JPH11292387A - 用紙後処理装置 - Google Patents

用紙後処理装置

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JPH11292387A
JPH11292387A JP10093341A JP9334198A JPH11292387A JP H11292387 A JPH11292387 A JP H11292387A JP 10093341 A JP10093341 A JP 10093341A JP 9334198 A JP9334198 A JP 9334198A JP H11292387 A JPH11292387 A JP H11292387A
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sheet
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roller
staple
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Shinji Asami
真治 浅見
Hiroki Okada
浩樹 岡田
Kenji Yamada
健次 山田
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  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スティプルトレイへの用紙進入の際の信頼性
の確保と、スティプル処理された用紙を放出する際の信
頼性の確保を図ることができる用紙後処理装置を提供す
る。 【解決手段】 搬送ローラ8と従動ローラ9によってス
ティプルトレイ20に用紙が送り込まれるようになって
いる。従動ローラ9が軸支される用紙ガイド31には、
退避位置と用紙押さえ位置の間で揺動可能な押さえ部材
32が軸支されている。用紙後端がローラ8,9のニッ
プを抜けると、押さえ部材32はホームポジションであ
る退避位置から用紙押さえ位置に揺動して用紙の後端を
スティプルトレイ20に押し付ける。スティプル処理
後、用紙束を排紙部に向けて排出する際、押さえ部材3
2は、ガイド位置(=用紙押さえ位置)に揺動し、用紙
束排出時のガイドをする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリなどの画像形成装置の排紙部から排紙
される用紙を受け入れて所定枚数ごとにスティプル綴じ
を行って製本処理する用紙後処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】スティプル綴じ機能を有する用紙後処理
装置においては、スティプルユニットを備えている。ス
ティプルユニットは、用紙を収容して積載するスティプ
ルトレイと、スティプルトレイの端部にあって用紙束を
スティプルするスティプラとを有している。このような
スティプルユニットとして、スティプルトレイを斜め上
方に傾斜させて設けておき、スティプルトレイに送り込
まれた用紙をスティプルトレイの面上で自重により滑落
らせ、その端部(滑落方向先端側端部)をフェンスある
いは排紙爪に突き当てて縦揃え(用紙搬送方向揃え;長
さ方向揃え)を行い、かつ、ジョガーフェンスと呼ばれ
るサイドフェンスで横揃え(用紙の幅方向揃え)を行っ
てから、スティプラによりスティプル処理を実行し、そ
の後、放出ベルトの排紙爪に用紙端部を係止して斜め上
方に押し上げる機構が最も一般的なものとなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなスティプ
ルユニットにあって、図9、図10に示すように、ステ
ィプルモード時、搬送ローラ8、及び搬送ローラ8と同
軸上に設けられたブラシローラ8′によって、用紙後端
をスティプルトレイ20方向に押し当てて用紙の搬送方
向の揃えを実施する機構が提案されている。なお、図
9、図10において、用紙は、搬送ローラ8とこの搬送
ローラ8に当接する従動ローラ9のニップに挟持されて
上方よりスティプルトレイ20に排出され、その先端
(下方端)は後述する排紙爪に突き当てられることで、
ブラシローラ8′の作用と合わせて用紙の搬送方向の揃
えを行うようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図9、図10
に示す構造においては以下の欠点がある。1.用紙にカ
ール等があると、スティプルトレイ20に送りこまれた
用紙の後端は、搬送ローラ8及びブラシローラ8′で十
分にスティプルトレイ20方向に押し付けることが困難
になり、図9に示すように、用紙後端が後続の用紙進入
時の妨げとなってしまい、ページ狂い、綴じ不良、最悪
の場合はジャム等が発生してしまう。これは、用紙の腰
が強くなるほどその傾向が強くなる(図10参照)。
2.用紙が、スティプルトレイ20上にスタックされ、
後処理(スティプル)された後、用紙束を排紙トレイに
排出するため、用紙束は、排紙ローラ方向へ押し出され
るが、その放出時、カール等があると、搬送ローラ8及
びブラシローラ8′と接触し、傷、折れ、最悪はジャム
等が発生してしまうことがある。
【0005】本発明の第1の課題は、スティプルトレイ
への用紙進入後の用紙を揃えられる際において、カール
による用紙後端の浮き上がりによる搬送不良を防止し、
用紙のカール、腰等に影響されにくくなり、信頼性を向
上させることができる用紙後処理装置を提供することで
ある。本発明の第2の課題は、用紙が後処理され、放出
される際において、ジャム、用紙の損傷等がなくなって
信頼性を向上させることができる用紙後処理装置を提供
することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題は、用紙をステ
ィプルユニットに送り込む搬送ローラと、前記搬送ロー
ラの下流側に位置し複数の用紙をスタックするためのス
ティプルトレイと、前記スティプルトレイの対向側にス
ティプルトレイにスタックされた用紙後端付近を押さえ
るための進退可能な用紙押さえ手段とを備えた第1の手
段により解決される。また上記課題は、第1の手段にお
いて、前記搬送ローラと同軸上にブラシローラを設け、
ブラシローラと前記用紙押さえ手段の共働作用により、
用紙の後端部を前記スティプルトレイ側に押し付けるよ
うにした第2の手段により解決される。また上記課題
は、第1又は第2の手段において、前記用紙押さえ手段
は、前記搬送ローラによる用紙搬送を妨げない退避位置
と、用紙後端部を前記スティプルトレイに押し付ける押
さえ位置との間で移動可能に設けられている第3の手段
により解決される。また上記課題は、第1又は第2又は
第3の手段において、前記用紙押さえ手段は、前記ステ
ィプルトレイに進入する用紙後端が前記搬送ローラを抜
けた直後に進退動作を行い、用紙進入毎に前記動作を繰
り返し行う第4の手段により解決される。また上記課題
は、第1の手段において、前記スティプルトレイに用紙
が所定枚数スタックされ、後処理された用紙束の放出
時、前記用紙押さえ手段を動作させて用紙後端付近をガ
イドさせる第5の手段により解決される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は一実施の形態に係る用紙後
処理装置の全体構成図である。
【0008】図1に示す用紙後処理装置は、画像形成装
置1の排紙部に取り付けられており、画像形成装置1よ
り排紙された用紙を切換爪2により直接排紙トレイ(シ
フトトレイ)3へ導くソート・スタック用の第1搬送路
A及び、スティプル綴じまたは反転するための第2搬送
路B、搬送ローラ8の逆転により第2搬送路Bに進入し
た用紙を再び第1搬送路Aに導く第3搬送路Cを備えて
いる。なお、2aは切換爪2の回動中心である。第3搬
送路Cの最下流側に配置した前記排紙トレイ3は、ステ
ィプルを行わない用紙とスティプル綴じされた用紙の両
者をスタックする機能を有する。本用紙後処理装置の入
口部近傍には画像形成装置1より排紙された用紙を受け
取る搬送ローラ4及び従動ローラ5を備え、さらにその
直前部分には入口センサS1が備えられており、搬送さ
れる用紙の先端及び後端が検知されるようになってい
る。前記搬送ローラ4の下流には、前記切換爪2が配さ
れており、図示しないソレノイド及びスプリング等によ
り、搬送方向を第1搬送路A及び第2搬送路Bの何れの
方向へも変更できるようになっている。第1搬送路Aに
は搬送ローラ6及びそれに従動する従動ローラ7が配さ
れており、画像形成装置1より排紙された用紙を直接排
紙トレイ3に導く。また、スティプル綴じ及び反転する
ための第2搬送路Bにおいても、後述するブラシを備え
た前記搬送ローラ8及び従動ローラ9が配されており、
スティプル時には用紙をスティプルユニットDへ、また
反転時には第3搬送路Cへ導くようになっている。
【0009】なお、図1に示す他のユニットについては
後述する図2以下で説明する。図2はスティプルユニッ
トDの側面(図1を正面とした場合の側面)図、図3は
同、正面図である。スティプルユニットDは、スティプ
ル綴じを行うスティプラ10、搬送方向に直交する方向
へ用紙を揃えるためのジョガーフェンス11、スティプ
ル綴じされた用紙を排紙トレイ3へ排紙するための排紙
ベルト12、及びそれに固定された排紙爪13、スティ
プルトレイ20、基準フェンス21等で構成されてい
る。なお、S2は排紙爪13の位置を検知するセンサで
あり、異なる用紙サイズでも用紙後端の位置が常に一定
になるように、その位置を調節している。なお、図2に
示すように、用紙反転時の用紙最大幅の外側にスティプ
ル時の用紙基準を配置している。ここで、排紙爪13
は、スティプルトレイ(請求項に記載した用紙整合トレ
イ部)20上で用紙の端部を揃えるフェンスとしての機
能と、スティプル済みの用紙束を排紙トレイ3に向けて
送り出す機能を兼ねている。
【0010】図4は用紙排紙部の拡大構成図である。排
紙トレイ3への排紙口には、排紙ローラ14及びそれに
従動する排紙従動ローラ17が配置されており、スティ
プルを行わない用紙やスティプル綴じされた用紙、及び
反転された用紙を排紙トレイ3に排紙する。排紙従動ロ
ーラ17は、通常は排紙ローラ14に接触した位置にい
るが、必要に応じて支点aを中心として、排紙ガイド板
18と共に一点鎖線の位置までの移動が可能となってい
る。排紙トレイ3は、上下ガイドコロ15によりガイド
板22に沿って上下方向への移動が可能となっており、
図示しない駆動機構により駆動される。排紙トレイ3は
また、シフトガイドコロ16により用紙排紙方向に対し
て直交した方向(図の鉛直方向)にも移動可能となって
おり、これも図示しない駆動機構によりシフト動作が行
われる。S3は、排紙された用紙の上面を検知するため
の上面検知センサであり、排紙されスタックされた用紙
の上面が常に排紙ローラ14に対して一定の位置になる
ように、排紙トレイ3の高さが調整される。なお、図1
において、23は反転ガイド、S4は反転入口センサを
示す。
【0011】動作としては、スティプルを行わず、1枚
ごとに直接排紙トレイ3に用紙を排紙するソート・スタ
ットモードと、スティプル綴じをした後に排紙するステ
ィプルモードと、反転した後に排紙する反転モードとの
3つに分けられる。以下、各モードごとに分けて説明す
る。 (1)ソート・スタックモード 切換爪2は、図1の一点鎖線の位置となり、画像形成装
置1より排紙された用紙は、第1搬送路Aへ送られ、搬
送ローラ6により排紙口へ送られる。このとき、常に排
紙従動ローラ17は、排紙ローラ14に対して自重で加
圧された状態で接しており、用紙はこれにより排紙トレ
イ3に排紙される。排紙された用紙は、所定枚数分だけ
次々に排紙トレイ3に排紙され、センサS3がその上面
を検知することにより、用紙の上面が常に一定の高さに
なるように調整され、排紙トレイ3上に積載される。ま
た、必要に応じて排紙トレイ3は、用紙排紙方向に対し
て直交する方向にシフト動作を行い、用紙の仕分けを行
う。また、後述する反転モードのときも、排紙トレイ3
は同様の動作を行う。
【0012】(2)スティプルモード 切換爪2は図1の実線の位置となり、画像形成装置1よ
り排紙された用紙は、反転して第2搬送路Bへ導かれ、
スティプルユニットDへ搬送される。このとき、排紙爪
13は、センサS2により、用紙の後端が常に搬送ロー
ラ8に対して一定の位置になるように、スティプルトレ
イ20の搬送経路上を移動する。また、搬送ローラ8の
同軸上には、このローラ8の直径より大きなブラシロー
ラ8′が設けられていることにより、排紙爪13に用紙
の先端が突き当たると同時に、その後端はスティプルト
レイ20方向に押し付けられた状態でスタックされる。
次に、ジョガーフェンス11により搬送方向に直交する
方向に基準フェンス21に向かって寄せ動作が行われ、
用紙は基準フェンス21及び排紙爪13に突き当たった
状態でスタックされる。用紙がスティプルトレイ20に
進入するごとに同様の動作を繰り返し、用紙は揃えられ
た状態でスタックされる。次に、スティプラ10により
綴じ動作が行われ、スティプル済みの用紙束は、前記搬
送方向の基準となっていた排紙爪13により排紙ローラ
14方向へ搬送され、排紙トレイ3上に排紙される。排
紙後は、自重でガイド板22に突き当たり、後端が揃え
られてスタックされる。所定部数分だけスタックされた
用紙束は、ソート・スタックモードのときと同様に、用
紙の上面が常に一定の位置になるように制御される。
【0013】(3)反転モード 切換爪2は、前記スティプルモードと同様に、図1の実
線の位置となり、画像形成装置1より排紙された用紙
は、反転して第2搬送路Bへ導かれる。このとき、切換
爪2の先端は反転ガイド23にオーバーラップした状態
で加圧されており、用紙はこれを押し退けるように搬送
される。次に、その後端が切換爪2を通過すると、搬送
ローラ8が逆転し、用紙は、反転した状態でスイッチバ
ックして第3搬送路Cへ送られ、再び第1搬送路Aを経
て、搬送ローラ6により排紙口へ送られる。なお、搬送
ローラ8の逆転のタイミングは、反転入口センサS4の
出力により得ている。このとき、排紙ベルト12に固定
された排紙爪13は、第2搬送路Bへ導かれた用紙の先
端に当たらない位置に逃げている。この位置は、排紙爪
13の位置を検知するセンサS2により設定される。
【0014】以下、本発明の具体的な内容を説明する。
図5は本実施の形態に係るスティプラトレイ中の用紙へ
の用紙押さえ機構の構成図である。搬送ローラ8と当接
する従動ローラ9は、上下方向に延びる用紙ガイド31
の上端部に軸支されている。この用紙ガイド31にあっ
てスティプルトレイ20と対向する側で、かつ搬送ロー
ラ8及び従動ローラ9の用紙搬送方向下流側には、板状
の押さえ部材32が設けてある。押さえ部材32の下端
は、用紙ガイド31の下端部に軸支部32aで軸支され
ている。そして、図5に示すように、起立した実線位置
(ホームポジション)と、スティプルトレイ20側に傾
斜した2点鎖線位置との間で揺動し得るようになってい
る。実線位置は、搬送ローラ8と従動ローラ9による用
紙搬送を妨げない退避位置であり、2点鎖線位置は、ス
ティプルトレイ20上に排紙された用紙の後端部を押さ
える用紙押さえ位置である。なお、この用紙押さえ位置
は、スティプル済みの用紙束を放出するときのガイド位
置でもある。
【0015】図6は押さえ部材揺動機構を示す図であ
り、(A)はソレノイドを利用した例を示し、(B)は
偏心プーリを利用した例を示す。図6の(A)では、押
さえ部材32の軸支部32aにレバー33の一端を固定
し、レバー33の他端に形成した長孔にソレノイド34
の駆動軸に突設したピンが差し込まれている。またソレ
ノイド34の反対側にはレバー33を軸支部32aを中
心にして時計回り方向に付勢する引っ張りばね35が張
設されている。したがって、ソレノイド34の駆動軸と
レバー33(押さえ部材32)とが連動するようになっ
ている。ソレノイド34がオフのときは、引っ張りばね
35の引っ張り力により押さえ部材32は退避位置(実
線位置)にある。ソレノイド34がオンすると、引っ張
りばね35の引っ張り力に抗してレバー33が揺動し、
これによって押さえ部材32も反時計回り方向に揺動し
て、用紙押さえ位置(2点鎖線位置)に切り換わる。図
6の(B)は、ソレノイド34に代えてモータに連結さ
れた偏心プーリ36を利用して上記と同様の動作を行わ
せるものである。偏心プーリ36に突設されたピンがレ
バー33の他端に形成した長孔に差し込まれて連動され
ている。したがって、モータを正逆回転あるいは回転伝
達系と中で回転方向を切り替えることによって偏心プー
リ36の回転方向を切り替えて、押さえ部材32を用紙
押さえ位置(2点鎖線位置)と退避位置(実線位置)に
切り換える。
【0016】次にその動作を説明する。スティプルモー
ド時の動作は前述した通りである。スティプルトレイ2
0に進入する用紙の後端が搬送ローラ8と従動ローラ9
のニップを抜け、ブラシローラ8′によりスティプルト
レイ20に押し付けられるのと略同じタイミングで押さ
え部材32が退避位置から用紙押さえ位置に揺動する。
従って、用紙押さえ位置に揺動した押さえ部材32によ
り、カールが大きい用紙であってもその後端は確実にス
ティプルトレイ20方向に押さえ付けられる。用紙押さ
え動作が完了した後は、押さえ部材32は再びホームポ
ジションである退避位置に復帰し、次の用紙の進入に備
える。以降、ガョガーフェンス11による揃え動作が行
われることは前述した通りである。スティプラ10によ
るスティプル動作が行われると同時に、押さえ部材32
を再びガイド位置(用紙押さえ位置)に揺動させ、カー
ルで浮き上がった用紙後端をガイドしつつ、排紙爪13
により用紙束を排紙ローラ14に向けて搬送する。そし
て、用紙束がスティプルトレイ20から排出された後、
押さえ部材32は再びホームポジションに復帰する。
【0017】以上の動作を図7、図8のフローチャート
にまとめた。以下、フローチャートの説明を行う。図7
は用紙綴じ動作までの押さえ部材の動作を示すフローチ
ャートである。まず、タイマカウンタ(パルスカウン
タ)を0にクリアし(S1)、スティプルトレイ20内
に用紙搬送が終了したか否か判断する(S2)。終了し
ていれば(S2でY)、図6(A)の例では、ソレノイ
ド34をオンし、押さえ部材32を揺動して、用紙押さ
え位置(2点鎖線位置)に切り換える(S3)。タイマ
をカウントアップ(パルスカウントアップ)し(S
4)、タイマ(パルス)が設定値に達したら(S5で
Y)、ソレノイド34をオフし、押さえ部材32を退避
位置(実線位置)に復帰させる(S6)。そして用紙綴
じ動作をスタートさせて(S7でY)、図8に示す処理
に移行する。S7でNであればS1へ進む。なお、図7
のフローチャートにおけるタイマ設定値は例えば200
〜500msであり、パルス設定値は例えば100〜2
50mmである。
【0018】図8は用紙綴じ後の押さえ部材の動作を示
すフローチャートである。用紙綴じ動作がスタートする
と、スティプラ10をオンし(S11)、タイマカウン
ト(パルスカウンタ)を0にクリアし(S12)、ステ
ィプルトレイ20内の綴じ動作が終了した場合は(S1
3でY)、スティプラ10をオフし、ソレノイド34を
オンして、押さえ部材32を揺動させ、用紙押さえ位置
(2点鎖線位置)に切り換える(S14)。そして排紙
爪13を作動させて用紙束を放出させ(S15)、タイ
マをカウントアップ(パルスカウントアップ)する(S
16)。タイマ(パルス)が設定値に達したら(S17
でY)、ソレノイド34をオフし、押さえ部材32を退
避位置(実線位置)に復帰させる(S18)。そして用
紙排出が終了し(S19でY)、かつセンサS2がオン
したら(S20でY)、排紙爪13を停止させ、用紙束
排出を終了する(S21)。なお、図8のフローチャー
トにおけるタイマ設定値は例えば500〜1000ms
であり、パルス設定値は例えば250〜500mmであ
る。
【0019】このような前記実施の形態にあっては、用
紙をスティプルユニットに送り込む搬送ローラ8と従動
ローラ9と、搬送ローラ8と従動ローラ9の下流側に位
置し複数の用紙をスタックするためのスティプルトレイ
20と、スティプルトレイ20の対向側にスティプルト
レイ20にスタックされた用紙後端付近を押さえるため
の進退可能な用紙押さえ部材32とを備えたため、ステ
ィプルトレイ20への用紙進入後の用紙を揃えられる際
において、カールによる用紙後端の浮き上がりによる搬
送不良を防止し、用紙のカール、腰等に影響されにくく
なり、信頼性を向上させることができる。また、前記実
施の形態にあっては、搬送ローラ8と同軸上にブラシロ
ーラ8′を設け、ブラシローラ8′と用紙押さえ部材3
2の共働作用により、用紙の後端部をスティプルトレイ
20側に押し付けるようにしたため、上記と同様の作用
効果を奏する。また、前記実施の形態にあっては、用紙
押さえ部材32は、搬送ローラ8による用紙搬送を妨げ
ない退避位置(実線位置)と、用紙後端部をスティプル
トレイ20に押し付ける押さえ位置(2点鎖線位置)と
の間で移動可能に設けられているため、上記と同様の作
用効果を奏する。また、前記実施の形態にあっては、用
紙押さえ部材32は、搬送ローラ8に対向して設けられ
た用紙ガイド31に一端が軸支され、退避位置(実線位
置)と押さえ位置(2点鎖線位置)との間で揺動するた
め、上記と同様の作用効果を奏する。また、前記実施の
形態にあっては、用紙押さえ部材32は、スティプルト
レイ20に進入する用紙後端が搬送ローラ8と従動ロー
ラ9を抜けた直後に進退動作を行い、用紙進入毎に動作
を繰り返し行うため、上記と同様の作用効果を奏する。
前記実施の形態にあっては、スティプルトレイ20に用
紙が所定枚スタックされ、後処理された後の用紙束放出
時、用紙押さえ部材32を動作させて用紙後端付近をガ
イドさせるため、用紙が後処理され、放出される際にお
いて、用紙束の後端を押さえ部材32で押さえてガイド
し搬送ローラ8及びブラシローラ8′との接触を回避さ
せるようにしたので、ジャム、用紙の損傷等がなくなっ
て信頼性を向上させることができる。
【0020】
【発明の効果】請求項1ないし請求項4記載の発明によ
れば、搬送ローラによりスティプルトレイに送り込まれ
た用紙の後端を押さえ手段により押さえるようにしたの
で、スティプルトレイへの用紙進入後の用紙を揃えられ
る際において、カールによる用紙後端の浮き上がりによ
る搬送不良を防止し、用紙のカール、腰等に影響されに
くくなり、信頼性を向上させることができる。請求項5
記載の発明によれば、用紙が後処理され、放出される際
において、用紙束の後端を押さえ手段で押さえてガイド
し搬送ローラ及びブラシローラとの接触を回避させるよ
うにしたので、ジャム、用紙の損傷等がなくなって信頼
性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る用紙後処理装置の
全体構成図である。
【図2】スティプルユニットの側面図である。
【図3】同、正面図である。
【図4】用紙排紙部の拡大構成図である。
【図5】本実施の形態に係るスティプルトレイ中の用紙
への用紙押さえ機構の構成図である。
【図6】(A)はソレノイドを利用した例を示し、
(B)は偏心プーリを利用した例を示す押さえ部材揺動
機構を示す説明図である。
【図7】用紙綴じ動作までの押さえ部材の動作を示すフ
ローチャートである。
【図8】用紙綴じ後の押さえ部材の動作を示すフローチ
ャートである。
【図9】従来例の不具合を説明するための図である。
【図10】従来例の不具合を説明するための図である。
【符号の説明】 8 搬送ローラ 9 従動ローラ 20 スティプルトレイ 31 ガイド 32 押さえ部材 32a 軸支部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙をスティプルユニットに送り込む搬
    送ローラと、前記搬送ローラの下流側に位置し複数の用
    紙をスタックするためのスティプルトレイと、前記ステ
    ィプルトレイの対向側にスティプルトレイにスタックさ
    れた用紙後端付近を押さえるための進退可能な用紙押さ
    え手段とを備えたことを特徴とする用紙後処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載において、前記搬送ローラ
    と同軸上にブラシローラを設け、ブラシローラと前記用
    紙押さえ手段の共働作用により、用紙の後端部を前記ス
    ティプルトレイ側に押し付けるようにしたことを特徴と
    する用紙後処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載において、前記用紙
    押さえ手段は、前記搬送ローラによる用紙搬送を妨げな
    い退避位置と、用紙後端部を前記スティプルトレイに押
    し付ける押さえ位置との間で移動可能に設けられている
    ことを特徴とする用紙後処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2又は3記載において、前
    記用紙押さえ手段は、前記スティプルトレイに進入する
    用紙後端が前記搬送ローラを抜けた直後に進退動作を行
    い、用紙進入毎に前記動作を繰り返し行うことを特徴と
    する用紙後処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載において、前記スティプル
    トレイに用紙が所定枚数スタックされ、後処理された用
    紙束の放出時、前記用紙押さえ手段を動作させて用紙後
    端付近をガイドさせることを特徴とする用紙後処理装
    置。
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