JP3554067B2 - 内装体 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、屋内の床、壁或は天井等の施工対象部位を覆う表層材を具備して成る内装体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の内装体に関する技術としては、例えば、図7に示すように、屋内の床面に簡易に施工されて床を暖房するフローリング仕上げ温水マット1がある。このフローリング仕上げ温水マット1は、一般にコンクリートスラブや床構造用合板や根太等から成る施工対象部位としての床面Fに、支持剛体を含むマット2を敷設し、その上にフローリング材5を積層して構成されていた。
【0003】
マット2には暖房用の温水が案内されるパイプ3が埋設されており、また、複数本のスリットが例えば平行に形成されている。各スリット内には、支持剛体としての小根太4が嵌込まれるように配置され、かかる小根太4が施工対象面Fに接着剤や釘等により固定されていた。
【0004】
フローリング材5は複数分割されたものをマット2の表面上にて平面状に配置して成り、分割された各フローリング材5の継ぎ目付近は、強度を保つべく前記小根太4上にちょうど位置するように配置されていた。また、フローリング材5の裏面側には起毛した部材として不織布7等が貼付され、各フローリング材5の継ぎ目付近の不織布7が、マット2の表面側に露出した小根太4の上面に設けられた面フアスナ6に接合していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述したような従来の技術では、小根太4上にて互いに対向する各フローリング材5の端縁5a,5aは、単に面フアスナ6の接合力により小根太4の上面に固定されているにすぎず、端縁5a,5a同士を積極的に互いに接合させるような手段は何ら設けられていなかった。従って、各フローリング材5が例えば水平方向に縮んだ場合等には、容易に端縁5a,5a同士が離れてしまい隙間が生じる虞れがあった。
【0006】
本発明は、このような従来の技術が有する問題点に着目してなされたもので、複数に分割された各表層材の継ぎ目付近の裏面側に、互いの端縁同士を接合するストッパクリップを設けることにより、端縁同士が不当に離隔する事態を防止し、表層材に隙間が生じるという虞れを解消できる内装体を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項に存する。
【0008】
[1] 屋内の施工対象部位(60)上に敷設されるマット(30)を覆う表層材(20)を具備して成る内装体(10)において、
前記マット(30)は、その内部に温度調整用の熱媒体が案内されるパイプ(32)および、前記支持剛体(34)を含み、
前記表層材(20)は複数分割されたものを前記施工対象部位上にて支持剛体(34)と長手方向を交差させて平面状に配置し、分割された各表層材(20)の裏面側の端縁(21)付近に溝(22)を形成して成り、
分割された各表層材(20)の端縁(21)が長手方向で突き当たる継ぎ目付近の裏面側に、互いの端縁(21)同士を接合するストッパクリップ(40)を設け、該ストッパクリップ(40)は、各表層材(20)の裏面側に沿うベース板(41)の両端に、前記各表層材(20)の溝(22)にそれぞれ係合する係止片(42a,42b)を設けて成り、
前記少なくとも一方の係止片(42a)を、ベース板(41)の一端部を内側に向けて斜めに折曲しその先端側を外側に向けて再び斜めに折曲して形成し、前記ストッパクリップ(40)の両端の係止片(42a,42b)により、長手方向で接続する表層材(20)の端縁(21)同士を隙間なく接合させるようにしたことを特徴とする内装体。
【0009】
[2] 前記一方の係止片(42a)を、ベース板(41)の一端部を内側に向けて斜めに折曲しその先端側を外側に向けて再び斜めに折曲して形成し、
前記他方の係止片(42b)を、ベース板(41)の他端部を逆U字形に湾曲して形成したことを特徴とする1項に記載の内装体(10)。
【0010】
[3] 前記ストッパクリップ(40)を、前記マット(30)の支持剛体(34)上に位置するように配置したことを特徴とする1又は2項に記載の内装体(10)。
【0011】
[4] 前記支持剛体(34)は、前記マット(30)に形成されたスリット(33)に配置されることを特徴とする3項に記載の内装体(10)。
【0012】
[5] 前記表層材(20)は、フローリング材から成ることを特徴とする1,2,3又は4項に記載の内装体(10)。
【0015】
【作用】
本発明に係る内装体(10)の表層材(20)は予め複数に分割されており、分割された各表層材(20)は屋内の施工対象部位(60)上にて平面状に配置されつつ、施工対象部位(60)を覆うように取付けられる。表層材(20)は施工対象部位(60)に直接的に取付けてもよく、或は施工対象部位(60)と表層材(20)との間にマット(30)を介装してもよい。
【0016】
何れにせよ、分割された各表層材(20)の継ぎ目(A)付近の裏面側には、互いの端縁(21)同士を接合するストッパクリップ(40)を別途設けるから、各表層材(20)の端縁(21)同士は互いに強固に接し合う。従って、各表層材(20)の端縁(21)同士が容易に離隔することはなく、隙間が生じることを防止することができる。
【0017】
前記各表層材(20)の裏面側の端縁(21)付近に溝(22)を形成しておき、前記ストッパクリップ(40)が、各表層材(20)の裏面側に沿うベース板(41)の両端に、前記各表層材(20)の溝(22)にそれぞれ係合する係止片(42a,42b)を設けて成る場合、簡易かつ容易な構成により、各表層材(20)の端縁(21)同士を確実に接合することができ、しかも、各表層材(20)の裏面側にてクリップ自体が嵩ばることがない。
【0018】
更に、前記一方の係止片(42a)を、ベース板(41)の一端部を内側に向けて斜めに折曲しその先端側を外側に向けて再び斜めに折曲して形成し、他方の係止片(42b)を、ベース板(41)の他端部を逆U字形に湾曲して形成した場合、先ず他方の係止片(42b)を表層材(20)の溝(22)に係合させておく。次に一方の係止片(42a)を別の表層材(20)の溝(22)に係合させるが、このとき、別の表層材(20)を、その溝(22)内に一方の係止片(42a)が嵌合するように上から押しつつ配置させるとよい。一方の係止片(42a)の先端側は外側に向けて斜めに折曲されており、溝(22)内に円滑に導かれて嵌合する。
【0019】
また、前記施工対象部位(60)と表層材(20)との間に、表面側に一部露出する支持剛体(34)を含むマット(30)を介装した場合、前記ストッパクリップ(40)は、前記マット(30)の表面側に露出した支持剛体(34)上に位置するように配置するとよい。
【0020】
ストッパクリップ(40)は、例えば表層材(20)にかかる荷重や表層材(20)の伸縮等に伴って、表層材(20)から外れるように多少は弾性変形し得るが、該クリップ(40)の弾性変形箇所を含むマット側対向部位が前記支持剛体(34)上に位置すると、かかる支持剛体(34)の有する剛性により前記ストッパクリップ(40)の弾性変形が阻止される。
【0021】
それにより、ストッパクリップ(40)の弾性変形に起因するような隙間の発生や、クリップ自体が外れることを防止することができる。なお、表層材(20)を施工対象部位(60)に直接的に取付けるような場合も、施工対象部位(60)の剛性により前述したと同様にストッパクリップ(40)の弾性変形を阻止し得る。
【0022】
前記マット(30)は表層材(20)にクッション性や遮音性を付与し、該マット(30)中の支持剛体(34)は軟らかいマット(30)を要所で補強する。かかる支持剛体(34)は、例えば前記マット(30)に形成されたスリット(33)に配置すると施工が容易である。
【0023】
また、前記マット(30)の内部に熱媒体案内用のパイプ(32)を含ませれば、かかるマット(30)と表層材(20)とを具備して成る内装体(10)を温度調整装置として使用することが可能となる。なお、前記表層材(20)をフローリング材とすれば、施工が容易であり、また埃や塵が生じにくい自然な風合いの屋内内装を実現することができる。
【0024】
【実施例】
以下、図面に基づき本発明の各種実施例を説明する。
図1〜図4は本発明の第1実施例を示している。
本実施例に係る内装体10は、屋内の施工対象部位であるコンクリートスラブ60上に施工するものであり、例えばスラブ60を覆う表層材としてのフローリング材20の他、このフローリング材20とスラブ60との間に介装されるマット30をも具備して成る。
【0025】
図2に示すようにフローリング材20は、後述するマット30の表面側に積層される部材である。このフローリング材20は、木目方向に延びる細巾状の平板片20A,20A…として複数に分割されたものをマット30上で平面状に配置して成る。なお、フローリング材20、すなわち各平板片20Aの裏面側には起毛した部材である不織布23が貼り付けられている。
【0026】
図1に示すように、フローリング材20を成している各平板片20Aの端縁21には、互いに係合するための凸部21aまたは凹部21bが形成されている。更に、各平板片20Aの端縁21同士が当接した継ぎ目A付近の裏面側に、互いの端縁21同士を強固に接合させるためのストッパクリップ40が設けられている。
【0027】
更に詳しく言えば、各平板片20Aの裏面側の端縁21付近には、下方に開口する略コ字形断面の溝22が形成されており、各端縁21の溝22,22間に渡るようストッパクリップ40が別途取付けられている。図3に示すようにストッパクリップ40は、各平板片20Aの裏面側に沿うベース板41の両端に、前記各端縁21の溝22にそれぞれ係合する係止片42a,42bを設けて成る。
【0028】
一方の係止片42aは、ベース板41の一端部を略く字形、すなわちベース板41の一端部を内側に向けて斜めに折曲しその先端側を外側に向けて再び斜めに折曲して形成したものであり、主として各端縁21同士が互いに接合する方向に付勢する弾撥力を備えた部位である。また、係止片42aの先端側は外側に向いているため、平板片20Aの溝22内に円滑に導かれて嵌合するようになっている。
【0029】
他方の係止片42bは、ベース板41の他端部を逆U字形に湾曲させたものであり、予め平板片20Aの溝22内に強固に嵌合する部位である。これらの係止片42a,42bを、それぞれ互いに対向する各端縁21の溝22内に嵌合させることにより、各端縁21同士は強固に接合されている。
【0030】
マット30は、前述したフローリング材20の下に予め敷設されてクッション性や遮音性を向上させると共に、温度調整機能をも内装体10に付与する部材である。かかるマット30の主要部は、発泡ポリエチレンフォーム(例えば発泡率が20倍程度)により成形されている。また、マット30にはスリット33(図1参照)が複数形成されており、各スリット33内に支持剛体として小根太34が、図2に示す如く相互に平行に並ぶように嵌込まれ配置されている。
【0031】
小根太34は、マット30の随所において過度の変形を防止すべく補強の役目を果すものである。かかる小根太34の下面側は、コンクリートスラブ60の上面に対し接着剤や釘等で固定されており、それにより、マット30全体はスラブ60上に取付けられている。また、小根太34の上面はマット30の表面上に露出しており、この上面には前記フローリング材20の裏面の不織布23に係着可能な面フアスナ(図示せず)が取付けられている。
【0032】
前述したフローリング材5の継ぎ目Aは、強度を保つべく前記小根太34上にちょうど位置するように配置されている。更にストッパクリップ40も、前記小根太34上に位置するように配置されている。すなわち、ストッパクリップ40のマット側対向部位をなすベース板41の下面側と、特に弾性変形し易い各係止片42a,42bの基端のエッジ43,43とは、それぞれ小根太34の横幅内に収まる大きさに設定されている。
【0033】
また、マット30には、上方に開口した配置溝31が前記スリット33間にて水平方向に隈なく展開するように形成されており、この配置溝22内には温度調整用の熱媒体(お湯や冷水等)が案内されるパイプ32が埋設されている。すなわち、本実施例に係る内装体10は温度調整装置としても構成されている。
【0034】
マット30の側縁付近に位置するパイプ32の途中にはヘッダー部36が設けられている。かかるヘッダー部36を介してパイプ32は冷温水器(図示せず)に連通接続され、所定温度まで昇温或は降温するように設定されている。また、マット30の表面全体には、熱伝導率を高めるためのアルミ箔35が貼着されている。
【0035】
次に作用を説明する。
図1に示すように、内装体10をコンクリートスラブ60上に取付けるには、先ずスラブ60上にマット30を敷き、そのスリット33内に小根太34を嵌込みつつ、該小根太34をスラブ60に対し接着剤や釘等によって固定する。次にフローリング材20を、マット30の表面側に積層させる。すなわち、フローリング材20をなす各平板片20Aを、マット30の表面上で平面状に連続するように配置すればよい。
【0036】
各平板片20Aは、図2に示すように各小根太34間に架け渡すように配置させるが、このとき、各平板片20Aの端縁21同士が接合する継ぎ目Aが、ちょうどマット30の表面側に露出した小根太34の上面に位置するようにする。そして、前記継ぎ目A付近の裏面側には、互いの端縁21同士を強固に接合させるためのストッパクリップ40を設ける。
【0037】
具体的には、長手方向に相互に対向する一方の平板片20Aの溝22内に、先ずストッパクリップ40の係止片42bを深く嵌合させておく。次に他方の平板片20Aを、その溝22内に前記ストッパクリップ40の係止片42aが嵌合するように上から押しつつ配置させるとよい。
【0038】
このようなストッパクリップ40によって、図1に示す如く各平板片20Aの端縁21は互いに強固に接合され、それにより、各平板片20Aの端縁21同士が容易に離れてしまうようなことはなく、継ぎ目Aの箇所に隙間が生じることを防止することができる。
【0039】
図1及び図2に示したように、好ましくはストッパクリップ40は、マット30の表面側に露出した小根太34上に位置するように配置される。かかる場合、施工後にフローリング材20自体の伸縮等によって、図4に示す如くフローリング材20に白抜矢印aの方向の荷重がかかっても、ストッパクリップ40のエッジ43等の弾性変形し易いマット側対向部位は、小根太34の上面に強く係合するため、該小根太34の剛性により矢印bの方向への弾性変形が阻止される。
【0040】
それにより、ストッパクリップ40がフローリング材20の下方に逃げて外れることはなく、かかるクリップ40の弾性変形に起因するような隙間の発生をも防止することができる。更に前述したストッパクリップ40は、図3に示すように極めて簡易かつ容易な構成であるからコスト高を招くことがなく、また、フローリング材20の裏面側にて嵩ばることもなく、ベース板41の厚みはフローリング材20の裏面の不織布23の変形により吸収される。なお、フローリング材20の裏面の不織布23は小根太34の上面の面フアスナ(図示せず)に係着される。
【0041】
以上のような内装体10は施工後において、マット30内に埋設されたパイプ32内に適当な温度の熱媒体を案内させることにより、床側の暖房或は冷房に使用することができる。また、表層材としてのフローリング材20により、埃や塵が生じにくい自然な風合いの屋内内装を実現できる。更にマット30のスリット33内に嵌込まれた小根太34によって、フローリング材20の沈みを確実に防止できる。なお、前記第1実施例においては、そのマット30内にパイプ32を埋設したが、温度調整機能が不要であればパイプ32を埋設しなくてもよい。
【0042】
図5は、前述したストッパクリップ40の変形例を示している。かかる変形例に係るストッパクリップ40Aは、ベース板41の両端に、それぞれ前記各端縁21の溝22に係合する同一形状の係止片42a,42aを設けたものである。この場合、より構成を簡素化することができる。
【0043】
図6は本発明の第2実施例を示している。
本実施例に係る内装体10Aは、前記マット30を有さず、第1実施例と共通するフローリング材20とストッパクリップ40から構成されたものである。
【0044】
本実施例では、ストッパクリップ40のマット側対向部位が、それぞれステコンパネと一般に称される構造用合板70上に直接配置されるため、前記第1実施例の場合と同様に弾性変形が阻止されるようになっている。なお、第1実施例と同種の部位には同一符号を付し重複した説明を省略する。
【0045】
なお、本発明に係る内装体は前記各実施例に示した具体的な構成に限定されるものではない。例えば、前記各実施例では表層材をフローリング材としたが、これに限定されるわけではなく、例えばコルクボードや合成樹脂製、金属製あるいはそれらの複合したボード等により構成してもかまわない。
【0046】
また、前記各実施例や変形例に示したストッパクリップは、分割された各表層材の継ぎ目付近の裏面側にて、互いの端縁同士を接合できるものであればよく、その具体的形状は、図示した形状に限定されるものではない。前記支持剛体は、小根太に限定されるものではなく、前記ストッパクリップの弾性変形を阻止し得る剛性を備えた材質から成るものであればよい。更に、内装体の施工対象部位である床は、コンクリートスラブや構造用合板や根太に限定されるものではなく、更には屋内の壁等に対して施工することも可能である。更に、いわゆる冷温器ではなく伝熱媒体の供給装置であればよく、循環供給してもよい。更に前記実施例では起毛した部材として不織布等をフローリング側に設け、面フアスナをマット側に対向して設けていたが、これを逆にしたり、複合して設けてもよい。
【0047】
【発明の効果】
本発明に係る内装体によれば、表層材は複数分割されたものを施工対象部位上にて平面状に配置して成り、分割された表層材の継ぎ目付近の裏面側に、互いに対接する端縁同士を接合するストッパクリップを設けたから、分割された各表層材の継ぎ目をなす端縁同士が不当に離隔するのを十分に防止でき、表層材に隙間が生じるという虞れを解消することができる。
【0048】
また、ストッパクリップが、ベース板の両端に各表層材の溝にそれぞれ係合する係止片を設けて成る場合、簡易かつ容易な構成により、各表層材の端縁同士を確実に接合することができ、しかも、各表層材の裏面側にてクリップ自体が嵩ばることがない。更に、一方の係止片を、ベース板の一端部を内側に向けて斜めに折曲しその先端側を外側に向けて再び斜めに折曲して形成し、他方の係止片を、ベース板の他端部を逆U字形に湾曲して形成した場合、先ず他方の係止片を表層材の溝に係合させておき、次に一方の係止片を別の表層材の溝に係合させればよく、簡易かつ迅速に施工することができる。
【0049】
また、施工対象部位と施工対象部位との間に介装され、支持剛体を含むマットを有し、前記ストッパクリップを、前記マット中の支持剛体上に位置するように配置した場合には、支持剛体の有する剛性により前記ストッパクリップの弾性変形が阻止されるため、かかるクリップの弾性変形に起因するような隙間の発生や、クリップ自体が外れることを防止することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る内装体の要部を示す断面図である。
【図2】本発明の第1実施例に係る内装体を示す平面図である。
【図3】本発明の第1実施例に係る内装体を構成するストッパクリップを示す斜視図である。
【図4】本発明の第1実施例に係る内装体を構成するストッパクリップの弾性変形を示す説明図である。
【図5】ストッパクリップの変形例を示す側面図である。
【図6】本発明の第2実施例に係る内装体の要部を示す断面図である。
【図7】従来の内装体を示す断面図である。
【符号の説明】
10,10A…内装体
20…フローリング材(表層材)
21…端縁
22…溝
30…マット
32…パイプ
33…スリット
34…小根太(支持剛体)
40…ストッパクリップ
60…コンクリートスラブ(施工対象部位)

Claims (5)

  1. 屋内の施工対象部位上に敷設されるマットを覆う表層材を具備して成る内装体において、
    前記マットは、その内部に温度調整用の熱媒体が案内されるパイプおよび、前記支持剛体を含み、
    前記表層材は複数分割されたものを前記施工対象部位上にて支持剛体と長手方向を交差させて平面状に配置し、分割された各表層材の裏面側の端縁付近に溝を形成して成り、
    分割された各表層材の端縁が長手方向で突き当たる継ぎ目付近の裏面側に、互いの端縁同士を接合するストッパクリップを設け、該ストッパクリップは、各表層材の裏面側に沿うベース板の両端に、前記各表層材の溝にそれぞれ係合する係止片を設けて成り、
    前記少なくとも一方の係止片を、ベース板の一端部を内側に向けて斜めに折曲しその先端側を外側に向けて再び斜めに折曲して形成し、前記ストッパクリップの両端の係止片により、長手方向で接続する表層材の端縁同士を隙間なく接合させるようにしたことを特徴とする内装体。
  2. 前記一方の係止片を、ベース板の一端部を内側に向けて斜めに折曲しその先端側を外側に向けて再び斜めに折曲して形成し、
    前記他方の係止片を、ベース板の他端部を逆U字形に湾曲して形成したことを特徴とする請求項1に記載の内装体。
  3. 前記ストッパクリップを、前記マットの支持剛体上に位置するように配置したことを特徴とする請求項1または2に記載の内装体。
  4. 前記支持剛体は、前記マットに形成されたスリットに配置されることを特徴とする請求項3に記載の内装体。
  5. 前記表層材は、フローリング材から成ることを特徴とする請求項1,2,3又は4に記載の内装体。
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