JP3024181U - スチームトラップ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 単一の弁ハウジング内にトラップ機構部分を
組み込み、単一の弁体によりトラップ流路とバイパス流
路の切り換えを行い得るようにして、構造が簡単でコン
パクトに製造することが出来ると共に、流過するスチー
ムの状態を外部から容易に確認することが出来るように
したスチームトラップ装置を提供せんとするものであ
る。 【解決手段】 単一の弁ハウジング(１)内にトラップ流
路(15)、(16)とバイパス流路(17)とを形成し、単一の弁
体(６)の回転によりトラップ流路(15)、(16)又はバイパ
ス流路(17)を選択的に開閉するようにしたスチームトラ
ップ装置において、弁ハウジング(１)のスチームの入口
(３)にスチームの流路となるガラス製の管体(24)を接続
し、該管体(24)を透明にして外部からスチームの流過状
態を視認し得るようにしたことを特徴とする

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、蒸気管中の復水を排出するためのスチームトラップ装置に関し、 特にトラップ装置を流過するスチームの流過状態を外部から視認し得るようにし たスチームトラップ装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、スチーム利用機器や蒸気管内で生成した復水を流路外に排出するために 、単一の弁体にトラップ流路とバイパス路とを形成し、弁体の回転によりトラッ プ通路又はバイパス通路を選択的に開閉するようにしたものは公知であり、例え ば実公昭５−１８５６０号公報に開示されている。しかしながらこの公知のトラ ップ装置は、弁体の周囲に入口穴、出口穴、トラップ入口穴、トラップ出口穴を 有するシール部材を配設した構造であり、シール機構がきわめて複雑で実施する ことがきわめて困難であり、実際上この考案を実施した製品は市場には提供され ていない。又、従来のスチームトラップ装置では、装置を流過するスチームの流 過状態を外部から確認することが出来ず、使用上きわめて不便であった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

この考案は、単一の弁ハウジング内にトラップ機構部分を組み込み、単一の弁 体によりトラップ流路とバイパス流路の切り換えを行い得るようにして、構造が 簡単でコンパクトに製造することが出来ると共に、流過するスチームの状態を外 部から容易に確認することが出来るようにしたスチームトラップ装置を提供せん とするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するために、この考案が採った手段は、単一の弁ハウジング( １)内にトラップ流路(15)、(16)とバイパス流路(17)とを形成し、単一の弁体(６ )の回転によりトラップ流路(15)、(16)又はバイパス流路(17)を選択的に開閉す るようにしたスチームトラップ装置において、弁ハウジング(１)のスチームの入 口(３)にスチームの流路となるガラス製の管体(24)を接続し、該管体(24)を透明 にして外部からスチームの流過状態を視認し得るようにしたことを特徴とする。

【０００５】 又、単一の弁室(２)を有する弁ハウジング(１)内に、弁室(２)の垂直軸線上に 位置してトラップ室(５)を形成し、該垂直軸線と直交する水平軸線上にスチーム の入口(３)と出口(４)を弁室(２)の直径方向に対向して形成し、弁室(２)内に垂 直軸線に沿って外部から回転操作自在な弁体(６)を配設し、該弁体(６)に前記ス チーム入口(３)とトラップ室(５)とを連通し得るトラップ流入路(15)と、トラッ プ室(５)とスチーム出口(４)とを連通し得るトラップ流出路(16)並びにトラップ 流入出路(15)(16)と交差しない位置に前記水平軸線に沿って延びスチーム入口、 出口(３)(４)を連通し得るバイパス路(17)をそれぞれ形成し、前記スチームの入 口(３)にスチームの流路となるガラス製の管体(24)を接続し、該管体(24)を透明 にして外部からスチームの流過状態を視認し得るようにしたことを特徴とする。

【０００６】 更に、ガラス製の管体(24)の外周に金属製の保護管(19)を挿設し、該保護管(1 9)に少なくとの一つの窓孔(27)を穿孔したことを特徴とする。

【０００７】 更に、ガラス製の管体(24)の両端に、ゴム体(28)を内装したシール材(26)を配 設したことを特徴とする。

【０００８】 更に、シール材(26)が、フッ素系のゴム体(28)を内装した四ふっ化エチレン樹 脂（ＰＴＦＥ）のパッキン体(29)からなることを特徴とする。

【０００９】 更に、弁体(６)の回転軸線上に位置する弁体回転軸(30)の内端を弁体(６)に連 結し、弁ハウジング(１)外に延び出た外端に切換ノブ(31)を取り付けたことを特 徴とする。

【００１０】 更に、単一の弁ハウジング(１)内にトラップ流路(15)、(16)とバイパス流路(1 7)とを形成し、単一の弁体(６)の回転によりトラップ流路(15)、(16)又はバイパ ス流路(17)を選択的に開閉するようにしたスチームトラップ装置において、スチ ームの入口(３)にスチームの流路となるガラス製の管体(24)を接続し、該管体(2 4)を透明にして外部からスチームの流過状態を視認し得るようにし、該ガラス製 の管体(24)の外周に金属製の保護管(19)を挿設し、該保護管(19)に少なくとの一 つの窓孔(27)を穿孔し、ガラス製の管体(24)の両端にフッ素系のゴム体(28)を内 装した四ふっ化エチレン樹脂（ＰＴＦＥ）のパッキン体(29)からなるシール材(2 6)を配設したことを特徴とする。

【００１１】 更に、単一の弁室(２)を有する弁ハウジング(１)内に、弁室(２)の垂直軸線上 に位置してトラップ室(５)を形成し、該垂直軸線と直交する水平軸線上にスチー ムの入口(３)と出口(４)を弁室(２)の直径方向に対向して形成し、弁室(２)内に 垂直軸線に沿って外部から回転操作自在な弁体(６)を配設し、該弁体(６)に前記 スチーム入口(３)とトラップ室(５)とを連通し得るトラップ流入路(15)と、トラ ップ室(５)とスチーム出口(４)とを連通し得るトラップ流出路(16)並びにトラッ プ流入出路(15)(16)と交差しない位置に前記水平軸線に沿って延びスチーム入口 、出口(３)(４)を連通し得るバイパス路(17)をそれぞれ形成し、前記スチームの 入口(３)にスチームの流路となるガラス製の管体(24)を接続し、該管体(24)を透 明にして外部からスチームの流過状態を視認し得るようにし、該ガラス製の管体 (24)の外周に金属製の保護管(19)を挿設し、該保護管(19)に少なくとの一つの窓 孔(27)を穿孔し、ガラス製の管体(24)の両端にフッ素系のゴム体(28)を内装した 四ふっ化エチレン樹脂（ＰＴＦＥ）のパッキン体(29)からなるシール材(26)を配 設したことを特徴とする。

【００１２】

【作用及び考案の効果】

切換ノブ(31)を回転して、弁体(６)を回動し、トラップ運転、バイパス運転、 ストップの３態様の運転形態に切り換えることが出来る。スチームの出入口は同 一軸線上に配列されているため、配管との接続が容易であり、装置のコンパクト 化を図ることが出来る。透明なガラス製の管体を通してスチームの流過状態を外 部から容易に視認することが出来る。

【００１３】

【考案の実施の形態】

以下に図面を参照しつつ、この考案の好ましい実施の形態を詳細に説明する。 図において、(１)は略円筒状の弁ハウジングで内部に弁室(２)が形成され、該弁 室(２)の水平軸線に沿って直径方向対向位置にスチーム入口(３)とスチーム出口 (４)が形成される。又、弁室(２)の上部にはトラップ室(５)が弁室(２)の垂直軸 線上に連続して形成される。トラップ室(５)は弁ハウジング(１)の上面に開放し ている。

【００１４】 弁室(２)内には、弁体(６)が弁室(２)の垂直軸線を回転軸として回転自在に配 設される。トラップ室(５)内には、温度で作動するベローズ弁手段(７)及びスト レイナー(８)が配設され、ベローズ弁手段(７)はトラップ室(５)の上面を閉止す るキャップ(９)との間に張設されたスプリング(10)で閉弁方向へ弾発される。ベ ローズ弁手段(７)と協働するトラップ弁座(11)の下部が前記弁体(６)の上部に相 対的回転自在に軸挿される。トラップ弁座(11)の中心には、トラップ流路(12)が 貫通しており、後述する弁体(６)内のトラップ流出路(16)に連通している。弁ハ ウジング(１)とキャップ(９)との間はＯリング(13)でシールされる。又、トラッ プ弁座(11)と弁体(６)との間もＯリング(14)でシールされる。

【００１５】 弁体(６)には、前記スチーム入口(３)とトラップ室(５)とを接続し得るＬ字状 のトラップ流入路(15)と、前記トラップ弁座(11)のトラップ流路(12)をスチーム 出口(４)に接続する傾斜したトラップ流出路(16)とが穿孔される。更にこれらト ラップ流入、流出路(15)(16)とは交差しない位置において、弁体(６)の中心を水 平軸線に沿って貫通するバイパス路(17)が穿孔される。スチーム入口(３)とスチ ーム出口(４)とを接続し得るトラップ流入路(15)の入口端、トラップ流出路(16) の出口端並びにバイパス路(17)の出入口端は、弁体(６)の回転軸線と直交する水 平な平面上に位置づけられる。この結果、１つのスチーム入口通路(22)と１つの スチーム出口通路(23)に弁体(６)を回転して、トラップ路若しくはバイパス路の いずれかを選択して連通することが出来、更にスチーム入口とスチーム出口とを 同一の水平線上に直線上に配置することが可能となる。かくして、弁体(６)はそ の回転を単一の回転軸線上で回転するのみで、トラップ運転、バイパス運転並び にストップに切り換え操作することが出来る。

【００１６】 弁ハウジング(１)のトラップ入口(３)及びトラップ出口(４)には、それぞれフ ランジ付入口管(18)と出口管(19)が着脱自在に螺挿され、弁ハウジング(１)との 間に介挿されたＯリング(20)(21)でシールされる。入口管(18)の中心には、前記 スチーム入口通路(22)が貫通しており、出口管(19)にはスチーム出口通路(23)が 貫通している。出口管(19)内には、スチーム出口通路(23)と内径を実質的に一致 させた透明なガラス製の管体(24)が配置される。該ガラス製管体(24)は出口管(1 9)に螺着される締着管(25)と出口管(19)との間に狭持されている。ガラス製管体 (24)の両端には、シール材(26)が配置される。ガラス製管体(24)を内装する出口 管(19)は、ガラス製管体(24)の保護管を兼ねており、ガラス製管体に外部からの 衝撃が付加されて、管体が破損するのを防止している。保護管(19)には、少なく とも一つの窓孔(27)が形成され、ガラス製管体を流過するスチームの流過状態を 外部から視認することが出来る。すなわち、ガラス製管体(24)と、窓孔(27)を有 する保護管(19)は、スチームのサイトグラスを構成する。尚、図示の実施例では 、ガラス製管体(24)を出口管(19)に配設したが、入口管(18)に配設しても良いこ とは勿論である。

【００１７】 ガラス製管体(24)の両端に配置されるシール材(26)は、図１１、１２に示すよ うに、ゴム体(28)を内装したパッキン体(29)からなる。ゴム体(28)は、その弾力 性により、ガラス製管体(24)に加わる衝撃を吸収しガラス製管体の破損を防止す ることが出来る。又パッキン体(29)は、流過するスチームに対する耐久性、耐薬 品性等を有し、且効果的なシール機能を備える。ゴム体(28)としては、耐熱性、 耐油性に優れたフッ素ゴムが好適であり、パッキン体に(19)としてはシール性並 びに耐薬品性に優れた四ふっ化エチレン樹脂が好適であるが、これに限られるも のではない。シール材(26)を、ゴム体(28)とパッキン体(29)との二層構造とする ことにより、ガラス製管体の伸縮を効果的に吸収することが出来、管体の伸縮に よる破損を防止することが出来る。

【００１８】 弁室(２)の垂直軸線上に位置して、前記トラップ室(５)とは反対側に、切換ノ ブ(31)を有する弁体駆動軸(30)が軸支され、該弁体駆動軸(30)の内端は弁体(６) に連結されており、弁ハウジング(１)の外部に位置する切換ノブ(31)を回転して 弁体(６)を回転することが出来る。弁体(６)と出入口管(18)(19)の内端面との間 には、リング状の弁シール(32)(33)が配設され、又弁体(６)の下面と弁ハウジン グ(１)との間にはグランドシール(34)が配設される。

【００１９】 図５、６は、トラップ運転状態を示し、スチーム入口(３)に弁体(６)のトラッ プ流入路(15)が、スチーム出口(４)にトラップ流出路(16)がそれぞれ連通するよ うに、弁体(６)が回転して切り換えられている。配管からのスチームは入口管(1 8)の通路(22)を通って、弁体のトラップ流入路(15)からトラップ室(５)に入り、 ベローズ弁手段(７)を介して、トラップ流出路(16)から出口管(19)の通路(23)を 通って、流出する。

【００２０】 バイパス運転するには、切換ノブ(31)を指で回転すると、弁体回動軸(30)を介 して、弁体(６)が回転し、図７、８に示すようにバイパス路(17)をスチーム入口 (３)と出口(４)に連通する。配管から流入して来たスチームは、弁体(６)のバイ パス路(17)を通って、スチーム出口(４)に直接流過して行くため、キャップ(９) を取り外してベローズ弁手段(７)やストレーナ(８)の分解、修理、交換を行うこ とが出来る。

【００２１】 又、図９、１０に示すように弁体(６)を回動して、スチーム入口(３)と出口( ４)を閉止して、ストップ状態とすることが出来る。

【００２２】

【考案の効果】

この考案のスチームトラップ装置によれば、１つの回転する弁体(６)にトラッ プ流路(15)(16)とバイパス路(17)とを形成し、弁体(６)を回転してトラップ運転 、バイパス運転、ストップ状態の切換をなし得るようにしてあり、弁体(６)と出 入口管(18)(19)との間の弁シール(32)(33)で実質的にシール機構を達成し、各ト ラップ流路、バイパス路毎のシール機構を不要としてあるので、構造が簡単でコ ンパクトにすることが出来る。又、ガラス製管体を透明とし、この管体を流過す るスチームの流過状態を窓孔を介して外部から容易に視認することが出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】全体の外観斜視図

【図２】分解斜視図

【図３】分解斜視図

【図４】縦断面図

【図５】トラップ運転時の外観図

【図６】トラップ運転時の一部の縦断面図

【図７】バイパス運転時の外観図

【図８】バイパス運転時の一部の縦断面図

【図９】ストップ運転時の外観図

【図１０】ストップ時の一部の縦断面図

【図１１】シール材の正面図

【図１２】図１１Ａ−Ａ'線に沿った断面図

【符号の説明】

(１) 弁ハウジング (２) 弁室 (３) スチーム入口 (４) スチーム出口 (５) トラップ室 (６) 弁体 (７) ベローズ弁手段 (８) ストレイナー (９) キャップ (10) スプリング (11) トラップ弁座 (12) トラップ流路 (13) Ｏリング (14) Ｏリング (15) トラップ流入路 (16) トラップ流出路 (17) バイパス路 (18) 入口管 (19) 出口管 (20) Ｏリング (21) Ｏリング (22) スチーム入口通路 (23) スチーム出口通路 (24) ガラス製管体 (25) 締着管 (26) シール材 (27) 窓孔 (28) ゴム体 (29) パッキン体 (30) 弁体駆動軸 (31) 切換ノブ (32) 弁シール (33) 弁シール (34) グランドシール

Claims (8)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 単一の弁ハウジング(１)内にトラップ流
   路(15)、(16)とバイパス流路(17)とを形成し、単一の弁
   体(６)の回転によりトラップ流路(15)、(16)又はバイパ
   ス流路(17)を選択的に開閉するようにしたスチームトラ
   ップ装置において、弁ハウジング(１)のスチームの入口
   (３)にスチームの流路となるガラス製の管体(24)を接続
   し、該管体(24)を透明にして外部からスチームの流過状
   態を視認し得るようにしたことを特徴とするスチームト
   ラップ装置。
2. 【請求項２】 単一の弁室(２)を有する弁ハウジング
   (１)内に、弁室(２)の垂直軸線上に位置してトラップ室
   (５)を形成し、該垂直軸線と直交する水平軸線上にスチ
   ームの入口(３)と出口(４)を弁室(２)の直径方向に対向
   して形成し、弁室(２)内に垂直軸線に沿って外部から回
   転操作自在な弁体(６)を配設し、該弁体(６)に前記スチ
   ーム入口(３)とトラップ室(５)とを連通し得るトラップ
   流入路(15)と、トラップ室(５)とスチーム出口(４)とを
   連通し得るトラップ流出路(16)並びにトラップ流入出路
   (15)(16)と交差しない位置に前記水平軸線に沿って延び
   スチーム入口、出口(３)(４)を連通し得るバイパス路(1
   7)をそれぞれ形成し、前記スチームの入口(３)にスチー
   ムの流路となるガラス製の管体(24)を接続し、該管体(2
   4)を透明にして外部からスチームの流過状態を視認し得
   るようにしたことを特徴とするスチームトラップ装置。
3. 【請求項３】 ガラス製の管体(24)の外周に金属製の保
   護管(19)を挿設し、該保護管(19)に少なくとの一つの窓
   孔(27)を穿孔したことを特徴とする請求項１又は２記載
   のスチームトラップ装置。
4. 【請求項４】 ガラス製の管体(24)の両端に、ゴム体(2
   8)を内装したシール材(26)を配設したことを特徴とする
   請求項１、２又３記載のスチームトラップ装置。
5. 【請求項５】 シール材(26)が、フッ素系のゴム体(28)
   を内装した四ふっ化エチレン樹脂（ＰＴＦＥ）のパッキ
   ン体(29)からなることを特徴とする請求項３記載のスチ
   ームトラップ装置。
6. 【請求項６】 弁体(６)の回転軸線上に位置する弁体回
   転軸(30)の内端を弁体(６)に連結し、弁ハウジング(１)
   外に延び出た外端に切換ノブ(31)を取り付けたことを特
   徴とする請求項２記載のスチームトラップ装置。
7. 【請求項７】 単一の弁ハウジング(１)内にトラップ流
   路(15)、(16)とバイパス流路(17)とを形成し、単一の弁
   体(６)の回転によりトラップ流路(15)、(16)又はバイパ
   ス流路(17)を選択的に開閉するようにしたスチームトラ
   ップ装置において、スチームの入口(３)にスチームの流
   路となるガラス製の管体(24)を接続し、該管体(24)を透
   明にして外部からスチームの流過状態を視認し得るよう
   にし、該ガラス製の管体(24)の外周に金属製の保護管(1
   9)を挿設し、該保護管(19)に少なくとの一つの窓孔(27)
   を穿孔し、ガラス製の管体(24)の両端にフッ素系のゴム
   体(28)を内装した四ふっ化エチレン樹脂（ＰＴＦＥ）の
   パッキン体(29)からなるシール材(26)を配設したことを
   特徴とするスチームトラップ装置。
8. 【請求項８】 単一の弁室(２)を有する弁ハウジング
   (１)内に、弁室(２)の垂直軸線上に位置してトラップ室
   (５)を形成し、該垂直軸線と直交する水平軸線上にスチ
   ームの入口(３)と出口(４)を弁室(２)の直径方向に対向
   して形成し、弁室(２)内に垂直軸線に沿って外部から回
   転操作自在な弁体(６)を配設し、該弁体(６)に前記スチ
   ーム入口(３)とトラップ室(５)とを連通し得るトラップ
   流入路(15)と、トラップ室(５)とスチーム出口(４)とを
   連通し得るトラップ流出路(16)並びにトラップ流入出路
   (15)(16)と交差しない位置に前記水平軸線に沿って延び
   スチーム入口、出口(３)(４)を連通し得るバイパス路(1
   7)をそれぞれ形成し、前記スチームの入口(３)にスチー
   ムの流路となるガラス製の管体(24)を接続し、該管体(2
   4)を透明にして外部からスチームの流過状態を視認し得
   るようにし、該ガラス製の管体(24)の外周に金属製の保
   護管(19)を挿設し、該保護管(19)に少なくとの一つの窓
   孔(27)を穿孔し、ガラス製の管体(24)の両端にフッ素系
   のゴム体(28)を内装した四ふっ化エチレン樹脂（ＰＴＦ
   Ｅ）のパッキン体(29)からなるシール材(26)を配設した
   ことを特徴とするスチームトラップ装置。