JP2502642Y2 - 建築用通気空間形成材 - Google Patents

建築用通気空間形成材

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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、建築構造物の壁下地とラス下地との間に介
装されたグラスウール等の断熱材を固定すると共に壁面
内に通気空間を形成する通気空間形成材に関する。
〔従来の技術〕
近年の省エネルギー対策の一環として、建築構造物に
対しても随所に省エネルギー対策が採られている。例え
ば、木造建築構造物においては、グラスウール等の断熱
材を用いて屋外と屋内との断熱を図り、冷暖房時のエネ
ルギーロスが極力生じないようになされている。
木造建築構造物における断熱材1は、第4図に示す如
く、一般に壁下地2とラス下地3との間に介装され、側
面H型の通気空間形成材4によって壁下地2に押圧固定
され、屋外と屋内とを断熱している。該通気空間形成材
4は、断熱材1の全面に渡って略均等に分散配置された
状態で断熱材1を壁下地1に固定している。該通気空間
形成材4は、第4図、第5図に示す如く、平坦な押圧部
4Aと、ラス下地3に引っ掛けて掛止する、側面形状が鉤
状に折曲形成された掛止部4Bと、これら両者4A、4Bを連
結する連結部4Cとからなり、全体として側面形状が略H
型に形成されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来の通気空間形成材4は、平坦部4A
によって断熱材1を固定しているため、平坦部4Aが断熱
材1内に埋没し、また、経年的に断熱材1が偏位するな
どして局在化し、また、通気空間形成材4の疲労するな
どして、断熱材1とラス下地3との間に形成された空間
(隙間)を遮断され、壁下地2とラス下地3との間の通
気性が阻害されるという課題があった。
従って、本考案の目的は、断熱材が貼り付けられた面
積に即してそのまま複数配列し、また、筋違等が交叉す
る部位に対しては適宜の三角形状に切断して用いること
ができ、しかもラス下地と壁下地との間の隙間が遮断さ
れることがない通気空間形成材を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、建築構造物の壁下地とラス下地との間に介
装された断熱材を固定すると共に断熱材とラス下地との
間に通気空間を形成する通気空間形成材であって、上記
通気空間形成材を矩形状のシートによって形成すると共
に、該シートに、そのコーナー間を連絡する所定幅の平
坦部をX字状に交叉させて設け且つ該平坦部によって画
成される領域に交互に反対方向へ膨出する膨出部を複数
個設け、上記各膨出部によって上記断熱材を固定するよ
うにしたことを特徴とする通気空間形成材を提供するこ
とにより上記目的を達成したものである。
〔作用〕
本考案によれば、通気空間形成材の使用部位に即して
平坦部において切断することができ、また、通気空間形
成材を断熱材とラス下地との間に介装させて断熱材を押
圧固定すると、互いに反対方向の膨出部によって断熱材
及びラス下地をそれぞれ押圧すると共に断熱材とラス下
地との間の隙間を二層に画成し、ラス下地と通気空間形
成材との間に複数個の膨出部間を縫う空間を形成して常
に通気性を確保することができる。
〔実施例〕
以下、第1図〜第3図に示す実施例に基づいて本考案
を説明する。尚、各図中、第1図は本考案の通気空間形
成材を示す平面図、第2図は第1図に示す通気空間形成
材のII-II線断面図、第3図は第1図に示す通気空間形
成材を用いた状態を示す壁構造の断面図である。
本実施例の通気空間形成材4は、第1図に示す如く、
矩形状のシートによって形成してあると共に、該シート
のコーナー間を連絡する所定幅の平坦部41、41をX状に
交叉させて設けてある。そして、上記平坦部41、41によ
って画成される4箇所の各三角形の領域に交互に反対方
向へ膨出する膨出部42、43を行列状に設けてあり、各膨
出部42、43によって上記断熱材1及びラス下地3をそれ
ぞれ押圧して断熱材1を固定するようになされている。
そして、上記各膨出部42、43は、共にシートを上記各膨
出部42、43の形状に即して形成された所定形状の上型、
下型を用いる従来公知の方法によって一体的に成形する
ことができる。尚、膨出部42、43の膨出方向の違いは、
第1図では、斜線部分と白抜き部分とで区別してある。
上記通気空間形成材4は、通常、壁面の寸法に合わせ
て長さ910mm、幅が330mmに形成することが好ましい。更
に、上記通気空間形成材4は、第1図に示す如く、長手
方向の両側縁にも平坦部41′、41′が形成されており、
第1図に示す通気空間形成材4が複数配置されたものを
それぞれの平坦部41′、41′において切断することによ
って得ることができる。
上記各平坦部41、41′及び各膨出部42、43は、それぞ
れ同時に成形しても、また別々に成形してもよい。尚、
上記通気空間形成材4に用いられるシートは、任意の材
料によって成形することができるが、通常、熱可塑性樹
脂によって成形することが好ましい。
次に、上記通気空間形成材4の一使用態様について説
明する。
壁下地2に予め貼り付けられた断熱材1の全表面に、
矩形状の通気空間形成材4を順次配列して貼り付ける。
そして、筋違等が交叉する部分に対しては、交叉する平
坦部41、41に従って通気空間形成材4を適宜切断したも
のを、そのまま、あるいは適宜組み合わせることによっ
て交叉部近傍の断熱材1を被覆するように貼り付ける。
通気空間形成材4の取り付けを終了した後、ラス下地3
を取り付けて第3図に示す壁構造を作る。このような壁
構造では、通気空間形成材4は、行列状に並ぶ一方の膨
出部42によって断熱材1の全面を押圧固定すると共に、
行列状に並ぶ他方の膨出部43によってラス下地の全面を
押圧する。
そして、通気空間形成材4と断熱材1との間には、行
列状に並ぶ膨出部42によってこれら両者1、4間に空気
の流通路が形成され、また、通気空間形成材4とラス下
地3との間には、行列状に並ぶ膨出部43によってこれら
両者3、4間に空気の流通路が形成され、しかも、断熱
材1とラス下地3とは通気空間形成材4によって完全に
離隔されている。
従って、従来のように断熱材1が偏位するなどして部
分的に局在するようなことがあっても、ラス下地3と通
気空間形成材4との間に形成された隙間に断熱材1が侵
入することがなく、従って、ラス下地3と通気空間形成
材4との間に形成された空気の流路が遮断されることな
く、壁内の通気性を確保することができ、空気の停滞に
よる種々の弊害を確実に防止することができる。
尚、本考案は、通気空間形成材を矩形状のシートによ
って形成すると共に、該シートに、そのコーナー間を連
絡する所定幅の平坦部をX字状に交叉させて設け且つ該
平坦部によって画成される領域に交叉に反対方向へ膨出
する膨出部を複数個設け、上記各膨出部によって上記断
熱材及びラス下地を押圧するようにして、建築構造物の
壁下地とラス下地との間に介装された断熱材を固定する
と共に断熱材とラス下地との間に通気空間を形成する通
気空間形成材であれば、上記実施例に何等制限されるも
のではなく、例えば、平坦部41、41′の幅、交叉角、及
び膨出部42、43の形態等を必要に応じて適宜変更するこ
とができる。
〔考案の効果〕
本考案の通気空間形成材は、断熱材が貼り付けられた
面積に即してそのまま複数配列し、また、筋違等が交叉
する部位に対しては適宜の三角形状に切断して用いるこ
とができ、しかもラス下地と壁下地との間の隙間が遮断
されることがないものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の通気空間形成材を示す平面図、第2図
は第1図に示す通気空間形成材のII-II線断面図、第3
図は第1図に示す通気空間形成材を用いた状態を示す壁
構造の断面図、第4図は従来の通気空間形成材を用いた
壁構造を示す第3図相当図、第5図は第4図に示す通気
空間形成材を拡大して示す斜視図である。 1;断熱材、4;通気空間形成材 41、41′;平坦路 42、43;膨出部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】建築構造物の壁下地とラス下地との間に介
    装された断熱材を固定すると共に断熱材とラス下地との
    間に通気空間を形成する通気空間形成材であって、上記
    通気空間形成材を矩形状のシートによって形成すると共
    に、該シートに、そのコーナー間を連絡する所定幅の平
    坦部をX字状に交叉させて設け且つ該平坦部によって画
    成される領域に交互に反対方向へ膨出する膨出部を複数
    個設け、上記各膨出部によって上記断熱材を固定するよ
    うにしたことを特徴とする通気空間形成材。
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