JPH11290839A - 蛇口直結型浄水器 - Google Patents

蛇口直結型浄水器

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Publication number
JPH11290839A
JPH11290839A JP11010798A JP11010798A JPH11290839A JP H11290839 A JPH11290839 A JP H11290839A JP 11010798 A JP11010798 A JP 11010798A JP 11010798 A JP11010798 A JP 11010798A JP H11290839 A JPH11290839 A JP H11290839A
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JP
Japan
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purifying agent
water
flow path
raw water
faucet
Prior art date
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Pending
Application number
JP11010798A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Takagi
壽雄 高城
Eiji Hayashi
英二 林
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Takagi Co Ltd
Original Assignee
Takagi Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蛇口取付部から流路切換手段を設けた出口
までの長さを短くして、浄水器の下方が広くなるように
し、流し台における洗い場(シンク)の使い勝手を良く
する蛇口直結型浄水器を提供することを課題とする。 【解決手段】 蛇口を取り付ける蛇口取付部と、シャ
ワー吐出口とストレート吐出口を有する吐出部との間に
浄化剤収納部を設けた浄水器において、流水流路は原水
流路と浄化剤を通過する浄水流路とを形成し、原水流路
をシャワー吐出口へ連通させ、浄水流路をストレート吐
出口へ連通させ、浄化剤収納部に収納する浄化剤に一定
挟持圧を加える浄化剤押圧部材を収納するように構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は水道の蛇口に直結し
て使用できるようにした蛇口直結型浄水器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、蛇口用浄水器には、例えば、実公
平4−39320号公報に記載されているような蛇口用
流水切換装置、および実公昭64−6954号公報に記
載されているような蛇口用浄水器があった。
【0003】これらの蛇口用浄水器では、内部に浄化用
活性炭が収容され、下端側に配設されたレバーを操作し
て通常流水と濾過流水とシャワー流水とを各々選択的に
得られるようにした流路切換手段を設けている。また、
これらの蛇口用浄水器では、浄水器内部の流路を外周か
ら内周側へ流入する二重円環を形成したり、浄化剤収容
部の高さを高く形成して蛇口から出口までの流路長が長
くなるようにして、浄化剤を通過する流路を長くしてい
る。
【0004】〔問題点〕このような従来の技術における
蛇口用浄水器は、構造的に浄化用活性炭を収容する中央
部が大きくなり、蛇口取付部から流路切換手段を設けた
出口までの長さが長くなり、流し台の下面から浄水器の
出口までの距離が少なくなって、流し台における洗い場
(シンク)の使い勝手が悪くなるという問題点があっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の技術
における前記問題点を解消するためのものであり、その
ための課題は、円盤状に浄化用活性炭を成形して中央部
の浄化剤収容部を薄型に形成し、蛇口取付部から流路切
換手段を設けた出口までの長さを短くして、浄水器の下
方が広くなるようにし、流し台における洗い場(シン
ク)の使い勝手を良くする蛇口直結型浄水器を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するため
具体的に構成した本発明における請求項1に係る蛇口直
結型浄水器は、蛇口を取り付ける蛇口取付部と、シャワ
ー吐出口とストレート吐出口を有する吐出部との間に浄
化剤収納部を設けた浄水器において、流水流路は原水流
路と浄化剤を通過する浄水流路とを形成し、原水流路を
シャワー吐出口へ連通させ、浄水流路をストレート吐出
口へ連通させ、浄化剤収納部に収納する浄化剤に一定挟
持圧を加える浄化剤押圧部材を収納したことを特徴とす
るものである。
【0007】また、請求項2に係る蛇口直結型浄水器に
おいては、浄化剤収納部に浄化剤を収納した浄化剤収納
部材を収納し、浄化剤収納部剤の上流側にある原水流路
と浄水流路との分岐点に、原水吐出時の流水により浄水
流路から原水流路への負圧を起こすべく流路を形成した
ことを特徴とする。
【0008】また、請求項3に係る蛇口直結型浄水器に
おいては、前記浄化剤収納部に浄化剤を収納した浄化剤
収納部材を収納し、前記浄化剤収納部材の上端側には前
記浄化剤収納部に形成された流水入口の周辺部に近接し
た凸部を有する原水入口部を設け、前記浄化剤収納部材
の外面と前記浄化剤収納部の内面との間に間隙をあけて
前記浄化剤収納部材の外面側に原水流路を形成し、前記
浄化剤収納部材の下端側には浄水吐出用の管状体を形成
して、この管状体により前記原水流路と前記浄化剤収納
部材の内面とを前記吐出口に至るまで隔離したことを特
徴とする。
【0009】また、請求項4に係る蛇口直結型浄水器に
おいては、前記浄化剤収納部の下端部に設けた管状体に
は軸方向へ上下動自在な流れ方向変更部材を外嵌し、こ
の流れ方向変更部材には軸回りに回動自在な切換部材を
外嵌し、前記流れ方向変更部材と前記切換部材とに、前
記切換部材の回動により前記流れ方向変更部材41を上
下動させるカム機構を形成したことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明における以下の実施の形態
では、円盤状に形成した浄化剤を収容する蛇口用浄水器
の場合について説明する。
【0011】実施の形態における浄水器は、図1,2に
示すように、水道の蛇口1の先端に浄水器2を、浄水器
本体11の上部を取り付けるための締付用キャップ12
を外嵌し、浄水器本体11の上部に螺合することにより
取り付けて、水道水を浄水器2の内部に導入して浄化さ
せることができるようにしている。
【0012】浄水器本体11は上端部に締付用キャップ
12を螺合させる螺子部を形成した上端部11aと、中
央部に浄化剤30(図3参照)を収納する円筒状に形成
した浄化剤収納部11bと、下端部に原水を吐出させる
シャワーヘッド21およびシャワーヘッド形成部の中央
部に浄水を柱状に吐出させるストレート吐出用の筒状出
口22(図3,4参照)を形成した吐出部11cとを設
ける。
【0013】そして、ストレート吐出用の筒状出口22
の外周部には、中心軸回りに回動して流水をシャワーヘ
ッド21とストレート吐出用の筒状出口22とのいずれ
かに吐出させるか切り換える切換部材23を外嵌する。
切換部材23には、操作性を良くするための切換レバー
23aを放射方向へ突出させる。
【0014】浄水器本体11の上部には、図3に示すよ
うに、締付用キャップ12と、環状に形成して放射方向
に切り込みを入れることによって周方向へ伸縮性を持た
せ、締付用キャップ12により浄水器本体11の蛇口取
付側の端部に押し込められる蛇口取付リング25と、蛇
口1の先端を当接して漏止めする矩形断面の環状体に形
成されたゴム製ガスケット26とを取り付ける。
【0015】浄水器本体11の上端部11aには、浄化
剤収納部11bの上部を覆い、中央部に流水入口となる
孔24aを穿設し、上面側にゴム製ガスケット26の嵌
め込み部を形成する凹部11dを刻設し、その凹部11
dを形成した位置の外周側に締付用キャップ12のねじ
部12aを螺合させるためのねじ部11eを形成し、下
面側を円錐形に成形した上部鏡板部24を設ける。
【0016】浄水器本体11の中央部に形成した浄化剤
収納部11bは、円筒状に形成した胴部の上端側を開口
し、下端側には中心部に孔20aを設けた平板状鏡板2
0を設け、平板状鏡板20の孔20aの周縁に外方に突
出する浅いフランジ20bを形成するとともに、胴部と
平板状鏡板20との境界部に吐出部11cの上端を嵌め
合わせるための段差部20cを設ける。
【0017】浄水器本体11の中央部に形成した浄化剤
収納部11bには、上面を開口するとともに下端面の中
央部にストレート吐出用の筒状出口22の中央円筒部を
形成する管状体27を一体に成形して垂下させた浄化剤
収納部材28を設け、この浄化剤収納部材28の開口端
には蓋29を取り付ける。
【0018】浄化剤収納部11bの内周面には軸方向に
延設された溝11fを設け、浄化剤収納部材28の本体
外周面には溝11fに係合させる軸方向に延設されたリ
ブ28aを突出させて、溝11fとリブ28aを係合さ
せることによる回り止めを形成するとともに、リブ28
aの高さにより浄化剤収納部11bの内周面と浄化剤収
納部材28の外周面との間に間隙を設けて、シャワーヘ
ッド21側への原水流路を形成させる。
【0019】蓋29は、浄化剤収納部材28の開口端を
閉じて内部に収容した浄化剤30が外部に出ないように
するとともに、中央部には浄水器本体11の上部鏡板部
24の下面に沿った円錐形状に形成して上方に突出させ
た原水入口部29aを形成し、この原水入口部29aの
上面側に放射方向にのびるリブ29bを突出させ、浄水
器本体11の上部鏡板部24の下面に当接させて、リブ
29bの高さにより原水入口側の流路面積を確保するよ
うに形成する。
【0020】リブ29bの高さは 0.5mm以下と、でき
るかぎり低くして流路を狭くし、ここを流れる流水の流
速を速くして、浄化剤収納部材28の内部に水を導入さ
せない場合には、シャワーヘッド21側へ流れる原水
が、原水入口部29aの上面から浄化剤収納部材28の
外周面を流下して、原水入口部29aの開口部に流入さ
せないようにし、浄化剤収納部材28の内部に負圧を生
じさせ、浄化剤収納部材28の内部に筒状出口22側か
ら大気圧を作用させて、原水シャワー吐出時にストレー
ト吐出側からの水漏れをパッキンなしで防止できるよう
にする。
【0021】浄化剤収納部材11bの内部には、粒状活
性炭を厚い円盤状に形成させた浄化剤30と、浄化剤3
0の上下面を挟持して崩れないように保護する不織布か
らなる薄い円盤状に形成させたフィルタ31,32と、
下端側のフィルタ31と浄化剤収納部材28の下端部内
面との間に介装させる浄化剤保持用の座部材33と、上
端側のフィルタ32の上部に位置させて蓋29からの下
方に作用する押圧力を適度な力でフィルタ32の全面に
伝達させて浄化剤30を一定の力で押圧し、流体の透過
圧を均一にさせる浄化剤抑えカバー34とを収容する。
【0022】座部材33は、図5に示すように、上面を
平らにし、下面には周方向に8等分した位置に放射方向
に延びるリブ33a,…,33aを延設し、その各リブ
33a,…,33aの間に位置する平面部に適当な大き
さの孔33b,33cを穿設して流体流路を形成する。
座部材33に設けたリブ33a,…,33aの高さによ
り、浄化剤収納部材28の下端部内面との間の浄化水の
流路を確保して流路抵抗を調節する。
【0023】浄化剤抑えカバー34は、図6に示すよう
に、下面を平らにし、上面には周方向に3等分した位置
に外方へ向かうに従い上方に反るように形成した放射方
向へ延びる板材34a,34a,34aを設け、その各
板材間に位置する平面部に適当な大きさの孔34b,3
4cを穿設して流体流路を形成する。
【0024】板材34aは浄化剤抑えカバー34の平面
部に略山形の切り込み34dを入れて形成された内側残
部を先端に向かうほど浄化剤抑えカバー34から離間す
るように反らせて形成する。この板材34aの先端が蓋
29の内面に当接して板材34aの弾性力を浄化剤側へ
伝達させ、浄化剤30を均等に押圧させる。
【0025】浄水器本体11の下端部には、図3,4に
示すように、吐出部11cの中央部に浄化剤収納部材2
8の管状体27を配置してストレート吐出用の筒状出口
22とし、管状体27の外周部には軸方向へ上下動する
筒状体に形成した円筒状の流れ方向変更部材41を介し
てシャワーヘッド21の下方から切換部材23を外嵌す
る。
【0026】浄化剤収納部材28の管状体27は、下端
部がシャワーヘッド21よりも下方に突出する長さを有
し、内面には内歯歯車状に軸方向へ延びる切り込みある
いは突出部を設け、外周面には軸方向へ直線状に延びる
リブ27aを突設し、管状体27の根元部にはOリング
27bを外嵌する。この管状体27には外面側に管状体
27の外周で上下動する流れ方向変更部材41を外嵌
し、さらに流れ方向変更部材41の外周側に切換部材2
3を外嵌する。
【0027】管状体27を介して浄化された水をストレ
ート吐出する場合、切り込みあるいは突出部により水流
を整流させる。
【0028】流れ方向変更部材41には、外周面に螺旋
状の溝41a,41aを周上等間隔に2つ刻設し、内周
面に管状体27のリブ27aと係合する軸方向へ直線状
に延びる溝41bを刻設し、溝41bがリブ27aに係
合することにより、流れ方向変更部材41が螺旋方向の
力を受けた場合に軸回りに回らず軸方向のみに移動でき
るようにする。
【0029】また、流れ方向変更部材41の上端部には
Oリング41cを外嵌して、上端部を平板状鏡板20に
設けられた孔20aに挿入した場合に、Oリング41c
により孔20aとの間の漏れを止め、管状体27の根元
部に設けられたOリング27bにより流れ方向変更部材
41の上端部内側との間の漏れを止める。
【0030】切換部材23には、内周面の上部に流れ方
向変更部材41に設けた螺旋状の溝41a,41aに係
合させる内側に突出する突起23b,23bを周上等間
隔に2つ設け、流れ方向変更部材41の溝41a,41
aをカムとし、突起23b,23bをカムフォロアとす
るカム機構を構成できるようにする。
【0031】このような浄化剤収納部材28の管状体2
7と、流れ方向変更部材41と、切換部材23との関係
により、切換レバー23aを操作して切換部材23を軸
回りに回動させると、突起23b,23bが螺旋状の溝
41aの壁面を押圧して流れ方向変更部材41を軸方向
へ移動させ、流れ方向変更部材41の上端部が管状体2
7の最上部へ上昇すると、流れ方向変更部材41の上端
部が平板状鏡板20の孔20aの中に挿入されてシャワ
ーヘッド21側への流路を閉鎖し、管状体27のストレ
ート吐出用の筒状出口22より浄水を吐出させ、また、
流れ方向変更部材41が下降して、流れ方向変更部材4
1の上端部が平板状鏡板20の孔20aの中から抜き取
られると、シャワーヘッド21側への流路が開かれ、管
状体27のストレート吐出用の筒状出口22からの流れ
を止めて、シャワーヘッド21から原水を吐出させるよ
うになり、流れ方向変更部材41の上端部が弁の役目を
してシャワーヘッド21側とストレート吐出用の筒状出
口22側との間の流路の切換えを行う。
【0032】このように構成した実施の形態において
は、蛇口1の先端部に締付用キャップ12を外嵌し、そ
の後から蛇口取付リング25を外嵌し、蛇口1の先端を
ゴム製ガスケット26に同心的に合わせ、締付用キャッ
プ12を浄水器本体11の上端部11aの螺子部に螺合
して、蛇口1に浄水器2を取り付ける。
【0033】水道水を浄化することなくシャワーヘッド
21から吐出させる場合には、図3,4に示すように、
切換レバー23aをシャワー吐出の位置に合わせ、蛇口
1の弁を開くと、水道水が浄水器2に流れ込み、浄水器
本体11の上端部11aに設けられた孔24aからリブ
29bにより設けられた蓋29の原水入口部29aと上
端部11aの内面との間に形成された間隙を通過し、浄
化剤収納部材28の外周面と浄化剤収納部11bの内周
面との間の間隙を通過し、浄化剤収納部11bの平板状
鏡板20の上面と浄化剤収納部材28の下面との間の間
隙を中心側に向かって流れて、平板状鏡板20の中心部
に設けられた孔20aを介して吐出部11cに設けられ
たシャワーヘッド21の内面側に流入し、シャワーヘッ
ド21に穿設された多数の孔から外部へ吐出する。この
シャワー吐出の際、浄化剤収納部材28内と連通状態に
あるが、リブ29bにより設けられた間隙が狭いため周
辺へ広がる流速が速く、負圧効果を生じ、筒状出口22
からの水漏れを防止する。
【0034】水道水を浄化して吐出する場合には、図
7,8に示すように、切換レバー23aを浄水吐出の位
置に合わせると、切換部材23によって押圧された流れ
方向変更部材41が上昇して上端部を平板状鏡板20の
中心部に設けられた孔20aに挿入して塞ぎ、蛇口1の
弁を開いて水道水を浄水器2に流れ込ませると、浄水器
本体11の上端部11aに設けられた孔24aからリブ
29bにより設けられた蓋29の原水入口部29aと上
端部11aの内面との間に形成された間隙を通過し、蓋
29の原水入口部から浄化剤収納部材28の内部へ流入
し、浄化剤30を透過して水道水を浄化し、浄化剤収納
部材28の下端部に形成された管状体27を介して外部
にストレート吐出される。
【0035】このように、実施の形態における浄水器2
では、円盤状に浄化用活性炭を成形して浄化剤収納部1
1bの高さを低く形成し、浄水器2の蛇口取付部から流
路切換手段を設けた出口までの長さを短くして、浄水器
2を薄型に形成したことにより、蛇口1に取り付けた浄
水器2の下端から流し台の底までの距離が長くなり、浄
水器2の下方を広くすることができて、洗い場(シン
ク)の使い勝手を良くすることができる。
【0036】浄化剤収納部材28の開口部に被せる蓋2
9は、上端部に設けた原水入口部29aの上面側に設け
たリブ29bの高さをできるかぎり低くして、上部鏡板
部24の下面側との間に形成する流路を狭くし、ここを
流れる流水の流速を速くすることにより、原水シャワー
吐出の場合、水が原水入口部29aの上面から浄化剤収
納部材28の外周面を流下させて、原水入口部29aの
開口部に負圧を生じさせ、ストレート吐出側流路からの
水漏れをパッキンなしで防止できる。
【0037】切換レバー23aを回動した時に、切換部
材23の突起23b,23bにより螺旋状の溝41aの
壁面が押圧され、流れ方向変更部材41を上下動させて
平板状鏡板20の孔20aに流れ方向変更部材41の上
端部を出し入れすることにより、原水シャワー吐出とス
トレート浄水吐出とを切り換えることができ、流れ方向
変更部材41が軽量で軸方向長さを短く形成でき、浄水
器2の高さを低くすることができるとともに切換動作を
軽快にすることができる。
【0038】〔別態様〕この実施の形態は本発明の趣旨
をより良く理解させるため具体的に説明したものである
から、特に指定のない限り、発明内容を限定するもので
はない。したがって、別態様を排除するものではなく、
他の形態も同様の機能を果たすものを形成することは可
能である。例えば、上記実施例では蓋29の上端部に設
けたリブ29bによって原水入口側の流路面積を確保す
るように形成したが、図9に示すように、上部鏡板部2
4の中央部に設ける孔24aに下流側に向けて末広がり
に形成された入口流路形成部材24bを同心的に設け、
入口流路形成部材24bを孔24aに固着させるととも
に孔24aとの間隙を維持させるリブ24cを配設して
も良い。この構成により、リブ24cによって設けられ
た間隙を通過する流水によって浄化剤収納部材28側に
負圧を生じさせることができて、原水吐出時に浄化水の
出口である筒状出口22からのぼた落ちや漏れを防止す
ることができる。
【0039】
【発明の効果】以上のように本発明では、請求項1に係
る蛇口直結型浄水器は、蛇口を取り付ける蛇口取付部
と、シャワー吐出口とストレート吐出口を有する吐出部
との間に浄化剤収納部を設けた浄水器において、流水流
路は原水流路と浄化剤を通過する浄水流路とを形成し、
原水流路をシャワー吐出口へ連通させ、浄水流路をスト
レート吐出口へ連通させ、浄化剤収納部に収納する浄化
剤に一定挟持圧を加える浄化剤押圧部材を収納したこと
により、浄化剤を密度が均一な一定形状に保持すること
ができるとともに大きな空間が開くようなことを防止
し、浄化剤内の流れを均一かつ一定にして、ショートパ
スを防止し、浄化作用を適切な状態に維持させることが
でき、しかも、浄水器の構成を簡素化することができる
とともに浄化剤収納部の高さを低く形成することがで
き、浄水器の蛇口取付部から吐出口までの長さを短くす
ることができて、蛇口に取り付けた浄水器の下端から流
し台の底までの深さを深くすることができ、浄水器の下
方を広くして洗い場の使い勝手を良くすることができ
る。
【0040】また、請求項2に係る蛇口直結型浄水器
は、浄化剤収納部に浄化剤を収納した浄化剤収納部材を
収納し、浄化剤収納部剤の上流側にある原水流路と浄水
流路との分岐点に、原水吐出時の流水により浄水流路か
ら原水流路への負圧を起こすべく流路を形成したことに
より、浄水吐出から原水吐出への切換があったとして
も、浄水出口からぼた落ちせず、また、水切れが良いの
で、浄水出口側に特別な漏れ止め部材を設けなくても漏
れが防止でき、簡素な構造で漏れ止めあるいは水切れの
良い浄水出口を形成することができる。
【0041】また、請求項3に係る蛇口直結型浄水器
は、前記浄化剤収納部に浄化剤を収納した浄化剤収納部
材を収納し、前記浄化剤収納部材の上端側には前記浄化
剤収納部に形成された流水入口の周辺部に近接した凸部
を有する原水入口部を設け、前記浄化剤収納部材の外面
と前記浄化剤収納部の内面との間に間隙をあけて前記浄
化剤収納部材の外面側に原水流路を形成し、前記浄化剤
収納部材の下端側には浄水吐出用の管状体を形成して、
この管状体により前記原水流路と前記浄化剤収納部材の
内面とを前記吐出口に至るまで隔離したことによって、
浄化剤収納部材の上端部に設けた頂部を流水入口の周辺
部で近接させ、浄化剤収納部の内面側との間に形成する
流路を狭くし、ここを流れる流水の流速を速くして、原
水入口部の上面から浄化剤収納部材の外面を流下して、
原水入口部の開口部に負圧を生じさせ、管状体の出口側
から原水入口部側へ大気圧を作用させて、原水シャワー
吐出時にストレート吐出側流路からの水漏れをパッキン
なしで防止させることができる。
【0042】また、請求項4に係る蛇口直結型浄水器
は、前記浄化剤収納部の下端部に設けた管状体には軸方
向へ上下動自在な流れ方向変更部材を外嵌し、この流れ
方向変更部材には軸回りに回動自在な切換部材を外嵌
し、前記流れ方向変更部材と前記切換部材とに、前記切
換部材の回動により前記流れ方向変更部材を上下動させ
るカム機構を形成したことにより、切換部材を回動した
時に、切換部材とカム機構を介して係合している流れ方
向変更部材が上下して、シャワー吐出とストレート浄水
吐出とを切り換え、容易に原水と浄水とを選択的に吐出
させることができる。これにより、原水シャワー吐出と
ストレート浄水吐出とが簡単な機構で容易に切り換えら
れるようになるとともに流れ方向変更部材の軸方向長さ
が短く形成できて、浄水器の高さを低くすることができ
るとともに切換動作を軽快にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における蛇口直結型浄水器
を示す斜視説明図である。
【図2】実施の形態における蛇口直結型浄水器を示す外
観図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)
は側面図である。
【図3】実施の形態におけるシャワー吐出時の蛇口直結
型浄水器を示す側面断面図である。
【図4】実施の形態におけるシャワー吐出時の蛇口直結
型浄水器を示す下平面図である。
【図5】実施の形態における座部材を示す説明図であ
り、(a)は下平面図、(b)は(a)のB−B矢視図
である。
【図6】実施の形態における浄化剤抑えカバーを示す説
明図であり、(a)は上平面図、(b)は(a)のA−
A矢視図である。
【図7】実施の形態におけるストレート吐出時の蛇口直
結型浄水器を示す側面断面図である。
【図8】実施の形態におけるストレート吐出時の蛇口直
結型浄水器を示す下平面図である。
【図9】実施の形態の別形態におけるシャワー吐出時の
蛇口直結型浄水器を示す側面断面図である。
【符号の説明】
1 蛇口 2 浄水器 11 浄水器本体 11a 上端部 11b 浄化剤収納部 11c 吐出部 11d 凹部 11e ねじ部 11f 溝 12 締付用キャップ 12a ねじ部 20 平板状鏡板 20a 孔 21 シャワーヘッド 22 筒状出口 23 切換部材 23a 切換レバー 23b 突起 24 上部鏡板部 24a 孔 24b 入口流路形成部材 24c リブ 25 蛇口取付リング 26 ゴム製ガスケット 27 管状体 27a リブ 28 浄化剤収納部材 28a リブ 29 蓋 29a 原水入口部 29b リブ 30 浄化剤 31,32 フィルタ 33 座部材 33a リブ 33b,33c 孔 34 浄化剤抑えカバー 34a 板材 34b,34c 孔 34d 切り込み 41 流れ方向変更部材 41a (螺旋状の)溝 41b (直線状の)溝

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】蛇口を取り付ける蛇口取付部と、シャワー
    吐出口とストレート吐出口を有する吐出部との間に浄化
    剤収納部を設けた浄水器において、 流水流路は原水流路と浄化剤を通過する浄水流路とを形
    成し、原水流路をシャワー吐出口へ連通させ、浄水流路
    をストレート吐出口へ連通させ、浄化剤収納部に収納す
    る浄化剤に一定挟持圧を加える浄化剤押圧部材を収納し
    たことを特徴とする蛇口直結型浄水器。
  2. 【請求項2】浄化剤収納部に浄化剤を収納した浄化剤収
    納部材を収納し、浄化剤収納部剤の上流側にある原水流
    路と浄水流路との分岐点に、原水吐出時の流水により浄
    水流路から原水流路への負圧を起こすべく流路を形成し
    たことを特徴とする請求項1記載の蛇口直結型浄水器。
  3. 【請求項3】前記浄化剤収納部に浄化剤を収納した浄化
    剤収納部材を収納し、前記浄化剤収納部材の上端側には
    前記浄化剤収納部に形成された流水入口の周辺部に近接
    した凸部を有する原水入口部を設け、前記浄化剤収納部
    材の外面と前記浄化剤収納部の内面との間に間隙をあけ
    て前記浄化剤収納部材の外面側に原水流路を形成し、前
    記浄化剤収納部材の下端側には浄水吐出用の管状体を形
    成して、この管状体により前記原水流路と前記浄化剤収
    納部材の内面とを前記吐出口に至るまで隔離したことを
    特徴とする請求項2記載の蛇口直結型浄水器。
  4. 【請求項4】前記浄化剤収納部の下端部に設けた管状体
    には軸方向へ上下動自在な流れ方向変更部材を外嵌し、
    この流れ方向変更部材には軸回りに回動自在な切換部材
    を外嵌し、前記流れ方向変更部材と前記切換部材とに、
    前記切換部材の回動により前記流れ方向変更部材41を
    上下動させるカム機構を形成したことを特徴とする請求
    項3記載の蛇口直結型浄水器。
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