JPH0749250Y2 - 熱交換型換気装置 - Google Patents

熱交換型換気装置

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Publication number
JPH0749250Y2
JPH0749250Y2 JP1991024056U JP2405691U JPH0749250Y2 JP H0749250 Y2 JPH0749250 Y2 JP H0749250Y2 JP 1991024056 U JP1991024056 U JP 1991024056U JP 2405691 U JP2405691 U JP 2405691U JP H0749250 Y2 JPH0749250 Y2 JP H0749250Y2
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JP
Japan
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passage
convex portion
convex
heat exchange
ventilation device
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Application number
JP1991024056U
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JPH0517373U (ja
Inventor
康 北村
功 井関
Original Assignee
チヨダコンテナー株式会社
大同紙工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は熱交換型換気装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の熱交換型換気装置としては例えば
図5に示すように構成されたものが知られている。以
下、図面に基づいて説明すると、この熱交換型換気装置
は波板とライナーを交互に積層してなるもので、ライナ
ー1を介して互いに隣り合う波板2と波板3の波の方向
は互いに直交するように構成されている。このように多
数枚のライナー1と多数枚の波板2,3を交互に積層し
てなる平面形状が矩形の熱交換型換気装置は例えば建物
の室内と室外を仕切る壁に取り付けられるのであるが、
そのとき前記換気装置を平面から見て1本の対角線を境
に2等分した状態で一方の半分が室外に突出し、他方の
半分が室内に突出するように取り付けられる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記換気装置を用い
て、室内の換気を行なうとき、前記波板2の通路2aと
波板3の通路3aとは互いに直交しており、矢印X方向
に向く通路2aは室内の空気の排出通路となり、矢印Y
方向に向く通路3aは室外の空気の流入通路となる。こ
の矢印X,Y方向に向く通路2aと3aはライナー1を
介して隣接しており、通路2aを通る室内空気の熱は通
路3aを通る室外空気の熱にライナー1を介して伝達さ
れ、所謂熱交換され、室内温度の変化を抑えるようにな
っている。
【0004】しかしながら、上記従来の換気装置では1
枚の波板と上下のライナーとによって形成される通路1
本1本の断面積が小さく、通路内を流れる空気の抵抗が
大となり、通気量が少ないという問題があった。
【0005】本考案はこのような課題を解決するもの
で、通路内を流れる空気抵抗を小さくし得、通気量の増
加を図ることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本考案は、一方の面より突出する多数本の互いに平行
で等間隔おきに位置する一方の凸状部および他方の面よ
り突出する多数本の互いに平行で等間隔おきに位置し前
記一方の凸状部に対して直交する他方の凸状部をプレス
成形により形成して、前記一方の凸状部が突出する一方
の面において他方の凸状部の部分が凹状となり、また前
記他方の凸状部が突出する他方の面において一方の凸状
部の部分が凹状となるシート状基板を多数枚積層し、互
いに重なる両方の基板の対向する凸状部の長手方向に沿
わせて通路の壁を形成してなるものである。
【0007】
【作用】この構成により、互いに重なる上下のシート状
基板で形成される各通路の断面積を充分に大きくするこ
とができ、各通路内を流れる空気の抵抗を低減させ得、
通気量の増加を図ることができる。また、各通路は互い
に重なる両方の基板の対向する凸状部同志を当接させて
形成されて、その内部に空気が流れるのであるが、各通
路内面には各通路と直交する方向に多数本の凹状部分が
存在しており、各通路内に空気が流れるとき、前記凹状
部分に空気の流れが触れて乱流が生じ、これによって熱
交換効率の向上を図ることができる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の一実施例について、図面に基
づいて説明する。図1〜図4において、11は換気装置を
構成する平面形状がほぼ正方形のシート状の基板で、こ
の基板11には一方の面12より突出する多数本の互いに平
行で等間隔おきに位置する凸条部13が形成されるととも
に、他方の面14より突出する多数本の互いに平行で等間
隔おきに位置し前記凸条部13に対して直交する凸条部15
がプレス成形により形成されている。従って、一方の面
12において凸条部13が突出し、凸条部15の部分は凹条と
なっており、他方の面14において凸条部15が突出し、凸
条部13の部分は凹条になっている。なお、凸条部13と凸
条部15との交差部は基板11の何れの面からも突出してい
ない。このような基板11を多数枚積層して換気装置を構
成するに際し、互いに重なる下側の基板11の一方(上
側)の面12の凸条部13と上側の基板11の他方(下側)の
面14の凸条部15が同一方向に向くように配置し、上下で
重なった凸条部15,13 同志を接着固定して壁を作り、多
数本の幅広の空気通路16を形成している。なお、この通
路16に対して直交する方向からは空気が漏れないように
両基板11,11 間の端部には前記通路16の厚みとほぼ同じ
厚さのスペーサー17が介在されて接着固定されている。
【0009】このような要領で前記基板11を積層して矢
印X方向に向く通路16と、矢印Y方向に向く通路16を上
下に交互に多数段形成して、ブロック状の換気装置を構
成するのである。
【0010】そこで、このブロック状の換気装置を建物
の室内と室外を仕切る壁に取り付けるのであるが、その
とき換気装置を平面から見て1本の対角線を境に2等分
した状態で一方の半分が室外に突出し、他方の半分が室
内に突出するように取り付ける。
【0011】そして、上記換気装置を用いて、室内の換
気を行なうとき、前記矢印X方向に向く通路16は室内の
空気の排出通路となり、矢印Y方向に向く通路16は室外
の空気の流入通路となる。これら各通路16の横幅は充分
にとれ、その各断面積は前記従来例で述べたような波状
の通路の断面積に比べて大幅に大きくなり、各通路16内
を流れる空気の抵抗を低減させ得、充分な通気量を確保
することができる。
【0012】ところで、換気装置を構成するシート状基
板11の材料としては合成樹脂あるいは紙などが使用され
るが、用途に応じて材料が選択される。即ち、流出する
室内空気と流入する室外空気と熱交換を必要とする場合
は基板11は塩化ビニルなどの合成樹脂で作られておれば
良く、また熱交換と湿度交換の両方を必要とする場合は
基板11は吸湿性のある紙で作られておれば良い。また、
樹脂に吸湿材を混入させても吸湿性を持たせることがで
きる。
【0013】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、互いに重
なる上下のシート状基板で形成される各通路の断面積を
充分に大きくすることができ、各通路内を流れる空気の
抵抗を低減させ得、通気量の増加を図ることができる。
また、各通路は互いに重なる両方の基板の対向する凸状
部同志を当接させて形成されて、その内部に空気が流れ
るのであるが、各通路内面には各通路と直交する方向に
多数本の凹状部分が存在しており、各通路内に空気が流
れるとき、前記凹状部分に空気の流れが触れて乱流が生
じ、これによって熱交換効率の向上を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例におけるシート状基板の斜視
図である。
【図2】ブロック状換気装置の斜視図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】図2のB−B断面図である。
【図5】従来例における換気装置の斜視図である。
【符号の説明】 11 基板 12 一方の面 13 凸条部 14 他方の面 15 凸条部 16 通路 17 スペーサー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の面より突出する多数本の互いに平
    行で等間隔おきに位置する一方の凸状部および他方の面
    より突出する多数本の互いに平行で等間隔おきに位置し
    前記一方の凸状部に対して直交する他方の凸状部をプレ
    ス成形により形成して、前記一方の凸状部が突出する一
    方の面において他方の凸状部の部分が凹状となり、また
    前記他方の凸状部が突出する他方の面において一方の凸
    状部の部分が凹状となるシート状基板を多数枚積層し、
    互いに重なる両方の基板の対向する凸状部の長手方向に
    沿わせて通路の壁を形成してなる熱交換型換気装置。
JP1991024056U 1991-04-12 1991-04-12 熱交換型換気装置 Expired - Lifetime JPH0749250Y2 (ja)

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JP1991024056U JPH0749250Y2 (ja) 1991-04-12 1991-04-12 熱交換型換気装置

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JP1991024056U JPH0749250Y2 (ja) 1991-04-12 1991-04-12 熱交換型換気装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0517373U JPH0517373U (ja) 1993-03-05
JPH0749250Y2 true JPH0749250Y2 (ja) 1995-11-13

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ID=12127807

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Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54119153A (en) * 1978-03-08 1979-09-14 Mitsubishi Electric Corp Manufacture of heat exchange devices for air conditioning

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JPH0517373U (ja) 1993-03-05

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