JPH11297336A - 複合発電システム - Google Patents

複合発電システム

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JPH11297336A
JPH11297336A JP10097276A JP9727698A JPH11297336A JP H11297336 A JPH11297336 A JP H11297336A JP 10097276 A JP10097276 A JP 10097276A JP 9727698 A JP9727698 A JP 9727698A JP H11297336 A JPH11297336 A JP H11297336A
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JP
Japan
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fuel
exhaust
fuel cell
gas turbine
supplied
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JP10097276A
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Masatoshi Kudome
正敏 久留
Toshihiro Kamata
敏弘 鎌田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】燃料電池とガスタービンと蒸気タービンとから
なる異種の動力発生装置を組み合わせて、効率的な発電
を行うようにした複合発電システム。 【解決手段】燃料電池101から排出される排燃料3b
である未反応水素を含む水素燃料4bおよび窒素17を
除去した排気(酸素)16の燃焼で駆動されるガスター
ビン105、燃料電池101から排出される排燃料3
b、排空気14の保有する熱で生成された蒸気32で駆
動される蒸気タービン107、排空気14の一部を燃料
電池101に供給する空気中12に供給する排空気循環
ブロワ18、および排燃料3bの一部を燃料電池101
に供給する水素燃料中2b中に供給する排燃料再循環ブ
ロワ109からなるものとした、複合発電システム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料電池とガスタ
ービンと蒸気タービンとからなる異種の動力発生装置を
組み合わせて、効率的な発電を行うようにした複合発電
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】供給された燃料エネルギーを効率的に電
力に変換するために異種の動力発生装置、例えば、ガス
タービンと蒸気タービンとを組み合わせて発電効率を向
上させるようにした複合発電システム、いわゆる、コン
バインド発電システムが実用化されている。
【0003】また、このような複合発電システムにおけ
る燃料と空気との化学反応による発電に代えて、燃料と
空気との電気化学反応を利用して発電を行い、騒音が発
生せず、クリーンで発電効率を向上させることができる
ようにした燃料電池の実用化も進められている。
【0004】さらに、近年では、燃料電池とガスタービ
ンと蒸気タービンとを組み合わせて、燃料エネルギーを
さらに効率的に電力に変換し、さらに発電効率を向上さ
せるようにした複合発電システムの開発も進められてい
る。図6は、このような燃料電池、ガスタービン、およ
び蒸気タービンを組み合わせて、発電を行うようにした
公知の複合発電システムを示すブロック図である。
【0005】図に示すように、公知の複合発電システム
では、天然ガス、石炭ガス化ガスなどの化石燃料1a
を、燃料用熱交換器111で燃料電池101から排出さ
れる排燃料3aで予熱した後、入口燃料2aにして、燃
料電池101へ投入する。また、燃料電池101には、
外気から取り入れた空気11を、空気圧縮機103で圧
縮した圧縮空気12を空気用熱交換器112で予熱した
後、入口空気13にして投入する。
【0006】このようにして、入口燃料2aと入口空気
13とが投入され、発電を行う燃料電池101は、燃料
極、固体電解質、および空気極とからなり、入口燃料2
a中の水素および/又は一酸化炭素と入口空気13中の
酸素とで電気化学反応を起こさせ、900℃以上にもな
る作動温度で作動させて、発電効率40〜50%程度に
もなる高効率で発電を行う。また、燃料電池101で発
電された直流電流は、インバータ102で交流に変換さ
れた後、電力41として外部へ出力される。
【0007】一方、燃料電池101に投入されたもの
の、発電に使用されなかった未反応の水素、一酸化炭素
を多く含み、燃料電池101から排出される高温になっ
た排燃料3aは、上述したように、燃料用熱交換器11
1で化石燃料1aを予熱することにより、冷却されて冷
却排燃料4aとなって、ガスタービン入口燃焼器104
に投入される。
【0008】同様に、燃料電池101に投入されたもの
の、発電に使用されなかった未反応酸素を多く含み、燃
料電池101から排出される高温になった排空気14
は、上述したように、空気用熱交換器112で圧縮空気
12を予熱することにより、冷却されて冷却排空気15
となって、ガスタービン入口燃焼器104に投入され
る。ガスタービン入口燃焼器104にそれぞれ投入され
た、冷却排燃料4aと冷却排空気15とは混合され、着
火されて燃焼ガスを発生させガスタービン105を駆動
する。
【0009】この燃焼ガスで駆動されるガスタービン1
05は、従来のガスタービンと同様に、前述した空気1
1を圧縮空気12にする空気圧縮機103を作動させる
とともに、空気圧縮機103と同様に、同軸に連結され
た発電機106を作動させて、発電を行い電力42を外
部に出力する。
【0010】また、ガスタービン105を駆動して、ガ
スタービン105から排出される排気ガス21は、排気
ガスボイラ113にて給水31、及び蒸気32を加熱し
た後、冷却排気ガス22となって煙突201より外部へ
排出される。この排気ガスボイラ113によって、50
0℃にもなる、ガスタービン105からの排気ガス21
で給水31が蒸発させられ、さらに加熱された蒸気32
は、蒸気タービン107に供給され、蒸気タービン10
7を駆動する。蒸気タービン107でも、同軸に連結さ
れた発電機108を作動させて発電を行い、電力43を
外部に出力するようにしている。
【0011】さらに、排気ガスボイラ113の加熱によ
り蒸発させられ、加熱されて蒸気タービン107を駆動
した蒸気32は、高真空圧の排気33となって復水器1
14内の冷却および脱気によって導入され、復水器11
4で復水されて給水31となり、給水ポンプ115を経
て排気ガスボイラ113へ供給され、蒸気タービン10
7と排気ガスボイラ113との間を循環する。
【0012】このように、燃料電池101、ガスタービ
ン105、蒸気タービン107を組み合わせて発電を行
うようにし、しかも、燃料電池101として、作動温度
が900℃以上にもなる固体電解質型燃料電池を使用
し、燃料電池101の高効率の特徴を最大に発揮するた
めに、排熱利用のガスタービン105、蒸気タービン1
07のボトミングサイクルを組み合わせたコンバインド
サイクルにした公知の複合発電システムでは、60%を
超える高い発電効率も実現可能である。
【0013】しかしながら、上述した従来の複合発電シ
ステムでは、燃料電池101に投入する燃料として化石
燃料1aを用い、酸化剤として空気11を用いるように
しているため、その排空気14中には窒素(N2 )が多
量に含まれることになり、排燃料3a中に含まれ、煙突
201から冷却排気ガス22とともに外部に放出され
る、地球温暖化の原因物質とされる二酸化炭素(C
2 )を分離することが困難になるという不具合があ
る。
【0014】このため、化石燃料1aに代えて、二酸化
炭素を生成する炭素を含まない燃料、すなわち、水素燃
料を入口燃料2bとして燃料電池101に供給するよう
にして、二酸化炭素が含まれない冷却排燃料4bをガス
タービン入口燃焼器104に供給されるようにして、ガ
スタービン105を水素燃焼による燃焼ガスで駆動する
ようにして、二酸化炭素の外部放出を防止することも考
えられる。
【0015】図7は、燃料として水素燃料1bを、ま
た、酸化剤として酸素11aを入口燃焼器161に投入
して駆動するようにしたガスタービンを使用して、発電
するようにした水素・酸素発電システムを示すブロック
図である。
【0016】図に示すように、このような水素・酸素発
電システムでは、燃料である水素燃料1bと酸化剤であ
る酸素11aとを、圧縮蒸気162と共に入口燃焼器1
61へ投入し、燃焼させて、発生した燃焼ガスを中圧タ
ービン152へ投入して駆動するようにしている。中圧
タービン152を駆動した中圧タービン排気154は、
熱交換器155,156,157,158に導入され、
各熱交換器155,156,157,158のそれぞれ
に導入される被加熱蒸気である、後述する給水168、
高圧タービン排気170を加熱後、低圧圧縮機159お
よび高圧圧縮機160にて圧縮され、圧縮蒸気162と
なって、上述したように入口燃焼器161に投入され
る。
【0017】一方、熱交換器157の後流側より、中圧
タービン排気154より取り出された蒸気163は、低
圧タービン153を駆動した後、低圧タービン153か
ら排出される低圧タービン排気164となって、復水器
165にて復水され、入口燃焼器161に投入される水
素燃料1b、酸素11aの投入量に見合う水166を除
去した給水168となって、給水ポンプ167によって
熱交換器158,157,156に供給され、加熱され
て、高圧蒸気169となって高圧タービン151に供給
され、高圧タービン151を駆動する。
【0018】高圧タービン151を駆動して、高圧ター
ビン151から排出される高圧タービン排気170は、
前述した高圧圧縮機160から吐出される圧縮蒸気16
2と合流して、熱交換器155で加熱された後、入口燃
焼器161に投入される。また、高圧タービン151
は、低圧圧縮機159と同軸状に結合されて低圧圧縮機
159を駆動するとともに、中圧タービン152および
低圧タービン153は、高圧圧縮機160および発電機
171と同軸状に結合され、低圧圧縮機159から導入
される圧縮空気をさらに圧縮して高圧の圧縮空気にする
とともに、発電機171を作動させて発電した電力17
2を外部に供給するようにしている。
【0019】このように構成された水素・酸素発電シス
テムでは、入口燃焼器161に供給される燃料および酸
化剤として、水素燃料1bおよび酸素11aを使用する
ようにしているため、前述した地球温暖化の原因物質で
ある二酸化炭素の発生を防止できる反面、60%程度以
上の発電効率を達成するためには、入口燃焼器161を
設けるようにしたガスタービン、具体的には中圧タービ
ン152の入口温度を1700℃以上とする必要があ
り、ガスタービン翼の冷却技術や材料の開発などを進め
る必要があるという不具合がある。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、地球環境保
全の観点から、大気に放出される排気ガス中に二酸化炭
素の温暖化原因物質を含まず、かつ、高効率の発電シス
テムを実現するため、ガスタービンを酸素燃焼タービン
として、排気ガスからの二酸化炭素の回収を困難にして
いた排空気中に含まれる窒素をなくし、燃料に非水素を
含む燃料が使用される等により、排気ガス中に二酸化炭
素が含まれるようなことがあっても、回収を容易にし、
排気ガス中に二酸化炭素等の温暖化原因物質を含まない
ものにでき、また、酸素燃焼タービンにすることに伴う
発電効率の低下を回避するために、従来のガスタービン
入口ガス温度の高温化を伴うことなく、高い発電効率が
得られるシステムとするため、燃料電池反応に伴う発熱
は、空気又は蒸気との熱交換によって回収し、この回収
熱によって蒸気タービンを駆動するようにして、従来、
蒸気タービンを駆動するために排気ガスによって蒸気を
生成していたために、排気ガス温度を低下させることが
できず、熱回収に制限のあったガスタービンの排気ガス
温度を低下させることができるようになり、ガスタービ
ンでの熱回収を大きくして、ガスタービンの発電効率を
向上させることができるとともに、ガスタービン入口ガ
ス温度の高温化に伴う、ガスタービンの冷却技術もしく
は新材料の開発をしなくても、高効率の発電システムを
実現できる燃料電池、ガスタービン、蒸気タービンとか
らなる複合発電システムを提供することを課題とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】このため、第1番目の本
発明の複合発電システムは、次の手段とした。
【0022】(1)空気との電気化学反応により発電を
行うために供給される燃料として、改質燃料が使用され
るようにした燃料電池から発電後に排出される未反応の
改質燃料を多く含む排燃料と、燃料電池から発電後に排
出され、空気分離器により窒素分が分離されて、未反応
の酸素を多く含む排空気とが供給され、燃焼させた燃焼
ガスで駆動されて発電を行うガスタービンを設けた。
【0023】なお、燃料電池に供給される改質燃料とし
ては、水素燃料にすることが最も好ましいが、化石燃料
を改質して生成された水素および一酸化炭素からなる燃
料でもよい。また、従来の複合発電システムのように、
ガスタービンの排気では、蒸気タービンを駆動する蒸気
の生成を行わず、排気圧を可能な限り下げて作動させ、
ガスタービンの発電効率を向上させるようにすることが
好ましい。
【0024】(2)発電に使用され、加熱されて燃料電
池からガスタービンに供給される高温の排空気および排
燃料と、給水もしくは蒸気とをそれぞれ熱交換器で熱交
換させ、生成された高温、高圧の蒸気で駆動され、発電
を行う蒸気タービンを設けた。
【0025】(3)発電に使用され、加熱されて燃料電
池からガスタービンに供給される高温の排燃料を、蒸気
タービンを駆動する高温、高圧の蒸気を生成する熱交換
器で耐熱温度にまで冷却して、燃料電池に供給される燃
料中に供給するようにした排燃料再循環ブロワを設け
た。
【0026】なお、排燃料再循環ブロワは、燃料電池か
らガスタービン入口燃焼器に排燃料を供給するようにし
た供給ラインに設置され、蒸気タービンを駆動する高
温、高圧の蒸気を生成する熱交換器で耐熱温度にまで冷
却されて、ガスタービンに供給される排燃料の一部を抽
出して、燃料電池に供給される燃料中に供給するように
してもよく、又は、燃料電池からガスタービン入口燃焼
器に供給される排燃料の供給ラインから分岐させた排燃
料の一部を、排燃料再循環ブロワに供給するようにした
分岐供給ラインに、蒸気タービンを駆動する高温、高圧
の蒸気を生成する熱交換器を設け、分岐供給ラインによ
り供給された排燃料のみを耐熱温度にまで冷却して、燃
料電池に供給される燃料中に供給するようにしてもよ
い。
【0027】(4)発電に使用され、加熱されて燃料電
池からガスタービンに供給される高温の排空気を、蒸気
タービンを駆動する高温、高圧の蒸気を生成する熱交換
器で耐熱温度にまで冷却して、その一部を燃料電池に供
給される空気中に供給するようにした排空気再循環ブロ
ワを設けた。
【0028】(a)本発明の複合発電システムは、上述
(1)〜(4)の手段としたので、地球環境保全の観点
から問題のある、排気ガス中に二酸化炭素等の温暖化原
因物質を含まず、かつ、高効率の発電システムを実現で
きる。すなわち、ガスタービンの燃焼に、燃料電池から
排出される排空気から空気分離器で窒素が分離された排
空気が使用されるため、燃料電池に一酸化炭素を含む改
質燃料が使用され、排気ガス中に二酸化炭素が含有され
るような場合でも、排気ガス中からの二酸化炭素の回収
が容易になり、排気ガス中に温暖化原因物質を含まない
ものにできる。
【0029】また、酸素燃焼タービンにすることに伴う
発電効率の低下を回避するために、従来のガスタービン
入口ガス温度の高温化を行うことなく、高い発電効率が
得られるシステムとするため、燃料電池反応に伴い発熱
した熱量は、空気又は蒸気との熱交換によって回収し
て、この回収熱によって蒸気タービンを駆動するように
して、従来、蒸気タービンを駆動するためその排気ガス
によって蒸気を生成していたために、排気ガス温度を低
下させることができず、熱回収に制限のあったガスター
ビンの排気ガス温度を低下させることができるようにな
り、ガスタービンでの熱回収を大きくして、ガスタービ
ンの発電効率を向上させることができるとともに、ガス
タービン入口ガス温度の高温化に伴う、ガスタービンの
冷却技術もしくは新材料の開発をしなくても、高効率の
発電システムを実現できる。
【0030】さらに、排燃料再循環ブロワおよび排空気
再循環ブロワを設けて、燃料電池に供給される燃料中お
よび空気中に、燃料電池反応後排出され、ブロワの耐熱
温度にまで、空気、燃料および蒸気との熱交換によって
冷却された排燃料および排空気の一部を投入するように
したので、燃料電池反応により排出される熱量は、燃料
および空気の再循環により除熱され、燃料電池を一定の
運転温度に制御することができ、燃料電池は安定した発
電ができるようになる。
【0031】また、第2番目の本発明の複合発電システ
ムは、上述(1)ないし(4)の手段に加え、次の手段
とした。
【0032】(5)ガスタービンから排出される排気ガ
スが、蒸気タービンの排気と同様に高真空圧にまで膨張
させられて、ガスタービンを高効率で駆動できるものに
した。
【0033】(b)これにより、上述(a)に加え、通
常の蒸気タービンの排気と同等の高真空圧まで膨張さ
せ、ガスタービンを駆動できることにより、ガスタービ
ンの高出力化を図ることができるようになり、ガスター
ビン入口ガス温度の高温化を小さくでき、ガスタービン
の冷却技術もしくは新材料の選択が緩やかになる。
【0034】また、第3番目の本発明の複合発電システ
ムは、上述(1)ないし(4)の手段に加え、次の手段
とした。
【0035】(6)ガスタービンから排出される排気ガ
スを、燃料電池に供給される燃料の加熱に使用するよう
にした。
【0036】(c)これにより、上述(a)に加え、ガ
スタービンから排出される排気ガスがより低温になっ
て、外部に放出されるので地球環境保全の観点から、よ
り秀れたものになる。さらに、ガスタービンとしての通
常のガスタービンが使用できるようになり、コストの面
から有利となる。
【0037】また、第4番目の本発明の複合発電システ
ムは、上述(1)ないし(4)の手段に加え、次の手段
とした。
【0038】(7)ガスタービンから排出される排気ガ
スを蒸気タービンの給水の加熱の一部に使用するように
した。
【0039】(d)これにより、ガスタービンへ投入す
る熱量は減少するが、蒸気タービンに投入できる熱量が
増大することより、第3番目の発明とほぼ同等の効率を
達成することができる。
【0040】また、第5番目の本発明の複合発電システ
ムは、上述(1)ないし(4)の手段に加え、次の手段
とした。
【0041】(8)ガスタービンから排出される排気ガ
スを、燃料電池に供給される化石燃料を改質燃料にする
改質器の加熱に使用するようにした。
【0042】(e)これにより、燃料電池に供給される
燃料の多様化が図れ、汎用性の大きいプラントとするこ
とができる。
【0043】また、第6番目の本発明の複合発電システ
ムは、上述(1)ないし(4)の手段に加え、次の手段
とした。
【0044】(9)燃料電池からガスタービン入口燃焼
器に供給される排燃料の供給ラインから分岐させ、排燃
料の一部を燃料再循環燃料ブロワに供給するようにした
分岐供給ラインに、蒸気タービンを駆動する高温、高圧
の蒸気を生成する熱交換器を設け、耐熱温度にまで冷却
された排燃料を燃料再循環燃料ブロワにより、燃料電池
に供給される燃料中に供給するようにした。
【0045】(f)これにより、蒸気タービンに投入で
きる熱量は減少するが、ガスタービンへ投入する熱量が
増大することより、実施の第3形態とほぼ同等の効率を
達成することができる。
【0046】
【発明の実施の形態】以下、本発明の複合発電システム
の実施の一形態を図面にもとづき説明する。図1は本発
明の複合発電システムの実施の第1形態を示すブロック
図、ブロック図が繁雑になるのをさけるため、図1
(a)に燃料電池およびガスタービン部分のブロック図
を示し、図1(b)に蒸気タービン部分のブロック図を
示す。なお、図6に示す部材と同一若しくは類似の部材
には、同一符号を付して説明は省略した。
【0047】図に示すように、本実施の形態の複合発電
システムは、燃料と空気との電気化学反応で900〜1
000℃の高温になる固体電解質型燃料電池(SOF
C)を使用するようにした燃料電池101と、燃料電池
101から排出される排空気14から空気分離器116
で窒素17が除去された酸素16と、燃料電池101か
ら排出された水素である冷却排燃料4bとの燃焼ガスで
駆動されるガスタービン105と、ガスタービン105
の排気ガスの保有する熱を利用することなく、燃料電池
101から排出される高温の排燃料3bおよび排空気1
4で加熱された蒸気で駆動される蒸気タービン107と
を組み合わせた発電システムとしている。
【0048】本システムに供給される燃料は水素燃料1
bとし、第1段燃料用熱交換器117で加熱された後、
後述する排燃料再循環ブロワ118から供給される再循
環燃料5と混合されて、前述した燃料用熱交換器111
で加熱されて燃料電池101に供給される。
【0049】一方、燃料電池101から排出され、燃料
用熱交換器111で入口燃料2bを加熱した排燃料3b
は、熱交換器としての第3段熱交換器119に導入さ
れ、給水31を加熱して蒸気32にすることにより、排
燃料再循環ブロワ109の耐熱温度以下にされて、その
一部は、排燃料再循環ブロワ109から上述したよう
に、水素燃料1bに投入されるとともに、残りの部分
は、第1段燃料用熱交換器117で水素燃料1bを加熱
することにより、冷却排燃料4bとなって、ガスタービ
ン入口燃焼器104に投入される。
【0050】また、本実施の形態の複合発電システムに
供給される酸化剤は、空気11とし空気圧縮機103で
圧縮され、圧縮空気12となって空気用熱交換器112
で加熱されて、入口空気13となり燃料電池101に供
給され、同時に供給された入口燃料2bと電気化学反応
を起し、発電を行う。また、発電を行った後燃料101
から排出される排空気14は、空気用熱交換器112で
圧縮空気12を加熱した後、熱交換器としての第2段熱
交換器120に導入され、給水31を加熱して蒸気32
にすることにより、排空気再循環ブロワ110の耐熱温
度以下にされて、その1部は再循環空気18として、排
空気再循環ブロワ110によって圧縮空気12に投入さ
れる。
【0051】排空気再循環ブロワ110に一部が分流さ
れた排空気14の残りの残余空気19は、さらに第1段
熱交換器121に導入され、給水31を加熱して冷却さ
れた後、空気分離器116に導入され、残余空気19中
に含まれた窒素17が分離されて、酸素16となってガ
スタービン入口燃焼器104に投入され、燃焼ガスとな
ってガスタービン105を駆動する。
【0052】ガスタービン105に導入され、ガスター
ビン105を駆動した燃焼ガスは、蒸気タービン107
の排気33と略同程度の高真空圧にまで膨張して、排気
ガス21として外部へ放出される。本実施の形態の複合
発電システム100は、上述のように構成されているの
で、燃料である水素燃料1を第1段燃料用熱交換器11
7で予熱し、再循環燃料5と混合された後、燃料用熱交
換器111にて燃料電池101の反応温度にまで加熱
し、燃料電池101へ投入される。
【0053】本システムの燃料電池101としては、固
体電解質型燃料電池(SOFC)が採用されており、そ
の反応温度は約900℃以上になる。燃料電池101で
は、一般的に入口燃料2bの一部のみを利用する(燃料
利用率として60〜80%程度)ため、排燃料3bは、
未反応燃料である水素H2 と反応生成物であるH2 Oを
含有している。排燃料3bは燃料電池101での反応熱
により、入口燃料2bの温度より上昇しており、燃料用
熱交換器111にて入口燃料2bを加熱した後、再循環
ブロワ109の耐熱温度まで、さらに第3段熱交換器1
19にて冷却される。
【0054】また、再循環燃料5を分離した排燃料3b
は、第1段燃料用熱交換器117にて燃料1bを予熱し
た後、冷却排燃料4bとなって、ガスタービン入口燃焼
器104へ投入される。なお、ガスタービン入口燃焼器
104へは、新たに投入された水素燃料1bに見合う冷
却燃料4bが投入される。
【0055】空気11は空気圧縮機103にて圧縮され
た後、再循環空気18と混合し空気用熱交換器112に
て燃料電池101の反応温度にまで加熱され燃料電池1
01へ投入される。燃料電池101からの排空気14
は、電池反応により入口空気13より加熱されており、
空気用熱交換器112にて入口空気13を加熱した後、
排空気再循環ブロワ110の耐熱温度まで第2段熱交換
器120にて冷却される。再循環空気18を取り出した
後の残余空気19は、第1段熱交換器121にて空気分
離器116の耐熱温度まで冷却されて導入され、空気分
離器116によって窒素17の除去が行われる。
【0056】空気分離器116で窒素17を分離した残
余空気19、すなわち、酸素16はガスタービン入口燃
焼器104へ投入される。このガスタービン105へ投
入する酸素16量は、冷却排燃料4bである燃料水素4
と等モル比に相当する量とし、ガスタービン105入口
ガス温度の高温化を図り高効率を達成する。なお、燃料
電池101での発電反応に伴う発熱を除去するため、燃
料電池101へは図示省略した冷却空気を投入し、さら
には、再循環空気18及び再循環燃料5を再循環させる
ことにより、燃料電池101は、一定の運転温度に制御
され、燃料電池は安定した発電ができるようになる。
【0057】また、ガスタービン入口燃焼器104へ
は、燃料として水素である冷却排燃料4bと酸化剤であ
る酸素、及び水蒸気が投入されることとなるため、ガス
タービン105へ投入されるのは高温の水蒸気となり、
二酸化炭素の発生はない。したがって、ガスタービン1
05から排気ガス21はH2 Oのみとなり、通常の蒸気
タービンの排気と同等の高真空圧まで膨張させ、ガスタ
ービン105を駆動できることにより、従来の水素・酸
素を利用したガスタービンのように、入口温度を170
0℃にもなる高温にすることく、ガスタービン入口ガス
温度の高温化に伴う、ガスタービンの冷却技術もしくは
新材料の開発をしなくても、ガスタービン105の高出
力化を図ることができる。
【0058】さらに、地球環境保全の観点から問題のあ
る、二酸化炭素等の温暖化原因物質を排気ガス中に含ま
ず、環境汚染の問題を回避できる。
【0059】また、第1段〜第3段の熱交換器121,
120,119においては、上述の燃料電池101にお
ける発熱を除去するため、給水31及び蒸気32にて
も、排燃料3bあるいは排空気14の冷却が行われる。
すなわち、図1(b)のブロック図に示すように、給水
ポンプ115にて加圧された給水31は、その温度レベ
ルを考慮して配置した第1段〜第3段熱交換器121,
120,119,115により加熱されて、高温の蒸気
32となり蒸気タービン107に投入される。
【0060】蒸気タービン107からの排気33は、復
水器114により復水され、給水ポンプ115に投入さ
れる。なお、この図1(b)で示す蒸気タービンサイク
ルは通常の蒸気タービンと同等のサイクルである。燃料
電池101における電池反応に伴い発生する熱は、入口
燃料2bによる入熱の50%以上を占めているが、本実
施の形態の複合発電システム100の適用により、その
熱を第1段〜第3段熱交換器121,120,119に
て、蒸気を回収し、蒸気タービン107での発電に寄与
するため熱の有効利用を、さらに図ることができ発電効
率65%以上(発電端)が実現可能となる。
【0061】なお、本実施の形態では蒸気タービンサイ
クルの第1段ないし第3段熱交換器121,122,1
23の配置を直列にしたが、温度条件に従い、この順番
を入れ替えたり、並列配置としてもよいものである。
【0062】次に、図2は本発明の複合発電システムの
実施の第2形態を示す図で、図2(a)は燃料電池およ
びガスタービン部分を示すブロック図、図2(b)はブ
ロック図が繁雑になるため、蒸気タービン部分のみを取
り出して示すブロック図である。本実施の形態は、基本
的には図1に示す実施の第1形態と同等であるが、ガス
タービン105から排出される排気ガス21熱の有効利
用を図るため、排気ガス21と水素燃料1bとの熱交換
を行うための燃料予熱用熱交換器122を設置するよう
にしたものである。
【0063】前述した実施の第1形態では、ガスタービ
ン105の排気ガス21は通常の蒸気タービンの排気圧
力である高真空にまで膨張させ、排気温度の低減を図
り、ガスタービン105の出力増大を行うようにした
が、本実施の形態では、ガスタービン105の排気ガス
23圧力は、通常のガスタービン並みの300mmAg
程度の圧力とし、排気ガス23からの熱回収を燃料予熱
用熱交換器122により図るようにしたものである。
【0064】これにより、燃料予熱用熱交換器122よ
り外部に放出される排出ガス24は、実施の第1形態に
おける排気ガス21よりも、低温になって外気へ放出さ
れるので、地球環境保全の観点から、より秀れたものに
できる。
【0065】次に、図3は本発明の複合発電システムの
実施の第3形態を示す図で、図3(a)は燃料電池、ガ
スタービン部分を示すブロック図、図3(b)はブロッ
ク図が繁雑になるため蒸気タービン部分を取り出して示
すブロック図である。本実施の形態は、基本的には図1
に示す実施の第1形態と同等であるが、実施の第2形態
と同様に、ガスタービン105の排気ガス23の有する
熱の有効利用を図るため、蒸気タービン107用の給水
31と排気ガス23との熱交換を行う給水予熱用熱交換
器123を設置するようにしたものである。
【0066】このように、本実施の形態では、ガスター
ビン105の排気ガス23熱を蒸気タービンサイクルの
給水の加熱に利用することによって、蒸気タービン10
8の出力増大が図れ、プラントの発電効率が向上すると
ともに、実施の第2形態と同様に給水予熱用熱交換器1
23より外部に放出される排出ガス24は、実施の第1
形態における排気ガス21より低温になって外気へ放出
されるので、地球環境保全の観点より秀れたものにでき
る。なお、本実施の形態においても、ガスタービン10
5の排気ガス23圧力は、通常のガスタービン並みの3
00mmAg程度の圧力とする必要がある。
【0067】次に、図4は本発明の複合発電システムの
実施の第4形態を示す図で、図4(a)は燃料電池、ガ
スタービン部分を示すブロック図、図4(b)はブロッ
ク図が繁雑になるため蒸気タービン部分を取り出して示
すブロック図である。本実施の形態は、基本的には図1
に示す実施の第1形態と同等であるが、実施の第1形態
では、燃料電池101の排燃料3bの全量を第3段熱交
換器119にて再循環ブロワ109の耐熱温度以下まで
冷却するようにしていたが、本実施の形態では再循環燃
料5のみを冷却し、ガスタービン入口燃焼器104への
供給する冷却排燃料4bの温度を高くし、ガスタービン
出力の増大を図るようにしたものである。
【0068】なお、ここでは実施の第1形態に対応した
ブロック図のみを示したが、前述した実施の第1ないし
第3形態又は後述する実施の第5形態に対応したシステ
ムにも同様に適用できるものである。
【0069】本実施の形態では、ガスタービン105入
口温度を高く保ち、ガスタービン105出力増大を図る
ため、排燃料再循環ブロワ109の耐熱温度まで冷却す
るのは、排燃料3bから一部分岐された排燃料再循環燃
料5のみとし、ガスタービン入口燃焼器104へ投入す
る冷却排燃料4bは、燃料用熱交換器111の出口温度
を保つ高温のものにした。
【0070】また、水素燃料1bの第1段加熱を行う第
1段燃料用熱交換器117は、蒸気タービンサイクル中
で、第3段熱交換器119で加熱された蒸気35を用い
て予熱するようにしている。これにより、蒸気タービン
107に投入できる熱量は減少するが、ガスタービン1
05へ投入する熱量が増大することより、実施の第3形
態とほぼ同等の効率を達成することができる。
【0071】次に、図5は本発明の複合発電システムの
実施の第5形態を示す図で、図5(a)は燃料電池、ガ
スタービン部分を示すブロック図、図5(b)はブロッ
ク図が繁雑になるため蒸気タービン部分を取り出して示
すブロック図である。本実施の形態は、基本的には図1
に示す実施の第1形態と同等であるが、本実施の形態で
は、実施の第1形態ないし第4形態で燃料電池101に
供給する燃料として、水素燃料1bを使用していたが、
天然ガス、石炭ガス化ガスなどを燃料とする燃料電池1
01とした。
【0072】図に示すように天然ガス、石炭ガス化ガス
などの化石燃料1aを改質器125で改質を行って水素
(H2 )及び一酸化炭素(CO)などを主成分とするガ
スに変換後、変成器126にて一酸化炭素と水蒸気を水
素と二酸化炭素に変換し、さらに、二酸化炭素(C
2 )等の水素以外の非水素ガス6成分をガス分離器1
27にて分離し、水素燃料1bを燃料電池101に投入
するようにしている。
【0073】天然ガスなどの化石燃料1aを水素燃料1
bに改質する改質反応は、吸熱反応である。この吸熱分
の熱量を与えるため、ガスタービン105の排気ガス2
1の保有する熱量を用いるようにしている。この排気ガ
ス21は、改質用熱交換器128にて改質前の化石燃料
1aを予熱後、改質用復水器129にて復水し、系外へ
排出する水8と燃料改質のために供給する改質用水9に
分離する。
【0074】また、天然ガスなどの化石燃料1aは、改
質のために必要な改質用水9を改質用給水ポンプ130
で補充し、改質用化石燃料10にして、改質用熱交換器
128にて所定の改質温度まで加熱し、改質器125へ
投入する。水蒸気を含有する天然ガス(CH4 )などの
改質用化石燃料10は改質器121にて数1に基づき水
素(H2 )、一酸化炭素(CO)、などの成分に改質さ
れ、変成器126に投入される。
【0075】
【数1】
【0076】変成器126にて、一酸化炭素(CO)と
水蒸気(H2 O)は、数2に基づき水素(H2 )と二酸
化炭素(CO2 )に変換される。
【0077】
【数2】
【0078】さらに、ガス分離器127にて水素あるい
は水素(H2 )と水蒸気(H2 O)以外の成分である二
酸化炭素(CO2 )などの非水素ガス6成分を取り除
き、燃料電池101へ供給する水素燃料1bとして第1
段燃料用熱交換器111へ供給される。
【0079】なお、第一段燃料用熱交換器117以降の
系統については実施の第1形態と同等である。
【0080】このように、本実施の形態では、精製され
た水素を燃料とせず、化石燃料1aをガスタービン10
5の排気ガス21を使って水素燃料1aに改質して、燃
料電池101に供給できるようになり、燃料電池101
に供給できる燃料を多様化して、しかも実施の第1形態
と同等の効果を得ることができる。
【0081】さらに、本実施の形態では、変成器126
にて一酸化炭素(CO)を二酸化炭素(CO2 )に変化
させて分離し、燃料電池101に供給するようにしてい
るが、改質器125で改質された水素(H2 )、一酸化
炭素からなる改質燃料を入口燃料として燃料電池101
に供給するようにしても良いものである。すなわち、排
空気14中の窒素17は、空気分離器116で除去され
ており、ガスタービン105から排出される排気ガス2
1,23に二酸化炭素(CO2 )が含まれる場合におい
ても、排気ガス21,23からの二酸化炭素(CO2
の分離を困難にしていた窒素は、排気ガス21,23中
に含まれてないために、分離が容易になるからである。
但し、この場合、排気ガス21,23から二酸化炭素
(CO2 )を分離して、取り除くガス分離器を新たに設
置する必要はある。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の複合発電
システムは、空気との電気化学反応により発電を行うた
めに供給される燃料として、改質燃料が使用されるよう
にした燃料電池から、発電後に排出される未反応の改質
燃料を多く含む排燃料と、燃料電池から発電後に排出さ
れ、空気分離器により窒素分が分離されて、未反応の酸
素を多く含む排空気とが供給され、燃焼させた燃焼ガス
で駆動されて発電を行うガスタービン、発電に使用さ
れ、加熱されて燃料電池からガスタービンに供給される
高温の排空気および排燃料と、給水もしくは蒸気とをそ
れぞれ熱交換器で熱交換させ、生成された高温、高圧の
蒸気で駆動され、発電を行う蒸気タービン、発電に使用
され、加熱されて燃料電池からガスタービンに供給され
る高温の排燃料を、蒸気タービンを駆動する高温、高圧
の蒸気を生成する熱交換器で耐熱温度にまで冷却して、
燃料電池に供給される燃料中に供給するようにした排燃
料再循環ブロワ、発電に使用され、加熱されて燃料電池
からガスタービンに供給される高温の排空気を、蒸気タ
ービンを駆動する高温、高圧の蒸気を生成する熱交換器
で耐熱温度にまで冷却して、その一部を燃料電池に供給
される空気中に供給するようにした排空気再循環ブロワ
を設けるものとした。
【0083】本発明の複合発電システムは、上述の構成
により、地球環境保全の観点から問題のある、排気ガス
中に二酸化炭素等の温暖化原因物質を含まず、かつ、高
効率の発電システムを実現できる。また、ガスタービン
入口ガス温度が高温化することなく、高い発電効率が得
られるシステムとすることができるために、ガスタービ
ン入口ガス温度の高温化に伴う、ガスタービンの冷却技
術もしくは新材料の新規開発をしなくて、従来と同様の
ガスタービンを使用するようにしても、高効率の発電シ
ステムを実現できる。さらに、燃料電池反応により排出
される熱量は、燃料及び空気の再循環により除熱され、
燃料電池を一定の運転温度に制御され、燃料電池は安定
した発電ができるようになる。
【0084】また、本発明の複合発電システムは、ガス
タービンの排気ガスが蒸気タービンの排気と同様に高真
空圧にまで膨張させるようにした。
【0085】これにより、通常の蒸気タービンの排気と
同等の高真空圧まで膨張させ、ガスタービンを駆動でき
ることにより、ガスタービンの高出力化を図ることがで
きるようになり、ガスタービン入口ガス温度の高温化を
小さくでき、ガスタービンの冷却技術もしくは新材料の
選択が緩やかになる。
【0086】また、本発明の複合発電システムは、ガス
タービンの排気ガスを燃料電池に供給される燃料の加熱
に使用するようにした。
【0087】これにより、燃料電池の作動効率が向上
し、発電効率が向上するとともに、ガスタービンから排
出される排気ガスがより低温になって、外部に放出され
るので地球環境保全の観点から、より秀れたものにな
る。さらに、ガスタービンとしての通常のガスタービン
が使用できるようになり、コストの面から有利となる。
【0088】また、本発明の複合発電システムは、ガス
タービンの排気ガスを蒸気タービンの給水の加熱に使用
するようにした。
【0089】これにより、ガスタービンに投入できる熱
量は減少するが、蒸気タービンへ投入する熱量が増大
し、蒸気タービンの発電効率が向上する。
【0090】また、本発明の複合発電システムは、ガス
タービンの排気ガスを、燃料電池に供給される化石燃料
を改質燃料にする改質器の加熱に使用するようにした。
【0091】これにより、燃料電池に供給される燃料の
多様化が図れ、搬用性の大きいプラントとすることがで
きる。
【0092】また、本発明の複合発電システムは、燃料
電池からガスタービンに供給される排燃料の供給ライン
から分岐させ、排燃料の一部を燃料再循環燃料ブロワに
供給するようにした分岐供給ラインに、蒸気タービンを
駆動する高温、高圧の蒸気を生成する熱交換器を設け、
耐熱温度にまで冷却された排燃料を燃料電池に供給され
る燃料中に供給するようにした。
【0093】これにより、蒸気タービンに投入できる熱
量は減少するが、ガスタービンへ投入する熱量が増大す
ることにより、ほぼ同等の効率を達成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の複合発電システムの実施の第1形態を
示すブロック図で、ブロック図が繁雑になるのを避ける
ため、図1(a)に燃料電池およびガスタービン部分の
ブロック図を示し、図(b)に蒸気タービン部分のブロ
ック図、
【図2】本発明の複合発電システムの実施の第2形態を
示す図で、図2(a)は燃料電池、ガスタービン部分を
示すブロック図、図2(b)はブロック図が繁雑になる
ため蒸気タービン部分を取り出して示すブロック図、
【図3】本発明の複合発電システムの実施の第3形態を
示す図で、図3(a)は燃料電池、ガスタービン部分を
示すブロック図、図3(b)はブロック図が繁雑になる
ため蒸気タービン部分を取り出して示すブロック図、
【図4】本発明の複合発電システムの実施の第4形態を
示す図で、図4(a)は燃料電池、ガスタービン部分を
示すブロック図、図4(b)はブロック図が繁雑になる
ため蒸気タービン部分を取り出して示すブロック図、
【図5】本発明の複合発電システムの実施の第5形態を
示す図で、図5(a)は燃料電池、ガスタービン部分を
示すブロック図、図5(b)はブロック図が繁雑になる
ため蒸気タービン部分を取り出して示すブロック図、
【図6】燃料電池、ガスタービン、蒸気タービンを組み
合わせて発電を行うようにした公知の複合発電システム
を示すブロック図、
【図7】燃料として水素燃料を、また、酸化剤として酸
素を、入口燃焼器に投入して駆動するようにしたガスタ
ービンを使用して、発電するようにした水素・酸素発電
システムを示すブロック図である。
【符号の説明】
1a 化石燃料 1b 水素燃料 2a 入口燃料 2b 入口燃料 3a 排燃料 3b 排燃料 4a 冷却排燃料 4b 冷却排燃料 5 再循環燃料 6 非水素ガス 7 水素・二酸化炭素混合ガス 8 排出水 9 改質用水 10 改質用化石燃料 11 空気 11a 酸素 12 圧縮空気 13 入口空気 14 排空気 15 冷却排空気 16 酸素 17 窒素 18 再循環空気 19 残余空気 21 排気ガス 22 冷却排ガス 23 排気ガス 24 排出ガス 31 給水 32 蒸気 33 排気 35 蒸気 41 電力 42 電力 43 電力 101 燃料電池 102 インバータ 103 空気圧縮機 104 ガスタービン入口燃焼器 105 ガスタービン 106 発電機 107 蒸気タービン 108 発電機 109 排燃料再循環ブロワ 110 排空気再循環ブロワ 111 燃料用熱交換器 112 空気用熱交換器 113 排気ガスボイラ 114 復水器 115 給水ポンプ 116 空気分離器 117 第1段燃料用熱交換器 119 第3段熱交換器 120 第2段熱交換器 121 第1段熱交換器 122 燃料予熱用熱交換器 123 給水予熱用熱交換器 125 改質器 126 変成器 127 ガス分離器 128 改質用熱交換器 129 改質用復水器 130 改質用給水ポンプ 151 高圧タービン 152 中圧タービン 153 低圧タービン 154 中圧タービン排気 155 熱交換器 156 熱交換器 157 熱交換器 158 熱交換器 159 低圧圧縮機 160 高圧圧縮機 161 入口燃焼器 162 圧縮蒸気 163 低圧蒸気 164 低圧タービン排気 165 復水器 166 (除去)水 167 給水ポンプ 168 給水 169 高圧蒸気 170 高圧タービン排気 171 発電機 172 電力 201 煙突

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給された燃料と空気との電気化学反応
    により発電を行う燃料電池、発電に使用されて前記燃料
    電池から排出される排空気および排燃料を燃焼させた燃
    焼ガスで発電を行うガスタービン、および前記排空気お
    よび前記排燃料で生成される蒸気で発電を行う蒸気ター
    ビンからなる複合発電システムにおいて、前記燃料とし
    て水素燃料が使用された前記排燃料と空気分離器により
    窒素分を分離した前記排空気とを供給し、燃焼させた燃
    焼ガスで駆動される前記ガスタービンと、前記燃料電池
    の発電時に加熱された前記排空気および前記排燃料と熱
    交換する熱交換器で生成された蒸気で駆動される蒸気タ
    ービンと、前記燃料電池から前記ガスタービンに供給さ
    れる前記排燃料を、前記熱交換器で耐熱温度にまで冷却
    して、前記燃料電池に供給される前記燃料中に供給する
    排燃料再循環ブロワと、前記燃料電池から前記ガスター
    ビンに供給される前記排空気を前記熱交換器で耐熱温度
    にまで冷却して、その一部を前記燃料電池に供給される
    前記空気中に供給する排空気再循環ブロワとを設けたこ
    とを特徴とする複合発電システム。
  2. 【請求項2】 前記ガスタービンから排出される排気ガ
    スを前記蒸気タービンの排気と同等の高真空圧の排気ガ
    スにまで膨張させるようにして、前記ガスタービンを駆
    動するようにしたことを特徴とする請求項1の複合発電
    システム。
  3. 【請求項3】 前記ガスタービンから排出される排気ガ
    スを前記燃料電池に供給される前記燃料の加熱に使用す
    るようにしたことを特徴とする請求項1の複合発電シス
    テム。
  4. 【請求項4】 前記ガスタービンから排出される排気ガ
    スを前記蒸気タービンの給水の加熱に使用するようにし
    たことを特徴とする請求項1の複合発電システム。
  5. 【請求項5】 前記ガスタービンから排出される排気ガ
    スを、前記燃料電池に供給される化石燃料を前記水素燃
    料に改質する改質器の加熱に使用するようにしたことを
    特徴とする請求項1の複合発電システム。
  6. 【請求項6】 前記排燃料再循環ブロワが、前記燃料電
    池から前記ガスタービンに供給される前記排燃料の一部
    を分岐して、前記熱交換器で耐熱温度にまで冷却して前
    記燃料電池に供給される前記燃料中に供給するようにさ
    れていることを特徴とする請求項1の複合発電システ
    ム。
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