JPH11303679A - Dohc型内燃機関におけるシリンダヘッドカバーの構造 - Google Patents

Dohc型内燃機関におけるシリンダヘッドカバーの構造

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Publication number
JPH11303679A
JPH11303679A JP11215598A JP11215598A JPH11303679A JP H11303679 A JPH11303679 A JP H11303679A JP 11215598 A JP11215598 A JP 11215598A JP 11215598 A JP11215598 A JP 11215598A JP H11303679 A JPH11303679 A JP H11303679A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder head
head cover
cylinder
internal combustion
combustion engine
Prior art date
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Pending
Application number
JP11215598A
Other languages
English (en)
Inventor
Daisuke Uotani
大輔 魚谷
Seiji Hanada
聖司 花田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Daihatsu Motor Co Ltd filed Critical Daihatsu Motor Co Ltd
Priority to JP11215598A priority Critical patent/JPH11303679A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シリンダヘッドカバー9の上面の左右両側に
脹らみ部12,13を設けて、その間の谷間18内の部
分に、各気筒ごとの点火コイル20を配設した場合に、
前記谷間18内の部分に溜まる水にて、各点火コイルに
電流リークが発生すること、及びシリンダヘッド及びシ
リンダブロックの側面に錆等の腐食が発生することを防
止する。 【手段】 前記一方の脹らみ部13に、前記谷間から当
該一方の脹らみ部を横断してシリンダヘッドカバーの側
面に開放する溝部24を設けて、この溝部内に、内燃機
関における各種電気配線のうち前記シリンダヘッドカバ
ーの上面かち下方に延びる少なくとも一本の電気配線2
2を配線して、水がこの電気配線22を伝って流れ落ち
るようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリンダヘッドの
上面に、吸気弁用のカム軸と排気弁用カム軸とを平行に
配設して成るいわゆるDOHC型の内燃機関において、
前記シリンダヘッドの上面に、前記両カム軸を覆うよう
に取付けられるシリンダヘッドカバーの構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種のDOHC型の内燃機関
においては、シリンダヘッドカバーのうち左右両側にお
ける両カム軸の略真上の部分に、上向きに突出する脹ら
み部を、当該両脹らみ部がカム軸の軸方向に伸びるよう
に一体的に設けて、この両脹らみ部の内部を、シリンダ
ヘッドカバーにおけるブローバイガスを抽出するときに
おける気液分離室に構成する一方、前記シリンダヘッド
カバーの上面のうち前記両脹らみ部間における谷間の部
分に各気筒ごとに点火コイルを設けるように構成してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように、
シリンダヘッドカバーの上面のうち左右両側の部分に脹
らみ部を設け、この両脹らみ部間の谷間の部分に、各気
筒ごとの点火コイルを配設すると言う構成にした場合に
は、各気筒ごとの点火コイルを、その両側における脹ら
み部にて確実に保護することができるものの、前記シリ
ンダヘッドカバーに水を被ったとき、両脹らみ部の間に
おける谷間の部分に水が溜まり、この水が各点火コイル
内に、その空気抜き孔等から侵入することになるから、
各点火コイルに電流リークが発生するおそれが大きいと
言う問題があるばかりか、前記谷間の部分に溜まった水
がシリンダヘッド及びシリンダブロックの側面を伝って
流れ落ちることにより、前記シリンダヘッド及びシリン
ダブロックの側面に、錆等の腐食が発生すると言う問題
もあった。
【0004】本発明は、これらの問題を解消したシリン
ダヘッドカバーの構造を提供することを技術的課題とす
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この技術的課題を達成す
るため本発明は、「シリンダヘッドの上面に吸気弁用カ
ム軸及び排気弁用カム軸を覆うように取付けたシリンダ
ヘッドカバーの上面のうち前記両カム軸の略真上の部分
に、上向きに突出する脹らみ部を、当該両脹らみ部が両
カム軸の軸方向に延びるように一体的に設け、且つ、前
記シリンダヘッドカバーの上面のうち前記両脹らみ部間
の谷間の部分に、各気筒ごとの点火コイルを設けて成る
DOHC型内燃機関において、前記シリンダヘッドカバ
ーの上面における両脹らみ部のうち少なくとも一方の脹
らみ部に、前記両脹らみ部間の谷間から当該一方の脹ら
み部を横断してシリンダヘッドカバーの側面に開放する
溝部を設ける一方、内燃機関における各種電気配線のう
ち前記シリンダヘッドカバーの上面における少なくとも
一本の電気配線を、前記溝部内に、その内底面を通って
下方に延びように配線する。」と言う構成にした。
【0006】
【発明の作用・効果】このように、シリンダヘッドカバ
ーの上面における両脹らみ部のうち少なくとも一方の脹
らみ部に、前記両脹らみ部間の谷間から当該一方の脹ら
み部を横断してシリンダヘッドカバーの側面に開放する
溝部を設けることにより、シリンダヘッドカバーに被っ
た水が両脹らみ部間の谷間内に流入しても、この水は、
前記一方の脹らみ部を横断する溝部内を通ってシリンダ
ヘッドカバーの側面に流出することになるから、前記谷
間の部分に水が溜まることを確実に防止できるのであ
る。
【0007】また、前記溝部内に、シリンダヘッドカバ
ーの上面における少なくとも一本の電気配線を、当該溝
部の内底面を通って下方に延びるように配線したことに
より、前記溝部を通って流出する水は、この溝部の内底
面を通って下方に延びる前記電気配線を伝って下方に流
れ落ちることになるから、前記した水が、シリンダヘッ
ド及びシリンダブロックの側面を伝って流れ落ちること
を防止できるのである。
【0008】従って、本発明によると、DOHC型の内
燃機関において、シリンダヘッドカバーの上面における
各気筒ごとの点火コイルに、水の侵入によって電流リー
クが発生すること、及び、シリンダヘッド及びシリンダ
ブロックの側面に錆等の腐食が発生することを、別の部
品を使用することなく、確実に低減できる効果を有す
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
1〜図4の図面について説明する。この図において符号
1は、四つの気筒2を有するシリンダブロック3の上面
にシリンダヘッド4を締結して成る内燃機関を示す。こ
の内燃機関1におけるシリンダヘッド4の上面には、各
気筒2における吸気弁用のカム軸5と、排気弁用のカム
軸6とが平行に並べて軸支されていると共に、これら両
カム軸5,6の全体と、この両カム軸5,6の一端にお
けるタイミングプーリ等の動力伝達輪7,8とを覆うシ
リンダヘッドカバー9が、その周囲に配設した複数本の
ボルト10にて着脱自在に取付けられている。なお、こ
のシリンダヘッドカバー9の下面と、シリンダヘッド4
の上面との間には、シール用ガスケット11が介挿され
ている。
【0010】前記シリンダヘッドカバー9の天井板のう
ち両カム軸5,6の略真上の部分には、上向きに突出す
る脹らみ部12,13が、前記両カム軸5,6の軸方向
に延びるように一体的に設けられ、この両脹らみ部1
2,13の内部は、底板14,15にて区画された気液
分離室16,17に形成されている。また、前記シリン
ダヘッドカバー9の上面のうち前記両脹らみ部12,1
3の間の谷間18内の部分には、前記各気筒2ごとにボ
ス部19を、当該谷間18内における内底面18aから
上向きに突出するように一体的に設けられ、この各ボス
部19の各々に、前記各気筒2における点火栓26に対
する点火コイル20が装着されている。
【0011】また、前記シリンダヘッドカバー9の上面
における両脹らみ部12,13のうち一方の脹らみ部1
3の上面には、前記各点火コイル20に対する電気配線
21、及び、内燃機関1の下部においてクランク角度の
位相を検出するためのタイミングセンサー(図示せず)
からの電気配線22等の各種の電気配線が配設されてい
る。この場合において前記各種の電気配線21,22
は、シリンダヘッドカバー9に一体的に設けた複数個の
係止片23にてシリンダヘッドカバー9に係着されてい
る。
【0012】そして、前記シリンダヘッドカバー9の上
面における両脹らみ部12,13のうち少なくとも一方
の脹らみ部13には、両脹らみ部12,13の間の谷間
18内の部分から当該一方の脹らみ部12を横断してシ
リンダヘッドカバー9の側面に開放する溝部24を設け
る一方、前記シリンダヘッドカバー9の上面における各
種の電気配線21,22のうち内燃機関1の下方への電
気配線22を、前記溝部24内に、その内底面24aを
通って下方に延びように配線する。
【0013】なお、この場合において、前記電気配線2
2のうち溝部24内を通る部分は、この溝部24の内底
面24aに対して、この内底面24aに一体的に設けた
係止片25にて係着されている。このように構成するこ
とにより、シリンダヘッドカバー9に被った水が両脹ら
み部12,13の間の谷間18内に流入しても、この水
は、前記一方の脹らみ部13を横断する溝部24内を通
ってシリンダヘッドカバー9の側面に流出することにな
るから、前記谷間18の部分に水が溜まることを確実に
防止できるのである。
【0014】また、前記溝部24内に、シリンダヘッド
カバー9の上面に配線される少なくとも一本の電気配線
22を、当該溝部24の内底面24aを通って下方に延
びるように配線したことにより、前記溝部24を通って
流出する水は、この溝部24の内底面24aを通って下
方に延びる前記電気配線22を伝って下方に流れ落ちる
ことになるから、前記した水が、シリンダヘッド4及び
シリンダブロック3の側面を伝って流れ落ちることを防
止できるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す平面図である。
【図2】図1のII−II視断面図である。
【図3】図1のIII −III 視断面図である。
【図4】図1のIV−IV視断面図である。
【符号の説明】
1 内燃機関 2 気筒 3 シリンダブロック 4 シリンダヘッド 5,6 カム軸 9 シリンダヘッドカバー 12,13 脹らみ部 18 谷間 18a 谷間の内底面 19 ボス部 20 点火コイル 22 電気配線 24 溝部 24a 溝部の内底面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダヘッドの上面に吸気弁用カム軸及
    び排気弁用カム軸を覆うように取付けたシリンダヘッド
    カバーの上面のうち前記両カム軸の略真上の部分に、上
    向きに突出する脹らみ部を、当該両脹らみ部が両カム軸
    の軸方向に延びるように一体的に設け、且つ、前記シリ
    ンダヘッドカバーの上面のうち前記両脹らみ部間の谷間
    の部分に、各気筒ごとの点火コイルを設けて成るDOH
    C型内燃機関において、 前記シリンダヘッドカバーの上面における両脹らみ部の
    うち少なくとも一方の脹らみ部に、前記両脹らみ部間の
    谷間から当該一方の脹らみ部を横断してシリンダヘッド
    カバーの側面に開放する溝部を設ける一方、内燃機関に
    おける各種電気配線のうち前記シリンダヘッドカバーの
    上面における少なくとも一本の電気配線を、前記溝部内
    に、その内底面を通って下方に延びように配線したこと
    を特徴とするDOHC型内燃機関におけるシリンダヘッ
    ドカバーの構造。
JP11215598A 1998-04-22 1998-04-22 Dohc型内燃機関におけるシリンダヘッドカバーの構造 Pending JPH11303679A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11215598A JPH11303679A (ja) 1998-04-22 1998-04-22 Dohc型内燃機関におけるシリンダヘッドカバーの構造

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JP11215598A JPH11303679A (ja) 1998-04-22 1998-04-22 Dohc型内燃機関におけるシリンダヘッドカバーの構造

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ID=14579619

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JP11215598A Pending JPH11303679A (ja) 1998-04-22 1998-04-22 Dohc型内燃機関におけるシリンダヘッドカバーの構造

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JP (1) JPH11303679A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101163690B1 (ko) 2005-12-10 2012-07-09 현대자동차주식회사 엔진용 실린더 헤드 커버 조립체

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101163690B1 (ko) 2005-12-10 2012-07-09 현대자동차주식회사 엔진용 실린더 헤드 커버 조립체

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