JP2002221330A - 床暖房用パネル及びその製造方法 - Google Patents
床暖房用パネル及びその製造方法Info
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- JP2002221330A JP2002221330A JP2001017139A JP2001017139A JP2002221330A JP 2002221330 A JP2002221330 A JP 2002221330A JP 2001017139 A JP2001017139 A JP 2001017139A JP 2001017139 A JP2001017139 A JP 2001017139A JP 2002221330 A JP2002221330 A JP 2002221330A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 建築現場において簡単に床暖房工事を施
工しうるパネルを提供する。 【解決手段】 矩形をなす床板2と、その下面に当接さ
せた面状発熱体4と、断熱材5と、熱反射シート6とを
一体的に形成する。
工しうるパネルを提供する。 【解決手段】 矩形をなす床板2と、その下面に当接さ
せた面状発熱体4と、断熱材5と、熱反射シート6とを
一体的に形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、面状発熱体が埋設
された床暖房用パネル及びその製造方法に関する。
された床暖房用パネル及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】1戸建住宅やマンション等においてその
建築時に床暖房を施工する従来の工法としては、床下に
温水を流通させるヒートパイプを多数配列したり、根太
に釘打ちした床合板上に面状発熱体を敷設したり、根太
間に面状発熱体を嵌め込み、その上をフローリング材に
より覆うなどしたものがある。
建築時に床暖房を施工する従来の工法としては、床下に
温水を流通させるヒートパイプを多数配列したり、根太
に釘打ちした床合板上に面状発熱体を敷設したり、根太
間に面状発熱体を嵌め込み、その上をフローリング材に
より覆うなどしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した床暖房の施工
方法では、いずれもヒートパイプや面状発熱体単体の敷
設作業、断熱材の挿入作業等、建築現場での面倒な工事
が必要であるため、人件費や工事費が嵩み、建築費を押
し上げる結果となっている。
方法では、いずれもヒートパイプや面状発熱体単体の敷
設作業、断熱材の挿入作業等、建築現場での面倒な工事
が必要であるため、人件費や工事費が嵩み、建築費を押
し上げる結果となっている。
【0004】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、予め面状発熱体を埋設したパネルユニッ
トを、建築現場で根太等に敷設するだけの工事とするこ
とにより、人件費や工事費を削減しうるようにした床暖
房用パネル及びその製造方法を提供することを目的とし
ている。
されたもので、予め面状発熱体を埋設したパネルユニッ
トを、建築現場で根太等に敷設するだけの工事とするこ
とにより、人件費や工事費を削減しうるようにした床暖
房用パネル及びその製造方法を提供することを目的とし
ている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の床暖房用パネルは、所定大きさの床板と、
その下面に当接させた面状発熱体と、該面状発熱体の下
面を覆う断熱材とを一体的に形成したことを特徴として
いる。上記構成の本発明によると、床板と面状発熱体と
断熱材とが予め一体化されているので、これを建築現場
において根太等に敷設するだけで簡単に床暖房工事を施
工することができる。
に、本発明の床暖房用パネルは、所定大きさの床板と、
その下面に当接させた面状発熱体と、該面状発熱体の下
面を覆う断熱材とを一体的に形成したことを特徴として
いる。上記構成の本発明によると、床板と面状発熱体と
断熱材とが予め一体化されているので、これを建築現場
において根太等に敷設するだけで簡単に床暖房工事を施
工することができる。
【0006】上記パネルにおいて、床板の下面の周縁部
に、下向きに突出する枠体を固着し、この枠体内に面状
発熱体と断熱材を収容して固定するのが好ましい。この
ようにすると、パネル全体の強度が高まる。
に、下向きに突出する枠体を固着し、この枠体内に面状
発熱体と断熱材を収容して固定するのが好ましい。この
ようにすると、パネル全体の強度が高まる。
【0007】上記パネルにおいて、枠体の一部に、面状
発熱体の電線を外部に導出するための配線溝を設けるの
が好ましい。このようにすると、隣接して敷設されるパ
ネル同士を、電線に接続したコネクタ等により簡単に結
線することができる。
発熱体の電線を外部に導出するための配線溝を設けるの
が好ましい。このようにすると、隣接して敷設されるパ
ネル同士を、電線に接続したコネクタ等により簡単に結
線することができる。
【0008】上記パネルにおいて、断熱材を硬質発泡合
成樹脂材とするのが好ましい。このようにすると、床板
の厚さが薄くても十分な曲げ強度を有する。
成樹脂材とするのが好ましい。このようにすると、床板
の厚さが薄くても十分な曲げ強度を有する。
【0009】上記パネルにおいて、床板の上面における
面状発熱体の当接部を除いた部分に、釘打ち用のマーキ
ングを施すことが好ましい。このようにすると、パネル
を根太等に釘打ちする際に、面状発熱体を損傷させる恐
れがない。
面状発熱体の当接部を除いた部分に、釘打ち用のマーキ
ングを施すことが好ましい。このようにすると、パネル
を根太等に釘打ちする際に、面状発熱体を損傷させる恐
れがない。
【0010】上記目的を達成するために、本発明の床暖
房用パネルの製造方法は、下型の成形室内に、床板を上
下逆向きとして収容し、その上面に面状発熱体を載置し
たのち、前記成形室を、面状発熱体の上方に所要の空間
部が形成されるように上型により密閉し、該空間部内に
溶融した発泡合成樹脂よりなる断熱材を注入して固化さ
せることを特徴としている。上記製造方法によると、床
板に対する面状発熱体と断熱材の固定、及び断熱材の成
形が1度で行えるので、パネルの製造工数が削減され、
コスト低減が可能となる。
房用パネルの製造方法は、下型の成形室内に、床板を上
下逆向きとして収容し、その上面に面状発熱体を載置し
たのち、前記成形室を、面状発熱体の上方に所要の空間
部が形成されるように上型により密閉し、該空間部内に
溶融した発泡合成樹脂よりなる断熱材を注入して固化さ
せることを特徴としている。上記製造方法によると、床
板に対する面状発熱体と断熱材の固定、及び断熱材の成
形が1度で行えるので、パネルの製造工数が削減され、
コスト低減が可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
基づいて説明する。
【0012】図1は、本発明の床暖房用パネルの分解斜
視図、図2は、同じく結合時における図1のII−II線の
縦断正面図を示すもので、床暖房用パネル1は、上方か
ら順に、ベニヤ板等の合板よりなる床板2と、その下面
に予め固着された木枠3と、2枚の面状発熱体4、4
と、2枚の硬質発泡ウレタン等よりなる合成樹脂製の断
熱材5、5と、その下面に貼着された薄肉のアルミクラ
フト等の熱反射シート6とよりなり、全体の大きさは、
例えばほぼ畳1畳分の大きさとされている。
視図、図2は、同じく結合時における図1のII−II線の
縦断正面図を示すもので、床暖房用パネル1は、上方か
ら順に、ベニヤ板等の合板よりなる床板2と、その下面
に予め固着された木枠3と、2枚の面状発熱体4、4
と、2枚の硬質発泡ウレタン等よりなる合成樹脂製の断
熱材5、5と、その下面に貼着された薄肉のアルミクラ
フト等の熱反射シート6とよりなり、全体の大きさは、
例えばほぼ畳1畳分の大きさとされている。
【0013】床板2の上面には、根太7に、面状発熱体
4を避けて釘8を打つためのマーキング9が施されてい
る。
4を避けて釘8を打つためのマーキング9が施されてい
る。
【0014】木枠3は、図3の裏面図に示すように、床
板2の裏面の縁部に沿って固着された矩形枠3aと、こ
れを幅方向に2分割するように床板2の裏面の中央部に
固着された仕切材3bとからなり、矩形枠3aの一方
(左方)の短寸の枠材3cと仕切材3bの端面との間、
及び枠材3cの両端と両長寸の枠材3dの端部に内向き
に固着された補助枠材10との間には、面状発熱体4よ
り導出する電線11を外部に配線するための配線溝12
が形成されている。
板2の裏面の縁部に沿って固着された矩形枠3aと、こ
れを幅方向に2分割するように床板2の裏面の中央部に
固着された仕切材3bとからなり、矩形枠3aの一方
(左方)の短寸の枠材3cと仕切材3bの端面との間、
及び枠材3cの両端と両長寸の枠材3dの端部に内向き
に固着された補助枠材10との間には、面状発熱体4よ
り導出する電線11を外部に配線するための配線溝12
が形成されている。
【0015】補助枠材10により形成される配線溝12
内には、面状発熱体4の電線11に接続された給電又は
隣接して敷設される別のパネルの面状発熱体への接続コ
ネクタ13が収容可能となっている。
内には、面状発熱体4の電線11に接続された給電又は
隣接して敷設される別のパネルの面状発熱体への接続コ
ネクタ13が収容可能となっている。
【0016】なお、補助枠材10より形成される配線溝
12を2個設けてあるのは、パネル1の敷設方向に対応
して電線11の引出し方向を変えうるようにするためで
ある。
12を2個設けてあるのは、パネル1の敷設方向に対応
して電線11の引出し方向を変えうるようにするためで
ある。
【0017】右方の短寸の枠材3cには、後記するよう
に、溶融した発泡ウレタン等の断熱材を木枠3内に注入
するための切欠孔14が形成されている。
に、溶融した発泡ウレタン等の断熱材を木枠3内に注入
するための切欠孔14が形成されている。
【0018】上記面状発熱体4は、木枠3における仕切
材3bにより仕切られた2つの空間部内に収容される大
きさに形成されている。
材3bにより仕切られた2つの空間部内に収容される大
きさに形成されている。
【0019】面状発熱体4の種類は特に限定されない
が、例えば本出願人が実用新案登録第2527796号
公報において提案しているように、金属繊維単糸の複数
本と布地単糸の複数本とを混合して撚った複合糸を、面
状発熱体となる布地糸で構成する布の両端部に、布厚さ
がほぼ同じになるように縦糸又は横糸として、布の両端
部の電極の幅を形成するように必要な本数分を織り込
み、製織後に上記布の全面に導電性塗料を塗布したも
の、もしくは、本出願人が特開平11−214131号
公報において開示しているように、布にカーボン等の導
電性樹脂剤を含浸させたシートの両端に、複数本の金属
繊維を縫い込んで電極とした面状発熱体を用いるのが好
ましい。
が、例えば本出願人が実用新案登録第2527796号
公報において提案しているように、金属繊維単糸の複数
本と布地単糸の複数本とを混合して撚った複合糸を、面
状発熱体となる布地糸で構成する布の両端部に、布厚さ
がほぼ同じになるように縦糸又は横糸として、布の両端
部の電極の幅を形成するように必要な本数分を織り込
み、製織後に上記布の全面に導電性塗料を塗布したも
の、もしくは、本出願人が特開平11−214131号
公報において開示しているように、布にカーボン等の導
電性樹脂剤を含浸させたシートの両端に、複数本の金属
繊維を縫い込んで電極とした面状発熱体を用いるのが好
ましい。
【0020】上記断熱材5は、各面状発熱体4とほぼ同
じ大きさをなし、かつ木枠3の2つの空間部に挿入して
面状発熱体4の下面に当接させた際、その下面が木枠3
の下端と整合する厚さに形成されている。
じ大きさをなし、かつ木枠3の2つの空間部に挿入して
面状発熱体4の下面に当接させた際、その下面が木枠3
の下端と整合する厚さに形成されている。
【0021】次に、図4及び図5を参照して、上記床暖
房用パネル1の製造方法について説明する。
房用パネル1の製造方法について説明する。
【0022】図4において、15は、上面が開口された
矩形をなす有底の成形室16を有する固定下型で、図示
しない射出成形機に接続されている。
矩形をなす有底の成形室16を有する固定下型で、図示
しない射出成形機に接続されている。
【0023】17は、ラム等により下型15の成形室1
6に向かって昇降する可動上型で、下型15に当接する
まで下降した際、成形室16は、製造しようとするパネ
ル1の上下寸法にほぼ等しい空隙を残して密閉されるよ
うになっている。
6に向かって昇降する可動上型で、下型15に当接する
まで下降した際、成形室16は、製造しようとするパネ
ル1の上下寸法にほぼ等しい空隙を残して密閉されるよ
うになっている。
【0024】固定下型15の適宜の位置には、複数(例
えば2本)エジェクトピン18が進入可能な挿通孔19
が、成形室16と連通するように上下方向を向いて穿設
されている。
えば2本)エジェクトピン18が進入可能な挿通孔19
が、成形室16と連通するように上下方向を向いて穿設
されている。
【0025】上記パネル1を製造するには、まず図4に
示すように、上型17を上限位置まで上昇させた状態
で、固定下型15の成形室16内に、予め木枠3を固定
した床板2を、上下逆向きとして挿入する。
示すように、上型17を上限位置まで上昇させた状態
で、固定下型15の成形室16内に、予め木枠3を固定
した床板2を、上下逆向きとして挿入する。
【0026】次いで、木枠3における仕切材3bにより
仕切られた2つの空間部内に、面状発熱体4を挿入し、
床板2の裏面(図では上面)に載置する。この際、両面
状発熱体4の電線11同士は予め結線しておくとととも
に、木枠3の配線溝12を通して端末部を外部に取出し
ておく。
仕切られた2つの空間部内に、面状発熱体4を挿入し、
床板2の裏面(図では上面)に載置する。この際、両面
状発熱体4の電線11同士は予め結線しておくとととも
に、木枠3の配線溝12を通して端末部を外部に取出し
ておく。
【0027】次いで、木枠3の上面に熱反射シート6を
載せたのち、可動上型17を下降させて成形室16を密
閉する。
載せたのち、可動上型17を下降させて成形室16を密
閉する。
【0028】この状態で、図5に示すように、射出成形
機より、溶融した硬質発泡ウレタン等の断熱材5’を、
木枠3の2つの空間部内に、その注入用切欠孔14より
注入する。これにより、注入された断熱材5’は木枠3
の配線溝12等にも回り込むため、それに配線した電線
11は埋設される。
機より、溶融した硬質発泡ウレタン等の断熱材5’を、
木枠3の2つの空間部内に、その注入用切欠孔14より
注入する。これにより、注入された断熱材5’は木枠3
の配線溝12等にも回り込むため、それに配線した電線
11は埋設される。
【0029】次いで、断熱材5’が固化するのを待って
から、可動上型17を上昇させ、エジェクトピン18を
上向きに突出させて脱型すれば、上記と同様の、床板
2、木枠3、断熱材5、及び熱反射シート6とが一体化
された床暖房用パネル1が得られる。
から、可動上型17を上昇させ、エジェクトピン18を
上向きに突出させて脱型すれば、上記と同様の、床板
2、木枠3、断熱材5、及び熱反射シート6とが一体化
された床暖房用パネル1が得られる。
【0030】以上説明したように、上記実施形態の床暖
房用パネル1においては、床板2に面状発熱体4や断熱
材5等が一体的に予め組込まれ、ユニット化されている
ので、建築現場においてそのまま根太7に釘打ちして敷
き並べるだけで床暖房工事を簡単に施工することができ
る。従って、従来のような現場での面倒な工事が不要と
なり、人件費や工事費が削減されるとともに、工期も短
縮される。
房用パネル1においては、床板2に面状発熱体4や断熱
材5等が一体的に予め組込まれ、ユニット化されている
ので、建築現場においてそのまま根太7に釘打ちして敷
き並べるだけで床暖房工事を簡単に施工することができ
る。従って、従来のような現場での面倒な工事が不要と
なり、人件費や工事費が削減されるとともに、工期も短
縮される。
【0031】また、床板2の上面には、釘打ち用のマー
キング9が施されているため、根太7に釘打ちする際に
面状発熱体4を損傷させる恐れはなく、短絡等により火
災事故を引き起こす恐れもない。
キング9が施されているため、根太7に釘打ちする際に
面状発熱体4を損傷させる恐れはなく、短絡等により火
災事故を引き起こす恐れもない。
【0032】さらに、木製の床板2を用いているので、
その上にフローリング材を敷設する際の接着性もよく、
床鳴り等の問題もなくなる。
その上にフローリング材を敷設する際の接着性もよく、
床鳴り等の問題もなくなる。
【0033】硬質のウレタン製断熱材5を用いているた
め、床板2が薄くても曲げ強度は高まる。
め、床板2が薄くても曲げ強度は高まる。
【0034】上記床暖房用パネル1の製造方法によれ
ば、溶融させたウレタン等の断熱材5’を木枠3の空間
部内に注入して各部材同士を一体的に固着しているた
め、個々の部材同士を固着する手間が省け、生産性が向
上する。
ば、溶融させたウレタン等の断熱材5’を木枠3の空間
部内に注入して各部材同士を一体的に固着しているた
め、個々の部材同士を固着する手間が省け、生産性が向
上する。
【0035】また、断熱材5を別途成形して所定の寸法
に加工したりする必要がないので、コスト低減が可能と
なる。
に加工したりする必要がないので、コスト低減が可能と
なる。
【0036】さらに、溶融させた断熱材5’を注入する
ことにより、気密性が高まり、保温効果が向上する。
ことにより、気密性が高まり、保温効果が向上する。
【0037】本発明は、上記実施形態に限定されるもの
ではなく、種々の実施形態をとり得る。
ではなく、種々の実施形態をとり得る。
【0038】上記実施形態では、合成樹脂製の断熱材5
を用いているが、床板2が厚肉で十分な曲げ強度を有し
ていれば、グラスウール等の断熱材を用いることもあ
る。
を用いているが、床板2が厚肉で十分な曲げ強度を有し
ていれば、グラスウール等の断熱材を用いることもあ
る。
【0039】また、断熱材5の厚さが十分であれば、熱
反射シート6を省略して実施してもよい。
反射シート6を省略して実施してもよい。
【0040】床板2を厚肉として強度を持たせれば、木
枠3を省略することもある。この際は、根太間に面状発
熱体4や断熱材5が位置するように配置すればよい。
枠3を省略することもある。この際は、根太間に面状発
熱体4や断熱材5が位置するように配置すればよい。
【0041】上記実施形態では、1枚の床板2に対し、
2枚ずつの面状発熱体4と断熱材5を用いているが、床
板2の大きさによってはそれらを1枚ずつとすることも
ある。
2枚ずつの面状発熱体4と断熱材5を用いているが、床
板2の大きさによってはそれらを1枚ずつとすることも
ある。
【0042】本発明の製造方法は、木枠3のないパネル
1にも適用することができる。
1にも適用することができる。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果を奏す
る。
る。
【0044】(a)請求項1記載の発明によれば、床面
と面状発熱体と断熱材とが予め一体化されているので、
これをそのまま建築現場において根太等に釘打ちして敷
設するだけで床暖房工事を簡単に施工することができ
る。従って、人件費や工事費が大幅に削減される。
と面状発熱体と断熱材とが予め一体化されているので、
これをそのまま建築現場において根太等に釘打ちして敷
設するだけで床暖房工事を簡単に施工することができ
る。従って、人件費や工事費が大幅に削減される。
【0045】(b)請求項2記載の発明によれば、パネ
ル全体の強度が高まる。
ル全体の強度が高まる。
【0046】(c)請求項3記載の発明によれば、隣接
して敷設されるパネル同士を、電線に接続したコネクタ
等により簡単に結線することができる。
して敷設されるパネル同士を、電線に接続したコネクタ
等により簡単に結線することができる。
【0047】(d)請求項4記載の発明によれば、床板
の厚さが薄くても十分な曲げ強度を有する。
の厚さが薄くても十分な曲げ強度を有する。
【0048】(e)請求項5記載の発明によれば、パネ
ルを根太等に釘打ちする際に、面状発熱体を損傷する恐
れがなくなるので、火災事故等を防止することができ
る。
ルを根太等に釘打ちする際に、面状発熱体を損傷する恐
れがなくなるので、火災事故等を防止することができ
る。
【0049】(f)請求項6記載の製造方法によれば、
床板に対する面状発熱体と断熱材の固定、及び断熱材の
成形が1度で同時に行えるので、パネルの製造工数が削
減され、生産性が向上するとともに、コスト低減が可能
となる。また、気密性が高まるので、保温効果も向上す
る。
床板に対する面状発熱体と断熱材の固定、及び断熱材の
成形が1度で同時に行えるので、パネルの製造工数が削
減され、生産性が向上するとともに、コスト低減が可能
となる。また、気密性が高まるので、保温効果も向上す
る。
【図1】本発明の床暖房用パネルの一実施形態を示す分
解斜視図である。
解斜視図である。
【図2】同じく、図1における各部材の結合時のII−II
線の拡大縦断正面図である。
線の拡大縦断正面図である。
【図3】同じく、木枠を取付けた状態の床板の裏面図で
ある。
ある。
【図4】本発明の製造方法における溶融した断熱材の注
入前の縦断正面図である。
入前の縦断正面図である。
【図5】同じく、断熱材注入時の縦断正面図である。
1 床暖房用パネル 2 床板 3 木枠(枠体) 3a 矩形枠 3b 仕切材 3c、3d 枠材 4 面状発熱体 5、5’断熱材 6 熱反射シート 7 根太 8 釘 9 マーキング 10 補助枠材 11 電線 12 配線溝 13 コネクタ 14 切欠孔 15 固定下型 16 成形室 17 可動上型 18 エジェクトピン 19 挿通孔
Claims (6)
- 【請求項1】 所定大きさの床板と、その下面に当接さ
せた面状発熱体と、該面状発熱体の下面を覆う断熱材と
を一体的に形成したことを特徴とする床暖房用パネル。 - 【請求項2】 床板の下面の周縁部に、下向きに突出す
る枠体を固着し、この枠体内に面状発熱体と断熱材を収
容して固定した請求項1に記載の床暖房用パネル。 - 【請求項3】 枠体の一部に、面状発熱体の電線を外部
に導出するための配線溝を設けた請求項1または2に記
載の床暖房用パネル。 - 【請求項4】 断熱材を硬質発泡合成樹脂材とした請求
項1ないし3のいずれかに記載の床暖房用パネル。 - 【請求項5】 床板の上面における面状発熱体の当接部
を除いた部分に、釘打ち用のマーキングを施した請求項
1ないし4のいずれかに記載の床暖房用パネル。 - 【請求項6】 下型の成形室内に、床板を上下逆向きと
して収容し、その上面に面状発熱体を載置したのち、前
記成形室を、面状発熱体の上方に所要の空間部が形成さ
れるように上型により密閉し、該空間部内に溶融した発
泡合成樹脂よりなる断熱材を注入して固化させることを
特徴とする床暖房用パネルの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001017139A JP2002221330A (ja) | 2001-01-25 | 2001-01-25 | 床暖房用パネル及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001017139A JP2002221330A (ja) | 2001-01-25 | 2001-01-25 | 床暖房用パネル及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002221330A true JP2002221330A (ja) | 2002-08-09 |
Family
ID=18883387
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001017139A Pending JP2002221330A (ja) | 2001-01-25 | 2001-01-25 | 床暖房用パネル及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002221330A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100776061B1 (ko) | 2006-03-29 | 2007-11-15 | 이호영 | 온돌 패널 |
JP2008051422A (ja) * | 2006-08-25 | 2008-03-06 | Matsushita Electric Works Ltd | 床暖房装置およびそのリフォーム方法 |
KR101944213B1 (ko) * | 2018-02-09 | 2019-01-30 | 채승완 | 건축물 실내마감재 시공장치 및 그 시공방법 |
KR101944212B1 (ko) * | 2018-02-09 | 2019-01-30 | 채승완 | 건축물 실내마감재 시공장치 및 그 시공방법 |
-
2001
- 2001-01-25 JP JP2001017139A patent/JP2002221330A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100776061B1 (ko) | 2006-03-29 | 2007-11-15 | 이호영 | 온돌 패널 |
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KR101944212B1 (ko) * | 2018-02-09 | 2019-01-30 | 채승완 | 건축물 실내마감재 시공장치 및 그 시공방법 |
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