JP2958722B2 - 内燃機関のシリンダヘッドカバー構造 - Google Patents

内燃機関のシリンダヘッドカバー構造

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JP2958722B2
JP2958722B2 JP3222954A JP22295491A JP2958722B2 JP 2958722 B2 JP2958722 B2 JP 2958722B2 JP 3222954 A JP3222954 A JP 3222954A JP 22295491 A JP22295491 A JP 22295491A JP 2958722 B2 JP2958722 B2 JP 2958722B2
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
    • F02F7/00Casings, e.g. crankcases or frames
    • F02F7/006Camshaft or pushrod housings
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B2275/00Other engines, components or details, not provided for in other groups of this subclass
    • F02B2275/18DOHC [Double overhead camshaft]

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は振動騒音を低減した内燃
機関のシリンダヘッドカバー構造に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関のシリンダヘッドカバーにはプ
ラグホールを形成するプラグタワーが設けられており、
このプラグタワーには、点火プラグに外部から電気を供
給するためのプラグキャップ或いは点火プラグに直接接
続される点火コイルが固定または支持されている。とこ
ろが、このようなシリンダヘッドカバー構造では、エン
ジンの振動が点火プラグを介して上記プラグキャップや
点火コイルに伝達され、さらにこれらプラグキャップや
点火コイルを固定または支持するプラグタワーを介して
シリンダヘッドカバーに伝達されるようになるため、シ
リンダヘッドカバーが共振して騒音を発生する原因にな
っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、エン
ジン振動との共振による騒音を低減させるようにしたシ
リンダヘッドカバー構造を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明は、シリンダヘッド上部に装着したシリンダヘッドカ
バーにプラグホールを形成するプラグタワーを設け、該
プラグタワーにプラグキャップまたは点火コイルを固定
または支持した内燃機関において、前記シリンダヘッド
カバーの外表面と内表面の一方に、前記プラグタワーの
周辺に対して対をなすリブを設けると共に、他方に左右
両側に対をなす屈曲縁部を形成する凸部を設け、前記リ
ブと屈曲縁部のいずれか一方を、前記プラグタワーから
シリンダヘッドカバー外縁に向け放射状に延長させると
共に、これらに対し他方を互いに交差する関係に配置し
たことを特徴とするものである。
【0005】このようにシリンダヘッドカバーの外表面
と内表面との一方に、プラグタワーの周辺に対して対を
なすリブを設けると共に、他方に左右両側に屈曲縁部を
有する凸部を設けたこと、さらにこらリブと屈曲縁部と
を外表面と内表面との間で互いに交差させ、いずれか一
方をプラグタワーからシリンダヘッドカバー外縁に向け
放射状に延長するような構造にしたため、プラグホール
周囲の剛性が向上し、それによってシリンダヘッドカバ
ーのエンジン振動による共振を抑制するようになるので
ある。
【0006】本発明において、上記リブと凸部とは、い
ずれか一方をシリンダヘッドカバーの外表面に設け、他
方を内表面に設けることによって剛性向上の効果を達成
することができるが、好ましくはリブを内表面側に設
け、凸部を外表面側に設けるようにすることが望まし
い。このようにリブを内表面側に設けることによって、
リブを潤滑油分離用のブリーザ室を構成する隔壁として
も兼用させることができ、構造のコンパクト化などにも
有利にすることができる。
【0007】
【実施例】図1〜4は本発明の実施例からなる4気筒内
燃機関(1気筒当り吸気バルブ3個,排気バルブ2個)
の主要部品を示し、また図5,6はチェンケースの内部
を示したものである。この内燃機関は、周知のものと同
様に、シリンダブロックの上部にシリンダヘッドを装着
し、そのシリンダヘッドの上部にシリンダヘッドカバー
を装着して構成されている。
【0008】図1,2は、このような内燃機関を構成す
るシリンダヘッドカバーであり、図1は外表面側を、図
2は内表面側をそれぞれ示している。シリンダヘッドカ
バー1の中央部分には4個のシリンダに対応させて4個
のプラグホール2aを形成するプラグタワー2bが列状
に設けられ、そのプラグタワー2bに点火コイル3がそ
れぞれ支持されている(但し、図1では1個所だけを図
示)。この列状に並ぶプラグタワー2bに沿うようにし
た溝状の凹部4aと、この凹溝4aの端部からシリンダ
ヘッドカバー外縁に延びる溝状の凹部4bとが形成され
ており、この凹部4a,4bに点火コイルに電気を導く
導線などが収束されたワイヤーハーネスが収納されてい
る。
【0009】シリンダヘッドカバー1の外表面側には、
列状に並ぶ各プラグホール2aを挟んで対向する位置に
凸部5が一定間隔で並ぶように形成されている。この凸
部5は、その左右両側にそれぞれ屈曲縁部5a,5aを
形成し、その屈曲縁部5aはシリンダヘッドカバー1の
中央域から外縁に向かって延びている。一方、シリンダ
ヘッドカバー1の内表面側には、図2に示すように、各
プラグタワー2bの周囲から放射状に外縁に向けて延び
る一対のリブ6が形成され、さらに各プラグタワー2b
を列方向に連結するリブ6も設けられている。これらリ
ブのうち、放射状に延びる一対のリブ6に対しては、上
記外表面側に設けた凸部5の屈曲縁部5aが交差するよ
うにしてある。このようにプラグタワー2bの周辺にリ
ブ6と屈曲縁部5aとが交差して設けられることによ
り、プラグホール周囲の剛性は著しく向上し、エンジン
振動の共振を抑制し、騒音の発生を低減することができ
る。
【0010】また、内表面側のリブ6は、鎖線ハッチン
グを施した部分が、リブ先端との間に隙間を形成するよ
うにプレートで覆われ、この部分に一つのリブを仕切壁
6aにした二つのブリーザ室7,8を形成している。こ
れらブリーザ室7,8は、開口9,10を介して下側の
カム室(不図示)に連通し、ブローバイガスを導入して
圧縮と膨張を繰り返させることによりミスト状の潤滑油
を分離するようにしている。この二つのブリーザ室のう
ち、一方のブリーザ室7は連結管11を介して不図示の
外部ブリーザ装置に連通され、また他方のブリーザ室8
は連結管12を介して不図示の吸気系に連通させてあ
る。
【0011】図3,4において、図3はシリンダヘッド
の上面を示し、また図4はこのシリンダヘッド下面を示
すものである。シリンダヘッド20には、その中央部分
に4個のシリンダに対応させて4個のプラグホール2a
を形成するプラグタワー2bが列状に設けられ、各プラ
グホール2aは下部の燃焼室21に連通するようになっ
ている(図4)。各プラグホール2aの吸気ポート側に
は、1気筒当り3個設けた吸気弁に対応して3個のリフ
タガイド22が設けられ、また排気ポート側には、1気
筒当り2個設けた排気弁に対応して2個のリフタガイド
23が設けられている。
【0012】また、各プラグタワー2bの外壁面には、
その両側に水平方向に延びるリブ24が一体に形成さ
れ、かつそのリブ24は吸気側のリフタガイド22に向
かうほど広げられるように形成されている。このような
リブ24の設置によってプラグホール2aとリフタガイ
ド22,23の剛性を向上させるようにしている。一方
のリフタガイド22の上方には吸気弁を駆動するカム軸
25が設けられ、また他方のリフタガイド23の上方に
は排気弁を駆動するカム軸26が設けられている。吸気
側のカム軸25の端部には可変バルブタイミング装置2
7が連結され、かつその外周にチェン30に係合するス
プロケット28が形成されている。また、排気側のカム
軸26の一方の端部には駆動用のスプロケット29が固
定され、これと反対側の端部に2個のカム軸角度センサ
31が対設させてある。
【0013】スプロケット28,29を収納するカムチ
ェンケース32には、カム軸25,26の端部にスプロ
ケット28,29を固定するボルト33,34に対応さ
せて開口が設けられており、この開口にボルト33,3
4を回避するように凹ませた蓋35,36が設けられて
いる。また、図4に示すように、シリンダヘッド20に
は、吸気ポートの下側にブローバイガスのガス通路37
と、カム及びカム軸受等を潤滑した潤滑油を戻す油戻し
通路38とが一体的かつ並列設けられている。39はク
ランク室から上昇するブローバイガスの上昇通路、40
は分離後の潤滑油をクランク室へ戻す流下通路である。
【0014】図5,6はカムチェンケースの内部を示す
ものである。25,26は上述したカム軸、41はクラ
ンク軸、42は冷却水ポンプ、43は油ポンプである。
冷却水ポンプ42と油ポンプ43とは、シリンダブロッ
ク50の側面に装着したカムチェンケース44の表面に
取り付けられている。これら冷却水ポンプ42および油
ポンプ43のハウジングは、このカムチェンケース44
に一体的に形成されている(図6参照)。
【0015】
【発明の効果】上述したように、本発明のシリンダヘッ
ドカバーは、外表面と内表面との一方に対をなすリブを
設け、他方に左右両側に屈曲縁部を有する凸部を設け、
これらリブと屈曲縁部とが外表面と内表面との間で互い
に交差すると共に、いずれか一方がプラグタワー周囲か
らシリンダヘッドカバー外縁に向けて放射状に延長する
構造になっているので、これらリブと屈曲縁部の作用に
よってプラグホール周囲の剛性が向上する。したがっ
て、シリンダヘッドカバーはエンジン振動に共振しない
ように抑制され、騒音を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例からなる内燃機関のシリンダヘ
ッドカバーの上面図である。
【図2】図1のシリンダヘッドカバーの下面図である。
【図3】同内燃機関のシリンダヘッドの上面図である。
【図4】同シリンダヘッドの下面図である。
【図5】同内燃機関のカムチェンケースの内部をカバー
を除いて示す側面図である。
【図6】図5のA−A矢視断面図である。
【符号の説明】
1 シリンダヘッドカバー 2a プラグホール
2b プラグタワー 3 点火コイル 5 凸部
5a 屈曲縁部 6 リブ 20 シリンダヘッド 5
0 シリンダブロック
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F02F 7/00 F02B 77/13 F02P 13/00 301 F16M 1/026

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダヘッド上部に装着したシリンダ
    ヘッドカバーにプラグホールを形成するプラグタワーを
    設け、該プラグタワーにプラグキャップまたは点火コイ
    ルを固定または支持した内燃機関において、前記シリン
    ダヘッドカバーの外表面と内表面の一方に、前記プラグ
    タワーに対して対をなすリブを設けると共に、他方に左
    右両側に対をなす屈曲縁部を形成する凸部を設け、前記
    リブと屈曲縁部のいずれか一方を、前記プラグタワーか
    らシリンダヘッドカバー外縁に向け放射状に延長させる
    と共に、これらに対し他方を互いに交差する関係に配置
    した内燃機関のシリンダヘッドカバー構造。
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