JPH11297401A - 扉付きコンセント - Google Patents

扉付きコンセント

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Publication number
JPH11297401A
JPH11297401A JP9376198A JP9376198A JPH11297401A JP H11297401 A JPH11297401 A JP H11297401A JP 9376198 A JP9376198 A JP 9376198A JP 9376198 A JP9376198 A JP 9376198A JP H11297401 A JPH11297401 A JP H11297401A
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JP
Japan
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door
blade
outlet
case
doors
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JP9376198A
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English (en)
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Masaji Sakabe
正司 坂部
Masuo Kitamura
満寿雄 北村
Maki Kondo
真樹 近藤
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 丸ピン型の栓刃と平型の栓刃との両方に対応
している上に感電事故の虞がない。 【解決手段】 丸ピン型の栓刃を受ける刃受け部20と
平型の栓刃を受ける刃受け部21と、外部から挿入され
る電線を機械的且つ電気的に接続する速結端子とを埋め
込み配線器具の規格化された1個モジュールの大きさと
して形成されたケース1内に内装する。該ケース1に形
成された栓刃用挿入孔14を開閉する扉4をケース1に
内装する。扉4によって感電事故を防ぐことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、丸ピン型の栓刃と
平型の栓刃との両方に対応しているとともに、栓刃挿入
孔を通常時は閉じている扉を備えている扉付コンセント
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】丸ピン型の栓刃と平型の栓刃との両方に
対応しているユニバーサルコンセントと称されるコンセ
ントがある。この種のコンセントでは、丸型栓刃用の栓
刃挿入孔と平型栓刃用の栓刃挿入孔とが連なって一つの
栓刃挿入孔を形成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この場合、栓刃挿入孔
の開口面積が大きいために導電性の異物が差し込まれて
感電事故を招く虞が高くなっている。本発明はこのよう
な点に鑑みなされたものであって、その目的とするとこ
ろは丸ピン型の栓刃と平型の栓刃との両方に対応してい
る上に感電事故の虞がない扉付コンセントを提供するに
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、丸ピ
ン型の栓刃を受ける刃受け部と平型の栓刃を受ける刃受
け部と、外部から挿入される電線を機械的且つ電気的に
接続する速結端子とを埋め込み配線器具の規格化された
1個モジュールの大きさとして形成されたケース内に内
装するとともに、該ケースに形成された栓刃用挿入孔を
開閉する扉をケースに内装していることに特徴を有して
いる。扉によって感電事故を防ぐことができる。
【0005】扉は両側に張り出す翼片を一対の栓刃用挿
入孔の直下に位置させたものであるとともに、両翼片の
中間部を中心に揺動自在となっており、ケース内には揺
動して傾いた扉の開き動作を阻止するストッパーを備え
たものとなっているのが好ましい。また扉は平型の栓刃
の当接部分の近傍に補強リブを備えていることが好まし
い。
【0006】ケース内には刃受け部の異常開きを防ぐ異
常開き防止部を設けておくのが好ましい。さらにケース
が栓刃用挿入孔を備えたカバーとボディとからなる時、
カバーのボディ側の面にはカバーとの係合部を備えた中
枠が装着されて中枠とカバー内面との間の空間に扉を配
設しておくとよい。
【0007】上記中枠及びボディは対の栓刃に対応する
対の刃受け部の間を仕切る仕切り部を備えているととも
に、中枠の仕切り部とボディの仕切り部とは相互係合部
を備えていることが好ましい。前記扉は2枚の扉で形成
したものとするとよく、特に両扉を同形同大としておく
のがよい。
【0008】両扉は各外側面とカバー内壁面との間に配
されたばねによって相互に閉じる方向に付勢されたもの
であることが好ましく、栓刃当接面が傾斜面として形成
されて栓刃の当接でスライドする扉はスライド方向と逆
方向に突出する倒れ防止部を備えていることも好まし
い。両扉が相互に重なるオーバーラップ部を備えていた
り、ばねの仮止め係止部を備えていることも好ましく、
ばねがコイルばねである場合、扉はボスが内部に突出す
る穴をばね取り付け部として備えたものとなっているの
が好ましい。
【0009】カバーはその内面に対の扉の位置決め手段
を備えていることが好ましい。また本発明は、丸ピン型
の栓刃を受ける刃受け部と平型の栓刃を受ける刃受け部
と、外部から挿入される電線を機械的且つ電気的に接続
する速結端子とを埋め込み配線器具の規格化された1個
モジュールの大きさとして形成されたケース内に内装す
るとともに、該ケースに形成された栓刃用挿入孔を開閉
する一対の扉をケースに内装したものであって、両側に
張り出す一対の翼片を備えた各扉は相互にスライド自在
に対向しており、ケースに形成された対の栓刃用挿入孔
と上記刃受け部との間に翼片を位置させた上記扉は翼片
の上記挿入孔側の面が傾斜面として形成されて、栓刃に
よる傾斜面の押圧でばね付勢に抗してスライドして挿入
孔を開くものであることに特徴を有している。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明を実施の形態の一例に
基づいて詳述すると、図示のコンセントは、取り付け枠
を介して配線ボックスに取り付けられる埋め込み配線器
具として形成されたもので、この種の埋め込み配線器具
における規格化された一個モジュールの大きさのものと
なっている。
【0011】このコンセントにおける外殻を構成するケ
ース1は、一面が開口するボディ10と、このボディ1
0の開口側に取り付けられるカバー11とで形成されて
いる。上記ボディ10はその内部が仕切り壁12で2つ
の収納部13,13に区画されており、各収納部13に
は解除釦29と2個の鎖錠ばね26,26と刃受けばね
2とが夫々収められている。
【0012】刃受けばね2は弾性を有する導電性金属材
料より形成されたもので、一対の弾性片22,22が相
対している丸ピン型栓刃用の刃受け部20と、上記弾性
片22,22の片側の側縁とこの側縁に対向する弾性片
23とからなる平型栓刃用の刃受け部21とを備えると
ともに、上記鎖錠ばね26,26とによって速結端子を
構成している端子板部25を備えたもので、該速結端子
には、ボディの背面側に形成された電線挿入孔から電線
の被覆を剥いだ先端を差し込むことで結線がなされる。
なお、上記解除釦29はこの結線を解除するためのもの
で、ボディ10の背面に開口している解除用孔19から
ドライバーなどの先端を差し込むことで解除釦29を動
かして鎖錠ばね26を撓ますことで、鎖錠ばね26の端
縁による電線の端子板部25への押し付けを緩めて電線
を引き抜くことで、結線の解除を行うことができる。
【0013】ボディ10の開口面側に取り付けられるカ
バー11は、その表面に一対の端子挿入孔14,14を
備えている。各端子挿入孔14は、丸ピン型栓刃用の挿
入孔14aと平型栓刃用の挿入孔14bとが一体となっ
ているもので、対の挿入孔14a,14aの内側に対の
挿入孔14b,14bが位置している。カバー11の内
部には一対の扉4,4と一対のばね5,5、そして中枠
3が納められる。中枠3は一対の貫通孔31,31と、
この貫通孔31,31の間に位置する溝30と、各貫通
孔31の両側に位置する突部32,32とを備えたもの
で、図8に示すように、カバー11内壁に設けられた突
起17との係合でカバー11に仮止めすることができる
ものとなっている。そして、上記の一対の扉4,4と一
対のばね5,5とは該中枠3とカバー11の内面との間
に配設される。
【0014】同形のものとして形成されている一対の扉
4は、両側に張り出す翼片41,42と、他方の扉4側
に突出する棒状片40とを備えたもので、棒状片40は
中央よりも翼片41側に寄った位置に設けられており、
両扉4,4を相対させて組み合わせた時、棒状片40,
40同士が並ぶとともに、相互にスライド自在となって
いる。また、各翼片41,42の上面は他方の扉4側が
低くなる傾斜面43として形成されている。
【0015】この扉4,4は、上記棒状片40,40が
中枠3の溝30に納められるとともに、その外面側とカ
バー11の内壁との間のコイルばねであるばね5,5が
配された状態でカバー11内に納められ、ばね5,5に
よる付勢で両扉4,4は相互に接する状態となる。中枠
3及び扉4,4を納めたカバー11は、その両端部の外
面から背方へ突出する弾性片60に設けた係合孔61
に、ボディ10の両端部外面に設けた突起10aを係合
させることによって、ボディ10に取り付けられるので
あるが、このように組み立てた時、図9に示すように、
中枠3の貫通孔31内に上記刃受けばね2の刃受け部2
0,21が位置するとともに、中枠3はボディ10にお
ける前記仕切り壁12と係合して、両刃受けばね2,8
間を分離し、プラグの開閉によって発生する切り粉の回
り込みで短絡が生じてしまうことを防ぐ。また、貫通孔
31の内部に刃受け部20,21を位置させることで、
刃受けばね2の異常開きを阻止する。図9中の35は刃
受け部21用の異常開き阻止部を示している。そして扉
4,4は、カバー11の挿入孔14と刃受けばね2との
間に位置する。
【0016】すなわち、一方の扉4の翼片41は他方の
扉4の翼片42に少し被さることで隙間が両扉4,4間
に生ずることがない状態で両扉4,4がばね5,5によ
る付勢で接触しているのであるが、このように閉じた扉
4,4が挿入孔14と刃受けばね2との間に位置して、
図2に示すように、挿入孔14の奥に位置する刃受けば
ね2を隠す。
【0017】ここにおいて、カバー11の内面には、図
7に示すように位置決めリブ18が突出しており、ばね
5で付勢されている扉4は図6に示す当接面46を位置
決めリブ18に当接させることで、両扉4,4は閉じた
状態の位置が定められる。この状態で、プラグの栓刃を
両挿入孔14に差し込めば、各栓刃は扉4,4の翼片4
1,42の傾斜面43を押すことで、扉4をばね5に抗
して動かして、両扉4,4の間を広げるものであり、こ
のために栓刃は刃受けばね2にまで達して、栓刃が丸ピ
ン型のものであれば刃受け部20に、平型のものであれ
ば刃受け部21に差し込まれる。プラグを抜けば、両扉
4,4はばね5,5による付勢で復帰して再度挿入孔1
4を閉じる状態となる。
【0018】そして、この扉付きコンセントにおいて
は、プラグにおける一対の栓刃が同時に差し込まれない
時、つまり図10に示すように、片側の栓刃70のみが
差し込まれる時には、扉4,4が開かず、片方の栓刃7
0のみが刃受けばね2に差し込まれるという状態が生じ
ないようになっている。すなわち、片方の栓刃70のみ
を差し込んだ時には、図0に示すように、両扉4,4は
中枠3の溝30によって受けられている棒状片40,4
0を中心として栓刃70で押されて片側に傾くものであ
り、この傾きによって図10及び図11に示すように、
翼片41,42は中枠3の突部32,32間に入り込
み、栓刃70が傾斜面43を押すことで両扉4,4を押
し開こうとしても、突部32との干渉で開くことがない
ものである。なお、栓刃70を差し込んだ時、傾斜面4
3に栓刃70が当たる関係で、図8において左右方向に
も扉4が傾こうとするが、この傾きは棒状片40が阻止
する。
【0019】各扉4の平型の栓刃70が当たることにな
る部分の中枠3側の面に設けたリブ47は、平型の栓刃
70の挿入時に扉4にかかる抵抗が大きいことに鑑みて
設けた補強リブである。また、コイルばねである一対の
ばね5,5を扉4,4の間に設けずに両サイドに設けて
いるのは、扉4,4の開閉によってばね5,5が折れて
も異極間の短絡が生じることがないようにしている意味
を有している。なお、扉4におけるばね5を受ける部分
は、図6に示すように、内部にボス45が突出する穴4
4として形成されており、ばね5を穴44にはめ込め
ば、根元が太くなっているボス45にばね5が係合する
ようになっている。組み立てに際しては、扉4にばね5
を組み付けた状態でカバー11内に組み入れるわけであ
るが、ばね5が扉4から抜け落ちることがなくて、組み
立て作業性がよいものである。
【0020】以上の実施の形態においては、一対の扉
4,4で挿入孔14を閉じるようにしたものを示した
が、単一の扉4のみで挿入孔14を閉じるようにしたも
のであってもよい。もっとも、2個の扉4,4を組み合
わせて挿入孔14を閉じる方が、挿入孔14を開いた時
の扉4の退避スペースが小さくてすむために、図示例の
ような1個モジュールのものに扉4を設ける場合に有利
である。
【0021】また2個1組の扉4,4を用いるにあた
り、ここでは同形同大のものを用いて部品の種類数の削
減を図っているが、両扉4,4は必ずしも同形同大のも
のである必要はない。図12以降は上記コンセントのた
めの取り付け枠110及び表面プレート120を示して
おり、絶縁性を有する取り付け枠110は一対の枠片1
13a,113bの端部同士をそれぞれ横片112で連
続一体に結合することによって、開口窓111を有する
縦長の矩形枠状に形成されており、開口窓111の長手
方向に沿った両側縁の後面側にはそれぞれ帯板状の固定
梁部114と可動梁部115とが互いに対向する形で設
けられている。
【0022】可動梁部115は長手方向の両端部で可動
梁部115bの長手方向に延長された連結部116を介
して枠片113bに連続一体に連結され、中間部の2ヶ
所が可動梁部115に直交する方向のブリッジ部117
を介して枠片113bに連続一体に連結されている。ま
た、各連結部116と各ブリッジ部117との間および
両ブリッジ部117の間の部位は表裏に貫通するスリッ
ト118a,118b,118cとなっている。取り付
け枠110を形成する合成樹脂は可撓性を有して可動梁
部115及び連結部116が可撓となっている。両側の
スリット118a,118cはL字形に形成され、中間
部のスリット118bは一直線上に形成されている。枠
片113bにおいて各ブリッジ部117の近傍には、ブ
リッジ部117に対応する部位でも可動梁部115が可
撓となるように、表裏に貫通する長孔状の溝119を備
えている。
【0023】一方、固定梁部114及び可動梁部115
において開口窓111に臨む一面にはケース1の両端面
に各一対ずつ突設された取り付け爪62と凹凸係合する
保持溝114a,115aが等ピッチで設けられてい
る。したがって、ケース1に設けた取り付け爪62を各
保持溝114a,115aに凹凸係合させると、ケース
1の前面を開口窓111から露出させた形で取り付け枠
110にケース1を取り付けることができる。
【0024】表面プレート120は取り付け枠110の
前面を覆う矩形状の主部121と主部121の周縁から
全周にわたって後方に突出する側壁122とを連続一体
に形成した略箱型のもので、背方に向けて突出する係止
突起123を取り付け枠の係止孔135に挿入係止する
ことで取り付け枠110の前面に配設される。図中12
1aはコンセントのケース1を臨ませる開口窓、125
は取り付け枠110の張り出し部113dの前面に当接
するリブ、124は取り付け枠110への取り付けに際
して傾斜面113cに案内される規制リブである。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明においては、丸ピン
型の栓刃を受ける刃受け部と平型の栓刃を受ける刃受け
部と、外部から挿入される電線を機械的且つ電気的に接
続する速結端子とを埋め込み配線器具の規格化された1
個モジュールの大きさとして形成されたケース内に内装
しているために、1個モジュールの大きさでありなが
ら、丸ピン型の栓刃と平型の栓刃との両方に対応するこ
とができるものであり、しかもケースに形成された栓刃
用挿入孔を開閉する扉をケースに内装しているために、
扉によって不用意な感電事故を防ぐことができるもので
ある。
【0026】扉は両側に張り出す翼片を一対の栓刃用挿
入孔の直下に位置させたものであるとともに、両翼片の
中間部を中心に揺動自在となっており、ケース内には揺
動して傾いた扉の開き動作を阻止するストッパーを備え
たものとなっているのが好ましい。片方の栓刃のみを差
し込んだ時には扉が傾いて開くことが防がれるために、
片栓刃挿入による事故を防ぐことができる。
【0027】また扉が平型の栓刃の当接部分の近傍に補
強リブを備えていると、平型栓刃の挿入時にかかる抵抗
で扉が破損することがない。ケース内には刃受け部の異
常開きを防ぐ異常開き防止部を設けておくのが丸ピン型
と平型の栓刃とを受けることができるものにおけるクリ
アランスの大きさに起因する刃受けばねの損傷を防止す
ることができる。
【0028】さらにケースが栓刃用挿入孔を備えたカバ
ーとボディとからなる時、カバーのボディ側の面にはカ
バーとの係合部を備えた中枠が装着されて中枠とカバー
内面との間の空間に扉を配設しておくと、良好な組み立
て性を得ることができる。上記中枠及びボディは対の栓
刃に対応する対の刃受け部の間を仕切る仕切り部を備え
ているとともに、中枠の仕切り部とボディの仕切り部と
は相互係合部を備えていることが好ましい。プラグの開
閉により発生する切り粉の回り込みによる短絡を防ぐこ
とができる。
【0029】前記扉は2枚の扉で形成したものとする
と、1個モジュールのケース内に無理なく扉の退避スペ
ースを確保することができ、特に両扉を同形同大として
おくと、製造組み立ての合理化を図ることができる。両
扉は各外側面とカバー内壁面との間に配されたばねによ
って相互に閉じる方向に付勢されたものであることがば
ねの折損に起因する異極間短絡の防止に有利であり、栓
刃当接面が傾斜面として形成されて栓刃の当接でスライ
ドする扉はスライド方向と逆方向に突出する倒れ防止部
を備えていると、扉のスムーズな開閉動作を得ることが
できる。
【0030】両扉が相互に重なるオーバーラップ部を備
えたものでは、両扉間に隙間が生じることがない上に、
細い異物が通過してしまうことを防ぐことができる。ま
た、扉がばねの仮止め係止部を備えていると、ばねと扉
とをカバー内に組み込むことが容易となり、ばねがコイ
ルばねである場合、扉はボスが内部に突出する穴をばね
取り付け部として備えたものとなっていると、扉へのば
ねの組み付けが容易となる。
【0031】カバーはその内面に対の扉の位置決め手段
を備えていることが好ましい。扉の閉じた位置を適切な
位置とすることができ、これに伴って栓刃で扉を押すこ
とで扉を開く動作をスムーズにすることができる。また
本発明は、丸ピン型の栓刃を受ける刃受け部と平型の栓
刃を受ける刃受け部と、外部から挿入される電線を機械
的且つ電気的に接続する速結端子とを埋め込み配線器具
の規格化された1個モジュールの大きさとして形成され
たケース内に内装するとともに、該ケースに形成された
栓刃用挿入孔を開閉する一対の扉をケースに内装したも
のであって、両側に張り出す一対の翼片を備えた各扉は
相互にスライド自在に対向しており、ケースに形成され
た対の栓刃用挿入孔と上記刃受け部との間に翼片を位置
させた上記扉は翼片の上記挿入孔側の面が傾斜面として
形成されて、栓刃による傾斜面の押圧でばね付勢に抗し
てスライドして挿入孔を開くものであることに特徴を有
している。1個モジュールの大きさでありながら、丸ピ
ン型の栓刃と平型の栓刃との両方に対応することができ
るものであり、しかも扉によって不用意な感電事故を防
ぐことができる上に、小さい1個モジュールのケース内
に合理的に扉を配置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の分解斜視図であ
る。
【図2】(a)は同上の正面図、(b)は破断底面図である。
【図3】(a)は同上の側面図、(b)は同上の背面図であ
る。
【図4】同上のカバーブロックを外した状態の正面図で
ある。
【図5】同上の扉とばねと中枠とを組み込んだカバーの
背面図である。
【図6】同上の扉とばねの分解斜視図である。
【図7】(a)はカバーの背面図、(b)はカバーを外した状
態の正面図である。
【図8】同上の破断側面図である。
【図9】同上の縦断面図である。
【図10】片側の栓刃のみを差し込んだ状態を示すもの
で、(a)は縦断面図、(b)は一部拡大図である。
【図11】片側の栓刃のみを差し込んだ状態を示すもの
で、(a)は横断面図、(b)は一部拡大図である。
【図12】同上の取り付け枠と表面プレートの分解斜視
図である。
【図13】同上の取り付け枠と表面プレートの分解斜視
図である。
【図14】同上の取り付け枠への取り付け状態を示すも
ので、(a)(b)(c)は断面図である。
【符号の説明】
1 ケース 2 刃受けばね 5 扉

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 丸ピン型の栓刃を受ける刃受け部と平型
    の栓刃を受ける刃受け部と、外部から挿入される電線を
    機械的且つ電気的に接続する速結端子とを埋め込み配線
    器具の規格化された1個モジュールの大きさとして形成
    されたケース内に内装するとともに、該ケースに形成さ
    れた栓刃用挿入孔を開閉する扉をケースに内装している
    ことを特徴とする扉付きコンセント。
  2. 【請求項2】 扉は両側に張り出す翼片を一対の栓刃用
    挿入孔の直下に位置させたものであるとともに、両翼片
    の中間部を中心に揺動自在となっており、ケース内には
    揺動して傾いた扉の開き動作を阻止するストッパーを備
    えていることを特徴とする請求項1記載の扉付きコンセ
    ント。
  3. 【請求項3】 扉は平型の栓刃の当接部分の近傍に補強
    リブを備えていることを特徴とする請求項1記載の扉付
    きコンセント。
  4. 【請求項4】 ケース内には刃受け部の異常開きを防ぐ
    異常開き防止部が設けられていることを特徴とする請求
    項1記載の扉付きコンセント。
  5. 【請求項5】 ケースは栓刃用挿入孔を備えたカバーと
    ボディとからなり、カバーのボディ側の面にはカバーと
    の係合部を備えた中枠が装着されて中枠とカバー内面と
    の間の空間に扉が配設されていることを特徴とする請求
    項1記載の扉付きコンセント。
  6. 【請求項6】 中枠及びボディは対の栓刃に対応する対
    の刃受け部の間を仕切る仕切り部を備えているととも
    に、中枠の仕切り部とボディの仕切り部とは相互係合部
    を備えていることを特徴とする請求項5記載の扉付きコ
    ンセント。
  7. 【請求項7】 扉は2枚の扉で形成されていることを特
    徴とする請求項1記載の扉付きコンセント。
  8. 【請求項8】 両扉は同形同大であることを特徴とする
    請求項7記載の扉付きコンセント。
  9. 【請求項9】 両扉は各外側面とカバー内壁面との間に
    配されたばねによって相互に閉じる方向に付勢されてい
    ることを特徴とする請求項7記載の扉付きコンセント。
  10. 【請求項10】 栓刃当接面が傾斜面として形成されて
    栓刃の当接でスライドする扉はスライド方向と逆方向に
    突出する倒れ防止部を備えていることを特徴とする請求
    項7記載の扉付きコンセント。
  11. 【請求項11】 両扉は相互に重なるオーバーラップ部
    を備えていることを特徴とする請求項7記載の扉付きコ
    ンセント。
  12. 【請求項12】 扉はばねの仮止め係止部を備えている
    ことを特徴とする請求項9記載の扉付きコンセント。
  13. 【請求項13】 ばねはコイルばねであり、扉はボスが
    内部に突出する穴をばね取り付け部として備えているこ
    とを特徴とする請求項9記載の扉付きコンセント。
  14. 【請求項14】 カバーはその内面に対の扉の位置決め
    手段を備えていることを特徴とする請求項1記載の扉付
    きコンセント。
  15. 【請求項15】 丸ピン型の栓刃を受ける刃受け部と平
    型の栓刃を受ける刃受け部と、外部から挿入される電線
    を機械的且つ電気的に接続する速結端子とを埋め込み配
    線器具の規格化された1個モジュールの大きさとして形
    成されたケース内に内装するとともに、該ケースに形成
    された栓刃用挿入孔を開閉する一対の扉をケースに内装
    したものであって、両側に張り出す一対の翼片を備えた
    各扉は相互にスライド自在に対向しており、ケースに形
    成された対の栓刃用挿入孔と上記刃受け部との間に翼片
    を位置させた上記扉は翼片の上記挿入孔側の面が傾斜面
    として形成されて、栓刃による傾斜面の押圧でばね付勢
    に抗してスライドして挿入孔を開くものであることを特
    徴とする扉付きコンセント。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008041462A (ja) * 2006-08-07 2008-02-21 Jimbo Electric Co Ltd 安全扉つきコンセント

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