JPH11300873A - ハ―ドコ―トフィルム - Google Patents

ハ―ドコ―トフィルム

Info

Publication number
JPH11300873A
JPH11300873A JP11025309A JP2530999A JPH11300873A JP H11300873 A JPH11300873 A JP H11300873A JP 11025309 A JP11025309 A JP 11025309A JP 2530999 A JP2530999 A JP 2530999A JP H11300873 A JPH11300873 A JP H11300873A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hard coat
layer
film
pencil hardness
plastic substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11025309A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4155651B2 (ja
Inventor
Mitsuru Tsuchiya
充 土屋
Takahiro Niimi
高宏 新實
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP02530999A priority Critical patent/JP4155651B2/ja
Publication of JPH11300873A publication Critical patent/JPH11300873A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4155651B2 publication Critical patent/JP4155651B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラスチック基材フィルムが変形した場合の
影響がハードコート層におよぶのを防止し、ハードコー
ト層の割れや剥がれを防止し、且つハードコートフィル
ムの鉛筆硬度を4H〜8Hとガラスの硬度に近づけたハ
ードコートフィルムを提供する。 【解決手段】 プラスチック基材フィルム1の少なくと
も一方の面に、該プラスチック基材フィルム1が変形し
た場合のハードコート層の影変形を緩衝する作用を有す
る厚み3〜50μmの緩衝層2を設け、さらにその上に
厚み3〜15μmのハードコート層3を形成してなるハ
ードコートフィルムであり、且つ該プラスチック基材フ
ィルム1の鉛筆硬度、該緩衝層の鉛筆硬度、及び該ハー
ドコート層の鉛筆硬度を順次増大させることにより、鉛
筆硬度4H〜8Hを達成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチック基材
フィルムにハードコート層を有するハードコートフィル
ムに関する。さらに詳しくは、本発明は、耐擦傷性に優
れると同時にひび割れ防止性、接着性およびプラスチッ
ク基材フィルムの変形等の影響の防止性に優れたハード
コートフィルムに関する。本発明は、CRT、LCD、
PDPなどのディスプレイの表面や家電製品などのタッ
チパネルの表面保護フィルムに好適である。
【0002】
【従来の技術】近年、プラスチック製品が、加工性、軽
量化の観点でガラス製品と置き換わりつつあるが、これ
らプラスチック製品の表面は傷つきやすいため、耐擦傷
性を付与する目的でハードコートフィルムを貼合して用
いる場合が多い。また、従来のガラス製品に対しても、
飛散防止のためにプラスチックフィルムを貼合する場合
が増えているが、硬度不足のため、その表面にハードコ
ートを形成することが広く行われている。
【0003】従来のハードコートフィルムは、通常、熱
硬化型樹脂、あるいは紫外線硬化型樹脂等の電離放射線
硬化型樹脂をプラスチック基材フィルム上に直接、或い
は1μm程度のプライマー層を介して3〜15μm程度
の薄い塗膜を形成して製造している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のハードコートフィルムは、そのハードコート層の硬
度が十分なものであっても、その塗膜厚みが薄いことに
起因して、下地のプラスチック基材フィルムが変形した
場合に、それに応じてハードコート層も変形し、ハード
コートフィルム全体としての硬度は低下してしまい、十
分に満足できるものではなかった。例えば、プラスチッ
ク基材フィルムとして広く利用されているポリエチレン
テレフタレートフィルム上に、紫外線硬化型塗料を上記
の厚みで塗工したハードコートフィルムにおいては、鉛
筆硬度で3Hレベルが一般的であり、ガラスの鉛筆硬度
である9Hには全く及ばないものである。
【0005】一方、ハードコート層の厚みを通常の3〜
15μmよりも単に厚くすれば、得られたハードコート
フィルムの硬度は向上するが、ハードコート層の割れや
剥がれが生じやすくなると同時に硬化収縮によるハード
コートフィルムのカールが大きくなるという問題があ
る。このため従来の技術では、実用上使用できる良好な
特性を有するハードコートフィルムを得ることは困難で
あった。
【0006】本発明は、プラスチック基材フィルムを使
用したハードコートフィルムにおいて、前記した問題点
を解決し、ハードコートフィルムにおける、ハードコー
ト層の割れや剥がれを効果的に防止し、且つ、プラスチ
ック基材フィルムの変形によるハードコートフィルムの
硬度低下を抑制して、ガラスの硬度に近づけた4H〜8
Hの鉛筆硬度の範囲を有するハードコートフィルムを提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、請求項1のよ
うに、プラスチック基材フィルムの少なくとも一方の面
に、厚み3〜50μmの1層もしくは多層からなる緩衝
層を設け、さらに該緩衝層上に厚み3〜15μmのハー
ドコート層を形成してなるハードコートフィルムであっ
て、前記プラスチック基材フィルム、緩衝層及びハード
コート層の各々の鉛筆硬度は、この順序で増大した値を
有し、これによりハードコートフィルム全体としての鉛
筆硬度4H〜8Hを有するハードコートフィルムによ
り、上記目的を達成するものである。
【0008】本発明は、請求項2のように、プラスチッ
ク基材フィルムの少なくとも一方の面に、厚み3〜50
μmの1層もしくは多層からなる緩衝層を設け、さらに
該緩衝層上に厚み3〜15μmのハードコート層を形成
してなるハードコートフィルムであって、前記プラスチ
ック基材フィルム、緩衝層及びハードコート層を順次積
層していった積層体の鉛筆硬度は、各層を積層するにし
たがい増大した値を有し、これによりハードコートフィ
ルム全体としての鉛筆硬度4H〜8Hを有するハードコ
ートフィルムにより、上記目的を達成するものである。
【0009】又、請求項3のように、前記プラスチック
基材フィルムの鉛筆硬度が4B〜HB、及び前記ハード
コート層の鉛筆硬度が3H〜5Hであり、且つ、前記緩
衝層の鉛筆硬度がプラスチック基材フィルムの鉛筆硬度
とハードコート層の鉛筆硬度の中間の値を有するハード
コートフィルムにより、上記目的を達成するものであ
る。
【0010】更に又、請求項4のように、前記緩衝層
が、前記プラスチック基材フィルムの変形に応じたハー
ドコート層の変形を緩衝する作用を有するハードコート
フィルムにより、上記目的を達成するものである。
【0011】請求項5のように、前記緩衝層の形成用材
料は電離放射線硬化型樹脂材料としてもよい。
【0012】又、前記緩衝層が着色剤を含有していても
よい。
【0013】更に又、前記緩衝層の屈折率がハードコー
ト層の屈折率とプラスチック基材フィルムの屈折率の中
間の値であってもよい。
【0014】請求項8のように、前記ハードコート層の
形成用材料が電離放射線硬化型樹脂材料であってもよ
い。
【0015】更に、前記ハードコート層の表面が凹凸状
に形成されることにより防眩性を有してもよい。
【0016】更に又、前記ハードコート層の表面に反射
防止層を形成してもよい。
【0017】又、前記反射防止層はハードコート層に接
する部位の少なくとも一部が金属酸化物の超微粒子層で
あってもよい。
【0018】本発明は、請求項12のように、プラスチ
ック基材フィルムの少なくとも一方の面に、前記プラス
チック基材フィルムの鉛筆硬度よりも大きい鉛筆硬度を
有する緩衝層を形成し、さらに前記緩衝層上に該緩衝層
の鉛筆硬度よりも大きい鉛筆硬度を有するハードコート
層を形成することにより、ハードコートフィルム全体と
しての鉛筆硬度4H〜8Hを有するハードコートフィル
ムを得るハードコートフィルムの製造方法により、上記
目的を達成するものである。
【0019】又、プラスチック基材フィルムの鉛筆硬度
が4B〜HB、および前記ハードコート層の鉛筆硬度が
3H〜5Hであり、且つ、前記緩衝層の鉛筆硬度がプラ
スチック基材フィルムの鉛筆硬度とハードコート層の鉛
筆硬度の中間の値を有するハードコートフィルムの製造
方法であってもよい。
【0020】更に又、前記緩衝層が厚み3〜50μmを
有し、前記ハードコート層が厚み3〜15μmを有する
ハードコートフィルムの製造方法であってもよい。
【0021】本発明において、「鉛筆硬度」とは、JIS
K5400に準じた鉛筆硬度試験によって得られる値で
あり、被測定材料の硬度を表わす。該鉛筆硬度試験は、
鉛筆硬度試験の測定操作を5回繰り返して行ない、測定
のうち1回も傷等の外観異常が認められなかった場合
に、その試験時に使用した鉛筆の硬度を鉛筆硬度とする
ものである。例えば、3Hの鉛筆を用いて、5回の試験
操作を行い、1回でも外観異常が生じなければ、その材
料の鉛筆硬度は少なくとも3Hである。
【0022】鉛筆硬度は単層のものだけでなく、積層体
においても積層体表面において単層のものと同様に測定
することができる。
【0023】特に本発明における「層の鉛筆硬度」は、ハ
ードコートフィルムに用いるプラスチック基材フィル
ム、例えば100μm以上のポリエチレンテレフタレー
トフィルム上に層形成用材料にて形成した膜をサンプル
として用い、前記鉛筆硬度試験によって求めた鉛筆硬度
である。この場合、該層形成用材料にて形成した膜は乾
燥膜厚を一定、例えば約5μmにして鉛筆硬度をもとめ
ると更に良い。
【0024】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態の例を図
面を参照して詳細に説明する。
【0025】本発明のハードコートフィルム9の基本的
な層構成を図1に示す。図1において、1はプラスチッ
ク基材フィルム、2はプラスチック基材フィルム1上に
設けられた緩衝層、3は緩衝層上2に設けられたハード
コート層である。
【0026】本発明のハードコートフィルムは、プラス
チック基材フィルム1上の少なくとも一方の面にコーテ
ィング処理によりハード性能が付与されたものである。
すなわち、プラスチック基材フィルム1上の少なくとも
一方の面に、プラスチック基材フィルム1の変形に応じ
たハードコート層の変形を緩衝する作用を有する厚み3
〜50μmの緩衝層2を設け、さらにその上に厚み3〜
15μmのハードコート層3を形成し、且つプラスチッ
ク基材フィルム1の鉛筆硬度、緩衝層2の鉛筆硬度、ハ
ードコート層3の鉛筆硬度を順次増大させることによ
り、プラスチック材料では従来達成することができなか
った鉛筆硬度4H〜8H以下のハードコートフィルム9
を実現した。このように、各形成層の鉛筆硬度を順次増
大させることによって、フィルム全体としてガラス硬度
に匹敵する硬度が発現し、しかも耐割れ性や耐剥がれ性
にもすぐれたフィルムが得られることは予想外のことで
ある。
【0027】又、前記ハードコートフィルムにおいて、
プラスチック基材フィルム1の鉛筆硬度、緩衝層2の鉛
筆硬度、ハードコート層3の鉛筆硬度を順次増大させて
いくことにより、製造過程における中間的な積層体につ
いても、積層体としての鉛筆硬度が順次増大することも
わかっている。
【0028】本発明においては、該ハードコートフィル
ム9におけるプラスチック基材フィルム1のハードコー
ト層3側とは反対側に、ハードコートフィルムを被対象
物に貼付させるための接着剤からなる接着剤層4を設け
てもよい。又、図2に示すように、緩衝層2とプラスチ
ック基材フィルム1の間に、接着性を向上させるため
0.1〜3μm程度のプライマー層8を設けてもよい。
【0029】図3は本発明のハードコートフィルムの別
の層構成例を示し、ハードコート層3の表面を凹凸状5
にして防眩性を付与したハードコートフィルム10を示
す。
【0030】図4は本発明のハードコートフィルムのさ
らに別の層構成例を示すものであり、ハードコートフィ
ルムに反射防止効果を与えるために、図1のハードコー
トフィルムのハードコート層3上にさらに反射防止層6
を設けたハードコートフィルム11の一例を示す。該反
射防止層6中において高屈折率の金属酸化物の超微粒子
層7をハードコート層3に近接させて偏在させると、反
射防止層6は、表面側が低屈折率、超微粒子層7部分が
高屈折率となるので、反射防止効果を発揮するため好適
である。
【0031】プラスチック基材フィルムとしては、どの
ようなプラスチックフィルムでも用いることができ、例
えば、ポリエチレンテレフタレートフィルムが好適に用
いられる。ハードコートフィルムが貼付される被貼付対
象物の表面の視認性が要求される場合には、透明プラス
チック基材フィルムが使用される。このようなプラスチ
ック基材フィルムは、通常4B〜HBの範囲の鉛筆硬度
を有するが、これに限ったわけでなく、どのような鉛筆
硬度のものでも使用することができる。
【0032】緩衝層の厚みは3〜50μmとすることが
好ましく、さらに好ましくは、3〜30μmである。緩
衝層の厚みが3μm未満だとプラスチック基材フィルム
の変形に応じたハードコート層の変形を緩衝する作用が
十分でなく、しかも鉛筆硬度が向上せず、また50μm
を超えると鉛筆硬度は向上するが割れや剥がれが生じ好
ましくない。緩衝層の厚みをハードコート層の厚みより
も厚くすることが、プラスチック基材フィルムの変形の
影響を抑制し、且つハードコートフィルムの硬度を高め
る上で好ましい。
【0033】緩衝層の鉛筆硬度はプラスチック基材フィ
ルムの鉛筆硬度(4B〜HB)とハードコート層の鉛筆
硬度(3H〜5H)の中間の鉛筆硬度範囲とすること
が、基材フィルムの変形による影響を緩衝し、ハードコ
ート層の鉛筆硬度の低下を抑制し、またひび割れや剥離
を抑制するために好ましい。
【0034】緩衝層形成用材料には、電離放射線硬化型
樹脂、熱硬化型樹脂、熱可塑性樹脂、エンジニアプラス
チック等を挙げることができる。電離放射線硬化型樹脂
はプラスチック基材フィルムへの膜形成が容易で鉛筆硬
度を所望の値に容易に高めることができるので好まし
い。
【0035】緩衝層形成材料に着色剤を添加することに
よって、ハードコート層の硬度を低下させることなく、
ハードコートフィルムの透過率を調節することができ
る。特に、ディスプレイ用途の場合、コントラストを向
上させることができるので好ましい。着色剤には通常の
染料、顔料を用いることができ、2種類以上の着色剤を
混合し色相を調整して用いることもできる。例えば有機
顔料としては、カーボンブラック、フタロシアニン系顔
料、インダンスレンブルー系顔料、キナクリドン系顔
料、ウォッチング系顔料、パーマネント系顔料、アンス
ラキノン系顔料、ベリレン系顔料、縮合アゾ系顔料など
がある。
【0036】緩衝層の屈折率を、ハードコート層とプラ
スチック基材フィルムの屈折率の中間にすると、ハード
コート層とプラスチック基材フィルムの屈折率差で生じ
る干渉縞が防止できるので、このようなハードコートフ
ィルムをディスプレイ表面に用いた場合、外観品質が向
上するので好ましい。
【0037】ハードコート層の厚みは、3〜15μmと
することが好ましく、さらに好ましくは3〜10μmが
望ましい。緩衝層の厚みが3μm未満だとハードコート
フィルムとして鉛筆硬度が十分なものとならず、また1
5μmを超えると、鉛筆硬度は向上するが割れや剥がれ
が生じ好ましくない。ハードコートフィルムに対して高
い鉛筆硬度を付与するためには、ハードコート層の鉛筆
硬度は3H〜5Hとすることが望ましい。
【0038】ハードコート層形成用材料には、電離放射
線硬化型樹脂、熱硬化型樹脂、熱可塑性樹脂、エンジニ
アプラスチック等を挙げることができる。電離放射線硬
化型樹脂はプラスチック基材フィルムへの膜形成が容易
で鉛筆硬度を所望の値に容易に高めることができるので
好ましい。
【0039】前記ハードコート層、あるいは前記緩衝層
に用いることのできる前記電離放射線硬化型樹脂には次
のものが挙げられる。
【0040】電離放射線硬化型樹脂には、好ましくはア
クリレート系官能基を持つもの、さらに好ましくは、ポ
リエステルアクリレート、或いはウレタンアクリレート
である。前記ポリエステルアクリレートは、好ましく
は、ポリエステル系ポリオールのオリゴマーのアクリレ
ート又はメタアクリレート(本明細書においては以下ア
クリレート及び/又はメタアクリレートを単に(メタ)
アクリレートと記載する)あるいはその混合物から構成
される。また、前記ウレタンアクリレートは、ポリオー
ル化合物をジイソシアネート化合物からなるオリゴマー
をアクリレート化したものから構成される。
【0041】アクリレートを構成する単量体としては、
好ましくは、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メ
タ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、2エ
チルヘキシル(メタ)アクリレート、メトキシエチル
(メタ)アクリレート、ブトキシエチル(メタ)アクリ
レート、フェニル(メタ)アクリレートなどがある。
【0042】また、塗膜にさらに硬度を付与するときは
多官能モノマーを併用することができる。例えば、好ま
しい多官能モノマーとしては、トリメチロールプロパン
トリ(メタ)アクリレート、ヘキサンジオール(メタ)
アクリレート、トリプロピレングリコールジ(メタ)ア
クリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレ
ート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレー
ト、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレー
ト、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレー
ト、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、
などがある。
【0043】ポリエステル系オリゴマーの好ましい例と
しては、アジピン酸とグリコール(エチレングリコー
ル、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、
ポリプロピレングリコール、ブチレングリコール、ポリ
ブチレングリコールなど)やトリオール(グリセリン、
トリメチロールプロパンなど)、セバシン酸とグリコー
ルやトリオールとの縮合生成物であるポリアジペートポ
リオールや、ポリセバシエートポリオールなどがある。
【0044】また、上記脂肪族のジカルボン酸の一部又
は全てを他の有機酸で置換することができる。例えば、
イソフタル酸、テレフタル酸、無水フタル酸などが硬度
を与えるための構成成分として使用できる。
【0045】ポリウレタン系オリゴマーは、ポリイソシ
アネートとポリオールとの縮合生成物から得ることがで
きる。例えば、メチレン・ビス(p−フェニレンジイソ
シアネート)、ヘキサメチレンジイソシアネート・ヘキ
サントリオールの付加体、ヘキサメチレンジイソシアネ
ート、トリレンジイソシアネート、トリレンジイソシア
ネートトリメチロールプロパンのアダクト体、1,5−
ナフチレンジイソシアネート、チオプロピルジイソシア
ネート、エチルベンゼン−2,4−ジイソシアネート、
2,4−トリレンジイソシアネート二量体、水添キシリ
レンジイソシアネート、トリス(4−フェニルイソシア
ネート)ネオフォスフェートなどから選択したものと、
次のポリオールとの反応によって得られるものである。
【0046】ポリオールの好ましい例としては、ポリオ
キシテトラメチレングリコールなどのポリエーテル系ポ
リオール、ポリアジペートポリオール、ポリカーボネー
トポリオールなどのポリエステル系ポリオール、アクリ
ル酸エステル類とヒドロキシエチルメタアクリレートと
のコポリマーなどがある。
【0047】更に、上記の電離放射線硬化型樹脂を紫外
線硬化型樹脂として使用するときは、これらの中に光重
合剤として、α−アミロキシムエステル、チオキサント
ン類や、光増感剤としてn−ブチルアミン、トリエチル
アミン、トリ−n−ブチルホスフィンなどを混合して使
用することができる。
【0048】ウレタンアクリレートは、弾性、可撓性に
富み加工性には優れるが、表面硬度が劣り2H以上の鉛
筆硬度のものを得ることができない。一方、ポリエステ
ルアクリレートは、ポリエステルの構成成分の選択によ
り、硬度を付与することができる。
【0049】可撓性をもつハードコートフィルムを得る
には、ウレタンアクリレート60〜90重量部に対し
て、ポリエステルアクリレート40〜10重量部を配合
することが好ましく、この方法により、高硬度と可撓性
を両立したハードコートフィルムが得られる。
【0050】そして、塗工液には、光沢を調整するとと
もに、(離型性ではなく)表面の滑りを付与する目的で
二次粒径が20μm以下、さらに好ましくは0.1〜1
5μmの範囲の無機微粒子を、樹脂成分100重量部に
対して、0.3〜3重量部加えることが好ましい。0.
3重量部以下では目的とする滑性を与えることができ
ず、3重量部以上では鉛筆硬度を低下することがある。
【0051】上記の微粒子には、シリカ、炭酸マグネシ
ウム、水酸化アルミニウム、硫酸バリウムなどの無機微
粒子の他に、ポリカーボネート、アクリル樹脂、ポリイ
ミド、ポリアミド、ポリエチレンナフタレート、メラミ
ン樹脂などの有機ポリマーの微粒子を使用することもで
きる。
【0052】ハードコート層或いは緩衝層の塗工の方法
は、ロールコート、グラビアコート、バーコート、押出
しコートなどの方法を用いることができ、塗工組成物の
特性、塗工量に応じて従来より公知の方法で行いハード
コート層を形成することができる。
【0053】反射防止層は、ハードコート層の表面に以
下のような膜を形成する方法が挙げられる。 厚み0.1μm程度のMgF2などの極薄膜を反射防
止層とする方法。 金属蒸着膜を形成して反射防止層とする方法 光の屈折率がハードコート層の屈折率よりも低い材料
の低屈折率層を設けて反射防止層とする方法。 高屈折率層がハードコート層に接し、その上に低屈折
率層を設けて反射防止層とする方法。例えば、反射防止
層におけるハードコート層に接する部位に高屈折率を有
する金属酸化物の超微粒子層を偏在させてもよい。 前記の層構成を繰返し積層して設けて反射防止層と
する方法。 中屈折率層、高屈折率層、低屈折率層を設けて反射防
止層をする方法。
【0054】
【実施例】以下本発明の実施例に基づいて本発明を更に
詳細に説明する。
【0055】〔実施例1〕透明プラスチック基材フィル
ムとして、188μm厚の易接着ポリエチレンテレフタ
レートフィルム(A4350:商品名、東洋紡(株)
製)を用い、その上に緩衝層としてウレタンアクリレー
ト(紫光UV−6300B:商品名、日本合成(株)
製)をドライ厚みで約20μm塗工し、加速電圧175
KV、照射線量3Mradの電子線で硬化させ、約20
μmの緩衝層を得た。
【0056】次に、ハードコート層として、電離放射線
硬化型樹脂(PETD−31:商品名、大日精化(株)
製)をドライ厚みで約6μmとなるように塗工し、加速
電圧175KV、照射線量10Mradの電子線で硬化
させ、約6μmのハードコート層を得た。
【0057】〔実施例2〕前記実施例1で得られたハー
ドコートフィルムにおけるハードコート層に反射防止層
としてITOを27nm、SiO224nm、ITOを
75nm、SiO292nmをスパッタリング法にて形
成することによって反射防止フィルムを得た。
【0058】〔実施例3〕前記実施例1のハードコート
フィルム中の緩衝層において、カーボンブラック(スペ
シャルブラック250、デグサ製)8.2部、フタロシ
アニンブルー(シアニンブルー−CP−1、大日精化
製)4.4部、キナクリドン(ホスタパームピンクE0
2、クラリアント製)の混合物からなる着色剤をウレタ
ンアクリレート100重量部に対し、3重量部添加した
他は前記実施例1と同様にして、全光線透過率65%の
ハードコートフィルムを得た。
【0059】〔実施例4〕表面にアクリルメラミン樹脂
により処理された厚み50μmのポリエチレンテレフタ
レートフィルム(MC−19:商品名、麗光(株)製)
の一方の面にZrO2微粒子コーティング液No.12
75(ZrO2微粒子15重量部に対しバインダー3重
量部よりなるコーティング液:住友大阪セメント(株)
製)を乾燥厚みで57nmになるように塗工した。更
に、その上にハードコート層として前記に示したハード
コート剤を乾燥厚みで約6μmとなるように塗工して、
加速電圧11175KV、照射線量5Mradの電子線
で硬化させ、転写フィルムを得た。
【0060】一方、透明プラスチック基材フィルムとし
て188μm厚の易接着ポリエチレンテレフタレートフ
ィルム(A4350:商品名、東洋紡(株)製)を用
い、その上に緩衝層としてウレタンアクリレート(紫光
UV−6300B:商品名、日本合成(株)製)をドラ
イ厚みで約20μm塗工し、未硬化の状態で、先に得ら
れた転写フィルムのハードコート層面とラミネートした
のち、加速電圧200KV、照射線量10Mradの電
子線で硬化させた。
【0061】次いで、硬化したラミネート物から、剥離
フィルムとして使用した前記表面にアクリルメラミン樹
脂により処理された厚み50μmのポリエチレンテレフ
タレートフィルム(MC−19:商品名、麗光(株)
製)を剥離することによって、微粒子で反射防止層が1
層形成されたハードコートフィルムを得た。さらにその
上に反射防止層としてITOを105nm、SiO2
85nmをスパッタリング法にて形成することによって
反射防止フィルムを得た。
【0062】〔比較例1〕透明プラスチック基材フィル
ムとして188μm厚の易接着ポリエチレンテレフタレ
ートフィルム(A4350、東洋紡(株)製)を用い、
その上にハードコート層として電離放射線硬化型樹脂
(PETD−31、大日精化(株)製)をドライ厚みで
約6μmとなるように塗工し、加速電圧175KV、照
射線量10Mradの電子線で硬化させることによって
ハードコートフィルムを得た。
【0063】〔比較例2〕ハードコート層のドライ厚み
を25μmとした以外は前記比較例1と同様にして、ハ
ードコートフィルムを得た。
【0064】〔比較例3〕前記比較例1で得られたハー
ドコートフィルム上に、反射防止層としてITOを75
nm、SiO2を92nmをスパッタリング法にて形成
することによって反射防止フィルムを得た。
【0065】〔比較例4〕前記比較例1のハードコート
フィルムにおけるハードコート層中に着色剤を電離放射
線硬化型樹脂100重量部に対して9重量部添加するこ
とによって、全光線透過率約65%のハードコートフィ
ルムを得た。
【0066】前記、実施例1〜4及び比較例1〜4で得
られた各ハードコートフィルムの鉛筆硬度と、各ハード
コートフィルムに使用した透明プラスチック基材フィル
ムの鉛筆硬度と、各ハードコートフィルムにおける各層
の形成材料自体の鉛筆硬度を表1に示す。層の鉛筆硬度
は、188μm厚のポリエチレンテレフタレートフィル
ム上に層形成材料を乾燥膜厚で約5μmに形成したもの
をサンプルとして用た。また、得られた各ハードコート
フィルムのカールの程度を◎印(カールが全く認められ
ない)、○印(カールがほとんど認められない)、×印
(明らかなカールが認められる)で評価した結果を表1
に示す。また、得られた各ハードコートフィルムの密着
性の評価を、1.5mm角の100個の被検体について
密着性の良好なものの被検体の個数の割合を表1に示
す。
【0067】
【表1】
【0068】表1によれば、プラスチック基材フィルム
とハードコート層の間に緩衝層を設け、各層の積層順に
鉛筆硬度を順次増大させることにより、カールや剥がれ
が抑制された、鉛筆硬度が4H以上のハードコートフィ
ルムが得られることが分かる。
【0069】
【発明の効果】本発明のハードコートフィルムは、ハー
ドコートフィルムの鉛筆硬度を4H〜8Hとガラスの硬
度に近づけることができ、プラスチック基材フィルムが
変形した場合の影響がハードコート層におよぶのを防止
することができ、且つハードコート層の割れや剥がれを
防止できるハードコートフィルムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のハードコートフィルムの基本的な層構
成を示す断面概略図。
【図2】本発明のハードコートフィルムの基本的な層構
成を示し、図1のハードコートフィルムにプライマー層
を付加したものの断面概略図。
【図3】本発明のハードコートフィルムの別の層構成例
を示し、ハードコート層表面を凹凸状にして防眩性を付
与したものの断面概略図。
【図4】本発明のハードコートフィルムのさらに別の層
構成例を示し、図1のハードコートフィルムのハードコ
ート層上に反射防止層を設け反射防止効果を付与したも
のの断面概略図である。
【符号の説明】
1 プラスチック基材フィルム 2 緩衝層 3 ハードコート層 4 接着層 5 凹凸状 6 反射防止層 7 超微粒子層 8 プライマー層

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラスチック基材フィルムの少なくとも一
    方の面に、厚み3〜50μmの1層もしくは多層からな
    る緩衝層を設け、さらに該緩衝層上に厚み3〜15μm
    のハードコート層を形成してなるハードコートフィルム
    であって、前記プラスチック基材フィルム、緩衝層及び
    ハードコート層の各々の鉛筆硬度は、この順序で増大し
    た値を有し、これによりハードコートフィルム全体とし
    ての鉛筆硬度4H〜8Hを有するようにしたことを特徴
    とするハードコートフィルム。
  2. 【請求項2】プラスチック基材フィルムの少なくとも一
    方の面に、厚み3〜50μmの1層もしくは多層からな
    る緩衝層を設け、さらに該緩衝層上に厚み3〜15μm
    のハードコート層を形成してなるハードコートフィルム
    であって、前記プラスチック基材フィルム、緩衝層及び
    ハードコート層を順次積層していった積層体の鉛筆硬度
    は、各層を積層するにしたがい増大した値を有し、これ
    によりハードコートフィルム全体としての鉛筆硬度4H
    〜8Hを有するようにしたことを特徴とするハードコー
    トフィルム。
  3. 【請求項3】前記プラスチック基材フィルムの鉛筆硬度
    が4B〜HB、及び前記ハードコート層の鉛筆硬度が3
    H〜5Hであり、且つ、前記緩衝層の鉛筆硬度がプラス
    チック基材フィルムの鉛筆硬度とハードコート層の鉛筆
    硬度の中間の値を有することを特徴とする、請求項1又
    は2記載のハードコートフィルム。
  4. 【請求項4】前記緩衝層が、前記プラスチック基材フィ
    ルムの変形に応じたハードコート層の変形を緩衝する作
    用を有することを特徴とする、請求項1乃至3記載のハ
    ードコートフィルム。
  5. 【請求項5】前記緩衝層の形成用材料が、電離放射線硬
    化型樹脂からなることを特徴とする、請求項1乃至4記
    載のハードコートフィルム。
  6. 【請求項6】前記緩衝層が着色剤を含有することを特徴
    とする、請求項1乃至5記載のハードコートフィルム。
  7. 【請求項7】前記緩衝層の屈折率が、前記ハードコート
    層の屈折率と前記プラスチック基材フィルムの屈折率の
    中間の値を有することを特徴とする、請求項1乃至6記
    載のハードコートフィルム。
  8. 【請求項8】前記ハードコート層の形成用材料が、電離
    放射線硬化型樹脂からなることを特徴とする、請求項1
    乃至7記載のハードコートフィルム。
  9. 【請求項9】前記ハードコート層の表面が凹凸状に形成
    されることにより防眩性を有することを特徴とする、請
    求項1乃至8記載のハードコートフィルム。
  10. 【請求項10】前記ハードコート層の表面にさらに反射
    防止層が形成されてなることを特徴とする、請求項1乃
    至9記載のハードコートフィルム。
  11. 【請求項11】前記反射防止層はハードコート層に接す
    る部位の少なくとも一部に金属酸化物の超微粒子層を有
    することを特徴とする、請求項10記載のハードコート
    フィルム。
  12. 【請求項12】プラスチック基材フィルムの少なくとも
    一方の面に、前記プラスチック基材フィルムの鉛筆硬度
    よりも大きい鉛筆硬度を有する緩衝層を形成し、さらに
    前記緩衝層上に該緩衝層の鉛筆硬度よりも大きい鉛筆硬
    度を有するハードコート層を形成することにより、ハー
    ドコートフィルム全体としての鉛筆硬度4H〜8Hを有
    するハードコートフィルムを得ることを特徴とする、請
    求項1乃至11記載のハードコートフィルムの製造方
    法。
  13. 【請求項13】プラスチック基材フィルムの鉛筆硬度が
    4B〜HB、および前記ハードコート層の鉛筆硬度が3
    H〜5Hであり、且つ、前記緩衝層の鉛筆硬度がプラス
    チック基材フィルムの鉛筆硬度とハードコート層の鉛筆
    硬度の中間の値を有することを特徴とする、請求項12
    記載のハードコートフィルムの製造方法。
  14. 【請求項14】前記緩衝層が厚み3〜50μmを有し、
    前記ハードコート層が厚み3〜15μmを有することを
    特徴とする、請求項12又は13記載のハードコートフ
    ィルムの製造方法。
JP02530999A 1998-02-18 1999-02-02 ハードコートフィルム Expired - Lifetime JP4155651B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02530999A JP4155651B2 (ja) 1998-02-18 1999-02-02 ハードコートフィルム

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10-52853 1998-02-18
JP5285398 1998-02-18
JP02530999A JP4155651B2 (ja) 1998-02-18 1999-02-02 ハードコートフィルム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11300873A true JPH11300873A (ja) 1999-11-02
JP4155651B2 JP4155651B2 (ja) 2008-09-24

Family

ID=26362906

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP02530999A Expired - Lifetime JP4155651B2 (ja) 1998-02-18 1999-02-02 ハードコートフィルム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4155651B2 (ja)

Cited By (35)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002254561A (ja) * 2001-02-28 2002-09-11 Kimoto & Co Ltd ハードコートフィルム及び透明導電性フィルム
JP2007084655A (ja) * 2005-09-21 2007-04-05 Tsutsunaka Plast Ind Co Ltd ポリカーボネート樹脂成形体
JP2007249038A (ja) * 2006-03-17 2007-09-27 Toppan Printing Co Ltd 光学素子と、それを用いた偏光板および液晶表示装置
JP2008107762A (ja) * 2006-09-29 2008-05-08 Dainippon Printing Co Ltd ハードコートフィルム、及びその製造方法
JP2008116596A (ja) * 2006-11-02 2008-05-22 Riken Technos Corp ハードコートフィルムおよび反射防止フィルム
JP2008165041A (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 Dainippon Printing Co Ltd ハードコートフィルム、及びその製造方法
US7569269B2 (en) 2004-10-06 2009-08-04 Nitto Denko Corporation Hard coat film, antireflection hard coat film, optical element and image display
JP2009279840A (ja) * 2008-05-22 2009-12-03 C I Kasei Co Ltd 積層体及びその製造方法
US7655308B2 (en) 2003-11-11 2010-02-02 Lintec Corporation Film for optical applications
JP2010234717A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Dainippon Printing Co Ltd 光学シート及び光学シートの製造方法
WO2011013798A1 (ja) * 2009-07-31 2011-02-03 名阪真空工業株式会社 ディスプレイ用フィルム及びその製造方法
WO2011058784A1 (ja) 2009-11-13 2011-05-19 シャープ株式会社 立体映像認識システム、映像表示装置及びアクティブシャッターメガネ
US7968183B2 (en) 2006-03-28 2011-06-28 Nitto Denko Corporation Hard-coated film, method of manufacturing the same, optical device, and image display
JP2012027260A (ja) * 2010-07-23 2012-02-09 Dainippon Printing Co Ltd 偏光シート積層体
JP2012030597A (ja) * 2010-03-31 2012-02-16 Mitsubishi Rayon Co Ltd 積層体及びその製造方法
WO2012081679A1 (ja) * 2010-12-16 2012-06-21 大日本印刷株式会社 表示用前面板および表示装置
JP2012168411A (ja) * 2011-02-15 2012-09-06 Gunze Ltd 光学フィルム用基材及び光学フィルム、その製造方法
JP2012196965A (ja) * 2011-03-10 2012-10-18 Mitsubishi Rayon Co Ltd 積層体及びその製造方法
JP2012225992A (ja) * 2011-04-15 2012-11-15 Dainippon Printing Co Ltd 表示用前面板の製造方法
KR20130018117A (ko) 2011-08-11 2013-02-20 린텍 가부시키가이샤 하드 코트 필름
CN103085365A (zh) * 2011-11-07 2013-05-08 惠和株式会社 硬涂层膜、透明导电性层叠体和触摸面板
CN103135159A (zh) * 2011-11-22 2013-06-05 惠和株式会社 光学片、透明导电性层叠体和触摸面板
CN103129064A (zh) * 2011-12-01 2013-06-05 惠和株式会社 硬涂层膜、透明导电性层叠体和触摸面板
CN103158309A (zh) * 2011-12-13 2013-06-19 惠和株式会社 硬涂层膜、透明导电性层叠体和触摸面板
KR20150068907A (ko) 2013-12-12 2015-06-22 다이니폰 인사츠 가부시키가이샤 적층체
WO2015182744A1 (ja) * 2014-05-30 2015-12-03 三菱レイヨン株式会社 樹脂製品
JP2016007703A (ja) * 2014-06-20 2016-01-18 尾池工業株式会社 積層フィルムおよび該フィルムを用いた窓ガラス
JP2016060833A (ja) * 2014-09-18 2016-04-25 Dic株式会社 粘着フィルム、情報表示装置及び携帯電子端末
JP2017021181A (ja) * 2015-07-10 2017-01-26 コニカミノルタ株式会社 光学フィルム、偏光板および画像表示装置
JP2017148991A (ja) * 2016-02-23 2017-08-31 株式会社きもと 保護フィルム
WO2020189355A1 (ja) * 2019-03-18 2020-09-24 株式会社きもと スモークハードコートフィルム及びこれを用いた表示装置
JP2020157665A (ja) * 2019-03-27 2020-10-01 グンゼ株式会社 カバーフィルム
TWI762929B (zh) * 2020-05-15 2022-05-01 凱炘光電有限公司 光學柔性蓋板結構
CN114667466A (zh) * 2019-10-31 2022-06-24 住友化学株式会社 光学层叠体及柔性显示装置
CN115335439A (zh) * 2020-03-26 2022-11-11 可隆工业株式会社 具有优异的折叠后的恢复力的光学膜和包括该光学膜的显示装置

Cited By (44)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002254561A (ja) * 2001-02-28 2002-09-11 Kimoto & Co Ltd ハードコートフィルム及び透明導電性フィルム
US7655308B2 (en) 2003-11-11 2010-02-02 Lintec Corporation Film for optical applications
US7569269B2 (en) 2004-10-06 2009-08-04 Nitto Denko Corporation Hard coat film, antireflection hard coat film, optical element and image display
JP2007084655A (ja) * 2005-09-21 2007-04-05 Tsutsunaka Plast Ind Co Ltd ポリカーボネート樹脂成形体
JP4626463B2 (ja) * 2005-09-21 2011-02-09 住友ベークライト株式会社 ポリカーボネート樹脂成形体
JP2007249038A (ja) * 2006-03-17 2007-09-27 Toppan Printing Co Ltd 光学素子と、それを用いた偏光板および液晶表示装置
US7968183B2 (en) 2006-03-28 2011-06-28 Nitto Denko Corporation Hard-coated film, method of manufacturing the same, optical device, and image display
JP2008107762A (ja) * 2006-09-29 2008-05-08 Dainippon Printing Co Ltd ハードコートフィルム、及びその製造方法
JP2008116596A (ja) * 2006-11-02 2008-05-22 Riken Technos Corp ハードコートフィルムおよび反射防止フィルム
JP2008165041A (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 Dainippon Printing Co Ltd ハードコートフィルム、及びその製造方法
JP2009279840A (ja) * 2008-05-22 2009-12-03 C I Kasei Co Ltd 積層体及びその製造方法
JP2010234717A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Dainippon Printing Co Ltd 光学シート及び光学シートの製造方法
WO2011013798A1 (ja) * 2009-07-31 2011-02-03 名阪真空工業株式会社 ディスプレイ用フィルム及びその製造方法
JPWO2011013798A1 (ja) * 2009-07-31 2013-01-10 名阪真空工業株式会社 ディスプレイ用フィルム及びその製造方法
JP5769625B2 (ja) * 2009-07-31 2015-08-26 名阪真空工業株式会社 ディスプレイ用フィルム及びその製造方法
WO2011058784A1 (ja) 2009-11-13 2011-05-19 シャープ株式会社 立体映像認識システム、映像表示装置及びアクティブシャッターメガネ
JP2012030597A (ja) * 2010-03-31 2012-02-16 Mitsubishi Rayon Co Ltd 積層体及びその製造方法
JP2012027260A (ja) * 2010-07-23 2012-02-09 Dainippon Printing Co Ltd 偏光シート積層体
WO2012081679A1 (ja) * 2010-12-16 2012-06-21 大日本印刷株式会社 表示用前面板および表示装置
JP2012189986A (ja) * 2010-12-16 2012-10-04 Dainippon Printing Co Ltd 表示用前面板および表示装置
JP2012168411A (ja) * 2011-02-15 2012-09-06 Gunze Ltd 光学フィルム用基材及び光学フィルム、その製造方法
JP2012196965A (ja) * 2011-03-10 2012-10-18 Mitsubishi Rayon Co Ltd 積層体及びその製造方法
JP2012225992A (ja) * 2011-04-15 2012-11-15 Dainippon Printing Co Ltd 表示用前面板の製造方法
KR20130018117A (ko) 2011-08-11 2013-02-20 린텍 가부시키가이샤 하드 코트 필름
CN103085365A (zh) * 2011-11-07 2013-05-08 惠和株式会社 硬涂层膜、透明导电性层叠体和触摸面板
CN103135159A (zh) * 2011-11-22 2013-06-05 惠和株式会社 光学片、透明导电性层叠体和触摸面板
CN103129064A (zh) * 2011-12-01 2013-06-05 惠和株式会社 硬涂层膜、透明导电性层叠体和触摸面板
TWI498221B (zh) * 2011-12-01 2015-09-01 Keiwa Inc A hard coat film, a transparent conductive laminate, and a touch panel
CN103158309A (zh) * 2011-12-13 2013-06-19 惠和株式会社 硬涂层膜、透明导电性层叠体和触摸面板
KR20150068907A (ko) 2013-12-12 2015-06-22 다이니폰 인사츠 가부시키가이샤 적층체
US11161998B2 (en) 2013-12-12 2021-11-02 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Layered body
KR20200092912A (ko) 2013-12-12 2020-08-04 다이니폰 인사츠 가부시키가이샤 적층체
JPWO2015182744A1 (ja) * 2014-05-30 2017-04-20 三菱レイヨン株式会社 樹脂製品
WO2015182744A1 (ja) * 2014-05-30 2015-12-03 三菱レイヨン株式会社 樹脂製品
JP2016007703A (ja) * 2014-06-20 2016-01-18 尾池工業株式会社 積層フィルムおよび該フィルムを用いた窓ガラス
JP2016060833A (ja) * 2014-09-18 2016-04-25 Dic株式会社 粘着フィルム、情報表示装置及び携帯電子端末
JP2017021181A (ja) * 2015-07-10 2017-01-26 コニカミノルタ株式会社 光学フィルム、偏光板および画像表示装置
JP2017148991A (ja) * 2016-02-23 2017-08-31 株式会社きもと 保護フィルム
WO2020189355A1 (ja) * 2019-03-18 2020-09-24 株式会社きもと スモークハードコートフィルム及びこれを用いた表示装置
JP2020157665A (ja) * 2019-03-27 2020-10-01 グンゼ株式会社 カバーフィルム
KR20200115220A (ko) 2019-03-27 2020-10-07 군제 가부시키가이샤 커버 필름
CN114667466A (zh) * 2019-10-31 2022-06-24 住友化学株式会社 光学层叠体及柔性显示装置
CN115335439A (zh) * 2020-03-26 2022-11-11 可隆工业株式会社 具有优异的折叠后的恢复力的光学膜和包括该光学膜的显示装置
TWI762929B (zh) * 2020-05-15 2022-05-01 凱炘光電有限公司 光學柔性蓋板結構

Also Published As

Publication number Publication date
JP4155651B2 (ja) 2008-09-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11300873A (ja) ハ―ドコ―トフィルム
US6562440B1 (en) Hard coat film
JP4266047B2 (ja) 透明ハードコートフィルム及び反射防止フィルム
US6489015B1 (en) Hardcoat film and antireflection film
JP4574766B2 (ja) ハードコートフィルム及び反射防止フィルム
EP1160080B1 (en) Antireflection sheet and process for producing the same
WO2015147056A1 (ja) 三次元成形用転写フィルム
KR20150090050A (ko) 전사 필름
TW201441064A (zh) 加飾用轉印薄膜
JP5235316B2 (ja) 光学用積層フィルム及び画像表示装置
JP2008183882A (ja) 光学用積層フィルム及びその製造方法、反射防止フィルム並びに画像表示装置
US11827762B2 (en) Metallic decorative member, and metallic decorative molded body using same
JP7404637B2 (ja) 加飾シート及びこれを利用した樹脂成形品の製造方法
JP2000347003A (ja) 光学フィルム
TW201524785A (zh) 高硬度膜
JP2000326447A (ja) ハードコートフィルム
JP4201365B2 (ja) 可撓性をもつハードコートフィルム
JP4097102B2 (ja) 帯電防止性着色ハードコートフィルム及び表示装置
JP2004012592A (ja) 近赤外線吸収および反射防止複合機能フィルム
JP2000057976A (ja) 着色ハードコートフィルム及び表示装置
JP5628617B2 (ja) ハードコート層付き光学部材の製造方法、ハードコート層表面形成用フィルム、及びハードコート層付き光学部材
JP2000108228A (ja) 巻き取りフィルムとその製造方法
JP5608059B2 (ja) 二次加工用化粧シートおよびそれを用いた化粧材の製造方法
JP2013212614A (ja) 転写シートの製造方法、加飾シートの製造方法及び加飾成形品の製造方法
WO2015129721A1 (ja) 加飾シート

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060127

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080403

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080408

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080606

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20080606

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080708

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080708

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110718

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120718

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120718

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130718

Year of fee payment: 5

EXPY Cancellation because of completion of term