JPH11298965A - 車載用無線電話装置 - Google Patents

車載用無線電話装置

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Publication number
JPH11298965A
JPH11298965A JP10101128A JP10112898A JPH11298965A JP H11298965 A JPH11298965 A JP H11298965A JP 10101128 A JP10101128 A JP 10101128A JP 10112898 A JP10112898 A JP 10112898A JP H11298965 A JPH11298965 A JP H11298965A
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JP
Japan
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vehicle speed
wireless telephone
current position
vehicle
area
Prior art date
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Pending
Application number
JP10101128A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiichi Furuta
誠一 古田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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Publication of JPH11298965A publication Critical patent/JPH11298965A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両搭載用であって、低電力でセルラー型と
コードレス型のいずれかに自動設定可能な無線電話装置
を提供する。 【解決手段】 車載用無線電話装置10は、無線部13
と制御部17とを備えている。制御部17は、カーナビ
ECU22から入力される現在位置を検出し、その現在
位置がPHSエリア内ならば、エンジンECU20から
入力される車速を検出し、車速が低速ならば、PHS送
受信部13aにのみ電力を供給し、PHS送受信部13
aにて送受信するように切り替える。一方、現在位置が
PHSエリア外か車速が高速の場合には、現在位置がP
DCエリア内であればPDC送受信部13bにのみ電力
を供給し、PCD送受信部13bにて送受信するように
切り替えるが、現在位置がPDCエリア外ならば送受信
部13a、13bには電力を供給しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PHS(Personal
Handyphone System、パーソナル・ハンディホン・シス
テム)に代表されるコードレス型無線電話機と、携帯電
話などのPDC(Personal Digital Cellular、パーソ
ナル・ディジタル・セルラー)に代表されるセルラー型
無線電話機の両方を備えた車載用無線電話装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】コードレス型無線電話機とセルラー型無
線電話機の両方を備えた無線電話装置としては、特開平
9−163450号公報に開示されたものが知られてい
る。この無線電話装置は、無線受信部、無線送信部、制
御部をともにセルラー型であるPDC、コードレス型で
あるPHSのいずれでも動作できるように構成され、P
HSで通信可能なときはその基地局に登録し、PHSで
通信不可能なときはPDC基地局へ登録するよう、制御
部で制御するものである。具体的には、常時PHSで基
地局への登録を試み、その登録が成功すればPHSにて
受信待ち受け状態とし、その登録が成功しなければPD
Cにて受信待ち受け状態とする。
【0003】この無線電話装置によれば、PHSで通話
可能なときは通話料が安価で消費電力が小さなPHSと
して動作し、PHSで通話不能なときだけPDCに自動
設定されるから、通話料や消費電力が節約でき、しかも
PDCの通話可能なエリアに入っていれば、どこでも、
又高速移動体上でも通話でき、受信も常に可能になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
9−163450号公報の無線電話装置では、常時PH
Sで基地局への登録を試み、その登録が成功するかしな
いかによって、PHSで受信待ち受けするかPDCで受
信待ち受けするかを決定するため、PDCで受信待ち受
けしている場合でも、PHSに絶えず電力を供給してい
る必要がある。つまり、PDCで受信待ち受けしている
場合にもかかわらず、PHSも電力を消費することとな
り、十分な節電効果が得られないという問題があった。
【0005】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
り、車両搭載用であって、低電力でセルラー型とコード
レス型のいずれかに自動設定可能な無線電話装置を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記課題
を解決するため、請求項1記載の発明は、コードレス型
無線電話機とセルラー型無線電話機の両方を備えた車載
用無線電話装置において、車速を検出する車速検出手段
と、前記車速検出手段によって検出された車速と所定速
度とを比較して該車速が低速であるか否かを判断する車
速判断手段と、前記車速判断手段により車速が所定速度
未満と判断されたならばコードレス型無線電話機にて送
受信するように切り替え、車速が所定速度以上と判断さ
れたならばセルラー型無線電話機にて送受信するように
切り替える車速追従切替制御手段とを備えたことを特徴
とする。
【0007】この車載用無線電話装置では、車速判断手
段は、車速検出手段によって検出された車速と所定速度
とを比較して該車速が低速であるか否かを判断する。ま
た、車速追従切替手段は、車速が低速ならば、通話料が
安価で消費電力が小さいコードレス型無線電話機にて送
受信するように切り替え、車速が低速でなければ(つま
り高速ならば)、高速移動体で通話不可能なコードレス
型無線電話機ではなく、通話料や消費電力が比較的高い
が高速移動体で通話可能なセルラー型無線電話機にて送
受信するように切り替える。なお、車速判断手段は車速
と所定速度とを比較して低速か否かを判断するが、その
際の所定速度はコードレス型電話機の通話可能な速度域
を考慮して適宜設定される。
【0008】この車載用無線電話装置によれば、車速が
低速な場合はコードレス型とし、車速が高速の場合にの
みセルラー型に切り替えることにより、セルラー型のみ
を用いる場合に比べて、通話料や消費電力を低く抑える
ことができる。また、無線電話機を通じて得られる情報
に応じてではなく、車速に応じてコードレス型かセルラ
ー型かを切り替えるため、コードレス型へ電力を供給し
ているときはセルラー型への電力供給を停止し、逆にセ
ルラー型へ電力を供給しているときはコードレス型への
電力供給を停止でき、特開平9−163450号公報の
無線電話装置のように絶えずコードレス型へ電力を供給
する場合に比べて、消費電力を低く抑えることができ
る。
【0009】また、請求項2記載の発明は、コードレス
型無線電話機とセルラー型無線電話機の両方を備えた車
載用無線電話装置において、現在位置を検出する位置検
出手段と、前記位置検出手段によって検出された現在位
置がコードレス型無線電話機の使用可能エリアに属する
か否かを判断するエリア判断手段と、前記エリア判断手
段により現在位置が前記使用可能エリアに属すると判断
されたならばコードレス型無線電話機にて送受信するよ
うに切り替え、現在位置が前記使用可能エリアに属さな
いと判断されたならばセルラー型無線電話機にて送受信
するように切り替えるエリア追従切替制御手段とを備え
たことを特徴とする。
【0010】この車載用無線電話装置では、エリア判断
手段は、位置検出手段によって検出された現在位置がコ
ードレス型無線電話機の使用可能エリアに属するか否か
を判断する。また、エリア追従切替手段は、現在位置が
前記使用可能エリアに属するならば、通話料が安価で消
費電力が小さいコードレス型無線電話機にて送受信する
ように切り替え、現在位置が前記使用可能エリアに属さ
ないならば、通話料や消費電力が比較的高いが使用可能
エリアが広いセルラー型無線電話機にて送受信するよう
に切り替える。
【0011】この車載用無線電話装置によれば、現在位
置がコードレス型無線電話機の使用可能エリア内の場合
はコードレス型とし、この使用可能エリアから外れた場
合にのみセルラー型に切り替えることにより、セルラー
型のみを用いる場合に比べて、通話料や消費電力を低く
抑えることができる。また、無線電話機を通じて得られ
る情報に応じてではなく、現在位置に応じてコードレス
型かセルラー型かを切り替えるため、コードレス型へ電
力を供給しているときはセルラー型への電力供給を停止
し、逆にセルラー型へ電力を供給しているときはコード
レス型への電力供給を停止でき、特開平9−16345
0号公報の無線電話装置のように絶えずコードレス型へ
電力を供給する場合に比べて、消費電力を低く抑えるこ
とができる。
【0012】更に、請求項3記載の発明は、コードレス
型無線電話機とセルラー型無線電話機の両方を備えた車
載用無線電話装置において、前記車速検出手段と、前記
車速判断手段と、前記位置検出手段と、前記エリア判断
手段と、前記車速判断手段により車速が低速と判断され
且つ前記エリア判断手段により現在位置が前記使用可能
エリアに属すると判断された場合にはコードレス型無線
電話機にて送受信するように切り替え、車速が低速でな
いか又は現在位置が前記使用可能エリアに属さない場合
にはセルラー型無線電話機にて送受信するように切り替
える切替制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0013】この車載用無線電話装置では、切替制御手
段は、車速が低速で且つ現在位置がコードレス型無線電
話機の使用可能エリアに属する場合にはコードレス型無
線電話機にて送受信するように切り替え、車速が低速で
ない又は現在位置がコードレス型無線電話機の使用可能
エリアに属さない場合にはセルラー型無線電話機にて送
受信するように切り替える。つまり、車速が低速であっ
ても現在位置がコードレス型無線電話機の使用可能エリ
ア外ならばコードレス型は使用できず、また、現在位置
がコードレス型無線電話機の使用可能エリア内であって
も車速が高速ならばコードレス型は使用できないため、
このような場合にはセルラー型に切り替えるのである。
この車載用無線電話装置によれば、請求項1、2と同様
の効果が有効に得られる。
【0014】この請求項3の車載用無線電話装置におい
ては、請求項4に記載したように、前記切替制御手段
は、車速が低速でないか又は現在位置が前記使用可能エ
リアに属さない場合で、しかも現在位置がセルラー型無
線電話機の使用可能エリアに属さない場合には、コード
レス型無線電話機とセルラー型無線電話機のいずれにも
電力を供給しないように構成してもよい。この場合、い
ずれの無線電話機でも使用不可能な場合には、電力を消
費することがないため、一層消費電力を抑えることがで
きる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好適な実施形態
を図面に基づいて説明する。図1は、本発明が適用され
た実施形態の車載用無線電話装置の全体構成を表わすブ
ロック図である。
【0016】車載用無線電話装置10は、自動車電話の
ように車両に据え置きされたものであってもよいし、あ
るいは、一般的な携帯電話のように携帯可能なものであ
ってもよい。この車載用無線電話装置10は、他の電話
装置から送信されてきたメッセージやこの電話装置10
の操作案内・動作状況等を表示するためのLCDなどの
表示部11と、ダイヤル入力や通話開始・終了の指示や
カナ・英数字入力などを行うためのキースイッチ群を備
えた操作部12と、図示しない基地局との間で無線通信
を行うためのアンテナ18を介して周知の変調方式によ
って音声を送受信する無線部13と、通話時に相手の音
声を出力するためのスピーカ14と、通話時に自分の音
声を入力するためのマイク15と、電源部19から車載
用無線電話装置10の各部への電力供給を制御するため
の電源制御部16と、周知のCPU17a、ROM17
b、RAM17cなどで構成されたマイコンからなる制
御部17とを備えている。
【0017】制御部17には、外部機器としてエンジン
ECU20とカーナビゲーションECU(以下カーナビ
ECUともいう)22が接続されている。エンジンEC
U20は、エンジン制御に必要な各種の処理を実行する
ものであるが、本実施形態では車速を検出する車速セン
サ21からの入力信号を制御部17へ出力する役割を果
たす。また、カーナビECU22は、図示しない車載の
LCDなどの表示画面に地図を表示すると共にその地図
上に現在位置を表示する処理を実行するものであるが、
本実施形態ではGPSアンテナ23から人工衛星の電波
を受信し三角測量の原理を利用して求めた現在位置を制
御部17へ出力する役割を果たす。
【0018】無線部13には、スピーカ14とマイク1
5が接続され、コードレス型無線電話機であるPHSと
して機能するためのPHS送受信部13aとセルラー型
無線電話機であるPDCとして機能するためのPDC送
受信部13bとがそれぞれ個別に設けられている。PH
S送受信部13a及びPDC送受信部13bは、それぞ
れ周知のPDC及びPHSと同様にして、マイク15に
入力された音声をアンテナ18を介して基地局へ送信
し、また、アンテナ18で受信した基地局からの受信波
をスピーカ14から音声として出力する。
【0019】すなわち、無線部13のPHS送受信部1
3aは、電源制御部16から電力が供給されるとアンテ
ナ18を介してPHSの基地局と送受信可能な状態とな
り、アンテナ18で基地局からの受信波を受信すると、
これを中間周波数帯の信号に変換し、更にベースバンド
信号に変換した後、所定の処理を経てアナログ信号に変
換し、スピーカ14から音声として出力する。また、マ
イク15に入力されたアナログ信号をディジタル信号に
変換した後、図示しない時分割制御回路により定められ
た送信タイミングでベースバンド信号とし、このベース
バンド信号を変調し、コードレス方式の無線周波数を有
する信号(1.9GHz帯)に変換し、アンテナ18か
ら基地局へ送信する。
【0020】また、無線部13のPDC送受信部13b
は、電源制御部16から電力が供給されるとアンテナ1
8を介してPDCの基地局と送受信可能な状態となり、
アンテナ18で基地局からの受信波を受信すると、これ
を中間周波数帯の信号に変換し、更にベースバンド信号
に変換した後、所定の処理を経てアナログ信号に変換
後、スピーカ14から音声として出力する。また、マイ
ク15に入力されたアナログ信号をディジタル信号に変
換した後、図示しない時分割制御回路により定められた
送信タイミングで変調し、これをアンテナ18から基地
局へ送信する。
【0021】次に、上記構成の車載用無線電話装置10
の制御部17の処理について説明する。制御部17のC
PU17aは、ROM17bに記憶された各種のプログ
ラムを実行するが、ここでは所定時間(例えば数ms)
毎に実行される動作モード切替処理について説明する。
図2はこの動作モード切替処理のフローチャートであ
る。
【0022】この処理が開始されると、制御部17のC
PU17aは、まずステップ(以下Sという)110に
おいて、カーナビECU22から入力される現在位置を
検出する。なお、カーナビECU22は、GPSのみな
らずビーコン等から発信される電波を利用して車両の現
在位置を求めてもよいし、方位センサと車速センサ(又
は車輪速センサ)から車両の現在位置を求めてもよい。
【0023】続くS120において、制御部17のCP
U17aは現在位置がPHSエリア内か否かを判断す
る。本実施形態では、制御部17のROM17bには、
予めPHSエリア情報(どのエリアでPHSが使用可能
かを示す情報)が記憶されている。CPU17aは、現
在位置とこのPHSエリア情報とを照らし合わせ、現在
位置がPHSエリア外であれば(S120でNO)、P
HSでの通話が不可能なため後述するS160に進み、
一方、現在位置がPHSエリア内であれば(S120で
YES)、続くS130でエンジンECU20を介して
車速センサ21で検出された車速を入力し、更に続くS
140でこの車速とROM17bに予め記憶された所定
速度(本実施形態ではPHSが通話可能な速度として1
0〜20km/hの範囲内で定められた数値)とを比較
する。そして、車速が低速つまり車速が所定速度よりも
小さければ(S140でYES)、続くS150で電源
制御部16を介して無線部13のPHS送受信部13a
にのみ電力を供給し、PHS送受信部13aにて送受信
するように切り替えて、この処理を終える。一方、車速
が高速つまり車速が所定速度以上ならば(S140でN
O)、PHSでの通話が不可能なため、S160に進
む。
【0024】S160において、制御部17のCPU1
7aは、現在位置がPDCエリア内か否かを判断する。
本実施形態では、制御部17のROM17bには予めP
DCエリア情報(どのエリアでPDCが使用可能かを示
す情報)が記憶されている。CPU17aは、現在位置
とこのPDCエリア情報とを照らし合わせ、現在位置が
PDCエリア内であれば(S160でYES)、続くS
170で電源制御部16を介して無線部13のPDC送
受信部13bにのみ電力を供給し、PDC送受信部13
bにて送受信するように切り替えて、この処理を終え
る。一方、現在位置がPDCエリア外であれば(S16
0でNO)、PHSでもPDCでも通話が不可能である
ため、続くS180で電源制御部16を介してPHS送
受信部13aとPDC送受信部13bのいずれにも電力
を供給せず、この処理を終える。
【0025】以上のように、この車載用無線電話装置1
0によれば、現在位置がPHSエリア内で車速が低速な
らば、通話料や消費電力が比較的低いPHS送受信部1
3aにて送受信するように切り替え、現在位置がPHS
エリア外か車速が高速ならば、通話料や消費電力が比較
的高いが高速移動体で通話可能なPDC送受信部13b
にて送受信するように切り替えるため、PDC送受信部
13bのみを用いる場合に比べて、通話料や消費電力を
低く抑えることができる。
【0026】また、この車載用無線電話装置10は、無
線部13を通じて得られる情報に応じて動作モードを切
り替えるのではなく、外部機器(エンジンECU20や
カーナビECU22)から入力される現在位置や車速に
応じて動作モードを切り替えるため、PHS送受信部1
3a又はPDC送受信部13bのいずれか一方にのみ電
力を供給すればよく、しかも、現在位置がPHS、PD
Cのいずれのエリアからも外れている場合には両方の送
受信部13a、13bへの電力供給を停止すればよい。
このため、消費電力を低く抑えることができる。
【0027】ここで、本実施形態と本発明との構成要素
を対比すると、本実施形態の車速センサ21及びエンジ
ンECU20が本発明の車速検出手段に相当し、GPS
アンテナ23及びカーナビECU22が本発明の位置検
出手段に相当し、制御部17のCPU17aが車速判断
手段、車速追従切替制御手段、エリア判断手段、エリア
追従切替制御手段、切替制御手段に相当する。
【0028】尚、本発明の実施の形態は、上記実施形態
に何ら限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に
属する限り種々の形態を採り得ることはいうまでもな
い。例えば、従来よりPDCは、地上局を介して無線通
話可能な地上局PDCと、衛星を介して無線通話可能な
衛星PDCとが知られているが、上記実施形態のPDC
送受信部13bとしては、このうちのどちらの方式を採
用してもよい。また、無線部13を、PHS送受信部と
地上局PDC送受信部と衛星PDC送受信部とで構成し
てもよい。このとき、図2のフローチャートにおけるS
120でNOつまり現在位置がPHSエリア外と判断さ
れた場合やS140でNOつまり車速が低速でないと判
断された場合、図3に示すように、現在位置が地上局P
DCエリアか否かを判断し(S210)、地上局PDC
エリア内であれば(S210でYES)、地上局PDC
送受信部にのみ電力を供給し(S220)、この処理を
終える。一方、地上局PDCエリア外であれば(S21
0でNO)、現在位置が衛星PDCエリア内か否かを判
断し(S230)、衛星PDCエリア内であれば(S2
30でYES)、衛星PDC送受信部にのみ電力を供給
し(S240)、この処理を終える。一方、S230で
現在位置が衛星PDCエリア外であれば(S230でN
O)、いずれの送受信部にも電力を供給しないまま(S
250)、この処理を終える。なお、通話料はPHS送
受信部、地上局PDC送受信部、衛星PDC送受信部の
順に高くなり、通話可能エリアはこの順に広くなる。こ
の動作モード切替処理によれば、上記実施形態と同様の
効果が得られる。
【0029】また、上記実施形態では、PHSエリア情
報やPDCエリア情報は制御部17のROM17bに記
憶されたものを用いたが、制御部17に外部接続端子を
介してCD−ROMドライブ装置のような外部機器を接
続し、この外部機器を介してエリア情報が記録されたC
D−ROMのような記録媒体からこれらのエリア情報を
読み込むようにしてもよい。あるいは、インターネット
経由等で基地情報センターからエリア情報を送信しても
らうか、もしくは要求に応じて情報を収集するようにし
てもよい。
【0030】更に、上記実施形態では、PHS送受信部
13aとPDC送受信部13bをそれぞれ独立の構成と
したが、特開平9−163450の[発明の実施の形
態]及び図1に記載された移動通信用複合端末機のよう
に、共用する回路と一方のみで使用する回路とで構成し
てもよい。この場合、PHS送受信部13aにて送受信
するように切り替える場合には、共用する回路とPHS
でのみ使用する回路に電力を供給し、PDCでのみ使用
する回路には電力を供給しない。逆に、PDC送受信部
13bにて送受信するように切り替える場合には、共有
する回路とPDCでのみ使用する回路に電力を供給し、
PHSでのみ使用する回路には電力を供給しない。
【0031】更に又、図2のフローチャートにおいて、
S120で現在位置がPHSエリア内と判断されたなら
ば(S120でYES)、S150へ進んでPHS送受
信部13aにのみ電力を供給し、S120で現在位置が
PHSエリア外と判断されたならば(S120でN
O)、S170に進んでPDC送受信部13bにのみ電
力を供給してもよい。あるいは、処理開始後、直ちにS
130に進んで車速を検出し、S140で低速と判断さ
れたならば(S140でYES)、S150へ進んでP
HS送受信部13aにのみ電力を供給し、S140で高
速と判断されたならば(S140でNO)、S170に
進んでPDC送受信部13bにのみ電力を供給してもよ
い。
【0032】なお、上記にて説明したセルラー型無線電
話機としては、TDMA方式、CDMA方式等いずれの
通信方式であってもよい。また、車載用の据え置き型の
電話装置として、ハンドセットとクレードルとが分かれ
て構成された場合、クレードルに無線部としてのPHS
送受信部とPDC送受信部とを設け、ハンドセットにP
HS送受信部を設ければ、PHSのトランシーバ機能を
利用して無線方式のハンドキットを構成することができ
る。また、車にパワーアンテナを設置しておけば、PH
Sによる通信をより良好に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態の車載用無線電話装置の全体構成
を表わすブロック図である。
【図2】 本実施形態の車載用無線電話装置の制御部が
実行する動作モード切替処理のフローチャートである。
【図3】 別の実施形態の車載用無線電話装置の制御部
が実行する動作モード切替処理のフローチャートであ
る。
【符号の説明】
10・・・車載用無線電話装置、11・・・表示部、1
2・・・操作部、13・・・無線部、13a・・・PH
S送受信部、13b・・・PDC送受信部、14・・・
スピーカ、15・・・マイク、16・・・電源制御部、
17・・・制御部、18・・・アンテナ、19・・・電
源部、20・・・エンジンECU、21・・・車速セン
サ、22・・・カーナビECU、23・・・GPSアン
テナ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コードレス型無線電話機とセルラー型無
    線電話機の両方を備えた車載用無線電話装置において、 車速を検出する車速検出手段と、 前記車速検出手段によって検出された車速と所定速度と
    を比較して該車速が低速であるか否かを判断する車速判
    断手段と、 前記車速判断手段により車速が所定速度未満と判断され
    たならばコードレス型無線電話機にて送受信するように
    切り替え、車速が所定速度以上と判断されたならばセル
    ラー型無線電話機にて送受信するように切り替える車速
    追従切替制御手段とを備えたことを特徴とする車載用無
    線電話装置。
  2. 【請求項2】 コードレス型無線電話機とセルラー型無
    線電話機の両方を備えた車載用無線電話装置において、 現在位置を検出する位置検出手段と、 前記位置検出手段によって検出された現在位置がコード
    レス型無線電話機の使用可能エリアに属するか否かを判
    断するエリア判断手段と、 前記エリア判断手段により現在位置が前記使用可能エリ
    アに属すると判断されたならばコードレス型無線電話機
    にて送受信するように切り替え、現在位置が前記使用可
    能エリアに属さないと判断されたならばセルラー型無線
    電話機にて送受信するように切り替えるエリア追従切替
    制御手段とを備えたことを特徴とする車載用無線電話装
    置。
  3. 【請求項3】 コードレス型無線電話機とセルラー型無
    線電話機の両方を備えた車載用無線電話装置において、 車速を検出する車速検出手段と、 前記車速検出手段によって検出された車速と所定速度と
    を比較して該車速が低速であるか否かを判断する車速判
    断手段と、 現在位置を検出する位置検出手段と、 前記位置検出手段によって検出された現在位置がコード
    レス型無線電話機の使用可能エリアに属するか否かを判
    断するエリア判断手段と、 前記車速判断手段により車速が低速と判断され且つ前記
    エリア判断手段により現在位置が前記使用可能エリアに
    属すると判断された場合にはコードレス型無線電話機に
    て送受信するように切り替え、車速が低速でないか又は
    現在位置が前記使用可能エリアに属さない場合にはセル
    ラー型無線電話機にて送受信するように切り替える切替
    制御手段とを備えたことを特徴とする車載用無線電話装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の車載用無線電話装置であ
    って、 前記切替制御手段は、車速が低速でないか又は現在位置
    が前記使用可能エリアに属さない場合で、しかも現在位
    置がセルラー型無線電話機の使用可能エリアに属さない
    場合には、コードレス型無線電話機とセルラー型無線電
    話機のいずれにも電力を供給しないことを特徴とする車
    載用無線電話装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004093482A1 (ja) * 2003-04-16 2004-10-28 Sharp Kabushiki Kaisha 携帯端末
US7742766B2 (en) 2005-02-17 2010-06-22 Samsung Electronics Co., Ltd. Mobile node for discovering neighbor networks in heterogeneous network environment and network discovery method
JP2015507402A (ja) * 2011-12-16 2015-03-05 クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated 選択可能な電力モードを有するデバイスにおける電力節約技術

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