JPH11296513A

JPH11296513A - 文書処理装置および文書処理方法

Info

Publication number: JPH11296513A
Application number: JP10104591A
Authority: JP
Inventors: Tadashi Inoue; 直史井上
Original assignee: Canon Inc
Current assignee: Canon Inc
Priority date: 1998-04-15
Filing date: 1998-04-15
Publication date: 1999-10-29

Abstract

(57)【要約】【課題】検索・置換処理における操作者の負担を軽減
させ、作業効率を図る。【解決手段】検索・置換処理において、保存されてい
る複数の文書データに対して、検索した文字列を別の文
字列に自動的に置換する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、文書を入力、編集
可能な文書処理装置および文書処理方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】この種の装置の編集機能のひとつである
検索機能では、所望の文字列を含む文書データを外部記
憶装置に保存されている文書データの中から探し出す文
書間検索が行われている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、複数の
文書に対して、探し出した文書データ内の所望の文字列
を、別な文字列に置き換える、いわゆる置換操作を行お
うとすると、１文書ずつ読み出して、１文書毎に置換操
作を行わなければならないという問題がある。

【０００４】そこで、本発明の目的は、検索・置換処理
における操作者の負担り軽減を図ることが可能な文書処
理装置および文書処理方法を提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は、文書データを
入力する入力手段と、文書データを編集する編集手段
と、文書データを表示する表示手段と、複数の文書デー
タを記憶する記憶手段とを有し、前記編集手段は、前記
記憶手段に記憶された検索・置換の対象となる複数の文
書データを指定する指定手段と、前記指定された複数の
文書データに対して検索・置換を行う検索置換手段とを
具えることによって、文書処理装置を構成する。

【０００６】ここで、前記編集手段は、置換処理か否か
を判断する判断手段と、置換処理でないとき、検索のみ
を行う検索手段とをさらに具えることができる。

【０００７】前記複数の文書データの検索・置換、又
は、カレント文書の検索・置換を選択する選択手段をさ
らに具えることができる。

【０００８】また、本発明は、文書データを入力する入
力工程と、文書データを表示する表示工程と、複数の文
書データを記憶手段に記憶する記憶工程と、前記記憶手
段に記憶された検索・置換の対象となる複数の文書デー
タを指定する指定工程と、前記指定された複数の文書デ
ータに対して検索・置換を行う検索置換工程とを具える
ことによって、文書処理方法を提供する。

【０００９】ここで、置換処理か否かを判断する判断工
程と、置換処理でないとき、検索のみを行う検索工程と
をさらに具えることができる。

【００１０】前記複数の文書データの検索・置換、又
は、カレント文書の検索・置換を選択する選択工程をさ
らに具えるとこができる。

【００１１】前記記憶手段は、外部記憶装置とすること
ができる。

【００１２】また、本発明は、コンピュータによって文
書データの検索・置換の制御を行うための制御プログラ
ムを記録した記録媒体であって、該制御プログラムはコ
ンピュータに、複数の文書データを入力させ、入力させ
た複数の文書データを記憶手段に記憶させ、前記記憶手
段に記憶させた前記複数の文書データのファイル名を表
示手段に表示させ、前記表示手段に表示させた複数の文
書データのファイル名から、検索・置換の対象となる複
数の文書データを指定させ、前記指定させた複数の文書
データに対して検索・置換を行わせることによって、検
索置換制御プログラムを記録した記録媒体を提供する。

【００１３】ここで、前記制御プログラムはコンピュー
タに、置換処理か否かを判断させ、置換処理でないと
き、検索のみを行わせることができる。

【００１４】前記制御プログラムはコンピュータに、前
記複数の文書データの検索・置換、又は、カレント文書
の検索・置換を選択させることができる。

【００１５】

【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態を詳細に説明する。

【００１６】図７は、本発明を適用可能な文書処理装置
のシステム構成を示す。

【００１７】１は、ＣＰＵである。２は、ＣＰＵ１の制
御プログラムを格納するＲＯＭである。制御プログラム
には、後述する図１のフローチャートに示すような本発
明に係る制御プログラムも含まれる。なお、本発明に係
る制御プログラムは、ＲＯＭ２以外に、別体として、フ
ロッピーディスク等に記憶させてもよい。

【００１８】３は、各種データやプログラムを格納する
ＲＡＭである。４は、複数の文書データを格納する外部
記憶装置である。５は、プリンタである。６は、表示装
置（ＣＲＴ）である。７は、キーボードである。８は、
システムバスである。

【００１９】図２は、表示装置６に表示される内容であ
り、検索・置換を実行するためのダイヤログボックスの
１例を示す。「検索文字列」１０の領域には、「バイオ
リン」が表示されている。「置換文字列」１１の領域に
は、「ビオラ」が表示されている。また、検索・置換を
実行するために、「カレント文書」１２の領域と、「フ
ァイルから」１４の領域とが設けられている。

【００２０】「カレント文書」１２の領域には、検索範
囲１３として、「文書の先頭から」、「カーソル以
降」、「カーソル以前」が表示されている。「ファイル
から」１４の領域には、「ファイルの場所」１５とし
て、「私文書ａ−１」が表示されている。また、「参
照」１６を選択した場合は、図３の表示内容が画面に現
れる。「サブフォルダも探す」１７の領域は、指定した
ホルダの下の階層まで検索の対象とするか否かのスイッ
チである。さらに、「ＯＫ」のボタン１８の押下により
表示内容が実行され、「キャンセル」のボタン１９の押
下によって表示された内容がキャンセルされる。

【００２１】図３は、文書ファイルの格納場所を指定す
るダイヤログボックスの１例である。領域２０〜２２
は、フォルダの内容を示す。領域２３は選択されるドラ
イブ内容を示し、領域２４の押下によって表示内容を変
更できる。領域２５は、新フォルダを選択する領域であ
る。また、「ＯＫ」のボタン２６、「キャンセル」のボ
タン２７により、それぞれ所定の処理が実行される。

【００２２】図４は、外部記憶装置４に格納されている
文書ファイルの表示内容を示す。表示される項目として
は、「すべてのフォルダ」３０、「名前」３１、「サイ
ズ」３２、「更新日時」３３がある。「すべてのフォル
ダ」３０には、私文書ａ−１、趣味、仕事などのフォル
ダがある。私文書ａ−１のフォルダには、サンプル１、
サンプル２、サンプル３の３つのファイルが作成されて
いる。

【００２３】図５は、置換の確認を行う場合の表示画面
の１例である。「バイオリン」４０は、検索した文字列
を反転表示している状態である。「はい」４１は、置換
を行わせ次の検索へ進むスイッチである。「いいえ」４
２は、置換を行わずに次の検索に進むスイッチである。
「キャンセル」４３は、処理を中断させるスイッチであ
る。

【００２４】図６は、検索の確認を行う場合の表示画面
の１例である。「バイオリン」５０は、検索した文字列
を反転表示している状態である。「はい」５１は、次の
検索に進むスイッチである。「いいえ」５２は、処理を
中断させるスイッチである。

【００２５】次に、本発明に係る検索・置換の処理を、
図１のフローチャートに基づいて説明する。

【００２６】検索・置換の実際の処理の入る前に、前提
条件となる処理について説明する。

【００２７】まず、操作者は、図２のダイヤログボック
スにおいて、検索文字列１０の領域に検索する文字列と
して「バイオリン」を入力し、置換文字列１１の領域に
置換する文字列として「ビオラ」を入力する。

【００２８】本例では、複数の文書ファイルに対して検
索・置換の処理を実行することから、「ファイルから」
１４の領域をオン（ＯＮ）にする。なお、現在編集中の
文書データからのみ検索を行う場合には、「カレント文
書」１２の領域をオンにして、検索範囲１３の検索の開
始位置と範囲を決めるパラメータの中から１つを選択す
ればよい。

【００２９】「ファイルから」１４の領域をオンにした
場合は、複数の文書ファイルが格納されている外部記憶
装置４上の記憶場所を示す「ファイルの場所」１５にフ
ォルダ名（私文書ａ−１）を指定する。この場合、直
接、「ファイルの場所」１５の領域に入力してもよい
し、「参照」のボタン１６を押して図３に示すフォルダ
の選択ダイヤログで指定することもできる。図３に示す
領域２０〜２２のフォルダの中から、任意のフォルダを
選択する。図２に示す領域１７をオンにすることによ
り、下の階層のフォルダまで探しに行く。ここでは、簡
単のため、オフ（ＯＦＦ）に設定しておく。そして、最
後に、検索・置換の実行開始を示す「ＯＫ」のスイッチ
１８を押す。

【００３０】次に、検索・置換の処理を、図１に基づい
て説明する。

【００３１】ステップＳ１では、「カレント文書」の検
索か、「ファイルから」の検索かをチェックする。「カ
レント文書」の検索の場合は、ステップＳ５に行く。
「ファイルから」の検索の場合は、ステップＳ２へ進
む。

【００３２】ステップＳ２では、指定されたフォルダ内
の文書データを検索する。

【００３３】ステップＳ３では、文書データが見つかっ
た場合はステップＳ４へ進み、見つからなかった場合は
処理を終了する。

【００３４】ステップＳ４では、見つかった文書データ
を読み込み、ステップＳ５に進む。

【００３５】ステップＳ５では、検索開始位置をセット
する。「ファイルから」の検索をする場合には、文書の
先頭にセットする。また、「カレント文書」からの検索
において、「文書の先頭から」ならば開始位置を文書の
先頭にセットし、「カーソル以降」又は「カーソル以
前」ならば現在のカーソル位置にセットする。

【００３６】ステップＳ６では、入力された文字列と一
致するか否かの検索処理を行う。

【００３７】ステップＳ７では、入力された文字列と一
致する場合はステップＳ８に進み、一致しなかった場合
にはステップＳ１８へ進む。

【００３８】ステップＳ１８では、入力された文字列が
一致しない場合であり、検索の開始位置を１文字分進め
る。このとき、「ファイルから」の検索、又は、「カレ
ント文書」の検索において、「文書の先頭から」、「カ
ーソル以降」の場合には＋１とし、「カーソル以前」の
場合には−１にして進行する。

【００３９】ステップＳ８では、入力された文字列が一
致する場合であり、図５および図６に示すように、文書
中の文字列を反転表示する。

【００４０】ステップＳ９では、図２の置換文字列１１
が入力されているか否かの判別を行う。置換文字列１１
がある場合にはステップＳ１０へ進み、図５に示すよう
な置換確認ダイヤログ（ＤＢ）を表示する。

【００４１】ステップＳ１１では、操作者からの入力待
ちをする。

【００４２】ステップＳ１２では、図５に示すように、
「いいえ」４２のスイッチが選択された場合には、ステ
ップＳ１９へ進む。また、「はい」４１のスイッチが選
択された場合には、ステップＳ１３へ進み、文字列の置
換処理を行い、ステップＳＳ１７へ進む。また、「キャ
ンセル」４３のスイッチが選択された場合には、処理を
中断し、プログラムを終了する。

【００４３】また、ステップＳ９において、置換文字列
１１がない場合には、検索だけの処理であり、ステップ
Ｓ１４へ進む。

【００４４】ステップＳ１４では、図６に示すような続
行の確認ダイヤログ（ＤＢ）を表示する。

【００４５】ステップＳ１５では、操作者からの入力待
ちをする。

【００４６】ステップＳ１６では、図６に示すように、
５１の「はい」が選択された場合には、ステップ１７へ
進む。また、５２の「いいえ」が選択された場合には、
処理を中断し、プログラムを終了する。

【００４７】そして、ステップＳ１７では、検索開始位
置を行進させる処理を行う。「ファイルから」の検索、
又は、「カレント文書」の検索において、「文書の先頭
から」と「カーソル以降」の場合には今検索した文字列
の最後の文字の次の文字にセットし、「カーソル以前」
の場合には今検索した文字列の先頭の文字の前の文字に
セットする。その後、ステップＳ１９の検索範囲終了の
判定へ進む。

【００４８】ステップＳ１９では、検索範囲を全て終了
したか否かの判定を行う。検索範囲終了の判定は、「フ
ァイルから」の検索、又は、「カレント文書」の検索に
おいて、「文書の先頭から」と「カーソル以降」の場合
には文書の最後であり、また、「カーソル以前」の場合
には文書の先頭になる。検索範囲を終了していなければ
ステップＳ６の処理に戻り、検索範囲を終了していれば
ステップＳ２０へ進む。

【００４９】ステップＳ２０では、ファイルからの検索
か否か判定し、「ファイルから」の検索であればステッ
プＳ２に戻り、指定したフォルダ内の次の文書データの
検索に進む。「カレント文書から」の検索であれば、処
理を終了する。

【００５０】なお、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、１つの機器からなる装置に適
用してもよい。また、本発明はシステム或いは装置にプ
ログラムを供給することによって達成される場合にも適
用できることはいうまでもない。この場合、本発明を達
成するためのソフトウェアによって表されるプログラム
を格納した記憶媒体を該システム或いは装置に読み出す
ことによって、そのシステム或いは装置が、本発明の効
果を享受することが可能となる。

【００５１】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
検索・置換処理において、保存されている複数の文書デ
ータに対して、検索した文字列を別の文字列に自動的に
置換するようにしたので、操作者の負担を軽減させ、作
業効率を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る検索・置換処理の１例を示すフロ
ーチャートである。

【図２】検索・置換処理を実行するダイヤログボックス
の１例を示す説明図である。

【図３】検索・置換処理を実行するダイヤログボックス
の１例を示す説明図である。

【図４】外部記憶装置に格納された文書ファイルの１例
を示す説明図である。

【図５】置換の確認を行う場合の表示画面の１例を示す
説明図である。

【図６】検索の確認を行う場合の表示画面の１例を示す
説明図である。

【図７】本発明に係る装置の全体構成を示すブロック図
である。

【符号の説明】

２，３，４記憶手段６表示手段７入力手段

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】文書データを入力する入力手段と、文書データを編集する編集手段と、文書データを表示する表示手段と、複数の文書データを記憶する記憶手段とを有し、前記編集手段は、前記記憶手段に記憶された検索・置換の対象となる複数
の文書データを指定する指定手段と、前記指定された複数の文書データに対して検索・置換を
行う検索置換手段とを具えたことを特徴とする文書処理
装置。
【請求項２】前記編集手段は、置換処理か否かを判断する判断手段と、置換処理でないとき、検索のみを行う検索手段とをさら
に具えたことを特徴とする請求項１記載の文書処理装
置。
【請求項３】前記複数の文書データの検索・置換、又
は、カレント文書の検索・置換を選択する選択手段をさ
らに具えたことを特徴とする請求項１又は２記載の文書
処理装置。
【請求項４】前記記憶手段は、外部記憶装置であるこ
とを特徴とする請求項１ないし３のいずれかに記載の文
書処理装置。
【請求項５】文書データを入力する入力工程と、文書データを表示する表示工程と、複数の文書データを記憶手段に記憶する記憶工程と、前記記憶手段に記憶された検索・置換の対象となる複数
の文書データを指定する指定工程と、前記指定された複数の文書データに対して検索・置換を
行う検索置換工程とを具えたことを特徴とする文書処理
方法。
【請求項６】置換処理か否かを判断する判断工程と、置換処理でないとき、検索のみを行う検索工程とをさら
に具えたことを特徴とする請求項５記載の文書処理方
法。
【請求項７】前記複数の文書データの検索・置換、又
は、カレント文書の検索・置換を選択する選択工程をさ
らに具えたことを特徴とする請求項５又は６記載の文書
処理方法。
【請求項８】前記記憶手段は、外部記憶装置であるこ
とを特徴とする請求項５ないし７のいずれかに記載の文
書処理方法。
【請求項９】コンピュータによって文書データの検索
・置換の制御を行うための制御プログラムを記録した記
録媒体であって、該制御プログラムはコンピュータに、複数の文書データを入力させ、入力させた複数の文書データを記憶手段に記憶させ、前記記憶手段に記憶させた前記複数の文書データのファ
イル名を表示手段に表示させ、前記表示手段に表示させた複数の文書データのファイル
名から、検索・置換の対象となる複数の文書データを指
定させ、前記指定させた複数の文書データに対して検索・置換を
行わせることを特徴とする検索置換制御プログラムを記
録した記録媒体。
【請求項１０】前記制御プログラムはコンピュータ
に、置換処理か否かを判断させ、置換処理でないとき、検索のみを行わせることを特徴と
する請求項９記載の検索置換制御プログラムを記録した
記録媒体。
【請求項１１】前記制御プログラムはコンピュータ
に、前記複数の文書データの検索・置換、又は、カレント文
書の検索・置換を選択させることを特徴とする請求項９
又は１０記載の検索置換制御プログラムを記録した記録
媒体。