JP3110385B2 - 移動体通信端末装置 - Google Patents

移動体通信端末装置

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JP3110385B2
JP3110385B2 JP10181058A JP18105898A JP3110385B2 JP 3110385 B2 JP3110385 B2 JP 3110385B2 JP 10181058 A JP10181058 A JP 10181058A JP 18105898 A JP18105898 A JP 18105898A JP 3110385 B2 JP3110385 B2 JP 3110385B2
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成平 竹村
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日本電気アイシーマイコンシステム株式会社
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は移動体通信端末装置
(以下、移動局と称す)に関し、特に圏外移動時の低消
費電力化を図る移動局に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この移動局としての携帯電話装置
等は、バッテリ電池で駆動されているため、機能ブロッ
ク毎に電源を間欠的に制御することにより低消費電力化
を図り、通話/待受け時間を少しでも長くする機能を備
えている。
【0003】例えば、特開平4−345330号公報な
どでも知られているように、通常通話時の移動局は、制
御部により送受信部を通信先基地局の送受信タイミング
で間欠動作させることにより、低消費電力化を図った通
信を行っている。また、移動局の待受け受信時において
は、制御部から送受信部内の送信部を停止状態とし、他
の受信部や周波数シンセサイザあるいは電界強度検出部
を間欠動作させ、現在位置登録している基地局の着呼信
号送信タイミングに合わせて間欠受信することで待受け
を行っている。
【0004】さらに、移動局が圏外時に位置していると
きも、待受け受信時と同様に、制御部から送受信部内の
送信部を停止状態とし、残りの受信部や周波数シンセサ
イザあるいは電界強度検出部を間欠動作させ、定期的に
移動局に対応する基地局の信号を受信している。移動局
では、この受信信号の電界強度を検出すると、電界強度
判定部で基地局の通信が可能か否かを判定ことにより、
圏内への復帰判定を行っている。
【0005】しかし、圏外時には、移動局が基地局信号
を受信可能な圏内に入ったかどうかを判定できれば良い
にもかかわらず、すなわち圏内に復帰するまでは、待受
け時のように、受信信号を毎回復調してデータを確かめ
る必要はないにもかかわらず、従来の移動局は受信部内
の周波数混合器等を用いてダウンコンバートした信号に
より電界強度の判定を行っている。つまり、従来は、圏
外時に無駄(非合理)な電力を消費している。
【0006】しかるに、最近の移動局は数年前に比べ格
段に軽量化及び低消費電力化されているが、より一層の
軽量化や、低消費電力化、すなわち通話/待受け時間の
増加が要求されている。
【0007】図9はかかる従来の一例を説明するための
移動局のブロック図である。図9に示すように、従来の
移動局は、送受信のためのアンテナ1と、アンテナ1に
接続される送受信部3と、この送受信部3の他に各部の
動作を制御する制御ユニット8aと、コンデンサマイク
を用いた送話部15およびスピーカを用いた受話部16
と、制御ユニット8aに接続され且つ通常動作時に回路
間の同期をとるためのメインクロック17と、同様に待
受け受信時などにメインクロック17と切替えてシステ
ムを低速動作させるためのサブクロック18とを有して
いる。このサブクロック18はメインクロック17より
低速であり、低消費電力化を図るために用いられる。
【0008】また、送受信部3は、電波を受信し復調し
て音声又は制御信号を取り出す受信部4と、この受信部
4でダウンコンバートされた信号から電界強度を検出し
電圧として出力する電界強度検出部5と、音声又は制御
信号を変調し電波に変えて送信する送信部6と、受信部
4,送信部6に入力された信号をダウンコンバート又は
アップコンバートする基準となる局部発振信号を作り出
す周波数シンセサイザ7とを備えている。さらに、制御
ユニット8aは、通信や移動局システムを制御する中央
演算処理装置(CPU)9と、制御プログラムなどを記
憶するリードオンリメモリ(ROM)10と、加入者番
号やメッセージなどを記録するランダムアクセスメモリ
(RAM)11と、電界強度検出部5より入力される電
圧から電界強度を判定する電界強度判定部12と、電界
強度判定部12での判定結果により移動局各部の電源を
制御する電源制御部13aとを備えている。
【0009】図10は図9における各部回路の通信時,
待受時,圏外時の電源制御動作説明図である。図10に
示すように、この移動局の各部は、通信時(通常通信
時)には、メインクロック17を用いた通常動作(◎)
を行い、待受時および圏外時には、送信部6のみが停止
状態(×)、その他の回路がサブクロック18による低
速動作(○)を行なっている。特に、制御ユニット8a
は受信部4,周波数シンセサイザ部7,電界強度検出部
5と同様に圏外時にも動作している。
【0010】以下、このような低消費電力化のための電
源制御動作を各モードについて具体的に説明する。
【0011】まず、通常通話(通信)時には、メインク
ロック17を基準に動作し、制御ユニット8aにより送
受信部3を通信先基地局送受信タイミングで間欠動作さ
せ、低消費電力化を図りながら、通信を行う。通話中、
移動局の電界強度検出部5は、受信部4で受信した受信
信号より電界強度を検出し、電界強度判定部12で通信
の維持に必要な電界強度であるか否かを判定する。この
受信電界強度が通信の維持に必要な電界強度よりも小さ
くなった場合、移動局は十分な電界強度があり且つ通信
可能な他の基地局を検索し、見つかれば該基地局に対し
ハンドオーバーを行い、通話を継続する。なお、かかる
通常通話(通信)時において、停止状態となった回路ブ
ロックの消費電力は0である。
【0012】つぎに、待受け受信時、移動局は制御ユニ
ット8aにより、すなわち電界強度判定部12の判定結
果に基き電源制御部13aにより送受信部3の送信部6
を停止状態とし、他の受信部4,周波数シンセサイザ部
7,電界強度検出部5のみを間欠動作させることで、現
在位置登録している基地局の基地局の着呼信号送信タイ
ミングに合わせて間欠受信を行っている。このとき、移
動局は間欠受信した着呼信号が自局に対するものなのか
否かを確認し、自局に対するものであれば、基地局に対
し着呼応答を返し、無線リンクを確立した後、通話状態
へと移行する。また、自局に対するもので無いと判断し
たときには、更に間欠受信による待受け動作を継続す
る。
【0013】かかる移動局は、待受け状態時も、前述し
た通常通話(通信)時と同様に、電界強度検出部5で受
信信号の電界強度を検出し、電界強度判定部12で通信
の維持に必要な電界強度であるか否かを判定している。
この受信電界強度が通信の維持に必要な電界強度よりも
小さくなった場合、移動局は十分な電界強度があり且つ
通信可能な他の基地局を検索し、見つかれば該基地局へ
のハンドオーバーを行い、該基地局エリア内で待受けを
継続する。なお、この待受け受信時、移動局は基本的に
着呼の確認を行うだけで良く、高速動作させる必要がな
いため、クロックをメインクロック17からサブクロッ
ク18に切り替え、システムを低速動作させることで待
受け受信時の低消費電力化を図っている。一般的に、低
速で動作させるほど、低消費電力化が可能だからであ
る。
【0014】つぎに、移動局がサービスエリア外に位置
する圏外時においても、待受け受信時と同様に、サブク
ロック18による動作を行っている制御ユニット8aの
電源制御部13aは、送信部6を停止状態とし、他の受
信部4,周波数シンセサイザ部7,電界強度検出部5の
みを間欠動作させることで、定期的に該移動局に対応す
る基地局の信号を受信し、電界強度検出部5で受信信号
の電界強度を検出し、電界強度判定部12で通信可能な
電界強度であるか否かを基準に圏内/圏外の判定を行っ
ている。ここで、基地局の電界強度が十分であり圏内と
判定できたとき、移動局は該基地局に対して位置登録を
行い、着呼信号の待受け状態となる。
【0015】この移動局は、圏外時の動作回路ブロック
が待受け時のそれとほぼ同じであるため、同じ動作時間
であれば消費電力もほぼ同じとなる。このために、圏外
時には、間欠受信の間隔を待受け時よりも長くすること
により、圏外時の消費電力をより少なくしている。例え
ば、圏外時の間欠受信間隔を待受け時のN(N:正数)
倍にすると、圏内復帰判定のレスポンスは遅くなるが、
送受信部3の消費電力を1/N倍にすることができる。
【0016】要するに、従来の移動局は、通信圏外時に
おいて、制御ユニット8aと、送受信部3の受信部4,
周波数シンセサイザ部7,電界強度検出部5等とを間欠
的に動作させ、基地局の電界強度を検出することで、圏
内復帰判定を行っている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】一般に、移動体の受信
部で使用される増幅器や周波数混合器、または周波数シ
ンセサイザ等は、高周波回路で構成されるため、回路規
模あたりの消費電力は制御ユニット等に比べ格段に高
く、周波数の高い信号を扱う回路ほど消費電力も高くな
る。
【0018】特に、従来の移動局は、圏外に移動したと
きでも待受け時と同様に、各部の回路を間欠動作させて
いる。このために、従来の移動局はバッテリ電池の消耗
が早く、充電操作を怠ると機器が動作しなくなるという
欠点がある。
【0019】また、従来の移動局は、バッテリ電池の消
耗を考慮して電池容量を大きくすると、機器サイズも大
きく且つ重量も重くなり、携帯に不便となるという欠点
がある。
【0020】本発明の目的は、上述したような低消費電
力化を実現するとともに、携帯に便利な小型,軽量化を
達成する移動局を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明の移動局は、アン
テナに接続される送受信部と、前記アンテナに接続され
る特定周波数電界強度検出部と、前記送受信部および前
記特定周波数電界強度検出部に接続され且つ前記送受信
部からの受信信号より電界強度を判定する電界強度判定
部,前記電界強度判定部の判定結果および前記特定周波
数電界強度検出部の検出出力に基いて各部の電源を制御
する電源制御部を備えた制御ユニットとを有し、圏外に
位置するときは前記制御ユニットにより前記特定周波数
電界強度検出部を動作状態とし、前記送受信部を非動作
状態とするように構成される。
【0022】この移動局における前記特定周波数電界強
度検出部は、前記アンテナからの受信信号に対してフィ
ルタ処理を行うフィルタ部と、前記フィルタ部の出力よ
り電界強度を検出する電界強度検出部とから構成でき
る。
【0023】この移動局における前記特定周波数電界強
度検出部は、前記アンテナからの受信信号に対してフィ
ルタ処理を行うフィルタ部と、前記フィルタ部の出力よ
り電界強度を検出する電界強度検出部と、前記電界強度
検出部の検出結果を判定する判定部とから構成できる。
【0024】また、本発明の移動局は、アンテナに接続
される送受信部と、前記アンテナに接続される特定周波
数電界強度検出部と、前記送受信部および前記特定周波
数電界強度検出部に接続され、前記特定周波数電界強度
検出部からの検出結果より電界強度を判定する判定部,
前記判定部の判定結果に基いて各部の電源を制御する電
源制御部を備えた制御ユニットとを有し、圏外に位置す
るときは前記制御ユニットにより前記送受信部から前記
特定周波数電界強度検出部に切り替えるように構成され
る。
【0025】また、本発明の移動局は、第1および第2
のアンテナにそれぞれ接続される第1および第2の送受
信部と、前記第1および第2のアンテナにそれぞれ接続
される第1および第2の特定周波数電界強度検出部と、
前記第1,第2の送受信部および前記第1,第2の特定
周波数電界強度検出部に接続され、前記第1,第2の特
定周波数電界強度検出部の第1の検出出力より電界強度
を判定する電界強度判定部と,前記第1,第2の特定周
波数電界強度検出部の第2の検出出力としての電界の有
無および前記電界強度判定部の判定出力により各部の電
源を制御する電源制御部とを備えた制御ユニットとを有
し、圏外に位置するときは前記制御ユニットにより前記
第1,第2のアンテナの接続先をそれぞれ前記第1,第
2の送受信部から前記第1,第2の特定周波数電界強度
検出部に切り替えるように構成される。
【0026】また、本発明の移動局は、アンテナに接続
されるスイッチ部と、送信側は前記アンテナに直接接続
され且つ受信側は前記スイッチ部を介して接続されると
ともに、周波数シンセサイザおよび前記アンテナからの
受信信号の電界強度を検出する第1の電界強度検出部を
備えた送受信部と、前記スイッチ部に接続されるととも
に前記アンテナに対しては前記送受信部と切り替えて接
続され、特定周波数の電界強度を検出する第2の電界強
度検出部と、前記送受信部および前記特定周波数電界強
度検出部に接続され、前記送受信部の前記第1の電界強
度検出部の検出結果から電界強度を判定する電界強度判
定部と,前記電界強度判定部の判定結果および前記第2
の電界強度検出部の検出出力に基いて各部の電源および
前記スイッチ部を制御する電源制御部とを備えた制御ユ
ニットとを有し、通常通信時および待受け時は前記制御
ユニットの前記電源制御部より前記スイッチ部を制御し
て前記送受信部を動作状態とする一方、圏外時は前記第
2の電界強度検出部を動作させ且つ前記送受信部を非動
作状態とするように構成される。
【0027】また、本発明の移動局は、アンテナに接続
され、送信部,受信部および周波数シンセサイザを備え
た送受信部と、前記アンテナに接続され、特定周波数を
通すフィルタ,前記フィルタの出力をスイッチングする
スイッチ部および前記特定周波数の電界強度の検出,判
定機能を備えた特定周波数電界強度検出部と、前記送受
信部および前記特定周波数電界強度検出部に接続され、
前記特定周波数電界強度検出部の検出出力により電界強
度を判定する電界強度判定部と,前記電界強度判定部の
判定結果により各部の電源および前記特定周波数電界強
度検出部の前記スイッチ部を制御する電源制御部とを備
えた制御ユニットとを有し、通常通信時および待受け時
は前記制御ユニットの前記電源制御部より前記スイッチ
部を制御して前記送受信部を動作状態とする一方、圏外
時は前記特定周波数電界強度検出部を動作させ且つ前記
送受信部を非動作状態とするように構成される。
【0028】また、本発明の移動局は、アンテナに接続
される第1のスイッチ部と、送信側は前記アンテナに直
接接続され且つ受信側は前記第1のスイッチ部を介して
接続されるとともに、周波数シンセサイザを備えた送受
信部と、前記第1のスイッチ部に接続されるとともに前
記アンテナに対しては前記送受信部と切り替えて接続さ
れ、特定周波数の電界強度を検出する特定周波数電界強
度検出部と、前記送受信部の受信側および前記特定周波
数電界強度検出部間に接続され且つ前記第1のスイッチ
とは相補的に動作する第2のスイッチ部と、前記送受信
部および前記特定周波数電界強度検出部に接続され、前
記特定周波数電界強度検出部の検出結果から電界強度を
判定する電界強度判定部と,前記電界強度判定部の判定
結果に基いて各部の電源および前記第1,第2のスイッ
チ部を制御する電源制御部とを備えた制御ユニットとを
有し、通常通信時および待受け時は前記送受信部を動作
状態とする一方、圏外時は前記特定周波数電界強度検出
部を動作させ且つ前記送受信部を非動作状態とするよう
に構成される。
【0029】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0030】図1は本発明の第1の実施の形態を説明す
るための移動局のブロック図である。図1に示すよう
に、本実施の形態は、送受信のためのアンテナ1と、こ
のアンテナ1に接続されるスイッチ部(SW部)2と、
アンテナ1およびSW部2に接続される送受信部3と、
SW部2に接続され且つ特定周波数のみの電界強度を直
接検出して電界有/無を出力する特定周波数電界強度検
出部14と、送受信部3,SW部2の他に各部の動作を
制御する制御ユニット8と、送話部15および受話部1
6と、制御ユニット8に接続されたメインクロック17
および受信時などにメインクロック17と切替えてシス
テムを低速動作させるサブクロック18とを有してい
る。本実施の形態では、SW部2,特定周波数電界強度
検出部14を設けるとともに、制御ユニット8に対して
は電源制御部13にSW部2を制御する機能を追加した
ことにある。なお、送受信部3は前述した図9の送受信
部3と同様に構成している。
【0031】このため、本実施の形態では、制御ユニッ
ト8において、送受信部3の電界強度検出部5より入力
される電圧から電界強度判定部12が電界強度を判定す
る一方、特定周波数電界強度検出部14の検出結果によ
り電源制御部13がSW部2や移動局を構成する各部の
電源を制御することができる。
【0032】図2は図1における受信切替動作を説明す
るための電源制御部およびSW部の入出力概念図であ
る。図2に示すように、制御ユニット8の電源制御部1
3は、電界強度判定部12からの判定結果もしくは特定
周波数電界強度検出部14の検出結果に基いてCPU9
や各回路の電源部などへの制御信号を送出するだけでな
く、SW部2へのSW制御信号を出力する。なお、この
SW部2は機械接点だけでなく、その他の電子的スイッ
チ(MOSトランジスタ,その他のダイオードでも可)
手段でも可能である。
【0033】図3は図1における受信部の構成図であ
る。図3に示すように、受信部4は、アンテナ1よりS
W部2を介して入力された信号から特定周波数のみを取
り出して次段に伝えるフィルタ19と、このフィルタ1
9から出力された信号を増幅する低雑音増幅器(LN
A)20と、アンテナ受信周波数を周波数シンセサイザ
7からの入力とミキシングし第1の中間周波数に変換
(ダウンコンバート)する第1の周波数混合器(MI
X)21と、このMIX21の出力信号を所定のレベル
まで増幅する第1の増幅回路(AMP)22と、この第
1のAMP22の出力を周波数シンセサイザ7の入力と
さらにミキシングし第2の中間周波数に変換する第2の
周波数混合器(MIX)23と、このMIX23の出力
を復調レベルまで増幅するとともに、電界強度検出部5
へ出力する第2の増幅回路(AMP)24と、第2AM
P24の出力を復調する復調器25とを備えている。
【0034】なお、この受信部4においては、前述した
SW部2をフィルタ19の前段に搭載するようにしても
良いし、また電界強度検出部5などを内部に備えるよう
にしても良いことは言うまでもない。
【0035】図4は図1における特定周波数電界強度検
出部の一例を示す機能構成図である。図4に示すよう
に、この特定周波数電界強度検出部14は、基本的な機
能ブロックを示し、SW部2を介して入力された信号か
ら特定周波数のみを取り出して次段に伝えるフィルタ2
6と、このフィルタ26の出力に対し電界強度を検出す
る電界強度検出部27と、この電界強度検出部27で検
出された信号の強度を判定し、制御ユニット8に対して
電界の有/無の信号を出力する判定部28とから構成さ
れる。この判定部28は、圏内と判定して良い電界強度
値(各移動体通信システム毎に異なる)よりも上である
(圏内)か、あるいは下である(圏外)を判定できれば
良い。
【0036】図5は図1における特定周波数電界強度検
出部の他の例を示す機能構成図である。図5に示すよう
に、この特定周波数電界強度検出部14は、図4に示す
フィルタ26を図3における受信部4のフィルタ19で
共用するようにした例である。その際、SW部2はフィ
ルタ19と電界強度検出部27間に設ければ良い。この
ように、受信部4と特定周波数電界強度検出部14とで
フィルタ19を兼用することにより、移動局の構成部品
数を削減でき、より一層の小型,軽量化を実現すること
ができる。さらに、移動局の通常通信時などで、電界強
度検出部27の負荷が受信特性などに影響を与えないと
きは、かかるフィルタ19と電界強度検出部27間のS
W部2を省略することもできる。
【0037】上述した図3の受信部4の構成と、図4,
図5に示す特定周波数電界強度検出部14の構成とを比
較すると、受信部4は特定周波数電界強度検出部14に
比べて構成要素が多く、その分消費電力も大きいことが
解る。
【0038】また、移動局の回路動作については、図6
で詳細に説明するが、本実施の形態では、移動局が圏外
にあるとき、特定周波数電界強度検出部14のみを間欠
動作させるだけで良いのに対し、前述した従来例におい
ては、受信部4だけでなく、制御ユニット8a,周波数
シンセサイザ7,電界強度検出部5なども間欠的に動作
させていた。このため、消費電流が大きくなっていた。
【0039】図6は図1における各部回路の通信時,待
受時,圏外時の電源制御動作説明図である。図6に示す
ように、通常通話(通信)時の移動局は、基本的には前
述した図10の通常動作(◎)と同様の動作を行うが、
特定周波数電界強度検出部14は電源制御部13および
SW部2により切り離されるので、停止状態(×)とな
る。したがって、かかる通常通話(通信)時の消費電力
は、従来例でも、本実施の形態でも同様である。
【0040】また、待受け時の移動局動作も、特定周波
数電界強度検出部14が停止状態(×)となるため、前
述した従来例と同様となる。すなわち、消費電力も従来
例と同様である。
【0041】これに対し、圏外時における移動局は、ア
ンテナ入力をSW部2を介し受信部4から特定周波数電
界強度検出部14へ切り替える。このため、特定周波数
電界強度検出部14において直接基地局周波数の電界強
度を検出し、圏内へ復帰するための基地局検索を開始す
る。このとき、特定周波数電界強度検出部14のみがサ
ブクロックによる低速動作(○)を行い、電界強度によ
る圏内/圏外の判定が可能になるので、基地局の電界強
度が圏内と判定するのに十分となるまで、送受信部3お
よび制御ユニット8は停止状態(×)となる。
【0042】この特定周波数電界強度検出部14が圏内
と判定したとき、この検出部14は制御ユニット8の電
源制御部13に対し、制御ユニット8を停止状態からサ
ブクロック18による低速動作で復帰させる信号を送信
する。これに対し、低速動作で復帰した制御ユニット8
は、SW部2を制御し、アンテナ1からの入力を特定周
波数電界強度検出部14より受信部4へ切り替えた上
で、送受信部3(送信部6を除く)で基地局信号を受
信、復調することにより、この移動局にプロトコル等が
対応する基地局か否かを判定する。
【0043】かかる基地局がこの移動局に対応するもの
であれば、制御ユニット8をメインクロック17による
通常動作に移行させ、その基地局に対して位置登録を行
った後、待受け状態となる。一方、この基地局のプロト
コルが該移動局に対応していなかったり、位置登録規制
中であったりする場合には、他の基地局を検索すること
になり、再度アンテナ1からの入力を受信部4から特定
周波数電界強度検出部14へ切り替える。すなわち、受
信部4を介することなく、直接基地局周波数の電界強度
を検出できる特定周波数電界強度検出部14を起動する
ことで、圏内へ復帰するための基地局検索を継続する。
【0044】なお、移動局が圏内に復帰するとき、レス
ポンス優先処理で、制御ユニット8を停止状態から、い
きなりメインクロック17による通常動作に復帰しても
良いが、この基地局のプロトコルが移動局に対応してい
なかったり、位置登録規制中であったりする場合、位置
登録ができず、他の基地局を再検索することになるの
で、低消費電力の観点からは、位置登録可能な基地局で
あることを確認するまでは、サブクロック18による低
速動作とする方が良い。
【0045】上述した回路動作からも明らかなように、
本実施の形態の移動局によれば、圏外時の消費電力が従
来の移動局のそれに比べ小さくなることが理解される。
【0046】上述した本実施の形態では、ブロック間ア
イソレーションの向上等のため、アンテナ1からの入力
をSW部2を介して受信部4と特定周波数電界強度検出
部14とに切り替える回路構成としているが、この特定
周波数電界強度検出部14が通常通信時などに電気的に
負荷とならない場合、すなわち消費電力が僅かな場合、
アンテナ1,受信部4,特定周波数電界強度検出部14
を直接結線しても良い。その場合には、制御ユニット8
の電源制御部13は送受信部3や制御ユニット8各部の
電源を制御するようにすれば良い。
【0047】図7は本発明の第2の実施の形態を説明す
るための移動局のブロック図である。図7に示すよう
に、本実施の形態の移動局は、前述した図1の移動局と
比べると、SW部31を追加して送受信部3内の電界強
度検出部5の機能を特定周波数電界強度検出部32の電
界強度検出部27と共用するとともに、特定周波数電界
強度検出部32内の判定部(図4参照)の機能を制御ユ
ニット8の電界強度判定部12と同様の判定部と共用さ
せることにより、構成部品点数を削減し、低消費電力化
と同時に軽量且つ小型化を図ったものである。そのため
に、本実施の形態においては、電源制御部30より2つ
のSW部2,31を互いに相補的に動作させている。
【0048】つまり、この移動局は、通常通信(通話)
時においては、アンテナ1,SW部2,受信部4,特定
周波数電界強度検出部32の電界強度検出部27を介し
て受信信号を入力し、その電界強度,電界の有無を判定
部29で判定し、メインクロック17を用いた通常動作
を行うとともに、その判定結果で電源制御部30を制御
することにより、受信信号の電界強度を識別している。
また、待受け時においては、SW部31をオフとするた
め、アンテナ1,SW部2,特定周波数電界強度検出部
32のフィルタ26,電界強度検出部27を介して受信
信号を入力し、その電界強度,電界の有無を判定部29
で判定し、サブクロック18を用いた低速動作を行うと
ともに、その判定結果で電源制御部30を制御すること
により、受信信号の電界強度を識別している。
【0049】一方、移動局が圏外にあるときは、待受け
時と同様にSW部2を介して受信信号を入力し、前述し
た第1の実施の形態と同様に、電源制御部30により制
御されて停止状態となる。なお、この場合は、判定部2
9において、受信信号の電界強度が所定のレベル(圏内
と判定して良い電界強度値)以上であるか否かを判定
し、その判定結果を電源制御部に出力する。
【0050】図8は本発明の第3の実施の形態を説明す
るための移動局のブロック図である。図8に示すよう
に、本実施の形態は、デジタル式自動車電話システム
(以下、PDCと称す)および第二世代コードレス電話
システム(以下、PHSと称す)の両方の機能を有する
移動局の例である。本実施の形態は、前述した第1の実
施の形態と比較して、アンテナ1,SW部2をそれぞれ
有するとともに、送受信部3に相当するPHS用送受信
部33,PDC用送受信部35と、特定周波数電界強度
検出部14に相当するPHS周波数電界強度検出部3
4,PDC周波数電界強度検出部36とを有し、これら
PHS周波数電界強度検出部34,PDC周波数電界強
度検出部36から制御ユニット8における電界強度判定
部12,電源制御部13を制御するようにしたものであ
る。
【0051】まず、使用する周波数帯域が異なる2つ以
上の移動体通信システムに対応した移動局では、必要な
周波数帯域分の特定周波数電界強度検出部を要する。し
たがって、PHS周波数用の電界強度検出を行うための
検出部34と、PDC周波数用の電界強度検出を行うた
めの検出部36とを設け、それぞれのアンテナ1に接続
する。
【0052】また、これらPHS用送受信部33,PD
C用送受信部35は、前述した第2の実施の形態におけ
る構成を採用し、PHS周波数電界強度検出部34,P
DC周波数電界強度検出部36は、前述した第1および
第2の実施の形態における構成を採用することができ
る。但し、ここでは第2のSW部31については省略し
ている。このため、各送受信部33,35内には、電界
強度検出部を持たないで済み、それぞれの電界強度検出
部34,36を共用することができる。
【0053】さらに、特定周波数電界強度検出部34,
36の電界強度検出出力aは、制御ユニット8の電界強
度判定部12へ送出され、またこれら検出部34,36
の電界有り/無し検出出力bは、制御ユニット8の電源
制御部13へ送出される。なお、電源制御部13からS
W部2を制御する信号線や各部電源を制御する信号線に
ついては省略している。
【0054】また、本実施の形態では、特定周波数電界
強度検出部をシステムに合わせて2系統設けているが、
回路動作は前述した第1もしくは第2の実施の形態と同
様であり、圏外時にどちらか一方の特定周波数電界強度
検出部で基地局電界有りとなった場合には、各移動体通
信システム(PHS,PDC)の送受信部を動作させる
ことにより、位置登録可能な基地局か否かを確める必要
がある。
【0055】その場合には、制御ユニット8内の電界強
度判定部12および電源制御部13をPHS,PDC共
用とせず、各移動体通信システム別にそれぞれ設けるこ
とにより、どの移動体通信システムに対応する基地局を
特定したのかを判別できるようにしても差しつかえな
い。要するに、どの移動体通信システムに対応する基地
局を特定したのかが判定できれば、その移動体通信シス
テムに対応する送受信部のみを動作させれば良いからで
ある。
【0056】なおまた、本実施の形態の応用として、特
定周波数電界強度検出部の内部に設けた電界強度検出部
が対応する移動体通信システムの必要な帯域に対応して
いるならば、特定周波数のみを取り出すフィルタまでを
各移動体通信システム専用とし、電界強度検出部以降を
共用とすることにより、移動局の構成部品点数を削減し
ても良い。
【0057】以上、3つの実施の形態および各種の変形
について説明したが、本発明は、要するに移動体通信で
用いられる移動局において、この移動局が通信圏外に位
置するとき、制御ユニットや送受信部を停止状態とし、
特定周波数電界強度検出部のみで圏内の復帰判定を行う
ことにより、移動局の低消費電力化を実現することがで
きる。すなわち、通信圏外時にアンテナを受信部から特
定周波数電界強度検出部へ切り替えることにより、受信
部を介さずに直接基地局周波数の電界強度を検出できる
ので、基地局信号を検出するまでは制御ユニットおよび
送受信部を停止状態にすることができる。また、特定周
波数の電界強度検出部の消費電力は制御ユニット,受信
部,周波数シンセサイザ,電界強度検出部の総合消費電
力より1/10以下と格段に小さいので、低消費電力化
が可能である。さらに、圏外時の低消費電力化はバッテ
リ電源で動作する移動局にとって、通話/待受け時間の
増大、電池の小型化(同じ動作時間であれば、低消費電
力であるほど、電池の容量を小さくできる)などによる
軽量化を実現できる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の移動局
は、特定周波数電界強度検出部を設け、これを受信部と
実質的に切替えられるように構成することにより、圏外
に位置するとき、受信部,制御ユニット,周波数シンセ
サイザ,電界強度検出部等を従来のように間欠的に動作
させる必要がなく、制御ユニット及び送受信部を停止状
態とし、特定周波数電界強度検出部のみの動作で圏内復
帰判定を行うことができるので、格段に低消費電力化を
実現できるという効果がある。すなわち、圏外時の基地
局検索をより少ない電力で実現することができる。
【0059】また、本発明は、バッテリ電源で動作する
移動局にとって、圏外時の低消費電力化を実現できるた
め、総合的に通話/待受け時間の増大、およびバッテリ
電池の小型化による移動局重量を減少させることがで
き、小型,軽量化を達成できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を説明するための移
動局のブロック図である。
【図2】図1における受信切替動作を説明するための電
源制御部およびSW部の入出力概念図である。
【図3】図1における受信部の構成図である。
【図4】図1における特定周波数電界強度検出部の一例
を示す機能構成図である。
【図5】図1における特定周波数電界強度検出部の他の
例を示す機能構成図である。
【図6】図1における各部回路の通信時,待受時,圏外
時の電源制御動作説明図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態を説明するための移
動局のブロック図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態を説明するための移
動局のブロック図である。
【図9】従来の一例を説明するための移動局のブロック
図である。
【図10】図9における各部回路の通信時,待受時,圏
外時の電源制御動作説明図である。
【符号の説明】
1 アンテナ 2,31 SW部 3 送受信部 4 受信部 5,27 電界強度検出部 6 送信部 7 周波数シンセサイザ 8 制御ユニット 9 CPU 10 ROM 11 RAM 12 電界強度判定部 13,30 電源制御部 14,32 特定周波数電界強度検出部 15 送話部 16 受話部 17 メインクロック 18 サブクロック 19,26 フィルタ 20 低雑音増幅器(LNA) 21,23 周波数混合器(MIX) 22,24 増幅回路(AMP) 25 復調器 28,29 判定部 33 PHS用送受信部 34 PHS周波数電界強度検出部 35 PDC用送受信部 36 PDC周波数電界強度検出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−130012(JP,A) 特開 平2−303231(JP,A) 特開 平7−226708(JP,A) 特開 平7−135683(JP,A) 特開 平11−331023(JP,A) 特開 平4−345330(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/24 - 7/26 102 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンテナに接続される送受信部と、前記
    アンテナに接続される特定周波数電界強度検出部と、前
    記送受信部および前記特定周波数電界強度検出部に接続
    され且つ前記送受信部からの受信信号より電界強度を判
    定する電界強度判定部,前記電界強度判定部の判定結果
    および前記特定周波数電界強度検出部の検出出力に基い
    て各部の電源を制御する電源制御部を備えた制御ユニッ
    トとを有し、圏外に位置するときは前記制御ユニットに
    より前記特定周波数電界強度検出部を動作状態とし、前
    記送受信部を非動作状態とすることを特徴とする移動体
    通信端末装置。
  2. 【請求項2】 前記特定周波数電界強度検出部は、前記
    アンテナからの受信信号に対してフィルタ処理を行うフ
    ィルタ部と、前記フィルタ部の出力より電界強度を検出
    する電界強度検出部とからなる求項1記載の移動体通信
    端末装置。
  3. 【請求項3】 前記特定周波数電界強度検出部は、前記
    アンテナからの受信信号に対してフィルタ処理を行うフ
    ィルタ部と、前記フィルタ部の出力より電界強度を検出
    する電界強度検出部と、前記電界強度検出部の検出結果
    を判定する判定部とからなる求項1記載の移動体通信端
    末装置。
  4. 【請求項4】 アンテナに接続される送受信部と、前記
    アンテナに接続される特定周波数電界強度検出部と、前
    記送受信部および前記特定周波数電界強度検出部に接続
    され、前記特定周波数電界強度検出部からの検出結果よ
    り電界強度を判定する判定部,前記判定部の判定結果に
    基いて各部の電源を制御する電源制御部を備えた制御ユ
    ニットとを有し、圏外に位置するときは前記制御ユニッ
    トにより前記送受信部から前記特定周波数電界強度検出
    部に切り替えることを特徴とする移動体通信端末装置。
  5. 【請求項5】 第1および第2のアンテナにそれぞれ接
    続される第1および第2の送受信部と、前記第1および
    第2のアンテナにそれぞれ接続される第1および第2の
    特定周波数電界強度検出部と、前記第1,第2の送受信
    部および前記第1,第2の特定周波数電界強度検出部に
    接続され、前記第1,第2の特定周波数電界強度検出部
    の第1の検出出力より電界強度を判定する電界強度判定
    部と,前記第1,第2の特定周波数電界強度検出部の第
    2の検出出力としての電界の有無および前記電界強度判
    定部の判定出力により各部の電源を制御する電源制御部
    とを備えた制御ユニットとを有し、圏外に位置するとき
    は前記制御ユニットにより前記第1,第2のアンテナの
    接続先をそれぞれ前記第1,第2の送受信部から前記第
    1,第2の特定周波数電界強度検出部に切り替えること
    を特徴とする移動体通信端末装置。
  6. 【請求項6】 アンテナに接続されるスイッチ部と、送
    信側は前記アンテナに直接接続され且つ受信側は前記ス
    イッチ部を介して接続されるとともに、周波数シンセサ
    イザおよび前記アンテナからの受信信号の電界強度を検
    出する第1の電界強度検出部を備えた送受信部と、前記
    スイッチ部に接続されるとともに前記アンテナに対して
    は前記送受信部と切り替えて接続され、特定周波数の電
    界強度を検出する第2の電界強度検出部と、前記送受信
    部および前記特定周波数電界強度検出部に接続され、前
    記送受信部の前記第1の電界強度検出部の検出結果から
    電界強度を判定する電界強度判定部と,前記電界強度判
    定部の判定結果および前記第2の電界強度検出部の検出
    出力に基いて各部の電源および前記スイッチ部を制御す
    る電源制御部とを備えた制御ユニットとを有し、通常通
    信時および待受け時は前記制御ユニットの前記電源制御
    部より前記スイッチ部を制御して前記送受信部を動作状
    態とする一方、圏外時は前記第2の電界強度検出部を動
    作させ且つ前記送受信部を非動作状態とすることを特徴
    とする移動体通信端末装置。
  7. 【請求項7】 アンテナに接続され、送信部,受信部お
    よび周波数シンセサイザを備えた送受信部と、前記アン
    テナに接続され、特定周波数を通すフィルタ,前記フィ
    ルタの出力をスイッチングするスイッチ部および前記特
    定周波数の電界強度の検出,判定機能を備えた特定周波
    数電界強度検出部と、前記送受信部および前記特定周波
    数電界強度検出部に接続され、前記特定周波数電界強度
    検出部の検出出力により電界強度を判定する電界強度判
    定部と,前記電界強度判定部の判定結果により各部の電
    源および前記特定周波数電界強度検出部の前記スイッチ
    部を制御する電源制御部とを備えた制御ユニットとを有
    し、通常通信時および待受け時は前記制御ユニットの前
    記電源制御部より前記スイッチ部を制御して前記送受信
    部を動作状態とする一方、圏外時は前記特定周波数電界
    強度検出部を動作させ且つ前記送受信部を非動作状態と
    することを特徴とする移動体通信端末装置。
  8. 【請求項8】 アンテナに接続される第1のスイッチ部
    と、送信側は前記アンテナに直接接続され且つ受信側は
    前記第1のスイッチ部を介して接続されるとともに、周
    波数シンセサイザを備えた送受信部と、前記第1のスイ
    ッチ部に接続されるとともに前記アンテナに対しては前
    記送受信部と切り替えて接続され、特定周波数の電界強
    度を検出する特定周波数電界強度検出部と、前記送受信
    部の受信側および前記特定周波数電界強度検出部間に接
    続され且つ前記第1のスイッチとは相補的に動作する第
    2のスイッチ部と、前記送受信部および前記特定周波数
    電界強度検出部に接続され、前記特定周波数電界強度検
    出部の検出結果から電界強度を判定する電界強度判定部
    と,前記電界強度判定部の判定結果に基いて各部の電源
    および前記第1,第2のスイッチ部を制御する電源制御
    部とを備えた制御ユニットとを有し、通常通信時および
    待受け時は前記送受信部を動作状態とする一方、圏外時
    は前記特定周波数電界強度検出部を動作させ且つ前記送
    受信部を非動作状態とすることを特徴とする移動体通信
    端末装置。
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