JPH1130024A - 床敷材 - Google Patents

床敷材

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JPH1130024A
JPH1130024A JP18526997A JP18526997A JPH1130024A JP H1130024 A JPH1130024 A JP H1130024A JP 18526997 A JP18526997 A JP 18526997A JP 18526997 A JP18526997 A JP 18526997A JP H1130024 A JPH1130024 A JP H1130024A
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JP
Japan
Prior art keywords
panel
joint
panels
floor
unit
Prior art date
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Pending
Application number
JP18526997A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoichi Kitagawa
陽一 北川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Plastics Inc
Original Assignee
Mitsubishi Plastics Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Plastics Inc filed Critical Mitsubishi Plastics Inc
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Publication of JPH1130024A publication Critical patent/JPH1130024A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数枚の単位パネルを躯体面などに敷設し、継
手部を介し一体に連結して装飾床面を形成する合成樹脂
製の床敷材において、温度変化に伴うパネル各部の熱伸
縮を吸収し、施工当初の床面の水平状態を維持できるよ
うにする。 【解決手段】パネル周縁の継手部を、その両側の付け根
部に切欠凹部を設けるなどして弾性変形可能に形成す
る。パネル各部が熱伸縮した場合、継手部はこれに追随
することなく、各部の伸長又は収縮に伴って生ずる応力
に応じて弾性変形し、熱伸縮による寸法の変化を吸収
し、隣接パネルとの元の連結状態を保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、躯体面や床面上に
複数枚のパネルを敷設し、互いに連結一体化して化粧床
面を形成する合成樹脂製の床敷材に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】この種
の床敷材は、躯体面や床面を化粧する場合などに多く用
いられ、その施工は、単位パネルや、複数枚の単位パネ
ルを一体成形してなるブロックパネルを躯体面などの上
に隙間なく敷き詰め、これらを互いに連結し、分離した
り隙間を生じさせたりしないように固定して行ってい
た。
【0003】このような床敷材は合成樹脂により成形さ
れており、周囲温度の変化によって熱伸縮し、特に剥き
出しとなり外気との接触面積の大きいパネル面が比較的
大きな伸縮率で伸縮し、寸法を変化させやすいものであ
る。しかし、上記従来構造のものは、隣接パネル同士の
連結部が単に固定されているに過ぎないもののため、施
工後に熱伸縮を来した場合に、施工床面の全体、或いは
一部がふくらんだり、反り返ったりすることがあった。
すなわち、従来構造のものは、各パネル面の熱伸縮によ
る寸法の変化を吸収することができず、熱伸縮によって
施工当初の床面の水平状態を維持できなくなる事態を招
来するという問題があった。
【0004】そこで、本発明は、かかる課題に鑑みて、
その解決を図らんとしてなされたもので、各パネル内で
熱伸縮に伴う寸法の変化を吸収することができ、周囲温
度の変化に関わりなく、パネル同士の一体的な連結状態
及び当初床面の水平状態を維持可能な床敷材を提供する
ことを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題の解決を図るべ
く本発明は、周縁に継手部を有するパネルを複数枚敷設
し、隣接するパネルの継手部同士を連結して床面を形成
する合成樹脂製の床敷材であって、上記パネルの継手部
をパネル面方向に弾性変形可能に設けてなるものであ
る。これによれば、隣接パネルと連結した状態で、パネ
ル面などが熱伸縮すると、これらの伸長又は収縮によっ
て当該パネルの継手部に変形応力が加わり、これに応じ
て継手部が弾性変形するため、熱伸縮に伴うパネル各部
の変位を吸収し、隣接パネルとの連結状態を保持する。
【0006】継手部を弾性変形可能とする手段として
は、継手部の付け根部に切欠凹部を設けることにより、
継手部にバネ性を付与することが挙げられる。この場
合、切欠凹部は、継手部がパネル周壁に対して変形容易
なように、継手部の片側又は左右両側に適宜な形状及び
大きさで設けることができる。
【0007】また、本発明の上記パネルは、複数枚の単
位パネルを、パネル面方向に弾性変形可能な継手部によ
り連結して一体に成形したブロックパネルとすることが
できる。これによれば、ブロックパネルと単位パネル又
は他のブッロクパネルとを組み合わせて敷設し、所望の
大きさ及び形成寸法の床面を容易に形成することができ
る。単位パネル同士を連結する継手部が弾性変形可能に
設けてあるので、各単位パネル内で熱伸縮に伴うパネル
各部の変位を吸収し、隣接パネルに熱伸縮による影響を
及ぼすことがない。
【0008】この場合、ブロックパネルの周縁の継手部
もパネル面方向に弾性変形可能とすることが好ましい。
これにより熱伸縮に伴う施工床面全体の寸法の変化を確
実に吸収する。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の好適な実施の形態を図面
を用いて説明する。図1〜図4において、符号1は床敷
材を示し、この形態は合成樹脂を用い、単位パネル2を
縦横三列に並べ、隣接する各単位パネル2の継手部同士
を連結して一つのブロックパネル3として一体に成形し
たものである。
【0010】単位パネル2は、平面視略正方形のパネル
面21を有し、その周囲に周壁22を垂設し、パネル面
21の底部には躯体面などに敷設したときにこれらに当
接し、パネル面21を支持する補強用リブ23を突設す
ると共に、各周壁の縁部に一対の継手部4,4を所定の
間隔を開けて各々配した形状としてある。パネル面21
には防滑及び装飾用としてのシボ加工が施してある。
【0011】単位パネル2の各周壁22に配された継手
部4の内、ブロックパネル3の周縁であって一つのコー
ナーを挟む隣接二辺内に配したものは、図2(A)に示
されているように、係合孔部41aを有して周壁22の
縁部から外方に略U字形に突出したU字状係合部41と
してあり、これと対向する他の隣接二辺内に配したもの
は、同図(B)に示されているように、先端部を鍵形と
なし周壁22の縁部下方に突出させた係合突起42とし
てある。これらは、係合突起42を係合孔部41a内に
圧入することにより互いに係合自在な対応形状に設けて
あり、ブロックパネル3の周囲に他のブロックパネルや
単位パネル単体を敷設した際に、対応形状の継手部を互
いに係合させ、パネル同士を連結できるようになってい
る。また、ブロックパネル3内で隣接し合う単位パネル
2同士を連結する継手部4は、図3に示されているよう
に、隣接する単位パネル2の一方の周壁22の下縁部か
ら他方の単位パネル2の周壁22の下縁部までを適宜な
幅の水平部43aをを介して一体に連ねる折返継手43
としてある。
【0012】これら各継手部41,42,43は、その
両側の周壁22との付け根部に、周壁22を縁部から半
円形状に切り欠いてなる切欠凹部5が設けてあり、周壁
22とは独立して、周壁22と直交する方向、すなわち
パネル面21に沿った方向(図中矢符X方向)に適宜に
弾性変形できるようにバネ性を付与したものとしてあ
る。
【0013】このように形成された本形態の床敷材1
は、各単位パネル2の周縁に設けた各継手部41,4
2,43が弾性変形可能であり、これら各継手部の変形
を通じて熱伸縮に伴うパネル各部の寸法の変化を、各単
位パネル2内で吸収するようになっている。すなわち、
図4に断面で示すように、継手部43は同図(A)の伸
縮のない状態から周囲温度が上昇し、施工床面が加熱さ
れると、同図(B)の如くパネル面21や周壁22が伸
長し、隣接する単位パネル2同士の何れか又は双方が継
手部41を挟んで接近し、また、周囲温度が下降し、施
工床面が冷却されると、同図(C)の如くパネル面21
や周壁22が収縮し、隣接する単位パネル2同士の何れ
か又は双方が継手部41を挟んで離隔するが、これら熱
収縮に伴う各部の変位に対し、継手部41は周壁22と
は独立して弾性変形し得るようになっているので、これ
らパネル面21や周壁22と一体に伸長又は収縮した
り、変位したりすることはない。そして、これら各部の
変位によって継手部43には変形応力が加わり、継手部
43は、この応力に応じて隣接パネルとの連結位置で適
宜に弾性変形するため、パネル内部で生じた各部の寸法
の変化を吸収し、隣接パネルとの連結状態を熱伸縮発生
前と同様に保持することができる。継手部41,42に
おいても同様である。従って、床敷材1を躯体面などに
敷設し、パネル同士を互いに連結して床面を形成した場
合に、各パネルで生じる熱伸縮は各継手部41,42,
43の変形によって吸収され、施工床面の一部や全体が
ふくらんだり、反り返ったりするようなことはなく、施
工当初の水平状態を熱伸縮の発生の有無に関わりなく維
持することが可能となる。
【0014】上記切欠凹部5は、各継手部4にバネ性を
持たせることが可能であれば適宜な形状とし、例えば図
5に示されているように、継手部4の上方から側方に渡
って切り欠いたものや、継手部4の両側を細長く切り欠
いたものなどとすることができる。また、切欠凹部5以
外の手段によって継手部4にバネ性を持たせてもよく、
例えば図6に示された如く、隣接する単位パネル21の
周壁22に渡り、当該周壁に沿って平面視Z字乃至S字
形に延びる継手部44を単位パネルと一体に形成し、周
壁22に対し継手部41がパネル面21に沿って変形し
易いように設けることができる。
【0015】なお、実施の形態では複数枚の単位パネル
2を縦横同数に配列し、一体に成形してなるブロックパ
ネル3への適用を示したが、本発明は、図7に示されて
いるように、単位パネル2単体(同図(A))や、単位
パネル2を一列に配列してなるブロックパネル3(同図
(B))などにも適用できるものである。
【0016】
【発明の効果】本発明の床敷材によれば、パネル同士を
連結する継手部が弾性変形可能に形成されており、パネ
ルが熱伸縮した場合に生じるパネル各部の寸法の変化
を、継手部が弾性変形することによって吸収することが
できるので、周囲温度の変化に関わりなく、パネル同士
の一体的な連結状態を維持し、施工当初の床面の水平状
態を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の床敷材を示し、(A)は
平面図、(B)は側面図である。
【図2】(A)、(B)は図1の床敷材の継手部の要部
拡大破断図である。
【図3】図1の床敷材の継手部の要部拡大破断図であ
る。
【図4】図1の床敷材の継手部の作用を説明する図であ
り、(A)は熱伸縮前、(B)は加熱伸長時、(C)は
冷却収縮時の状態である。
【図5】(A)、(B)は他の形状の切欠凹部を形成し
た場合の継手部の要部拡大破断図である。
【図6】本発明の他の実施形態を示し、(A)は継手部
の要部拡大破断図、(B)は平面図である。
【図7】本発明のさらに他の実施形態を示し、(A)は
単位パネルに適用した場合、(B)はブロックパネルに
適用した場合のそれぞれ平面図である。
【符号の説明】
1 床敷材 2 単位パネル 21 パネル面 22 周壁 23 補強用リブ 3 ブロックパネル 4 継手部 43 折返継手 5 切欠凹部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周縁に継手部を有するパネルを複数枚敷
    設し、隣接するパネルの継手部同士を連結して床面を形
    成する合成樹脂製の床敷材において、上記パネルの継手
    部をパネル面方向に弾性変形可能に設けたことを特徴と
    する床敷材。
  2. 【請求項2】 周縁に継手部を有するパネルを複数枚敷
    設し、隣接するパネルの継手部同士を連結して床面を形
    成する合成樹脂製の床敷材において、上記パネルは、複
    数枚の単位パネルを、パネル面方向に弾性変形可能な継
    手部により連結して一体に成形したブロックパネルであ
    ることを特徴とする床敷材。
  3. 【請求項3】 ブロックパネルの周縁の継手部をパネル
    面方向に弾性変形可能に設けてなる請求項2に記載の床
    敷材。
JP18526997A 1997-07-10 1997-07-10 床敷材 Pending JPH1130024A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002294990A (ja) * 2001-03-30 2002-10-09 Kokuyo Co Ltd パネル片
JP2009127376A (ja) * 2007-11-27 2009-06-11 Maxstone Kk 床材

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