JPH059960A - 蛇口用流路切換器 - Google Patents
蛇口用流路切換器Info
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- JPH059960A JPH059960A JP15891791A JP15891791A JPH059960A JP H059960 A JPH059960 A JP H059960A JP 15891791 A JP15891791 A JP 15891791A JP 15891791 A JP15891791 A JP 15891791A JP H059960 A JPH059960 A JP H059960A
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- Japan
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- faucet
- inlet
- valve body
- hole
- water
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 蛇口Aに取付けられるボディ1のボディ本体
3に流入口10を形成し、ボディ1の底部となる分散板
5のうち流入口10の直下に第1の流出孔11を形成
し、その第1の流出孔11の入口をボール利用の弁体1
4Aで開閉することにより、流入口10から流入した水
を第1の流出孔11から吐出する状態と他の箇所に設け
た第2の流出孔12から吐出する状態とに切換えるよう
に構成し、弁体14Aの操作手段のうち弁体保持部14
bに、閉塞位置において弁体14Aの上面を流入口10
に対向させる孔14cを形成する。 【効果】 操作抵抗少なく円滑に流路を切換え操作で
き、しかも、耐久性にも勝れた蛇口用流路切換器を提供
できる。
3に流入口10を形成し、ボディ1の底部となる分散板
5のうち流入口10の直下に第1の流出孔11を形成
し、その第1の流出孔11の入口をボール利用の弁体1
4Aで開閉することにより、流入口10から流入した水
を第1の流出孔11から吐出する状態と他の箇所に設け
た第2の流出孔12から吐出する状態とに切換えるよう
に構成し、弁体14Aの操作手段のうち弁体保持部14
bに、閉塞位置において弁体14Aの上面を流入口10
に対向させる孔14cを形成する。 【効果】 操作抵抗少なく円滑に流路を切換え操作で
き、しかも、耐久性にも勝れた蛇口用流路切換器を提供
できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、蛇口からの水を流し台
と浄水器等の他の箇所とに択一的に供給する場合や、蛇
口からの給水状態を、1つの太い水流として供給するス
トレート状態とシャワー流として供給するシャワー状態
とに切換える場合等に用いられる蛇口用流路切換器に関
する。詳しくは、 蛇口への接続連結手段を備えたボデ
ィを設け、そのボディが蛇口に取付けられた状態でその
蛇口からの水を下に向う方向でボディ内に吐出する流入
口を形成し、前記ボディの底部のうち前記流入口の直下
箇所に、ボディ外への第1の流出孔を、前記流入口から
の水を受け入れられるようにその入口が流入口に対向す
る状態に形成し、前記ボディの他の箇所にボディ外への
第2の流出口を形成し、前記第1の流出孔の入口周縁部
に上方から密着して入口を閉塞する弁体を設け、その弁
体を閉塞位置と入口から横側に退避した開放位置とに変
更するための操作手段を設けてあるものに関する。
と浄水器等の他の箇所とに択一的に供給する場合や、蛇
口からの給水状態を、1つの太い水流として供給するス
トレート状態とシャワー流として供給するシャワー状態
とに切換える場合等に用いられる蛇口用流路切換器に関
する。詳しくは、 蛇口への接続連結手段を備えたボデ
ィを設け、そのボディが蛇口に取付けられた状態でその
蛇口からの水を下に向う方向でボディ内に吐出する流入
口を形成し、前記ボディの底部のうち前記流入口の直下
箇所に、ボディ外への第1の流出孔を、前記流入口から
の水を受け入れられるようにその入口が流入口に対向す
る状態に形成し、前記ボディの他の箇所にボディ外への
第2の流出口を形成し、前記第1の流出孔の入口周縁部
に上方から密着して入口を閉塞する弁体を設け、その弁
体を閉塞位置と入口から横側に退避した開放位置とに変
更するための操作手段を設けてあるものに関する。
【0002】
【従来の技術】蛇口用流路切換器としては、弁体を、閉
塞位置と開放位置とに摺動する板状に構成したものが知
られている(例えば、実開昭63―95773号公
報)。
塞位置と開放位置とに摺動する板状に構成したものが知
られている(例えば、実開昭63―95773号公
報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来の技
術によるときは、弁体を閉塞位置に位置させて第1の流
出孔を閉塞することにより、蛇口からの水を第2の流出
孔から吐出させる際、流入口からの水流圧で弁体を流出
孔の入口周縁部に押付けて、弁体の入口周縁部への密着
性、つまり、シール性能の向上を期待できるものの、弁
体が摺動するものであったから、操作抵抗が大きく、か
つ、弁体やボディの摺動部が磨耗して早期にシール性が
低下するといった欠点があった。本発明の目的は、上記
欠点を解消する点にある。
術によるときは、弁体を閉塞位置に位置させて第1の流
出孔を閉塞することにより、蛇口からの水を第2の流出
孔から吐出させる際、流入口からの水流圧で弁体を流出
孔の入口周縁部に押付けて、弁体の入口周縁部への密着
性、つまり、シール性能の向上を期待できるものの、弁
体が摺動するものであったから、操作抵抗が大きく、か
つ、弁体やボディの摺動部が磨耗して早期にシール性が
低下するといった欠点があった。本発明の目的は、上記
欠点を解消する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明による蛇口用流路
切換器の特徴構成は、前記弁体をボールから構成し、前
記操作手段のうち弁体保持部に、閉塞位置において弁体
の上面を流入口に対向させる孔を形成してある点にあ
る。そして、以下に列記するようにすることが好まし
い。 前記第1の流出孔の入口を、平面視においてそ
の輪郭が流入口の輪郭の外側に位置する大きさに形成す
る。 前記第2の流出孔の複数をボディの底部に分散
形成してある。
切換器の特徴構成は、前記弁体をボールから構成し、前
記操作手段のうち弁体保持部に、閉塞位置において弁体
の上面を流入口に対向させる孔を形成してある点にあ
る。そして、以下に列記するようにすることが好まし
い。 前記第1の流出孔の入口を、平面視においてそ
の輪郭が流入口の輪郭の外側に位置する大きさに形成す
る。 前記第2の流出孔の複数をボディの底部に分散
形成してある。
【0005】
【作用】本発明によれば、弁体がボディの底部上を転動
するボールであるから、操作抵抗が小さく、ボール及び
ボディの磨耗がない。しかも、弁体保持部に孔を形成す
ることにより、第1の流出孔を閉塞する状態において流
入口からの水流圧を弁体に作用させるようにしてあるか
ら、水流圧で弁体を入口周縁部に押付けるという所期の
密着性向上を維持することができる。特に、第1の流出
孔の入口を流入口よりも大に形成する場合には、流入口
から勢い良く水か流入して流れが広がっても、それの第
1の流出孔への流入性能を十分なものにできる。
するボールであるから、操作抵抗が小さく、ボール及び
ボディの磨耗がない。しかも、弁体保持部に孔を形成す
ることにより、第1の流出孔を閉塞する状態において流
入口からの水流圧を弁体に作用させるようにしてあるか
ら、水流圧で弁体を入口周縁部に押付けるという所期の
密着性向上を維持することができる。特に、第1の流出
孔の入口を流入口よりも大に形成する場合には、流入口
から勢い良く水か流入して流れが広がっても、それの第
1の流出孔への流入性能を十分なものにできる。
【0006】
【発明の効果】従って、本発明によれば、操作抵抗少な
く円滑に流路を切換操作でき、しかも、耐久性にも勝れ
た蛇口用流路切換器を提供できるようになった。また本
発明によれば、浄化手段を備えたカートリッジを装着す
ることにより浄水器としても使用でき、多目的な蛇口用
流路切換器を提供できるようになった。
く円滑に流路を切換操作でき、しかも、耐久性にも勝れ
た蛇口用流路切換器を提供できるようになった。また本
発明によれば、浄化手段を備えたカートリッジを装着す
ることにより浄水器としても使用でき、多目的な蛇口用
流路切換器を提供できるようになった。
【0007】
【実施例】蛇口直結型浄水器は、図1に示すように、ボ
ディ1と、切換手段と、前記ボディ1の下部に着脱自在
に接続連結したカートリッジ2とから成る。前記ボディ
1は、蛇口Aへの接続連結手段を備えたボディ本体3
と、そのボディ本体3に嵌合連結してボディ本体3の下
部に平面視形状が円形の室4を形成する円板状の分散板
5と、ボディ本体3にカートリッジ2を着脱自在に接続
連結するためのカートリッジ取付手段とから成る。前記
接続連結手段は、蛇口Aの先端部に螺合装着される係止
環6と、ボディ本体3に螺合することでそのボディ本体
3の中央部を係止環6に押付け固定する固定環7とから
成り、係止環6と蛇口Aとの間及び、係止環6と固定環
7との間の夫々には、パッキン8、9を設けてある。前
記ボディ本体3のうち蛇口Aの口に対向する中央部分に
は、蛇口Aからの水を下に向う方向で室4内に吐出する
流入口10が形成されている。前記ボディ1の底部とな
る分散板5には、室4外への1つの第1の流出孔11が
形成されるとともに、室4外への複数の第2の流出孔1
2が分散形成されている。13は分散板5とボディ本体
3との間をシールするパッキンであり、5aはボディ本
体3に形成した円周溝に嵌合して分散板5をボディ本体
3に対して同心状に位置決めする突条であり、5bはボ
ディ本体3に形成した切欠きに係合して分散板5をボデ
ィ本体3に対して回止めする突起である。
ディ1と、切換手段と、前記ボディ1の下部に着脱自在
に接続連結したカートリッジ2とから成る。前記ボディ
1は、蛇口Aへの接続連結手段を備えたボディ本体3
と、そのボディ本体3に嵌合連結してボディ本体3の下
部に平面視形状が円形の室4を形成する円板状の分散板
5と、ボディ本体3にカートリッジ2を着脱自在に接続
連結するためのカートリッジ取付手段とから成る。前記
接続連結手段は、蛇口Aの先端部に螺合装着される係止
環6と、ボディ本体3に螺合することでそのボディ本体
3の中央部を係止環6に押付け固定する固定環7とから
成り、係止環6と蛇口Aとの間及び、係止環6と固定環
7との間の夫々には、パッキン8、9を設けてある。前
記ボディ本体3のうち蛇口Aの口に対向する中央部分に
は、蛇口Aからの水を下に向う方向で室4内に吐出する
流入口10が形成されている。前記ボディ1の底部とな
る分散板5には、室4外への1つの第1の流出孔11が
形成されるとともに、室4外への複数の第2の流出孔1
2が分散形成されている。13は分散板5とボディ本体
3との間をシールするパッキンであり、5aはボディ本
体3に形成した円周溝に嵌合して分散板5をボディ本体
3に対して同心状に位置決めする突条であり、5bはボ
ディ本体3に形成した切欠きに係合して分散板5をボデ
ィ本体3に対して回止めする突起である。
【0008】前記切換手段は、前記流入口10からの水
を第1の流出孔11と第2の流出孔12とに択一的に導
く手段であって、具体的には、前記第1の流出孔11の
入口を、流入口10からの水を受け入れるように流入口
10に対向させて配置するとともに、平面視において入
口の輪郭が流入口10の輪郭の外側に位置する大きさに
形成し、弁14を設けて構成されている。なお、前記分
散板5のうち第1の流出孔11を形成する中央部分は、
第1の流出孔11を下方に延設するように下方に突出す
るノズル管15に形成されている。また、流入口10は
円形であり、流出孔11、12は円孔である。前記弁1
4は、入口の周縁を弁座として入口を閉塞するボール利
用の弁体14Aと、その弁体14Aを閉塞位置と入口の
横側部の開放位置とに位置変更するための操作手段とか
ら成る。前記操作手段は、先端部で弁体14Aを保持
し、上下向き軸芯a周りでの揺動により弁体14Aを閉
塞位置と開放位置とに位置変更するアーム14Bをボデ
ィ本体3に取付け、そのアーム14Bの軸14aをボデ
ィ本体3外に突出させ、その軸14aの突出端部に操作
レバー14Cを連結して構成されている。16aは軸1
4aとボディ本体3との間をシールするオーリングであ
る。前記アーム14Bの弁体保持部14bには、閉塞位
置において弁体14Aの上面を流入口10に対向させる
孔14cが形成されており、また、分散板5のうち弁座
となる部分は、パッキン17から構成されている。もっ
て、切換手段は、第1の流出孔11を開放することによ
り、流入口10からの水を第1の流出口11に流入さ
せ、かつ、第1の流出孔11を閉塞することにより、流
入口10からの水を第2の流出孔12に流入させるよう
に構成されている。このようにボディ1と切換手段とか
ら蛇口用流路切換器が構成されている。
を第1の流出孔11と第2の流出孔12とに択一的に導
く手段であって、具体的には、前記第1の流出孔11の
入口を、流入口10からの水を受け入れるように流入口
10に対向させて配置するとともに、平面視において入
口の輪郭が流入口10の輪郭の外側に位置する大きさに
形成し、弁14を設けて構成されている。なお、前記分
散板5のうち第1の流出孔11を形成する中央部分は、
第1の流出孔11を下方に延設するように下方に突出す
るノズル管15に形成されている。また、流入口10は
円形であり、流出孔11、12は円孔である。前記弁1
4は、入口の周縁を弁座として入口を閉塞するボール利
用の弁体14Aと、その弁体14Aを閉塞位置と入口の
横側部の開放位置とに位置変更するための操作手段とか
ら成る。前記操作手段は、先端部で弁体14Aを保持
し、上下向き軸芯a周りでの揺動により弁体14Aを閉
塞位置と開放位置とに位置変更するアーム14Bをボデ
ィ本体3に取付け、そのアーム14Bの軸14aをボデ
ィ本体3外に突出させ、その軸14aの突出端部に操作
レバー14Cを連結して構成されている。16aは軸1
4aとボディ本体3との間をシールするオーリングであ
る。前記アーム14Bの弁体保持部14bには、閉塞位
置において弁体14Aの上面を流入口10に対向させる
孔14cが形成されており、また、分散板5のうち弁座
となる部分は、パッキン17から構成されている。もっ
て、切換手段は、第1の流出孔11を開放することによ
り、流入口10からの水を第1の流出口11に流入さ
せ、かつ、第1の流出孔11を閉塞することにより、流
入口10からの水を第2の流出孔12に流入させるよう
に構成されている。このようにボディ1と切換手段とか
ら蛇口用流路切換器が構成されている。
【0009】前記カートリッジ2は、天井に水を受入れ
るための受入口18aが形成され、かつ、底部に受入れ
た水を下方に吐出すための吐出口18bが形成されたハ
ウジング18に、前記受入口18aから吐出口18bに
流下する水を濾過する濾材となる多孔質の成形繊維活性
炭19を内装した基本構造を備えている。具体的には、
ボディ1への接続連結状態において前記分散板5のノズ
ル管15に差込み接続して、第1の流出路12からの水
を吐出口18bに流下させる原水通路Bと第2の流出孔
12からの水を吐出口18bに流下させる浄化通路Cと
にハウジング18内を仕切る仕切り管20を設け、前記
浄化通路Cに前記成形繊維活性炭19を設け、前記吐出
口18bの下方部を開放させてある。つまり、吐出口1
8bが、浄水器の浄水吐出口21と原水吐出口22とな
っている。16bはノズル管15と仕切り管20との間
をシールするオーリングである。前記ハウジング18
は、上端に、外方に突出するボディ1への取付用環18
Aと内方に突出する抜止めフランジ18Bとを備えてい
る。そして、上部が開放する缶本体にそれの上部開口を
塞ぐ上蓋を巻締めた構造で、かつ、樹脂のコーティング
が施されたツーピース缶を利用したものであって、ツー
ピース缶の缶本体底部に吐出口18bを形成し、上蓋の
中央部に受入口18aを形成することにより、巻締め部
を取付用環18Aとし、かつ、上蓋の外周部を抜止めフ
ランジ18Bとする状態に構成されている。前記受入口
18aは、図5に示すように、上蓋のうち中央部23に
引き手24を取付け、その中央部23と抜止めフランジ
18Bとなる外周部との境界に引き千切り用の低強度部
25を形成して、引き手24を介する中央部23の引き
千切りにより形成されるものである。前記仕切り管20
は、合成樹脂製品であって、その下端開口を吐出口18
bに間隔を隔てて対向させる状態で配置されており、こ
れには、複数の透水孔が形成されるとともに、成形繊維
活性炭19を載置支持する受板26が連設されている。
かつ、この受板26には、ハウジング18の底面に載置
するとともに、ハウジング18の内周面に当接して、こ
の受板26の下面とハウジング18の底面との間に受板
26を透過した水の吐出口18bへの流路を形成するよ
うに受板26を位置決め状態にハウジング18に支持さ
せる複数の脚26aが周方向に間隔を隔てて連設されて
いる。そして、仕切り管20及び受板26、脚26a
は、一体物として成形されている。27は、前記受板2
6によりハウジング18の底面に吐出口18bを閉塞す
る状態で押付け固定した水飛散防止用の整流フィルタで
あり、これは、メタアクリル樹脂やスチレン樹脂等の樹
脂ビーズを焼結成型したものである。28は前記成形繊
維活性炭19の上下両面に重ねた紙利用のフィルタであ
り、29は通水孔を有する樹脂製の押え板であり、これ
がハウジング18の抜止めフランジ18Bに当ること
で、成形繊維活性炭19及び一体物がハウジング18か
ら上方に抜け出ることが防止されている。前記成形繊維
活性炭19は、繊維活性炭にバインダを加えて多孔質に
成形したものであって、ハウジング18及び仕切り管2
0に密着するように、仕切り管20を挿通させる孔の内
径が仕切り管20の外形よりもやや小で、外径がハウジ
ング18の内径よりもやや大なる状態に成形されて、圧
縮される状態でハウジング18内に装填されている。
るための受入口18aが形成され、かつ、底部に受入れ
た水を下方に吐出すための吐出口18bが形成されたハ
ウジング18に、前記受入口18aから吐出口18bに
流下する水を濾過する濾材となる多孔質の成形繊維活性
炭19を内装した基本構造を備えている。具体的には、
ボディ1への接続連結状態において前記分散板5のノズ
ル管15に差込み接続して、第1の流出路12からの水
を吐出口18bに流下させる原水通路Bと第2の流出孔
12からの水を吐出口18bに流下させる浄化通路Cと
にハウジング18内を仕切る仕切り管20を設け、前記
浄化通路Cに前記成形繊維活性炭19を設け、前記吐出
口18bの下方部を開放させてある。つまり、吐出口1
8bが、浄水器の浄水吐出口21と原水吐出口22とな
っている。16bはノズル管15と仕切り管20との間
をシールするオーリングである。前記ハウジング18
は、上端に、外方に突出するボディ1への取付用環18
Aと内方に突出する抜止めフランジ18Bとを備えてい
る。そして、上部が開放する缶本体にそれの上部開口を
塞ぐ上蓋を巻締めた構造で、かつ、樹脂のコーティング
が施されたツーピース缶を利用したものであって、ツー
ピース缶の缶本体底部に吐出口18bを形成し、上蓋の
中央部に受入口18aを形成することにより、巻締め部
を取付用環18Aとし、かつ、上蓋の外周部を抜止めフ
ランジ18Bとする状態に構成されている。前記受入口
18aは、図5に示すように、上蓋のうち中央部23に
引き手24を取付け、その中央部23と抜止めフランジ
18Bとなる外周部との境界に引き千切り用の低強度部
25を形成して、引き手24を介する中央部23の引き
千切りにより形成されるものである。前記仕切り管20
は、合成樹脂製品であって、その下端開口を吐出口18
bに間隔を隔てて対向させる状態で配置されており、こ
れには、複数の透水孔が形成されるとともに、成形繊維
活性炭19を載置支持する受板26が連設されている。
かつ、この受板26には、ハウジング18の底面に載置
するとともに、ハウジング18の内周面に当接して、こ
の受板26の下面とハウジング18の底面との間に受板
26を透過した水の吐出口18bへの流路を形成するよ
うに受板26を位置決め状態にハウジング18に支持さ
せる複数の脚26aが周方向に間隔を隔てて連設されて
いる。そして、仕切り管20及び受板26、脚26a
は、一体物として成形されている。27は、前記受板2
6によりハウジング18の底面に吐出口18bを閉塞す
る状態で押付け固定した水飛散防止用の整流フィルタで
あり、これは、メタアクリル樹脂やスチレン樹脂等の樹
脂ビーズを焼結成型したものである。28は前記成形繊
維活性炭19の上下両面に重ねた紙利用のフィルタであ
り、29は通水孔を有する樹脂製の押え板であり、これ
がハウジング18の抜止めフランジ18Bに当ること
で、成形繊維活性炭19及び一体物がハウジング18か
ら上方に抜け出ることが防止されている。前記成形繊維
活性炭19は、繊維活性炭にバインダを加えて多孔質に
成形したものであって、ハウジング18及び仕切り管2
0に密着するように、仕切り管20を挿通させる孔の内
径が仕切り管20の外形よりもやや小で、外径がハウジ
ング18の内径よりもやや大なる状態に成形されて、圧
縮される状態でハウジング18内に装填されている。
【0010】そして、ハウジング18及び成形繊維活性
炭19、一体物、整流フィルタ27、押え板29夫々の
表面は抗菌化されている。前記ハウジング18の抗菌化
手段は、コーティングを抗菌剤入りの樹脂製とする手段
であり、成形繊維活性炭19の抗菌化手段は、バインダ
に抗菌剤を混入する手段であり、一体物及び整流フィル
タ27、押え板29の抗菌化手段は、それらを抗菌剤入
りの樹脂製とする手段である。前記抗菌剤は、菌との接
触によりその菌を死滅させる0.5〜2μm程度の微粒
子であり、イオン交換体のイオン交換基に金属イオンを
イオン交換させたものや、不溶性無機化合物に金属イオ
ンを担持させたものである。イオン交換体は、合成ゼオ
ライトやイオン交換樹脂等であり、金属イオンは、銀イ
オンや銅イオン、亜鉛イオン、錫イオン等である。前記
成形繊維活性炭19の表面を抗菌化するための、つま
り、表面に抗菌能力を持たせるための抗菌剤の混入量、
及びハウジング18、一体物、整流フィルタ27、押え
板29の表面を抗菌化するための抗菌剤の混入量は、抗
菌剤が合成ゼオライトのイオン交換基に銀イオンをイオ
ン交換させたものや不溶性無機化合物に銀イオンを担持
させたものである場合において夫々、繊維活性炭重量の
0.1〜10%の重量、樹脂重量の0.1〜10%の重
量である。
炭19、一体物、整流フィルタ27、押え板29夫々の
表面は抗菌化されている。前記ハウジング18の抗菌化
手段は、コーティングを抗菌剤入りの樹脂製とする手段
であり、成形繊維活性炭19の抗菌化手段は、バインダ
に抗菌剤を混入する手段であり、一体物及び整流フィル
タ27、押え板29の抗菌化手段は、それらを抗菌剤入
りの樹脂製とする手段である。前記抗菌剤は、菌との接
触によりその菌を死滅させる0.5〜2μm程度の微粒
子であり、イオン交換体のイオン交換基に金属イオンを
イオン交換させたものや、不溶性無機化合物に金属イオ
ンを担持させたものである。イオン交換体は、合成ゼオ
ライトやイオン交換樹脂等であり、金属イオンは、銀イ
オンや銅イオン、亜鉛イオン、錫イオン等である。前記
成形繊維活性炭19の表面を抗菌化するための、つま
り、表面に抗菌能力を持たせるための抗菌剤の混入量、
及びハウジング18、一体物、整流フィルタ27、押え
板29の表面を抗菌化するための抗菌剤の混入量は、抗
菌剤が合成ゼオライトのイオン交換基に銀イオンをイオ
ン交換させたものや不溶性無機化合物に銀イオンを担持
させたものである場合において夫々、繊維活性炭重量の
0.1〜10%の重量、樹脂重量の0.1〜10%の重
量である。
【0011】上記カートリッジ2の作成要領を簡単に説
明すると、吐出口18bが形成されたハウジング18用
の缶本体内に、一体物を組込んだ成形繊維活性炭19、
フィルタ28、整流フィルタ27を装填し、押え板29
を装着し、その後、缶本体に上蓋を巻締めする。そし
て、カートリッジ2は、図中二点鎖線で示すように、シ
ール30により、吐出口18bを閉塞されて、使用時ま
で内部を密閉されている。
明すると、吐出口18bが形成されたハウジング18用
の缶本体内に、一体物を組込んだ成形繊維活性炭19、
フィルタ28、整流フィルタ27を装填し、押え板29
を装着し、その後、缶本体に上蓋を巻締めする。そし
て、カートリッジ2は、図中二点鎖線で示すように、シ
ール30により、吐出口18bを閉塞されて、使用時ま
で内部を密閉されている。
【0012】前記カートリッジ取付手段は、ボディ本体
3と分散板5との間のシールするパッキン13を、ボデ
ィ本体3及び分散板5に下方から押し当る状態に設け、
ボディ本体3に対して嵌合固定並びに離脱自在で、固定
状態においてカートリッジ2における取付用環18Aを
前記パッキン13の下面に押付け固定する固定リング3
1を設けて構成してある。つまり、このカートリッジ取
付手段は、カートリッジ2をボディ本体3に取付けた状
態で、取付用環18Aによる押上げによりパッキン13
の下方への離脱を阻止するものである。前記固定リング
31のボディ本体3への固定構造は、ボディ本体3のう
ち固定リング31との嵌合筒部に、大外径部32と小外
径部33とを2つづつ周方向に交互に配置形成し、固定
リング31のうちボディ本体3との嵌合筒部の内周面
に、固定リング31がボディ本体3に対して第1設定回
転姿勢にあるとき大外径部32に当接して固定リング3
1のボディ本体3への嵌合を阻止する一方、固定リング
31がボディ本体3に対して前記とは異なる第2設定回
転姿勢にあるときのみ嵌合を許容する突条34を形成
し、前記大外径部32に、ボディ本体3に嵌合している
状態での固定リング31の第1設定回転姿勢への回転に
伴ない突条34を移入させてその回転を許容するととも
に、突条34の軸芯方向移動を規制する溝35を形成
し、その溝35に、固定リング31が第1設定回転姿勢
に回転したとき突条34に形成の凹部34aに弾性嵌合
して固定リング31を回止めする突起35aを形成して
構成してある。つまり、固定リング31の差し回しによ
りその固定リング31をボディ本体3に固定し、逆の操
作により固定リング31をボディ本体3から離脱するよ
うに構成されている。
3と分散板5との間のシールするパッキン13を、ボデ
ィ本体3及び分散板5に下方から押し当る状態に設け、
ボディ本体3に対して嵌合固定並びに離脱自在で、固定
状態においてカートリッジ2における取付用環18Aを
前記パッキン13の下面に押付け固定する固定リング3
1を設けて構成してある。つまり、このカートリッジ取
付手段は、カートリッジ2をボディ本体3に取付けた状
態で、取付用環18Aによる押上げによりパッキン13
の下方への離脱を阻止するものである。前記固定リング
31のボディ本体3への固定構造は、ボディ本体3のう
ち固定リング31との嵌合筒部に、大外径部32と小外
径部33とを2つづつ周方向に交互に配置形成し、固定
リング31のうちボディ本体3との嵌合筒部の内周面
に、固定リング31がボディ本体3に対して第1設定回
転姿勢にあるとき大外径部32に当接して固定リング3
1のボディ本体3への嵌合を阻止する一方、固定リング
31がボディ本体3に対して前記とは異なる第2設定回
転姿勢にあるときのみ嵌合を許容する突条34を形成
し、前記大外径部32に、ボディ本体3に嵌合している
状態での固定リング31の第1設定回転姿勢への回転に
伴ない突条34を移入させてその回転を許容するととも
に、突条34の軸芯方向移動を規制する溝35を形成
し、その溝35に、固定リング31が第1設定回転姿勢
に回転したとき突条34に形成の凹部34aに弾性嵌合
して固定リング31を回止めする突起35aを形成して
構成してある。つまり、固定リング31の差し回しによ
りその固定リング31をボディ本体3に固定し、逆の操
作により固定リング31をボディ本体3から離脱するよ
うに構成されている。
【0013】〔別実施例〕 上記実施例では、浄水器
への適用例を示したが、実施例においてカートリッジ2
のない構造、つまり、水を第1の流出孔11から吐出す
る状態と水を第2の流出孔12からシャワーとして吐出
する状態とに切換える純然たる流路切換器として実施で
きることはもちろんである。その場合、第2の流出孔1
2をシャワー孔とするのではなく、図8に示すように、
多数のシャワー孔を備えたシャワーヘッド37をボディ
1にカートリッジ取付手段を介して取付けても良い。 上記実施例では、弁体14Aをアーム14Bの揺動
により位置変更したが、アーム14Bに代えて直線移動
する部材を設け、その部材の直線移動で弁体14Aを位
置変更するように構成しても良い。 上記実施例では、第2の流出孔12として円孔を示
したが、第2の流出孔12としてはスリットであっても
良い。 上記実施例では、第2の流出孔12を複数個形成し
てシャワー流として水を吐出すようにしたが、図7に示
すように、第2の流出孔12を1つとして、浄水器等へ
の流出孔としても良い。 上記実施例では、流入口10をボディ1に形成した
が、ボディ1内に蛇口Aの出口が臨むようにボディ1を
蛇口Aに取付けて、蛇口Aの出口自体を流入口10とし
ても良い。
への適用例を示したが、実施例においてカートリッジ2
のない構造、つまり、水を第1の流出孔11から吐出す
る状態と水を第2の流出孔12からシャワーとして吐出
する状態とに切換える純然たる流路切換器として実施で
きることはもちろんである。その場合、第2の流出孔1
2をシャワー孔とするのではなく、図8に示すように、
多数のシャワー孔を備えたシャワーヘッド37をボディ
1にカートリッジ取付手段を介して取付けても良い。 上記実施例では、弁体14Aをアーム14Bの揺動
により位置変更したが、アーム14Bに代えて直線移動
する部材を設け、その部材の直線移動で弁体14Aを位
置変更するように構成しても良い。 上記実施例では、第2の流出孔12として円孔を示
したが、第2の流出孔12としてはスリットであっても
良い。 上記実施例では、第2の流出孔12を複数個形成し
てシャワー流として水を吐出すようにしたが、図7に示
すように、第2の流出孔12を1つとして、浄水器等へ
の流出孔としても良い。 上記実施例では、流入口10をボディ1に形成した
が、ボディ1内に蛇口Aの出口が臨むようにボディ1を
蛇口Aに取付けて、蛇口Aの出口自体を流入口10とし
ても良い。
【0014】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】縦断面図
【図2】要部の横断平面図
【図3】要部の底面図
【図4】要部の分解斜視図
【図5】カートリッジの斜視図
【図6】要部の平面図
【図7】別実施例を示す縦断面図
【図8】別実施例を示す断面図
A 蛇口
1 ボディ
10 流入口
11、12 流出孔
14 弁
14A 弁体
14b 弁体保持部
14c 孔
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 櫻田 秀美
東京都世田谷区瀬田2丁目31番36号
(72)発明者 益田 光信
大阪府大阪市北区堂島浜一丁目3番23号
株式会社タクマ内
Claims (3)
- 【請求項1】 蛇口(A)への接続連結手段を備えたボ
ディ(1)を設け、そのボディ(1)が蛇口(A)に取
付けられた状態でその蛇口(A)からの水を下に向う方
向でボディ(1)内に吐出する流入口(10)を形成
し、前記ボディ(1)の底部のうち前記流入口(10)
の直下箇所に、ボディ(1)外への第1の流出孔(1
1)を、前記流入口(10)からの水を受け入れられる
ようにその入口が流入口(10)に対向する状態に形成
し、前記ボディ(1)の他の箇所にボディ(1)外への
第2の流出口(12)を形成し、前記第1の流出孔(1
1)の入口周縁部に上方から密着して入口を閉塞する弁
体(14A)を設け、その弁体(14A)を閉塞位置と
入口から横側に退避した開放位置とに変更するための操
作手段を設けてある蛇口用流路切換器であって、前記弁
体(14A)をボールから構成し、前記操作手段のうち
弁体保持部(14b)に、閉塞位置において弁体(14
A)の上面を流入口(10)に対向させる孔(14c)
を形成してある蛇口用流路切換器。 - 【請求項2】 前記第1の流出孔(11)の入口を、平
面視においてその輪郭が流入口(10)の輪郭の外側に
位置する大きさに形成してある請求項1記載の蛇口用流
路切換器。 - 【請求項3】 前記第2の流出孔(12)の複数をボデ
ィ(1)の底部に分散形成してある請求項1又は2記載
の蛇口用流路切換器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15891791A JPH059960A (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 蛇口用流路切換器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15891791A JPH059960A (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 蛇口用流路切換器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH059960A true JPH059960A (ja) | 1993-01-19 |
Family
ID=15682171
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15891791A Pending JPH059960A (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 蛇口用流路切換器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH059960A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005344343A (ja) * | 2004-06-02 | 2005-12-15 | San-Ei Faucet Mfg Co Ltd | 吐出切換装置 |
JP2020175031A (ja) * | 2019-04-22 | 2020-10-29 | 熊田誠一 | フィルタユニット |
-
1991
- 1991-06-28 JP JP15891791A patent/JPH059960A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005344343A (ja) * | 2004-06-02 | 2005-12-15 | San-Ei Faucet Mfg Co Ltd | 吐出切換装置 |
JP4532997B2 (ja) * | 2004-06-02 | 2010-08-25 | 株式会社三栄水栓製作所 | 吐出切換装置 |
JP2020175031A (ja) * | 2019-04-22 | 2020-10-29 | 熊田誠一 | フィルタユニット |
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