JP3464093B2 - シリンダヘッド - Google Patents

シリンダヘッド

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JP3464093B2
JP3464093B2 JP05120396A JP5120396A JP3464093B2 JP 3464093 B2 JP3464093 B2 JP 3464093B2 JP 05120396 A JP05120396 A JP 05120396A JP 5120396 A JP5120396 A JP 5120396A JP 3464093 B2 JP3464093 B2 JP 3464093B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はシリンダヘッドに関
し、特に多気筒直列エンジンのシリンダヘッドに関する
ものである。 【0002】 【従来の技術】従来から、例えば実開平3−59453
号公報や実開平3−17245号公報に開示されている
ように、多気筒直列エンジンにおいて、吸気ポートのイ
ンテークマニホールド取付面を鉛直面より上向きにする
ため、吸気ポートの一部をシリンダヘッドの一側面より
斜め上向きに傾斜させて突出させたものが知られてい
る。 【0003】図6を参照して説明すると、31はシリン
ダヘッドで、32は燃焼室、33は吸気ポート、34は
排気ポート、35は吸気弁、36は排気弁、37は吸気
弁及び排気弁の動弁機構、38は点火プラグであり、吸
気ポート33は通常の湾曲した吸気ポートで、そのイン
マニ取付面39は、シリンダヘッド31の一側面31a
の上部から斜め外方に傾斜させて形成され、吸気ポート
33の一部がシリンダヘッド31の一側面31aより外
側に突出している。排気ポート34の排気マニホールド
取付面はシリンダヘッド31の他側面31bにて構成さ
れている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところで、吸気ポート
の必要な長さを確保しながらシリンダヘッドの幅寸法を
小さくしようとすると、内部に1又は複数の吸気ポート
を形成した吸気導入筒部をシリンダヘッドの一側面から
突出させ、その先端部にインマニ接続フランジを設ける
必要がある。 【0005】このように、吸気ポートの一部を形成する
吸気導入筒部をシリンダヘッドの一側面から突出させた
場合、吸気導入筒部とシリンダヘッドの一側面との間に
上向きの凹部が形成されて水溜まりを生じてしまい、こ
の凹部に吸気ポート内に燃料を噴射するインジェクタの
取付部が配置される場合、インジェクタのシール面が水
に浸され、その水がシール面から燃焼室に混入してエン
ジントラブルの原因になる恐れがあるという問題が出て
くることになる。 【0006】本発明は、このような問題点に鑑み、吸気
導入筒部がシリンダヘッドの一側面から突出したシリン
ダヘッドにおいて、水が燃焼室に混入するのを防止した
シリンダヘッドを提供することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明は、吸気ポート
の端部をシリンダヘッドの一側面よりも外方に突出さ
せ、これら吸気ポートのシリンダヘッド一側面から突出
した部分を内部に形成した吸気導入筒部の端部に、気筒
配列方向に沿って一体のインマニ接続フランジを設け、
前記吸気導入筒部と前記シリンダヘッド一側面との間に
形成される上向きの凹部に、各吸気ポートに対応させて
インジェクタ取付穴を設けた多気筒直列エンジンのシリ
ンダヘッドであって、前記吸気導入筒部を複数の分割吸
気導入筒部にて構成するとともに分割吸気導入筒部間に
シリンダヘッドの一側面に沿って水を下方に流す排水通
路を形成したことを特徴とし、これにより吸気導入筒部
とシ リンダヘッド一側面との間に形成される上向きの凹
に侵入した水が排水通路を通ってシリンダヘッドの一
側面を沿って下方に流下し、インジェクタの取付部のシ
ール面から燃焼室に水が混入する恐れが無いようにして
いる。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態のシリ
ンダヘッドについて、図1〜図5を参照して説明する。 【0009】1はスラント姿勢にて車両に搭載されるエ
ンジンユニットにおける直列4気筒のシリンダヘッドで
あり、各シリンダの略中央位置に点火プラグ装着穴2
(図2参照)が形成され、その下端がシリンダヘッド1
の下面における各シリンダの燃焼室3に開口している。
各燃焼室3の一側上部に一対の吸気弁口4a、4bが形
成され、他側上部に一対の排気弁口5a、5bが形成さ
れている(図3参照)。 【0010】各吸気弁口4a、4bはシリンダヘッド1
の一側に向けて延出された吸気ポート6に接続され、排
気弁口5a、5bにはシリンダヘッド1の他側に向けて
延出された排気ポート7に連通されている。これら燃焼
室3上部と吸気ポート6及び排気ポート7の周囲を冷却
する水冷ジャケット部8がシリンダヘッド1の下部に形
成され、その上部は上面開口のオイルジャケット部9が
形成され、このシリンダヘッド1の上端面にシリンダヘ
ッドカバーが接合される。 【0011】オイルジャケット部9の下壁10には、各
吸気弁口4a、4b及び排気弁口5a、5bに対応して
弁軸穴11が形成され、その上部に適当な貫通空間12
をあけてそれぞれの弁機構支持筒部13が形成され、オ
イルジャケット部9の気筒配列方向に沿う側壁14に連
設部15を介して接続されている。また、点火プラグ装
着穴2の両側には吸気弁及び排気弁を開閉駆動するカム
シャフトを回転自在に支持するカムシャフト軸受部16
(図2参照)が形成され、かつ上記貫通空間12はこの
カムシャフト軸受部16の下部も貫通形成されている。
また、シリンダ列の両端及び各気筒間の両側部の合計1
0箇所には、シリンダヘッド1をシリンダブロックに固
定するためのヘッドボルトを貫通するヘッドボルト穴1
7が水冷ジャケット部8を貫通するように形成され(図
4参照)、オイルジャケット部9の下壁10上面にその
座17aが形成されている。 【0012】このシリンダヘッド1がスラント姿勢にて
搭載されるときには、図2〜図4に示すように、吸気ポ
ート6が略鉛直方向上向きとなり、排気ポート7側が下
側になるように搭載される。そして、オイルジャケット
部9の下側になる排気ポート7側の側壁14に沿って、
その側壁14と下壁10の角部又はその近傍に図2〜図
4に交差斜線で示すオイル通路18が形成されている。
側壁14は、このオイル通路18が最も低い位置となる
ように、オイル通路18に向かって下向きに傾斜させて
形成されている。また、このオイル通路18は、各気筒
に対応して設けられているカムシャフト軸受部16及び
弁機構支持筒部13の連設部15の下部を貫通する貫通
空間12を通り(図2、図3参照)、ヘッドボルト穴1
7の座17aの側部を通って(図4参照)シリンダヘッ
ド1の両端間にわたって連続するように形成されてい
る。そして、このオイル通路18の一端に、シリンダヘ
ッド1下面に貫通する1つのオイル排出穴19が形成さ
れている。 【0013】また、各吸気ポート6は、図2、図3に示
すように、一対の吸気弁口4a、4bに連通するように
途中で分岐されるとともに、吸気弁口4a、4bに向け
てほぼ真っ直ぐに延びるストレートポートにて構成さ
れ、かつシリンダヘッド1がスラント姿勢の状態でその
軸芯がほぼ鉛直方向を向くように構成されている。そし
て、この吸気ポート6は、シリンダヘッド1の一側面1
aよりも上方に突出され、その上端に軸芯に対して垂直
な水平状態で気筒配列方向に沿って一体のインマニ接続
フランジ20が配設されている。このインマニ接続フラ
ンジ20とシリンダヘッド1の一側面1aとの間は、
気導入筒部にて接続されている。本実施形態ではこの吸
気導入筒部は、それぞれ一対の吸気ポート6の上端部を
内部に形成した一対の分割吸気導入筒部21a、21b
にて構成されている。そして分割吸気導入筒部21a、
21b間には図4、図5に示すように排水通路22が形
成されている。また、図5に示すように、各吸気導入筒
部21a、21bとシリンダ ヘッド1の一側面1aとの
の上面中央部にはボス部23が上方に突出され、イン
テークマニホールドを締結するための取付ねじ24が形
成されている。なお、25は分割吸気導入筒部21a、
21bとシリンダヘッド1の一側面1aとの間に形成さ
れる上向きの凹部に各吸気ポート6に対応させて形成さ
れたインジェクタ取付穴であり、このインジェクタ取付
穴25に装着したインジェクタから各吸気弁口4a、4
bに向けて燃料が噴射される。また、26はインマニ接
続フランジ20に形成された重量軽減用凹部である。 【0014】以上の構成において、吸気ポート6がスラ
ント姿勢のシリンダヘッド1の一側面より上方にかつ略
鉛直に突出するストレートポートから成り、その上端に
吸気ポート6軸芯に対して垂直にインマニ接続フランジ
20が形成されているので、シリンダヘッド1の上部に
サージタンク及びインテークマニホールドを配設した場
合にインテークマニホールドの分岐管を複雑に屈曲させ
ることなく、このインマニ接続フランジ20に接続でき
て、吸気管路の屈曲による吸気損失が生じず、しかもス
トレートポートから成る吸気ポート6に十分な長さが確
保されているために吸気充填効率を高くかつ効果的にタ
ンブル流を形成することができて燃焼効率を高くするこ
とができる。 【0015】また、吸気ポート6のシリンダヘッド1の
一側面1aから突出した部分を一対の吸気ポート6を有
する一対の分割吸気導入筒部21a、21bにて構成す
るとともに各分割吸気導入筒部21a、21bとシリン
ダヘッド1の一側面1aとの間の上面中央部にボス部2
3を突出し、その分割吸気導入筒部21a、21b間に
排水通路22を形成しているので、前記分割吸気導入筒
部21a、21bとシリンダヘッド1の一側面1aとの
間に形成される上向きの凹部に侵入した水は、図5に矢
印で示すように、両側に流れ、分割吸気導入筒部21
a、21b間では排水通路22を通ってシリンダヘッド
一側面1aを沿って下方に流下する。従って、インジェ
クタ取付部のシール面から燃焼室に水が混入する恐れは
無く、燃焼室に水が混入してエンジントラブルの原因に
なるようなことはない。 【0016】また、オイルジャケット部9内でカム機構
に供給されたオイルはオイルジャケット部9内の低い部
分に向かって流れるので、最も低い位置のオイル通路1
8に集まり、このオイル通路18をシリンタヘッド1の
一端に向けて流れ、オイル溜まりを生じずにオイル排出
穴19から円滑に排出される。また、オイル通路18は
素材形状で形成しているので、後でドリル穴加工を行う
必要がなく、また素材形状で上下に貫通する排出穴を形
成するものではないので、バリ取り加工等も必要でない
ため安価に構成できる。 【0017】なお、上記実施形態ではスラントエンジン
の例を示したが、本発明は直立エンジンに適用しても同
様の効果が得られ、また吸気ポートがストレートポート
から成る例を示したが、通常の湾曲した吸気ポートを有
するエンジンに適用しても同様の効果が得られる。 【0018】 【発明の効果】本発明のシリンダヘッドによれば、吸気
導入筒部とシリンダヘッド一側面との間に形成される上
向きの凹部に侵入した水は排水通路を通ってシリンダヘ
ッドの一側面を沿って下方に流下させることができ、イ
ンジェクタの取付部のシール面から燃焼室に水が混入す
ることがなく、エンジントラブルの発生の恐れを無くす
ことができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明のシリンダヘッドの一実施形態を示し、
シリンダ軸芯を鉛直にした状態でのシリンダヘッドの平
面図である。 【図2】スラント姿勢での図1のA−A矢視断面図であ
る。 【図3】スラント姿勢での図1のB−B矢視断面図であ
る。 【図4】スラント姿勢での図1のC−C矢視断面図であ
る。 【図5】シリンダ軸芯を鉛直にした状態での図1のD−
D矢視図である。 【図6】従来例のシリンダヘッドの断面図である。 【符号の説明】 1 シリンダヘッド 1a 一側面 6 吸気ポート 20 インマニ接続フランジ 21a 吸気導入筒部 21b 吸気導入筒部 22 排水通路

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 吸気ポートの端部をシリンダヘッドの
    一側面よりも外方に突出させ、これら吸気ポートのシリ
    ンダヘッド一側面から突出した部分を内部に形成した吸
    気導入筒部の端部に、気筒配列方向に沿って一体のイン
    マニ接続フランジを設け、前記吸気導入筒部と前記シリ
    ンダヘッド一側面との間に形成される上向きの凹部に、
    各吸気ポートに対応させてインジェクタ取付穴を設けた
    多気筒直列エンジンのシリンダヘッドであって、前記吸
    気導入筒部を複数の分割吸気導入筒部にて構成するとと
    もに分割吸気導入筒部間にシリンダヘッドの一側面に沿
    って水を下方に流す排水通路を形成したことを特徴とす
    るシリンダヘッド。
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