JP2003025513A - 積層シートと成形品の製造方法 - Google Patents

積層シートと成形品の製造方法

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JP2003025513A
JP2003025513A JP2001211728A JP2001211728A JP2003025513A JP 2003025513 A JP2003025513 A JP 2003025513A JP 2001211728 A JP2001211728 A JP 2001211728A JP 2001211728 A JP2001211728 A JP 2001211728A JP 2003025513 A JP2003025513 A JP 2003025513A
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深田泰秀
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 積層シートのカールを防止する。 【解決手段】 二軸延伸基体シート1の一方の面に透明
無延伸熱可塑性シート2、文字・記号柄層6、接着層7
などを積層し、二軸延伸基体シート1の他方の面に樹脂
層3を積層させた巻取り可能な積層シートであって、二
軸延伸基体シート1の厚みT1(μm)と熱収縮率S1
(%)、透明無延伸熱可塑性シートの厚みT2(μm)
と熱収縮率S2(%)、樹脂層の厚みT3(μm)と熱
収縮率S3(%)のそれぞれが、関係式0<T2*S2
−(T1*S1+T3*S3)<50を充足するような
範囲にある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンソールパネ
ル、センタークラスター、スイッチベースなどの自動車
内装部品、サイドマットガード、バンパー、ホイルキャ
ップやモールなどの自動車外装部品、その他家電・携帯
電話、建材などを加飾するために用いられる積層シート
と成形品の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の積層シートとしては、二軸延伸基
体シートの一方の面に微粘着処理層、透明無延伸熱可塑
性シート、高精細印刷により形成した文字・記号柄層、
スクリーン印刷により形成した隠蔽層を積層した積層シ
ートがある。この積層シートに透明無延伸熱可塑性シー
トが含まれているのは、自動車外装部品、その他家電・
携帯電話、建材などの立体物の表面に隙間なく接着しな
ければならないため、加熱されることによって皺が発生
することなく立体形状に変形可能な性質を積層シートに
付与する必要があるからである。
【0003】また、この積層シートの二軸延伸基体シー
トが含まれているのは、二軸延伸基体シートの熱収縮率
が小さいという性質を利用することにより、高精細印刷
により形成した文字・記号柄層や隠蔽層を形成する際に
熱乾燥されても積層シートが必要以上に熱収縮されるこ
とを防ぎ、自動車外装部品などの立体物の表面における
皺の発生や隙間なく接着できなくなることを防ぐためで
ある。この二軸延伸基体シートは、上記のとおり文字・
記号柄層や隠蔽層を形成する際の不都合を防止するため
のシートであり、以後は不要であるから、積層シートを
立体形状に変形させる前に、透明無延伸熱可塑性シート
から剥離される。その剥離を容易にするために微粘着処
理層が透明無延伸熱可塑性シートと二軸延伸基体シート
との間に存在している。
【0004】以上のように、透明無延伸熱可塑性シート
と二軸延伸基体シートとはそれらの果たす役割が異なる
ため、透明無延伸熱可塑性シートと二軸延伸基体シート
との間の熱収縮率に差がある。つまり、(透明無延伸熱
可塑性シートの熱収縮率)>(二軸延伸基体シートの熱
収縮率)の関係となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】(第1課題)透明無延
伸熱可塑性シートと二軸延伸基体シートとの間の熱収縮
率に差があるため、従来の積層シートでは、透明無延伸
熱可塑性シートと二軸延伸基体シートとの積層物に文字
・記号柄層を形成した後、隠蔽層を形成する前の段階で
熱乾燥をする際に、二軸延伸基体シートを外側にして積
層シートがカールしてしまう。カールをイメージ的に説
明すると「竹の子の皮状(幅方向に対して丸くなるこ
と)」ということもできる。
【0006】このように文字・記号柄層が形成されてカ
ールした積層物に隠蔽層を形成すると、隠蔽層の形成位
置が、文字・記号柄層の形成位置との関係において、当
初予定していた位置と異なる位置に形成されてしまい、
印刷位置ずれの問題が発生していた。これは、上記カー
ルすることにより見当合わせ用の光電管マーク位置がス
ライドしたり、傾いたりするためである。高精細印刷に
より形成した文字・記号柄層を有する場合には、微妙な
位置ずれでも容易に目立ってしまうので、特にこの問題
が顕著となる。
【0007】(第2課題)また、隠蔽層はスクリーン印
刷により形成されており通常膜厚が大きく、印刷スピー
ドも遅いため、高温あるいは長時間の熱乾燥となる。シ
ートの熱収縮率の差は一定でも、シートの熱収縮幅は、
加熱温度の大きさや加熱時間の長さに比例して大きくな
る。このため、スクリーン印刷に起因する高温あるいは
長時間の熱乾燥により、(透明無延伸熱可塑性シートの
熱収縮幅)と(二軸延伸基体シートの熱収縮幅)との差
は大きくなり、二軸延伸基体シートを外側にして積層シ
ートが大きくカールしてしまう。
【0008】このように大きくカールした積層シートを
立体物の表面に接着させようとすると、積層シートに皺
が発生したり、立体物の表面と積層シートとの間に隙間
が発生したりして、最終製品としての所望の自動車外装
部品などを得ることが困難であった。
【0009】例えば、積層シートを立体物に接着させる
方法の一種として、立体形状に変形された積層シートを
射出成形用金型内にセットし、射出された成形樹脂と加
飾シートの樹脂シートとを一体化接着させる、いわゆる
成形同時加飾法があるが、積層シートをこの方法に適用
する場合では、立体物としての樹脂成形品の表面に、皺
が発生した積層シートが接着されたり、樹脂成形品の表
面との間に隙間が発生するなどの問題が発生するのであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記課題を
解決するために次のようにした。この発明の積層シート
は、請求項1に記載したように、二軸延伸基体シートの
一方の面に微粘着処理層、透明無延伸熱可塑性シート、
高精細印刷により形成した文字・記号柄層、スクリーン
印刷により形成した隠蔽層、接着層を積層し、二軸延伸
基体シートの他方の面に樹脂層を積層させた巻取り可能
な積層シートであって、二軸延伸基体シートの厚みT1
(μm)、二軸延伸基体シートのJIS−K6374に
おける100℃で10分間加熱時の熱収縮率S1
(%)、透明無延伸熱可塑性シートの厚みT2(μ
m)、透明無延伸熱可塑性シートのJIS−K6374
における100℃で10分間加熱時の熱収縮率S2
(%)、樹脂層の厚みT3(μm)、樹脂層のJIS−
K6374における100℃で10分間加熱時の熱収縮
率S3(%)のそれぞれが、関係式0<T2*S2−
(T1*S1+T3*S3)<50を充足するような範
囲にあるものである。また、請求項2に記載したよう
に、透明無延伸熱可塑性シートがアクリル系樹脂シート
であってもよい。また、請求項3に記載したように、接
着層として裏打ちシートが熱ラミネート法により積層さ
れたものであってもよい。この発明の成形品の製造方法
は、請求項4に記載したように、前記いずれかに記載の
積層シートから二軸延伸基体シートを剥離した後に、真
空成形または圧空成形により立体形状に変形させ、射出
成形金型内で成形樹脂と一体化させるようにしたもので
ある。
【0011】
【発明の実施の態様】この発明の積層シートは、二軸延
伸基体シートの一方の面に微粘着処理層、透明無延伸熱
可塑性シート、高精細印刷により形成した文字・記号柄
層、スクリーン印刷により形成した隠蔽層、接着層を積
層し、二軸延伸基体シートの他方の面に樹脂層を積層さ
せた巻取り可能な積層シートであって、二軸延伸基体シ
ートの厚みT1(μm)、二軸延伸基体シートのJIS
−K6374における100℃で10分間加熱時の熱収
縮率S1(%)、透明無延伸熱可塑性シートの厚みT2
(μm)、透明無延伸熱可塑性シートのJIS−K63
74における100℃で10分間加熱時の熱収縮率S2
(%)、樹脂層の厚みT3(μm)、樹脂層のJIS−
K6374における100℃で10分間加熱時の熱収縮
率S3(%)のそれぞれが、関係式0<T2*S2−
(T1*S1+T3*S3)<50を充足するような範
囲にあることを特徴とする(図3参照)。
【0012】二軸延伸基体シート1は、前記した作用以
外に、次の作用もある。すなわち、二軸延伸基体シート
1は、耐溶剤性の弱い透明無延伸熱可塑性シートが印刷
工程の最終段階の巻取り時に破断してしまうのを防止す
るために、印刷基材としての透明無延伸熱可塑性シート
の替わりをする。また、二軸延伸基体シート1は、積層
シートを立体形状に変形させる直前まで、透明無延伸熱
可塑性シートの表面を保護する役割を果たすことができ
る。二軸延伸基体シート1の材質としては、ポリエチレ
ンテレフタレート系樹脂(PET)、ポリイミド系樹
脂、ナイロン系樹脂などがある。特に、ポリエチレンテ
レフタレート樹脂が好ましい。透明性があるため文字・
記号柄層の色確認がしやすく、種々の厚みのシートを得
やすく、立体形状への変形の度合いや表面強度の要求の
程度に応じて適切な対応がしやすいからである。二軸延
伸基体基体シート1の膜厚としては、25〜100μm
のものが好ましい。理由は、25μm未満であると、薄
すぎて寸法変化を起こしやすくなったり透明無延伸熱可
塑性シートと積層させる際に、皺が発生しやすくなる。
また、100μmを超えると、必要以上のコストがかか
ったり、透明無延伸熱可塑性シートと積層した際に積層
物全体として膜厚が大きくなって、長尺の積層シートを
巻取る際に、一本のロールに巻付けることができる長さ
が短くなってしまったりする。
【0013】二軸延伸基体シート1は、熱安定性をさら
に向上させるためにアニール処理を行なってもよい。ア
ニール処理とは、二軸延伸基体シートを構成する材質が
有する耐熱温度より数℃下の環境下で放置し、二軸延伸
基体シートの内部応力を緩和させるための処理である。
【0014】二軸延伸基体シート1は、後述する樹脂層
との固着を容易にするために、コロナ放電処理や易接着
処理を行なってもよい。
【0015】コロナ放電処理とは、絶縁された電極と、
接地された耐極誘電体ロールとの間にフィルムを通し、
この間に高周波、高電圧を印加しコロナ放電を生じさせ
フィルム面を粗らすことで濡れ性を向上させることをい
う。この発明においては、インキとの固着を得やすくす
るため、窒素ガスや二酸化炭素ガスを放電させ、表面に
極性基を発生させるガス中コロナ放電を使用するのが好
ましい。
【0016】易接着処理とは、二軸延伸基体シート1の
次の層にくる層との固着性を上げるために、アンカー樹
脂をコーティングすることをいう。アンカー樹脂として
は、ウレタン系樹脂などがある。
【0017】微粘着処理層4は、二軸延伸基体シート1
と透明無延伸熱可塑性シート2とを剥離不能とならない
程度に粘着させるための層である。微粘着処理層の有す
る粘着力の程度としては、例えば、JIS−C6481
における90°剥離試験法において、25mm幅にカッ
トした二軸延伸基体シート1をプッシュプルゲージの一
端に取付け、剥離した時の重さで、数値が5〜150g
重のものがよい。微粘着処理層の厚みとしては、2〜1
0μmがある。微粘着処理層の形成方法としては、ドラ
イラミネートやホットメルトがある。微粘着処理層の材
質としては、エチレン−酢酸ビニル系樹脂、アクリル系
樹脂などがある。
【0018】透明無延伸熱可塑性シート2の材質として
は、ポリメチルメタクリレート(PMMA)などのアク
リル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、塩化ビニル系樹
脂、非結晶ポリエステル樹脂、ポリプロピレン樹脂、ア
クリロニトリル−ブタジエン−スチレン系樹脂、ポリア
クリロニトリル系樹脂がある。中でも、耐候性、表面硬
度、立体成形性、透明性に優れ、自動車、建材のような
高度なスペックにも耐えられ、家電などにも転用が可能
であるアクリル樹脂が好ましい。
【0019】高精細印刷により形成した文字・記号柄層
5は、アクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、塩化
ビニル系樹脂、非結晶ポリエステル樹脂、ポリプロピレ
ン樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン系樹
脂、ポリアクリロニトリル系樹脂などを樹脂バインダー
として、各種顔料、染料を混入したものを用いて形成さ
れる。文字・記号柄層の形成方法としては、オフセット
印刷法、グラビア印刷法、フレキソ印刷法などがある。
文字・記号柄層の膜厚としては、1〜10μmがある。
文字・記号柄層の柄の種類としては、具体的な対象を再
現した柄だけでなく、抽象化した線・面・色彩・模様・
形状によって構成された柄、例えば幾何学模様やマーブ
ル模様などがある。
【0020】スクリーン印刷により形成した隠蔽層6
は、積層シートに光漏れ防止などの隠蔽機能を発揮する
層である。隠蔽層の材質は、アクリル系樹脂、塩化ビニ
ル系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂、ウレ
タン系樹脂、ウレタン−ビニル系樹脂などの樹脂バイン
ダーに、カーボンブラックなどの黒色または黒色に近い
顔料を含有させたものがある。隠蔽層の膜厚は、4〜2
0μmのものがある。隠蔽層の柄の種類としては、木目
導管柄やヘアライン調柄などがある。隠蔽層には、前記
文字・記号柄層の位置に対応させた抜き窓部などが形成
されていてもよい。例えば、抜き窓部に前記文字・記号
柄層の文字や記号がのぞくように形成することができ
る。
【0021】この発明の積層シートは、前記高精細印刷
により形成した文字・記号柄層、スクリーン印刷により
形成した隠蔽層の他に、印刷方式や真空蒸着法などによ
り形成された層を有してもよい。例えば、金属調を呈す
るが層の向こう側が透けて見えるハーフ蒸着柄層などが
ある。
【0022】接着層7は、積層シートを成形樹脂と一体
化させるための層である。一体化させる方法として、成
形同時加飾法を採用した場合を説明すると、射出成形金
型内に成形樹脂を射出した後、冷却固化した樹脂成形品
の表面に接着層を接着させることになる。樹脂成形品の
材質がポリアクリル系樹脂の場合は、接着層の材質とし
てポリアクリル系樹脂を用いるとよい。また、樹脂成形
品の材質がポリフェニレンオキシド・ポリスチレン系樹
脂、ポリカーボネート系樹脂、スチレン共重合体系樹
脂、ポリスチレン系ブレンド樹脂の場合は、これらの樹
脂と親和性のあるポリアクリル系樹脂、ポリスチレン系
樹脂、ポリアミド系樹脂などを接着層の材質として使用
すればよい。接着層の形成方法としては、グラビアコー
ト法、ロールコート法、コンマコート法などのコーティ
ングや、グラビア印刷、スクリーン印刷法などの印刷が
ある(図1参照)。接着層の乾燥膜厚は、1〜5μmと
するのが一般的である。
【0023】接着層として裏打ちシート8を形成しても
よい(図2参照)。裏打ちシート8は、隠蔽層が成形樹
脂の衝撃により損傷を受けるのを防止するための防護壁
の役割をしたり、真空成形や圧空成形により立体形状に
変形させる際に積層シートの弾力性を保持し、立体形状
に変形した積層シートを射出成形金型から離脱させる際
に積層シートに破れを発生させないようにする役割をし
たりするものである。必要により、印刷法で形成した接
着剤層上に裏打ちシート8を形成してもよい。形成方法
としては、熱ラミネート、押出しラミネート、ドライラ
ミネート、ホットメルトラミネートなどのラミネート法
などがある。裏打ちシートに使用する樹脂シートは、前
記成形樹脂と相溶性をもつ樹脂であり、好ましくはアク
リロニトリル−ブタジエン−スチレン系樹脂、ポリプロ
ピレン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリスチレン
系樹脂などがある。特に、アクリロニトリル−ブタジエ
ン−スチレン系樹脂は、成形樹脂としてのアクリロニト
リル−ブタジエン−スチレン系樹脂はもちろん、アクリ
ル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリカーボネート
系樹脂とアクリロニトリル−ブタジエン−スチレン系樹
脂とのアロイ系樹脂などにも接着可能であり転用性が広
いので好ましい。裏打ちシートの厚みとしては、100
〜1000μmがある。特に200〜500μmが好まし
い。200μm未満であると、立体形状に変形させた後
の形状を保持しにくくなったり、変形の度合いが大きい
箇所では射出成形時に皺が発生しやすくなる。また、5
00μmを超えると、透明無延伸熱可塑性シート2と積
層した際に全体として膜厚が大きくなり、長尺の積層シ
ートを巻取る際に膜厚が大きい分巻付け数が少なくなっ
てしまったり、立体形状に変形させる際に、変形の度合
いが大きい箇所において金型面に積層シートが追従しに
くくなったりするからである。
【0024】樹脂層3は、二軸延伸基体シート1の熱収
縮と透明無延伸熱可塑性シート2の熱収縮とを均等化さ
せるための層である。均等化とは、二軸延伸基体シート
1の熱収縮率と透明無延伸熱可塑性シート2とに差があ
っても、積層物全体としてはカールが発生しないことを
いう(図3参照)。
【0025】樹脂層の材質としては、透明無延伸熱可塑
性シート2よりも熱収縮率が大きい塩化ビニル系樹脂や
フッ素樹脂などの熱可塑性樹脂や、メラミン系樹脂、ユ
リヤ系樹脂、エポキシ系樹脂、ウレタン系樹脂、ウレタ
ン・ビニル系樹脂、アミノ系樹脂、セルロール系樹脂な
どの熱硬化型樹脂などがある。中でも、メラミン樹脂、
アミノアルキッド樹脂が好ましい。積層シートの基体シ
ートとしてリサイクル可能だからである。樹脂層の形成
方法は、既知のオフセット印刷、グラビア印刷、スクリ
ーン印刷、フレキソ印刷などの印刷法やダイレクトコー
ト、リバースコート、リップコートなどのコート法、注
型法などから採用するとよい。
【0026】二軸延伸基体シート1の厚みT1(μ
m)、二軸延伸基体シート1のJIS−K6374にお
ける100℃で10分間加熱時の熱収縮率S1(%)、
透明無延伸熱可塑性シート2の厚みT2(μm)、透明
無延伸熱可塑性シート2のJIS−K6374における
100℃で10分間加熱時の熱収縮率S2(%)、樹脂
層の厚みT3(μm)、樹脂層のJIS−K6374に
おける100℃で10分間加熱時の熱収縮率S3(%)
のそれぞれが、関係式0<T2*S2−(T1*S1+
T3*S3)<50を充足するような範囲にある理由
は、次のとおりである。
【0027】(1)T2*S2−(T1*S1+T3*
S3)を関係式として選択したのは、透明無延伸熱可塑
性シート2の熱収縮と二軸延伸基体シート1の熱収縮と
を均等化させる程度を示すためである(図3参照)。厚
みと熱収縮率とをかけあわせた項を演算要素としたの
は、厚みが大きい程コシが強くなり熱収縮率が大きくて
も実際の熱収縮幅(図3の→の長さ)は小さくなるの
で、それらのバランスをとるためである。 (2)T2*S2−(T1*S1+T3*S3)が50
以上になると、積層シートがカールを起こし、スクリー
ン印刷での見当合わせができないからである。また、T
2*S2−(T1*S1+T3*S3)が0以下になる
と、積層シートが逆反りを起こし印刷位置ずれの問題が
発生するからである。
【0028】前記積層シートを用いて成形品を製造する
方法を説明する。まず、積層シートから二軸延伸基体シ
ート1を剥離する。剥離するのは、二軸延伸基体シート
1は、すでに延伸されているため立体形状に変形しにく
く、透明無延伸熱可塑性シート2を所望の立体形状に変
形させる際の阻害要因となるからである。
【0029】次に、二軸延伸基体シート1が剥離された
積層シートを、真空成形または圧空成形により立体形状
に変形させる。真空成形とは、熱成形の一種であって、
一般的には型と加熱軟化させた積層シートとの間を真空
にして、積層シートを型に大気圧で密着させて立体形状
の積層シートを得る方法をいう。圧空成形とは、熱成形
の一種であって、一般的には圧空を送込み、加熱軟化さ
せた積層シートを型に密着させて立体形状の積層シート
を得る方法をいう。なお、真空成形または圧空成形によ
り立体形状に変形させるのは、射出成形金型の内部で行
なってもよいし、射出成形金型にセットする前に行なっ
てもよい。
【0030】さらに、射出成形金型内で成形樹脂と一体
化させる。立体形状に変形した積層シートを射出成形金
型内に嵌め込むか、射出成形金型内で立体形状に変形さ
せた後、射出成形金型を閉めて、キャビテイ内に成形樹
脂を射出充満させ、冷却して樹脂成形品と積層シートと
を一体化接着させるのである。
【0031】
【実施例】(実施例1)以下のようにして、自動車内装
シフトレバー周り成形品を得た。厚みT1:25μmの
PETフィルム(三菱ポリエステル株式会社製G10
0)からなる二軸延伸基体シートの片面に、二液硬化型
エポキシ樹脂を用いて、乾燥状態で厚みT3:10μm
の厚みとなる樹脂層をリップコート法により形成した。
その後、160℃の熱乾燥室の中を30m/minの速
度で通過させてPETフィルムと樹脂層とを固着させ
た。二軸延伸基体シートの樹脂層を形成しなかった側の
面に、熱硬化型アクリル系樹脂を用いて、膜厚5μmの
微粘着処理層を形成した。厚みT2:75μmのアクリ
ルフィルム(三菱レイヨン株式会社製HBXN−47)
透明無延伸熱可塑性シートを微粘着処理層上に熱ラミネ
ート法にて形成した。
【0032】以上の積層シートを構成する微粘着処理層
以外のシートおよび層のJIS−K6374における1
00℃で10分間加熱時のそれぞれの熱収縮率Tnは、
次のようになった。 (1)PETフィルム(二軸延伸基体シート)S1:
0.2(%) (2)エポキシ樹脂(樹脂層)S3:0.9(%) (3)アクリルフィルム(透明無延伸熱可塑性シート)
S2:0.8(%) その結果、T1*S1=5、T2*S2=40、T3*
S3=9であったので、関係式:T2*S2−(T1*
S1+T3*S3)の数値は、26であった。
【0033】次に、この積層シートのアクリルフィルム
上に、「1」「2」「L」「R」などのシフトレバーの
文字、木目導管柄からなる高精細印刷により形成した文
字・記号柄層をグラビア印刷で形成し、80〜90℃で
10〜20秒間熱乾燥した。次に、スクリーン印刷で、
シフトレバー周りの記号や光漏れ防止用の隠蔽部、及び
木目地色をスクリーン印刷により形成した隠蔽層で形成
し、80℃で3〜5分間熱乾燥した。文字・記号柄層の
熱乾燥に対しても積層シートがカールすることはなく、
文字・記号柄層の位置が変化することはなかった。隠蔽
層との位置関係にもずれは発生しなかった。グラビア印
刷及びスクリーン印刷で使用したバインダーはアクリル
系樹脂であった。更にABS樹脂フィルムからなる裏打
ちシートを熱ラミネートにより積層し、真空成形直前
に、二軸延伸基体シートを剥離し立体形状に変形させた
後、積層シートを射出成形金型内に入れ、ABS樹脂と
一体化した成形品を得た。成形樹脂の樹脂温度は260
℃であった。積層シートは、隠蔽層の熱乾燥の際に大き
くカールすることはなかったため、積層シートを立体物
の表面に接着させても積層シートに皺が発生したり、立
体物の表面と積層シートとの間に隙間が発生したりする
ことはなかった。
【0034】(実施例2)以下のようにして、自動車内
装ヒーターコントロールパネル成形品を得た。厚みT
1:16μmのPETフィルム(東洋レイヨン社製F3
9)からなる二軸延伸基体シートの片面に、フッ素樹脂
を用いて、乾燥状態で厚みT3:10μmとなる樹脂層
をリップコート法により形成した。その後、160℃の
熱乾燥室の中を30m/minの速度で通過させてPE
Tフィルムと樹脂層とを固着させた。二軸延伸基体シー
トの樹脂層を形成しなかった側の面に、エチレン−酢酸
ビニル系樹脂を用いて、膜厚22μmの微粘着処理層を
形成した。厚みT2:180μmのポリカーボネートフ
ィルム(帝人化成社製パンライト)からなる透明無延伸
熱可塑性シートを前記微粘着処理層上に熱ラミネート法
にて形成した。
【0035】次に、この積層シートのアクリルフィルム
上に、温度目盛などの文字、木目導管柄からなる高精細
印刷により形成した文字・記号柄層をグラビア印刷で形
成し、次に、スクリーン印刷で、80〜90℃で10〜
20秒間熱乾燥し、コントロールパネル周りの記号や光
漏れ防止用のスクリーン印刷により形成したスクリーン
印刷により形成した隠蔽層を印刷し、80℃で3〜5分
間熱乾燥した。文字・記号柄層の熱乾燥に対しても積層
シートがカールすることはなく、文字・記号柄層の位置
が変化することはなかった。隠蔽層との位置関係にもず
れは発生しなかった。グラビア及びスクリーン印刷で使
用したバインダーはアクリル系樹脂であった。更にAB
S樹脂フィルム裏打ちシートを熱ラミネートにより積層
し、真空成形直前に、二軸延伸基体シートを剥離し立体
形状に変形させた後、積層シートを射出成形金型内に入
れ、ABS樹脂と一体化した成形品を得た。成形樹脂の
樹脂温度は260℃であった。
【0036】以上の積層シートを構成する各シートおよ
び各層のJIS−K6374における100℃で10分
間加熱した時のそれぞれの熱収縮率Tnは、次のように
なった。 (1)PETフィルム(二軸延伸基体シート)S1:0
(%) (2)フッ素樹脂(樹脂層)S3:2.5(%) (3)ポリカーボネートフィルム(透明無延伸熱可塑性
シート)S2:0.2(%) その結果、T1*S1=0、T2*S2=36、T3*
S3=25であったので、関係式:T2*S2−(T1
*S1+T3*S3)の数値は、11であった。
【0037】次にこの積層シートのポリカーボネートフ
ィルム上に、ヒーターコントロールパネルの文字、木目
導管柄をグラビア印刷で形成し、スクリーン印刷で木目
着色層、光漏れ防止層を印刷した。積層シートは、スク
リーン印刷時にカールがなく位置ズレもなかった。グラ
ビア印刷のインキに用いた樹脂バインダーは塩化ビニル
系樹脂、スクリーン印刷のインキに用いた樹脂バインダ
ーは、ポリカーボネート系樹脂であった。この後、二軸
延伸基体シートを剥離し、射出成形金型内にて立体形状
に変形させ、ポリカーボネート系樹脂と一体化した成形
品を得た。成形樹脂の樹脂温度は、285℃であった。
積層シートは、隠蔽層の熱乾燥の際に大きくカールする
ことはなかったため、積層シートを立体物の表面に接着
させても積層シートに皺が発生したり、立体物の表面と
積層シートとの間に隙間が発生したりすることはなかっ
た。
【0038】(実施例3)以下のようにして、光透過文
字付き自動車ドア乗降部パーツを得た。厚みT1:50
μmのPETフィルム(二軸延伸基体シート帝人化成社
製G2N)からなる二軸延伸基体シートの片面に、メラ
ミン樹脂を用いて、乾燥状態で厚みT3:10μmの厚
みとなる樹脂層をリップコート法により形成した。その
後、160℃の熱乾燥室の中を30m/minの速度で
通過させてPETフィルムと樹脂層とを固着させた。二
軸延伸基体シートの樹脂層を形成しなかった側の面に、
ウレタン系樹脂を用いて、膜厚5μmの微粘着処理層を
形成した。厚みT2:50μmのアクリルフィルム(三
菱レイヨン社製HBD−013)からなる透明無延伸熱
可塑性シートを前記微粘着処理層上に熱ラミネート法に
て形成した。
【0039】次に、この積層シートのアクリルフィルム
上に全面にハーフ蒸着柄層を施した後、文字・記号など
の抜き文字パターンが形成されるように光漏れ防止用と
してスクリーン印刷により形成した隠蔽層をスクリーン
印刷により形成し、80℃で3〜5分間熱乾燥した。グ
ラビア及びスクリーン印刷で使用したバインダーはアク
リル系樹脂で行なった。更にABS樹脂フィルム裏打ち
シートを熱ラミネートにより積層し、真空成形直前に、
二軸延伸基体シートを剥離し立体形状に変形させた後、
積層シートを射出成形金型内に入れ、ABS樹脂と一体
化した成形品を得た。成形樹脂の樹脂温度は260℃で
あった。
【0040】以上の積層シートを構成するシートおよび
層のJIS−K6374における100℃で10分間加
熱時のそれぞれの熱収縮率Tnは、次のようになった。 (1)PETフィルム(二軸延伸基体シート)S1:
0.2(単位%) (2)メラミン樹脂(樹脂層)S3:0.7(単位%) (3)アクルリフィルム(透明無延伸熱可塑性シート)
S2:0.7(単位%) その結果、T1*S1=10、T2*S2=35、T3
*S3=7であったので、関係式:T2*S2−(T1
*S1+T3*S3)の数値は、18であった。
【0041】次にこの積層シートのポリカーボネートフ
ィルム上に、透明黄色ベタ印刷層、蒸着アンカー印刷
層、アルミニウムをハーフ蒸着柄層を形成した。その
後、スクリーン印刷で抜き文字にて黒色光漏れ防止層を
形成した。透明黄色ベタ印刷層はグラビア印刷で形成
し、印刷インキに用いた樹脂バインダーはアクリル−ビ
ニル共重合系樹脂であった。蒸着アンカー層の樹脂バイ
ンダーはウレタン系樹脂であった。黒色光漏れ防止層の
樹脂バインダーは塩化ビニル−酢酸ビニル共重合系樹脂
であった。スクリーン印刷時、積層シートにはカールは
無く、印刷位置ずれはなかった。この後、二軸延伸基体
シートを剥離して射出成形金型内にて、立体形状に変形
させ、ポリカーボネート系樹脂である成形樹脂と一体化
した成形品を得た。成形樹脂の樹脂温度は、285℃で
あった。積層シートは、隠蔽層の熱乾燥の際に大きくカ
ールすることはなかったため、積層シートを立体物の表
面に接着させても積層シートに皺が発生したり、立体物
の表面と積層シートとの間に隙間が発生したりすること
はなかった。
【0042】
【発明の効果】この発明の積層シートでは、樹脂層が二
軸延伸基体シートの熱収縮と透明無延伸熱可塑性シート
の熱収縮とを均等化させる。このため、透明無延伸熱可
塑性シートと二軸延伸基体シートとの積層物に文字・記
号柄層を形成した後、隠蔽層を形成する前の段階で熱乾
燥をしても、透明無延伸熱可塑性シートと二軸延伸基体
シートとの積層シートがカールしない。また、膜厚が大
きく高温あるいは長時間の熱乾燥が必要となる隠蔽層を
含んでいる場合でも、(透明無延伸熱可塑性シートの熱
収縮幅)と(二軸延伸基体シートの熱収縮幅)との差が
大きくなることはなく、二軸延伸基体シートを外側にし
てカールしない。
【0043】したがって、隠蔽層の形成位置が、文字・
記号柄層の形成位置との関係において、当初予定してい
た位置と異なる位置に形成されてしまうことがなくな
る。よって、文字・記号柄層の形成時のカールに起因す
る隠蔽層の印刷位置ずれの問題は発生しない。高精細印
刷により形成した文字・記号柄層を有する場合には特に
この効果が顕著となる。さらに、積層シートを立体物の
表面に接着させる場合に、積層シートに皺が発生した
り、立体物の表面と積層シートとの間に隙間が発生した
りしないので、最終製品としての所望の自動車外装部品
などを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の積層シートの一例を示す断面図で
ある。
【図2】 この発明の積層シートの一例を示す断面図で
ある。
【図3】 この発明の積層シートの作用を説明するため
の断面図である。
【符号の説明】
1 二軸延伸基体シート 2 透明無延伸熱可塑性シート 3 樹脂層 4 微粘着処理層 5 高精細印刷により形成した文字・記号柄層 6 スクリーン印刷により形成した隠蔽層 7 接着層 8 裏打ちシート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29L 9:00 B29L 9:00 Fターム(参考) 4F100 AK01A AK01B AK01D AK01G AK25B AK25G AK42 AK53 AK53G AK74 AK74G AR00C AT00A BA04 BA07 BA10C BA10D CB00 EA061 EH231 EH362 EJ302 EJ37A HB00C HB31B JA03A JA03B JA03D JB16B JL04 JL12G JN01B JN02C YY00A YY00B YY00D 4F206 AD05 AD08 AD20 AG03 JA07 JB12 JF05 JL02 JM04 JN11

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】二軸延伸基体シートの一方の面に微粘着処
    理層、透明無延伸熱可塑性シート、高精細印刷により形
    成した文字・記号柄層、スクリーン印刷により形成した
    隠蔽層、接着層を積層し、二軸延伸基体シートの他方の
    面に樹脂層を積層させた巻取り可能な積層シートであっ
    て、二軸延伸基体シートの厚みT1(μm)、二軸延伸
    基体シートのJIS−K6374における100℃で1
    0分間加熱時の熱収縮率S1(%)、透明無延伸熱可塑
    性シートの厚みT2(μm)、透明無延伸熱可塑性シー
    トのJIS−K6374における100℃で10分間加
    熱時の熱収縮率S2(%)、樹脂層の厚みT3(μ
    m)、樹脂層のJIS−K6374における100℃で
    10分間加熱時の熱収縮率S3(%)のそれぞれが、関
    係式0<T2*S2−(T1*S1+T3*S3)<5
    0を充足するような範囲にあることを特徴とする積層シ
    ート。
  2. 【請求項2】透明無延伸熱可塑性シートがアクリル系樹
    脂シートである請求項1に記載の積層シート。
  3. 【請求項3】接着層として裏打ちシートが熱ラミネート
    法により積層された請求項1〜2のいずれかに記載の積
    層シート。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれかに記載の積層シー
    トから二軸延伸基体シートを剥離した後に、真空成形ま
    たは圧空成形により立体形状に変形させ、射出成形金型
    内で成形樹脂と一体化させることを特徴とする成形品の
    製造方法。
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