JPH11301273A - キャブオーバ型車両の乗降装置 - Google Patents
キャブオーバ型車両の乗降装置Info
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- JPH11301273A JPH11301273A JP11243998A JP11243998A JPH11301273A JP H11301273 A JPH11301273 A JP H11301273A JP 11243998 A JP11243998 A JP 11243998A JP 11243998 A JP11243998 A JP 11243998A JP H11301273 A JPH11301273 A JP H11301273A
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Abstract
動に自動的に連動させて、昇降装置の動作に矛盾して乗
降扉が不用意に閉じることがないようにする。 【解決手段】 スライド式乗降扉の開閉を検出する扉ス
イッチが開扉状態を示しているときに制御回路を起動
し、乗降口に設けられた昇降手段のステップが格納位置
以外の位置にあるときには、スライド式の乗降扉を開か
れた状態で係止する開扉係止手段の係止状態をあらたに
設定または解除することを禁止する。
Description
本発明はキャブオーバ型車両の運転席への運転者の乗降
に便利な補助装置として利用する。本発明は軽度の身体
障害者が利用するに適する装置に関する。
59号、本願出願時において未公開)により、運転者が
キャブオーバ型車両に乗り降りするための補助装置を開
示した。これは図1に例示するような装置であって、運
転者が高い位置にある運転席に乗り降りするための昇降
用の補助装置である。すなわち、一般に大型のキャブオ
ーバ型車両に乗り降りするには、運転席乗降口に設けら
れた把手を強く握り、腕の力により体を運転席に持ち上
げるような身体動作が必要である。このためには、体重
を支える腕力、とくに懸垂力が必要である。さらにこの
把手を握りながら、足および腕の動きに応じて体を巧み
にひねる運動動作が必要である。
腕や腰などにわずかな障害が残る軽度の身体障害者にな
った運転者が多くいる。これらの人々の中には、身体的
にも技量的にも大型車両の運転を行うことに何の支障も
ないにもかかわらず、大型車両の運転席に乗り降りする
ことが不自由であることを理由に、これまで経験を重ね
た職業を放棄せざるをえない者がでてきている。このた
めに、本願出願人は、図1に例示するような装置を開発
して提供することになった。
するための昇降装置を小型化して、人が昇降するに適す
るように改良した装置であって、一人の人が立った状態
で乗ることができる小型で電動の昇降装置4を運転席1
の外に設けたものである。ステップ3はボタン操作にし
たがって電動で昇降する。
ら運転席に近づき腕の力により乗降扉2を開き、第一の
スイッチ11を降下に操作する。これにより、ステップ
3が格納位置から図示する降下位置にせり出されてく
る。運転者はこのステップ3に乗り移り、第二のスイッ
チ12を上昇に操作するとステップ3はゆっくりと上昇
する。この間にわたり、運転者は左手で手すり55を握
り、右手でグリップ37を握る。ステップ3が最高位置
まで上昇するとステップ3は自動的に停止する。これに
より運転者は複雑な姿勢をとることなく運転席に乗り移
ることができる。この後、運転席のインストルメントパ
ネル38に設けられた図2に示す第三のスイッチ13の
操作により、ステップ3を格納位置に戻すことができ
る。
ッチ13を操作して、ステップ3をせり出し上昇位置に
移動させ、運転者がステップ3に乗り移り、第二のスイ
ッチ12を操作してステップ3を降下させ、降下位置に
達したときに、運転者は路面に降りることができる。そ
の後、第一のスイッチ11を上昇に操作すると、ステッ
プ3は走行に支障のない格納位置に収納される。この装
置を利用することにより、運転者は腕力により自らの体
重を持ち上げたり、身体をひねるような動作を伴うこと
なく、簡単に運転席に乗り降りすることができる。
扉ではなく、車両の走行方向にスライドするスライド扉
としてその操作を簡単にするとともに、路上での乗降に
他の交通の妨げにならないようにした。なお、大型車両
の運転席扉をスライド扉とするものについては、たとえ
ば実公平2−37620号公報に開示がある。
図1に示すような装置の試験を繰り返す過程で、運転席
の乗降扉が不用意に閉じてしまい、この昇降装置の動作
や運転席への乗り降りに支障をきたす場面に遭遇した。
すなわち、車両が平坦な路面あるいは上り坂に停車して
いるときには、スライド型の乗降扉を開くと扉は開いた
状態でほぼ安定に保持されるが、車両が下り坂に停車し
ているときには、いったん開いた乗降扉が何かの衝撃に
より突然に閉じることがある。このような場合に、昇降
装置の操作ボタンを操作することができなくなる。また
扉スイッチ(図外)が閉扉を示すとこのステップを制御
する制御回路が動作を停止して、昇降装置の運転は中断
することになる。このようなことがあると、昇降装置を
操作している運転者は不愉快である。また、大型車両の
乗降扉はそれ自体大きい質量があるから、昇降装置に乗
っている運転者がこれを自分の腕や体で阻止することな
どが不可能な場合がある。
に、閉じないように抑止させるための機構は従来からさ
まざまな形式のものが知られているが、これら従来装置
は、抑止状態の設定および解除には何らかの操作が必要
である。しかも、この抑止状態の設定および解除は昇降
装置の動作に伴い矛盾のないように操作することが必要
である。このように昇降装置の運転操作に伴うこの抑止
状態の設定および解除の操作はわずらわしい操作にな
る。
あって、乗降扉をいったん開いた後は、昇降装置の作動
に自動的に連動させて、昇降装置の動作に矛盾して乗降
扉が不用意に閉じることがない装置を提供することを目
的とする。本発明は、乗降扉を閉じる必要があるときに
は、昇降装置を利用している者の操作により安全に閉じ
ることができる装置を提供することを目的とする。本発
明は、安全性が高く、快適に扱うことができるキャブオ
ーバ型車両の乗降装置を提供することを目的とする。
段が装備された車両のスライド式乗降扉を昇降用のステ
ップが格納位置にあるときに限り、開かれた状態で係止
するとともに、その係止状態を解除する構造を特徴とす
る。
けられた乗降扉と、その乗降口に設けられたステップを
格納位置、降下位置および上昇位置に移動させる電動の
昇降手段と、複数の操作スイッチと、この複数のスイッ
チの状態を取込み前記昇降手段を駆動制御する制御回路
とを備えたキャブオーバ型車両の乗降装置において、前
記乗降扉には扉スイッチを備え、前記制御回路はこの扉
スイッチが開扉状態のとき起動する構成であり、前記乗
降扉は手動のスライド扉であり、このスライド扉を開か
れた状態に係止する開扉係止手段を設け、この開扉係止
手段はその係止状態または開放状態を前記制御回路によ
り制御する手段を含むことを特徴とする。
とを検出する全開検出スイッチを備え、前記ステップが
前記格納位置以外の位置にあるとき前記開扉係止手段の
係止状態をあらたに設定または解除することを禁止する
手段と、前記制御回路は、前記ステップが前記格納位置
にあるとき前記全開検出スイッチが1回作動する毎に前
記開扉係止手段の係止状態の設定および解除を交互に行
う手段と、前記扉スイッチが開扉状態で前記昇降手段の
操作スイッチが操作されたときに連動して前記開扉係止
手段の係止状態設定を制御する手段とを含み、さらに、
前記操作スイッチとは別に車外から操作できる位置に扉
ロックスイッチを設け、前記制御回路は、この扉ロック
スイッチの操作にしたがって前記開扉係止手段の設定お
よび解除を制御する手段を含むことが望ましい。
態を取込み、その操作入力にしたがって昇降手段を制御
し、乗降口に設けられたステップを格納位置、降下位置
および上昇位置に移動させる。
は、乗降扉に備えられた扉スイッチが開状態を示してい
るときに限り起動する。これにより、乗降扉が閉じた状
態で昇降手段のステップが移動し、乗降扉に接触あるい
は衝突して破損させることを回避することができる。
イド扉を利用することにより、ステップおよびステップ
上の運転者の移動空間を大きくすることができる。この
スライド扉が全開されたときに、制御回路は開扉係止手
段を駆動しスライド扉を開かれた状態で係止し、車両が
前方に傾斜していても衝撃などにより閉扉することを防
止する。スライド扉がこの開扉状態から全開方向に再度
押し戻されたときは開扉係止手段による係止状態を解除
し手操作により閉扉できるようにする。
置にあるとき、すなわち、降下位置または上昇位置ある
いは移動中にあるときは、開扉係止手段によるスイライ
ド扉の係止状態をあらたに設定たまは解除することを禁
止する。これにより、ステップが移動しているときにス
ライド扉の係止状態が不意に解除されて突然閉じてしま
うような矛盾した動作の発生を防止することができる。
にスライド扉が全開されると、その状態を全開検出スイ
ッチが検出し、その検出出力を制御回路に送出する。制
御回路はその検出出力を入力し、扉スイッチからの出力
の有無によって、全開検出スイッチが1回作動する毎に
開扉係止手段の係止状態の設定および解除を交互に行
う。すなわち、運転者が乗車するためにスライド扉が最
初に全開されたときは、扉スイッチの出力により開扉状
態がはじめて示されるので、開扉係止手段を係止状態に
設定する。スライド扉がすでに係止状態にあって再度全
開位置に移動したときは、扉スイッチの出力により開扉
状態が示されているので、開扉係止手段による係止状態
を解除する。
は、扉スイッチがスライド扉の開扉状態を示し、昇降手
段の操作スイッチが操作されているときには、その昇降
動作に連動して開扉係止手段を係止状態に設定する構成
とすることができる。この場合にも車両が下り坂にあっ
ても衝撃などにより突然閉じてしまうようなことを防止
することができる。
に、車外から操作できる位置に扉ロックスイッチを設け
ておけば、車両の点検あるいは整備を行う際に、この扉
ロックスイッチを操作することにより、開扉係止手段の
設定および解除を手動で行うことができる。
に開かれたときには、乗降扉を自動的に係止状態に設定
し、ステップが格納位置以外の位置にあるときに乗降扉
の係止状態が解除されないようにすることにより、昇降
手段の動作に矛盾して乗降扉が不用意に閉じるようなこ
とをなくすことができ、かつ乗降扉を閉じる必要がある
ときには、昇降操作にしたがって安全に乗降扉の閉扉を
行えるようにすることができる。
面に基づいて説明する。図1は本発明第一実施例にかか
わるスライド式の乗降扉および昇降装置の配置を示す斜
視図、図2は本発明第一実施例にかかわる昇降装置の操
作スイッチの運転席内の配置位置を示す部分斜視図、図
3は本発明第一実施例の開扉係止手段の要部の構成を示
す部分斜視図、図4は本発明第一実施例の電気的構成を
示すブロック図である。
設けられた乗降扉2と、その乗降口に設けられたステッ
プ3を格納位置、降下位置および上昇位置に移動させる
電動の昇降装置4と、複数の操作スイッチと、この複数
のスイッチの状態を取込み昇降装置4を駆動制御する制
御回路6とが備えられ、本発明の特徴として、乗降扉2
には扉スイッチ10が備えられ、制御回路6はこの扉ス
イッチ10が開扉状態のとき起動するように構成され
る。乗降扉2は手動のスライド扉が用いられ、このスラ
イド扉を開かれた状態に係止する開扉係止手段21が設
けられ、この開扉係止手段21にはその係止状態または
開放状態を制御回路6により制御する手段が含まれる。
制御回路6には、ステップ3が格納位置以外の位置にあ
るとき開扉係止手段21の係止状態をあらたに設定また
は解除することを禁止する手段が含まれる。
たことを検出する全開検出スイッチ7が備えられ、制御
回路6には、ステップ3が乗降扉2の格納位置にあると
き全開検出スイッチ7が1回作動する毎に開扉係止手段
21の係止状態の設定および解除を交互に行う手段と、
扉スイッチ10が開扉状態で昇降装置4の操作スイッチ
が操作されたときに連動して開扉係止手段21の係止状
態設定を制御する手段が含まれる。
され、この乗降扉支持手段30は、支持ピン34と、こ
の支持ピン34に回動自在に連結された第一アーム31
と、この第一アーム31に連結ピン33によりその一方
の端部が回動自在に連結されその他方の端部が乗降扉2
に回動自在に連結された第二アーム32と、乗降扉2に
固定されたレールおよび車体側に図示しない平行リンク
を介して支持されこのレールと摺動自在に係合し乗降扉
2を開閉方向にスライドさせるスライダとにより構成さ
れる。
動制御される電動機24と、この電動機24に直結され
たリンク板25と、このリンク板25に一方の端部が回
動自在に連結されたロッド23と、第一アーム31のボ
ス部31aと係止壁26との間に挿入される位置に配置
されてその一方の端部が支持具27に回動自在に支持さ
れその他方の端部と支持具27の支点との間にロッド2
3が回動自在に連結された係止具22とにより構成され
る。
検出スイッチ7、扉スイッチ10、第一のスイッチ1
1、第二のスイッチ12、第三のスイッチ13、シート
スイッチ14、上限リミットスイッチ15、下限リミッ
トスイッチ16、ポジションスイッチ17、せり出しリ
ミットスイッチ18、格納リミットスイッチ19および
障害物センサ40の出力が入力される。
正逆転動作を行う正逆転リレー8a、格納モータ9の正
逆転動作を行う正逆転リレー9a、昇降装置4の動作中
に吹鳴するブザー20および開扉係止手段21の電動機
24に制御信号が送出される。
の動作について説明する。まず、運転者の乗車時の動作
について説明する。
ステップ3は格納位置にあって乗降扉2は閉じた状態に
ある。運転者が乗降扉2を開けると図6に示す状態にな
る。この乗降扉2の開放動作は、図7(a)に示す閉じ
た状態で開扉操作が行われると、図7(b)に示す半開
状態となり、さらに矢印方向に引き出されると図7
(c)に示す全開状態となる。
態のときには、乗降扉支持手段30の第一アーム31お
よび第二アーム32は伸張した状態にあって、第一アー
ム31のボス部31aと全開検出スイッチ7とは非接触
の状態にある。乗降扉2が図7(b)に示す半開の状態
では、第二アーム32が連結ピン33を支点に回動し乗
降扉2を外側に押出した状態となるが、第一アーム31
は閉められた状態のときと同じ位置にあるので、第一ア
ーム31のボス部31aと全開検出スイッチ7とはまだ
非接触状態にある。
(c)に示すように、第一アーム31が回動して乗降扉
2は全開状態となる。このとき、第一アーム31のボス
部31aが全開検出スイッチ7に当接し、全開位置に達
したことを示す出力を制御回路6に送出する。同時に扉
スイッチ10が乗降扉2の開扉を検出しその検出出力を
制御回路6に送出する(図4参照)。
出力により起動し、全開検出スイッチ7からの出力によ
り電動機24を駆動してリンク板25を回動する。リン
ク板25の回動にともなってロッド23が係止具22を
図3の破線で示す係止壁26と第一アーム31のボス部
31aとの間に介入させる。これにより、第一アーム3
1は、図7(c)の破線で示すように遊び分だけ戻され
ても、その位置で乗降扉2は係止具22により閉扉方向
への移動が阻止される。
第一のスイッチ11を操作すると、制御回路6は正逆転
リレー9aを動作させて格納モータ9を駆動しステップ
3をせり出す。ステップ3が使用位置にせり出したとき
に、せり出しリミットスイッチ18がオフ状態となり、
制御回路6はこのオフ信号により格納モータ9の駆動を
停止し、正逆転リレー8aをステップ3が降下する側に
切替え昇降モータ8を駆動する。これにより、ステップ
3は降下し降下位置に達したときに下限リミットスイッ
チ16がオフ状態となり、制御回路6はこのオフ信号に
より昇降モータ8の駆動を停止する。
のスイッチ12を操作すると、制御回路6は正逆転リレ
ー8aをステップ3を上昇させる側に切替え昇降モータ
8を駆動する。この昇降モータ8の駆動によりステップ
3は上昇して上昇位置に達したときに、上限リミットス
イッチ15がオフ状態となり、制御回路6はこのオフ信
号により昇降モータ8の駆動を停止する。
運転席1に移動し、運転席1に着座したときにシートス
イッチ14がオン状態となる。この出力により制御回路
6は第一のスイッチ11を無効にし、図2に示す着座し
て操作する第三のスイッチ13を有効にする。この状態
で第三のスイッチ13が操作されると、制御回路6は正
逆転リレー8aをステップ3が降下する側に切替え昇降
モータ8を駆動する。
が降下し格納位置に達するとポジションスイッチ17が
オン状態となる。このとき、扉スイッチ10およびシー
トスイッチ14はオン状態を示していてステップ3を格
納する条件が満たされているので、制御回路6は昇降モ
ータ8の駆動を停止し、正逆転リレー9aをステップ3
を格納する側に切替え格納モータ9を駆動する。この格
納モータ9の駆動によりステップ3は格納され格納リミ
ットスイッチ19をオフ状態にする。このオフ信号によ
り制御回路6は格納モータ9の駆動を停止する。
全開方向に操作されると、乗降扉2はその遊び分だけ車
両の後方に移動し、第一アーム31のボス部31aが全
開検出スイッチ7に当接し、当接信号を制御回路6に出
力する。制御回路6は扉スイッチ10がオン状態でこの
当接信号を受けることにより、電動機24を係止時とは
逆回転するように駆動し、リンク板25を回動させて、
図1の実線で示すように係止具22を第一アーム31の
ボス部31aと係止壁26との間から抜き出し乗降扉2
の係止状態を解除する。
るときに乗降扉2は係止状態から解放され閉扉操作を受
けることにより閉じることができる。
きは、開扉係止手段21の係止状態をあらたに設定また
は解除することが禁止されるので、ステップ3の移動中
に乗降扉2が不用意に閉扉され、人体あるいはステップ
に接触することが回避される。
オフ状態となり、制御回路6の起動状態が解除されて、
いずれの操作スイッチが操作されてもステップ3の移動
動作は行われない。
転者が運転席1に着座した状態で乗降扉2を全開する
と、乗車時と同様に扉スイッチ10がオン状態になると
ともに、全開検出スイッチ7が第一アーム31のボス部
31aにより全開状態を検出する。制御回路6はこれに
より起動し開扉係止手段21を動作させて乗降扉2を係
止する。この乗降扉2の係止により車両を下り坂で停車
させて降車するような場合に、乗降扉2が不用意に閉扉
することが回避される。
操作されると、制御回路6は正逆転リレー9aをステッ
プ3をせり出す側に切替え格納モータ9を駆動する。格
納モータ9の駆動によりステップ3がせり出し位置に達
したときに、せり出しリミットスイッチ18がオフ状態
となる。制御回路6はこのオフ信号により格納モータ9
の駆動を停止し、正逆転リレー8aをステップ3を上昇
させる側に切替え昇降モータ8を駆動する。
昇し、上昇位置に達したときに上限リミットスイッチ1
5がオフ状態となり昇降モータ8の駆動は停止する。運
転者がステップ3に乗り第二のスイッチ12が操作され
ると、制御回路6は正逆転リレー8aをステップ3が降
下する側に切替え昇降モータ8を駆動しステップ3を降
下させる。ステップ3が降下位置に達すると、下限リミ
ットスイッチ16がオフ状態となり、制御回路6はこの
オフ信号により昇降モータ8の駆動を停止する。
チ11が上昇に操作されると、制御回路6は正逆転リレ
ー8aをステップ3を上昇させる側に切替え昇降モータ
8を駆動する。この昇降モータ8の駆動によりステップ
3が上昇し、格納位置に達したときにポジションスイッ
チ17がオン状態になる。
の出力により昇降モータ8の駆動を停止し、正逆転リレ
ー9aをステップ3が格納される側に切替え格納モータ
9を駆動する。この格納モータ9の駆動によりステップ
3が引き込まれ、格納リミットスイッチ19に当接して
オフ状態になったときに格納モータ9の駆動を停止す
る。これによりステップ3は格納位置に格納される。
全開方向に操作されると、乗降扉2はその遊び分だけ車
両の後方に移動し、第一アーム31のボス部31aが全
開検出スイッチ7に当接し当接信号を制御回路6に出力
する。このときは扉スイッチ10がオン状態にあって当
接信号が送出されるので、制御回路6はこの扉スイッチ
10の出力および当接信号により電動機24を駆動し、
リンク板25を係止時とは逆の方向に回転させて、図1
の実線で示すように、係止具22を第一アーム31のボ
ス部31aと係止壁26との間から分離し乗降扉2の係
止状態を解除する。
オフ状態となり、制御回路の起動状態は解除されて、い
ずれの操作スイッチが操作されてもステップ3の移動は
禁止される。
が格納位置にあるときに限り乗降扉2の係止状態または
開放状態が設定され、かつ昇降装置4の操作スイッチが
操作されたときに連動して開扉係止手段21の係止状態
の設定および解除が制御される。
電気的構成を示すブロック図、図9は本発明第二実施例
における扉ロックスイッチの運転席への配置例を示す斜
視図である。
とは別に車外から操作できる位置、例えば図9に示す運
転席1の下側に扉ロックスイッチ41が設けられる。そ
の他は第一実施例同様に構成される。
整備を行う際に、乗降扉2を開けてこの扉ロックスイッ
チ41をロック側に操作することにより、その操作信号
が制御回路6に送出される。制御回路6はこの操作信号
を受けると開扉係止手段21を駆動して乗降扉2を係止
する。また、扉ロックスイッチ41が解除側に操作され
たときには、開扉係止手段21の駆動を停止して乗降扉
2の係止を解除する。
全開検出スイッチ7を備えた構成を例に説明したが、全
開検出スイッチ7を備えずに、扉スイッチ10が乗降扉
2の開扉を示している状態で昇降装置4の操作スイッチ
が操作されたときに、その操作に連動して開扉係止手段
21の係止状態設定を制御することができる。
降装置が装備された車両のスライド式乗降扉がいったん
開かれた後は、昇降装置の作動に自動的に連動し、その
作動に矛盾して乗降扉が不用意に閉じないようにするこ
とができる。すなわち、昇降装置のステップが格納位置
にあるときに限り乗降扉の全開位置での係止または解除
を行い、ステップが格納位置以外にあって昇降動作を行
っているときには乗降扉の係止状態の解除を禁止する。
これにより車両が下り坂に停車していても乗降扉は不用
意に閉じることが禁止され、ステップあるいはステップ
上の人体に乗降扉が突然接触するようなことを回避する
ことができる。
は、昇降装置を利用している者の操作により安全に閉じ
ることができ、乗降時の安全性を高めることができる。
には、扉ロックスイッチを手動操作することにより、乗
降扉の係止およびその解除を行うことができる。
扉および昇降装置の配置を示す斜視図。
イッチの運転席内の配置位置を示す部分斜視図。
を示す部分斜視図。
図。
プが格納位置にあって乗降扉が閉じられた状態を示す斜
視図。
プが格納位置にあって乗降扉が開かれた状態を示す斜視
図。
たときの乗降扉支持手段の状態を示す部分平面図、
(b)は乗降扉が半開状態のときの部分平面図、(c)
は乗降扉が全開のときの部分平面図。
図。
運転席への配置例を示す斜視図。
Claims (4)
- 【請求項1】 運転席の乗降口に設けられた乗降扉と、
その乗降口に設けられたステップを格納位置、降下位置
および上昇位置に移動させる電動の昇降手段と、複数の
操作スイッチと、この複数のスイッチの状態を取込み前
記昇降手段を駆動制御する制御回路とを備えたキャブオ
ーバ型車両の乗降装置において、 前記乗降口には扉スイッチを備え、前記制御回路はこの
扉スイッチが開扉状態のとき起動する構成であり、 前記乗降扉は手動のスライド扉であり、このスライド扉
を開かれた状態に係止する開扉係止手段を設け、 前記制御回路は、この開扉係止手段の設定または解除を
制御する手段を含むことを特徴とするキャブオーバ型車
両の乗降装置。 - 【請求項2】 前記スライド扉がほぼ全開位置に達した
ことを検出する全開検出スイッチを備え、 前記制御回路は、前記ステップが前記格納位置以外の位
置にあるとき前記開扉係止手段の係止状態をあらたに設
定または解除することを禁止する手段と、前記ステップ
が前記格納位置にあるとき前記全開検出スイッチが1回
作動する毎に前記開扉係止手段の係止状態の設定および
解除を交互に行う手段を含む請求項1記載のキャブオー
バ型車両の乗降装置。 - 【請求項3】 前記制御回路は、前記扉スイッチが開扉
状態で前記昇降手段の操作スイッチが操作されたときに
連動して前記開扉係止手段の係止状態設定を制御する手
段を含む請求項1記載のキャブオーバ型車両の乗降装
置。 - 【請求項4】 前記操作スイッチとは別に車外から操作
できる位置に扉ロックスイッチを設け、 前記制御回路は、この扉ロックスイッチの操作にしたが
って前記開扉係止手段の設定および解除を制御する手段
を含む請求項3記載のキャブオーバ型車両の乗降装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11243998A JP3565708B2 (ja) | 1998-04-22 | 1998-04-22 | キャブオーバ型車両の乗降装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11243998A JP3565708B2 (ja) | 1998-04-22 | 1998-04-22 | キャブオーバ型車両の乗降装置 |
Publications (2)
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JPH11301273A true JPH11301273A (ja) | 1999-11-02 |
JP3565708B2 JP3565708B2 (ja) | 2004-09-15 |
Family
ID=14586667
Family Applications (1)
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JP11243998A Expired - Fee Related JP3565708B2 (ja) | 1998-04-22 | 1998-04-22 | キャブオーバ型車両の乗降装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3565708B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009166842A (ja) * | 2006-12-19 | 2009-07-30 | Takashi Yano | 自動車のドア装置 |
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JP2009166842A (ja) * | 2006-12-19 | 2009-07-30 | Takashi Yano | 自動車のドア装置 |
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