JPH05275319A - X線リソグラフィマスクの製造方法およびx線リソグラフィマスク - Google Patents

X線リソグラフィマスクの製造方法およびx線リソグラフィマスク

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JPH05275319A
JPH05275319A JP10020492A JP10020492A JPH05275319A JP H05275319 A JPH05275319 A JP H05275319A JP 10020492 A JP10020492 A JP 10020492A JP 10020492 A JP10020492 A JP 10020492A JP H05275319 A JPH05275319 A JP H05275319A
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JP
Japan
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ray
thin film
support frame
wafer
pattern
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Application number
JP10020492A
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English (en)
Inventor
Katsumi Suzuki
克美 鈴木
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 超微細パターンの高精度転写が可能で、かつ
取り扱いが容易なX線リソグラフィ用マスクの製造方法
を提供する。 【構成】 X線透過性薄膜の周囲を固着したSiウエハ
11を分割して矩形枠状のSi支持枠11bとし、その
裏面を矩形の開口部を有する支持枠14に固着させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は超微細パターン転写を目
的とするX線リソグラフィ用マスクの製造方法と、その
製造方法によって得られるX線リソグラフィマスクに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般にX線リソグラフィマスクの
構造およびその製造方法は次に述べる4種類に大別でき
る。第一の方法は、Siウエハのいずれか一方の表面上
にX線透過性薄膜31を堆積し、このX線透過性薄膜上
に重金属からなるX線吸収体パターン32を形成したの
ち、前記Si基板の他方の表面から所定の領域をエッチ
ングし、図3に示すような円形のSi支持枠33を有す
るX線リソグラフィマスクを得る方法である。第二の方
法は、Siウエハ上にX線透過性薄膜を堆積し、このS
iウエハの所定の領域をエッチング除去したのちに、該
X線透過性薄膜上に重金属膜からなるX線吸収体パター
ンを形成する方法であり、完成時の形状は第一の方法と
同じである。第三の方法は、前記第一もしくは第二の方
法により形成したX線リソグラフィマスクのSi支持枠
をガラス若しくはSiC等のセラミクス製支持枠に接着
して平面度を高めるとともに取扱いを容易にしたもので
ある。第四の方法は、1987年米国SPIE発行のプ
ロシーディングス・オブ・エス・ピー・アイ・イー,第
773巻,26頁(Proceedings of SPIE, Volume 773,
p.26)に示されているものであり、図4に示すよう
に、比較的大口径のSiウエハ41を用い(図4
(a))、前記第二の方法と同様にしてX線透過性薄膜
43を形成し(図4(b))、異方性エッチング液を用
いて該Siウエハの複数の所定の領域を除去すると同時
に、この複数の開口領域を分離する溝を形成した後(図
4(c))、該X線透過性薄膜43上にX線吸収体44
のパターン44aを形成し(図4(d)〜(e))、前
記分離溝を境に、矩形のSi支持枠41aを有するX線
リソグラフィマスクに分割する(図4(f))、という
方法である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記のような
従来の方法によって得られたX線マスクには、それぞれ
以下のような問題点があった。まず第一の方法は、Si
ウエハをエッチングする際にX線吸収体パターンをエッ
チング液から保護する必要があるため、特殊な治具を用
いて一枚一枚処理しなければならず、工業的な規模の生
産性を確保することが困難である。また得られたX線リ
ソグラフィマスクは、大きいSi支持枠を有するために
全体の反りが比較的大きく、X線リソグラフィに用いる
際に必要とされるウエハとのギャップを大きくせざるを
得ないため、フレネル回折による半影ボケのために、
0.2μmもしくはそれ以下の超微細パターンを高精度
に転写することが困難である。第二の方法は、Siウエ
ハのエッチングを一括処理できる利点があるが、大きい
Si支持枠を有するために、前記第一の方法と同様に近
接ギャップ設定が困難であり、超微細パターン転写には
不適である。第三の方法は、Si製支持枠を剛性の大き
いガラス枠に張り付けるため、X線リソグラフィマスク
の平面度は比較的改善されるが、Si支持枠をガラス枠
に張り付ける際にX線吸収体パターンに位置の変動を生
じ易く、パターンの位置合わせ精度が劣化する欠点があ
った。また転写パターン領域以外のウエハに近接するマ
スク表面積が大きいために、レジストなどの異物の混入
によるギャップ設定エラーを生じ易い欠点もあった。第
四の方法は、Siウエハの所定の領域のエッチングを一
括処理でき、またSi支持枠の不要な部分が除去される
ために、ウエハとの近接ギャップ設定が比較的容易にな
る利点があるが、Si支持枠の外周が異方性エッチング
で形成した溝を境に割って得られた切断面であるため、
通常の取扱いが不便であり、またSi支持枠の欠けやS
i破片の付着を生じ易い欠点がある。
【0004】本発明はこのような従来の事情に鑑みてな
されたもので、取扱いが容易で、かつ高精度のパターン
転写が可能なX線リソグラフィマスクの製造方法を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、単結晶Siウ
エハの表面にX線透過性薄膜を堆積する工程と、該Si
ウエハの所定の領域を結晶方位依存性エッチングにより
裏面から除去して前記X線透過性薄膜の裏面を露呈さ
せ、この露呈したX線透過性薄膜の周囲のSi枠を残す
とともに、前記エッチング領域を包囲するように蝕刻溝
を形成する工程と、該蝕刻溝を境に前記Siウエハの不
要な一部を除去する工程と、残るSi枠の裏面をガラス
またはSiもしくはセラミックス製支持枠に固着する工
程と、前記X線透過性薄膜上に所望のX線吸収体パター
ンを形成する工程とからなることを特徴とするX線リソ
グラフィマスクの製造方法である。
【0006】また上記の方法によって得られるX線リソ
グラフィマスクは、X線吸収体パターンを支持するX線
透過性薄膜の周囲を矩形のSi製支持枠で固着支持さ
れ、該Si支持枠の裏面をガラスもしくはセラミックス
製支持枠に固着支持されてなることを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明によれば、X線マスク表面の反りを低減
して、フレネル回折の影響を低減した10μm以下の近
接露光により高精度パターン転写を実現するとともに、
前記Si枠をガラス支持枠に接着することにより通常の
取扱いを容易にし、しかもSi枠からの発塵をなくすこ
とによってマスクとウエハ間のギャップ設定精度を高
め、かつ転写時のパターン欠陥の発生を最小限にとどめ
ることができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら詳細に説明する。図1は本発明の一実施例を工
程順に示す工程断面図である。まず(100)単結晶S
iウエハ11の両面に1μmないし2μm厚のSiCも
しくはダイヤモンド等のX線透過性薄膜12を、減圧C
VD法もしくはECRプラズマCVD法等の方法により
堆積する(図1(a))。次に通常のフォトリソグラフ
ィ法及びドライエッチング法を用いて該Siウエハ11
の裏面のX線透過性薄膜12の所定の領域をエッチング
除去し、X線露光領域となる矩形の開口領域及び分割溝
13形成のための開口領域を形成したのち、このSiウ
エハをKOH水溶液等の結晶方位依存性エッチング液に
浸して前記X線透過性薄膜12を保護膜として所定の領
域をエッチングする(図1(b))。
【0009】次に異方性エッチングにより形成されたV
字形の断面を有する分割溝13を境にしてSiウエハ1
1aの不要の部分を除去し、図1(c)に示すように、
窓枠状のSi支持枠11bでX線透過性薄膜12を支持
する構造を得る。続いて前記Si支持枠11bの裏面を
少なくとも数mmの厚みを有するガラスもしくはセラミ
クス製の支持枠14に接着する(図1(d))。前記X
線透過性薄膜12の表面上にスパッタリングもしくは真
空蒸着等の方法によりWもしくはTa等の重金属薄膜1
5を堆積したのち、この重金属薄膜15の上に電子ビー
ム露光等の方法により所望のレジストパターン16を形
成する(図1(e))。最後に該レジストパターン16
を保護膜にして前記重金属薄膜15の所定の領域をエッ
チングしてX線吸収体パターン17を形成すれば、図1
(f)に示すような断面構造と、図2に示すような平面
構造を有するX線リソグラフィマスクが得られる。
【0010】
【発明の効果】本発明の方法によって得られるX線リソ
グラフィマスクは、表面積が小さく反りが小さいため
に、X線リソグラフィ工程においてウエハとの間隔を、
互いに接触することなく10μm程度まで容易に狭める
ことが可能であるため、フレネル回折を最小限に低減で
き、その結果、0.2μm以下の超微細パターンを高精
度に転写することができる。また通常の取扱いにおいて
は、従来のフォトリソグラフィにおいて用いられている
レチクルのように丈夫なガラス枠で把持することができ
るため、マスクアライナへの搬送や装着などにおいても
Si枠を傷つけることなく取り扱うことが可能であり、
ゴミの発生を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のX線マスクの製造方法を工程順に示す
工程断面図である。
【図2】本発明のX線リソグラフィマスクの一例の斜視
図である。
【図3】従来のX線リソグラフィマスクの一例の平面図
である。
【図4】従来のX線リソグラフィマスクの製造方法の一
例の工程断面図である。
【符号の説明】
11,11a,41 Siウェハ 11b,33,41a Si支持枠 12,31,43 X線透過性薄膜 13 分割溝 14 ガラス支持枠 15 重金属薄膜 16 レジストパターン 17,32,44a X線吸収体パターン 42 Si34 44 X線吸収体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単結晶Siウエハの表面にX線透過性薄
    膜を堆積する工程と、該Siウエハの所定の領域を結晶
    方位依存性エッチングにより裏面から除去して前記X線
    透過性薄膜の裏面を露呈させ、この露呈したX線透過性
    薄膜の周囲のSi枠を残すとともに、前記エッチング領
    域を包囲するように蝕刻溝を形成する工程と、該蝕刻溝
    を境に前記Siウエハの不要な一部を除去する工程と、
    残るSi枠の裏面をガラスまたはSiもしくはセラミッ
    クス製支持枠に固着する工程と、前記X線透過性薄膜上
    に所望のX線吸収体パターンを形成する工程とからなる
    ことを特徴とするX線リソグラフィマスクの製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1の方法によって得られるX線リ
    ソグラフィマスクであって、X線吸収体パターンを支持
    するX線透過性薄膜の周囲を矩形のSi製支持枠で固着
    支持され、該Si支持枠の裏面をガラスもしくはセラミ
    ックス製支持枠に固着支持されてなることを特徴とする
    X線リソグラフィマスク。
JP10020492A 1992-03-27 1992-03-27 X線リソグラフィマスクの製造方法およびx線リソグラフィマスク Pending JPH05275319A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004051370A1 (ja) * 2002-12-03 2004-06-17 Dai Nippon Printing Co., Ltd. 転写マスクブランク、転写マスク並びにその転写マスクを用いた転写方法
KR100456931B1 (ko) * 1996-01-31 2005-01-15 호야 가부시키가이샤 투영마스크제조방법

Cited By (3)

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US7582393B2 (en) 2002-12-03 2009-09-01 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Transfer mask blank, transfer mask, and transfer method using the transfer mask

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