JPH11299058A - 収納容器 - Google Patents

収納容器

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JPH11299058A
JPH11299058A JP10098936A JP9893698A JPH11299058A JP H11299058 A JPH11299058 A JP H11299058A JP 10098936 A JP10098936 A JP 10098936A JP 9893698 A JP9893698 A JP 9893698A JP H11299058 A JPH11299058 A JP H11299058A
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grommet
side wall
edge
upper case
storage container
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Tsutomu Yoshida
力 美田
Sachihiro Nakajima
祥博 中島
Masayuki Miyamoto
真行 宮本
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Nissan Motor Co Ltd
Marelli Corp
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Kansei Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部からの水滴等が滴下し易い形状で、しか
も不均等圧や経年劣化に適用したシール構造を有する収
納容器を提供する。 【解決手段】 本発明に係る収納容器21は、上ケース
22の側壁22bの内側に底板22aの外周縁22bに
沿うシール部材26が設けられ、下ケース23の側壁2
3bが上ケース22の内側に位置し且つシール部材26
に側壁23bの縁部23cが当接するインロー状態でケ
ース22,23同士が結合され、各側壁22b,23b
に両者間に跨る挿入孔24が形成され、この挿入孔24
の開口縁部24aに多重の係合溝24b,24cが形成
され、挿入孔24に多重の係合溝24c,24c’にそ
れぞれ圧入される多重のフランジ25c,25c’を一
体に有するワイヤハーネス挿通用グロメット25が保持
されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外部からの水や塵
埃等の侵入を防ぐとともにその内外において、電気的な
接続を可能とした収納容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図13及び図14に示すように、
内部に電子機器11を収納し、この電子機器11を外部
からの水や塵埃等から保護するようにした収納容器10
が知られている(特開平8ー88919公報参照)。
【0003】この収納容器10は、底板の外周縁に沿う
側壁12a,13aを有する上下ケース12,13と、
上下ケース12,13の共同によって保持される中空筒
状のグロメット14とを備えている。下ケース12の側
壁12aには、略U字状の切欠部12bが設けられてお
り、この切欠部12bにグロメット14が嵌め込まれ
る。また、切欠部12b並びに側壁12aにはシール材
15が充填されるシール材充填溝12cが形成されてい
る。
【0004】上ケース13の側壁13aは、下ケース1
2の側壁12aのシール材充填溝12cに嵌合されるよ
うになっており、且つ、上ケース13の側壁13aには
下ケース12の側壁12aに形成された略U字状の切欠
部12bと対向する略コの字状の切欠部13bが形成さ
れ、切欠部12bと切欠部13bとによりグロメット1
4を挿通係止させる挿入孔が形成されている。
【0005】また、切欠部13bの内壁面にはゴムスポ
ンジ16が設けられている。グロメット14には、シー
ル材充填溝12c内に嵌着される嵌合部14aが一体に
形成されている。また、この嵌合部14aの切欠部13
b側には、ゴムスポンジ16に当接可能な突条14bが
一体に形成されている。さらに、グロメット14の収納
容器10内側端には、図14(a)に示すように、側壁
12aの内面に対し僅かな間隔Lを有してフランジ14
cが形成されている。
【0006】そして、このような構成において、下ケー
ス12内に電子機器11をセットした状態で、シール材
充填溝12c内にシール材15を充填する。
【0007】一方、中空筒状のグロメット14内にハー
ネス17を挿通した状態で、シール材充填溝12cの幅
sよりも僅かに薄くなるように設定してある嵌合部14
aを切欠部12bのシール材充填溝12c内に嵌着させ
るとともに、フランジ14cを下ケース12の内部側に
位置させた後、ゴムスポンジ16に突条14bが当接す
るように上ケース13を取付け、下ケース12を閉鎖さ
せる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のものにあっては、シール材充填溝12c内に
対し僅かに間隙を持たせた状態で、嵌合部14aや側壁
13aを嵌入させシール材15に当接させる構造として
いる。したがって、嵌合部14aのシールは一条のシー
ル材15にのみ依存することとなり、上下ケース12,
13の成形精度等からくるシール材15への当接圧のば
らつきや、経年後のシール材15の劣化による弾性の喪
失やクラックの発生によって浸水するという課題を有し
ていた。
【0009】また、下ケース12のシール材充填溝12
cが上に向いた凹状であるところに上ケース13の側壁
13aが嵌入される構造となっているので、外部からの
水滴や粉塵等がケース内部に浸水し易く、電子機器11
の故障につながる虞れもあった。
【0010】本発明は、前記のような従来技術の課題を
解決するため、外部からの水滴等が滴下し易い形状で、
しかも不均等圧や経年劣化に適用したシール構造を有す
る収納容器を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1に記載された発明では、底板の外周に沿う側
壁を有する上下ケースが形成され、前記上ケースの前記
側壁の内側に前記底板の外周縁に沿うシール部材が設け
られ、前記下ケースの前記側壁が前記上ケースの内側に
位置し且つ前記シール部材に前記側壁の縁部が当接する
インロー状態で前記ケース同士が結合され、前記各側壁
に両者間に跨る挿入孔が形成され、該挿入孔の開口縁部
に多重の係合溝が形成され、前記挿入孔に前記多重の係
合溝にそれぞれ圧入される多重のフランジを一体に有す
るワイヤハーネス挿通用グロメットが保持されたことを
特徴としている。
【0012】このように構成された請求項にかかる発明
では、上ケースの側壁に下ケースの側壁がインロー状態
で締結されているので、外部からの水滴や粉塵は上ケー
スの側壁の外側を伝わって滴下し中のシール面までは入
り難い。
【0013】また、挿入孔では締結されると、上下ケー
スの中リブとグロメットのフランジ間部とが当接し、こ
の中央である中リブが下ケースの溝部に押圧をかけるの
で、グロメットの嵌着部は各溝の内面間に馴染むように
変形し密着するのでシール性の向上が図れる。
【0014】さらに、嵌合部は多重(本実施の形態では
2重)の係合となっているので外部からの浸水路が長い
上に、総和としての厚さが厚くなりシール部材の耐候性
が向上し長期の使用に耐える。
【0015】よって、収納容器に収納した電子機器を故
障の原因となる浸水や粉塵から保護することができる。
【0016】また、請求項2の発明では、多重のフラン
ジのうち外側に位置するものが外力によるグロメットの
変形を防止可能であると共に、内側に位置するものがシ
ール機能を有していることを特徴としている。
【0017】このように構成された請求項2にかかる発
明では、内側のフランジと外側のフランジを機能分化す
ることができ、良好なグロメットの変形を防止機能とシ
ール機能を得ることができる。
【0018】また、請求項3の発明では、多重のフラン
ジのうち内側に位置するものの内側面に前記フランジの
周縁に沿う突条が形成されたことをことを特徴としてい
る。
【0019】このように構成された請求項3にかかる発
明では、フランジと側接してシールする突条は、例え不
均等な当接圧がかかったとしても、当接圧に対応する変
形をするのでフランジとの間で間隙を作ることなく面接
できて防水し浸水を止めることができる。
【0020】さらに、請求項4の発明では、開口縁部の
底壁に水抜き部を設けたことをことを特徴としている。
【0021】このように構成された請求項4にかかる発
明では、嵌着部に外部から侵入しようとした水や粉塵は
水抜き部から滴下する。よって、収納容器内への浸水を
防ぐことができる。
【0022】
【発明の実施の形態1】以下、本発明の第一の実施の形
態を図1〜図3に基づいて説明する。
【0023】図1は電子機器の収納容器の分解斜視図で
ある。図2は収納容器とグロメットとの嵌着状態を示す
断面図である。図3はグロメットの説明図である。
【0024】図中、21は電子機器の収納容器、22,
23はそれぞれ上下ケースで、24はこの上下ケース2
2,23の側壁22b,23bに設けた挿入孔であり、
25はこの挿入孔24に嵌着したグロメットである。
【0025】上下ケース22,23は、双方とも底板2
2a,23aの外周に沿って側壁22b,23bを備
え、下ケース23の側壁23bを上ケース22の側壁2
2bにインロー状態で締結するようになっている。
【0026】この下ケース23の側壁23bの縁部23
cと、上ケース22の側壁22bの縁部22cとが当接
する上ケース22の側壁22bの縁部22cには、図示
しないシール溝が形成され、このシール溝内にシール部
材26が充填されるようになっている。
【0027】また、上下ケース22,23の側壁22
b,23b間に跨るように形成された挿入孔24には多
重の係合溝24b,24b’および24c,24c’
(本実施の形態においては2重)が設けらている。
【0028】即ち、上ケース22の側には、側壁22b
に平行で正面視コの字状の内係合溝24bと外係合溝2
4cとが2重に設けられている。
【0029】また、下ケース23の側には、上ケース1
3の各係合溝24b,24cにつながる正面視半円形の
内係合溝24b’と外係合溝24c’とが2重に設けら
れている。
【0030】そして、ゴム製で中空筒状をしたグロメッ
ト25は、収納容器21内に収納すべき電子機器21a
にコネクタ21bを介して接続されたワイヤハーネス2
1cを挿通させた状態で挿入孔24に嵌着されるように
なっている。
【0031】このグロメット25には、図3に示すよう
に、一端に挿入孔24へ嵌着される嵌着部25aを有し
ている。この嵌着部25aは、正面視で上部がほぼ四角
形状をし下部が半円形状をした多重のフランジ25c,
25c’(本実施の形態では内外の2重のフランジ)を
備えている。
【0032】また、グロメット25における内フランジ
25cの内側面25dに、内フランジ25cの周縁に沿
って正面視U字状で断面が略3角形状をした突条25e
(図3(b)参照)を設けている。
【0033】そして、グロメット25の嵌着部25a
は、上下ケース22,23の挿入孔24の各係合溝24
b,24b’及び24c,24c’内に嵌着されてい
る。
【0034】以上のように構成された収納容器21の作
用について説明する。
【0035】図2に示すように、挿入孔24にグロメッ
ト25を嵌着し、上ケース22と下ケース23とをボル
ト・ナットを介して締結すると、上ケース22に2重に
設けられた係合溝24b,24c間の間壁を形成する中
リブ24dにより、グロメット25の断面円形状をした
フランジ間部25bが矢印F方向(図3(c)参照)に
押圧され、グロメット25が圧入される。この圧入によ
り、グロメット25の内外フランジ25c,25c’
が、下ケース23の係合溝24b’,24c’内に密着
される。
【0036】また、このグロメット25の嵌着部25a
は、押圧されたフランジ間部25bからの横力で内フラ
ンジ25c側にも応力を与えて押圧されるので、内係合
溝24b,24b’の側面に対し突条25eが密着する
ことになる。このとき、押圧力が不均等に掛かったとし
ても、内側面25dに設けた突条25eが押圧力に対応
した変形量となって、内係合溝24b,24b’との間
に間隙を生ずることなく当接するため、安定したシール
を得ることができる。
【0037】そして、グロメット25に挿通されたワイ
ヤハーネス21cが外力でゆさぶられた場合、外フラン
ジ25c’と外係合溝24c,24c’との嵌合部分
が、主にこれを受けて吸収することにより、外力による
グロメット25の変形を防止する。
【0038】また、内フランジ25cと内係合溝24
b,24b’との嵌合部分は、上記外力によるグロメッ
ト25の変形を更に防止すると共に、上記突条25eに
よるシール機能を発揮する。このように、内フランジ2
5cと外フランジ25c’を機能分化させているので、
良好なグロメットの変形を防止機能とシール機能を得る
ことができる。
【0039】このように本実施の形態によれば、上ケー
ス22の側壁22aに下ケース23の側壁23aがイン
ロー状態で締結されているので、外部からの水滴や粉塵
は上ケース22の側壁22aの外側を伝わって滴下し中
のシール面までは入り難い。
【0040】また、嵌着部25aは多重(本実施の形態
では2重)の係合となっているので外部からの浸水路が
長い上に、総和としての厚さが厚くなりシール部材26
の耐候性が向上し長期の使用に耐えるようになる。
【0041】よって、収納容器21に収納した電子機器
21aを故障の原因となる浸水や粉塵から保護すること
ができる。
【0042】加えて、構造が簡単であるため部品点数が
減少され、しかも、安価に確実なシール性能を確保する
ことができる。
【0043】尚、ここで、グロメット25はゴム製とし
ているが、耐熱性等を考慮してEPDMを射出成形によ
り成形したものを使用している。
【0044】
【変形例1】図4は収納容器21とグロメット25との
嵌着状態の変形例を示すものである。
【0045】図1〜図3と同一部分については同一符号
を付して説明を省略する。
【0046】この変形例では、図4において、下ケース
23の挿入孔24の開口縁部24aに設けた外係合溝2
4c’の一部を除去して水抜き部24dを形成したもの
である。勿論外係合溝24c’を取り除くことなく、外
係合溝24c’の底壁に水抜き孔(図示せず)を設けて
水抜き部24dとしてもよい。
【0047】従って、外側から浸水してきても外係合溝
24c’のような浸水を受ける形状が無いので、浸水が
ケース内に入ることなく直接滴下させて侵入を防止する
ことができる。
【0048】その他の構成及び作用は上記第一の実施の
形態と同様であるので、その説明を省略する。
【0049】
【発明の実施の形態2】以下、本発明の第二の実施の形
態を図5〜図12に基づいて説明する。
【0050】図5は電子機器の収納容器の斜視図であ
る。図6は上ケースの斜視図である。図7は下ケースの
斜視図である。図8は挿入孔の正面から見た断面図であ
る。図9はグロメットの側方断面図である。図10はグ
ロメットの斜視図である。図11はリップの拡大側方断
面図である。図12はリップによってシールが行われた
状態を示す側方断面図である。
【0051】この第二の実施の形態では、上ケース22
の内係合溝24bと外係合溝24cとを正面視半円形と
すると共に、下ケース23の内係合溝24b’と外係合
溝24c’とを正面視半円形とし、併せて、グロメット
25の嵌着部25aを正面視円形としたところにその特
徴がある。
【0052】このように、嵌着部25aなどを正面視円
形とすることにより、グロメット25の取付け姿勢が嵌
着部25aの周方向に回転してずれた場合でも、防水性
能を常に一定に保つことができると共に、組立作業を容
易化することができる。
【0053】また、グロメット25の内フランジ25c
の内側面25dに設けた突条25eの根本部にRを形成
すると共に、突条25eの先端部にrを形成し、且つ、
根本部のRに比べ先端部のrが小さくなるようにしてい
る。
【0054】このように、突条25eの根本部にRを形
成すると共に、先端部にrを形成することにより、嵌着
部25aの挿入孔24に対する嵌入し易さが向上し、ま
た、根本部のRに比べ先端部のrが小さくなるようにす
ることにより、押圧による適切なつぶれ性を確保するこ
とができる。
【0055】その他の構成及び作用は上記第一の実施の
形態と同様であるので、その説明を省略する。
【0056】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1の発
明によれば、底板の外周に沿う側壁を有する上下ケース
が形成され、前記上ケースの前記側壁の内側に前記底板
の外周縁に沿うシール部材が設けられ、前記下ケースの
前記側壁が前記上ケースの内側に位置し且つ前記シール
部材に前記側壁の縁部が当接するインロー状態で前記ケ
ース同士が結合され、前記各側壁に両者間に跨る挿入孔
が形成され、該挿入孔の開口縁部に多重の係合溝が形成
され、前記挿入孔に前記多重の係合溝にそれぞれ圧入さ
れる多重のフランジを一体に有するワイヤハーネス挿通
用グロメットが保持されている。
【0057】従って、上ケースの側壁に下ケースの側壁
がインロー状態で締結されているので、外部からの水滴
や粉塵は上ケースの側壁の外側を伝わって滴下し中のシ
ール面までは入り難い。
【0058】また、挿入孔では締結されると、上下ケー
スの中リブとグロメットのフランジ間部とが当接し、こ
の中央である中リブが下ケースの溝部に押圧をかけるの
で、グロメットの嵌着部は各溝の内面間に馴染むように
変形し密着するのでシール性の向上が図れる。
【0059】さらに、嵌合部は多重(本実施の形態では
2重)の係合となっているので外部からの浸水路が長い
上に、総和としての厚さが厚くなりシール部材の耐候性
が向上し長期の使用に耐える。
【0060】よって、収納容器に収納した電子機器を故
障の原因となる浸水や粉塵から保護することができる。
【0061】請求項2の発明によれば、多重のフランジ
のうち外側に位置するものが外力によるグロメットの変
形を防止可能であると共に、内側に位置するものがシー
ル機能を有している。
【0062】従って、内側のフランジと外側のフランジ
を機能分化することができ、良好なグロメットの変形を
防止機能とシール機能を得ることができる。
【0063】請求項3の発明によれば、多重のフランジ
のうち内側に位置するものの内側面に前記フランジの周
縁に沿う突条が形成されている。
【0064】従って、フランジと側接してシールする突
条は、例え不均等な当接圧がかかったとしても、当接圧
に対応する変形をするのでフランジとの間で間隙を作る
ことなく面接できて防水し浸水を止めることができる。
【0065】請求項4の発明によれば、開口縁部の底壁
に水抜き部を設けた。
【0066】従って、嵌着部に外部から侵入しようとし
た水や粉塵は水抜き部から滴下する。よって、収納容器
内への浸水を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態に係る電子機器の収
納容器の分解斜視図である。
【図2】同実施の形態に係る収納容器とグロメットとの
嵌着状態を示す断面図である。
【図3】(a)は、同実施の形態に係るグロメットの一
部拡大の断面図であ。(b)は、図3(a)のP矢視図
である。(c)は、図3(a)のQーQ線に沿った断面
図である。
【図4】図2(a)に係る収納容器とグロメットとの嵌
着状態の変形例を示す断面図である。
【図5】本発明の第二の実施の形態に係る電子機器の収
納容器の斜視図である。
【図6】同実施の形態に係る上ケースの斜視図である。
【図7】同実施の形態に係る下ケースの斜視図である。
【図8】同実施の形態に係る挿入孔の正面から見た断面
図である。
【図9】同実施の形態に係るグロメットの側方断面図で
ある。
【図10】同実施の形態に係るグロメットの斜視図であ
る。
【図11】同実施の形態に係るリップの拡大側方断面図
である。
【図12】同実施の形態に係るリップによってシールが
行われた状態を示す側方断面図である。
【図13】(a)は、従来技術に係る収納容器の分解斜
視図である。(b)は、図13(a)のRーR線に沿っ
た断面図である。
【図14】(a)は、同従来技術に係る嵌合部の断面図
である。(b)は、同従来技術に係るシール材充填溝の
断面図である。
【符号の説明】
21…収納容器 22…上ケース 22a…底板 22b…側壁 22c…縁部 23…下ケース 23a…底板 23b…側壁 23c…縁部 24…挿入孔 24a…開口縁部 24b,24c…係合溝 24d…水抜き部 25…グロメット 25b…フランジ間部 25c,25c’…フランジ 26…シール部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮本 真行 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底板の外周に沿う側壁を有する上下ケー
    スが形成され、前記上ケースの前記側壁の内側に前記底
    板の外周縁に沿うシール部材が設けられ、前記下ケース
    の前記側壁が前記上ケースの内側に位置し且つ前記シー
    ル部材に前記側壁の縁部が当接するインロー状態で前記
    ケース同士が結合され、前記各側壁に両者間に跨る挿入
    孔が形成され、該挿入孔の開口縁部に多重の係合溝が形
    成され、前記挿入孔に前記多重の係合溝にそれぞれ圧入
    される多重のフランジを一体に有するワイヤハーネス挿
    通用グロメットが保持されていることを特徴とする収納
    容器。
  2. 【請求項2】 前記多重のフランジのうち外側に位置す
    るものが外力によるグロメットの変形を防止可能である
    と共に、内側に位置するものがシール機能を有すること
    をことを特徴とする請求項1記載の収納容器。
  3. 【請求項3】 前記多重のフランジのうち内側に位置す
    るものの内側面に前記フランジの周縁に沿う突条が形成
    されていることを特徴とする請求項1または請求項2に
    記載の収納容器。
  4. 【請求項4】 前記開口縁部の底壁に水抜き部を設けた
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項3に記載の収納
    容器。
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