JP2525900Y2 - ゴム状弾性舗装材 - Google Patents

ゴム状弾性舗装材

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JP2525900Y2
JP2525900Y2 JP7381793U JP7381793U JP2525900Y2 JP 2525900 Y2 JP2525900 Y2 JP 2525900Y2 JP 7381793 U JP7381793 U JP 7381793U JP 7381793 U JP7381793 U JP 7381793U JP 2525900 Y2 JP2525900 Y2 JP 2525900Y2
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JP
Japan
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elastic pavement
rubber
thermal expansion
pavement material
gap
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JP7381793U
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Inventor
奥田幸爾
Original Assignee
株式会社アサヒコーポレーション
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、熱膨張を吸収するゴム
状弾性舗装材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】弾性舗装材は通常屋外に敷設するもので
あり、季節間及び昼夜の温度差は大きいものである。一
方、熱による膨張、収縮は避けられず、夏季日中におい
ては熱膨張により敷き詰めた弾性舗装床がせり上がっ
て、基材より浮き上がるという問題点があった。これに
対して従来は、弾性舗装材を敷設施工、即ち敷き詰める
に際し、熱膨張を見込んだ隙間を弾性舗装材相互間に設
けて施し熱膨張を吸収していた。
【0003】
【考案の解決しようとする課題】従来の技術には、次の
ような欠点があった。即ち熱膨張を見込んだ隙間をあけ
て弾性舗装材を敷き詰めるといっても、現実には勘に頼
らざるを得ず、広い面積にわたって一定の隙間を保つの
は非常に困難である。また隙間を開けるのであるから、
使用中に隙間の中に土砂や小さなゴミ等が入り込み、埋
まってしまい、熱膨張を吸収するための用をなさなくな
る。本考案が解決しようとする課題は、このような欠点
を解決し、敷設施工が容易で、敷設の際、弾性舗装材間
に簡単に一定の隙間を設け、且つこの隙間に土砂やゴミ
等が浸入することがない弾性舗装材を提供することであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案に係るゴム状弾性
舗装材は、以上のような課題を解決したもので、次のよ
うなものである。本考案に係るゴム状弾性舗装材は、ゴ
ムチップまたはゴムチップと繊維状物を液状ポリウレタ
ンのようなバインダ−で固めたもの、またはゴム、軟質
のPVC等の合成樹脂のようなゴム状弾性体で一体に成
形したもので構成されており、図2に示すように、その
上端部の外周の全周にわたり凸部2を設けたものであ
る。本体1に対する凸部2の出代は、本体1の熱膨張幅
の半分でよい。温度差がさほど厳密に一定ではないの
で、凸部2の出代もそれほど正確でなくてもよい。弾性
舗装材が、ゴムチップまたはゴムチップと繊維状物をバ
インダ−で固めたものでも、全体がゴム、合成樹脂で一
体成形したものでも同様である。凸部2の先端の形状
は、図2に示すように厚みがあるものでもよいし、先端
が尖っているものでもよい。
【0005】
【作用】本考案に係るゴム状弾性舗装材は、通常通りモ
ルタル又はアスファルト等の基材3の上に、接着剤を用
いて弾性舗装材の凸部2が互いにぴったり接するように
並べて敷き詰め敷設施工する。温度が上昇して本体1が
熱膨張すると、凸部2は隣接する弾性舗装体の凸部2と
互いに接しているので、逃げ場がなく図3の(ロ)に示
すように上方へせり上がってくる。但し、熱膨張幅の半
分が出代であるから、せり上がった量は大したものでは
ない。熱膨張により本体1同士が互いに接するようにな
っても、夫々熱膨張に見合う隙間が設けてあったので、
本体1同士がぶつかってせり上がることはない。又、凸
部2が互いに接しているので、土砂やゴミ等が入り込む
こともない。
【0006】
【実施例】実施例1 実施例1を図1,図2,図3に基づいて説明する。図1
は、実施例1の斜視図、図2は図1のA−A線断面図、
図3は施工例を示す断面図で、(イ)図は低温時(ロ)
図は温度上昇時を示す。図1及び図2に示すように、本
体1の上端部の外周全周にわたって凸部2を設ける。凸
部2の出代は、熱膨張幅に見合う幅の半分でよい。具体
的には、本体1の長い方の寸法を250mm、使用時の
温度差を60℃(−20℃〜40℃)とすると、弾性ゴ
ムの熱膨張率は77×10- 6/℃であるから、熱膨張幅
は約1.2mmとなり、凸部2の出代は約0.6mmで
よい。250mmに対して約1.2mmというと僅かの
ように見えるが、広い面積にわたって敷き詰めるのであ
るから、横に連なった枚数は多くなり、累積されると大
きなものになり夏季等高温時にはせり上がってくる。
【0007】敷設施工は、平にされたモルタル、アスフ
ァルト等の基材3の上に接着剤を用いて、本体1を互い
に凸部2が接するように敷き詰め基材3に接着させる。
熱膨張した場合には、凸部2が図3の(ロ)図に示すよ
うにせり合ってくるが出代が僅かなので目立たない。熱
膨張時には本体1は、互いに接するが出代分の隙間があ
るので、従来品のようにせり上がることはない。又、凸
部2が互いに接しているので、土砂やゴミ等が隙間に入
ることはない。尚、この弾性舗装材を成形するに際して
も、凸部2の出代が小さいので何等支障はない。本体1
の形状は、図1のようなH型でなくても、三角形、長方
形や正方形、菱形、正五角形、正六角形等の多角形でも
よいし、他の形でもよい。図1のH型も多数組み合わせ
て並べると全面に敷き詰められるような形状にしてあ
る。ゴムチップとバインダ−またはゴムチップと繊維状
物とバインダ−とを混合して固めたものでも、全体をゴ
ム、合成樹脂で作ったものでもどちらにも適用できる。
【0008】
【考案の効果】本考案に係るゴム状弾性舗装材を使用す
ると、夏季等温度が上昇しても熱膨張を吸収し、せり上
がることがない。凸部2を互いに接して敷き詰めるた
め、上面には隙間がなく、土砂やゴミ等が入り込まな
い。又敷設施工に当っては、適宜な隙間を一定量しかも
目分量で設ける必要がないので、敷設施工が容易であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1のゴム状弾性舗装材を示す斜視図であ
る。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】実施例1のゴム状弾性舗装材施工例を示す断面
図で、(イ)図は低温時を示し、(ロ)図は高温時を示
す。
【図4】従来例による弾性舗装材の断面図である。
【符号の説明】
1.本体 2.凸部 3.基材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体1の上端部外周全周に凸部2を設けた
    ゴム状弾性舗装材
JP7381793U 1993-12-25 1993-12-25 ゴム状弾性舗装材 Expired - Lifetime JP2525900Y2 (ja)

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JPH0738201U JPH0738201U (ja) 1995-07-14
JP2525900Y2 true JP2525900Y2 (ja) 1997-02-12

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