JPH11301465A - 電着塗装用トロリコンベヤ - Google Patents
電着塗装用トロリコンベヤInfo
- Publication number
- JPH11301465A JPH11301465A JP11080598A JP11080598A JPH11301465A JP H11301465 A JPH11301465 A JP H11301465A JP 11080598 A JP11080598 A JP 11080598A JP 11080598 A JP11080598 A JP 11080598A JP H11301465 A JPH11301465 A JP H11301465A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rail
- hanger frame
- hanger
- load bar
- trolley
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 コンベヤの改造が必要な場合、その改造が大
工事にならなくてすむようにする。また、先行する搬送
物と後続する搬送物同士の間隔をつめて運転できるよう
にする。 【解決手段】 電着塗装用トロリコンベヤは、電着槽61
の上方を前下向きにのびた傾斜レール72を有するフリー
レール11と、フリーレール11上を走行する前後のトロリ
13,14と、前後のトロリ13,14に渡されているロードバ
ー16と、ロードバー16に左右方向にのびた水平軸51を中
心として揺動するように連結されているハンガフレーム
17と、ハンガフレーム17に対しハンガフレーム17の揺動
を自在とするように連結されている前後のハンガアーム
18と、ハンガフレーム17にハンガフレーム17の揺動中心
から前後いずれかの側に隔てたところに取付けられてい
るローラ46と、傾斜レール72に対してローラ46を接近さ
せるように案内するガイドレール19とを備えている。
工事にならなくてすむようにする。また、先行する搬送
物と後続する搬送物同士の間隔をつめて運転できるよう
にする。 【解決手段】 電着塗装用トロリコンベヤは、電着槽61
の上方を前下向きにのびた傾斜レール72を有するフリー
レール11と、フリーレール11上を走行する前後のトロリ
13,14と、前後のトロリ13,14に渡されているロードバ
ー16と、ロードバー16に左右方向にのびた水平軸51を中
心として揺動するように連結されているハンガフレーム
17と、ハンガフレーム17に対しハンガフレーム17の揺動
を自在とするように連結されている前後のハンガアーム
18と、ハンガフレーム17にハンガフレーム17の揺動中心
から前後いずれかの側に隔てたところに取付けられてい
るローラ46と、傾斜レール72に対してローラ46を接近さ
せるように案内するガイドレール19とを備えている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、自動車
製造工場における電着塗装ラインで車体を支持搬送する
電着塗装用トロリコンベヤに関する。
製造工場における電着塗装ラインで車体を支持搬送する
電着塗装用トロリコンベヤに関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、コンベヤで搬送する車体を電
着槽に浸漬する場合、電着槽内の処理液液面に対する搬
送物の最適入槽角度は垂直に近い傾斜角度の方が抵抗が
少なくて良い。また、逆に、最適出槽角度は垂直に近い
程水切りが良いように考えられるが、処理液が車体後部
に溜まるので、急角度であると車体がハンガから下方に
ずれる。したがって、緩い角度の方が良い。
着槽に浸漬する場合、電着槽内の処理液液面に対する搬
送物の最適入槽角度は垂直に近い傾斜角度の方が抵抗が
少なくて良い。また、逆に、最適出槽角度は垂直に近い
程水切りが良いように考えられるが、処理液が車体後部
に溜まるので、急角度であると車体がハンガから下方に
ずれる。したがって、緩い角度の方が良い。
【0003】このようなことにを配慮したコンベヤとし
ては、特開平2−123011号公報または特開平5−
193715号公報に開示されているように、電着槽の
上方を前下向きにのびた傾斜レールを有するフリーレー
ルと、フリーレール上を走行する前後のトロリと、前後
のトロリに渡されているロードバーと、ロードバーから
搬送物を吊下げる前後のハンガアームとを備えており、
両ハンガアームが、ロードバーにロードバーの上下方向
の揺動を自在とするように連結されている第1のものが
知られている。
ては、特開平2−123011号公報または特開平5−
193715号公報に開示されているように、電着槽の
上方を前下向きにのびた傾斜レールを有するフリーレー
ルと、フリーレール上を走行する前後のトロリと、前後
のトロリに渡されているロードバーと、ロードバーから
搬送物を吊下げる前後のハンガアームとを備えており、
両ハンガアームが、ロードバーにロードバーの上下方向
の揺動を自在とするように連結されている第1のものが
知られている。
【0004】また、別のコンベヤとしては、電着槽の上
方を前下向きにのびた傾斜レールを有するフリーレール
と、フリーレール上を走行する前後のトロリと、前後の
トロリに渡されているロードバーと、ロードバーから搬
送物を吊下げる前後のハンガアームとを備えている電着
塗装用トロリコンベヤにおいて、ロードバーに左右方向
にのびた水平軸を中心として揺動するように連結されて
いるハンガフレームと、ハンガフレームにハンガフレー
ムの揺動中心から前後いずれかの側に隔てたところに取
付けられているローラと、傾斜レールに対してローラを
接近させるように案内するガイドレールとを備えてお
り、両ハンガアームが、ハンガフレームに対し固定され
ている第2のものが知られている。
方を前下向きにのびた傾斜レールを有するフリーレール
と、フリーレール上を走行する前後のトロリと、前後の
トロリに渡されているロードバーと、ロードバーから搬
送物を吊下げる前後のハンガアームとを備えている電着
塗装用トロリコンベヤにおいて、ロードバーに左右方向
にのびた水平軸を中心として揺動するように連結されて
いるハンガフレームと、ハンガフレームにハンガフレー
ムの揺動中心から前後いずれかの側に隔てたところに取
付けられているローラと、傾斜レールに対してローラを
接近させるように案内するガイドレールとを備えてお
り、両ハンガアームが、ハンガフレームに対し固定され
ている第2のものが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記第1のコンベヤで
は、傾斜レールにトロリが差し掛かると、傾斜レールに
そってロードバーが傾斜させられるが、前後のハンガア
ームはロードバーから垂直に垂れ下がったままであるか
ら、ロードバーの傾斜にともなって搬送物も同じように
傾斜されられる。換言すると、傾斜レールの傾斜角度と
同じ角度だけ搬送物が傾斜させられる。
は、傾斜レールにトロリが差し掛かると、傾斜レールに
そってロードバーが傾斜させられるが、前後のハンガア
ームはロードバーから垂直に垂れ下がったままであるか
ら、ロードバーの傾斜にともなって搬送物も同じように
傾斜されられる。換言すると、傾斜レールの傾斜角度と
同じ角度だけ搬送物が傾斜させられる。
【0006】コンベヤによって搬送される搬送物、例え
ば、生産される車種の変更がなされ、その車種の電着槽
に対する最適な入槽角度が代わったとすると、その角度
に見合う角度に傾斜レールを変更しなければならなくな
るが、この場合の改造は大工事となる。
ば、生産される車種の変更がなされ、その車種の電着槽
に対する最適な入槽角度が代わったとすると、その角度
に見合う角度に傾斜レールを変更しなければならなくな
るが、この場合の改造は大工事となる。
【0007】また、上記第2のコンベヤでは、傾斜レー
ルにトロリが差し掛かると、ガイドローラによってロー
ラが傾斜レールに接近させられるから、傾斜レールより
大きい角度でロードバーが接近させられる。したがっ
て、搬送物を垂直に近い最適な入槽角度に設定し易い。
ルにトロリが差し掛かると、ガイドローラによってロー
ラが傾斜レールに接近させられるから、傾斜レールより
大きい角度でロードバーが接近させられる。したがっ
て、搬送物を垂直に近い最適な入槽角度に設定し易い。
【0008】また、傾斜レールの角度変更をする代わり
に、ガイドレールの角度変更をすることにより、上記最
適な入槽角度を変更することができる。これは、上記大
工事より幾分も楽である。
に、ガイドレールの角度変更をすることにより、上記最
適な入槽角度を変更することができる。これは、上記大
工事より幾分も楽である。
【0009】しかしながら、同第2のコンベヤでは、ロ
ードバーが傾斜させられると、その傾斜に見合うだけ同
じようにハンガアームも傾斜させられる。ロードバーが
傾斜レールに差し掛かっている場合と、その後続または
先行のロードバーが傾斜レール以外の水平レールに差し
掛かっている場合とでは、両ロードバーのハンガアーム
に支持された搬送物同士が接触し易く、両搬送物の間隔
をあまりつめることができないという問題点がある。
ードバーが傾斜させられると、その傾斜に見合うだけ同
じようにハンガアームも傾斜させられる。ロードバーが
傾斜レールに差し掛かっている場合と、その後続または
先行のロードバーが傾斜レール以外の水平レールに差し
掛かっている場合とでは、両ロードバーのハンガアーム
に支持された搬送物同士が接触し易く、両搬送物の間隔
をあまりつめることができないという問題点がある。
【0010】この発明の目的は、上記2種類のコンベヤ
の問題点を解決し、コンベヤの改造が必要な場合、その
改造が大工事にならなくてすみ、しかも、先行する搬送
物と後続する搬送物同士の間隔をつめて運転することが
できる電着塗装用トロリコンベヤを提供することにあ
る。
の問題点を解決し、コンベヤの改造が必要な場合、その
改造が大工事にならなくてすみ、しかも、先行する搬送
物と後続する搬送物同士の間隔をつめて運転することが
できる電着塗装用トロリコンベヤを提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明による電着塗装
用トロリコンベヤは、電着槽の上方を前下向きにのびた
傾斜レールを有するフリーレールと、フリーレール上を
走行する前後のトロリと、前後のトロリに渡されている
ロードバーと、ロードバーから搬送物を吊下げる前後の
ハンガアームとを備えている電着塗装用トロリコンベヤ
において、ロードバーに左右方向にのびた水平軸を中心
として揺動するように連結されているハンガフレーム
と、ハンガフレームにハンガフレームの揺動中心から前
後いずれかの側に隔てたところに取付けられているロー
ラと、傾斜レールに対してローラを接近させるように案
内するガイドレールとを備えており、両ハンガアーム
が、ハンガフレームに対しハンガフレームの揺動を自在
とするように連結されていることを特徴とするものであ
る。
用トロリコンベヤは、電着槽の上方を前下向きにのびた
傾斜レールを有するフリーレールと、フリーレール上を
走行する前後のトロリと、前後のトロリに渡されている
ロードバーと、ロードバーから搬送物を吊下げる前後の
ハンガアームとを備えている電着塗装用トロリコンベヤ
において、ロードバーに左右方向にのびた水平軸を中心
として揺動するように連結されているハンガフレーム
と、ハンガフレームにハンガフレームの揺動中心から前
後いずれかの側に隔てたところに取付けられているロー
ラと、傾斜レールに対してローラを接近させるように案
内するガイドレールとを備えており、両ハンガアーム
が、ハンガフレームに対しハンガフレームの揺動を自在
とするように連結されていることを特徴とするものであ
る。
【0012】この発明による電着塗装用トロリコンベヤ
には、ロードバーに左右方向にのびた水平軸を中心とし
て揺動するように連結されているハンガアームと、ハン
ガフレームにハンガフレームの揺動中心から前後いずれ
かの側に隔てたところに取付けられているローラとが備
わっているから、傾斜レールにトロリが差し掛かると、
ガイドローラによってローラが傾斜レールに接近させら
れ、傾斜レールより大きい角度でロードバーが接近させ
られる。したがって、搬送物を最適に入槽角度に設定し
易い。
には、ロードバーに左右方向にのびた水平軸を中心とし
て揺動するように連結されているハンガアームと、ハン
ガフレームにハンガフレームの揺動中心から前後いずれ
かの側に隔てたところに取付けられているローラとが備
わっているから、傾斜レールにトロリが差し掛かると、
ガイドローラによってローラが傾斜レールに接近させら
れ、傾斜レールより大きい角度でロードバーが接近させ
られる。したがって、搬送物を最適に入槽角度に設定し
易い。
【0013】また、傾斜レールの角度変更をする代わり
に、ガイドレールの角度変更をすることにより、上記最
適な入槽角度を変更することができる。
に、ガイドレールの角度変更をすることにより、上記最
適な入槽角度を変更することができる。
【0014】さらに、両ハンガアームが、ハンガフレー
ムに対しハンガフレームの揺動を自在とするように連結
されているから、ハンガフレームが傾斜させられても、
ハンガアームはハンガフレームから垂れ下がったままで
ある。したがって、隣り合う2つのロードバー同士の間
隔をつめて運転することができる。
ムに対しハンガフレームの揺動を自在とするように連結
されているから、ハンガフレームが傾斜させられても、
ハンガアームはハンガフレームから垂れ下がったままで
ある。したがって、隣り合う2つのロードバー同士の間
隔をつめて運転することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図面を参
照してつぎに説明する。
照してつぎに説明する。
【0016】以下の説明において、前後とは、コンベヤ
によって搬送物が運ばれて進む方向(図1矢印)を前、
これと反対側を後といい、左右とは、前に向かって、そ
の左右の側を左右というものとする。
によって搬送物が運ばれて進む方向(図1矢印)を前、
これと反対側を後といい、左右とは、前に向かって、そ
の左右の側を左右というものとする。
【0017】図1および図2を参照すると、コンベヤ
は、パワーレール10の下方に配されたフリーレール11
と、フリーレール11上を走行する先頭トロリ12、一対の
前中間トロリ13、一対の後中間トロリ14および後尾トロ
リ15と、両前中間トロリ13および後中間トロリ14に渡さ
れているロードバー16と、ロードバー16に上下揺動自在
に連結されているハンガーフレーム17と、ロードバー16
からハンガーフレーム17を介して車体Bを吊下げている
前後のハンガーアーム18とを備えている。
は、パワーレール10の下方に配されたフリーレール11
と、フリーレール11上を走行する先頭トロリ12、一対の
前中間トロリ13、一対の後中間トロリ14および後尾トロ
リ15と、両前中間トロリ13および後中間トロリ14に渡さ
れているロードバー16と、ロードバー16に上下揺動自在
に連結されているハンガーフレーム17と、ロードバー16
からハンガーフレーム17を介して車体Bを吊下げている
前後のハンガーアーム18とを備えている。
【0018】フリーレール12の左右両側斜め下には、左
右一対のガイドレール19がハンガーアーム18の上端レベ
ルよりやや上方に位置するように設けられている(図
2)。先頭トロリ12および前側の前中間トロリ13と、後
側の後中間トロリ14および後尾トロリ15とには主連結ロ
ッド21がそれぞれ渡されている。両前中間トロリ13と、
両後中間トロリ14とには副連結ロッド22が渡されてい
る。両副連結ロッドには下端ストッパフランジ付垂下状
吊持棒23がそれぞれ設けられている。
右一対のガイドレール19がハンガーアーム18の上端レベ
ルよりやや上方に位置するように設けられている(図
2)。先頭トロリ12および前側の前中間トロリ13と、後
側の後中間トロリ14および後尾トロリ15とには主連結ロ
ッド21がそれぞれ渡されている。両前中間トロリ13と、
両後中間トロリ14とには副連結ロッド22が渡されてい
る。両副連結ロッドには下端ストッパフランジ付垂下状
吊持棒23がそれぞれ設けられている。
【0019】ロードバー16は、前後方向にのびた水平棒
状のものである。ロードバー16の両端には、両副連結ロ
ッド22の吊持棒23にそれぞれ摺動自在にはめ被せられた
一対の垂直ガイド筒31が設けられている。ロードバー16
の前側のガイド筒31近くには一対の左右対向状軸受32が
ロードバー16の幅に相当する間隙をおいて設けられてい
る。ロードバー16の長さの中程から後寄りの部分には、
ここの両側面から立ち上がった一対のガイド片33が設け
られている。
状のものである。ロードバー16の両端には、両副連結ロ
ッド22の吊持棒23にそれぞれ摺動自在にはめ被せられた
一対の垂直ガイド筒31が設けられている。ロードバー16
の前側のガイド筒31近くには一対の左右対向状軸受32が
ロードバー16の幅に相当する間隙をおいて設けられてい
る。ロードバー16の長さの中程から後寄りの部分には、
ここの両側面から立ち上がった一対のガイド片33が設け
られている。
【0020】ハンガフレーム17は、ロードバー16の上方
を両軸受32の間から後向きにのびて両ガイド片33の間を
通された棒状のものである。ハンガーフレーム17の前端
部には、両軸受32に挟まれた左右方向水平支持筒41が設
けられている。ハンガーフレーム17の後端部には左右方
向水平ガイド筒42が設けられている。支持筒41およびガ
イド筒42の内径は、軸受32の内径に等しい(図6参
照)。
を両軸受32の間から後向きにのびて両ガイド片33の間を
通された棒状のものである。ハンガーフレーム17の前端
部には、両軸受32に挟まれた左右方向水平支持筒41が設
けられている。ハンガーフレーム17の後端部には左右方
向水平ガイド筒42が設けられている。支持筒41およびガ
イド筒42の内径は、軸受32の内径に等しい(図6参
照)。
【0021】ガイド筒42の両端部には軸受43によって左
右方向水平回転軸44が支持されている。回転軸44には垂
直三角板状揺動片45が固定されており、これに、ガイド
レール19によって案内されるように2つの垂直ローラ46
が取付けられている。
右方向水平回転軸44が支持されている。回転軸44には垂
直三角板状揺動片45が固定されており、これに、ガイド
レール19によって案内されるように2つの垂直ローラ46
が取付けられている。
【0022】前後のハンガアーム18は、前方より見てコ
の字状をなす同一構造のものであって、概ね互いに平行
にのびている上端水平部51および下端水平部52と、これ
らの水平部51,52の右端同士を連結している中間垂直部
53よりなる。前ハンガアーム18の上端水平部51は、両軸
受32および支持筒41にこれらを一直線状に貫いて摺動自
在にはめ入れられている。後ハンガアーム18の上端水平
部51は、ガイド筒42に摺動自在にはめ入れられている。
前後のハンガアーム18の下端水平部52には方形平板状載
置台54がまたがらされている。載置台54の下面には、前
後のハンガアーム18の下端水平部52を2か所ずつ摺動自
在に取り囲んでいる4つの取付リング55が設けられてい
る(図7および図8参照)。
の字状をなす同一構造のものであって、概ね互いに平行
にのびている上端水平部51および下端水平部52と、これ
らの水平部51,52の右端同士を連結している中間垂直部
53よりなる。前ハンガアーム18の上端水平部51は、両軸
受32および支持筒41にこれらを一直線状に貫いて摺動自
在にはめ入れられている。後ハンガアーム18の上端水平
部51は、ガイド筒42に摺動自在にはめ入れられている。
前後のハンガアーム18の下端水平部52には方形平板状載
置台54がまたがらされている。載置台54の下面には、前
後のハンガアーム18の下端水平部52を2か所ずつ摺動自
在に取り囲んでいる4つの取付リング55が設けられてい
る(図7および図8参照)。
【0023】上記において、前後のハンガアーム18の垂
直部53は、互いに平行であるが、そうでなくてもよい。
すなわち、同両垂直部53が、下方にいくにしたがって、
広がった状態で、あるいは狭まった状態で載置台54が支
持されるようにしてもよい。図9は、電着槽61内の処理
液62に車体Bの前端部が没した状態を示している。図9
を参照すると、フリーレール11は、電着槽61外を前後方
向にのびた水平レール71および電着槽61の上方を前下向
きにのびた傾斜レール72を有している。ガイドレール19
もまた、水平レール73および傾斜レール74を有してい
る。電着槽61外において、フリーレール11とガイドレー
ル19の水平レール71,73同士は互いに平行にのびてい
る。電着槽61のやや後方の位置から、ガイドレール19の
傾斜レール74は、フリーレール11の傾斜レール71に対し
て漸次に接近させられていっている。
直部53は、互いに平行であるが、そうでなくてもよい。
すなわち、同両垂直部53が、下方にいくにしたがって、
広がった状態で、あるいは狭まった状態で載置台54が支
持されるようにしてもよい。図9は、電着槽61内の処理
液62に車体Bの前端部が没した状態を示している。図9
を参照すると、フリーレール11は、電着槽61外を前後方
向にのびた水平レール71および電着槽61の上方を前下向
きにのびた傾斜レール72を有している。ガイドレール19
もまた、水平レール73および傾斜レール74を有してい
る。電着槽61外において、フリーレール11とガイドレー
ル19の水平レール71,73同士は互いに平行にのびてい
る。電着槽61のやや後方の位置から、ガイドレール19の
傾斜レール74は、フリーレール11の傾斜レール71に対し
て漸次に接近させられていっている。
【0024】図1に示すように、前中間トロリ13および
後中間トロリ14がフリーレール11の水平レール71にそっ
て移動する場合、ガイドレール19に対しロードバー16
は、平行である。
後中間トロリ14がフリーレール11の水平レール71にそっ
て移動する場合、ガイドレール19に対しロードバー16
は、平行である。
【0025】図9において、前中間トロリ13および後中
間トロリ14は、フリーレール11の傾斜レール72に差し掛
かっている。同傾斜レール72に対してロードバー16は平
行である。同傾斜レール72の水平線に対する傾斜角度を
θ1 とすると、ロードバー16の傾斜角度もθ1 である。
一方、ハンガフレーム17は、ロードバー16の傾斜角度θ
1 よりある角度θ2 だけ余分に傾斜させられている。こ
れは、ローラ46がガイドレール19の水平レール73から傾
斜レール74に移行していくにしたがって、ローラ46はフ
リーレール11の傾斜レール72に接近させられていき、そ
の結果、ハンガフレーム17が、前ハンガアーム18の上端
水平部51を中心として、ロードバー16から離れる方向に
揺動させられたからである。前後のハンガアーム18の垂
直部53は垂直に垂れさがったままである。したがって、
載置台54は、ハンガフレーム17と同じ角度だけ傾斜させ
られている。水平線に対する載置台54の傾斜角度をθ3
とすると、θ3 =θ1 +θ2 である。換言すれば、載置
台54、すなわち車体Bはフリレール11の傾斜レール72よ
りもθ2 だけ大きい角度θ3 で入槽されるようになって
いる。
間トロリ14は、フリーレール11の傾斜レール72に差し掛
かっている。同傾斜レール72に対してロードバー16は平
行である。同傾斜レール72の水平線に対する傾斜角度を
θ1 とすると、ロードバー16の傾斜角度もθ1 である。
一方、ハンガフレーム17は、ロードバー16の傾斜角度θ
1 よりある角度θ2 だけ余分に傾斜させられている。こ
れは、ローラ46がガイドレール19の水平レール73から傾
斜レール74に移行していくにしたがって、ローラ46はフ
リーレール11の傾斜レール72に接近させられていき、そ
の結果、ハンガフレーム17が、前ハンガアーム18の上端
水平部51を中心として、ロードバー16から離れる方向に
揺動させられたからである。前後のハンガアーム18の垂
直部53は垂直に垂れさがったままである。したがって、
載置台54は、ハンガフレーム17と同じ角度だけ傾斜させ
られている。水平線に対する載置台54の傾斜角度をθ3
とすると、θ3 =θ1 +θ2 である。換言すれば、載置
台54、すなわち車体Bはフリレール11の傾斜レール72よ
りもθ2 だけ大きい角度θ3 で入槽されるようになって
いる。
【0026】
【発明の効果】この発明によれば、コンベヤの改造が必
要な場合、その改造が大工事にならなくてすみ、しか
も、先行する搬送物と後続する搬送物同士の間隔をつめ
て運転することができる。
要な場合、その改造が大工事にならなくてすみ、しか
も、先行する搬送物と後続する搬送物同士の間隔をつめ
て運転することができる。
【図1】この発明によるコンベヤの側面図である。
【図2】同コンベヤの背面図である。
【図3】図1の一部を拡大して示すロードバー付近の側
面図である。
面図である。
【図4】図3に示す部分の平面図である。
【図5】図3に示す部分の背面図である。
【図6】図3のVIーVI線にそう断面図である。
【図7】図1の一部を拡大して示す搬送物載置台付近の
側面図である。
側面図である。
【図8】図7に示す部分の背面図である。
【図9】同コンベヤによる搬送動作を示す説明図であ
る。
る。
11 フリーレール 13 トロリ 14 トロリ 16 ロードバー 17 ハンガフレーム 18 ハンガアーム 19 ガイドローラ 46 ローラ 51 ハンガアーム上端水平部 61 電着槽 72 傾斜レール
Claims (1)
- 【請求項1】 電着槽61の上方を前下向きにのびた傾斜
レール72を有するフリーレール11と、フリーレール11上
を走行する前後のトロリ13,14と、前後のトロリ13,14
に渡されているロードバー16と、ロードバー16から搬送
物Bを吊下げる前後のハンガアーム18とを備えている電
着塗装用トロリコンベヤにおいて、 ロードバー16に左右方向にのびた水平軸51を中心として
揺動するように連結されているハンガフレーム17と、ハ
ンガフレーム17にハンガフレーム17の揺動中心から前後
いずれかの側に隔てたところに取付けられているローラ
46と、傾斜レール72に対してローラ46を接近させるよう
に案内するガイドレール19とを備えており、両ハンガア
ーム18が、ハンガフレーム17に対しハンガフレーム17の
揺動を自在とするように連結されていることを特徴とす
る電着塗装用トロリコンベヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11080598A JPH11301465A (ja) | 1998-04-21 | 1998-04-21 | 電着塗装用トロリコンベヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11080598A JPH11301465A (ja) | 1998-04-21 | 1998-04-21 | 電着塗装用トロリコンベヤ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JPH11301465A true JPH11301465A (ja) | 1999-11-02 |
Family
ID=14545112
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11080598A Pending JPH11301465A (ja) | 1998-04-21 | 1998-04-21 | 電着塗装用トロリコンベヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPH11301465A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100692764B1 (ko) | 2005-07-29 | 2007-03-09 | 현대자동차주식회사 | 차체 전착공정용 행거장치의 절연상태 자동 측정 시스템 |
CN101898687A (zh) * | 2010-08-13 | 2010-12-01 | 中国汽车工业工程公司 | 用于汽车涂装车间的u形摆杆输送机 |
CN105292965A (zh) * | 2015-10-22 | 2016-02-03 | 昆山欧赛斯悬挂输送系统有限公司 | 悬挂输送装置用驱动装置及驱动轨道系统 |
CN105292928A (zh) * | 2015-11-02 | 2016-02-03 | 天奇自动化工程股份有限公司 | 具有辅助链机构的自行小车吊具 |
CN105292980A (zh) * | 2015-10-30 | 2016-02-03 | 中汽昌兴(洛阳)机电设备工程有限公司 | 一种输送系统及其吊具、输送装置 |
CN105329635A (zh) * | 2015-11-02 | 2016-02-17 | 天奇自动化工程股份有限公司 | 具有下坡辅助链机构的自行小车吊具 |
CN105775642A (zh) * | 2016-05-18 | 2016-07-20 | 南通中港涂装设备有限公司 | 一种涂装生产线用输送机 |
CN108163452A (zh) * | 2017-12-07 | 2018-06-15 | 中国汽车工业工程有限公司 | 一种设置有轨道补偿结构的升降机 |
-
1998
- 1998-04-21 JP JP11080598A patent/JPH11301465A/ja active Pending
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