JPH0539137Y2 - - Google Patents

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JPH0539137Y2
JPH0539137Y2 JP4344987U JP4344987U JPH0539137Y2 JP H0539137 Y2 JPH0539137 Y2 JP H0539137Y2 JP 4344987 U JP4344987 U JP 4344987U JP 4344987 U JP4344987 U JP 4344987U JP H0539137 Y2 JPH0539137 Y2 JP H0539137Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 a 考案の目的 (産業上の利用分野) この壁板は、所謂サイデイング材と呼ばれるも
ので、各種建造物の外壁面を体裁良く覆うのに利
用する。
(従来の技術) 木造家屋だけでなく、鉄筋コンクリート建物や
鉄骨コンクリート建物の外壁面を、意匠的に飾る
事、或は壁面部分の断熱を図る事を目的として、
サイデイング材と呼ばれる壁板で覆う事が広く行
なわれている。
この様な壁板は第17〜18図に示す様に、長
尺な金属板1の基板部2の幅方向(第17〜18
図の上下方向)両端縁部を、それぞれこの金属板
1の裏面方向(第17〜18図の左方向)に向け
て折り曲げる事で第一、第二の折り曲げ縁部3,
4とし、上記基板部2と第一、第二の折り曲げ縁
部3,4とで三方を囲まれる部分の内側に断熱材
5を添設する事で構成されている。
上記第一、第二の両折り曲げ縁部3,4の内、
第一の折り曲げ縁部3の先端は薄肉の突条6と
し、第二の折り曲げ縁部4には、この突条6を内
嵌自在な係合溝7を設けて、複数枚の壁板8,8
を組み合わせた場合に、隣り合う壁板8,8同士
の間に隙間が介在しない様にしている。
ところで、この様な壁板8,8で建物の外壁面
を覆う場合に、隣り合う壁板8,8同士を組み合
わせる構造としては、第17図に示した平面張り
と呼ばれる、各壁板8,8を同一平面上に張るも
のと、第18図に示した下見張りと呼ばれる、各
壁板8,8同士を断面が波形になる様に張るもの
とが存在する。
これら2種類の張り方は、建物の外観等によ
り、施工主等の好みに応じて決められる場合が多
い。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、従来の壁板の場合、平面張り用の壁
板と下見張り用の壁板とは、それぞれの張り方に
応じて専用のものが用意されており、平面張り用
に用意された壁板によつて下見張りを行なう事は
出来ず、反対に下見張り用の壁板で平面張りを行
なう事も出来なかつた。
この為、製作する壁板の種類が増え、製作ばか
りでなく、管理に要する手間が面倒になつて、壁
板を使用した建物外壁面の施工費が嵩む原因とな
つている。
本考案は、1種類の壁板で平面張りと下見張り
との何れも行なえる様にする事で、上述の様な不
都合を解消するものである。
b 考案の構成 (問題を解決するための手段) 本考案の壁板は、前述した従来の壁板と同様
に、帯状の金属板の基板部の幅方向両端縁部を、
それぞれこの基板部の裏面方向に向けて折り曲げ
る事で第一、第二の折り曲げ縁部とし、上記基板
部と第一、第二の両折り曲げ縁部とで三方を囲ま
れる部分の内側に、断熱材を添設する事で構成さ
れている。
更に本考案の壁板に於いては、上記第一の折り
曲げ縁部の一部に係合突条を、上記第二の折り曲
げ縁部の一部に係合溝等の係合部を、それぞれ形
成している。
そしてこの係合部は、上記係合突条と、壁板の
厚さ方向の寸法を有する結合ブラケツトの一端部
との一方に、選択的に嵌合自在としている。
上記結合ブラケツトの他端部は、上記係合突条
と必要に応じてこの係合突条に隣接して設けた係
合溝部との少なくとも一方に嵌合自在として、隣
り合う壁板同士を結合自在としている。
(作用) 上述の様に構成される本考案の壁板同士を組み
合わせる場合に於いて、隣り合う壁板の内の一方
の壁板の係合部に結合ブラケツトの一端部を嵌合
させ、この結合ブラケツトの他端部と他方の壁板
の係合突条又は係合溝部とを嵌合させれば、各壁
板が断面が波形となる様に組み合わされる、下見
張りの張り方となる。
又、上記一方の壁板の係合突条と、他方の壁板
係合部とを直接嵌合させれば、各壁板が同一平面
に位置する、平面張りの張り方となる。
(実施例) 次に、図示の実施例を説明しつつ本考案を更に
詳しく説明する。
第1〜3図は本考案の壁板の第一実施例を示し
ており、第1図は壁板の端面図、第2図は下見張
りの張り方に利用した状態を示す縦断面図、第3
図は平面張りの張り方に利用した状態を示す縦断
面図である。
カラー鉄板等、表面(第1〜3図の右面)を美
麗に仕上げた帯状の金属板1は、ロール成形等の
手段によつて断面を折り曲げ形成されており、こ
の金属板1の基板部2の幅方向(第1〜3図の上
下方向)両端縁部を、それぞれこの基板部2の裏
面方向に向けて折り曲げる事で第一、第二の折り
曲げ縁部3,4としている。上記基板部2と第
一、第二の両折り曲げ縁部3,4とで三方を囲ま
れる部分の内側には、グラスウール、発泡合成樹
脂、発泡石膏、ロツクウール、或は石膏ボード等
の、比較的軽量で断熱性を有する材料製の断熱材
5を添設する事で、壁板8の表裏方向に亘る断熱
を図ると同時に、金属板1の制振を図つて、この
金属板1に何かがぶつかつた場合に、金属板1が
大きな音を発しない様にしている。
更に、壁板8の上端縁に位置する第一の折り曲
げ縁部3の裏面側(第1〜3図の左側)端縁部に
は、壁板8を構成する金属板1を断面U字形に折
り曲げる事で、係合溝部10と、この係合溝部1
0の裏面側壁を構成し、係合溝部10よりも壁板
8の幅方向外方(第1〜3図の上方)に突出する
係合突条11とを形成している。上記係合溝部1
0には、鋼等、剛性を有する金属板を断面略S字
形に折り曲げて成る、結合ブラケツト9の他端部
9aを、内嵌自在としている。
更に、壁板8の下端縁に位置する第二の折り曲
げ縁部4の裏面側端縁部には、上記係合突条11
の先端部と上記結合ブラケツト9の一端部9bと
を選択的に嵌合自在な、係合溝12(係合部に相
当する)を形成している。
上述の様に構成される本考案の壁板8,8同士
を組み合わせる場合に於いて、第2図に示す様
に、隣り合う壁板8,8の内の下側に位置する壁
板8の上縁に形成した係合溝部10に、結合ブラ
ケツト9の他端部9aを嵌合させ、この結合ブラ
ケツト9の一端部9bに上側の壁板8の下縁に形
成した係合溝12を嵌合させれば、各壁板8,8
が、断面が波形となる様に組み合わされる下見張
りの張り方となる。
又、第3図に示す様に、下側の壁板8の上縁に
形成した係合突条11と、上側の壁板8の下縁に
形成した係合溝12とを直接嵌合させれば、各壁
板8,8が同一平面に位置する平面張りの張り方
となる。
上述の様に互いに組み合わされた壁板8,8
は、各壁板8,8の上端部に位置する係合突条1
1部分を釘13によつて壁面14に固定する等、
従来から知られた固定手段につて、上記壁面14
に取付ける。
尚、下見張りの張り方を行なう場合に於いて、
隣り合う壁板8,8の端縁同士を互いに結合する
結合ブラケツト9の形状は、第2図に示した様な
ものに限定されず、他にも第4〜6図に示した様
な各種の形状を採用出来る。
この内第4図のものは、結合ブラケツト9の両
端部9a,9bを180度折り返す事により、この
両端部9a,9bと係合溝部10、又は係合溝1
2とががたつきなく嵌合出来る様にしたもの、第
5図のものは、結合ブラケツト9の一端部9bを
180度折り返すと共に、他端部9aを上方に延長
して、その先端に抱持溝部15を形成し、この抱
持溝部15内に壁板8上部の係合突条11の上端
縁を嵌合させる様にしたもの、第6図に示したも
のは、結合ブラケツト9の他端部9aを180度折
り返すと共に上方に延長し、その延長部分16を
壁板8の係合突条11と重ね合わせて、この係合
突条11と共に、釘13によつて壁面14に固定
する様にしたものである。
次に、第7〜8図は、本考案の第二実施例を示
している。
本実施例の場合、壁板8,8の形状を、前記第
一実施例の場合に比べて簡略化すると共に、下見
張りを行なう場合に使用する結合ブラケツト9の
形状をクランク状としている。
その他の構成及び作用は、前述の第一実施例の
場合と同様である為、同等部分には同一符号を付
して、重複する説明を省略する。
次に、第9〜10図は、本考案の第三実施例を
示している。
本実施例の場合、各壁板8の上端縁部に設けた
第一の折り曲げ縁部3に、壁板8の幅方向に亘つ
て最も外方に迄突出する係合突条11と、この係
合突条11と係合溝部10を介して対向する、第
二の係合突条18とを形成している。平面張りを
行なう場合は、前述の第一〜二実施例の場合と同
様に、下側に位置する壁板8の上端縁に形成した
係合突条11と、上側に位置する壁板8の下端縁
に形成した係合溝12とを互いに嵌合させ、下見
張りを行なう場合には、断面が略μ字状の結合ブ
ラケツト9の他端部9aを、下側に位置する壁板
8の上記係合溝部10に内嵌すると共に、この結
合ブラケツト9の一端部9bに、上側に位置する
壁板8の下端縁部に形成した係合溝12を嵌合さ
せる。
その他の構成及び作用は、前述の第一実施例の
場合と同様である為、同等部分には同一符号を付
して、重複する説明を省略する。
次に、第11〜12図は本考案の第四実施例
を、第13〜14図は同第五実施例を、それぞれ
示している。
これら両実施例は、各壁板8の上縁部に形成し
た第一の折り曲げ縁部3と、下見張りを行なう場
合に使用する結合ブラケツト9との断面形状が異
なる事と、平面張りを行なう場合に係合溝12を
嵌合させる突条と、下見張りを行なう場合に結合
ブラケツト9の他端部9aを嵌合させる突条と
を、第二の係合突条18とした事と以外、上記第
9〜10図に示した第三実施例の場合とほぼ同様
である為、同等部分には同一符号を付して、重複
する説明を省略する。
次に第15〜16図は、本考案の第六実施例を
示している。
本実施例の場合、各壁板8の上端縁部に形成す
る第二の係合突条18を、第一の折り曲げ縁部3
の中間部に形成し、この第一の折り曲げ縁部3の
裏面側端縁部に形成され、係合溝部10を介して
この第二の係合突条18と対向する係合突条11
を、上記第二の係合突条18よりも、幅方向外方
に迄突出させている。
各壁板8の下端縁部に形成した第二の折り曲げ
縁部4の裏面側端縁部には、前述した第一〜五実
施例の場合と同様の係合溝12と、上記第二の折
り曲げ縁部4から下方に垂下する垂下壁19とか
ら成る係合部を形成している。
この様な形状を有する壁板8,8を同士を組み
合わせる場合に於いて、第16図に示す様に、下
側の壁板8の上縁に形成した第二の係合突条18
の裏側面と、上側の壁板8の下縁に形成した係合
部を成す垂下壁19の表側面とを当接させれば、
各壁板8,8が同一平面に位置する平面張りの張
り方となる。
又、第15図に示す様に、隣り合う壁板8,8
の内の下側に位置する壁板8の上縁に形成した係
合溝部10と第二の係合突条18とに嵌着した結
合ブラケツト9の一端部9bに、上側の壁板8の
下縁に形成した係合溝12を嵌合させれば、各壁
板8,8が、断面が波形となる様に組み合わされ
る下見張りの張り方となる。
尚、以上に述べた各実施例に於いては、互いに
組み合わされる複数枚の壁板8,8を、それぞれ
水平方向に配設する、所謂横張りに就いて使用し
ているが、本考案の壁板8,8はこの様な横張り
に使用するだけでなく、各壁板8,8を縦方向に
張る、所謂縦張りに使用する事も出来る。
c 考案の効果 本考案の壁板は以上に述べた通り構成され作用
する為、同一の壁板によつて異なつた張り方をす
る事が出来、壁板の製作や管理に要する手間を軽
減して、建物外壁面の施工費の低廉化を図る事が
可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は本考案の壁板の第一実施例を示し
ており、第1図は壁板の端面図、第2図は下見張
りの張り方に利用した状態を示す縦断面図、第3
図は平面張りの張り方に利用した状態を示す縦断
面図、第4〜6図は、結合ブラケツトの別形状の
3例を示すそれぞれ縦断面図、第7〜8図は本考
案の第二実施例、第9〜10図は同第三実施例、
第11〜12図は同第四実施例、第13〜14図
は同第五実施例、第15〜16図は同第六実施例
をそれぞれ示す、第2〜3図同様の図、第17図
は従来の平面張り専用の壁板の1例を示す縦断面
図、第18図は同じく下見張り専用の壁板の1例
を示す縦断面図である。 1……金属板、2……基板部、3……第一の折
り曲げ縁部、4……第二の折り曲げ縁部、5……
断熱材、6……突条、7……係合溝、8……壁
板、9……結合ブラケツト、9a……他端部、9
b……一端部、10……係合溝部、11……係合
突条、12……係合溝、13……釘、14……壁
面、15……抱持溝部、16……延長部分、18
……第二の係合突条、19……垂下壁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 帯状の金属板の基板部の幅方向両端縁部を、そ
    れぞれこの基板部の裏面方向に向けて折り曲げる
    事で第一、第二の折り曲げ縁部とし、上記基板部
    と第一、第二の両折り曲げ縁部とで三方を囲まれ
    る部分の内側に断熱材を添設して成る壁板に於い
    て、上記第一の折り曲げ縁部の一部に係合突条
    を、上記第二の折り曲げ縁部の一部に係合部を、
    それぞれ形成し、この係合部は、上記係合突条
    と、壁板の厚さ方向の寸法を有する結合ブラケツ
    トの一端部との一方に選択的に嵌合自在とし、上
    記結合ブラケツトの他端部は、上記係合突条と必
    要に応じてこの係合突条に隣接して設けた係合溝
    部との少なくとも一方に、嵌合自在とした事を特
    徴とする壁板。
JP4344987U 1987-02-23 1987-03-26 Expired - Lifetime JPH0539137Y2 (ja)

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JP4344987U JPH0539137Y2 (ja) 1987-02-23 1987-03-26

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JP2417087 1987-02-23
JP4344987U JPH0539137Y2 (ja) 1987-02-23 1987-03-26

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Publication Number Publication Date
JPS6410139U JPS6410139U (ja) 1989-01-19
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