JPH1130080A - コーティング突板練付シートおよびその化粧板、および その化粧板よりなる建具 - Google Patents
コーティング突板練付シートおよびその化粧板、および その化粧板よりなる建具Info
- Publication number
- JPH1130080A JPH1130080A JP21887397A JP21887397A JPH1130080A JP H1130080 A JPH1130080 A JP H1130080A JP 21887397 A JP21887397 A JP 21887397A JP 21887397 A JP21887397 A JP 21887397A JP H1130080 A JPH1130080 A JP H1130080A
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- JP
- Japan
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- sheet
- veneer
- coating
- plywood
- wood
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Abstract
(57)【要約】
【課題】天然木質感を有するコーティング突板練付シー
トと、そのシートからなる化粧板と、その化粧板からな
る建具であって、角面に割れや剥離がないものを提供す
る。 【解決手段】木製の突板４の裏面に和紙５を張り、表面
に塗装３を施し、これに糊付けして合成樹脂フィルム２
を貼付してコーティング突板練付シート１を形成する。
そのシートを木質系合板に貼付して化粧板を作成する。
その化粧板の表面側のコーティング突板練付シートが残
るように裏側の合板にＶカットを入れ、そのＶカットが
芯材の角部にくるように芯材を巻き込んで建具を製作す
る。
トと、そのシートからなる化粧板と、その化粧板からな
る建具であって、角面に割れや剥離がないものを提供す
る。 【解決手段】木製の突板４の裏面に和紙５を張り、表面
に塗装３を施し、これに糊付けして合成樹脂フィルム２
を貼付してコーティング突板練付シート１を形成する。
そのシートを木質系合板に貼付して化粧板を作成する。
その化粧板の表面側のコーティング突板練付シートが残
るように裏側の合板にＶカットを入れ、そのＶカットが
芯材の角部にくるように芯材を巻き込んで建具を製作す
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はコーティング突板練
付シート、およびそのシートからなる化粧板、およびそ
の化粧板からなる扉等の建具に関するものである。
付シート、およびそのシートからなる化粧板、およびそ
の化粧板からなる扉等の建具に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、木質系合板に天然木材のシートを
貼り付けてその表面を塗装したり、又は合板に直接天然
木材模様を印刷したり、木質調の印刷を施したフィルム
シートを貼付したりして化粧板が作られていた。さら
に、その化粧板に芯材を巻き込んで建具が作られてい
た。
貼り付けてその表面を塗装したり、又は合板に直接天然
木材模様を印刷したり、木質調の印刷を施したフィルム
シートを貼付したりして化粧板が作られていた。さら
に、その化粧板に芯材を巻き込んで建具が作られてい
た。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】木質系合板に天然木材
シートを張り付けたり、印刷した表面にラッカーなどの
塗装を施しても、深みのある天然木質の感じはなかなか
得られなかった。又、こうした化粧板を用いて、扉等の
建具を製造する際、合板をＶカットして芯材を巻き込む
が、Ｖカットした建具の角となるところが割れるという
問題があった。
シートを張り付けたり、印刷した表面にラッカーなどの
塗装を施しても、深みのある天然木質の感じはなかなか
得られなかった。又、こうした化粧板を用いて、扉等の
建具を製造する際、合板をＶカットして芯材を巻き込む
が、Ｖカットした建具の角となるところが割れるという
問題があった。
【０００４】本発明はこうした問題を解決するためにな
されたものであり、その目的とするところは、天然木質
感のあるシートを提供すること、およびそのシートから
なる天然木質感のある化粧板を提供すること、およびそ
の化粧板に芯材を巻き込んでなる建具であって、角に亀
裂が生じないものを提供することにある。
されたものであり、その目的とするところは、天然木質
感のあるシートを提供すること、およびそのシートから
なる天然木質感のある化粧板を提供すること、およびそ
の化粧板に芯材を巻き込んでなる建具であって、角に亀
裂が生じないものを提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明が採用する手段は、天然木材の突板の裏面に
和紙を張って補強し、表面を塗装仕上げし、さらにその
上面に合成樹脂フィルムを貼付してコーティング突板練
付シートを製作したこと、及びこの和紙の面に施した両
面接着シートまたは糊材により木質系合板に前記シート
を貼付して化粧板を製作したこと、及びその化粧板を用
い、化粧板の合板側にＶカットを入れて芯材を巻き込ん
で、建具を製作したことである。
め、本発明が採用する手段は、天然木材の突板の裏面に
和紙を張って補強し、表面を塗装仕上げし、さらにその
上面に合成樹脂フィルムを貼付してコーティング突板練
付シートを製作したこと、及びこの和紙の面に施した両
面接着シートまたは糊材により木質系合板に前記シート
を貼付して化粧板を製作したこと、及びその化粧板を用
い、化粧板の合板側にＶカットを入れて芯材を巻き込ん
で、建具を製作したことである。
【０００６】
【発明の実施の形態】木材の突板の上面に塗装して合成
樹脂フィルムを貼付すると、深みのある天然木材の感じ
をもった外観のコーティング突板練付シートが得られ
る。こうして得られたコーティング突板練付シートを木
質合板に貼付してなる化粧板は表面が天然木材の外観と
なる。その化粧板を用い、化粧板表面のコーティング突
板練付シートが残るように合板側にＶカットを入れ、化
粧板に芯材を巻き込んで建具を製作すると、コーティン
グ突板練付シート表面の合成樹脂フィルムが建具の角面
の割れを防止し、裏面の和紙が角面の剥離を防止するか
ら、天然木質感があり、角面に亀裂が生じるおそれのな
い建具が製作される。
樹脂フィルムを貼付すると、深みのある天然木材の感じ
をもった外観のコーティング突板練付シートが得られ
る。こうして得られたコーティング突板練付シートを木
質合板に貼付してなる化粧板は表面が天然木材の外観と
なる。その化粧板を用い、化粧板表面のコーティング突
板練付シートが残るように合板側にＶカットを入れ、化
粧板に芯材を巻き込んで建具を製作すると、コーティン
グ突板練付シート表面の合成樹脂フィルムが建具の角面
の割れを防止し、裏面の和紙が角面の剥離を防止するか
ら、天然木質感があり、角面に亀裂が生じるおそれのな
い建具が製作される。
【０００７】なお、上面に貼付する合成樹脂フィルムは
可撓性を有するもので、厚さは０．１〜０．５ｍｍが望
ましい。合成樹脂フィルムは透明性のあるものがよい
が、いくぶん着色されている方が天然木質感を与えるこ
とが多い。本発明を図面に示す実施例に基づいて説明す
る。本発明のコーティング突板練付シートを図１に、そ
してこのコーティング突板練付シートを木質系合板に貼
付してなる化粧板を図２に、その化粧板を用いてなる扉
の断面図を図３にそれぞれ示す。
可撓性を有するもので、厚さは０．１〜０．５ｍｍが望
ましい。合成樹脂フィルムは透明性のあるものがよい
が、いくぶん着色されている方が天然木質感を与えるこ
とが多い。本発明を図面に示す実施例に基づいて説明す
る。本発明のコーティング突板練付シートを図１に、そ
してこのコーティング突板練付シートを木質系合板に貼
付してなる化粧板を図２に、その化粧板を用いてなる扉
の断面図を図３にそれぞれ示す。
【０００８】図１に示すように、コーティング突板練付
シート１は合成樹脂フィルム２、塗装３、突板４、和紙
５、両面接着シート６の積層体である。このシートを木
質系合板７に貼付したものが図２の化粧板９である。そ
の化粧板９の表面には透明な合成樹脂フィルム２を通し
て突板４の木目模様が表れる。図３に示すように、合板
からなる芯材８を、裏面をＶカットした化粧板９に巻き
込んで扉を製作する。この扉の表面及び両側面には突板
４の木目模様が表れるから、扉は天然材の外観を備え
る。
シート１は合成樹脂フィルム２、塗装３、突板４、和紙
５、両面接着シート６の積層体である。このシートを木
質系合板７に貼付したものが図２の化粧板９である。そ
の化粧板９の表面には透明な合成樹脂フィルム２を通し
て突板４の木目模様が表れる。図３に示すように、合板
からなる芯材８を、裏面をＶカットした化粧板９に巻き
込んで扉を製作する。この扉の表面及び両側面には突板
４の木目模様が表れるから、扉は天然材の外観を備え
る。
【０００９】図４は従来の扉であり、合板７にカラーシ
ート１０を貼付しただけの化粧板を使用するから、化粧
板で芯材８を巻き込んだ際、図示のように、角部１１は
割れが生じやすく、又表面はラッカーなどの塗装をした
だけであるから、木目模様であっても深みのある木質感
にはならない。本実施例では厚さ０．２５ｍｍの天然木
材突板の裏面に和紙を貼付し、突板表面を塗装し、さら
に上面に厚さ０．２ｍｍの合成樹脂フィルムを貼付し
た。こうして製作したコーティング突板練付シートを両
面接着シートにより厚さ２．５ｍｍの合板に貼付した。
こうしてできた化粧板の合板側にＶカットを入れ、Ｖカ
ットが芯材の角にくるように芯材を巻き込んで、扉を製
作した。その結果、天然木質感のある扉が製作され、そ
の扉は角部に割れや剥離は生じなかった。
ート１０を貼付しただけの化粧板を使用するから、化粧
板で芯材８を巻き込んだ際、図示のように、角部１１は
割れが生じやすく、又表面はラッカーなどの塗装をした
だけであるから、木目模様であっても深みのある木質感
にはならない。本実施例では厚さ０．２５ｍｍの天然木
材突板の裏面に和紙を貼付し、突板表面を塗装し、さら
に上面に厚さ０．２ｍｍの合成樹脂フィルムを貼付し
た。こうして製作したコーティング突板練付シートを両
面接着シートにより厚さ２．５ｍｍの合板に貼付した。
こうしてできた化粧板の合板側にＶカットを入れ、Ｖカ
ットが芯材の角にくるように芯材を巻き込んで、扉を製
作した。その結果、天然木質感のある扉が製作され、そ
の扉は角部に割れや剥離は生じなかった。
【００１０】
【発明の効果】本発明のコーティング突板練付シート
は、和紙で裏打ちされているから合板への接着が容易で
あり、シートの表面には合成樹脂フィルムが貼付されて
いるので、深みのある木質感を有する。このシートを合
板の表面に接着してなる化粧板は表面が深みのある天然
木質感の化粧板となる。この化粧板の裏面にＶカットを
入れ、それを芯材に巻き付けてなる建具は、シートによ
り角が切断したり割れたりするおそれがないから、天然
木質感を有する建具が安価に製作される。
は、和紙で裏打ちされているから合板への接着が容易で
あり、シートの表面には合成樹脂フィルムが貼付されて
いるので、深みのある木質感を有する。このシートを合
板の表面に接着してなる化粧板は表面が深みのある天然
木質感の化粧板となる。この化粧板の裏面にＶカットを
入れ、それを芯材に巻き付けてなる建具は、シートによ
り角が切断したり割れたりするおそれがないから、天然
木質感を有する建具が安価に製作される。
【図１】本発明のコーティング突板練付シートの断面
図、
図、
【図２】コーティング突板練付シートを貼付した本発明
の化粧板の斜視図、
の化粧板の斜視図、
【図３】本発明の化粧板を用いてなる扉の斜視図、
【図４】従来の化粧板を用いてなる扉の斜視図、
１：コーティング突板練付シート ２：合成樹脂フィルム ３：塗装 ４：木質系突板 ５：和紙 ６：両面接着シート ７：合板 ８：芯材 ９：化粧板 １０：カラーシート １１：角部
Claims (3)
- 【請求項１】 木材の突板（４）の裏面に和紙（５）を
張り、前記突板の表面に塗装（３）を施し、これに糊付
けして合成樹脂フィルム（２）を貼付してなることを特
徴とするコーティング突板練付シート（１）。 - 【請求項２】 コーティング突板練付シート（１）を木
質系合板（７）の上に貼付してなる化粧板（９）であっ
て、前記コーティング突板練付シートは、木材の突板
（４）の裏面に和紙（５）を張り、前記突板の表面に塗
装（３）を施し、これに糊付けして合成樹脂フィルム
（２）を貼付してなることを特徴とする化粧板（９）。 - 【請求項３】 コーティング突板練付シート（１）を木
質系合板（７）の上に貼付してなる化粧板（９）を芯材
（８）に巻き付けてなる建具であって、前記コーティン
グ突板練付シートは木材の突板（４）の裏面に和紙
（５）を張り、前記突板の表面に塗装（３）を施し、こ
れに糊付けして合成樹脂フィルム（２）を貼付してな
り、前記化粧板の前記芯材の角にくる部分は前記コーテ
ィング突板練付シートが残るように前記合板をＶカット
して形成したことを特徴とする建具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21887397A JPH1130080A (ja) | 1997-07-10 | 1997-07-10 | コーティング突板練付シートおよびその化粧板、および その化粧板よりなる建具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21887397A JPH1130080A (ja) | 1997-07-10 | 1997-07-10 | コーティング突板練付シートおよびその化粧板、および その化粧板よりなる建具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1130080A true JPH1130080A (ja) | 1999-02-02 |
Family
ID=16726650
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21887397A Pending JPH1130080A (ja) | 1997-07-10 | 1997-07-10 | コーティング突板練付シートおよびその化粧板、および その化粧板よりなる建具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1130080A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004111376A1 (ja) * | 2003-06-11 | 2004-12-23 | Kuroiwa, Mie | 木製防火扉 |
-
1997
- 1997-07-10 JP JP21887397A patent/JPH1130080A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004111376A1 (ja) * | 2003-06-11 | 2004-12-23 | Kuroiwa, Mie | 木製防火扉 |
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