JP2001171513A - 搬送設備 - Google Patents
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- JP2001171513A JP2001171513A JP35822299A JP35822299A JP2001171513A JP 2001171513 A JP2001171513 A JP 2001171513A JP 35822299 A JP35822299 A JP 35822299A JP 35822299 A JP35822299 A JP 35822299A JP 2001171513 A JP2001171513 A JP 2001171513A
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Abstract
成する構成でありながら、分岐部にはレール装置側に分
岐用の別部材の敷設、施工を不要とし、レール装置は塵
埃などが溜まり難くした搬送設備を提供する。 【解決手段】 レール装置10,10aを構成する左右
一対のレール体11,12、11a,12aには、上向
きの車輪支持面11H,12Hと、外向きの分岐ガイド
面11I,12Iと、内向きのローラガイド面11J,
12Jを形成した。一定経路50に対する分岐経路51
への分岐部52では、レール体11,12のうち分岐経
路方向側のレール体により片側のレール体12aを連続
して形成した。移動体20には、車輪支持面に支持案内
される車輪21と、ローラガイド面に案内されるサイド
ガイドローラ25,26と、分岐経路方向側に連続した
レール体12aの分岐ガイド面12Iに係合する分岐用
ローラ32を設けた。
Description
送するのに利用される搬送設備に関する。
えば特開平10−111719号公報に示される構成が
提供されている。この従来構成は、主軌道や分岐軌道に
支持案内される搬送台車が設けられ、各軌道は、底壁
と、左右の側壁と、上壁とからなり、上壁の幅方向中央
に長手方向に沿うスリットを有せしめて形成されてい
る。そして、少なくとも分岐点には、主軌道に沿ったガ
イドと分岐軌道に沿ったガイドとが設けられ、また搬送
台車には、前記ガイドに倣う案内部材と、この案内部材
をいずれか一方のガイドに振り分ける振り向け機構とが
設けられている。
性体製のガイドレールと分岐軌道に沿った磁性体製のガ
イドレールとが設けられ、そして案内部材として磁石ロ
ーラが設けられるとともに、この磁石ローラを、アーム
などを介して左右のガイドレールに振り向けるように構
成されている。
来形式では、主軌道や分岐軌道に対してそれぞれ磁性体
製のガイドレールを別個に敷設しなければならず、製作
や組み立て施工などにおいて面倒となる。また主軌道や
分岐軌道は、底壁上に塵埃などが溜まることになり、そ
の清掃などは容易に行えず、以てクリーンエアを下吹き
するクリーンルームなどには容易に採用できない。
は、レール装置によって一定経路や分岐経路を形成する
構成でありながら、分岐部にはレール装置側に分岐用の
別部材の敷設、施工を不要とし得、しかもレール装置は
塵埃などが溜まり難くし得る搬送設備を提供することを
目的としたものである。
ために、本発明のうちで請求項1記載の搬送設備は、レ
ール装置と、このレール装置に支持案内されて一定経路
上で移動自在な移動体とからなる搬送設備であって、前
記レール装置は左右一対のレール体からなり、両レール
体にはそれぞれ、上向きの車輪支持面と、外向きの分岐
ガイド面と、内向きのローラガイド面とが形成され、前
記一定経路に対して分岐される分岐経路への分岐部で
は、前記左右一対のレール体のうち分岐経路方向側のレ
ール体により片側のレール体が連続して形成され、前記
移動体には、前記車輪支持面に支持案内される車輪と、
前記ローラガイド面に案内されるサイドガイドローラ
と、分岐部において分岐経路方向側に連続されるレール
体の分岐ガイド面に係合される分岐用ローラとが設けら
れていることを特徴としたものである。
体の移動は、その車輪群を車輪支持面に支持案内して転
動させ、サイドガイドローラをローラガイド面に案内さ
せることで、レール装置に案内させて行える。その際に
レール装置は、左右一対のレール体により全長に亘って
隙間を形成し得、この隙間による上下方向の貫通部によ
って空気の流れを妨げることがなくなる。
経路とは反対側のレール体における分岐ガイド面に対し
て分岐用ローラを係合させ、分岐経路側のレール体にお
ける分岐ガイド面から分岐用ローラを離脱させること
で、分岐経路に入り込ませることなく安定して行える。
移動体が目的とする分岐経路における分岐部に到達する
少し前に、分岐経路側のレール体における分岐ガイド面
に対して分岐用ローラを係合させ、分岐経路とは反対側
のレール体における分岐ガイド面から分岐用ローラを離
脱させる。これにより移動体を、分岐用ローラを分岐経
路側の分岐ガイド面に案内させて走行し得、以て分岐部
に到達したのち分岐経路へ分岐移動し得る。
で転動していた一方の車輪は、両レール体間の隙間を越
えて車輪支持面上で転動することになり、したがって車
輪が隙間に落ち込み、自重により他方の車輪支持面側の
車輪を中心にモーメントが発生して、移動体が傾斜しよ
うとするが、このときサイドガイドローラをローラガイ
ド面により案内することで、移動体側のモーメントを受
止め得、これにより、移動体の傾斜を阻止しながらサイ
ドガイド作用を行え、以て車輪は、隙間に落ち込むこと
なく隙間を越えることになる。
上記した請求項1記載の構成において、左右一対のレー
ル体には、上下に位相をずらして内向きのローラガイド
面が形成され、移動体には、ローラガイド面に対応して
上下一対のサイドガイドローラが設けられていることを
特徴としたものである。したがって請求項2の発明によ
ると、車輪が両レール体間の隙間に落ち込み、モーメン
トが発生して移動体が傾斜しようとしたとき、上位のサ
イドガイドローラが上位のローラガイド面に案内され、
下位のサイドガイドローラが階のローラガイド面に案内
されることで、移動体側のモーメントを受止め得る。
は、上記した請求項2記載の構成において、上下一対の
サイドガイドローラは、その径を異にして同心上で遊転
自在に設けられていることを特徴としたものである。し
たがって請求項3の発明によると、サイドガイドローラ
を上下で異径にしたことで、これらサイドガイドローラ
をオフセットさせて取付ける必要がなく、以て取付けの
構造は簡単になる。
は、上記した請求項1〜3のいずれかに記載の構成にお
いて、左右一対のレール体は断面C字状であって、その
開放部が相対向されて配設され、その上位面により上向
きの車輪支持面が形成され、上位内端からの垂下部によ
り外向きの分岐ガイド面が形成され、下位の内側面によ
り内向きのローラガイド面が形成されていることを特徴
としたものである。
一対のレール体を、各面を有する状態で構成し得る。
を図1〜図7に基づいて説明する。レール装置10は左
右一対のレール体11,12からなり、これらレール体
11,12は断面C字状であって、線対称状として、そ
の開放部が相対向されて配設されている。
の天部11A,12Aと、この天部11A,12Aの内
端から直角状で下方へ連設される上位垂下部11B,1
2Bと、前記天部11A,12Aの外端から直角状で下
方へ連設される側部11C,12Cと、この側部11
C,12Cの下端から直角状で内方へ連設される中間部
11D,12Dと、この中間部11D,12Dの内端か
ら直角状で下方へ連設される下位垂下部11E,12E
と、この下位垂下部11E,12Eの下部から直角状で
外方へ連設される底部11F,12Fなどを有して一体
形成され、そして上位垂下部11B,12Bと中間部1
1D,12Dとの間に、内方への開放部11G,12G
が形成されている。
2は、前記天部11A,12Aの上面(上位面)により
上向きの車輪支持面11H,12Hが形成され、前記上
位垂下部11B,12Bにおける側部11C,12C側
に向いた面により外向きの分岐ガイド面11I,12I
が形成され、前記下位垂下部11E,12Eの内側に向
いた面により内向きのローラガイド面11J,12Jが
形成されている。その際に内向きのローラガイド面11
J,12Jは、一方11Jが上位にかつ他方12Jが下
位になるように、上下に位相をずらして形成されてお
り、そのために一方の下位垂下部11Eの下半部は外側
への段部11Kとされている。
複数のレールヨーク1を介して天井梁2側に支持されて
いる。すなわちレールヨーク1は、上板部1Aと、この
上板部1Aの両端近くから垂下された側板部1Bとを有
する状態で、正面視で門型状に一体形成されている。こ
のレールヨーク1は、上板部1Aの両端に作用される連
結具(ボルト・ナットなど)3を介して、天井梁2側に
対して高さ位置変更自在にかつ姿勢調整自在に支持され
ている。そして側板部1Bの下部内面側に、両レール体
11,12の側部11C,12Cが当てつけられ、連結
具4により連結されている。これにより両レール体1
1,12は、所定の隙間Sを形成した状態で配設され
る。
12からなるレール装置10は、基本的には長円無端状
に配設され、以て長円無端状の一定経路50が形成され
る。そして前記一定経路50に対して分岐されたのち合
流される分岐経路51が形成されている。この分岐経路
51への分岐部52ならびに合流部53では、前記左右
一対のレール体11,12のうち分岐経路方向側のレー
ル体12により片側のレール体が連続して形成されてい
る。
ール体11,12と断面形状が同一状の左右一対のレー
ル体11a,12aが配設され、これらレール体11
a,12aによりレール装置10aが構成されている。
このうち分岐経路方向側のレール体12aは、一定経路
50を形成する部分から、分岐部52において外側に湾
曲したのち内側に湾曲して、ステーション54に対向さ
れる直線状となり、そして内側に湾曲したのち、合流部
53において外側に湾曲して一定経路50を形成する部
分を有する状態に形成されている。
体12aに沿うように形成されているが、その両端は、
分岐経路51の直線状部分に平行した一定経路50を形
成するレール体12の切断端部に接続されている。なお
分岐経路51を形成するレール体11a,12aは、こ
の分岐経路51の長さに応じて、たとえばステーション
54に対向される直線状の部分において一箇所または複
数箇所が分断された状態で構成され、そして接続されて
いる。
れる直線状経路間には、必要に応じて一箇所または複数
箇所に、上述したと同様の分岐、合流構成によってショ
ートカット用のターン経路55が形成されている。な
お、このターン経路55を形成するに際しては、左右一
対のレール体11a,12aは分岐経路51のときとは
逆に使用される。
aは、一定経路50を形成する部分から、分岐部52に
おいて内側に湾曲したのち合流部53に達して一定経路
50を形成する部分を有する状態に形成されている。ま
た他方のレール体12aは、前記レール体11aに沿う
ように湾曲形成され、その両端が、直線状の一定経路5
0を形成するレール体11の切断端部に接続されてい
る。
経路50上で移動自在な自走体(移動体の一例)20が
設けられる。この自走体20は、前記車輪支持面11
H,12Hに支持案内されて転動自在な車輪21を有す
る前後一対のトロリ本体22と、両トロリ本体22間を
連結する平板状の連結部23と、一方の車輪21に連動
した走行駆動装置24などにより構成されている。
2には、前記ローラガイド面11J,12Jに対応して
上下一対のサイドガイドローラ25,26が、共通の縦
軸27を介して同心上で各別に遊転自在に設けられてい
る。ここでサイドガイドローラ25,26は前記ローラ
ガイド面11J,12Jに各別に案内されるもので、そ
のために、ローラガイド面11Jに案内される上位のサ
イドガイドローラ25に対して、ローラガイド面12J
に案内される下位のサイドガイドローラ26が大径に、
すなわち、その径を異にして設けられている。なおサイ
ドガイドローラ25,26は、各トロリ本体22にそれ
ぞれ前後一対に設けられている。
分岐部52において分岐経路方向側に連続されるレール
体11,12の分岐ガイド面11I,12Iに係合され
る分岐用ローラ31,32が設けられている。すなわ
ち、トロリ本体22にはソレノイドなどからなる作動装
置29が設けられ、その作動軸30は前後方向とされて
いる。そして作動軸30からは作動体33,34が左右
方向に連設され、これら作動体33,34の遊端に前記
分岐用ローラ31,32が縦方向ピンを介して遊転自在
に設けられている。
って両作動体33,34はシーソー運動を行い、これに
より分岐ガイド面11I,12Iに対して分岐用ローラ
31,32が択一的に係脱される。そのために両作動体
33,34は、相対的に所定角度を形成する状態で作動
軸30側に固定されている。前記自走体20への給電は
無接触給電方式で行われ、そのためにレール体11(1
1a),12(12a)には、その下方にコード線路1
3,14がレール長さ方向に配設され、そして自走体2
0の連結部23にはピックアップコイル35が設けられ
ている。また連結部23には検出器36が設けられ、そ
して一定経路50などの所定箇所には走行制御用の被検
出体15が設けられている。
物の保持装置40が吊下げ状に設けられている。この保
持装置40は左右が開放された箱枠状であって、その上
面が前記連結部23に連結具41を介して連結されてい
る。そして保持装置40内には、左右方向への移載手段
(被搬送物の一例。)42が配設されている。以下に、
上記した実施の形態における作用を説明する。
輪支持面11H,12Hに支持案内されて転動され、そ
して上位のサイドガイドローラ25がローラガイド面1
1Jに案内されるとともに下位のサイドガイドローラ2
6がローラガイド面12Jに案内されることで、レール
装置10,10aに案内されて行われる。その際に自走
体20側には、コード線路13,14に対向されるピッ
クアップコイル35などを介して、無接触給電方式によ
って給電が行われる。
は、たとえば図4の実線や図6に示されるように、内側
(正面視における左側)のレール体11における分岐ガ
イド面11Iに対して分岐用ローラ31が係合され、そ
して外側(正面視における右側)のレール体12におけ
る分岐ガイド面12Iからは分岐用ローラ32が離脱さ
れている。
て、自走体20が、分岐経路51またはターン経路55
の分岐部52や合流部53の部分に到達する少し前に、
検出器36が被検出体15を検出してどちらに進むかを
判断し、進む方向側の分岐用ローラ31,32を作用さ
せる。すなわち判断が、前述したように分岐ガイド面1
1Iに対して分岐用ローラ31が係合された状態のまま
でよいときには、作動装置29は作動しない。また判断
が、分岐ガイド面12Iに対して分岐用ローラ32を係
合させるとき、その判断に基づいて作動装置29が作動
されて両作動体33,34がシーソー運動を行う。
岐経路51やターン経路55に入り込むことなく、これ
ら分岐経路51やターン経路55の側方を通過される。
そして長円無端状における円弧経路部(ループエンド)
で外側に振られることなく、一定経路50上を安定して
走行される。また、一定経路50上を走行されている自
走体20は、目的とするステーション54に停止させる
ため分岐経路51に分岐走行される。すなわち、自走体
20が分岐経路51における分岐部52の部分に到達す
る少し前に、検出器36が被検出体15を検出して判断
し、それに基づいて作動装置29が作動されて両作動体
33,34がシーソー運動を行う。
に、外側(正面視における右側)のレール体12におけ
る分岐ガイド面12Iに対して分岐用ローラ32が係合
され、そして内側のレール体11における分岐ガイド面
11Iからは分岐用ローラ31が離脱される。したがっ
て自走体20は、分岐用ローラ31が分岐ガイド面11
Iに案内される状態で走行される。
分岐経路方向側のレール体12aが、一定経路50を形
成する部分から分岐部52において外側に湾曲したのち
内側に湾曲してステーション54に対向される直線状と
なっていることから、分岐部52に到達した自走体20
は、図7に示されるように、その分岐用ローラ31が分
岐ガイド面11Iに案内されながら分岐経路51へ分岐
走行され、そしてステーション54に対向して停止され
る。
定経路50上で走行させる際に、レール体12の車輪支
持面12H上で転動されていた車輪21は、図6の仮想
線イに示すように、隙間Sを越えてレール体12の車輪
支持面12H上で転動されることになる。また、分岐部
52において分岐経路51側へ分岐走行させる際に、レ
ール体11の車輪支持面11H上で転動されていた車輪
21は、図7の仮想線ロに示すように、隙間Sを越えて
レール体11aの車輪支持面11H上で転動されること
になる。
1がこの隙間Sに落ち込み、自走体20の自重により車
輪支持面11H(12H)側の車輪21を中心にモーメ
ントが発生し、自走体20が傾斜しようとする。しか
し、このとき上位の小径のサイドガイドローラ25がロ
ーラガイド面11Jに案内され、下位の大径のサイドガ
イドローラ26がローラガイド面12Jに案内されるこ
とで、自走体20側のモーメントを受止め得る。これに
より、自走体20が傾斜しようとすることを阻止しなが
らサイドガイド作用が行われ、以て車輪21は、隙間S
に落ち込むことなく隙間Sを越えることになる。なお、
合流部53においても同様である。
行されている自走体20を、分岐経路51へ分岐走行さ
せて目的とするステーション54に停止させ得る。これ
により、保持装置40の移載手段42によって物品の積
み下ろしを行える。そして、かかる作業中において一定
経路50上では、分岐経路51の作業に関係なく別の自
走体20を走行し得る。なお、ステーション54におい
て所期の作業を終えた自走体20は、合流部53から一
定経路50上へと合流し得る。
31,32の作用形態が逆になるが、前述した分岐経路
51と同様に作用させる。これにより、一定経路50上
で走行されている自走体20を、分岐部52において分
岐してターン経路55で走行させ得、そして合流部53
において一定経路50に合流させ得る。このようにし
て、一定経路50上で走行している自走体20を、ター
ン経路55を利用してターン走行させることで、この自
走体20は、一定経路50における円弧経路部(ループ
エンド)を経由することなく走行し得、これによりショ
ートカット走行が行えて、作業時間の短縮が可能とな
る。
レール体11(11a),12(12a)によりレール
装置10(10a)を構成したことで、このレール装置
10(10a)は全長に亘って隙間Sを形成し得、この
隙間Sによる上下方向の貫通部によって空気の流れを妨
げることがなくなり、以てクリーンエアを下吹きするク
リーンルームであったとしても好適に採用し得る。
岐経路51のステーション54に停止させての作業中
に、一定経路50上で別の自走体20を走行させている
が、これは、自走体20をステーションに対向させて一
定経路50中で停止させ、この自走体20を停止させた
ステーションを迂回するように、通過する自走体20を
分岐経路で走行させる形式であってもよい。
するレール体11(11a)を左側に配置しているが、
これは右側に配置して左右を入れ替えた形式であっても
よい。上記した実施の形態のように、上位のサイドガイ
ドローラ25が小径に形成され、下位のサイドガイドロ
ーラ26が大径に形成されていることで、すなわちサイ
ドガイドローラを上下で異径にしてあることで、これら
サイドガイドローラをオフセットさせて取付ける必要が
なく、以て取付けの構造が簡単になる。
給電が無接触給電方式で行われる自走体20が示されて
いるが、これは給電が接触給電方式で行われる自走体2
0であってもよい。また、駆動チェーンなど他の駆動装
置から移動力が付与される台車形式の移動体などであっ
てもよい。上記した実施の形態では、自走体20に保持
装置40が吊下げ状に設けられた形式が示されている
が、これは、たとえば床側で走行される台車(移動体)
から保持装置が立設される形式(フロア形式)などであ
ってもよい。
検出体15を検出して判断することに基づいて、分岐用
ローラ31,32を係脱作動させているが、これは、分
岐部52や合流部53の部分を通過した後に、検出器3
6が被検出体15を検出することに基づいて、分岐用ロ
ーラ31,32が最初の状態に戻される(リセットされ
る)形式であってもよい。
結部23に保持装置40が吊下げ状に設けられ、そして
保持装置40内に左右方向への移載手段42が配設され
ているが、被搬送物としては上下方向の移載手段であっ
てもよい。また、単に物品を載せるだけの荷受け台を搭
載した形式や、また物品を直接に載せるだけの形式など
であってもよい。その際に保持装置40も、種々に形状
のものが採用される。
実施の形態を示している。なお、ターン経路55は省略
されているが、このターン経路55はなくてもよく、ま
た一箇所や複数箇所に設けられていてもよい。図8の
(a)は、長円無端状の一定経路50における両直線状
経路部分に、それぞれ複数の分岐経路51が分岐、合流
された形式とされている。
0における一方の直線状経路部分にのみ、複数(単数)
の分岐経路51が分岐、合流された形式とされている。
図8の(c)は、長円無端状の一定経路50における一
方の直線状経路部分(または両直線状経路部分)に、有
端の分岐経路51aが分岐された形式とされている。こ
こで分岐経路51aの終端に達した自走体20は、昇降
手段(エレベータ)58によって他の階(上階、下階)
に移動される。なお、有端の分岐経路51aは複数箇所
に設けられてもよい。
0における一方の直線状経路部分(または両直線状経路
部分)に有端の分岐経路51aが分岐され、そして分岐
経路51aから単数または複数の有端の分岐経路51a
が順次分岐された形式とされている。なお、有端の分岐
経路51aは複数箇所に設けられてもよい。図8の
(e)は、長円無端状の一定経路50における一方の直
線状経路部分(または両直線状経路部分)に、有端の合
流経路51bが合流された形式とされている。ここで合
流経路51bの始端には、他の階(上階、下階)からの
自走体20が昇降手段(エレベータ)58によって移動
される。なお、有端の分岐経路51aは複数箇所に設け
られてもよい。
0における一方の直線状経路部分(または両直線状経路
部分)に、有端の合流経路51bが合流され、そして合
流経路51bに単数または複数の有端の合流経路51b
が順次合流された形式とされている。なお、有端の合流
経路51bは複数箇所に設けられてもよい。
動体の移動は、その車輪群を車輪支持面に支持案内して
転動させ、サイドガイドローラをローラガイド面に案内
させることで、レール装置に案内させて安定して行うこ
とができる。その際にレール装置は、左右一対のレール
体により全長に亘って隙間を形成でき、この隙間による
上下方向の貫通部によって空気の流れを妨げることがな
くなり、以てクリーンエアを下吹きするクリーンルーム
であったとしても好適に採用できる。
は反対側のレール体における分岐ガイド面に対して分岐
用ローラを係合させることで、分岐経路に入り込ませる
ことなく安定して行うことができる。そして、移動体が
目的とする分岐経路における分岐部に到達する少し前
に、分岐経路側のレール体における分岐ガイド面に対し
て分岐用ローラを係合させることにより、移動体を、分
岐用ローラを分岐経路側の分岐ガイド面に案内させて走
行でき、以て分岐部に到達したのち分岐経路へ円滑にか
つ確実に分岐移動できる。
上で転動していた一方の車輪は、両レール体間の隙間を
越えて車輪支持面上で転動することになり、したがって
車輪が隙間に落ち込み、自重により他方の車輪支持面側
の車輪を中心にモーメントが発生して、移動体が傾斜し
ようとするが、このときサイドガイドローラをローラガ
イド面により案内することで、移動体側のモーメントを
受止めることができて、移動体の傾斜を阻止しながらサ
イドガイド作用を行え、以て車輪は、隙間に落ち込むこ
となく安定して隙間を越えることができる。
や分岐経路を形成する構成でありながら、分岐部にはレ
ール装置側に分岐用の別部材の敷設、施工を不要にで
き、しかもレール装置は塵埃などが溜まり難くできる。
また上記した本発明の請求項2によると、車輪が両レー
ル体間の隙間に落ち込み、モーメントが発生して移動体
が傾斜しようとしたとき、上位のサイドガイドローラを
上位のローラガイド面に案内させ、下位のサイドガイド
ローラを階のローラガイド面に案内させることで、移動
体側のモーメントを受止めることができ、以て車輪は隙
間に落ち込むことなく、より安定して隙間を越えること
ができる。
と、サイドガイドローラを上下で異径にしたことで、こ
れらサイドガイドローラをオフセットさせて取付ける必
要がなく、以て取付けの構造を簡単にできる。さらに上
記した本発明の請求項4によると、左右一対のレール体
を、各面を有する状態で好適に構成できる。
分岐合流部分の斜視図である。
である。
図である。
横断平面図である。
断平面図である。
(f)は種々な実施の形態を示す概略平面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 レール装置と、このレール装置に支持案
内されて一定経路上で移動自在な移動体とからなる搬送
設備であって、前記レール装置は左右一対のレール体か
らなり、両レール体にはそれぞれ、上向きの車輪支持面
と、外向きの分岐ガイド面と、内向きのローラガイド面
とが形成され、前記一定経路に対して分岐される分岐経
路への分岐部では、前記左右一対のレール体のうち分岐
経路方向側のレール体により片側のレール体が連続して
形成され、前記移動体には、前記車輪支持面に支持案内
される車輪と、前記ローラガイド面に案内されるサイド
ガイドローラと、分岐部において分岐経路方向側に連続
されるレール体の分岐ガイド面に係合される分岐用ロー
ラとが設けられていることを特徴とする搬送設備。 - 【請求項2】 左右一対のレール体には、上下に位相を
ずらして内向きのローラガイド面が形成され、移動体に
は、ローラガイド面に対応して上下一対のサイドガイド
ローラが設けられていることを特徴とする請求項1記載
の搬送設備。 - 【請求項3】 上下一対のサイドガイドローラは、その
径を異にして同心上で遊転自在に設けられていることを
特徴とする請求項2記載の搬送設備。 - 【請求項4】 左右一対のレール体は断面C字状であっ
て、その開放部が相対向されて配設され、その上位面に
より上向きの車輪支持面が形成され、上位内端からの垂
下部により外向きの分岐ガイド面が形成され、下位の内
側面により内向きのローラガイド面が形成されているこ
とを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の搬送設
備。
Priority Applications (1)
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JP35822299A JP4240708B2 (ja) | 1999-12-17 | 1999-12-17 | 搬送設備 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP35822299A JP4240708B2 (ja) | 1999-12-17 | 1999-12-17 | 搬送設備 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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- 1999-12-17 JP JP35822299A patent/JP4240708B2/ja not_active Expired - Lifetime
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