JPH11292356A - ロール紙ユニット - Google Patents

ロール紙ユニット

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JPH11292356A
JPH11292356A JP9209198A JP9209198A JPH11292356A JP H11292356 A JPH11292356 A JP H11292356A JP 9209198 A JP9209198 A JP 9209198A JP 9209198 A JP9209198 A JP 9209198A JP H11292356 A JPH11292356 A JP H11292356A
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JP
Japan
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roll paper
roll
spool
wound around
guide
Prior art date
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Withdrawn
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JP9209198A
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English (en)
Inventor
Kazutaka Miyamoto
和孝 宮本
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Canon Finetech Nisca Inc
Original Assignee
Copyer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】所定のループを確実に形成できるロール紙ユニ
ットを提供する。 【解決手段】スプール74が回転自在に載置されるスプ
ールガイド130を形成した。このスプールガイド13
0は、スプールガイド130は「J」の字を横にしたよ
うな形状であり、かつ、「J」の字の下部130bが上
部130cよりも低くなるように傾斜している。また、
ロール押付板150をスプール74に押し付けるロール
紙押付ばね160を配置して、ロール紙72のうちロー
ル紙紙管73に巻き付いている部分をロール紙押えロー
ラ140に押し付けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロール紙に画像を
形成する画像形成装置に備えられたロール紙ユニットに
関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータやワークステーションの出
力装置として、インクを吐出して印字媒体(記録媒体)
に画像を形成するインクジェット方式画像形成装置や、
現像剤(トナー)などを用いて印字媒体に画像を形成す
る電子写真方式の画像形成装置が知られている。これら
の画像形成装置には、印字媒体としてカット紙及びロー
ル紙双方を選択的に使えるタイプのものがある。また、
印字媒体としてロール紙しか使えないタイプのものもあ
る。このようにロール紙に画像を形成できるタイプの画
像形成装置は、ロール紙が収容されるロール紙ユニット
を備えており、このロール紙ユニットから装置内部の画
像形成部にロール紙が給紙されて画像が形成される。
【0003】ロール紙に画像を形成するに当っては、ロ
ール紙が収納されているロール紙収納位置から上記の画
像形成部までの搬送距離よりも長い画像域の画像をロー
ル紙に形成することがある。このため、ロール紙を給紙
搬送するときにロール紙のループを形成して画像を形成
しながら、画像域の長さに相当する長さ分のロール紙を
裁断する。この裁断は、ロール紙のループが形成されて
いる間に行われ、裁断中であっても給紙動作や画像形成
は継続される。このようにロール紙を裁断するために、
ロール紙ユニットには、ロール紙を裁断するカッタや、
ロール紙を画像形成部に案内するガイド部材が備えられ
ている。
【0004】図7から図9までを参照して、従来のロー
ル紙ユニットにおいてロール紙紙管に巻き付けられたロ
ール紙の残量が少なくなった場合のループ形成状態を説
明する。
【0005】図7は、ロール紙紙管に巻き付けられたロ
ール紙の残量が少ない場合においてループが形成され始
めた状態を示す模式図である。図8は、所定形状のルー
プが形成され終った状態を示す模式図である。図9は、
ロール紙紙管にロール紙が巻き付いていない場合におけ
るループの形成状態を示す模式図である。
【0006】ロール紙72は、通常、ロール紙紙管73
と呼ばれる管状のものの外周面に巻き付けられている。
ロール紙紙管73の長手方向両端部それぞれには、ロー
ル紙紙管73の回転中心軸になるスプール74が突出し
ている。このスプール74は、ロール紙ユニット70に
形成された略「U」字状の保持部材76に回転自在に保
持されている。ロール紙72が給紙されると、図8に示
すように、ロール紙紙管73はスプール74を回転中心
軸として矢印R方向に回転する。
【0007】ロール紙72は加圧ローラ84と給紙ロー
ラ86に挟持され、それらの回転によってカッタ下刃ガ
イド78、ガイド板80、ガイド部材87に案内され
て、カール取りローラ90に給紙される。ロール紙72
を裁断するカッタ100はカッタ下刃ガイド78よりも
ロール紙搬送方向(ロール紙給紙方向、矢印F方向)下
流側に配置されている。カッタ100は、通常、ロール
紙72の幅方向(図7〜図9の紙面に垂直な方向)の両
端から離れた待機位置に位置しており、ロール紙72の
通過を妨げないように構成されている。なお、出口セン
サ110については後述する。
【0008】ガイド部材87は支持部87bで回動自在
に支持されている。支持部87bには、ガイド部材87
を上方向(矢印J方向)に付勢する捩りばね130が配
置されている。このため、捩りばね130によってガイ
ド部材87は矢印J方向に付勢されて持ち上げられてい
る。ガイド部材87の上方には上ストッパ103が配置
されており、ガイド部材87はこの上ストッパ103に
接触して停止する。ロール紙72がループを形成すると
きは、ロール紙72の「こし」によってガイド部材87
が支持部87bを中心にして下方向(矢印J方向とは逆
方向)に回動する。
【0009】上述したように、ガイド部材87は、捩り
ばね130のばね力(付勢力)で上方に向けて付勢され
ている。ロール紙72がループを形成するときは、図7
に示すように、ロール紙72の「こし」によってガイド
部材87を下方(矢印K方向)に回動させる。ロール紙
72のループが形成され始めるときは、ガイド部材87
とカッタ下刃ガイド78とに挟まれた空間にロール紙7
2が進入し、ロール紙72のうちロール紙紙管73に巻
かれている部分に接触する。この空間にさらにロール紙
72が給紙されることにより所定量のループが形成され
る。
【0010】また、上述したように、ロール紙72が給
紙されている間はロール紙紙管73が回転しており、ル
ープは、ロール紙72のうちロール紙紙管73に巻かれ
ている部分に接触している。このため、図8に示すよう
に、ループは、矢印P方向に進入するように形成され
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ロール紙7
2を使い終る少し前になると、図9に示すように、ロー
ル紙72の残量が少なくなり、ロール紙紙管73にはロ
ール紙72が巻き付いていない。このため、ロール紙7
2が給紙されているにも拘らず、ロール紙紙管73は回
転せずに停止する。この結果、ロール紙72のループを
矢印P方向へ進入させる搬送力が弱まり、矢印Q方向に
ループが進入し、カッタ下刃ガイド78とロール紙紙管
73とに挟まれた空間にループが形成される。このよう
に矢印Q方向にループが進入すると、ガイド部材87を
下方向(矢印K方向)に押し下げる「こし」が弱まり、
ガイド部材87が捩りばね130のばね力によって矢印
J方向に回動する。
【0012】上記したようにカッタ下刃ガイド78とロ
ール紙紙管73とに挟まれた空間にループが進入する
と、ガイド部材87と上ガイド80とに挟まれた狭い空
間に「S」字状のループが形成されることとなる。この
ような「S」字状のループが形成されると、このループ
がカール取りローラ90や押えローラ88に巻き込まれ
てロール紙72が「Z」字状に折り曲げられたり、ジャ
ム(紙詰まり)が発生したりするおそれがある。この場
合、出口下ガイド67や出口上ガイド92にまでロール
紙72が到達せず、画像形成部(図示せず)にロール紙
72が搬送されないこととなる。
【0013】本発明は、上記事情に鑑み、所定のループ
を確実に形成できるロール紙ユニットを提供することを
目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明のロール紙ユニットは、ロール紙に画像を形成
する画像形成部を備えた画像形成装置における、外周面
にロール紙が巻き付けられた回転自在なロール紙管と、
該ロール紙管が回転する際の回転中心軸になるスプール
とを備え、該スプールを回転中心軸にして前記ロール紙
管を回転させながら、該ロール紙管に巻き付けられたロ
ール紙を前記画像形成部に給紙するロール紙ユニットに
おいて、(1)前記ロール紙管に巻き付けられたロール
紙を給紙し始めてから使い終る直前まで前記ロール紙管
を回転させる回転手段を備えたことを特徴とするもので
ある。
【0015】ここで、前記回転手段は、(2)前記ロー
ル紙管に巻き付けられたロール紙をその外側から内側に
向けて押えるロール紙押えローラと、(3)該ロール紙
押えローラに向けて前記スプールを案内するスプールガ
イドとを備えてもよい。
【0016】また、前記スプールガイドは、(4)前記
ロール紙管に巻き付けられたロール紙が前記ロール紙押
えローラに当接する方向に自重で移動するように傾斜し
たものであってもよい。
【0017】さらに、ロール紙ユニットが、(5)前記
ロール紙管に巻き付けられたロール紙を前記ロール紙押
えローラに押し付ける押付部材を備えてもよい。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明のロ
ール紙ユニットの一実施形態を説明する。
【0019】図1は、本発明の一実施形態のロール紙ユ
ニットが組み込まれた複写機の外観を示す斜視図であ
る。
【0020】複写機(本発明にいう画像形成装置の一例
である)10の頂面には開閉自在な原稿台カバー12が
配置されており、この原稿台カバー12は、原稿を原稿
台に送るドキュメントフィーダ(DF)も兼ねている。
また、頂面の正面側には、複写枚数などが入力される操
作部14が配置されている。
【0021】複写機10は、カット紙及びロール紙双方
に選択的に画像を形成できる。複写機10には、複数枚
のカット紙がそれぞれに収容される4つのカセット1
6,18,20,22が複写機10の本体に出し入れ自
在に備えられている。さらに、複写機10には、ロール
紙が収容されるロール紙ユニット70が複写機10の本
体に出し入れ自在に組み込まれている。なお、複写機1
0は、葉書などの小サイズの記録紙も載置できる手差し
トレイ23も備えている。さらに、画像が形成された記
録紙が積載される排紙トレイ25も備えている。
【0022】図2を参照して、図1の複写機10で画像
が形成される手順を説明する。
【0023】図2は、複写機10の内部構造の概略を示
す模式図である。
【0024】原稿台カバー12(図1参照)の下には、
原稿が載置される原稿ガラス24が配置されている。原
稿ガラス24の下方には、原稿を照射して画像情報を担
持した画像信号を得る露光光学系が配置されている。こ
の露光光学系は、光源26、レンズ28、およびミラー
30,32,34,36,38,40を備えている。原
稿ガラス24に載置された原稿が光源26からの光によ
って照射され、原稿からの反射光42が画像信号とし
て、レンズ28、およびミラー30,32,34,3
6,38,40を経て、露光光学系の下方に配置された
感光ドラム44に照射される。感光ドラム44は、図2
の紙面に垂直方向に延びる回転軸44aを有しており、
矢印A方向に回転している。原稿からの反射光42が照
射される照射位置よりも感光ドラム44の回転方向上流
側には、感光ドラム44を一様に帯電する一次帯電器4
6が配置されている。この一次帯電器46によって感光
ドラム44が一様に帯電されて帯電面が形成された後、
この帯電面に原稿からの反射光42が照射されて静電潜
像が形成される。
【0025】上記の照射位置よりも感光ドラム44の回
転方向下流側には、静電潜像を現像する現像装置48が
配置されている。感光ドラム44と現像装置48とが対
向する領域は、静電潜像が現像される現像領域である。
感光ドラム44の回転によって静電潜像が現像領域に到
達すると、現像装置48によって静電潜像が現像されて
トナー像(現像像)が形成される。
【0026】現像領域よりも感光ドラム44の回転方向
下流側には、トナー像を記録紙に転写する転写帯電器5
0が配置されている。感光ドラム44と転写帯電器50
とが対向する領域は、トナー像が記録紙に転写される転
写領域であり、感光ドラム44の回転によってトナー像
が転写領域に到達すると、この転写領域に搬送されてき
た記録紙にトナー像が転写される。
【0027】記録紙は、カセット16,18,20,2
2やロール紙ユニット70などから送り出されて転写領
域に搬送される。記録紙を転写領域に搬送するに当って
は、例えばカセット16などから給紙ローラ16bによ
って送り出されたカット紙16aを、その先端をレジス
トローラ54に当接してループを形成した状態で待機さ
せておき、トナー像が転写領域に到達するタイミングに
合わせて記録紙を転写領域に搬送する。
【0028】トナー像が転写された記録紙は、分離帯電
器56によって感光ドラム44から分離され、矢印B方
向に回転する搬送ベルト58に搬送されて定着器60に
到達し、この定着器60でトナー像が記録紙に定着され
る。トナー像が記録紙に定着された後、記録紙が排紙口
(図示せず)から排紙トレイ25に排出される。なお、
転写後に感光ドラム44に残留した残留トナーは、クリ
ーニング装置64によって感光ドラム44から除去され
る。また、感光ドラム44に残留した残留電荷は除電ラ
ンプ(図示せず)によって除電される。これにより、感
光ドラム44は次の画像形成に入り得る状態になる。
【0029】図3を参照して、ロール紙ユニット70に
ついて説明する。
【0030】図3は、複写機10の本体に組み込まれて
いるロール紙ユニット70を示す模式図である。この図
では、図2の構成要素と同一の構成要素には同一の符号
が付されている。
【0031】ロール紙72は、ロール紙紙管73(図4
参照、本発明にいうロール紙管の一例である)の外周面
に巻き付けられている。ロール紙紙管73の長手方向両
端部それぞれには、ロール紙紙管73の回転中心軸にな
るスプール74が突出している。このスプール74は、
ロール紙ユニット70に形成された略「J」字状のスプ
ールガイド130のガイド面130aに回転自在に載置
されている。スプールガイド130は、スプール74の
突出した方向に直交する方向に延びている。
【0032】この略「J」字状のスプールガイド130
は、「J」の字の下部130bがロール紙ユニット70
の手前側に位置し、「J」の字の上部130cがロール
紙ユニット70の奥側であって下部130bよりも高い
位置に位置している。従って、スプールガイド130は
「J」の字を横にしたような形状であり、かつ、「J」
の字の下部130bが上部130cよりも低くなるよう
に傾斜している。
【0033】スプールガイド130の下部130bの前
方には、ロール紙紙管73に巻き付けられたロール紙を
その外側から内側に向けて押えるロール紙押えローラ1
40が回転自在に配置されている。スプールガイド13
0は上記のように傾斜しているので、スプールガイド1
30のガイド面130aに載置されているスプール74
は、スプールガイド130に案内されて、ロール紙72
やロール紙紙管73の自重でスプールガイド130の下
部130bに向けて移動する。この結果、ロール紙72
のうちロール紙紙管73に巻き付いている部分やロール
紙紙管73がロール紙押えローラ140に向けて移動し
てこのロール紙押えローラ140に当接する。この当接
によってスプール74やロール紙紙管73が停止する。
従って、ロール紙72のうちロール紙紙管73に巻き付
いている部分の最表面は常にロール紙押えローラ140
に接触していることとなる。
【0034】スプールガイド130の近傍には、スプー
ル74を挟んでロール紙押えローラ140とは反対の側
に位置してスプール74に当接するロール押付板150
や、このロール押付板150をスプール74に押し付け
るロール紙押付ばね160が配置されている。ロール押
付板150とロール紙押付ばね160とで本発明にいう
押付部材が構成されている。ロール紙押付ばね160の
一端部160aはロール紙ユニット70に固定されてお
り、他端部160bはロール押付板150に固定されて
いる。また、ロール紙押付ばね160はスプールガイド
130のガイド面130aにほぼ平行に延びており、こ
のため、スプール74はスプールガイド130のガイド
面130aに沿って押し付けられる。
【0035】ロール紙72が給紙され始めると、ロール
紙72は、ロール紙72の上方に配置されたカッタ下刃
ガイド板78、ガイド板80、ガイド部材87に案内さ
れ、押えローラ88とカール取りローラ(送りローラ)
90とに挟持される。押えローラ88は金属製であり、
カール取りローラ90は外周面にスポンジが巻かれたも
のである。給紙ローラ86とカール取りローラ90を回
転することによりロール紙72が給紙方向に搬送され
る。後述するように、ロール紙72の「こし」によって
ガイド部材87がループ形成位置に回動し、この位置で
停止する。この状態で、ロール紙72がループを形成
し、カッタ100でロール紙72を裁断し終るまでの
間、ロール紙72のループを保持しながら給紙が行われ
る。
【0036】図4から図6までを参照して、ロール紙7
2を給紙し始めてから使い終るまでを説明する。
【0037】図4は、ロール紙72を給紙し始めた状態
を示す模式図であり、図5は、ロール紙72を給紙中の
状態を示す模式図である。図6は、ロール紙72を使い
終る少し前の状態を示す模式図である。これらの図で
は、図2、図3に示す構成要素と同一の構成要素には同
一の符号が付されている。また、各構成要素は拡大され
て模式的に示されているので、図2、図3の構成要素と
同一のものであっても、形状が多少異なっているものも
ある。
【0038】図4に示すように、ロール紙72は、給紙
ローラ86と加圧ローラ84に挟持されて給紙され始
め、カッタ下刃ガイド板78に案内されて矢印F方向に
進む。給紙ローラ86と加圧ローラ84の回転に伴って
ロール紙紙管73が回転し、ロール紙72が順次に搬送
される。ロール紙72のうちロール紙紙管73に巻き付
いている部分の自重とロール紙押付ばね160のばね力
によって、この巻き付いている部分の最表面は、ロール
紙押えローラ140に常に接触している。このため、ロ
ール紙72が搬送されている間中、ロール紙紙管73の
回転に伴ってロール紙押えローラ140も回転する。
【0039】ロール紙72がさらに先まで給紙されると
ガイド板80とガイド部材87に案内されてカール取り
ローラ90と押えローラ88に挟持される。カール取り
ローラ90と押えローラ88よりも給紙方向下流側に
は、出口上ガイド92と出口下ガイド67が配置されて
いる。これらの出口側には、ロール紙72を検知する出
口センサ110が配置されている。
【0040】出口センサ110は、回動軸になる支持部
110aと、この支持部110aに回動自在に支持され
たアーム部110bと、フォトセンサ110cとで構成
されている。出口上ガイド92と出口下ガイド67に案
内されて出てきたロール紙72の先端が、図5に示すよ
うに、アーム部110bを押すことによりロール紙72
が検知される。
【0041】ロール紙紙管73に巻かれたロール紙72
の残量が多い場合は、図5に示すように、カッタ下刃ガ
イド78よりも給紙方向下流側からループが形成され始
める。ロール紙72のうちループを形成している部分の
「こし」によってガイド部材87が下方向(矢印K方
向)に回動する。これにより、カッタ下刃ガイド78と
ガイド部材87との間に広い空間が形成され、この広い
空間にループが形成される。
【0042】上述したように、ロール紙72が給紙され
ている間はロール紙紙管73が矢印R方向に回転してお
り、ループは、ロール紙72のうちロール紙紙管73に
巻かれている部分に接触している。このため、図5に示
すように、ループが矢印P方向に進入するように形成さ
れ、この状態が保たれる。
【0043】ロール紙紙管73に巻かれたロール紙72
を使い終る少し前になると、図6に示すように、ロール
紙紙管73にはロール紙72がほとんど巻き付いていな
い。このような場合であっても、ロール紙押付ばね16
0のばね力によってスプール74が矢印S方向に押さ
れ、ロール紙押えローラ140とロール紙72が接触し
て、ロール紙72は、ロール紙押えローラ140とロー
ル紙紙管73に挟持される。この結果、ロール紙72の
搬送に伴って、ロール紙押えローラ140と共にロール
紙紙管73も回転する。この回転は、ロール紙72の後
端が、ロール紙押えローラ140とロール紙紙管73の
挟持位置を抜け切るまで続く。従って、ロール紙紙管7
3は矢印R方向に回転し続け、この回転によってループ
には、矢印P方向に進入する力が与えられる。
【0044】また、ロール紙72の後端がロール紙押え
ローラ140とロール紙紙管73の挟持位置を抜け切っ
てロール紙紙管73の回転が停止すると、ループには、
矢印P方向に進入する力が与えられないこととなる。し
かし、ロール紙紙管73に巻き付けられたロール紙72
の残量が少なくなると、ロール紙紙管73がロール紙押
えローラ140に近付く方向に移動するので、カッタ下
刃ガイド78とガイド部材87との間に形成された広い
空間がいっそう広がる。このため、ロール紙紙管73の
回転が停止しても、ループを形成するための十分に広い
空間が確保されるのでこの空間に所定のループが確実に
形成され、図9に示す従来のようなループは形成されな
い。この結果、ガイド部材87と上ガイド80とに挟ま
れた狭い空間に「S」字状のループが形成されることも
無く、ロール紙72が「Z」字状に折り曲げられたり、
ジャム(紙詰まり)が発生したりすることも無い。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明のロール紙ユ
ニットによれば、回転手段によって、ロール紙管に巻き
付けられたロール紙を給紙し始めてから使い終る直前ま
でロール紙管が回転させられるので、形成中のループが
ロール紙管に接触し、ロール紙管の回転力によってルー
プを形成する力が強まる。この力は、ロール紙を給紙し
始めてから使い終る直前までループに与えられるので、
所定のループを確実に形成できることとなる。
【0046】ここで、回転手段が、ロール紙管に巻き付
けられたロール紙をその外側から内側に向けて押えるロ
ール紙押えローラと、このロール紙押えローラに向けて
スプールを案内するスプールガイドとを備えたものであ
る場合は、ロール紙のうちロール紙管に巻き付けられた
部分が少なくなるとロール紙管がロール紙押えローラに
向けて移動し、その結果、ループを形成するための空間
が広くなり、所定のループをいっそう確実に形成できる
こととなる。また、回転手段が比較的簡単な構成で得ら
れる。
【0047】また、スプールガイドが、ロール紙管に巻
き付けられたロール紙がロール紙押えローラに当接する
方向に自重で移動するように傾斜したものである場合
は、ロール紙が自重で移動するようになっているので、
他の部材を必要とせず、いっそう簡易な構成となる。
【0048】さらに、ロール紙管に巻き付けられたロー
ル紙をロール紙押えローラに押し付ける押付部材を備え
た場合は、ロール紙がロール紙押えローラに確実に押し
付けられるので、いっそう確実に所定のループを形成で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のロール紙ユニットが組み
込まれた複写機の外観を示す斜視図である。
【図2】複写機の内部構造の概略を示す模式図である。
【図3】複写機の本体に組み込まれているロール紙ユニ
ットを示す模式図である。
【図4】ロール紙を給紙し始めた状態を示す模式図であ
る。
【図5】ロール紙を給紙中の状態を示す模式図である。
【図6】ロール紙を使い終る少し前の状態を示す模式図
である。
【図7】従来のロール紙ユニットにおいてロール紙紙管
に巻き付けられたロール紙の残量が少ない場合において
ループが形成され始めた状態を示す模式図である。
【図8】従来のロール紙ユニットにおいて所定形状のル
ープが形成され終った状態を示す模式図である。
【図9】従来のロール紙ユニットにおいてロール紙紙管
にロール紙が巻き付いていない場合におけるループの形
成状態を示す模式図である。
【符号の説明】
10 複写機 70 ロール紙ユニット 72 ロール紙 73 ロール紙紙管 74 スプール 130 スプールガイド130 140 ロール紙押えローラ 150 ロール押付板 160 ロール紙押付ばね

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール紙に画像を形成する画像形成部を
    備えた画像形成装置における、外周面にロール紙が巻き
    付けられた回転自在なロール紙管と、該ロール紙管が回
    転する際の回転中心軸になるスプールとを備え、該スプ
    ールを回転中心軸にして前記ロール紙管を回転させなが
    ら、該ロール紙管に巻き付けられたロール紙を前記画像
    形成部に給紙するロール紙ユニットにおいて、 前記ロール紙管に巻き付けられたロール紙を給紙し始め
    てから使い終る直前まで前記ロール紙管を回転させる回
    転手段を備えたことを特徴とするロール紙ユニット。
  2. 【請求項2】 前記回転手段は、 前記ロール紙管に巻き付けられたロール紙をその外側か
    ら内側に向けて押えるロール紙押えローラと、 該ロール紙押えローラに向けて前記スプールを案内する
    スプールガイドとを備えたものであることを特徴とする
    請求項1に記載のロール紙ユニット。
  3. 【請求項3】 前記スプールガイドは、 前記ロール紙管に巻き付けられたロール紙が前記ロール
    紙押えローラに当接する方向に自重で移動するように傾
    斜したものであることを特徴とする請求項2に記載のロ
    ール紙ユニット。
  4. 【請求項4】 前記ロール紙管に巻き付けられたロール
    紙を前記ロール紙押えローラに押し付ける押付部材を備
    えたことを特徴とする請求項2又は3に記載のロール紙
    ユニット。
JP9209198A 1998-04-03 1998-04-03 ロール紙ユニット Withdrawn JPH11292356A (ja)

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