JPH11291426A - 2軸延伸ポリアミド系多層フィルム - Google Patents

2軸延伸ポリアミド系多層フィルム

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JPH11291426A
JPH11291426A JP10854898A JP10854898A JPH11291426A JP H11291426 A JPH11291426 A JP H11291426A JP 10854898 A JP10854898 A JP 10854898A JP 10854898 A JP10854898 A JP 10854898A JP H11291426 A JPH11291426 A JP H11291426A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】優れた機械的強度、耐ピンホール性、湿度依存
性のない優れた酸素ガスバリヤー性を有しつつ、湿熱寸
法安定性に優れ、印刷図柄ズレが小さく、S字カールが
小さいポリアミド系フィルムを提供すること。 【解決手段】フィルムを、両外層が芳香族ポリアミドを
主成分とする層からなり、中間層として脂肪族ポリアミ
ドを主成分とする層を含む多層フィルムであって、12
0℃におけるL方向とS方向の熱収縮率が共に7%以
下、L方向とS方向の熱収縮率の比が1.6〜1.0の
範囲にある2軸延伸ポリアミド系多層フィルムとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機械的強度、酸素
ガスバリヤー性、湿熱寸法安定性に優れ、押出しラミ時
に印刷図柄ズレが小さく、製袋時にS字カールが小さい
2軸延伸ポリアミド系多層フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】ナイロン6、ナイロン66、ナイロン6
−66共重合体等からなる2軸延伸ポリアミドフィルム
は、機械的強度、耐熱性に優れるため、食品、薬品等の
包装用に多用されている。しかしながら酸素ガスバリヤ
ー性が充分でないために、適用される用途に制限があっ
た。このため、酸素ガスバリヤー性改善に関する種々の
提案がされてきた。例えば特開平7−89025号公報
で、脂肪族系ポリアミド樹脂に非晶質系ポリアミド樹脂
及び/又は芳香族系ポリアミド樹脂を含有してなる混合
ポリアミド層(A)と、芳香族系ポリアミド樹脂からな
る芳香族系ポリアミド層(B)とが、(A)/(B)/
(A)の順序で積層されてなるポリアミド系多層フィル
ムを本発明者らは開示した。これは、脂肪族系ポリアミ
ド樹脂の持つ優れた機械的強度、耐ピンホール性と、芳
香族系ポリアミド樹脂の持つ湿度依存性の少ない優れた
酸素ガスバリヤー性とを兼ね備えたフィルムを狙いとし
たものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのフィ
ルムは、その後、使用形態によっては以下の点で不充分
であることが判った。即ち、このフィルムを用いて仕上
げた3方シール袋や合掌シール袋は往々にして印刷図柄
ズレが発生し易く、また製袋機による製袋時にS字カー
ルが発生し易いという点である。この現象は、前記した
層構成を(B)/(A)/(B)とすると改善の効果は
見られるもののまだまだ不充分なものであった。印刷図
柄ズレとは、3方シールや合掌シールによって得た袋の
表面と裏面との印刷の図柄がずれることをいう。これが
大きいと、袋の見栄えが悪くなり商品価値を落とす。S
字カールとは、3方シールや合掌シールによって得た袋
がS字形にねじ曲がった状態になっていることをいう
(図3)。S字カールが大きいと、自動給袋機で袋を開
口することができなくなり、従って、中味商品を充填す
ることができなくなる。
【0004】本発明が解決しようとする課題は、優れた
機械的強度、耐ピンホール性、湿度依存性のない優れた
酸素ガスバリヤー性を有しつつ、湿熱寸法安定性に優
れ、印刷図柄ズレが小さく、S字カールが小さいポリア
ミド系フィルムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決する手
段として本発明は、両外層が芳香族ポリアミドを主成分
とする層からなり、中間層として脂肪族ポリアミドを主
成分とする層を含む多層フィルムであって、120℃に
おけるL方向とS方向の熱収縮率が共に7%以下、L方
向とS方向の熱収縮率の比が1.6〜1.0の範囲内に
ある2軸延伸ポリアミド系多層フィルムであることを特
徴とする。
【0006】また、両外層の芳香族ポリアミドがポリメ
タキシリレンアジパミドであることを特徴とし、中間層
が、脂肪族ポリアミドに変性エチレンー酢酸ビニル共重
合体と非晶性ポリアミド及び/又は芳香族ポリアミドを
含有してなる混合ポリアミドを主成分とする層であるこ
とを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を以下に詳述
する。
【0008】本発明の芳香族ポリアミドとは、主鎖に芳
香族環を有する構造の樹脂をいい、特に限定するもので
はない。例えば、m−及び/又はp−キシリレンジアミ
ンと炭素数が4〜12のジカルボン酸とからなるポリア
ミドやそれらの混合物が例示できる。湿度依存性のない
より優れた酸素ガスバリヤー性、優れた低吸水量、低透
湿性という点からは、とりわけポリメタキシリレンアジ
パミドが好ましい。芳香族ポリアミドには酸素ガスバリ
ヤー性を大幅に低下しない程度に、目的に応じその他の
樹脂や各種添加剤、例えば、ポリオレフィン樹脂、アン
チブロッキング剤、滑剤、帯電防止剤、紫外線吸収剤等
を混合してもよい。
【0009】脂肪族ポリアミドとは、主鎖または側鎖に
芳香族環を有しないものであれば特に限定するものでは
ない。例えば、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン6
10、やナイロン6−66、ナイロン6ー610等の共
重合体、あるいはそれらの混合物が例示できる。より優
れた機械的強度という点からは、とりわけナイロン6が
好ましい。脂肪族ポリアミドには機械的強度を大幅に低
下しない程度に、目的に応じその他の樹脂や各種添加剤
等を混合してもよい。
【0010】脂肪族ポリアミドは延伸性がよいとは言え
ないが、これに前記した芳香族ポリアミド及び/又は非
晶性ポリアミドを混合すると延伸性の改善が見られる。
非晶性ポリアミドとは、結晶性がないか、あるいは結晶
性の乏しいポリアミドをいい、特に限定するものではな
い。例えばテレフタル酸、イソフタル酸等のジカルボン
酸とヘキサメチレンジアミン、4,4’−ジアミノ−ジ
シクロヘキシレンプロパン等のジアミンとの共重合体や
3元共重合体が例示できる。
【0011】混合される芳香族ポリアミド及び/又は非
晶性ポリアミドの量は脂肪族ポリアミド100重量部に
対し、50〜2重量部、好ましくは30〜10重量部で
ある。50重量部を超えると、脂肪族ポリアミドの有す
る機械的強度を阻害する傾向にあり、2重量部未満では
延伸性の改善効果が小さくなる。
【0012】本発明のフィルムは、120℃におけるL
方向とS方向の熱収縮率が共に7%以下、L方向とS方
向の熱収縮率の比が1.6〜1.0、好ましくは熱収縮
率が共に6%以下、熱収縮率の比が1.5〜1.0、さ
らに好ましくは熱収縮率が共に5%以下、熱収縮率の比
が1.3〜1.0である。熱収縮率が7%を超えると、
湿熱寸法安定性が充分あるとは言い難い。熱収縮率の比
が1.6を超えると、押出しラミ時に印刷図柄ズレが大
きくなり、製袋時にS字カールが大きくなり、好ましく
ない。
【0013】印刷図柄ズレは、図1で示す2軸延伸ポリ
アミド系多層フィルムのL方向とS方向の熱収縮率に差
がある場合に発生する(熱収縮率の大きい方をL方向、
小さい方をS方向とする)。印刷図柄ズレのメカニズム
を図2に基づいて説明する。図2(イ)は、フィルムに
長方形の図柄を印刷した印刷上がり状態を示す。次い
で、フィルムが熱(例えば押出しラミ時に受ける熱)を
受けると、熱収縮を起こす。この時、L方向とS方向の
熱収縮率に差があると、印刷図柄は矩形となる(図2
(ロ))。次いで、3方シール時または合掌シール時
に、フィルムの左右端同士が重ね合わされるので図柄ズ
レが発生することになる(図2(ハ))。なお、印刷図
柄ズレは、前記した熱と共に、フィルムの吸湿量(即ち
加工場の温湿度)が大きくなると、さらに大きくなる傾
向にある。これは吸湿によりフィルムがさらにひずみや
すくなるからである。印刷図柄ズレに対し好適な熱収縮
率の比は、前記した如き範囲である。
【0014】S字カールもL方向とS方向の熱収縮率に
差がある場合に発生する。即ち、ヒートシール時にシー
ル部のフィルムは熱を受けて収縮するが、前記印刷図柄
ズレで説明したのと同じ理由から、袋の表面と裏面とで
ひずんだ収縮応力が発生するためである。S字カールに
対し好適な熱収縮率の比は、前記した如き範囲である。
【0015】熱収縮率と熱収縮率の比が前記の範囲内に
あるフィルムは、延伸条件他、適正なフィルム製造条件
を選定することによっても得られるが、以下の3条件を
満たすことによって、公知の逐次2軸延伸法または同時
2軸延伸法で容易に製造することができる。即ち第1の
条件は、フィルムの層構成を、芳香族ポリアミドを主成
分とする層を両外層とし、脂肪族ポリアミドを主成分と
する層を中間層とすることである。
【0016】第2の条件は、層の厚み構成を、両外層の
厚みの合計に対し、中間層の厚みをその0.5〜4倍、
好ましくは1〜2倍の範囲内にすることである。0.5
倍未満では、機械的強度を維持するためにはフィルムの
トータル厚みを厚くする必要があるので好ましくない傾
向にある。4倍を超えると熱収縮率と熱収縮比を所定の
範囲に収めることが難しくなる傾向にある。なお両外層
の厚みは違っていてもよいが、フィルムのカールという
点からは厚みが同じの方がより好ましい。
【0017】第3の条件は、脂肪族ポリアミドに変性エ
チレンー酢酸ビニル共重合体を混合することである。混
合される変性エチレンー酢酸ビニル共重合体の量は、脂
肪族ポリアミド100重量部に対し、25〜2重量部、
好ましくは15〜3重量部である。25重量部を超える
と、脂肪族ポリアミドの有する機械的強度を阻害する傾
向にあり、2重量部未満では熱収縮率と熱収縮率の比を
所定の範囲に収めることが難しくなる傾向にある。変性
エチレンー酢酸ビニル共重合体に代えて、エチレンとア
クリル酸、メタクリル酸、及びそのエステル等その他の
ビニル化合物との共重合体を、マレイン酸、フマル酸、
その他の不飽和カルボン酸またはそれらの無水物で変性
したものも効果は認められるものの、変性エチレンー酢
酸ビニル共重合体よりは効果が小さい。
【0018】なお、脂肪族ポリアミドにはさらに、前記
したように非晶性ポリアミド及び/又は芳香族ポリアミ
ドを混合するのがより好ましい。
【0019】前記3つの条件の作用は定かではないが恐
らくは、比較的低い延伸応力で延伸される芳香族ポリア
ミド層と比較的高い延伸応力で延伸される脂肪族ポリア
ミド層の延伸性を近づけることによって、熱収縮率と熱
収縮率の比が改善されるのではないかと思われる。即ち
第1の条件は、脂肪族ポリアミド層は延伸時に芳香族ポ
リアミド層を通して熱を受けるので、より均一な熱を受
けることになり、従ってより均一な延伸に効果がある。
第2の条件は、芳香族ポリアミド層と脂肪族ポリアミド
層の厚みをあまりかけ離れたものにしては両者の延伸応
力の差からしてよくないということである。第3の条件
は、変性エチレンー酢酸ビニル共重合体が脂肪族ポリア
ミド層の延伸応力を下げる効果がある。(延伸応力の低
下度合いは、変性エチレンー酢酸ビニル共重合体の混合
量からは予想を超えるほどであるので、脂肪族ポリアミ
ドの水素結合に何らかの作用をしているのではないかと
考えられる。)
【0020】本発明のフィルムは、芳香族ポリアミド層
と脂肪族ポリアミド層との間に、エチレンー酢酸ビニル
共重合体ケン化物層、変性ポリオレフィン層等目的に応
じ他の樹脂層を設けてもよい。また、一方の芳香族ポリ
アミド層の上に変性ポリオレフィン層及び/又はヒート
シール層(ポリエチレン、ポリプロピレン等)とを設け
て、ヒートシール性のあるフィルムとしてもよい。
【0021】本発明のフィルムは、一般には、ドライラ
ミ、押出しラミ(サンドラミも含む)等公知の方法によ
って、ヒートシール性フィルムと貼合して使用される。
【0022】
【実施例】次に本発明の代表的な実施例を挙げて説明す
る。
【0023】本発明において使用した物性値の測定方法
は次の通りである。
【0024】熱収縮率はフィルムをL方向×S方向=1
00×100(mm)に切り取り、120℃のレトルト
釜で30分間処理した後のL方向の長さx(mm)とS
方向の長さy(mm)を測定し、100−xをL方向の
熱収縮率、100−yをS方向の熱収縮率とした。(但
し、x≦y)
【0025】L方向とS方向の熱収縮率の比は、前記の
100−xを100−yで除した値である。
【0026】S字カール度は、出来上がった袋を水平な
台に置き、最も浮き上がった袋端と台との距離(mm)
をS字カール度とした。
【0027】印刷図柄ズレ度aは、2軸延伸ポリアミド
系多層フィルムのフィルム幅をc(mm)、このフィル
ムから得られた袋の印刷図柄ズレb(mm)として、下
記数1により求められた数値を、印刷図柄ズレ度とし
た。
【0028】
【数1】
【0029】(実施例1)芳香族ポリアミド(ポリメタ
キシリレンアジパミド)(A)と、脂肪族ポリアミド
(ナイロン6)100重量部に非晶性ナイロン(テレフ
タル酸、イソフタル酸、ヘキサメチレンジアミンの3元
共重合体)15部、無水マレイン酸変性エチレンー酢酸
ビニル共重合体10部を混合した混合ポリアミド(B)
とを、(A)/(B)/(A)の順序になるようにTダ
イスから260℃で共押出しし、冷却ロールで引き取
り、80℃で縦方向に3.0倍ロール延伸し、120℃
で横方向に3.5倍テンター延伸し、同テンター内で2
10℃で6%弛緩させつつアニールを施し、次いで、フ
ィルムの片面に処理強度15W・分/m2 でコロナ放電
処理をして、2軸延伸ポリアミド系3層フィルムを得
た。フィルムのトータル厚さは15μmで、各層の厚さ
は(A)/(B)/(A)=3/9/3μmであった。
得られたフィルムの物性値を表1に示す。
【0030】(実施例2)実施例1で得たフィルムを7
80mm幅にスリットし、次いで、コロナ処理面側に図
4で示す図柄のグラビア印刷を施した。次いで、印刷面
が内側にくるようにして2軸延伸ポリアミド系3層フィ
ルムとL−LDPEフィルム(厚さ50μm)とを、L
DPEを用いて350℃でサンドラミ(作業場環境は室
温30℃、湿度80%RH)して、2軸延伸ポリアミド
系3層フィルム/LDPE/L−LDPE複合フィルム
(トータル厚さ77μm)を得た。
【0031】(実施例3)実施例2で得た複合フィルム
を用いて、縦方向のシールバー温度150℃、横方向の
シールバー温度150℃の2丁取り3方シール機で、縦
×横=220×185mmの3方シール袋を得た。この
袋のS字カール度は1mm未満(ほぼ0mm)であり、
印刷図柄ズレ度は0.2mmであった。
【0032】(比較例1)芳香族ポリアミド(ポリメタ
キシリレンアジパミド)(A)と、脂肪族ポリアミド
(ナイロン6)100重量部に非晶性ナイロン(テレフ
タル酸、イソフタル酸、ヘキサメチレンジアミンの3元
共重合体)8重量部を混合した混合ポリアミド(B’)
とを、(B’)/(A)/(B’)の順序になるように
し、各層の厚さを(B’)/(A)/(B’)=4.5
/6/4.5μmとした以外実施例1と同様にして、2
軸延伸ポリアミド系3層フィルムを得た。得られたフィ
ルムの物性値を表1に示す。
【0033】(比較例2)比較例1で得たフィルムを用
いて、実施例2と同様にして複合フィルムを得た。次い
で、この複合フィルムを用いて、実施例3と同様にして
3方シール袋を得た。この袋のS字カール度は4mmで
あり、印刷図柄ズレ度は3mmであった。
【0034】
【発明の効果】本発明は、以上詳述したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏す。
【0035】本発明の2軸延伸ポリアミド系多層フィル
ムは脂肪族ポリアミドを主成分とする層を含むので、機
械的強度に優れる。また、芳香族ポリアミドを主成分と
する層を含むので、酸素ガスバリヤー性に優れ、且つ、
湿度依存性がない。
【0036】両外層が低吸水量、低透湿性の芳香族ポリ
アミドを主成分とする層であるので、湿熱寸法安定性に
優れる。
【0037】印刷図柄ズレが小さいので、得られた袋の
見栄えがよい。さらに、S字カールが小さいので、自動
給袋機で開口ミスが発生しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】フィルムのL方向、S方向を説明する図であ
る。
【図2】フィルムの印刷図柄ズレを説明する図である。
【図3】S字カールが発生した3方シール袋の正面図で
ある。
【図4】実施例2で使用した印刷図柄を説明する図であ
る。
【符号の説明】
1 フィルムのL方向またはS方向 2 フィルムのS方向またはL方向 3 フィルムの横方向 b 印刷図柄ズレの大きさ
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 枇杷木 秀和 福島県安達郡本宮町大字荒井字恵向88番地 福島プラスチックス株式会社内 (72)発明者 坪田 慎一 大阪府大阪市北区中崎西2丁目4番地12号 梅田センタービル グンゼ株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】両外層が芳香族ポリアミドを主成分とする
    層からなり、中間層として脂肪族ポリアミドを主成分と
    する層を含む多層フィルムであって、120℃における
    L方向とS方向の熱収縮率が共に7%以下、L方向とS
    方向の熱収縮率の比が1.6〜1.0の範囲にある2軸
    延伸ポリアミド系多層フィルム。
  2. 【請求項2】芳香族ポリアミドがポリメタキシリレンア
    ジパミドである、請求項1に記載の2軸延伸ポリアミド
    系多層フィルム。
  3. 【請求項3】中間層が、脂肪族ポリアミドに変性エチレ
    ンー酢酸ビニル共重合体と非晶性ポリアミド及び/又は
    芳香族ポリアミドを含有してなる混合ポリアミドを主成
    分とする層である、請求項1または2に記載の2軸延伸
    ポリアミド系多層フィルム。
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