JPH1171888A - ユニット床材 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のブロック同士を接続部で連結してなる
ユニット床材において、温度変化に伴う各ブロックの熱
伸縮による変位を吸収することができるようにする。 【解決手段】 相互に異なる位置に配置した接続部を介
してブロック同士を連結する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、床面上に敷設し、
互いに連結一体化して化粧床面を形成する合成樹脂製の
ユニット床材に関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、この種のユニット床材１として
は、図２（Ａ）に平面図で、（Ｂ）に側面図で示すよう
に、合成樹脂により成形されており、ブロック２を縦横
三列に並べ、隣接する各ブロック２同士を２箇所におい
て接続部３を介して連結してある。ユニット床材２の周
壁には連結接続部４が設けてあり、一方を長孔とし、他
方を長孔に嵌合する突起としてある。２１は磁器タイル
等の面板であって、断面略Ｕ字状の接続部３および連結
接続部４を合成樹脂により一体に成形してなるユニット
床材本体５に接着剤などにより固着されている。これら
ユニット床材１は、床面上に隙間なく敷き詰め、これら
ユニット床材１の周壁に設けた連結接続部４を介して、
ユニット床材１同士を連結するが、ユニット床材１は合
成樹脂により成形されているため、夏冬の季節変化によ
る周囲温度の変化によって熱伸縮し、寸法が変化しやす
いものである。

【０００３】このため、ユニット床材１の周壁に設けた
連結接続部４として、長孔とこれに嵌合する突起とで構
成し、熱伸縮を吸収するようにすることが知られている
が、上記従来のユニット床材１では、各ブロック２同士
をほぼ均等位置において２箇所において接続部３を介し
て連結してあるため、各ブロック２は変位することがで
きず、熱伸縮を吸収することができないという問題点が
あった。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】本発明は前記の従来の
ユニット床材の課題に鑑み、その解決を図らんとしてな
されたものであって、ユニット床材を構成するブロック
同士の接続部で熱伸縮を吸収するようにしたユニット床
材を提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は複数のブロック同士を接続部で連結してな
るユニット床材において、相互に異なる位置に配置した
接続部を介してブロック同士を連結したことを特徴とす
る。

【０００６】

【発明の実施の形態】以下、本発明を図面を用いて詳細
に説明する。

【０００７】図１は本発明のユニット床材の一実施例を
示し、（Ａ）は平面図、（Ｂ）は側面図である。

【０００８】図１において、１はユニット床材を示し、
合成樹脂により成形されており、ブロック２を縦横三列
に並べ、隣接する各ブロック２同士を接続部３で連結し
てある。ユニット床材２の周壁には連結接続部４が設け
てあり、一方を長孔とし、他方を長孔に嵌合する突起と
してある。２１は磁器タイル等の面板であって、断面略
Ｕ字状の接続部３および連結接続部４を合成樹脂により
一体に成形してなるユニット床材本体５に接着剤などに
より固着されている。

【０００９】以上の点は従来と同様であるが、本発明に
おいては、各ブロック２同士を接続する接続部３の配置
を相互に異なる位置とし、相互に異なる位置に配置した
接続部３を介してブロック２同士を連結してあることを
特徴とする。

【００１０】これにより、周囲温度が変化して、施工床
面の温度が変化して隣接するブロック２が熱伸縮して
も、各ブロック２の伸縮は四方に分散され、ユニット床
材１としての変位は小さなものとなる。

【００１１】

【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、相互に異
なる位置に配置した接続部を介してブロック同士を連結
したので、周囲温度が変化し、施工床面の温度が変化し
て、隣接するブロックが熱伸縮しても、各ブロックの伸
縮は四方に分散され、ユニット床材としての変位は小さ
なものとすることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のユニット床材の一実施例を示し、
（Ａ）は平面図、（Ｂ）は側面図

【図２】従来のユニット床材の一実施例を示し、（Ａ）
は平面図、（Ｂ）は側面図

【符号の説明】

１ ユニット床材 ２ ブロック ３ 接続部

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 複数のブロック同士を接続部で連結して
   なるユニット床材において、相互に異なる位置に配置し
   た接続部を介してブロック同士を連結したことを特徴と
   するユニット床材。