JPH0643433U

JPH0643433U - 水路切換弁

Info

Publication number: JPH0643433U
Application number: JP8516692U
Authority: JP
Inventors: 正弘吉田; 弘光吉行; 豊彦高槻
Original assignee: 象印マホービン株式会社
Priority date: 1992-11-17
Filing date: 1992-11-17
Publication date: 1994-06-10

Abstract

(57)【要約】【目的】弁室および弁体の軸方向の寸法を短縮でき、弁
体の構造が簡単で、圧力損失の少ない水路切換弁を提供
すること。【構成】弁室には１個の流入口と３個の出口とが同一円
周上に設けられ、弁室内に回転可能に設けられた弁体に
は、全切換位置において弁室の流入口に相対する開口部
と上記出口の何れかに相対する出口穴とが夫々１個ずつ
設けられる。弁室の内面には上記出口に夫々対応する弁
穴を同一円周上に有し、弁体に摺接する板状シールパッ
キンが配置されている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は水路を切り換える水路切換弁、特に水道水を濾過する家庭用浄水器に好適な水路切換弁に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、内部に活性炭や中空糸膜のようなカートリッジ式濾材を収容し、水道水を簡便に濾過できる浄水器が一般家庭で使用されている。この種の浄水器の中でも、水栓の吐出管に直接取り付ける方式の場合、原水使用時と濾過水使用時とで水路を切り換えるため、ロータリー弁を設けたものが提案されている（実開平２ −１２１６７４号公報）。この浄水器では、同一垂直面内の上部に入口、側方部に第１の出口、下部に第２の出口を有し、垂直面から所定距離の側部に第３の出口を有する弁室と、回転軸が上記垂直面と直交し、３個の開口部を有するロータリー弁と、ロータリー弁を回転操作するための切換レバーと、弁室の上方に設けられ、入口と接続された蛇口取付部と、弁室の下方に設けられ、中央放水口とシャワー放水口とを有する放水部とを備え、第１〜第３の出口の周囲にはロータリー弁と密接するシール用パッキンが配置されている。ロータリー弁の第１開口部は円周方向に９０〜１８０度の角度で設けられていて、常時入口に連通されるとともに第１の出口にも同時に連通可能である。第２開口部は第１開口部と同一円周面内にあって第２出口とのみ連通可能であり、第３開口部は上記円周面から所定距離離れた円周面内において第２開口部と所定の角度をもって設けられ、第３出口とのみ連通可能である。なお、ロータリー弁の両端外周部にはＯリング用の溝が設けられている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

ところが、上記構造の浄水器の場合には、弁室の第３出口は入口および第１，第２の出口とは軸方向に離れた位置あるので、弁室およびロータリー弁の軸方向寸法が長くなる欠点があった。また、ロータリー弁には３個の開口部を設けなればならないため、ロータリー弁の構造が複雑になり、特に入口から第３出口へ水が流れる時、ロータリー弁内での通水路が屈折しているので、圧力損失が大きくなる欠点があった。さらに、シール用パッキンとして板状のパッキンが用いられているが、このパッキンとロータリー弁の外周面とが面で密接するようになっているので、パッキンの歪みや撓み、或いは弁室やロータリー弁の外周面の僅かな変形などによってシール性が部分的に不確実となる場合があった。また、部分的に摩擦抵抗が大きい部位が発生し、ロータリー弁の回転抵抗が増大して操作性が悪化する場合もあった。

【０００４】そこで、本考案の第１の目的は、弁室および弁体の軸方向の寸法を短縮できる水路切換弁を提供することにある。第２の目的は、弁体の構造が簡単で、圧力損失の少ない水路切換弁を提供することにある。第３の目的は、板状パッキンのシール性能を高め、かつ弁体の回転抵抗を低減して操作性に優れた水路切換弁を提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するため、第１の考案は、１個の流入口と３個以上の出口とを設けた弁室と、弁室内に回転可能に設けられ、回転角度によって流入口と何れかの出口との連通を選択的に切り換える弁体とを有する水路切換弁において、上記弁室の流入口と全ての出口とが同一円周上に配置されるとともに、上記弁体には、全切換位置において弁室の流入口に相対する開口部と上記出口の何れかに相対する出口穴とが夫々１個ずつ設けられ、弁室の内面には上記出口に夫々対応する弁穴を同一円周上に有し、弁体に摺接する板状シールパッキンが配置されていることを特徴とする。また、第２の考案は、１個の流入口と複数の出口とを設けた弁室と、弁室内に回転可能に設けられ、回転角度によって流入口と何れかの出口との連通を選択的に切り換える弁体とを有する水路切換弁において、上記弁室の内面には上記出口に夫々対応する弁穴を有する板状シールパッキンが配置され、このシールパッキンの各出口に対応する各弁穴の周囲には弁体の外周面に摺接する環状のリブが突設されていることを特徴とする。さらに、第３の考案は、１個の流入口と複数の出口とを設けた弁室と、弁室内に回転可能に設けられ、回転角度によって流入口と何れかの出口との連通を選択的に切り換える弁体とを有する水路切換弁において、上記弁体には、全切換位置において弁室の流入口に相対する１個の開口部と、上記開口部と連通しかつ上記出口の何れかに相対する１個または複数個の出口穴とが形成され、上記弁体の外周には上記開口部と上記出口穴に夫々対応する弁穴を有する板状または円筒状のシールパッキンが固定され、このシールパッキンの各弁穴の周囲には弁室の内面に摺接する環状のリブが突設されていることを特徴とする。

【０００６】

【作用】

第１の考案の作用を説明する。まず、弁体が初期位置にある場合には、弁体の開口部が弁室の流入口に対応するとともに、出口穴と第１の出口とが対応する。そのため、流入口から入った原水は第１の出口から排出される。初期位置から弁体をいずれかの方向に回転させると、弁体の開口部は弁室の流入口に対応しているが、出口穴は第２の出口に対応し、流入口から入った原水は第２の出口から排出される。一方、弁体を初期位置から逆方向に回転させると、弁体の開口部は依然として弁室の流入口に対応し、出口穴は第３の出口に対応し、流入口から入った原水は第３の出口から排出される。流入口と第１〜第３出口は同一円周上に設けられているので、弁室および弁体の軸方向寸法が短くて済むとともに、シールパッキンも小形のものでよい。そのため、小型の水路切換弁を構成できる。また、弁体には１個の開口部と１個の出口穴を設けるだけでよいので、構造が簡素化され、かつ弁体の内部で軸方向に屈折した水路を設ける必要がないので、圧力損失が少ない。なお、弁体の開口部は、常時弁室の流入口に対応するだけでなく、何れかの出口と対応するようにしてもよい。例えば、流入口を弁室の上部に設け、最下部に第１出口を設け、第１出口の両側に第２出口と第３出口とを設けた場合、弁体を左右いずれかの方向に回転させた時、開口部が流入口と第２出口、あるいは流入口と第３出口に同時に相対するようにしてもよい。また、第２の考案の場合、弁体の回転角度によって弁室の流入口と何れかの出口とが弁体を介して連通する。この時、弁体の外周面は弁室の内面に配置されたシールパッキンの環状リブによってほぼ線接触する。そのため、リブの面圧により確実なシールが図られるとともに、摩擦抵抗が小さくて済む。同様に、第３の考案では、板状または円筒状のシールパッキンが弁体の外周に固定され、シールパッキンの環状リブが弁室の内面に摺接するので、良好なシール性が得られ、摩擦抵抗は低くなる。このシールパッキンとしては、弁体の全周に装着されるリング状パッキンが望ましい。

【０００７】

【実施例】

図１，図２は本考案にかかる水路切換弁を浄水器に適用した一例を示す。この浄水器は、大略、濾材収容室１と水路切換部２とで構成され、濾材収容室１の内部には活性炭や中空糸膜などの濾材（図示せず）が収納されている。水路切換部２の上部には、水栓の吐出管と接続される接続口５が設けられ、この接続口５には吐出管に密着する環状パッキン６が配置されている。接続口５の下部には弁室７が一体に形成されている。弁室７の一端側（図１の左側）は閉じられており、他端側は開放している。弁室７の上部には図３に示すように接続部５と連通する流入口８が形成され、最下部には原水をそのまま下方へ吐出させるための第１出口９が形成されている。また、弁室７には、上記第１出口９を間にして片側には水平方向に開口する第２出口１０が形成され、反対側には斜め下方へ開口する第３出口１１が形成されている。上記流入口８、第１〜第３出口９，１０，１１は同一円周上に設けられている。第２出口１０は接続パイプ１２（図２参照）を介して上記濾材収容室１へ連通しており、第３出口１１は第１出口９の周囲に形成されたシャワー室１３を介してシャワー穴１４から吐出される。

【０００８】上記弁室７の内面の上記出口９，１０，１１を設けた部位には凹所１５が形成され、この凹所１５に板状のシールパッキン２０が嵌め込まれている。シールパッキン２０は図６（ａ）〜（ｃ）に示すように半円弧状に成形されており、その外周面の曲率半径は上記凹所１５の内周面の曲率半径と略同一かやや大きいため、シールパッキン２０と凹所１５との密着性が良好となる。シールパッキン２０には、上記凹所１５に嵌め込んだ状態で出口９，１０，１１に夫々対応する３個の弁穴２１，２２，２３が同一円周上に形成されている。シールパッキン２０の内周面には、弁穴２１，２２，２３の周囲に環状のリブ２４が夫々突設され、外周面には弁穴２１，２２，２３の周囲に環状の凹溝２５が形成されている。

【０００９】上記弁室７内には弁体３０が回転可能に挿入され、弁体３０の外周面は上記シールパッキン２０の内周面に形成された環状リブ２４に圧接している。弁体３０が環状リブ２４に圧接することにより、シールパッキン２０のリブ２４を設けた部位が外周側へ変形するが、この変形は外周面に設けた凹溝２５である程度吸収するため、弁体３０とシールパッキン２０との摩擦抵抗は少なくて済む。弁体３０には、広口の開口部３１と、開口部３１に対して斜め下方の位置に出口穴３２とが形成され、開口部３１と出口穴３２とは互いに連通している。開口部３１は弁体３０の全切換位置において流入口８と相対するように形成され、濾過水使用時（図５参照）には第２出口１０とも相対する。また、出口穴３２は第１出口９または第３出口１１に対応する大きさに形成されている。弁体３０の弁室７から側方へ突出した端部には、切換レバー４０が嵌着され、弁室７の開放部側は２重のＯリング４１，４２によってシールされ、弁室７の内部に入った水が外部に漏れ出るのを防止している。

【００１０】ここで、上記構造の水路切換弁の動作を説明する。図３はシャワー水使用時であり、弁体３０の開口部３１が流入口８に相対するとともに、出口穴３２は第３出口１１に相対している。そのため、原水は流入口８から開口部３１、出口穴３２、第３出口１１を通り、シャワー室１３を介してシャワー穴１４から吐出される。この時、出口穴３２と第３出口１１との間はシールパッキン２０の環状リブ２４によってシールされているので、原水が第１出口９または第２出口１０から流出する心配がない。図４は原水使用時であり、図３の位置から切換レバー４０を約４５°右回り方向に回した状態である。この時、弁体３０の開口部３１は依然として流入口８に相対しているが、出口穴３２が第１出口９に相対する。そのため、原水は第１出口９からそのまま下方へ放出される。図５は濾過水使用時であり、図３の位置から切換レバー４０を約４５°左回り方向に回した状態である。この時、弁体３０の出口穴３２は何れの出口にも相対せず、開口部３１が流入口８と第２出口１０とに同時に相対する。そのため、原水は第２出口１０から接続パイプ１２を介して濾材収容室１へ流れ、濾過された水は濾過水吐出口４３（図２参照）から吐出される。

【００１１】上記実施例では、半円弧のシールパッキン２０を弁室７の内面に形成した凹所１５に単に嵌め込んだに過ぎないが、図７に示すように、シールパッキン２０の両端が挿入される溝１５ａを凹所１５の両端に設けてもよい。この場合には、シールパッキン２０の両端の浮き上がりを防止できる効果がある。

【００１２】図８は本考案の第２実施例を示す。この実施例では、弁室５０の上部に流入口５１を形成するとともに、最下部に第１出口５２を、斜め下部に第２出口５３および第３出口５４を夫々形成してあり、３個の出口５２〜５４はいずれも下方に向かって開口している。弁体５５には、全切換位置において流入口５１に相対する広口の開口部５６と、第１〜第３出口５２〜５４の何れかに相対する出口穴５７を設けてある。この場合も、第１実施例と同様に、弁室５０の内面には板状のシールパッキン５８が配置され、このシールパッキン５８の各弁穴の周囲には弁体５５と摺接する環状リブ（図示せず）が形成されている。この場合には、出口５２〜５４が比較的狭い角度範囲に集まっているので、シールパッキン５８が小型化される。図８（ａ）は原水使用時であり、出口穴５７は第１出口５２に相対し、流入口５１から入った原水は第１出口５２を通ってそのまま排出される。図８（ｂ）はシャワー水使用時であり、出口穴５７は第３出口５４に相対し、流入口５１から入った原水は第３出口５４を通り、図示しないシャワー室を通ってシャワー状に排出される。図８（ｃ）は濾過水使用時であり、出口穴５７は第２出口５３に相対し、流入口５１から入った原水は第２出口５３を通り、図示しない濾材収容室を通って濾過される。

【００１３】図９は本考案の第３実施例を示す。この実施例は、弁室６０の上部に流入口６１を形成するとともに、最下部に第１出口６２を、水平な両側部に第２出口６３および第３出口６４を夫々形成したものである。そして、弁体６５には、全切換位置において流入口６１に相対し、かつ第２出口６３または第３出口６４とも同時に相対可能な広口の開口部６６と、第１出口６２に選択的に相対する出口穴６７を設けてある。この場合も、第１実施例と同様に、弁室６０の内面には板状のシールパッキン６８が配置され、このシールパッキン６８の各弁穴の周囲には弁体６５と摺接する環状リブ（図示せず）が形成されている。なお、図９の（ａ）は原水使用時、（ｂ）はシャワー水使用時、（ｃ）は濾過水使用時である。

【００１４】図１０，図１１は本考案の第４実施例を示す。弁室７０の上部に流入口７１を形成するとともに、最下部に第１出口７２を、斜め下部に第２出口７３および第３出口７４を夫々形成してある。弁室７０に挿入された弁体７５には全切換位置において流入口７１に相対する広口の開口部７６と、第１〜第３出口７２〜７４の何れかに相対する出口穴７７を設けてある。弁体７５の外周面全周には、円筒状のシールパッキン７８が凹凸嵌合など任意の回り止め手段によって装着され、このシールパッキン７８には開口部７６に対応する広口の弁穴７９と、出口穴７７に対応する弁穴８０とが形成されている。そして、各弁穴７９，８０の周囲には、弁室７０の内面と摺接する環状のリブ７９ａ，８０ａが突設されている。この状態で、弁体７５の出口穴７７を弁室７０の任意の出口に合わせれば、原水は弁室７０外へ漏れ出ることがない。なお、シールパッキン７８の端部全周にリブ９０を設けてもよい。この場合、出口７７と任意の出口７２〜７４の位置合わせが不完全な状態で原水を流しても、弁室７０外へ漏れることがない。なお、リブ９０は必ずしも両端に必要ではなく、弁室７０の片側が閉鎖されていれば、開放側のみ設ければよい。また、シールパッキン７８は筒状に限らず、円弧状でもよい。この実施例は、シールパッキン７８を弁体７５に固定した点を除くと、第２実施例とほぼ同様であるため、動作説明を省略する。

【００１５】本考案は上記実施例に限定するものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能である。例えば、シールパッキンを弁体に固定した水路切換弁としては、第４実施例の構造に限らず、第１実施例または第３実施例の構造において、シールパッキンを弁室の内面に代えて弁体の外周に固定したものでもよい。また、各実施例は弁室に３個の出口を設けたものを示したが、４個以上設けてもよく、その場合、弁体の出口穴に対応する位置に追加すればよい。また、環状リブを有するシールパッキンを用いた場合、各弁穴は同一円周上に位置している必要はなく、軸方向にずれた位置に設けてもよい。また、弁室の内面に取り付けられるシールパッキンの形状は、半円弧状に限らず、円筒状であってもよい。さらに、本考案における弁体としては、実施例のようにシール面が円筒状のロータリー弁の他、シール面が球面状のボール弁も含む。

【００１６】

【考案の効果】

以上の説明で明らかなように、第１の考案によれば、弁室の同一円周上に流入口および全ての出口を設けるとともに、弁室内面の出口部分に板状シールパッキンを配置したので、弁室および弁体の軸方向の寸法を短縮でき、シールパッキンも幅狭なパッキンを用いることができる。そのため、小形の水路切換弁を得ることができる。また、弁体には１個の開口部と１個の出口穴を設けるだけでよいので、構造が簡素化され、かつ弁体の内部で軸方向に屈折した水路を設ける必要がないので、圧力損失が少ない。また、第２の考案によれば、弁室の内面に取り付けられた板状シールパッキンの弁穴の周囲に環状リブを一体に突設したので、シールパッキンに多少の歪みや撓みがあっても、リブが弁体の外周に密着し、確実なシール性能を発揮できる。しかも、リブの接触面積が小さいので、摩擦抵抗も少なくなり、弁体の回転抵抗を低減して操作性に優れた水路切換弁を得ることができる。さらに、第３の考案によれば、弁体の外周に取り付けられた板状シールパッキンの弁穴の周囲に環状リブを一体に突設したので、第２の考案と同様に確実なシール性能を発揮できるとともに、弁体の回転抵抗を低減できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案にかかる水路切換弁を備えた浄水器の一
例の一部断面正面図である。

【図２】図１のII−II線断面図である。

【図３】シャワー水使用時における図１のＡ−Ａ線拡大
断面図である。

【図４】原水使用時における図１のＡ−Ａ線拡大断面図
である。

【図５】濾過水使用時における図１のＡ−Ａ線拡大断面
図である。

【図６】シールパッキンを示す図であり、（ａ）は平面
図、（ｂ）は中央縦断面図、（ｃ）は底面図である。

【図７】シールパッキンの取付構造を示す第１実施例の
変形例の部分断面図である。

【図８】本考案の第２実施例の部分断面図であり、
（ａ）は原水使用時、（ｂ）はシャワー水使用時、
（ｃ）は濾過水使用時を示す。

【図９】本考案の第３実施例の部分断面図であり、
（ａ）は原水使用時、（ｂ）はシャワー水使用時、
（ｃ）は濾過水使用時を示す。

【図１０】本考案の第４実施例の部分断面図である。

【図１１】図１０のＢ−Ｂ線断面図である。

【符号の説明】

１濾材収容室２水路切換部７弁室８流入口９第１出口１０第２出口１１第３出口２０シールパッキン２１〜２３弁穴２４リブ３０弁体３１開口部３２出口穴

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】１個の流入口と３個以上の出口とを設けた
弁室と、弁室内に回転可能に設けられ、回転角度によっ
て流入口と何れかの出口との連通を選択的に切り換える
弁体とを有する水路切換弁において、上記弁室の流入口と全ての出口とが同一円周上に配置さ
れるとともに、上記弁体には、全切換位置において弁室
の流入口に相対する開口部と上記出口の何れかに相対す
る出口穴とが夫々１個ずつ設けられ、弁室の内面には上
記出口に夫々対応する弁穴を同一円周上に有し、弁体に
摺接する板状シールパッキンが配置されていることを特
徴とする水路切換弁。
【請求項２】１個の流入口と複数の出口とを設けた弁室
と、弁室内に回転可能に設けられ、回転角度によって流
入口と何れかの出口との連通を選択的に切り換える弁体
とを有する水路切換弁において、上記弁室の内面には上記出口に夫々対応する弁穴を有す
る板状シールパッキンが配置され、このシールパッキン
の各出口に対応する各弁穴の周囲には弁体の外周面に摺
接する環状のリブが突設されていることを特徴とする水
路切換弁。
【請求項３】１個の流入口と複数の出口とを設けた弁室
と、弁室内に回転可能に設けられ、回転角度によって流
入口と何れかの出口との連通を選択的に切り換える弁体
とを有する水路切換弁において、上記弁体には、全切換位置において弁室の流入口に相対
する１個の開口部と、上記開口部と連通しかつ上記出口
の何れかに相対する１個または複数個の出口穴とが形成
され、上記弁体の外周には上記開口部と上記出口穴に夫
々対応する弁穴を有する板状または円筒状のシールパッ
キンが固定され、このシールパッキンの各弁穴の周囲に
は弁室の内面に摺接する環状のリブが突設されているこ
とを特徴とする水路切換弁。