JPH11301615A - サンドイッチ等の袋詰め装置 - Google Patents

サンドイッチ等の袋詰め装置

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JPH11301615A
JPH11301615A JP12671098A JP12671098A JPH11301615A JP H11301615 A JPH11301615 A JP H11301615A JP 12671098 A JP12671098 A JP 12671098A JP 12671098 A JP12671098 A JP 12671098A JP H11301615 A JPH11301615 A JP H11301615A
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JP
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sandwich
bucket
package
packaging bag
bag
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Application number
JP12671098A
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English (en)
Inventor
Takehiko Uchida
健彦 内田
Hideaki Yabuuchi
秀明 籔内
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Nippo Co Ltd
Original Assignee
Nippo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】手作業による袋詰めでは、単位時間当たりの袋
詰め数に個人差が生じやすく、一定速度でラインが進行
する封緘装置に対して袋詰め包装物の安定的な供給が図
れず、歩留まりが低下するといった課題があった。 【解決手段】サンドイッチ等を最も長い斜面を進行方向
として一定距離直線的に移送するサンドイッチ装填機構
10の移送経路の途中に、サンドイッチ等の形状に対応
した包装袋をその開口部が上記サンドイッチ装填機構側
に向くように多数枚積み重ねてなる包装袋供給機構20
と、積み重ねた包装袋のうち最上段の包装袋のみを開口
可能な包装袋開口機構30とを設け、さらに上記サンド
イッチ装填機構の最大移送位置には、袋詰め包装物を収
容するバケット41と、当該バケットを上方に90度回
動するバケット回動手段43からなる包装物姿勢変更機
構40を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主としてサンドイ
ッチやシュガートースト等のように柔軟な材質からなる
三角状の食品(以下、単に「サンドイッチ等」という)
を包装袋に詰めるための装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、サンドイッチ等の袋詰め包装物の
開口部を機械的に折り合わせ、封緘する装置は種々開発
されているが、包装袋に対するサンドイッチ等の袋詰め
自体は、手作業により行うことが一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、手作業によ
る袋詰めでは、単位時間当たりの袋詰め数に個人差が生
じやすく、一定速度でラインが進行する封緘装置に対し
て袋詰め包装物の安定的な供給が図れず、歩留まりが低
下するといった課題があった。また、近年、見られる人
件費の上昇により、この種、製品のコストを軽減できな
いといった課題も見受けられた。
【0004】ところで、本発明の装置に対するサンドイ
ッチ等のライン載せ自体は手作業に頼らざるを得ない
が、この場合、サンドイッチ等の型くずれを回避しつ
つ、ライン載せを簡単で確実なものとするには、自ずと
サンドイッチ等の向きが載置決まる。つまり、三角形状
のサンドイッチ等においては、斜面を進行方向とした
(つまり、鋭角部が前向きで、且つ、直角部が下向き)
方が、ライン載せの際の位置決めが行いやすいのであ
る。
【0005】また、従来の封緘装置に対するサンドイッ
チ等の投入向きも決まっている。即ち、従来の封緘装置
によれば、折り合わせ工程等を確実なものとするため、
斜面を進行方向に対して反対側となるように(つまり、
鋭角部を下向きとし、且つ、直角部がラインの進行方向
に対して前向きとなるように)、サンドイッチ等を投入
しなければならなかったのである。
【0006】一方、従来の封緘装置は、開口部分の余剰
フィルムを単に折り合わせるものに過ぎなかったため、
折り合わせ部分に隙間が生じやすく、この隙間が通気路
となって内容物を不用意に乾燥又は湿潤させたり、塵埃
が侵入するなどの課題があった。特に、内容物が甘味を
含んだサンドイッチやシュガートーストの場合には、上
記隙間から蟻等が侵入することもあるなど、従来の封緘
装置は衛生面でも完全なものとは言えなかった。
【0007】本発明は、上述した課題に鑑みなされたも
のであり、その第一の目的とするところは、製品を安定
的に封緘装置に供給できるサンドイッチ等の袋詰め装置
を提供することにある。また、手作業によるサンドイッ
チ等のライン載せの簡単化・確実化を図りつつ、同時に
従来の封緘装置に対する最適な投入姿勢を確保すること
を第二の目的としている。
【0008】さらに本発明では、製品を完全包装に近い
状態として衛生的に供給することにより、従来の封緘装
置を補完又は完全に省略可能とすることを第三の目的と
している。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために本発明では、三角形状のサンドイッチ等を予め成
形された包装袋に詰め込むための装置であって、サンド
イッチ等を最も長い斜面を進行方向として一定距離直線
的に移送するサンドイッチ装填機構10の移送経路の途
中に、サンドイッチ等の形状に対応した包装袋をその開
口部が上記サンドイッチ装填機構側に向くように多数枚
積み重ねてなる包装袋供給機構20と、積み重ねた包装
袋のうち最上段の包装袋のみを開口可能な包装袋開口機
構30とを設け、さらに上記サンドイッチ装填機構の最
大移送位置には、袋詰め包装物を収容するバケット41
と、当該バケットを上方に90度回動するバケット回動
手段43からなる包装物姿勢変更機構40を設けるとい
う手段を用いた。
【0010】また、請求項2では上記手段において、サ
ンドイッチ装填機構を、サンドイッチ等を載置するテー
ブル11と、このテーブルをサンドイッチ等と共に開口
済み包装袋内まで移送するテーブル移送手段12と、当
該移送後にサンドイッチ等のみを包装袋と共にバケット
まで押し出す包装物押出手段13とで構成するという手
段を用いた。
【0011】請求項3では、包装物姿勢変更機構40
は、バケットを所定角度水平に旋回するバケット旋回手
段を備えてなり、さらに当該包装物姿勢変更機構40の
後段には、上記バケットに収容された袋詰め包装物を挟
持可能なハンド手段と、当該ハンド手段を昇降させるハ
ンド昇降手段と、上記ハンド手段を所定角度水平に旋回
するハンド旋回手段とからなる包装物投入機構50を備
え、当該包装物投入機構は上記袋詰め包装物を、その斜
面が進行方向に対して反対向きとなるように封緘装置に
投入するという手段を選択的に用いた。
【0012】さらに請求項4では、上記何れかの手段に
おいて、バケットの上面開口部に沿ってスライド可能な
シール機構により袋詰め包装物の開口部をシールすると
いう手段を用い、請求項5・6ではその具体的手段とし
て、シール機構を超音波シール手段又はインパルスシー
ル手段により構成した。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を添付した図面に従って説明する。図1、図2は、本
発明の一実施形態に係る袋詰め装置1の全体を示したも
ので、この実施形態において本装置1は、図2に示され
るように、X方向に搬送路2を有する包装袋の封緘装置
3の前段装置として、当該封緘装置3の右側に平行して
配置されている。
【0014】そして、袋詰め装置1は大別して、前段か
ら、三角形状のサンドイッチ等を包装袋に詰め込むサン
ドイッチ装填機構10と、当該サンドイッチ装填機構1
0の前方において積み重ねられた多数枚の包装袋を上か
ら順に一枚ずつ供給する包装袋供給機構20と、この包
装袋供給機構20の最上段にある包装袋のみを開口させ
る包装袋開口機構30と、ここまでの機構10〜30に
よって袋詰めが完了したサンドイッチ等(以下、袋詰め
包装物という)を所定の向きに変更する包装物姿勢変更
機構40と、この包装物姿勢変更機構40にある包装物
を掴んで封緘装置3に投入する包装物投入機構50とに
よって構成されている。
【0015】上記構成により本装置1は、サンドイッチ
等を自動的に袋詰めすると共に、最終的には袋詰め包装
物Hを、図2に示されるとおり、その斜面H1が下向き
で、垂直面H2が進行方向Xに向くように(図2の一転
鎖線で囲んだ部分を参照)、封緘装置3の搬送路2に投
入するものである。なお、本実施形態ではサンドイッチ
等の袋詰めをより効率化するために、上記の各機構10
〜50を2連としている(図2参照)。
【0016】以下、各機構10〜50の構造並びにその
動作を、図3〜図9に従って詳述する。先ず、サンドイ
ッチ装填機構10は、図3・図4に示されるように、サ
ンドイッチ等Sのうち最も長い斜面S1が本装置1の進
行方向に向くように当該サンドイッチ等Sを載置するテ
ーブル11と、このテーブル11をこれに載置したサン
ドイッチ等Sと共に包装袋供給機構20にある積層され
た包装袋Fの上空まで移送可能なテーブル移送手段12
と、このテーブル移送部12の移送動作によりサンドイ
ッチ等Sの詰め込みが完了した包装物Hを後段の包装物
姿勢変更機構40まで押し出す包装物押出手段13とか
らなる。
【0017】さらにテーブル11は、目的のサンドイッ
チ等Sに相当する幅の底板11aと、この底板11aの
左右両側に側壁11b・11bを立設形成してなり(図
5参照)、連結部11cを介して、上記テーブル移送手
段12における取付支台12aに取り替え自在に固定し
たものである。また、テーブル移送手段12は、上記取
付支台12aをエアシリンダ構造12bにより左右一対
のガイドロッド12c・12cに沿って前後にスライド
自在に構成したものである。さらに、包装物押出手段1
3は、テーブル11に載置されたサンドイッチ等Sの垂
直面S2を押圧可能な押出板13aを、テーブル移送手
段12と同じくエアシリンダ構造13bにより前後にス
ライド自在に構成したものである(特に図5参照)。
【0018】上記構成のサンドイッチ装填機構10によ
れば、テーブル11は取り替え自在であるので、サンド
イッチ等Sの規格にあったものを採用することができ、
さらに包装物押出手段13の押出板13aは、サンドイ
ッチ等Sの垂直面S2に対する背板として機能するた
め、サンドイッチ等Sをライン載せする際の位置決めが
簡単且つ確実であり、また、サンドイッチ等Sを型くず
れなく包装袋に挿入することができる。なお、このサン
ドイッチ装填機構10を作動させるには、例えばテーブ
ル11にフォトセンサ15を設け、当該フォトセンサ1
5によりサンドイッチ等Sがテーブル11に載置された
ことを検知した場合の信号により行うことができる。
【0019】次に、包装袋供給機構20は、図3・図4
に示されるように、多数枚の包装袋Fをその開口部F1
をサンドイッチ装填機構10側に向けて載置する載置台
21と、この載置台21を一定圧で押し上げる定圧支持
部22とからなり、さらに図6に示されるように、包装
袋Fを掛止ピン等により載置台21に固定する固定部2
3をも備えている。ここで、定圧支持部22は、包装袋
Fの残存枚数に応じて常に載置台21の高さ位置を一定
に保つ作用を行い、例えば、エアシリンダ構造により構
成することができる。従って、定圧支持部22を採用す
ることにより、サンドイッチ装填機構10によるサンド
イッチ等Sの包装袋詰め作業がより確実なものとなる。
ただし、包装袋供給機構20に積層される包装袋Fの枚
数が比較的少ない場合には、残存の包装袋Fの高さ位置
が大きく変化しないため、上記定圧支持部22を省略
し、載置台21を固定式とすることも可能である。
【0020】なお、本実施形態では包装袋Fとして、下
側フィルムを開口部F1から突出したフラップF2を有
するものを使用し、さらに当該フラップF2には予め上
記掛止ピン23の挿入孔F3を形成することとした(図
6参照)。当該構成とすることにより、上記サンドイッ
チ装填機構10における包装物送出手段13の作動時
に、簡単に包装袋Fを固定部23から切り離すことがで
きる。この場合、フラップF2にはその縁端から挿入孔
F3までミシン目F4を形成しておくことがより好まし
いが、包装袋Fの切り離し構造はこれに限られない。さ
らに、包装袋Fは静電気を帯び易いが、当該静電気によ
る下層の包装袋Fの追従を回避し、最上段にある包装袋
Fのみの切り離しを確実とするためには、載置台21を
アースするなど、適宜に静電気除去手段を採用すること
が好ましい。
【0021】一方、包装袋開口機構30は、図4に示さ
れるように、包装袋供給機構20に載置された包装袋F
の上方に配置された吸引部31と、この吸引部31を昇
降させるエアシリンダ構造32とからなり、吸引部31
を包装袋Fの開口部F1まで下降させることにより、最
上段にある包装袋Fの上側フィルムを吸引し、この状態
で吸引部31を上昇させることにより、最上段のみ包装
袋Fを開口する作用を行う。この開口動作は、吸引部3
1に併設されたフォトセンサ33によりサンドイッチ装
填機構10が包装袋F上にないことを検知して行われ、
一方、吸引部31による開口動作後、サンドイッチ装填
機構10における包装物押出手段13の作動時には、吸
引部31の吸引動作を停止して、包装物姿勢変更機構4
0への包装物Hの押し出しを妨げないようにする。
【0022】次に、包装物姿勢変更機構40は、図4に
示されるように、前段の機構10〜30により袋詰めが
完了したサンドイッチ等Sの大きさに見合った斜面相当
部41aと垂直面相当部41bとで形成されるバケット
41と、このバケット41をアーム42を介して上下に
90度の範囲で回動させるバケット回動手段43と、さ
らに、このバケット回動手段43を90度の範囲で水平
旋回(図4の紙面奥に向かって)させるバケット旋回手
段44とからなる。なお、バケット41は上述したサン
ドイッチ装填機構10のテーブル11と同様に、目的の
サンドイッチ等Sに相当するサイズのものを選択・取り
替え自在とする。
【0023】当該構成の包装物姿勢変更機構40によれ
ば、包装物Hは、最も長い斜面H1を前向きとする姿勢
(図4の状態)から、図7・図8に示されるように、バ
ケット回動手段43によって、斜面H1を下向きとした
後、バケット旋回手段44により斜面H1を本装置1の
ライン側(機構10〜30)に向く(即ち、包装物Hの
垂直面H2が封緘装置3側に向く)ように姿勢変更する
のである。
【0024】一方、包装物投入機構50は、図7、図8
に示されるように、エアシリンダ構造51により挟持動
作を行うハンド手段52と、このハンド手段52を上下
動させるハンド昇降手段53と、さらに、このハンド昇
降手段53を封緘装置3の搬送路2に向かって(図8の
紙面奥に向かって)90度の範囲で水平旋回するハンド
旋回手段54とからなる。
【0025】ここでハンド手段52は、図9から明らか
なように、包装物姿勢変更機構40におけるバケット4
1の両側開口部41cから当該バケット41に保持され
た包装物Hを挟持可能な挟持板52a・52bを一対設
けてなり、当該挟持板52a・52bそれぞれを別個の
エアシリンダ構造51a・51bにより作動させるもの
である。なお、本実施形態では、2連あるハンド手段5
2・52のうち、一方の挟持板52aについては共通の
ものを用い、且つ、この挟持板52aは一機のエアシリ
ンダ構造51aにより作動させるようにし、装置の合理
化と2連あるハンド手段52の連動性を図っている。
【0026】そして、当該ハンド手段52により包装物
Hを掴み、ハンド昇降手段53により所定高さまで上昇
した後、さらにハンド旋回手段54によって90度水平
旋回することにより、図9の通り、包装物Hは垂直面H
2を前向きとして封緘装置3の搬送路2上に位置するこ
とになる。しかる後、ハンド手段52を下降させ、挟持
板52a若しくは52bの一方、又はその両方52a・
52bを開くことによって、袋詰め包装物Hは封緘装置
3の搬送路2に投入され、本装置1による一連の動作は
終了する。
【0027】なお、上記実施形態においては、サンドイ
ッチ装填機構10をテーブル移送手段12と包装物押出
手段13の2機構で構成し、これによりサンドイッチ等
を包装袋に袋詰めした後、サンドイッチ装填機構10が
原位置に戻る際に包装物のみをバケット41に収容する
ことができる。ただし、サンドイッチ装填機構の具体的
構成はこれに限らず、少なくとも包装物をバケット41
まで移送できればよく、当該装填機構の戻りに包装物の
みをバケットに残すための構成は、例えば装填機構の戻
り時に包装物の一部を抑えておくことや、包装物の一部
をバケットに引っ掛けることなどが考えられるが、他の
構成でもよい。
【0028】続いて、図10および図11は、本発明の
別実施形態を示したもので、袋詰め後の包装物Hにおけ
る包装袋Fの開口部を本装置上でシールする実施例を示
したものである。なお、何れの実施例においても、シー
ル手段は包装物姿勢変更機構40の後段に配置し、上方
に回動させたバケット41の上面開口部41dに沿って
スライド自在なものとする。
【0029】図10は、シール手段の第一実施例を示し
たものであり、当該実施例では、インパルスシール機構
60を採用した。具体的には、同図(A)に示されるよ
うに、コ字状のヒート部61を有するインパルスシール
機構60を、同図(B)に示されるように、エアシリン
ダ構造等の適宜なスライド手段62により、逆さ状態に
あるバケット41の上面開口部41dまで移動・停止さ
せる。
【0030】このようにインパルスシール機構60を移
動させることにより、袋詰め後の包装袋Fは、同図
(C)に示されるように、底面フィルムf1がバケット
41の底面相当部41b先端に沿って、斜面フィルムf
2の一部と重合するように前方に折り込まれると同時
に、左右に側面折り合わせ部f3・f3が形成される。
しかる後、インパルスシール機構60のコ字状ヒート部
61に大電流を流すことにより、当該ヒート部6が瞬時
に灼熱して、上記底面フィルムf1の折込部分と斜面フ
ィルムf2の重合部、並びに、側面折り合わせ部f3・
f3の基部の三辺を同時にシールすることができる。こ
のように、シール手段としてインパルスシール機構60
を採用することにより、ヒート部61のごく短い灼熱時
間により包装袋にシール部を形成することができるか
ら、他のフィルム部分を溶かすことなく包装物を封緘す
ることができる。
【0031】図11はシール手段の第二実施例を示した
ものであり、当該実施例では、例えば超音波シール機構
70を採用した。具体的には、同図(A)に示されるよ
うに、超音波を発生する超音波ホーン71を、上記第一
実施例と同様にスライド手段72によりバケット41の
上面開口部41dの上方まで移動可能とする。又、これ
と同時に、バケット41の少なくとも斜面相当部41a
を超音波により発熱する金属により形成すると共に、同
図(B)に示されるように、これと同様の金属によっ
て、バケット41の両側開口部41cから包装物Hを挟
持可能な側面挟持部73をバケット41の上面開口部4
1dと面一となるように構成した。
【0032】当該構成の第二実施例によれば、超音波ホ
ーン71の移動動作により、同図(C)に示したよう
に、第一実施例と同じく包装袋Fの底面フィルムf1と
斜面フィルムf2との重合部が形成されると共に、左右
に側面折り合わせ部f3・f3が形成される。しかる移
動動作の後、さらに側面挟持部73を包装物H側に移動
し、この状態で超音波ホーン71から超音波を発するこ
とにより、バケット41の斜面相当部41a及び側面挟
持部73の先端が発熱し、バケット41の斜面相当部4
1aの発熱に対応して底面フィルムf1と斜面フィルム
f2との重合部が、また、側面挟持部73の発熱に対応
して側面折り合わせ部f3・f3の基部がシールされ
る。
【0033】なお、上述したシール手段によれば、本装
置上でサンドイッチの完全包装までも行うことができ
る。従って、本装置の後段にあたる封緘装置3の機能
は、斜面フィルムf2並びに側面折り合わせ部f3・f
3の折り込みと、ラベルの貼着のみに限られ、サンドイ
ッチの包装装置全体を簡単化することができる。
【0034】さらに、本装置に上記シール手段と共に、
公知の余剰フィルム切断手段を採用することも可能であ
り、この場合は、当該切断手段の後段にさらに公知のラ
ベルの貼着手段を併設することによって、従来の封緘装
置3を完全に省略することもできる。また、この場合、
バケット41として予め金属製の両側板を設け、包装物
を四方から収容可能な構造とすることで、上記第二実施
例における超音波シール機構70の側面挟持部73・7
3を省略でき、より装置を簡単化することができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
サンドイッチ等を機械的に袋詰めすることができるの
で、包装物の安定供給が可能となった。又、請求項2で
は、袋詰め包装物のみを確実にバケットに収容すること
ができた。更に、請求項3では、従来の封緘装置に対す
る包装物の最適な投入姿勢を確保することができた。
【0036】さらに、請求項3、4、5では本装置上で
包装袋の完全密封が可能であるため、衛生的な製品を提
供することができると共に、封緘装置自体の省略も可能
となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るサンドイッチ等の袋
詰め装置の正面図
【図2】同装置と封緘装置の関係を示した平面図
【図3】同装置における機構10〜40までの要部平面
【図4】同装置における機構10〜40までの要部側面
【図5】同装置における機構10の要部斜視図
【図6】同装置における機構20の斜視図
【図7】同装置における機構40と機構50の側面図
【図8】同装置における機構40と機構50の正面図
【図9】同装置における機構40と機構50、並びに封
緘装置の関係を示した平面図
【図10】本発明の一実施形態に係るシール手段の
(A)底面図、(B)側面図、並びに(C)当該シール
手段によるシール部を示した包装物の平面図
【図11】本発明の他の実施形態に係るシール手段の
(A)側面図、(B)当該シール手段で使用するバケッ
トの斜視図、(C)当該シール手段によるシール部を示
した包装物の平面図
【符号の説明】
1 本発明の袋詰め装置 2 封緘装置の搬送路 3 封緘装置 10 サンドイッチ装填機構 11 テーブル 12 テーブル移送手段 13 包装物押出手段 20 包装袋供給機構 21 包装袋の載置台 22 定圧支持部 23 掛止ピン 30 包装袋開口機構 31 吸引部 32 エアシリンダ構造 33 フォトセンサ 40 包装物姿勢変更機構 41 バケット 42 アーム 43 バケット回動手段 44 バケット旋回手段 50 包装物投入機構 51 エアシリンダ構造 52 ハンド手段 53 ハンド昇降手段 60 インパルスシール機構 61 ヒート部 62 スライド手段 70 超音波シール機構 71 超音波ホーン 72 スライド手段 S サンドイッチ等の三角形状食品 S1 三角形状食品の最も長い斜面 S2 三角形状食品の垂直面 F 包装袋 F1 包装袋の開口部 F2 包装袋のフラップ F3 挿入孔 F4 ミシン目 f1 底面フィルム f2 斜面フィルム f3 側面折り合わせ部 H 袋詰め包装物 H1 包装物の斜面 H2 包装物の垂直面

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】三角形状のサンドイッチ等を予め成形され
    た包装袋に詰め込むための装置であって、サンドイッチ
    等を最も長い斜面を進行方向として一定距離直線的に移
    送するサンドイッチ装填機構10の移送経路の途中に、
    サンドイッチ等の形状に対応した包装袋をその開口部が
    上記サンドイッチ装填機構側に向くように多数枚積み重
    ねてなる包装袋供給機構20と、積み重ねた包装袋のう
    ち最上段の包装袋のみを開口可能な包装袋開口機構30
    とを設け、さらに上記サンドイッチ装填機構の最大移送
    位置には、袋詰め包装物を収容するバケット41と、当
    該バケットを上方に90度回動するバケット回動手段4
    3からなる包装物姿勢変更機構40を設けたことを特徴
    とするサンドイッチ等の袋詰め装置。
  2. 【請求項2】サンドイッチ装填機構は、サンドイッチ等
    を載置するテーブル11と、このテーブルをサンドイッ
    チ等と共に開口済み包装袋内まで移送するテーブル移送
    手段12と、当該移送後にサンドイッチ等のみを包装袋
    と共にバケットまで押し出す包装物押出手段13とから
    なる請求項1記載のサンドイッチ等の袋詰め装置。
  3. 【請求項3】包装物姿勢変更機構40は、さらにバケッ
    トを所定角度水平に旋回するバケット旋回手段44を備
    えてなると共に、当該包装物姿勢変更機構40の後段に
    は、上記バケットに収容された袋詰め包装物を挟持可能
    なハンド手段と、当該ハンド手段を昇降させるハンド昇
    降手段と、上記ハンド手段を所定角度水平に旋回するハ
    ンド旋回手段とからなる包装物投入機構50を設け、当
    該包装物投入機構は上記袋詰め包装物を、その斜面が進
    行方向に対して反対向きとなるように封緘装置に投入す
    る請求項1又は2記載のサンドイッチ等の袋詰め装置。
  4. 【請求項4】袋詰め包装物を収容したバケットを上方に
    90度回動した後、当該バケットの上面開口部に沿って
    スライド可能なシール機構により上記袋詰め包装物の開
    口部をシールする請求項1〜3のうち、何れか一項記載
    のサンドイッチ等の袋詰め装置。
  5. 【請求項5】シール機構は、超音波シール手段により構
    成される請求項4記載のサンドイッチ等の袋詰め装置。
  6. 【請求項6】シール機構は、インパルスシール手段によ
    り構成される請求項4記載のサンドイッチ等の袋詰め装
    置。
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