JPH11303822A - クリップ - Google Patents

クリップ

Info

Publication number
JPH11303822A
JPH11303822A JP12416098A JP12416098A JPH11303822A JP H11303822 A JPH11303822 A JP H11303822A JP 12416098 A JP12416098 A JP 12416098A JP 12416098 A JP12416098 A JP 12416098A JP H11303822 A JPH11303822 A JP H11303822A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clip
piece
coil spring
partitions
shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12416098A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiko Yuya
一彦 油谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SAKAN KK
Sakan Co Ltd
Original Assignee
SAKAN KK
Sakan Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SAKAN KK, Sakan Co Ltd filed Critical SAKAN KK
Priority to JP12416098A priority Critical patent/JPH11303822A/ja
Publication of JPH11303822A publication Critical patent/JPH11303822A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sheet Holders (AREA)
  • Clamps And Clips (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】金属の棒軸のような別体ものの枢支ピンを廃し
てクリップの部品点数を少なくするとともに、強大なば
ね圧の得られるコイルばねをクリップに装着する作業を
ワンタッチで簡単迅速に組立てできるようにする。 【解決手段】クリップ分体の一方の中間部内面に前部隔
壁と左右隔壁とで前部と左右の3方が囲まれたコ字形の
空所と、左右隔壁の両側面に枢支部となる突軸とを一体
形成し、対応する他方のクリップ分体には両分体の結合
時に前記コ字形の空所の後方開放部を塞ぐように臨む垂
片と左右隔壁に外接する位置に左右に相対して臨むよう
に軸孔を設けた軸受片とを一体形成し、前記軸受片の端
縁とその軸孔に嵌支される突軸の端部に軸孔嵌入時の案
内となるリード角を設け、前記前部及び左右の隔壁で囲
まれた空所に足付きコイルばねを嵌入して一対のクリッ
プ分体を結合する際に結合と同時に空所の後方開放部を
垂片で閉塞する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、別体ものの枢軸
(枢支ピン)を廃して且つばねを押し込みながら簡単に
ワンタッチで組立て可能なクリップに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のクリップとしては、例えば図1及
び図2に示すものが存在する。即ち、この従来のクリッ
プは、一対のクリップ分体50.51に中間位置におい
て左右に相対向するように軸受け片52.53を設けて
これに左右方向に貫通する一本の金属棒からなる枢支ピ
ン54で枢着するとともに、この枢支ピンにコイルばね
55を装着して1個のクリップとなすものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のクリッ
プにあっては、2つのクリップ分体を1本の枢支ピンで
枢着して結合した上で、枢支ピンにコイルばねを装着す
るものであるからその組立が非常に難しく、特にコイル
ばねを使用する場合は両端に開脚した足を有する為に、
ばねを利かせて装着する作業に熟練した高度の技術と機
械設備を要し、又その組立て作業に多大の時間を要する
ため作業性が悪くそのためコスト的に割高になるという
問題点を有していた。又コイルばねの代わりに板ばねを
用いたクリップも存在するが、板ばねではばね力が弱く
そのため強大なばねの挟持力を備えたものが得られなか
った。
【0004】本発明は、上記した従来の問題点に鑑みて
なされたものであり、金属の棒軸のような枢支ピンを廃
して部品点数を少なくするとともに、強大なばね力を附
与するコイルばねを用いてもそれを組立てる際にはワン
タッチでクリップ分体に装着することが可能で、而も簡
単迅速に組立てできるようにすることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明の手段は、前端にはさみ部1を、後端につま
み部2を有してなる2つのクリップ分体20.21を一
対にして中間の枢支部を支点に揺動可能に結合してなる
クリップにおいて、クリップ分体20.21の一方20
の中間部内面に前部隔壁3と左右隔壁4とで前部と左右
の3方が囲まれたコ字形の空所5と、左右隔壁4の両側
面に枢支部となる突軸6とを一体形成し、対応する他方
のクリップ分体21には両分体の結合時に前記コ字形の
空所5の後方開放部を塞ぐように臨む垂片7と左右隔壁
4に外接する位置に左右に相対して臨むように軸孔8を
設けた軸受け片9とを一体形成し、前記軸受け片9の端
縁とその軸孔に嵌支される突軸6の端部の相対向する一
方又は両方に軸孔嵌入時の案内となるリード角10.1
1を設け、前記前部及び左右の隔壁で囲まれた空所5に
足付きコイルばね12を嵌入して一対のクリップ分体2
0.21を結合する際に結合と同時に空所5の後方開放
部を垂片7で閉塞してなる点にある。
【0006】従って、上記発明特定事項からなるクリッ
プにおいては、先づクリップ分体を組立てる場合にはコ
イルばねをクリップ分体の一方のコ字形の凹所に嵌めた
状態でその上から他方のクリップ分体をセット位置に合
わせて両分体を押圧するだけで枢支部の嵌合と同時にコ
イルばねをばね圧の附勢に抗して適正位置に装着するこ
とができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施例を
図面を参照して説明する。
【0008】一対のクリップ分体20.21は合成樹脂
又は金属の成形品として構成され一方(20)の内面に
は前部及び左右を隔壁3.4で囲まれたコ字形の空所5
を具有する。左右の隔壁4.4にはその外面部に枢支部
となる突軸6.6を一体形成されている。
【0009】クリップ分体の他方(21)は内面に左右
に相対して軸受け片9.9を一体形成され、この軸受け
片に夫々軸孔8.8が設けられている。又この軸受け片
9.9の間の後方部に垂片7を一体に設けている。
【0010】クリップ分体20.21は前端部の内面を
はさみ部1となし、該部に滑り止め片14を設けてい
る。滑り止め片14は凹凸形の刻みを該面に形成したも
のであるが、成形品からなる別体ものを取付けることも
できる。また、図5及び図9に示すようにはさみ部1の
内面に滑り止め嵌入部13を形成して該嵌入部に別体成
形品からなる滑り止め片14を嵌合し一体化させること
もできる。
【0011】クリップ分体20.21の後端部の外面を
つまみ部2となす。つまみ部2には2〜3条の凹条の溝
2aを形成してつまみ操作の際の指の引っ掛かりを良く
させている。
【0012】枢支部となる突軸6は、クリップ分体20
の左右隔壁4.4の外側面に短軸状のものが左右に突出
するよう一体形成してなるもので、この突軸6を相手側
のクリップ分体21の軸受け片9に後述の方法により嵌
支させるものである。リード角10は図7に示すように
軸受け片9の端縁をカットして内向き傾斜のテーパー面
として形成され、対応する突軸6のリード角11は上記
テーパー面に対向するように外向きのテーパー面として
形成される。このリード角10.11は相対向するよう
に両方に設けているが、何れか一方にだけ設けるように
することもできる。
【0013】コイルばね12は円筒状のコイル部12a
とその両端に所要長さと、所定角度に開脚した足12
b.12cを具有したものが用いられる。
【0014】本発明のクリップは次のような手順で組立
てられる。先づ一方のクリップ分体20を内面上向きに
してその内面のコ字形の空所5にコイルばね12を嵌入
させる。このときコイルばねの一方の足12cはつまみ
部2側へ向くようにして底面部に接当させる。すると他
方の足12bは上向き又は、やや後方上向きに突出した
形になる。この状態で次に他方のクリップ分体21を内
面下向きにして先のクリップ分体20上に対向させ、左
右の軸受け片9.9を図7(a)の如く左右隔壁4.4
の直上へ臨ませ夫々のリード角10.11を上下に対向
させる。そしてコイルばね12の後方上向き姿勢の足1
2bを内面で抑えながら一気に押し下げる。するとリー
ド角10.11の案内で突軸6.6は軸受け片9.9の
内側へ案内され、そのまま軸孔8.8に滑り込むように
一気に嵌入するものである。そしてこれと同時にコイル
ばね12は前部を左右隔壁3.4及び後方の垂片7で前
後左右が閉塞され、且つ上下両部も板面で塞がれた形で
空所5内にセットされる。
【0015】尚、この一対のクリップ分体20.21を
コイルばねを介して結合する際には図7(b)の如く左
又は右側の一方の突軸6と同側の軸受け片の軸孔8とを
仮嵌合させて横向き傾斜の姿勢となし、この状態から一
気に押圧して他方の突軸と軸孔を嵌合させ組立てするこ
とにより、同様にワンタッチで結合することもできるも
のである。
【0016】
【発明の効果】本発明は上記のように一対のクリップ分
体を内面同志が対向するように合わせて一方のクリップ
分体のコ字形の空所にコイルばねを嵌入させておけばリ
ード角の案内で枢支部となる突軸とブラケット側の軸孔
とが一気にワンタッチで嵌入して同時にコイルばねもば
ね圧を附勢させて定位置にセットできるものであり、従
来のクリップのように専用の機械設備や高度の熟練技術
をも要しないで簡易迅速に強力なコイルばねを利かせた
クリップを安価に得ることができるという利点を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例のクリップを示す側面図である。
【図2】図1におけるAーA線の拡大断面図である。
【図3】本発明におけるクリップの一実施例を示す側面
図である。
【図4】本クリップの平面図である。
【図5】図4におけるCーC線の断面図である。
【図6】図3におけるBーB線の拡大断面図である。
【図7】(a)は本クリップの組立前の状態を示す背面
図で、(b)は他の組立方法を示す背面である。
【図8】本クリップの分解した斜視図である。
【図9】はさみ部の他の実施例を示す一部分解斜視図で
ある。
【部号の説明】
1 はさみ部 2 つまみ部 3.4 隔壁 5 空所 6 突軸 7 垂片 8 軸孔 9 軸受け片 10.11 リード角 12 コイルばね 13 滑り止め嵌入部 14 滑り止め片 20.21 クリップ分体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前端にはさみ部(1)を、後端につまみ
    部(2)を有してなる2つのクリップ分体(20.2
    1)を一対にして中間の枢支部を支点に揺動可能に結合
    してなるクリップにおいて、クリップ分体(20.2
    1)の一方(20)の中間部内面に前部隔壁(3)と左
    右隔壁(4)とで前部と左右の3方が囲まれたコ字形の
    空所(5)と、左右隔壁(4)の両側面に枢支部となる
    突軸(6)とを一体形成し、対応する他方のクリップ分
    体(21)には両分体の結合時に前記コ字形の空所
    (5)の後方開放部を塞ぐように臨む垂片(7)と、左
    右隔壁(4)に外接する位置に左右に相対して臨むよう
    に軸孔(8)を設けた軸受け片(9)とを一体形成し、
    前記軸受け片(9)の端縁とその軸孔に嵌支される突軸
    (6)の端部の相対向する一方又は両方に軸孔嵌入時の
    案内となるリード角(10.11)を設け、前記前部及
    び左右の隔壁で囲まれた空所(5)に足付きコイルばね
    (12)を嵌入して一対のクリップ分体(20.21)
    を結合する際に結合と同時に空所(5)の後方開放部を
    垂片(7)で閉塞してなることを特徴とするクリップ。
  2. 【請求項2】 クリップ分体(20.21)の前端のは
    さみ部(1)に滑り止め嵌入部(13)を形成するとと
    もに、該嵌入部に別体成形品からなる滑り止め片(1
    4)を嵌合し一体化してなる請求項1記載のクリップ。
JP12416098A 1998-04-16 1998-04-16 クリップ Pending JPH11303822A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12416098A JPH11303822A (ja) 1998-04-16 1998-04-16 クリップ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12416098A JPH11303822A (ja) 1998-04-16 1998-04-16 クリップ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11303822A true JPH11303822A (ja) 1999-11-02

Family

ID=14878435

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12416098A Pending JPH11303822A (ja) 1998-04-16 1998-04-16 クリップ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11303822A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008143419A1 (en) * 2007-05-22 2008-11-27 Dae-Ung Yoon Locking apparatus
CN102897455A (zh) * 2012-11-20 2013-01-30 成都理工大学 新型垃圾桶夹
CN105799366A (zh) * 2016-04-17 2016-07-27 哈尔滨共阳科技咨询有限公司 一种金融财会票据夹持装置
CN105919386A (zh) * 2016-07-21 2016-09-07 张云飞 一种夹子
CN106915174A (zh) * 2015-11-27 2017-07-04 普乐士株式会社 夹子
JP2019007571A (ja) * 2017-06-26 2019-01-17 株式会社マイゾックス クリップ
CN111806118A (zh) * 2020-07-14 2020-10-23 临沂大学 一种古代文献标记方法及装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008143419A1 (en) * 2007-05-22 2008-11-27 Dae-Ung Yoon Locking apparatus
KR100879117B1 (ko) * 2007-05-22 2009-01-19 윤대웅 집게구조를 이용한 단속장치
CN102897455A (zh) * 2012-11-20 2013-01-30 成都理工大学 新型垃圾桶夹
CN106915174A (zh) * 2015-11-27 2017-07-04 普乐士株式会社 夹子
CN105799366A (zh) * 2016-04-17 2016-07-27 哈尔滨共阳科技咨询有限公司 一种金融财会票据夹持装置
CN105919386A (zh) * 2016-07-21 2016-09-07 张云飞 一种夹子
JP2019007571A (ja) * 2017-06-26 2019-01-17 株式会社マイゾックス クリップ
CN111806118A (zh) * 2020-07-14 2020-10-23 临沂大学 一种古代文献标记方法及装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6869114B2 (en) Latch device
KR100211896B1 (ko) 전기 플러그 및 소켓 접속장치
JP4530220B2 (ja) ドアヒンジ
KR100778969B1 (ko) 스프링을 구비한 가구용 힌지
JP2867513B2 (ja) 車両用センターコンソールボックス
KR20030094092A (ko) 사이드 록크 장치
JPH11303822A (ja) クリップ
JPH10508422A (ja) 電気的復帰スイッチ
JP4698898B2 (ja) 引戸のハンドル装置
JPS5918040Y2 (ja) 車輛のグロ−ブボツクスの係止装置
JPS5848746Y2 (ja) スイツチ
JP2528164Y2 (ja) 自動車玩具のドア開閉装置
JPH034631U (ja)
JPS6035145Y2 (ja) スイツチ
KR20180000581U (ko) 자기 반발 타입 힌지 장치
JP3012806U (ja) 鞄や容器等における取手や肩掛ベルト等の取付金具
JP2581625Y2 (ja) コンパクト容器
JPS5936206Y2 (ja) ハンガ−
JP2828932B2 (ja) 回転式取手の軸支構造
JPS6026775Y2 (ja) 電気かみそり
JP2000175800A (ja) ハンガ―の肩幅調節装置
JP2538767Y2 (ja) コンパクト容器
JPS6131441Y2 (ja)
JPH034632U (ja)
JPH0720746Y2 (ja) 操作部材のクリックばね支持装置