るマスク支持体用基板であって、前記マスク支持体用基
板は、その中央部を除去して枠状の形状としてときに単
独で充分な機械的強度を有する厚さを有し、かつ、前記
マスク支持体用基板の周縁部に段差面を有することを特
徴とするマスク支持体用基板。
【0023】(構成8)マスク支持体用基板上にX線透
過膜を形成する工程と、該マスク支持体用基板の中央部
を除去してX線透過膜を支持した枠状のマスク支持体を
形成する工程と、該X線透過膜上にX線吸収膜を形成す
る工程とを有するX線マスクブランクの製造方法であっ
て、前記マスク支持体用基板として、その中央部を除去
して枠状の形状としてときに単独で充分な機械的強度を
有する厚さを有するものを用い、かつ、前記X線透過膜
を形成する工程の前又は後に、前記マスク支持体用基板
の周縁部に段差面を形成する工程を有することを特徴と
するX線マスクブランクの製造方法。
【0024】(構成9)前記マスク支持体用基板の周縁
部に段差面を形成する工程を、機械的加工により行うこ
とを特徴とする構成8に記載のX線マスクブランクの製
造方法。
【0025】(構成10)前記機械的加工が、レーザー
加工であることを特徴とする構成9に記載のX線マスク
ブランクの製造方法。
【0026】(構成11)構成8〜10から選ばれるい
ずれかに記載のX線マスクブランクの製造方法を用いた
X線マスクの製造方法であって、X線吸収膜をパターニ
ングする工程を有することを特徴とするX線マスクの製
造方法。
【0027】
【作用】本発明においては、単独で充分な機械的強度を
有する厚さのシリコン基板の周縁部に段差を設けること
で、フレーム接着プロセスを無くすことができるため、
フレーム接着による歪みがなくなり、極めて高い位置精
度を有するX線マスクが得られる。また、上記構造を有
するX線マスクは、露光時や装脱時等にマスクに付着す
るコンタミネーションを除去するための洗浄を接着剤に
よる汚染なしに容易に行うことができる。さらに、上記
構造を有するX線マスクは、X線ステッパー内でのハン
ドリングアームによる固定・搬送や装置外でのハンドリ
ングが容易になるとともに、X線マスクをX線ステッパ
ー内のステージに固定する際に正確な位置制御が可能と
なる。正確な位置制御に関しては、フレームを用いず一
体構造としたこと、及び、レーザー加工で段差を形成す
ることで、マスク支持体の底面と表面との平行度が向上
し、マスク支持体の底面と段差面との平行度が向上し、
より正確な位置制御が可能となる。また、本発明の段差
を有するマスク及びハンドリングアームを用いると、ハ
ンドリングアームによって無歪みでチャックでき(メン
ブレンが歪まない)、搬送性、安定性が向上するととも
に位置再現性が向上し、アライメント精度が向上し、量
産性(スループット)が向上し、これらのことから、X
線マスクをX線ステッパー内のステージに固定する際に
正確な位置制御が可能となる。
【0028】なお、本発明は、1Gbit−DRAM以
降のX線マスクの製造に適しており、4Gbit−DR
AM(0.13μmのデザインルール)以降のX線マス
ク製造にも適している。
【0029】以下、本発明を詳細に説明する。
【0030】まず、本発明のX線マスクについて説明す
る。
【0031】本発明のX線マスクは、図6に示すよう
に、枠状に形成されるマスク支持体が単独で充分な機械
的強度を有する厚さTとするとともに、マスク支持体の
周縁部に段差面11dを設けたことを特徴とする。
【0032】ここで、マスク支持体の材料は特に制限さ
れないが、加工性、機械的強度、耐薬品性、熱伝導性、
電気伝導性等の観点からはシリコン等が好ましい。
【0033】マスク支持体の厚さTは、単独で充分な機
械的強度を有する厚さとする。具体的には、1.5〜1
0mm、好ましくは2〜8mm、より好ましくは4〜8
mm、さらに好ましくは6〜8mmである。なお、支持
体の外径や形状により好ましい厚さは異なる。
【0034】マスク支持体のサイズは特に制限されな
い。マスク支持体が円形の場合、現在のところ標準的な
外径は5インチ径であるが、4インチ径、6インチ径な
どX線ステッパーに応じたサイズを用いればよい。な
お、マスク支持体は角型であってもよい。
【0035】マスク支持体の表面から段差面までの厚さ
tは、マスク支持体の厚さにもよるため一概に言えない
が、マスク支持体の厚さが2mm超の場合、マスク支持
体の厚さTの10〜80%の厚さとすることが、ハンド
リングアームのサイズの制約、基板の加工精度、段差部
の強度等の観点から好ましい。また、段差部の厚みt
は、0.5mm〜支持体の厚みTから0.5mmを引い
た範囲が好ましく、1mm〜支持体の厚みTから1mm
を引いた範囲がさらに好ましい。
【0036】段差の位置は、マスクエリアの外側であれ
ばよい。段差の幅(長さ)は、3mm〜30mm程度が
好ましい。5インチ径の場合、例えば、70mmφより
外側で、外径より5mmまでの領域が好ましい。
【0037】次に、本発明のX線マスクブランク等につ
いて説明する。
【0038】本発明のX線マスクブランクは、マスク支
持体が単独で充分な機械的強度を有する厚さを有すると
ともに、マスク支持体の周縁部に段差面を設けたことを
特徴とする。なお、本発明のX線マスクブランクには、
X線マスクにおけるパターンエリアとなる中心部のシリ
コンを裏面側より除去し支持枠を形成してメンブレンを
自立化させた態様のものや、支持枠を形成する以前の態
様のものが含まれる。また、本発明には、X線吸収膜を
形成する以前の態様のもの(X線マスク用基板)や、X
線透過膜及びX線吸収膜を成膜する以前の態様のもの
(マスク支持体用基板)が含まれる。
【0039】本発明のX線マスク及びX線マスクブラン
クは、少なくとも、X線を透過するX線透過膜と、この
X線透過膜上に形成されたX線吸収膜パターン又はX線
吸収膜を有する。
【0040】なお、本発明では、X線透過膜及びX線吸
収膜以外の層(膜)を、必要に応じ、設けることができ
る。例えば、X線透過膜とX線吸収膜との間に、エッチ
ング停止層、密着層、反射防止層、導電層などを設ける
ことができる。また、X線吸収膜上に、エッチングマス
ク層、保護層、導電層などを設けることができる。
【0041】X線マスクの位置歪みは、X線マスク材料
の応力に強く影響され、X線吸収膜や、エッチングマス
ク層、エッチング停止層等の応力が高いとその応力によ
って位置歪みが誘発される。したがって、X線マスクを
構成する各膜は極めて低い応力である必要がある。
【0042】本発明において、X線透過膜としては、S
iC、SiN、ダイヤモンド薄膜などが挙げられる。X
線照射耐性などの観点からはSiCが好ましい。X線透
過膜の膜応力は、50〜400MPa以下であることが
好ましい。また、X線透過膜の膜厚は、1〜3μm程度
であることが好ましい。
【0043】X線吸収膜としては、タンタル(Ta)、
タングステン(W)などの高融点金属を主成分とする材
料などが挙げられる。具体的には、例えば、TaとBの
化合物[例えばTa4B(Ta:B=8:2)や、Ta4
B以外の組成をもつホウ化タンタル]、金属Ta,Ta
を含むアモルフアス材料、Taと他の物質を含むTa系
の材料や、金属W、Wと他の物質を含むW系の材料など
が挙げられる。なお、X線照射耐性などの観点からは、
タンタルを主成分とする材料が好ましい。
【0044】タンタルを主成分とするX線吸収材料は、
アモルフアス構造あるいは、微結晶構造を有することが
好ましい。これは、結晶(柱状)構造であるとサブミク
ロンオーダーの加工が難しく、X線照射耐性や経時的な
安定性が劣るからである。
【0045】タンタルを主成分とするX線吸収膜材料
は、Ta以外に少なくともBを含むことが好ましい。こ
れは、Ta及びBを含むX線吸収膜は、内部応力が小さ
く、高純度で不純物を含まず、X線吸収率が大きいなど
の利点を有するからである。また、スパックリングで成
膜する際のガス圧を制御することで容易に内部応力を制
御できるからである。
【0046】Ta及びBを含むX線吸収膜におけるBの
割合は、15〜25原子%とすることが好ましい。X線
吸収膜におけるBの割合が上記範囲を超えると微結晶の
粒径が大きくなり、サブミクロンオーダーの微細加工が
難しくなる(特開平2−192116号公報)。
【0047】X線吸収膜の応力は、10MPa以下であ
ることが好ましい。また、X線吸収膜の膜厚は、0.3
〜0.8μm程度であることが好ましい。
【0048】X線マスクブランクにおけるエッチングマ
スク層としては、クロムを主成分とする材料が挙げられ
る。具体的には、クロムと炭素及び/又は窒素を含む材
料からなるエッチングマスク層は、X線吸収膜と高いエ
ッチング選択比をもったままで、極めて低い膜応力を得
ることができる。
【0049】エッチングマスク層の膜厚は、0.03〜
0.1μm程度であることが好ましい。また、エッチン
グマスク層における膜応力と膜厚との積は、±1×10
4dyn/cm以下であることが好ましい。膜応力と膜
厚の積が上記範囲を超えると、応力による位置歪みが大
きく、極めて高い位置精度を有するX線マスクが得られ
ない。
【0050】次に、本発明のX線マスクブランクの製造
方法について説明する。
【0051】本発明のX線マスクブランクの製造方法
は、段差を有するシリコン基板を機械加工によって形成
することを特徴とする。この場合、機械的加工として
は、加工精度等の観点からはレーザー加工が好ましい。
なお、ドライエッチング加工やウエットエッチング加工
も可能であるが、エッチング加工ではエッチングする深
さが深いため段差面の厚みのバラツキ(均一性)が悪く
なり適さない。段差面の厚みのバラツキは±0.1mm
程度が好ましい。
【0052】マスク支持体用基板の中心部を裏面側から
除去し支持枠を形成してメンブレンを自立化させる際の
裏面加工は、ウエットエッチングによることが好まし
い。この場合、エッチング液としては、フッ酸と硝酸の
混合液や、KOHなどを使用できる。エッチング条件
は、適宜調整できる。
【0053】なお、X線マスクブランクの他の製造工程
に関しては特に限定されず、従来より公知のX線マスク
ブランクの製造方法が適用できる。
【0054】次に、本発明のX線マスクの製造方法につ
いて説明する。
【0055】本発明のX線マスクの製造方法は、上述し
た本発明のX線マスクブランク等を用い、X線透過膜上
に形成されたX線吸収膜をパターニングしてX線マスク
を製造する。
【0056】X線マスクの製造工程に関しては、特に制
限されず、従来より公知のX線マスクの製造工程が適用
できる。
【0057】例えば、エッチングマスク層のパターニン
グには、電子線レジストをエッチングマスク層上に形成
し、電子線リソグラフイー法(描画、現像、リンス、乾
燥など)などの公知のパターニング技術が使用できる。
レジストの膜厚は、50〜500nmが好ましい。
【0058】レジストパターンをマスクとして、エッチ
ングマスク層をドライエッチングする際のエッチングガ
スとしては、塩素と酸素の混合ガスを用いることが好ま
しい。
【0059】エッチングマスクパターンをマスクとし
て、X線吸収膜をドライエッチングする際のエッチング
ガスとしては、塩素を用いることが好ましい。
【0060】ドライエッチング装置としては、反応性イ
オンエッチング(RIE)装置、ECRやICPなどの
高密度プラズマ源を用いた反応性イオンビームエッチン
グ装置(RIBE)などが使用できる。
【実施例】以下、実施例に基づき本発明をさらに詳細に
説明する。
【0061】実施例1 図7は、本発明の実施例1に係るX線マスクの製造工程
説明図である。以下、図7を参照にしながら実施例1の
X線マスクの製造方法を説明する。
【0062】まず、シリコン(Si)基板11の両面に
X線透過膜12、21として炭化珪素膜を成膜する(図
7(a))。なお、シリコン基板11としては、直径5
インチφ、厚さが7.63mmで、結晶方位(100)
の平坦なシリコン基板を用いた。また、X線透過膜12
としての炭化珪素は、ジクロロシランとアセチレンを用
いてCVD法により2μmの厚みに成膜されたものであ
る。さらに、機械研磨によりX線透過膜12である炭化
珪素膜の表面の平坦化を行い、Ra=1nm以下の表面
粗さを得た。
【0063】次に、上記基板表面の外周端縁から12.
5mmの幅の領域に対して、機械加工により2mmの厚
みを削り、段差を有するシリコン基板11bを得る(図
7(b))。
【0064】次に、基板11bのもう一方の側(裏面)
に形成されたX線透過膜21をCF4と酸素ガスの混合
ガスを用いる反応性イオンエッチングによりその中央部
の30mm角の領域をエッチング除去し、次いで、裏面
に残ったX線透過膜21をマスクとして、フッ酸と硝酸
の混合液(10:1)に浸漬することにより、中央部の
シリコンを除去し、30mm角の自立したX線透過膜1
2(メンブレン)を有するマスクメンブレン11cを形
成する(図7(c))。なお、図7(f)は、マスクメ
ンブレン11cを上面から見た平面図である。
【0065】次に、X線透過膜12の上にタンタル及び
ホウ素からなるX線吸収膜13をDCマグネトロンスパ
ッタ法によって、0.5μmの厚さに形成する(図7
(d))。この際、膜応力は、−150MPaとして、
バルジ法を用いて応力測定した。続いて、X線吸収膜を
形成した上記基板を大気中で、280℃、2時間アニー
ル処理することにより、膜応力を引っ張り方向へ変化さ
せ、10MPa以下の低応力のX線吸収膜を得た。
【0066】次に、X線吸収膜上に、エッチングマスク
層14として、クロムと窒素を含む膜をDCマグネトロ
ンスパッタリング法によって、0.05μmの厚さで形
成した。続いて、この基板を230℃で2時間アニール
処理を行い、100MPa以下の低応力のエッチングマ
スク層を得た(図7(e))。この際、膜応力は、バル
ジ法により測定した。
【0067】上記で得られたX線マスクブランクを用い
て、デザインルールが0.18μmの1Gbit−DR
AM用のパターンをもったマスクを作製し、位置歪みを
座標測定機により評価した結果、要求される22nm
(3σ)以下の高い位置精度を有していることを確認し
た。また、上記で作製されたX線マスクは、熱濃硫酸や
過水硫酸等の酸で容易に洗浄を行うことができることを
確認し、コンタミネーションの除去が効果的に実施でき
ることを確認した。
【0068】実施例2 図8に本発明の実施例2に係るX線マスクブランクの製
造方法を示す。
【0069】まず、直径5インチφ、厚さが7.63m
mのシリコン基板11bを、4インチ径より外側の領域
を5.63mmまで段差状に加工して段差を有するシリ
コン基板11bを得る(図8(a))。ここで、シリコ
ン基板は、結晶方位(100)のシリコンを用いた。
【0070】次に、基板11bの両面にX線透過膜1
2、21として炭化珪素膜を成膜する(図8(b))。
なお、X線透過膜12としての炭化珪素は、ジクロロシ
ランとアセチレンを用いてCVD法により2μmの厚み
に成膜されたものである。さらに、機械研磨により中心
部のX線透過膜12である炭化珪素膜の表面の平坦化を
行い、Ra=1nm以下の表面粗さを得た。
【0071】次に、基板11bのもう一方の側(裏面)
に形成されたX繰透過膜21をCF4と酸素ガスの混合
ガスを用いる反応性イオンエッチングによりその中央部
の30mm角の領域をエッチング除去し、次いで、裏面
に残ったX線透過膜21をマスクとして、フッ酸と硝酸
の混合液に浸漬することにより、中央部のシリコンを除
去し、30mm角の自立したX線透過膜2(メンブレ
ン)を有するマスクメンブレン1cを形成する(図8
(c))。なお、図8(f)は、マスクメンブレン1c
を上面から見た平面図である。
【0072】次に、X線透過膜12の上にタンタル及び
ホウ素からなるX線吸収膜13をDCマグネトロンスパ
ッタ法によって、0.5μmの厚さに形成する(図8
(d))。この際、膜応力は、−150MPaとして、
バルジ法を用いて応力測定した。続いて、X線吸収膜を
形成した上記基板を大気中で、280℃、2時間アニー
ル処理することにより、10MPa以下の低応力のX線
吸収膜を得た。
【0073】次に、X線吸収膜上に、エッチングマスク
層14として、クロムと窒素を含む膜をDCマグネトロ
ンスパッタリング法によって、0.05μmの厚さで、
形成した。続いて、この基板を230℃で2時間アニー
ル処理を行い、100MPa以下の低応力のエッチング
マスク層を得た(図8(e))。
【0074】上記で得られたX線マスクブランクを用い
て、デザインルールが0.18μmの1Gbit−DR
AM用のパターンをもったマスクを作製し、位置歪みを
座標測定機により評価した結果、要求される22nm
(3σ)以下の高い位置精度を有していることを確認し
た。また、上記で作製されたX線マスクは、容易に洗浄
を行うことができることを確認し、コンタミネーション
の除去が効果的に実施できることを確認した。
【0075】以上好ましい実施例をあげて本発明を説明
したが、本発明は上記実施例に限定されるものではな
い。
【0076】例えば、X線透過膜及び/又はX線吸収膜
の成膜後に基板の裏面加工を行ってもよい。同様にX線
吸収膜の成膜後に基板の周縁部に段差面を形成してもよ
い。
【0077】また、シリコン基板の方位は、(100)
以外に、(110)、(111)でもよい。
【0078】さらに、X線透過膜として、炭化珪素の代
わりに、窒化珪素やダイヤモンド膜などを用いてもよ
い。
【0079】また、X線吸収膜として、Ta4B以外の
組成をもつホウ化タンタル、金属Ta、Taを含む化合
物などを用いてもよい。
【0080】さらに、エッチングマスク層は、クロム化
合物の代わりに、アルミナ(Al23)やSiO2膜な
どを用いてもよい。
【発明の効果】以上説明したように本発明のX線マスク
によれば、単独で充分な機械的強度を有する厚さのシリ
コン基板の周縁部に段差を設けることで、フレーム接着
プロセスを無くすことができるため、フレーム接着によ
る歪みがなくなり、極めて高い位置精度を有するX線マ
スクが得られる。また、上記構造を有するX線マスク
は、露光時や装脱時等にマスクに付着するコンタミネー
ションを除去するための洗浄を接着剤による汚染なしに
容易に行うことができる。さらに、上記構造を有するX
線マスクは、X線ステッパー内でのハンドリングアーム
による固定・搬送や装置外でのハンドリングが容易にな
るとともに、X線マスクをX線ステッパー内のステージ
に固定する際に正確な位置制御が可能となる。
【0081】本発明のX線マスクの製造方法によれば、
高精度なマスクを再現性良く安定して得ることができ
る。
【0082】本発明のX線マスクブランク及びその製造
方法は、上記本発明のX線マスクの製造に適する。
【図面の簡単な説明】
【図1】X線マスク及びフレームの構造を説明するため
の断面図である。
【図2】X線マスクブランクの構造を説明するための断
面図である。
【図3】X線マスクブランクの他の態様を説明するため
の断面図である。
【図4】X線マスクブランクのさらに他の態様を説明す
るための断面図である。
【図5】X線マスクによるウエハ上へのパターン転写を
説明するための断面図である。
【図6】X線マスクにおける段差の厚さ関係を説明する
ための断面図である。
【図7】本発明の一実施例に係るX線マスクブランクの
製造工程を示す断面図である。
【図8】本発明の他の実施例に係るX線マスクブランク
の製造工程を示す断面図である。
【符号の説明】 1 X線マスク 2 X線マスクブランク 3 ウエハ 11 シリコン基板 11a 支持枠 11b 段差を有するシリコン基板 11c マスクメンブレン 11d 段差面 12 X線透過膜 13 X線吸収膜 13a X線吸収体パターン 14 エッチングマスク層 15 ガラスフレーム 16 ハンドリングアーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大久保 亮 東京都新宿区中落合2丁目7番5号 ホー ヤ株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枠状に形成されたマスク支持体と、前記
    枠状に形成されたマスク支持体の表面に張り渡すように
    して支持されたX線を透過するX線透過膜と、該X線透
    過膜上に所望のX線吸収膜パターンを有するX線マスク
    であって、 前記マスク支持体は、単独で充分な機械的強度を有する
    厚さを有し、かつ、前記マスク支持体の周縁部に段差面
    を有することを特徴とするX線マスク。
  2. 【請求項2】 前記マスク支持体がシリコンであり、か
    つ、前記マスク支持体の厚さTが1.5〜8mmである
    ことを特徴とする請求項1に記載のX線マスク。
  3. 【請求項3】 マスク支持体の表面から段差面までの厚
    さtが、前記マスク支持体の厚さTの10〜80%の厚
    さを有することを特徴とする請求項2に記載のX線マス
    ク。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3から選ばれる一項に記載の
    X線マスクを形成するために使用されるX線マスクブラ
    ンクであって、枠状に形成されたマスク支持体と、該マ
    スク支持体の表面に張り渡すようにして支持されたX線
    を透過するX線透過膜と、該X線透過膜上にX線吸収膜
    を有するとともに、 前記マスク支持体は、単独で充分な機械的強度を有する
    厚さを有し、かつ、前記マスク支持体の周縁部に段差面
    を有することを特徴とするX線マスクブランク。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3から選ばれる一項に記載の
    X線マスクを形成するために使用されるX線マスクブラ
    ンクであって、マスク支持体用基板と、該マスク支持体
    用基板の表面に形成されたX線透過膜と、該X線透過膜
    上に形成されたX線吸収膜を有するとともに、 前記マスク支持体用基板は、その中央部を除去して枠状
    の形状としてときに単独で充分な機械的強度を有する厚
    さを有し、かつ、前記マスク支持体用基板の周縁部に段
    差面を有することを特徴とするX線マスクブランク。
  6. 【請求項6】 請求項1〜3から選ばれる一項に記載の
    X線マスクを形成するために使用されるX線マスク用基
    板であって、前記マスク支持体表面に張り渡すように周
    縁部において支持されたX線を透過するX線透過膜とを
    有し、 前記マスク支持体は、単独で充分な機械的強度を有する
    厚さを有し、かつ、前記マスク支持体の周縁部に段差面
    を有することを特徴とするX線マスク用基板。
  7. 【請求項7】 請求項1〜3から選ばれる一項に記載の
    X線マスクにおけるマスク支持体の材料となるマスク支
    持体用基板であって、 前記マスク支持体用基板は、その中央部を除去して枠状
    の形状としてときに単独で充分な機械的強度を有する厚
    さを有し、かつ、前記マスク支持体用基板の周縁部に段
    差面を有することを特徴とするマスク支持体用基板。
  8. 【請求項8】 マスク支持体用基板上にX線透過膜を形
    成する工程と、該マスク支持体用基板の中央部を除去し
    てX線透過膜を支持した枠状のマスク支持体を形成する
    工程と、該X線透過膜上にX線吸収膜を形成する工程と
    を有するX線マスクブランクの製造方法であって、 前記マスク支持体用基板として、その中央部を除去して
    枠状の形状としてときに単独で充分な機械的強度を有す
    る厚さを有するものを用い、かつ、前記X線透過膜を形
    成する工程の前又は後に、前記マスク支持体用基板の周
    縁部に段差面を形成する工程を有することを特徴とする
    X線マスクブランクの製造方法。
  9. 【請求項9】 前記マスク支持体用基板の周縁部に段差
    面を形成する工程を、機械的加工により行うことを特徴
    とする請求項8に記載のX線マスクブランクの製造方
    法。
  10. 【請求項10】 前記機械的加工が、レーザー加工であ
    ることを特徴とする請求項9に記載のX線マスクブラン
    クの製造方法。
  11. 【請求項11】 請求項8〜10から選ばれる一項に記
    載のX線マスクブランクの製造方法を用いたX線マスク
    の製造方法であって、X線吸収膜をパターニングする工
    程を有することを特徴とするX線マスクの製造方法。
JP13115198A 1998-04-24 1998-04-24 X線マスク及びx線マスクブランク並びにそれらの製造方法 Pending JPH11307442A (ja)

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