JP2004134262A - 複合発電システム - Google Patents

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久留 長生
Akira Hashimoto
橋本 彰
Katsumi Nagata
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Abstract

【課題】大規模な発電施設等に利用する場合でも、エアコンプレッサやガスタービンの作動に問題を生じることなく運転できる複合発電システムを提供する。
【解決手段】燃料ガス1と空気2とを反応させて電力を得る燃料電池モジュール11と、モジュール11に燃料ガス1を供給する燃料ガス圧縮送給器12及び燃料ガス予熱器13と、モジュール11に空気2を供給するエアコンプレッサ14及び空気予熱器15と、モジュール11から排出された空気2の一部及び燃料ガス1を燃焼させる燃焼器16と、燃焼器16からの燃焼ガス5でエアコンプレッサ14を作動させると共に発電を行うガスタービン18及び発電機19と、モジュール11から排出された空気2の残りを冷却すると共に空気2aを加えてモジュール11内に再び供給する空気循環ブロア22、循熱交換器23、酸素分離器21a、酸素圧縮送給器21bとを備えて複合発電システム10を構成した。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、リン酸形燃料電池(PAFC)や溶融炭酸塩形燃料電池(MCFC)や固体電解質形燃料電池(SOFC)等のような高温作動形の燃料電池とガスタービンとを組み合わせた複合発電システムに関し、特に、事業用や商用の大規模な発電施設で利用する場合に極めて有効なものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、円筒型の固体電解質形燃料電池は、多孔性の電極膜により固体電解質膜を挟んで円筒型の多孔性の基体管の外周面上に設けてセルチューブを構成し、基体管の内部に高温高圧の例えば水素等を含む燃料ガスを流通させる一方、基体管の外周面に高温高圧の例えば酸素等を含む酸化ガスを流通させることにより、水素と酸素とが固体電解質膜で電気化学的に反応して電極膜から電気を取り出すことができるようになっている。
【0003】
このような固体電解質形燃料電池を始めとして、溶融炭酸塩形燃料電池や固体電解質形燃料電池等のような高温作動形の燃料電池においては、排出される上記ガスが高温高圧であると共に燃焼可能であるため、排出された上記ガスを燃焼させてガスタービンに送給して発電機を作動させることにより、排出ガスを利用してさらに発電できるようにした複合発電システムに利用され始めている。このような複合発電システムの従来の一例を図2に示す。
【0004】
図2に示すように、従来の複合発電システム110は、例えば前述したようなセルチューブを内蔵して燃料ガス1と酸化ガスである空気2とを高温高圧環境下で電気化学的に反応させて電力を得るようにした高温作動形の燃料電池モジュール111と、燃料電池モジュール111内に燃料ガス1を高圧で供給する燃料ガス圧縮送給機112と、燃料電池モジュール111内に酸化ガスである空気2を高圧で送給するエアコンプレッサ114と、燃料電池モジュール111内から排出された燃料ガス1及び空気2を燃焼させて燃焼ガス3を発生させる燃焼器116と、燃焼器116からの燃焼ガス3により前記エアコンプレッサ114を作動させると共に発電を行うガスタービン118及び発電機119と、ガスタービン118から排出された燃焼ガス3からの熱により、燃料ガス圧縮送給機112からの燃料ガス1及びエアコンプレッサ114からの空気2を予熱する燃料ガス予熱器113及び空気予熱器115とを備えている。
【0005】
このような複合発電システム110においては、燃料ガス圧縮送給機112から燃料ガス1(例えばLNG等)を高圧で送給して燃料ガス予熱器113で予熱した後、前記モジュール111内に送給すると共に、エアコンプレッサ114から空気2を高圧で送給して空気予熱器115で予熱した後、前記モジュール111内に送給すると、燃料ガス1中の水素と空気2中の酸素とが当該モジュール111内で電気化学的に反応して電力を取り出すことができる。
【0006】
前記モジュール111から排出された燃料ガス1及び空気2は、燃焼器116内に送給されて燃焼され、燃焼ガス3となってガスタービン118内に送給される。
【0007】
前記燃焼ガス3は、ガスタービン118を介して発電機119を作動させて発電を行った後、当該ガスタービン118から排出され、前記燃料ガス予熱器113及び前記空気予熱器115に送給されて新たな燃料ガス1及び空気2の予熱の熱源に利用されてから外部に排出される。
【0008】
したがって、上記複合発電システム110によれば、燃料電池モジュール111による発電はもちろんのこと、当該燃料電池モジュール111から排出される高温高圧の燃料ガス1及び空気2を燃焼して発生させた燃焼ガス3を利用してガスタービン118を作動させて発電機119で発電することができ、発電効率を高めることができる。
【0009】
【特許文献1】
特開平8−045523号公報
【特許文献2】
特開平11−297336号公報(請求項1,4〜6)
【非特許文献1】
URL:http://mech−server.mech.kyoto−u.ac.jp/lab/yoshida/fclca.htm
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前述したような複合発電システム110は、発電効率が高く(約60%)、排ガスがクリーンであることから、病院(数百kWレベル)や工場(数千kWレベル)等の分散電源として使用するだけでなく、近年、事業用や商用の大規模な発電施設の火力発電設備の一部の代替(数十万kWレベル)等として利用することが検討され始めている。
【0011】
しかしながら、上述したような複合発電システム110は、エアコンプレッサ114とガスタービン118との間に、空気2の送給圧力損失を生じる燃料電池モジュール111が介在するため、数十万kWレベルの大規模な発電施設に適用しようとすると、エアコンプレッサ114とガスタービン118との圧力バランスに大きな差を生じてしまい、エアコンプレッサ114やガスタービン118の作動に問題を生じてしまうおそれがあった。
【0012】
このようなことから、本発明は、事業用や商用の大規模な発電施設等に利用する場合であっても、エアコンプレッサやガスタービンの作動に問題を生じることなく運転することができる複合発電システムを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
前述した課題を解決するための、第一番目の発明による複合発電システムは、燃料ガスと酸化ガスとを高温高圧環境下で電気化学的に反応させて電力を得る高温作動形の燃料電池モジュールと、前記燃料電池モジュールに燃料ガスを高圧で供給する燃料ガス供給手段と、前記燃料電池モジュール内に供給する前記燃料ガスを予熱する燃料ガス予熱手段と、前記燃料電池モジュール内に酸化ガスを高圧で供給する酸化ガス供給手段と、前記燃料電池モジュール内に供給する前記酸化ガスを予熱する酸化ガス予熱手段と、前記燃料電池モジュールから排出された前記燃料ガス及び前記酸化ガスを燃焼させて燃焼ガスを発生させる燃焼ガス発生手段と、前記第一の燃焼ガス発生手段及び前記第二の燃焼ガス発生手段から発生した前記燃焼ガスを利用して前記酸化ガス供給手段を作動させると共に発電を行う燃焼ガス発電手段と、前記酸化ガス供給手段から前記燃料電池モジュール内に供給される前記酸化ガスに、当該燃料電池モジュールから排出された前記酸化ガスの一部を混合して循環させる酸化ガス循環手段と、前記酸化ガス循環手段で循環される前記酸化ガスを冷却する循環酸化ガス冷却手段とを備えていることを特徴とする。
【0014】
第二番目の発明による複合発電システムは、第一番目の発明において、前記燃料電池モジュール内に供給する前記酸化ガスに酸素を加える酸素供給手段を備えていることを特徴とする。
【0015】
第三番目の発明による複合発電システムは、第一番目または第二番目の発明において、前記燃焼ガス発電手段から排出された前記燃焼ガスの熱を利用して蒸気を発生させる蒸気発生手段と、前記蒸気発生手段からの前記蒸気を利用して発電を行う蒸気発電手段とを備えていることを特徴とする。
【0016】
第四番目の発明による複合発電システムは、第三番目の発明において、前記循環酸化ガス冷却手段が、前記蒸気発生手段で発生した前記蒸気と熱交換させることにより前記酸化ガスを冷却するものであることを特徴とする。
【0017】
第五番目の発明による複合発電システムは、第三番目または第四番目の発明において、前記蒸気発電手段から排出された前記蒸気を前記蒸気発生手段に再び供給する蒸気再利用手段を備えていることを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明による複合発電システムの実施の形態を図1を用いて説明する。図1は、複合発電システムの全体概略構成図である。なお、本発明は、以下の実施の形態に限定されるものではない。
【0019】
図1に示すように、本実施の形態に係る複合発電システム10は、燃料ガス1と酸化ガスである空気2とを高温高圧環境下で電気化学的に反応させて電力を得る高温作動形の燃料電池モジュール11と、燃料電池モジュール11に燃料ガス1を高圧で供給する燃料ガス供給手段である燃料ガス圧縮送給器12と、燃料電池モジュール11内に供給する燃料ガス1を予熱する燃料ガス予熱手段である燃料ガス予熱器13と、燃料電池モジュール11内に空気2を高圧で供給する酸化ガス供給手段であるエアコンプレッサ14と、燃料電池モジュール11内に供給する空気2を予熱する酸化ガス予熱手段である空気予熱器15と、燃料電池モジュール11から排出された燃料ガス1及び空気2を燃焼させて燃焼ガス3を発生させる燃焼ガス発生手段である燃焼器16と、燃焼器16から発生した燃焼ガス5を利用して前記エアコンプレッサ14を作動させると共に発電を行う燃焼ガス発電手段であるガスタービン18及び発電機19と、燃料電池モジュール11内に供給する空気2に酸素2aを加える酸素供給手段である酸素分離器21a及び酸素圧縮送給器21bと、エアコンプレッサ14から燃料電池モジュール11内に供給される空気2に、当該燃料電池モジュール11から排出された前記空気2の一部を混合して循環させる酸化ガス循環手段である空気循環ブロア22と、空気循環ブロア22で循環される空気2を冷却する循環酸化ガス冷却手段である熱交換器23とを備えている。
【0020】
また、上記複合発電システム10は、ガスタービン18から排出された燃焼ガス1の熱を利用して蒸気5を発生させる蒸気発生手段である蒸気発生器24a,24bと、蒸気発生器24a,24bからの蒸気5を利用して発電を行う蒸気発電手段である蒸気タービン25及び発電機26と、蒸気タービン25から排出された蒸気5を前記蒸気発生器24a,24bに再び供給するように当該蒸気5を冷却して水4に戻して送給する蒸気再利用手段である復水器27及び給水ポンプ28と備えている。
【0021】
ここで、前記エアコンプレッサ14は、空気2の一部を前記ガスタービン18に直接供給して当該ガスタービン18のブレード等を冷却するようになっている。
【0022】
また、前記熱交換器23は、空気循環ブロア22で循環される前記空気2と蒸気発生器24a,24bで発生した前記蒸気5とを熱交換させることにより、当該空気2の熱を蒸気5の熱源に利用すると同時に当該空気2を冷却するようになっている。
【0023】
このような複合発電システム10においては、燃料ガス圧縮送給機12から燃料ガス1(例えばLNG等)を高圧で送給して燃料ガス予熱器13で予熱してから燃料電池モジュール11内に送給する一方、エアコンプレッサ14から空気2を高圧で送給して当該空気2を空気予熱器15で予熱してから燃料電池モジュール11内に送給すると、燃料ガス1中の水素と当該空気2中の酸素とが燃料電池モジュール11内で電気化学的に反応して電力を取り出すことができる。
【0024】
前記モジュール11から排出された燃料ガス1が燃焼器16内に送給されると共に当該モジュール11から排出された空気2の一部が燃焼器16内に送給されて燃焼され、燃焼ガス3となってガスタービン18に送給されることにより、当該ガスタービン18は、前記エアコンプレッサ14を駆動させると共に、発電機19を作動させて発電を行う。このとき、ガスタービン18内には、前記エアコンプレッサ14から空気2の一部が直接供給されることにより、ブレード等の冷却が行われる。
【0025】
前記ガスタービン18から排出される前記燃焼ガス3は、前記蒸気発生器24a,24bで熱源として利用された後、外部へ排出される。
【0026】
他方、前記モジュール11から排出された空気2の残りは、前記空気循環ブロア22の作動により、前記熱交換器23に送給されて熱交換されて冷却された後、前記エアコンプレッサ14からの新たな空気2と共に、前記酸素分離器21aで系外の空気2中から分離された酸素2aを酸素圧縮送給器21bにより加えられて、前記空気予熱器15内に再び送給されて再利用される。
【0027】
また、上記燃焼ガス3からの熱により前記蒸気発生器24a,24bで発生した蒸気5は、前記熱交換器23で前記空気2と熱交換してさらに加熱されると共に当該空気2を冷却した後、蒸気タービン25に送給される。当該蒸気タービン25は、発電機26を作動させて発電を行う。
【0028】
前記蒸気タービン25から排出された蒸気4は、復水器27で冷却されて水4に戻される。この水4は、給水ポンプ28で蒸気発生器24a,24b及び熱交換器23に送給され、前記燃焼ガス3及び前記空気2からの熱により加熱されて、蒸気5となって再び蒸気タービン25に送給される。
【0029】
つまり、従来の複合発電システム110においては、燃料電池モジュール111から排出された空気2のすべてを燃焼させて発生させた燃焼ガス3をガスタービン18に送給するようにしていたが、本実施の形態に係る複合発電システム10においては、燃料電池モジュール11から排出された空気2の一部のみを燃焼させて発生させた燃焼ガス3をガスタービン18に送給すると共に、残りの空気2を燃料電池モジュール11内に再び供給するようにしたのである。
【0030】
このため、本実施の形態に係る複合発電システム10においては、エアコンプレッサ14とガスタービン18との間に、空気2の送給圧力損失を生じる燃料電池モジュール11が介在していても、エアコンプレッサ14とガスタービン18との圧力バランスに大きな差を生じることがない。
【0031】
したがって、本実施の形態に係る複合発電システム10によれば、数十万kWレベルの事業用や商用の大規模な発電施設等に利用する場合であっても、エアコンプレッサ14やガスタービン18の作動に問題を生じることなく運転することができる。
【0032】
また、燃料電池モジュール11内で使用した空気2を当該燃料電池モジュール11内に再び供給するにあたって、当該空気2に酸素分離器21a及び酸素圧縮送給器21bにより酸素2aを加えるようにしたので、燃料電池モジュール11内での発電効率の低下を防止することができる。
【0033】
また、燃料電池モジュール11内で使用した空気2を当該燃料電池モジュール11内に再び供給するにあたって、当該空気2を前記熱交換器23により冷却するようにしたので、燃料電池モジュール11内から発生する熱を外部に放出することが確実にでき、燃料電池モジュール11の作動を安全かつ確実に行うことができると共に、燃料電池モジュール11の発電効率の低下を確実に防止することができる。
【0034】
【発明の効果】
第一番目の発明による複合発電システムは、燃料ガスと酸化ガスとを高温高圧環境下で電気化学的に反応させて電力を得る高温作動形の燃料電池モジュールと、前記燃料電池モジュールに燃料ガスを高圧で供給する燃料ガス供給手段と、前記燃料電池モジュール内に供給する前記燃料ガスを予熱する燃料ガス予熱手段と、前記燃料電池モジュール内に酸化ガスを高圧で供給する酸化ガス供給手段と、前記燃料電池モジュール内に供給する前記酸化ガスを予熱する酸化ガス予熱手段と、前記燃料電池モジュールから排出された前記燃料ガス及び前記酸化ガスを燃焼させて燃焼ガスを発生させる燃焼ガス発生手段と、前記第一の燃焼ガス発生手段及び前記第二の燃焼ガス発生手段から発生した前記燃焼ガスを利用して前記酸化ガス供給手段を作動させると共に発電を行う燃焼ガス発電手段と、前記酸化ガス供給手段から前記燃料電池モジュール内に供給される前記酸化ガスに、当該燃料電池モジュールから排出された前記酸化ガスの一部を混合して循環させる酸化ガス循環手段と、前記酸化ガス循環手段で循環される前記酸化ガスを冷却する循環酸化ガス冷却手段とを備えていることから、酸化ガス供給手段と燃焼ガス発電手段との圧力バランスに大きな差を生じることがないので、数十万kWレベルの事業用や商用の大規模な発電施設等に利用する場合であっても、酸化ガス供給手段や燃焼ガス発電手段の作動に問題を生じることなく運転することができる。
【0035】
第二番目の発明による複合発電システムは、第一番目の発明において、前記燃料電池モジュール内に供給する前記酸化ガスに酸素を加える酸素供給手段を備えているので、燃料電池モジュールから排出された酸化ガスの一部を当該燃料電池モジュール内に再び供給して再利用する場合であっても、燃料電池モジュール内での発電効率の低下を防止することができる。
【0036】
第三番目の発明による複合発電システムは、第一番目または第二番目の発明のいずれかにおいて、前記燃焼ガス発電手段から排出された前記燃焼ガスの熱を利用して蒸気を発生させる蒸気発生手段と、前記蒸気発生手段からの前記蒸気を利用して発電を行う蒸気発電手段とを備えているので、発電に使用した前記燃焼ガスを利用してさらに発電を行うことができる。
【0037】
第四番目の発明による複合発電システムは、第三番目の発明において、前記循環酸化ガス冷却手段が、前記蒸気発生手段で発生した前記蒸気と熱交換させることにより前記酸化ガスを冷却するものであるので、燃料電池モジュール内から発生する熱を蒸気の加熱用の熱源に再利用することができ、熱エネルギを有効に利用することができる。
【0038】
第五番目の発明による複合発電システムは、第三番目または第四番目の発明において、前記蒸気発電手段から排出された前記蒸気を前記蒸気発生手段に再び供給する蒸気再利用手段を備えているので、蒸気媒体を有効に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による複合発電システムの実施の形態の全体概略構成図である。
【図2】従来の複合発電システムの一例の全体概略構成図である。
【符号の説明】
1 燃料ガス
2 空気
2a 酸素
3 燃焼ガス
4 水
5 蒸気
10 複合発電システム
11 燃料電池モジュール
12 燃料ガス圧縮送給器
13 燃料ガス予熱器
14 エアコンプレッサ
15 空気予熱器
16 燃焼器
18 ガスタービン
19 発電機
21a 酸素分離器
21b 酸素圧縮送給器
22 空気循環ブロア
23 熱交換器
24a,24b 蒸気発生器
25 蒸気タービン
26 発電機
27 復水器
28 給水ポンプ

Claims (5)

  1. 燃料ガスと酸化ガスとを高温高圧環境下で電気化学的に反応させて電力を得る高温作動形の燃料電池モジュールと、
    前記燃料電池モジュールに燃料ガスを高圧で供給する燃料ガス供給手段と、
    前記燃料電池モジュール内に供給する前記燃料ガスを予熱する燃料ガス予熱手段と、
    前記燃料電池モジュール内に酸化ガスを高圧で供給する酸化ガス供給手段と、
    前記燃料電池モジュール内に供給する前記酸化ガスを予熱する酸化ガス予熱手段と、
    前記燃料電池モジュールから排出された前記燃料ガス及び前記酸化ガスを燃焼させて燃焼ガスを発生させる燃焼ガス発生手段と、
    前記第一の燃焼ガス発生手段及び前記第二の燃焼ガス発生手段から発生した前記燃焼ガスを利用して前記酸化ガス供給手段を作動させると共に発電を行う燃焼ガス発電手段と、
    前記酸化ガス供給手段から前記燃料電池モジュール内に供給される前記酸化ガスに、当該燃料電池モジュールから排出された前記酸化ガスの一部を混合して循環させる酸化ガス循環手段と、
    前記酸化ガス循環手段で循環される前記酸化ガスを冷却する循環酸化ガス冷却手段と
    を備えていることを特徴とする複合発電システム。
  2. 請求項1において、
    前記燃料電池モジュール内に供給する前記酸化ガスに酸素を加える酸素供給手段を備えている
    ことを特徴とする複合発電システム。
  3. 請求項1または請求項2において、
    前記燃焼ガス発電手段から排出された前記燃焼ガスの熱を利用して蒸気を発生させる蒸気発生手段と、
    前記蒸気発生手段からの前記蒸気を利用して発電を行う蒸気発電手段と
    を備えていることを特徴とする複合発電システム。
  4. 請求項3において、
    前記循環酸化ガス冷却手段が、前記蒸気発生手段で発生した前記蒸気と熱交換させることにより前記酸化ガスを冷却するものである
    ことを特徴とする複合発電システム。
  5. 請求項3または請求項4において、
    前記蒸気発電手段から排出された前記蒸気を前記蒸気発生手段に再び供給する蒸気再利用手段を備えている
    ことを特徴とする複合発電システム。
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