JPH10209943A - 受信装置 - Google Patents

受信装置

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JPH10209943A
JPH10209943A JP9005879A JP587997A JPH10209943A JP H10209943 A JPH10209943 A JP H10209943A JP 9005879 A JP9005879 A JP 9005879A JP 587997 A JP587997 A JP 587997A JP H10209943 A JPH10209943 A JP H10209943A
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JP
Japan
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reception
mode
circuit
power supply
electric field
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Application number
JP9005879A
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English (en)
Inventor
Seijiro Ishizuka
誠次郎 石塚
Morihiko Hayashi
守彦 林
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 待ち受け状態にあるときの間欠受信時の消費
電力を省力化することができる受信装置、受信方法およ
び通信システムを提供する。 【解決手段】 制御回路10に接続されたユーザインタ
ーフェース部11のモード切り換えスイッチにより、ユ
ーザ自身が、2つの間欠受信モードである通常モード
と、省エネモードとを切り換える。制御回路10は、ユ
ーザによる間欠受信モードの選択状態と、受信回路3に
おいて検出される受信電界強度とに応じて、受信処理を
行うタイムスロットが少ない(間欠比率小)の省エネモ
ードと、受信処理を行うタイムスロットが多い(間欠比
率大)の通常モードとを切り換える。制御回路10は、
実行する間欠受信モードに応じて、電源回路20を制御
し、受信回路20への電源電圧の供給制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、携帯電
話機などに用いられる受信装置および受信方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、TDMA(time divi
sion multiple access)方式の携
帯電話機の場合、自機への着呼の検出を行なう状態であ
る、いわゆる待ち受け状態にあるときには、基地局と自
機との間で定められる送受信のためのタイムスロットに
おいてのみ受信処理を行うようにされている。図4に示
すように、基地局と携帯電話機との間で定められる送受
信のためのタイムスロットTSは、一定周期で間欠的に
設定される。これにより、携帯電話機は、間欠的に自機
への着呼の検出を行うようにする間欠受信を行なう。
【0003】これは、携帯電話機が待ち受け状態にある
ときには、自機への着呼が適正に検出できればよく、常
時受信処理を行なう必要がないためである。このような
間欠受信を行うようにすることにより、携帯電話機が待
ち受け状態にあるときの消費電力の省力化を図ることが
できる。
【0004】そして、携帯電話機が待ち受け状態にある
ときの間欠受信処理時において、基地局からの自機に対
する電波を検出したときには、ユーザに対して着呼を通
知し、ユーザの操作に応じて通話を可能にする。
【0005】このように、携帯電話機の場合、自機に対
する着呼の検出を間欠的に行うことにより、消費電力を
少なくして、使用しているバッテリの寿命を長くし、待
ち受け受信をできるだけ長く行うことができるようにさ
れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、基地局と携
帯電話機との間で送受される信号の信号形態が複雑にな
るなどして、基地局と携帯電話機との間で設定される信
号の送受信のためのタイムスロットが増えたり、あるい
は、1つのタイムスロット当たりに割り当てられる時間
が長くなったりした場合には、携帯電話機の受信回路に
より消費される電力が増加し、使用されるバッテリの寿
命が現状よりも短くなる。
【0007】また、上述のように、信号形態が複雑にな
るなどして、受信回路での処理が増えたり、複雑になっ
た場合にも、受信回路で消費される電力が増加するた
め、使用されるバッテリの寿命が短くなる。
【0008】このように、間欠受信時の消費電力が多く
なることにより、バッテリの寿命が短くなった場合に
は、待ち受け受信が可能な時間も短くなるため、携帯電
話機の使い勝手が悪くなると考えられる。
【0009】例えば、通信方式の1つであるCDMA
(Code Division Multiple A
ccess)方式は、互いに異なる符号で拡散した複数
のいわゆるスペクトラム拡散通信信号を、同じ時間帯や
周波数帯に送信し、個々の信号を符号の違いを利用して
識別する方式であり、通信信号の秘匿性、妨害波、干渉
波の排除能力に優れた通信方式である。
【0010】しかし、CDMA方式は、その信号形態か
ら、他の通信方式よりも一定時間当りに起き上がる着信
確認のためのタイムスロットは多くなる。また、受信回
路においての消費電力も、他の通信方式に対応した受信
回路に比較して多くなる。このように、CDMA方式の
場合には、間欠受信時の消費電力の増加が顕著に現われ
る。
【0011】以上のことにかんがみ、この発明は、間欠
受信時の消費電力を抑制し、待ち受け時間を長くするこ
とができる受信装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明による請求項1に記載の受信装置は、受信
回路と、前記受信回路に対して電源電圧を供給する電源
回路と、前記電源回路を制御することにより、前記受信
回路への電源電圧の供給制御を行う制御回路と、前記制
御回路が実行する間欠受信モードであって、基地局との
間で割り当てられた受信のスロットを間引いた受信タイ
ミングで待ち受け受信を行うようにする第1のモード
と、前記第1のモードよりも頻繁な受信タイミングで待
ち受け受信を行うようにする第2のモードとを切り換え
る切り換え手段とを備え、前記制御回路は、前記切り換
え手段を介して選択されたモードに応じて、前記電源回
路を制御して、前記受信回路に供給する電源電圧の供給
制御を行うことを特徴とする。
【0013】また、この発明による請求項3に記載の受
信装置は、請求項1に記載の受信装置であって、基地局
からの電波の受信電界強度を検知する電界強度検知手段
を備え、前記制御回路は、前記切り換え手段を介して行
われたモード選択にかかわらず、前記電界強度検知手段
により検知された受信電界強度が所定値より小さいとき
には、前記第1のモードよりも頻繁な受信タイミングで
待ち受け受信を行う第2のモードで前記電源回路を制御
することを特徴とする。
【0014】また、この発明による請求項5に記載の受
信装置は、受信回路と、前記受信回路に対して電源電圧
を供給する電源回路と、前記電源回路を制御することに
より、前記受信回路への電源電圧の供給制御を行う制御
回路と、基地局からの電波の受信電界強度を検知する電
界強度検知手段とを備え、前記制御回路は、前記電界強
度検知手段により検知された受信電界強度が所定値以上
のときには、基地局との間で割り当てられた受信のスロ
ットを間引いた受信タイミングで待ち受け受信を行う第
1のモードで前記電源回路を制御し、前記電界強度検知
手段により検知された受信電界強度が所定値より小さい
ときには、前記第1のモードよりも頻繁な受信タイミン
グで待ち受け受信を行う第2のモードで前記電源回路を
制御することを特徴とする。
【0015】この発明による請求項1に記載の受信装置
によれば、制御回路は、切り換え手段を介して、ユーザ
により選択される第1、第2のいずれかのモードで受信
処理を行う。第1のモードが選択されたときには、制御
回路において、基地局との間で割り当てられた受信のス
ロットが間引かれ、受信を行うタイミングを少なくす
る。そして、電源回路が制御回路に制御されて、間引か
れた後の少なくなった受信のためのスロットに対応し
て、受信回路に電源電圧が供給される。
【0016】また、第2のモードが選択されたときに
は、電源回路が制御回路により制御されて、第1のモー
ドよりも頻繁なタイミングで、例えば、基地局との間で
割り当てられた受信のスロットのすべてに対応したタイ
ミングで、受信回路に電源電圧が供給される。
【0017】これにより、例えば、電波を良好に受信す
ることができる、周囲に遮へい物などがない所では、間
欠受信期間内の受信処理期間の占める割合を示す間欠比
率が小さい第1のモードを使用し、電波の受信感度が落
ちるような所では、間欠比率が大きい第2のモードを用
いるようにすることで、間欠受信時の消費電力を削減す
ることができるとともに、自機に対する電波を確実に受
信することができる。また、この発明による請求項3に
記載の受信装置によれば、ユーザにより選択された間欠
受信モードに関わりなく、電界強度検出手段により検出
される受信電界強度に応じて、間欠受信モードが選択さ
れる。
【0018】例えば、間欠比率の小さい第1のモードが
選択されている場合であっても、受信電界強度が、予め
決められた値よりも低い場合には、第1のモードよりも
間欠比率の大きい第2のモードにより間欠受信が行われ
る。
【0019】これにより、前述の請求項1に記載の受信
装置と同様に、消費電力を削減することができるととも
に、第1のモードを選択した後に、電波を良好に受信す
ることができない受信電界強度の低い場所に移動した場
合にも、自動的に第2のモードで間欠受信が行われるた
め、自機に対する電波をとりこぼすこともない。
【0020】また、この発明による請求項5に記載の受
信装置によれば、電界強度検出手段により検出される受
信電界強度に応じて、間欠受信モードが選択される。
【0021】これにより、電界強度に応じて、常時最適
な間欠比率のモードで間欠受信を行うことができるとと
もに、第1のモードで間欠受信を行っている場合には、
第2のモードで間欠受信を行っている場合に比べ、消費
電力は少なくてすむので、全体として間欠受信時の消費
電力を削減することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図を参照しながら、この発
明をデジタル携帯電話機に適用した場合の一実施の形態
について説明する。
【0023】図1は、この実施の形態のデジタル携帯電
話機(以下、単に携帯電話機という)を説明するための
ブロック図である。図1に示すように、この携帯電話機
は、アンテナ1、アンテナ共用回路2、受信回路3、送
信回路4、周波数シンセサイザ5、ベースバンド処理回
路6、コーデック回路7、受話器8、送話器9、制御回
路10、ユーザインターフェース部11、電源回路20
を備えている。
【0024】アンテナ1は、電話局側の基地局からの信
号を受信するとともに、この携帯電話機からの信号を送
信する。アンテナ1により受信された基地局からの信号
は、アンテナ共用回路2を介して受信回路3に供給され
る。ここでアンテナ共用回路2は、この携帯電話機から
送信する信号が、受信した信号に対して干渉することを
防止する。
【0025】受信回路3は、後述する周波数シンセサイ
ザ5により指示される周波数の信号を選局し、選局した
信号に自機に対する着呼を通知する信号が含まれている
か否かを検出する待ち受け受信を行う。
【0026】そして、受信回路3は、自機に対して着呼
を通知する信号を検出したときには、着呼があることを
制御回路100に通知し、ユーザからの指示に応じて発
呼先からの音声信号を復調し、ベースバンド処理回路6
に供給する。また、受信回路3は、後述にもするよう
に、受信した信号の電界強度(以下、受信電界強度とい
う)を検出し、検出した受信電界強度を信号RSSIに
よって制御回路10に通知する。
【0027】周波数シンセサイザ5は、制御回路10の
制御に応じて、上述したように受信回路3に対して、受
信する信号の周波数を指示するとともに、後述する送信
回路4に対し、このデジタル携帯電話機から送信する信
号の周波数を指示する。
【0028】ベースバンド処理回路6は、受信回路3か
らの信号から、元のベースバンド信号を取り出し、これ
をコーデック回路7に供給する。
【0029】コーデック回路7は、供給されたベースバ
ンド信号をD/A変換した後、これを受話器8に供給す
る。これにより受話器8からは、発呼先から送信されて
きた音声が放音される。
【0030】また、コーデック回路7は、この携帯電話
機から送信する音声信号のA/D変換処理をも行なう。
すなわち、送話器9により収音された音声は、コーデッ
ク回路17に供給され、ここでA/D変換されてベース
バンド信号が形成される。このベースバンド信号は、ベ
ースバンド処理回路6に供給される。
【0031】ベースバンド処理回路6は、コーデック回
路7からのベースバンド信号に対し、例えば不要な周波
数成分の除去などの処理を行い、処理後の信号を送信回
路4に供給する。
【0032】送信回路4は、ベースバンド処理回路6か
らの信号を変調したり、所定のレベルに増幅するなどの
処理を行うとともに、周波数シンセサイザ5からの指示
に応じて、供給された信号の周波数を調整して、送信用
の信号を形成する。
【0033】そして、形成された送信用の信号は、送受
信共用回路2を介してアンテナ1に供給されて、アンテ
ナ1から送信される。
【0034】制御回路10は、CPU、ROM、RAM
などを備えたマイクロコンピュータで構成されたものあ
り、この実施の形態の携帯電話機の各部の制御を行う。
また、電源回路20は、この携帯電話機の各部に電源電
圧を供給する。この実施の形態の携帯電話機において
は、制御回路10が、電源回路20を制御して、受信回
路3への電源電圧の供給制御を行なうことにより、待ち
受け受信時の間欠受信処理において、消費電力を低減さ
せるようにする。
【0035】また、この実施の形態の携帯電話機は、2
つの間欠受信モードを備え、制御回路10に接続された
ユーザインターフェース部11を介して、ユーザ自身が
選択することができるようにされている。
【0036】図2は、ユーザインターフェース部11に
設けられた、間欠受信モードの切り換えスイッチを示す
図である。この実施の形態の携帯電話機は、通常間欠受
信モード(以下、単に通常モードという)と、省エネ間
欠受信モード(以下、単に省エネモードという)との2
つの間欠受信モードを有している。
【0037】そして、ユーザインターフェース部11に
設けられたモード切り換えスイッチを切り換えることに
より、どちらのモードが選択されたかが制御回路10に
通知され、ユーザに選択に応じたモードで間欠受信が行
われる。
【0038】図3は、この実施の形態の携帯電話機が有
する2種類の間欠受信モードを説明するための図であ
る。図3Aは、通常モード時の間欠受信処理を示してい
る。図3Aにおいて、各矩形部分TSは、基地局とこの
携帯電話機との間に設定される間欠受信時において受信
処理を行うタイムスロットである。通常モード時には、
基地局と携帯電話機との間で設定されるこのタイムスロ
ット毎に間欠的に受信処理が行われる。この実施の形態
において、図3Aに示す通常モード時においては、タイ
ムスロットTSは、1.28秒に対して1回、80ms
ecのタイムスロットが設定するようにされた場合であ
る。
【0039】すなわち、通常モード時においては、制御
回路10は、電源回路20を制御して、図3Aに示すタ
イムスロットTSのすべてに対応するように、受信回路
3に電源電圧を供給するようにする。
【0040】また、図3Bは、省エネモード時の間欠受
信処理を示している。図3Bに示すように、この省エネ
モードは、通常モード時のタイムスロットTSが、予め
決められた分だけ、ランダムに間引かれたものである。
例えば、100タイムスロットのうち、ランダムに20
スロット間引いたり、30スロット間引いたりする。し
たがって、この省エネモード時においては、図3Bに示
すタイムスロットTSにおいて、制御回路10の制御に
より電源回路20は、受信回路3に対し電源電圧を供給
する。
【0041】このように、省エネモードは、長い周期の
中で、ランダムにタイムスロットを間引くようにするこ
とで、通常モード時に比べ、消費電力を低減させること
ができる。また、タイムスロットを周期的に間引かず、
ランダムに間引くことにより、基地局からの呼び出しの
タイミングと、不受信となるタイミングとが一致するこ
とがないようにすることにより、自機に対して着呼があ
るのに検出されないということを防止する。
【0042】このように、通常モード(図3A)は、省
エネモード(図3B)に比べ、受信処理を行うタイムス
ロットが多く、間欠比率が大きい。逆に、省エネモード
は、通常モードに比べ、間欠比率は小さい。
【0043】そして、この携帯電話機のユーザは、例え
ば、野外であって、周囲にあまり遮へい物のない場所に
おいては、基地局からの電波を良好に受信することがで
きるため、上述した省エネモードを選択し、間欠受信を
行うようにする。また、ビルの影になるなど、周囲に遮
へい物があったり、携帯電話サービスを利用することが
できる、サービスエリアの端の方に位置する場合など、
基地局からの電波を良好に受信することができないよう
な場所においては、通常モードに切り換えるようにす
る。
【0044】これにより、携帯電話機のユーザの判断に
より、基地局からの信号の受信状態が良好な場所におい
て、省エネモードを用いることにより、前述にもしたよ
うに、間欠受信時の消費電力を低減させる。
【0045】また、携帯電話機は、外出先にも持ち歩く
ものであり、常に一定の場所で使用されるものではな
い。したがって、基地局からの電波を良好に受信するこ
とができる場所において、省エネモードに選択したが、
移動することにより、基地局からの電波を良好に受信で
きない場所に位置する場合など、省エネモードのままで
は、良好に基地局からの電波を受信することができない
場合が発生する。
【0046】そこで、この実施の形態の携帯電話機は、
前述したように、受信回路3において検出され、信号R
SSIにより制御回路10に通知される受信電界強度に
応じて、間欠受信を行うようにする。
【0047】例えば、省エネモードが選択されている場
合であっても、受信回路3において検出された受信電界
強度が予め決められた受信電界強度よりも小さいときに
は、通常モードで、間欠受信処理を実行するようにされ
る。
【0048】これにより、省エネモードから通常モード
への切り換えを忘れてしまった場合にも、自機への着呼
があるにもかかわらず検出されないという不具合が発生
することもない。
【0049】次に、図4に示すフローチャートを参照し
ながら、この実施の形態の携帯電話機の間欠受信モード
の切り換え処理について説明する。
【0050】図4に示す処理は、この携帯電話機は、例
えば、主電源が投入されて、待ち受け状態にされると、
一定のタイミング毎に、制御回路10において実行され
る。すなわち、この携帯電話機10が待ち受け状態にさ
れると、制御回路10は、まずユーザインターフェース
部11のモード切り換えスイッチの状態から、省エネモ
ードが選択されているか否かを判断する(ステップ10
1)。
【0051】ステップ101の判断処理において、省エ
ネモードが選択されていると判断したときには、受信回
路3からの受信電界強度は、例えば、−100dBm以
上あるか否かを判断する(ステップ102)。ステップ
102の判断処理において、受信電界強度が、−100
dBm以上あると判断したときには、図3Bを用いて前
述したように、100タイムスロットのうち、20タイ
ムスロットがランダムに間引かれた後の、タイムスロッ
トTSにおいて受信処理を行なう、間引き間欠受信動作
を行う(ステップ103)。
【0052】すなわち、このステップ103の間引き間
欠受信動作は、100タイムスロットの内、20タイム
スロットが間引かれた後の、残りの80タイムスロット
において、制御回路10が、電源回路20を制御して受
信回路3に電源電圧を供給するようにする。
【0053】ステップ101の判断処理において、省エ
ネモードは選択されていないと判断したとき、または、
ステップ102の判断処理において、省エネモードが選
択されているにもかかわらず、受信回路3において検出
された受信電界強度が、例えば、−100dBmより小
さいと判断したときには、図3Aを用いて前述した通常
の間欠受信動作を行う(ステップ104)。
【0054】すなわち、このステップ104の通常間欠
受信動作は、基地局とこの携帯電話機との間で設定され
るタイムスロットTSのすべてにおいて、制御回路10
が、電源回路20を制御して受信回路3に電源電圧を供
給するようにする。
【0055】このように、この実施の形態の携帯電話機
は、ユーザが、自分が位置する場所の状態に応じて、す
なわち、基地局からの電波を良好に受信する場所に位置
するときには、省エネモードにし、そうでない場所に位
置するときには通常モードというように、待ち受け状態
時の間欠受信モードを切り換えることができる。
【0056】また、省エネモードを選択している場合で
あっても、この携帯電話機の受信回路3において検出さ
れる受信電界強度に応じて、受信電界強度が弱いときに
は、通常モードに自動的に切り換えることができるの
で、省エネモードを選択していたために、自機への着呼
が検出することができないということもない。
【0057】なお、前述したように、この実施の形態の
携帯電話機は、通常モードと、省エネモードとを有し、
これらをユーザ自身が選択することができるとともに、
受信電界強度に応じても、間欠受信モードを変更するこ
とができるようにした。しかし、これに限るものではな
い。
【0058】例えば、ユーザの間欠受信モードの選択に
かかわらず、受信回路3により検出される受信電界強度
に応じて、自動的に間欠比率を変更するようにしてもよ
い。この場合には、ユーザによるモード選択を行う必要
もなく、受信電界強度に応じて、常に最適な間欠比率
で、待ち受け受信時の間欠受信を行うことができる。
【0059】したがって、上述したように、通常モー
ド、省エネモードの加え、携帯電話機が受信電界強度に
応じて、自動的に間欠受信の間欠比率を換える、自動モ
ードを設るようにしてもよい。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、この発明による受
信装置、受信方法および通信システムによれば、間欠受
信時の消費電力を削減できるため、使用するバッテリ、
電池などを長持ちさせることができ、待ち受け時間を長
くすることができる。
【0061】また、待ち受け時間を長くすることができ
るとともに、バッテリなどの充電回数を減らすこともで
き、より使い勝手のよい、携帯電話機などの受信装置や
通信システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による受信装置が適用された携帯電話
機の一実施の形態を説明するためのブロック図である。
【図2】この発明による受信装置が適用された携帯電話
機のユーザインターフェース部に設けられるモード切り
換えスイッチを説明するための図である。
【図3】この発明による受信装置が適用された携帯電話
機の2つの間欠受信モードを説明するための図である。
【図4】この発明による受信装置が適用された携帯電話
機の制御回路で行われる間欠受信モードの切り換え処理
を説明するためのフローチャートである。
【図5】従来の間欠受信処理を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
1…アンテナ、2…アンテナ共用回路、3…受信回路、
4…送信回路、5…周波数シンセサイザ、6…ベースバ
ンド処理回路、7…コーディック回路、8…受話器、9
…送話器、10…制御回路、11…ユーザインターフェ
ース部、20…電源回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受信回路と、 前記受信回路に対して電源電圧を供給する電源回路と、 前記電源回路を制御することにより、前記受信回路への
    電源電圧の供給制御を行う制御回路と、 前記制御回路が実行する間欠受信モードであって、基地
    局との間で割り当てられた受信のスロットを間引いた受
    信タイミングで待ち受け受信を行うようにする第1のモ
    ードと、前記第1のモードよりも頻繁な受信タイミング
    で待ち受け受信を行うようにする第2のモードとを切り
    換える切り換え手段とを備え、 前記制御回路は、前記切り換え手段を介して選択された
    モードに応じて、前記電源回路を制御して、前記受信回
    路に供給する電源電圧の供給制御を行うことを特徴とす
    る受信装置。
  2. 【請求項2】前記第1のモード時において、間引かれる
    前記受信のスロットは、ランダムに間引かれることを特
    徴とする請求項1に記載の受信装置。
  3. 【請求項3】基地局からの電波の受信電界強度を検知す
    る電界強度検知手段を備え、 前記制御回路は、前記切り換え手段を介して行われたモ
    ード選択にかかわらず、 前記電界強度検知手段により検知された受信電界強度が
    所定値より小さいときには、前記第1のモードよりも頻
    繁な受信タイミングで待ち受け受信を行う第2のモード
    で前記電源回路を制御することを特徴とする請求項1に
    記載の受信装置。
  4. 【請求項4】前記受信装置は、携帯通信端末に用いられ
    ることを特徴とする請求項1、請求項2または請求項3
    に記載の受信装置。
  5. 【請求項5】受信回路と、 前記受信回路に対して電源電圧を供給する電源回路と、 前記電源回路を制御することにより、前記受信回路への
    電源電圧の供給制御を行う制御回路と、 基地局からの電波の受信電界強度を検知する電界強度検
    知手段とを備え、 前記制御回路は、前記電界強度検知手段により検知され
    た受信電界強度が所定値以上のときには、基地局との間
    で割り当てられた受信のスロットを間引いた受信タイミ
    ングで待ち受け受信を行う第1のモードで前記電源回路
    を制御し、 前記電界強度検知手段により検知された受信電界強度が
    所定値より小さいときには、前記第1のモードよりも頻
    繁な受信タイミングで待ち受け受信を行う第2のモード
    で前記電源回路を制御することを特徴とする受信装置。
  6. 【請求項6】前記第1のモード時において、間引かれる
    前記受信のスロットは、ランダムに間引かれることを特
    徴とする請求項5に記載の受信装置。
  7. 【請求項7】前記受信装置は、携帯通信端末に用いられ
    ることを特徴とする請求項5に記載の受信装置。
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