JPH11289754A - 電源装置、および電源回路の制御方法 - Google Patents
電源装置、および電源回路の制御方法Info
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- JPH11289754A JPH11289754A JP10086314A JP8631498A JPH11289754A JP H11289754 A JPH11289754 A JP H11289754A JP 10086314 A JP10086314 A JP 10086314A JP 8631498 A JP8631498 A JP 8631498A JP H11289754 A JPH11289754 A JP H11289754A
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Abstract
電源装置を提供する。 【解決手段】 電力変換部12のDC出力は、PWM部
11により生成されるパルス信号に基づいて制御され
る。演算部50は、出力電流Iout を検出し、その電流
値に基づいて負荷の動作モードを判断する。出力電流I
out が小さいときには、周期レジスタ61に通常時より
も小さい値を書き込む。PWM部11は、周期レジスタ
61およびオン時間レジスタ62に格納されているデー
タに従ってパルス信号を生成する。
Description
る電源回路を備える電源装置に係わる。
バータ、充電器などの電源装置は、様々な分野で広く使
われている。電源装置は、一般に、その損失が小さいこ
とが要求される。特に、近年急速に普及してきているノ
ード型のパーソナルコンピュータや移動体通信における
端末などにおいては、電源装置の損失を低減することは
非常に重要である。
る充電器またはDC電源の構成図である。充電器および
DC電源は、基本的には同じ構成であり、それぞれ電力
変換部510およびアナログ回路部520を備える。な
お、DC電源は、ここでは、DC/DCコンバータであ
る。
4からの指示に従って制御されるスイッチング素子(M
OSFET)、整流用ダイオード、エネルギーを蓄積/
放出するためのインダクタ、インダクタ電流または出力
電流を検出するための抵抗、および出力を平滑化するた
めの出力コンデンサを備える。スイッチング素子がオン
状態の期間は、インダクタ電流がランプアップしてゆ
き、負荷に電流が供給されると共に、余った電荷は出力
コンデンサに蓄積される。一方、スイッチング素子がオ
フ状態の期間は、インダクタ電流がランプダウンしてゆ
き、必要に応じて出力コンデンサに蓄積されている電荷
を放出しながら負荷へ電流を供給する。
を増幅するアンプ521、アンプ521の出力と参照電
圧Vref1との差を増幅するアンプ522、出力電圧と参
照電圧Vref2との差を増幅するアンプ523、これらの
アンプの出力等に従ってスイッチング素子を制御するた
めのPWM信号を生成するPWM制御回路524、およ
びPWM制御回路524に固定的な所定の周波数のクロ
ックを供給する発振器(OSC)525を備える。
電圧Vref2よりも低下すると、スイッチング素子へ供給
するPWM信号のデューティを大きくすることにより、
インダクタ電流を増加させて出力電圧を上昇させる。反
対に、出力電圧が参照電圧Vref2よりも高くなると、P
WM制御回路524は、上記PWM信号のデューティを
小さくすることにより、インダクタ電流を減少させて出
力電圧を低下させる。出力電圧は、このようにして一定
の値に保持される。また、PWM制御回路524は、ア
ンプ522の出力に基づいて過電流を検出すると、上記
PWM信号のデューティを小さくしたり、或いはスイッ
チング素子を強制的にターンオフしたりする。
器あるいは各DC電源は、その出力の制御のためにアナ
ログ回路が用いられていた。
の電源装置は、その出力の制御のためにアナログ回路が
用いられていたので、電源回路の特性または仕様を容易
には変更できなかった。また、もし、それらを変更でき
たとしても、そのために多くの回路を付加しなればなら
ず、電源装置の小型化あるいは低コスト化を考慮する
と、実用性に乏しく現実的ではなかった。以下、従来の
技術における問題点の具体例を示す。 (1) 出力電圧の精度 電源回路の出力電圧を一定の値に保持するための制御に
おいては、一般に、その出力電圧がフィードバック信号
として使用される。ところが、このフィードバック系の
伝達関数は、外的な要因(入力電圧、出力電流、温度な
ど)に依存して変化する。したがって、このような要因
を考慮しないで設計すると、フィードバック系で発振が
起こる可能性がある。
うな発振を回避するために、最悪のケースを想定して上
記フィードバック系に設けるアンプを設計することが多
かった。ところが、このような設計をすると、通常時の
ゲインが小さくなるなどして出力電圧の制御の精度が低
下してしまう。この問題は、従来のアナログ回路におい
ては、入力電圧、出力電流、温度などの要因に応じてア
ンプの特性を柔軟に変えることができないことに起因し
ている。 (2) デジタル化により誤差 従来のアナログ回路の機能をデジタル制御で置き換える
技術が考案されはじめている。たとえば、フィードバッ
ク信号としての出力電圧をデジタルデータに変換し、そ
のデジタルデータからスイッチング素子を制御するため
の数値データを生成し、その数値データに従ってスイッ
チング素子が制御される電源装置が考案されている。と
ころが、このような制御では、必然的にデジタル化誤差
(量子化誤差)が発生する。この誤差は、場合によって
は出力電圧のリップルの原因となる。
テップを小さくすればよい。しかしながら、量子化ステ
ップを小さくするためには、コストの上昇や、電源装置
における消費電力の増大をまねく。 (3) 消費電力 パーソナルコンピュータのサスペンドモードなど、負荷
が要求する電流が小さい場合には、特に、電源装置自体
の消費電力を小さくすることが重要である。このための
技術は、従来から考案されているが、十分とは言えず、
改善の余地がある。
させることができる電源装置を提供することである。本
発明の他の課題は、出力電圧の精度を向上することであ
る。本発明のさらに他の課題は、電源装置の低消費電力
化を図ることである。
えられるパルス信号に基づいてDC出力を生成する電源
回路と、上記電源回路の出力に係わるパラメータをデジ
タルデータに変換する変換手段と、上記変換手段により
得られるデジタルデータと基準値との差を増幅する増幅
手段と、上記電源回路の入力電圧に基づいて上記増幅手
段の特性を調整する調整手段と、上記増幅手段の出力に
基づいて上記電源回路に与えるパルス信号を生成する生
成手段と、を有する。上記入力電圧の他に、出力電流ま
たは電源装置の近傍の温度に基づいて上記増幅手段の特
性を調整してもよい。
周囲の環境に係わる様々ななパラメータが変化しても、
それに応じて電源装置のゲインおよび位相が最適化され
るので、電圧制御の精度が上がる。
式でDC出力が制御される電源回路を備える構成を前提
とし、上記電源回路の出力に係わるパラメータに基づい
て上記電源回路に与えるパルス信号のパルス幅を算出す
る算出手段と、保持されている繰り越し値に従って上記
算出手段により算出されたパルス幅データを補正する補
正手段と、その補正手段により補正されたパルス幅デー
タを所定の桁数パルス幅データに変換する変換手段と、
その変換手段により変換されたパルス幅データに従って
パルス信号を生成して上記電源回路へ供給する生成手段
と、上記補正手段により補正されたパルス幅データと上
記変換手段により変換されたパルス幅データとの差を繰
り越し値として保持する保持手段とを有する。上記変換
手段は、たとえば、切上げ演算、切下げ演算、または四
捨五入演算を実行する。
ル化誤差(量子化誤差)である。そして、このデジタル
化誤差は補正手段により平均化される。よって、出力電
圧のリップルが小さくなる。
えられるパルス信号に基づいてDC出力を生成する電源
回路と、上記電源回路に接続される負荷の動作状態を検
出する検出手段と、上記電源回路の出力を制御するため
に使用するパラメータをサンプリングするサンプリング
手段と、上記サンプリング手段によりサンプリングされ
たパラメータをデジタルデータに変換する変換手段と、
上記変換手段により得られたデジタルデータと基準値と
の差を増幅する増幅手段と、上記検出手段の検出結果に
従って上記増幅手段の特性を調整する特性調整手段と、
上記増幅手段の出力に基づいて上記電源回路に与えるパ
ルス信号を生成する生成手段と、を有する。
てスイッチング周波数が変化するので、特に、出力電流
が小さいときのスイッチング損失が小さくなる。
ナルコンピュータ等の装置に搭載され、その装置が備え
るバッテリを充電するための充電器、およびその装置に
おいて使用される複数のDC電圧をそれぞれ生成する複
数のDC電源を含む。尚、以下では、これらの充電器お
よびDC電源を総称して「電源回路」と呼ぶことにす
る。
より各出力電圧をそれぞれ一定の値に保持する。出力電
圧を制御するためのPWM制御では、通常、電源回路の
出力電圧と基準電圧との差に従ってその電源回路に供給
するパルス信号のデューティが変更される。そして、電
源回路は、そのパルス信号に従って出力電圧を調整す
る。すなわち、フィードバック制御が実行される。本実
施形態では、電源装置が備えるプロセッサがこのフィー
ドバック制御を実行する。
ある。充電器10は、この電源装置を搭載する本体装置
(パーソナルコンピュータ等)が備える不図示のバッテ
リを充電する。DC電源20−1〜20−nは、それぞ
れ互いに異なるDC電圧を生成して負荷に供給する。
尚、充電器10およびDC電源20−1〜20−nは、
それぞれ基本的に互いに同じ構成であり、PWM部11
および電力変換部12を備える。
本体装置が備えるスイッチからのオン/オフ信号を受信
してプロセッサ(MPU)41に通知する。A/D変換
部32は、充電器10により充電されるバッテリに係わ
る情報(たとえば、バッテリ残量)をデジタルデータに
変換してプロセッサ41に渡す。シリアルI/F部33
は、プロセッサ41と上位機器との間の情報の送受信を
制御する。上位機器とは、たとえば、この電源装置を搭
載する本体装置が備えるCPU(メインプロセッサ)の
ことである。この場合、上位機器は、例えば、その動作
モードを通常モードからレジュームモードに切り換える
際に、電源装置に対してその出力電圧を低下させること
を指示する信号を送る。
(充電器10およびDC電源20−1〜20−n)が備
える電力変換部12の出力に係わるパラメータ、各電源
回路へ供給される入力電圧、および温度センサ46の出
力信号を受信し、プロセッサ41からの指示に従ってそ
の中から所定の1つを選択して出力する。電力変換部1
2の出力に係わるパラメータは、たとえば、各電源回路
の出力電圧や出力電流である。A/D変換部35は、多
重化部34の出力をデジタルデータに変換する。A/D
変換部35により変換されたデジタルデータは、プロセ
ッサ41により読み取られる。セグメントコントローラ
(SEG)36は、プロセッサ41からの指示に従っ
て、バッテリ残量等を不図示の表示装置に表示するため
の信号を出力する。
がらROM42に格納されているプログラムを実行す
る。プロセッサ41により実行されるプログラムには、
I/O部31、A/D変換部32、シリアルI/F部3
3、およびA/D変換部35からのデジタルデータに従
ってこの電源装置の動作を制御するための処理手順が記
述されている。なお、このプログラムは、図1において
はROM領域に格納されているが、書き換えことができ
るようにしておいてもよい。また、プロセッサ41とし
て、DSP(Digital Signal Processor)を用いてもよ
い。
数の電源回路の投入順番や切断順番を決定するシーケン
ス制御、バッテリの残量をモニタするバッテリ管理、各
電源回路の状態の監視/表示などを実行すると共に、電
源回路の出力電圧を一定の値に保持するための制御を実
行する。なお、この電源装置は、さらに、クロック信号
を生成するクロック生成部44、タイマ45、およびこ
の電源装置の周囲の温度を検出する温度センサ46を備
える。
電力変換部12は、基本的に、図42に示した従来の電
力変換部と同じである。すなわち、電力変換部12は、
PWM部11からの指示に従って制御されるスイッチン
グ素子(図2では、MOSFET)13、整流用ダイオ
ードD、エネルギーを蓄積/放出するためのインダクタ
L、インダクタ電流または出力電流を検出するための抵
抗R、および出力を平滑化するための出力コンデンサC
out を備える。また、電力変換部12は、PWM部11
からのパルス信号を増幅してスイッチング素子13を駆
動するドライバ(駆動回路)14を備える。なお、上記
整流用ダイオードDをMOSトランジスタ等に置き換え
てもよい。この場合、2つのMOSトランジスタは、同
時にオン状態にならないように、互いに逆位相のスイッ
チング制御信号によりオン/オフが行われる。
ータまたはDC/DCコンバータにより生成される。ま
た、DC出力は、負荷(バッテリを含む)に供給され
る。上記構成において、スイッチング素子13がオン状
態の期間は、インダクタ電流がランプアップしてゆき、
負荷に電流が供給されるとともに、余った電荷は出力コ
ンデンサCout に蓄積される。一方、スイッチング素子
13がオフ状態の期間は、インダクタ電流がランプダウ
ンしてゆき、必要に応じて出力コンデンサCout に蓄積
されている電荷を放出しながら負荷へ電流を供給する。
したがって、電力変換部12の出力電圧、すなわち電源
回路の出力電圧は、スイッチング素子13のオン時間と
オフ時間との比率に応じて変化させることができる。
オフ状態は、PWM部11により生成されるパルス信号
に従って制御される。本実施例では、パルス信号の
「H」をスイッチング素子13のオン状態に対応させ、
そのパルス信号の「L」をオフ状態に対応させる。した
がって、電源回路の出力電圧は、そのパルス信号の
「H」時間と「L」時間との比率に従って変化させるこ
とができる。
電源回路の出力電圧を制御するためのパラメータとし
て、スイッチング素子に供給されるパルス信号のデュー
ティが使用される。パルス信号のデューティは、通常、
そのパルス信号の周期に対する「H」の時間の割合とし
て表される。したがって、本実施形態では、パルス信号
の周期および「H」の時間を指定することにより、パル
ス信号のデューティを指定する。なお、本実施形態で
は、パルス信号の「H」をスイッチング素子のオン状態
に対応させているので、以下では、パルス信号が「H」
である時間を「オン時間」と呼ぶことがある。すなわ
ち、本実施形態では、パルス信号の周期および「オン時
間」を指定することにより、パルス信号のデューティを
指定する。
定であることが一般的である。この場合、パルス信号の
デューティは、「オン時間」のみを変化させることによ
り調整される。ただし、本実施形態の電源装置では、ス
イッチング素子12のスイッチング周波数は必ずしも一
定ではない。従って、この場合には、パルス信号のデュ
ーティは、パルス信号の「周期」および「オン時間」を
動的に指定することにより決定される。なお、スイッチ
ング周波数を変化させる場合においても、スイッチング
周波数は無制限に変化させるのではない。このことにつ
いては、後述詳しく説明する。
れたDC電圧を与えると共に、この電源回路の出力に係
わるパラメータを多重化部34へ出力する。この実施例
で使用されるパラメータは、出力電圧および出力電流で
ある。出力電圧は、この電源回路の出力端子の電位であ
る。出力電流は、たとえば、電流センサを設けて検出す
る。電流センサは、たとえば、シャント抵抗で実現可能
である。この場合、シャント抵抗の両端の電圧をそのシ
ャント抵抗の抵抗値で割った値が出力電流に相当する。
これらのパラメータ(出力電圧および出力電流)は、A
/D変換部35によりデジタルデータに変換される。そ
して、プロセッサ41がそのA/D変換部M35の出力
を読み込む。
電位をA/D変換部35を介してプロセッサ41へ送
り、プロセッサ41が「抵抗Rの両端の電位の差/R」
を計算することにより算出してもよい。この方法は、部
品数が少なくなるというメリットがある。
に、電力変換部12が、電源回路の出力電流Iout に対
応する電圧値を出力するものとする。この出力電流に対
応する電圧値は、プロセッサ41の指示に従ってA/D
変換部35によりデジタルデータに変換され、プロセッ
サ41により読み込まれる。
について説明する図である。ここでは、図1に示す充電
器10およびDC電源20−1〜20−nの中の任意の
1つの電源回路に着目して説明する。なお、図3におい
ては、出力電圧制御に直接的には関係していない要素に
ついては省略している。
る所定のプログラムがプロセッサ41によって実行され
ることにより実現され、この電源回路の出力電圧を制御
するための信号(データ)を生成する。具体的には、演
算部50は、電力変換部12の出力に係わるパラメータ
に基づいて、電力変換部12のスイッチング素子13を
制御するためのパルス信号のデューティを演算する。本
実施形態で使用するパラメータは、この電源回路の出力
電圧および出力電流である。
よび出力電流、温度センサ46の出力、および電源回路
に供給される入力電圧が入力される。この動作は、プロ
セッサ41からのサンプリング指示に従う。サンプリン
グ周期は、たとえば、50μ秒である。また、プロセッ
サ41は、サンプリングされたデータの中から必要なデ
ータを読み込むために、多重化部34に対して選択信号
(ポーリング信号)を送る。多重化部34は、プロセッ
サ41からの選択信号に従って入力信号を選択する。な
お、多重化部34に入力されている信号のうち、「出力
電圧」は、各サンプリングにおいて必ず選択され、他の
信号は、必要に応じて選択される。
よりデジタルデータに変換される。そして、プロセッサ
41は、このA/D変換部35の出力を読み込む。プロ
セッサ41は、A/D変換部35からデジタルデータを
読み込むと、演算部50を起動してパルス信号のデュー
ティを演算する。この演算では、「出力電圧」が使用さ
れる。ただし、必要に応じて、「出力電流」、「温
度」、「入力電圧」もそのデューティを決定する際の演
算に使用される。この演算の方法については後述する。
給するパルス信号のデューティを決定すると、そのデュ
ーティに基づいて「オン時間」を算出する。オン時間
は、スイッチング素子13に供給するパルス信号のデュ
ーティを「D」、そのパルス信号の周期を「Ts 」とす
ると、下式により得られる。
M部11のオン時間レジスタ62に書き込まれる。
時間レジスタ62、タイマ63、およびパルス生成部6
4を備える。周期レジスタ61は、出力するパルス信号
の周期を格納する記憶領域である。このパルス信号の周
期は、スイッチング素子13のスイッチング周期であ
り、この電源装置の初期設定シーケンスにおいて周期レ
ジスタ61に書き込まれる。ただし、周期レジスタ61
は、演算部50により更新可能な構成であってもよい。
オン時間レジスタ62は、演算部50により算出された
オン時間を格納する記憶領域である。タイマ63は、生
成するパルス信号の立上りエッジまたは立下りエッジか
らの経過時間を計時する。パルス生成部64は、タイマ
63を使用し、周期レジスタ61に格納されている周期
およびオン時間レジスタ62に格納されているオン時間
に従ってパルス信号を生成する。
電力変換部12においてスイッチング素子13を制御す
るスイッチング信号として使用される。図4は、演算部
50の基本構成を示す図である。演算部50は、参照電
圧レジスタ51、デジタルフィルタ52、およびパルス
幅計算部53を備える。参照電圧レジスタ51は、この
電源回路が保持すべき出力電圧を指示する値である参照
値Vref を格納する。たとえば、この電源回路が保持す
べき出力電圧を5Vとすると、参照値Vref は、「5
V」がA/D変換部35に入力されたならば得られるで
あろうデジタルデータである。
Vref に一致するようにフィードバック制御される。す
なわち、演算部50は、電源回路の出力電圧Vout を参
照値Vref に一致させるようなデューティ(スイッチン
グ素子13に供給されるパルス信号のオン時間)を求め
て出力する。従って、この参照値Vref を変化させる
と、それに伴って電源回路の出力電圧Vout も変化する
ことになる。
と参照値Vref との差を増幅して出力する。デジタルフ
ィルタ52は、基本的には、図42に示した従来の電源
装置において使用されていたアンプ523の特性(特
に、G−Φ特性)をそのままインプリメントするように
設計する。パルス幅計算部53は、デジタルフィルタ5
2の出力に基づいて「オン時間Ton」を算出する。この
オン時間は、スイッチング素子13のスイッチング周期
内においてそのスイッチング素子13をオン状態にする
時間である。パルス幅計算部53は、このオン時間をP
WM部11のオン時間レジスタ62に書き込む。
明する。デジタルフィルタ52は、上述したように、基
本的には、図42に示した従来の電源装置において使用
されていたアンプ523の特性(特に、G−Φ特性)を
そのままインプリメントするように設計する。従来の電
源装置において使用されていたアンプ523の具体的な
回路の一例を図5(a) に示す。このアナログアンプの伝
達関数は、下式の通りである。
R(finite impulse response )フィルタおよびIIR
(infinite impulse response )フィルタが広く知られ
ている。デジタルフィルタ52は、いずれのデジタルフ
ィルタを用いても実現できるが、この実施例では、II
Rフィルタを用いるものとする。
性をそのままIIRフィルタに持たせるためには、s−
z変換を用いる。s−z変換は、s領域におけるアナロ
グフィルタの伝達関数G(s) をz領域へ変換する方法で
ある。
ンプ(アナログフィルタ)と等価なデジタルフィルタを
図5(b) に示す。このデジタルフィルタは、加算器7
1、係数乗算器72〜74、および単位遅延素子75〜
76を有する。図5(a) に示すアナログアンプを図5
(b) に示すデジタルフィルタに置き換える方法は既知で
あるが、以下に示しておく。
ある。
得られる。
得られる。また、係数乗算器72〜74に設定される係
数は、それぞれ上記(4) 式〜(6) 式により表される。上
記(3) 式((4) 式〜(6) 式を含む)は、ソフトウェアプ
ログラム内に記述され、プロセッサ41がそのプログラ
ムを実行することによりデジタルフィルタ52が実現さ
れる。このように、本実施形態では、従来の電源装置に
おいて使用されていたアナログアンプの動作および特性
をソフトウェアプログラムで記述し、そのプログラムを
実行することによってそのアナログアンプと同じ動作を
提供する。したがって、アナログアンプに対応するデジ
タルフィルタの特性を変更する際には、そのプログラム
を書き換えるだけでよいので簡単である。
ーチャートである。ここでは、図3に係わる説明と同様
に、充電器10およびDC電源20−1〜20−nの中
の任意の1つの電源回路に着目して説明する。また、参
照値Vref は参照電圧レジスタ51に格納されているも
のとする。なお、このフローチャートの処理は、タイマ
割込等により非常に短い時間間隔(例えば、50μ秒)
ごとに実行される。
する。具体的には、まず、プロセッサ41が、電源回路
の出力電圧Vout を選択する旨を多重化部34に通知す
る。多重化部34には、電源回路の出力電圧Vout 、電
源回路の出力電流Iout 、電源回路に供給されている入
力電圧Vin、および温度センサ46の出力信号が入力さ
れている。多重化部34は、上記プロセッサ41からの
通知に従って、電源回路の出力電圧をA/D変換部35
へ出力する。そして、プロセッサ41が、このA/D変
換部35による変換結果であるデジタルデータ(出力電
圧Vout )を読み込む。
から参照値Vref を取得する。ステップS3では、ステ
ップS1で取得した出力電圧Vout とステップS2で取
得した参照値Vref との差を算出する。そして、ステッ
プS4において、デジタルフィルタ演算を実行する。こ
の処理は、ステップS3の算出結果を図5(b) に示した
デジタルフィルタに入力する処理である。具体的には、
ステップS3の算出結果を上記(3) 式に代入する演算で
ある。
の結果に基づいて、PWM部11において生成するパル
ス信号のデューティを算出する。ここで、パルス信号の
デューティについて図7を参照しながら簡単に説明して
おく。
一般に、三角波を用いて生成することが多い。三角波を
用いるとすると、ステップS5は、三角波のレベルとデ
ジタルフィルタ演算の結果とを比較する処理に相当す
る。この場合、デジタルフィルタ52の出力をVamp 、
三角波の周期をT、三角波の最大値をVmax とすると、
生成されるパルス信号のデューティは下記の式で表され
る。
予め設定しておき、デジタルフィルタ52の出力を上記
(5) 式に代入することにより、パルス信号のデューティ
を得る。
デューティが予め決められている最大設定値以下である
か否かを調べる。ステップS5で求めたデューティが予
め決められている最大設定値以下であれば、ステップS
7において、その算出したデューティを用いて上記(7)
式に従ってオン時間Tonを求める。すなわち、Ton=D
・Tを演算する。一方、ステップS5で求めたデューテ
ィが予め決められている最大設定値よりも大きかった場
合には、ステップS8において、ステップS5で求めた
デューティDの代わりに最大設定値Dmax を用いてオン
時間Tonを求める。すなわち、Ton=Dmax ・Tを演算
する。
はS8において算出されたオン時間をPWM部11のオ
ン時間レジスタ62に書き込む。上記ステップS1〜S
9は、非常に短い時間間隔ごとに繰り返し実行される。
このため、オン時間レジスタ62には、電源回路の出力
電圧に概ねリアルタイムに対応した「オン時間」が常に
書き込まれることになる。また、上記処理は、複数の電
源回路に対してサイクリックに実行され、各演算結果
は、対応するPWM部11のオン時間レジスタ62に書
き込まれる。
明するフローチャートである。ステップS11では、タ
イマ63を起動する。ステップS12では、そのタイマ
起動と同時にPWM部11の出力を「L」から「H」に
切り換える。ステップS13およびS14では、タイマ
63を起動した時からの経過時間がオン時間レジスタ6
2に格納されているオン時間Tonに達するまで、PWM
部11の出力を「H」に保持する。
間がオン時間Tonに達すると、ステップS15におい
て、PWM部11の出力を「H」から「L」に切り換え
る。ステップS16およびS17では、タイマ63を起
動した時からの経過時間が周期レジスタ61に格納され
ている周期Tに達するまでの間、PWM部11の出力を
「L」に保持する。そして、ステップS11のタイマ起
動からの経過時間が周期Tに達すると、ステップS11
に戻ってタイマ63を再起動する。
図8(b) に示すパルス信号が生成されることになる。そ
して、このパルス信号に従って、電力変換部12のスイ
ッチング素子13が制御される。
に、スイッチング素子13を制御するためのパルス信号
をソフトウェア処理により生成する。従って、プロセッ
サ41に実行させるプログラムを書き換えるだけで、各
電源回路の出力電圧の設定、スイッチング素子13のス
イッチング周波数、応答特性などを容易に変更できる。
たとえば、出力電圧の設定は、参照値Vref の設定によ
り決めることができる。また、スイッチング周波数は、
図7(a) に示した三角波の周波数により決まる。さら
に、応答特性は、図5(b) に示したデジタルフィルタの
係数により変更可能である。
来の電源装置のアナログ部の機能を演算部50およびP
WM部11により実行させるので、回路規模が小さくな
る。また、本実施形態では、従来の電源装置のアナログ
部をソフトウェアプログラムで記述した構成である。し
たがって、従来のアナログ回路により提供されていた機
能を変更する必要が生じた場合であっても、プログラム
を書き換えるだけで簡単に対処できる。
動作について説明する。本発明の電源装置は、図1〜図
8を参照しながら説明した構成を前提とし、演算部50
の動作により、すなわちプロセッサ41に実行させるプ
ログラムにより、その特性や仕様を柔軟に変化させるこ
とができる。以下では、3つの実施例を採り上げて説明
する。第1の実施例 第1の実施例は、外的な要因(入力電圧、出力電流、温
度、出力電圧等)に依存することなく、電源装置のゲイ
ンと位相との関係を最適化する技術に係わる。特に、電
源回路の出力電圧を制御するフィードバック系の発振を
回避しながら、できるだけ大きなゲインを得ることによ
り、出力電圧の精度を向上させる技術に係わる。
この回路図は、図42示した回路図において、出力電圧
を制御するフィードバック系を詳細に示したものであ
る。なお、図9では、上記フィードバック系と直接的に
は関係がない部分については省略している。
回路の出力端子の電圧Vout を分圧する。具体的には、
抵抗ネットワーク81は、スイッチSWが開放状態のと
きには、下式の電圧を出力する。
状態のときには、下式の電圧を出力する。
の電源装置を搭載するパーソナルコンピュータからの指
示に従って開閉が制御される。このスイッチSWの状態
により、保持すべき出力電圧の値が変えられる。
説明した通りである。そのゲインおよび位相に係わる特
性(G−Φ特性)は、抵抗R1 〜抵抗R4 、および容量
C1により決定される。なお、図5(a) では、抵抗R4
を示していないが、参照電圧を入力する際にこの抵抗を
設けることは当業者にとっては自明である。また、抵抗
Rc は、出力コンデンサCout の直列抵抗(ESR)で
ある。さらに、図9では、図42に示した整流用ダイオ
ードの代わりにMOSトランジスタを設けているが、こ
の置換えは本発明において重要な意味を持つものではな
い。
数について説明するためのブロック図である。図10に
おいて、Fr 、Fi 、Fd 、およびFp は、電力変換部
12における伝達関数である。このうち、Fp は、入力
電圧Vinに依存するファクターである。また、Fp は、
インダクタLおよび出力コンデンサCout から構成され
るLCフィルタの伝達関数である。これらの伝達関数
は、以下のように表される。
る。Fe は、アンプ523の伝達関数である。Fm は、
PWM制御回路524の伝達関数である。これらの伝達
関数は、以下のように表される。
ンループ伝達関数Ga(s)は、図2に示すように、以下の
ように表される。 Ga(s) = F1 ・Fe ・Fm ・Fd ・Fp 上記構成において、伝達関数Ga(s)は、入力電圧Vin、
出力電流Iout 、電源装置の近傍の温度、およびこの電
源装置が保持すべき出力電圧Vout に従って、そのゲイ
ンおよび位相が変化する。具体的には、伝達関数Fd
は、入力電圧に依存して変化する。また、伝達関数Fp
は、出力電流Iout および電源装置の近傍の温度に依存
して変化する。更に、伝達関数F1 は、保持すべき出力
電圧Voutに依存して変化する。
は、上記フィードバック系における発振を防がなくては
ならない。上記フィードバック系の発振は、伝達関数G
a(s)の位相が所定の条件を満たした場合に発生する。発
振条件は、良く知られているように、正相増幅型の場合
は「位相遅延=0(2π)」であり、移相型の場合は
「位相遅延=π」である。本実施形態の電源装置は、正
相増幅型に属するので、伝達関数Ga(s)における位相遅
延が2πに達すると、発振が発生してしまう。
それぞれ周波数に依存するゲインおよび位相を有する。
一例として、アンプ523のG−Φ特性を図11に示
す。電源装置の信頼性を高めるためには、いかなる使用
条件においても上記フィードバック系の発振が起こらな
いようにしなくてはならない。このため、アンプ523
は、通常、伝達関数Ga(s)を構成する各伝達関数に対し
てそれぞれ最悪の条件が与えられた場合においても上記
フィードバック系の発振が起こらないような特性を持つ
ように設計される。具体的には、アンプ523のゲイン
は、各伝達関数に対してそれぞれ最悪の条件が与えられ
たときを基準として決定される。このため、通常条件の
下では、アンプ523のゲインは、必要以上に低く設定
されることになる。
を主目的とし、上記伝達関数Ga(s)を構成する各伝達関
数に対して与えられる条件に応じて、アンプの特性を変
化させるものである。本実施例では、上記アンプの機能
を図4に示すデジタルフィルタにインプリメントし、そ
のデジタルフィルタの係数を変えることにより、アンプ
の特性を調整する。
した場合には、伝達関数Fd が変化することにより、伝
達関数Ga(s)の位相遅延量が変化する。通常、電源装置
においては、入力電圧Vinが高くなると、ゲインGも高
くなり、その結果、位相遅延が大きくなることによって
フィードバック系において発振が発生する条件に近づ
く。従って、この場合、本実施例では、電源回路の入力
電圧Vinを監視し、その電圧に応じてデジタルフィルタ
52の特性を最適化する。具体的には、入力電圧が低く
なったときにゲインが大きくなるように、上記(3) 式に
おける係数A〜係数Cを適切に選択する。なお、上記
(3) 式は、プロセッサ41により実行されるプログラム
の中に記述されており、デジタルフィルタ52の特性を
記述する。
は、予めシミュレーション等により求めておき、図12
に示すようなテーブルに格納しておく。このテーブル
は、たとえば、ROM42に格納される。そして、演算
部50は、定期的に入力電圧Vinを検出し、その電圧を
キーとして図12に示すテーブルから係数A〜Cを取り
出して上記(3) 式を更新する。
を変えながら出力電圧を制御する処理のフローチャート
である。この処理は、タイマ割込などにより、所定間隔
ごとに実行される。
得する。この処理は、図6のステップS1と同じであ
る。ステップS22では、入力電圧Vinを取得する。こ
の処理は、多重化部34に対してポーリング信号を送出
し、それに続いてA/D変換部35から入力電圧に対応
するデジタルデータを読み込む処理に相当する。
得した入力電圧データをキーとして図12に示すテーブ
ルにアクセスし、係数A〜係数Cを抽出する。ステップ
S24では、ステップS23で抽出した各係数を用いて
デジタルフィルタを記述する式を更新する。そして、ス
テップS25において、入力電圧Vout に対してデジタ
ルフィルタ演算を実行する。ステップS26およびS2
7は、図6に示すステップS5〜S9と同じであり、パ
ルス信号のオン時間を算出してPWM部11のオン時間
レジスタ62に書き込む。
特性は、入力電圧の変化に対して常に最適化されるの
で、大きなゲインを保ったままフィードバック系の発振
を防ぐことができる。上記フローチャートにおいて、入
力電圧Vinに応じてデジタルフィルタの特性を変更する
処理、すなわちステップS22〜S24は、入力電圧の
変動が急激には起こらないことを考えると、オン時間を
算出する毎に実行する必要はない。
してそのインタクタンスが電流に応じて変化するものを
用いる場合がある。例えば、アモルファスコアコイル
は、電流が大きくなるにつれてそのインダクタンスが小
さくなる特性を持っている。
する場合には、電源回路から負荷に供給される出力電流
Iout が変化すると、伝達関数Fp が変化することによ
り、伝達関数Ga(s)の位相遅延量が変化する。
インダクタンスの電流依存性を示す図である。このよう
な特性を持ったインダクタを使用すると、図14(b) に
示すようなLCフィルタのカットオフ周波数は、図14
(c) に示すようになる。すなわち、LCフィルタのカッ
トオフ周波数は、出力電流Iout が小さいときには低
く、出力電流Iout が大きくなると高くなる。したがっ
て、図10に示す電源装置では、出力電流Iout が小さ
くなると、LCフィルタのカットオフ周波数が低下し、
その結果、位相遅延が大きくなることによってフィード
バック系において発振が発生する条件に近づく。
23)およびLCフィルタによるゲインの周波数特性を
示す図である。上述したように、LCフィルタのカット
オフ周波数は、出力電流に応じて変化する。図15で
は、出力電流が小さいとき、中程度のとき、及び大きい
ときのカットオフ周波数を、それぞれ「fcs」「fcm」
「fcL」を表している。
は、上述したように、位相遅延量がフィードバック系の
発振条件に近くなる。このため、G−Φ特性を動的に変
えることができない従来のアナログ構成においては、出
力電流Iout が小さい場合を基準としてアンプの特性を
決めていた。すなわち、図15において、カットオフ周
波数が「fcas 」となるように図5(a) に示す抵抗およ
び容量を決定し、波線で示すようなゲイン特性を持つア
ンプを使用していた。この結果、出力電流Ioutが大き
くなったときには、必要なゲインが得られず、出力電圧
Vout の制御の精度が十分でない場合があった。
流Iout を監視し、その電流に応じてデジタルフィルタ
52の特性を最適化する。具体的には、出力電流が大き
くなったときにゲインが大きくなるように、上記(3) 式
における係数A〜係数Cを適切に選択する。すなわち、
電源回路の出力電流Iout が小さいとき、中程度のと
き、及び大きいときの誤差検出用アンプによるゲイン
が、それぞれ、波線、実線および一点鎖線で示すような
特性を持つように設定する。この設定は、誤差検出用ア
ンプのカットオフ周波数(fcas 、fcam 、fcaL )に
より決めることができる。なお、アンプのカットオフ周
波数は、図11に示した通りである。
は、図15を参照しながら説明した方法に従って、予め
シミュレーション等により求めておき、テーブルに格納
しておく。このテーブルは、基本的には、図12に示し
たものと同じ構成であるが、出力電流をキーとして係数
A〜係数Cを格納する点で異なる。そして、演算部50
は、定期的に出力電流Iout を検出し、その電流をキー
として係数A〜Cを取り出して上記(3) 式を更新する。
を変えながら出力電圧を制御する処理のフローチャート
である。この処理は、図13に示したフローチャートの
ステップS22〜S24を、ステップS31〜S33に
置き換えたものである。ステップS31では、出力電流
Iout を取得する。この処理は、多重化部34に対して
ポーリング信号を送出し、それに続いてA/D変換部3
5から出力電流に対応するデジタルデータを読み込む処
理に相当する。ステップS32では、ステップS31で
所得した出力電流データをキーとして係数A〜係数Cを
抽出する。ステップS33では、ステップS32で抽出
した各係数を用いてデジタルフィルタを記述する式を更
新する。
特性は、出力電流の変化に対して常に最適化されるの
で、大きなゲインを保ったままフィードバック系の発振
を防ぐことができる。
列に接続させる抵抗成分(図9において、抵抗Rc )を
持っている。この直列抵抗は、「ESR」と呼ばれるこ
とがある。ESRの抵抗値は、温度に依存して変化す
る。たとえば、電界コンデンサでは、ESRの抵抗値
は、温度が低いときに大きく、温度が高くなると小さく
なる。
コンデンサCout のESRの抵抗値も、温度に依存して
変化する。従って、電源装置の近傍の温度が変化する
と、伝達関数Fp が変化することにより、伝達関数Ga
(s)の位相遅延量が変化する。
ルタのG−Φ特性の温度依存性を示す図である。LCフ
ィルタによる位相遅延は、ESRの抵抗値が大きいとき
には小さく、ESRの抵抗値が小さくなると大きくなっ
ていく。すなわち、LCフィルタによる位相遅延は、出
力コンデンサCout として電界コンデンサを使用した場
合には、低温時には小さく、温度が上昇すると大きくな
る。したがって、図10に示す電源装置では、その電源
装置の近傍の温度が上昇すると、位相遅延が大きくな
り、フィードバック系において発振が発生する条件に近
づく。
ニタし、その温度に応じてデジタルフィルタ52の特性
を最適化する。具体的には、電源回路の近傍の温度が低
下したときにゲインが大きくなるように、上記(3) 式に
おける係数A〜係数Cを適切に選択する。デジタルフィ
ルタ52のゲインを変えるために、そのカットオフ周波
数を変化させる方法は、基本的に、出力電流に応じてゲ
インを変える場合と同じである。
の関係は、予めシミュレーション等により求めておき、
テーブルに格納しておく。このテーブルは、基本的に
は、図12に示したものと同じ構成であるが、電源装置
の近傍の温度をキーとして係数A〜Cを格納する点で異
なる。そして、演算部50は、定期的に電源装置の近傍
の温度を検出し、その温度をキーとして係数A〜Cを抽
出して上記(3) 式を更新する。
アンプの特性を変えながら出力電圧を制御する処理のフ
ローチャートである。この処理は、図13に示したフロ
ーチャートのステップS22〜S24を、ステップS4
1〜S43に置き換えたものである。ステップS41で
は、電源装置の近傍の温度を取得する。この処理は、多
重化部34に対してポーリング信号を送出し、それに続
いてA/D変換部35から出力電流に対応するデジタル
データを読み込む処理に相当する。なお、電源装置の近
傍の温度は、温度センサ46により検出される。ステッ
プS42では、ステップS41で所得した温度データを
キーとして係数A〜係数Cを抽出する。ステップS43
では、ステップS42で抽出した各係数を用いてデジタ
ルフィルタを記述する式を更新する。
特性は、電源装置の近傍の温度の変化に対して常に最適
化されるので、大きなゲインを保ったままフィードバッ
ク系の発振を防ぐことができる。
作により、或いは当該電源装置を搭載するパーソナルコ
ンピュータのCPUからの指示により、保持すべき出力
電圧Vout を変更できるものがある。図9に示す電源回
路においては、抵抗ネットワーク81内のスイッチSW
の開閉状態により、保持すべき出力電圧Vout の設定が
切り換えられる。
たように、伝達関数F1 のゲインが変化することによ
り、伝達関数Ga(s)のゲインも低下する。具体的には、
保持すべき出力電圧を高くすると、抵抗ネットワーク8
1による分圧比が小さくなるので、そのゲインが低くな
る。したがって、単に、保持すべき出力電圧を高く設定
すると、出力電圧Vout の精度が低下してしまう。
電圧に応じてデジタルフィルタ52の特性を最適化す
る。具体的には、保持すべき電圧を高くしたときに、ゲ
インが大きくなるように、上記(3) 式における係数A〜
係数Cを適切に選択する。
関係は、予めシミュレーション等により求めておき、テ
ーブルに格納しておく。このテーブルは、基本的には、
図12に示したものと同じ構成であるが、出力電圧をキ
ーとして係数A〜Cを格納する点で異なる。そして、演
算部50は、定期的に電源装置の出力電圧を検出し、そ
の電圧をキーとして係数A〜Cを抽出して上記(3) 式を
更新する。
じてアンプの特性を変えながら出力電圧を制御する処理
のフローチャートである。この処理は、図13に示した
フローチャートのステップS22〜S24を、ステップ
S51およびS52に置き換えたものである。ステップ
S51では、ステップS21で所得した出力電圧データ
をキーとして係数A〜係数Cを抽出する。ステップS5
2では、ステップS51で抽出した各係数を用いてデジ
タルフィルタを記述する式を更新する。
特性は、電源回路が保持すべき出力電圧の設定を変更し
た場合であっても常に最適化されるので、常に大きなゲ
インが得られ、出力電圧は常に高い精度で制御される。
流、周囲温度、および出力電圧の中のいずれか1つが変
化した場合に、デジタルフィルタの特性を変える構成を
示したが、本発明の電源装置は、複数の要因が同時に変
化した場合にも対処できるようにしておくことが望まし
い。第2の実施例 第2の実施例は、電源回路の出力をデジタル制御する電
源装置において、そのデジタル誤差を小さくし、リップ
ルを小さくする技術に係わる。
を有し、出力電圧をフィードバック信号として使用しな
がらスイッチング素子13に供給するパルス信号のオン
時間(パルス幅)をデジタル演算により算出する。そし
て、その算出されたオン時間を持ったパルス信号を生成
してそれをスイッチング素子13に供給することによ
り、電源回路の出力電圧を一定の値に保持する。
メータをデジタルデータに置き換える際には、必然的に
デジタル化誤差(量子化誤差)が発生する。そして、こ
の誤差は、デジタル処理の分解能(量子化ステップ)に
より推測される。例えば、デジタル処理の分解能が「1
00n秒」である電源装置において、演算部50による
オン時間の算出結果が「3.34μ秒」であった場合に
は、PWM部11は、そのパルス幅が「3.3μ秒」ま
たは「3.4μ秒」であるパルス信号を生成することに
なる。そして、このような誤差は、電源装置の出力電圧
のリップルとなってしまう。上述の例の場合、入力電圧
の最大値を18ボルトとし、パルス信号の周期を20μ
秒とすると、デジタル化誤差によるリップルの最大値
は、以下のように表される。
ら、デジタル処理の分解能を高く(量子化ステップを小
さく)すればよい。しかしながら、分解能を高くするた
めには、高価な部品が必要になる。本実施例の電源装置
は、この問題を解決し、デジタル処理の分解能を高くす
ることなく、デジタル誤差を平均化することにより出力
電圧のリップルを抑える。
グにおいて算出されたパルス信号のオン時間と、その算
出されたオン時間に基づいて実際に生成されたオン時間
との差(すなわち、デジタル化誤差)を保持しておき、
次のタイミングにおいてオン時間を算出する際に、その
保持してある「差」を0にするように算出したオン時間
を補正する。以下では、この「差」をバロメータと呼ぶ
ことにする。
11のデジタル処理の分解能が100n秒である場合を
想定している。また、算出されたオン時間を100n秒
のオーダーで表す際に、切上げ演算を実行している。
によりオン時間を算出すると、そのオン時間に、時刻T
0 において得られたバロメータ値を加算することによ
り、補正値を得る。ここでは、3.35+(−0.0
7)=3.28が得られている。そして、この補正値に
対して切上げ演算が実行され、PWM部11に出力する
オン時間としては、「3.3」が得られる。この後、時
刻T1 におけるバロメータ値を算出する。バロメータ値
は、「オン時間の補正値」と「実際に出力されたオン時
間」との差として得られる。実施例では、3.3−3.
28=−0.02が得られている。
バロメータ値は、ある演算における誤差を次の演算にお
ける結果を補正するデータとして使用される。従って、
デジタル化誤差は平均化される。なお、オン時間を算出
する周期は、電源回路のLCフィルタの応答速度(例え
ば、カットオフ周波数)よりも速いものとする。
n秒のオーダーで表す際に、切上げ演算を実行している
が、他にも、切下げ演算を実行してもよいし、四捨五入
演算を実行してもよい。切下げ演算を実行した場合、お
よび四捨五入演算を実行した場合の例ををそれぞれ図2
1および図22に示す。
理のフローチャートである。ここでは、デジタル演算に
より算出されたオン時間をデジタル処理の分解能のオー
ダーにおいて切上げ演算を実行する場合を示す。なお、
この処理は、タイマ割込などにより、所定間隔ごとに実
行される。タイマ割込が発生する周期は、電源回路のL
Cフィルタの応答速度よりも速いものとする。
ローチャートのステップS1〜S9を同じであり、電源
回路の出力電圧Vout に基づいてデジタルフィルタ52
を使用してパルス信号のオン時間を算出する。ステップ
S65では、前回の処理により保持されているバロメー
タ値を用いてステップS64で算出したオン時間を補正
する。ステップS66では、ステップS65の処理によ
り得られた補正値に対して、PWM部11のデジタル処
理の分解能のオーダーにおいて切上げ演算を実行する。
る演算の結果を「設定オン時間」としてPWM部11の
オン時間レジスタ62に書き込む。そして、ステップS
68では、ステップS65で得られた「補正値」と、ス
テップS67でオン時間レジスタ62に書き込んだ「設
定オン時間」との差をバロメータ値として次回の処理の
ために保持する。
たオン時間に対して切下げ演算を実行する場合、および
四捨五入演算を実行する場合に、デジタル化誤差を平均
化する処理のフローチャートである。これらのフローチ
ャートの処理は、基本的に、図22を参照しながら説明
した処理と同じなので、ここでは説明を省略する。
り、出力電圧のリップルが小さくなりことが実験により
確認されている。ちなみに、上述の例と同様の条件(パ
ルス信号の周期:20μ秒、入力電圧:18ボルト、デ
ジタル分解能:100n秒)において、出力電圧のリッ
プルは、7mボルトにまで低下した。
本的に、スイッチング素子13に供給するパルス信号の
周期が一定であることを前提としていたが、この周期を
可変にすることにより、デジタル化誤差をさらに小さく
することができる。
圧に基づいて、生成すべきパルス信号のデューティを決
定する。そして、予め設定されている基本周期および上
記デューティから、オン時間を算出する。この算出され
たオン時間は、上述した例と同様に、PWM部11のデ
ジタル処理の分解能のオーダーで四捨五入される。この
四捨五入により得られたオン時間は、誤差を含んでい
る。
ン時間が算出値に対して誤差を持つような場合には、先
の算出されたデューティが変化しないようにパルス信号
の周期を補正する。具体例を示す。ここでは、パルス信
号の基準周期を20μ秒とする。デジタルフィルタ演算
により、デューティD=15.75パーセントが得られ
たとする。この場合、まず、上記基準周期およびデュー
ティDからオン時間を求める。
ると、四捨五入演算によりオン時間レジスタ62に書き
込むオン時間として「3.2μ秒」が得られる。続い
て、出力すべきオン時間およびパルス周期がデジタルフ
ィルタ演算により得られたデューティを保持するように
パルス周期を補正する。すなわち、下式によりパルス周
期を補正する。
デジタル処理の分解能のオーダーで四捨五入される。こ
の結果、周期レジスタ61に書き込むべきパルス周期と
して、「20.3μ秒」が得られる。
スタ62に書き込まれるオン時間はデジタル化誤差を含
んでいるが、周期レジスタ61に書き込まれるパルス周
期とオン時間レジスタ62に書き込まれるオン時間との
比率は、電源回路の出力電圧に応じて算出されたデュー
ティと極めて近い値となっている。したがって、電源回
路の出力電圧のリップルは、非常に小さい値に抑えられ
る。
ル化誤差を抑える処理のフローチャートである。ここで
は、パルス信号の基準周期が予め決められている。ステ
ップS71〜S73は、図6に示したフローチャートの
ステップS1〜S5と同じである。ステップS74で
は、予め決められているパルス周期、およびステップS
73で算出されたデューティに基づいてオン時間を算出
する。ステップS75では、ステップS74で得られた
オン時間に対して、デジタル処理の分解能のオーダーに
おいて四捨五入演算を実行する。この演算結果を「設定
オン時間」とする。
めた「設定オン時間」、およびステップS73で算出し
てデューティに基づいて「設定周期」を求める。そし
て、ステップS77において、ステップS75において
求めた「設定オン時間」、およびステップS76におい
て求めた「設定周期」を、それぞれオン時間レジスタ6
2および周期レジスタ61に書き込む。
演算を実行しているが、代わりに切上げ演算または切下
げ演算を実行してもよい。上記図26に示した方法にお
いて発生する出力電圧のリップルの最大値を見積もる。
ここでは、上述の例と同じ条件(パルス信号の基準周
期:20μ秒、入力電圧:18ボルト、デジタル分解
能:100n秒)であるものとする。
数字が「5」であったときに、誤差が最大になる。よっ
て、ここでは、算出されたオン時間が3.05μ秒であ
ったものとする。この場合、オン時間レジスタ62に
は、「3.1μ秒」が書き込まれる。また、パルス信号
のデューティが「3.05/20」であったことより、
パルス周期の補正値は、下式により得られる。
ス信号のデューティは、以下のようになる。
ィは、以下であった。D = 3.05÷20 =
0.1525よって、デューティの誤差は0.13パー
セントであり、また、出力電圧のリップルは、以下によ
うになる。
図26に示す方法とを独立して説明したが、それらを組
み合わせるようにしてもよい。たとえば、図23に示す
フローチャートの処理と図26に示すフローチャートの
処理とを組み合わせる場合、まず、ステップS61〜S
68を実行することによりオン時間レジスタ62に書き
込むべきオン時間を決定し、その後、ステップS76お
よびステップS77を実行する。第3の実施例 第3の実施例は、負荷が要求する電流に応じて電源装置
自体の動作を変えることによりその消費電力を抑える技
術に係わる。特に、パーソナルコンピュータ等が通常動
作モードからサスペンドモード(スリープモードとも言
う)に切り替わったときに、電源装置自体の動作を変え
ることによりその消費電力を抑える技術に係わる。
ードに入ると、その消費電流は大幅に低下し、また、消
費電流の変動はほとんど無くなる。この場合、当然のこ
とながら、そのパーソナルコンピュータに搭載されてい
る電源装置の出力電流は大幅に減少し、その出力電流の
変動は殆ど無くなる。そして、このように出力電流が小
さく且つその変動が小さい状況においては、電源装置の
応答速度が遅かったとしても、負荷(パーソナルコンピ
ュータ等)には何ら悪影響を及ぼさない。
モードに入ったことを検出すると、そのゲインを下げる
と共に、電源装置の出力に係わるパラメータをサンプリ
ングする周期を長くすることにより、電源装置自体の消
費電流を低下させる。
種パラメータを収集する機能を説明する図である。電源
回路の出力電圧Vout 、出力電流Iout 、入力電圧Vi
n、および電源装置の近傍の温度などのパラメータは、
図1または図3を参照しながら説明したように、多重化
部34に入力されている。多重化部34は、プロセッサ
41からのサンプリング信号に従って入力されているパ
ラメータを順番に出力する。ここで、サンプリング周期
は、たとえば、プロセッサ41により実行されるプログ
ラムに記述されているか、或いは予めROM42に設定
されている。そして、プロセッサ41は、サンプリング
周期毎にサンプリング信号を出力し、多重化部34は、
そのサンプリング信号に従って入力されているパラメー
タをA/D変換部35へ送る。
力されたパラメータをデジタルデータに変換する。A/
D変換部35の出力は、ポーリングにより、プロセッサ
41により読み取られる。ポーリング周期は、基本的に
はサンプリング周期と同じであるが、サンプリング周期
と独立して設定することができる。
たとえば、サンプリング信号およびポーリング処理と同
期して実行される。この場合、各種パラメータをサンプ
リングする毎に新たなパルス信号のデューティが決定さ
れ、PWM部11がその新たに決定されたデューティに
従ってパルス信号を生成する。
ログラムの一部を示す図である。プロセッサ41により
実行されるプログラムは、通常モード用プログラムおよ
びサスペンドモード用プログラムを含む。これらの各プ
ログラムは、それぞれ、デジタルフィルタの特性を記述
する式、サンプリング周期、およびポーリング周期を含
んでいる。
上述した(3) 式((4) 式〜(6) 式を含む)である。通常
モード用プログラムおよびサスペンドモード用プログラ
ムに記述されている式は、互いにその係数A〜Cが異な
っている。具体的には、通常モード用プログラムに記述
されている式によって定義されているカットオフ周波数
よりも、サスペンドモード用プログラムのそれの方が低
くなっている。これら2つのプログラムにより得られる
電源装置のゲインを図29に示す。
は、共に、負荷の動作モードにより異なる。すなわち、
通常モード用プログラムに記述されているサンプリング
周期およびポーリング周期式よりも、サスペンドモード
用プログラムのそれの方が低くなっている。具体的に
は、例えば、通常モードにおける各周期を50μ秒に設
定し、サスペンドモードにおける各周期を500μ秒〜
5m秒程度に設定する。
装置の動作を切り換える処理のフローチャートである。
この処理は、たとえば、サンプリング周期ごとに、或い
は図6に示したフローチャートの処理を並列に実行され
る。なお、ここでは、この処理は、電源装置が「通常モ
ード用プログラム」を実行している最中に行うものとす
る。
Iout を取得する。続いて、ステップS82では、ステ
ップS81で取得した出力電流Iout が予め設定してあ
る閾値電流Ithよりも小さいか否かを調べる。この閾値
電流Ithは、負荷が通常モードで動作をしているのか、
サスペンドモードに入っているのかを判断するための参
照値である。
ければ、負荷がサスペンドモードに入ったと見なし、ス
テップS83において、サスペンドモード用プログラム
を起動する。サスペンドモード用プログラムが起動され
ると、以降、サンプリング周期および低いポーリング周
期が低くなり、また、電源装置のゲインも低くなる。な
お、出力電流Iout が閾値電流Ith異常であった場合に
は、負荷が通常モードで動作していると見なし、ステッ
プS83をスキップする。
ると、A/D変換部35における変換処理の実行回数が
減少するので、A/D変換部35における消費電力が減
少する。また、ポーリング周期を長くすると、図31に
示すように、プロセッサ41による演算回数が減少し、
待ち時間が長くなるので、プロセッサ41の消費電力が
減少する。
値電流Ithよりも小さくなったことを検出して電源装置
の動作を切り換えているが、他のトリガに従って電源装
置の動作を切り換えるようにしてもよい。例えば、コン
ピュータのCPUの中には、自分の動作モードを変更す
る際にその旨を電源装置に通知する機能を持ったものが
ある。このような負荷の場合には、電源装置は、負荷か
らの通知に従ってその動作を切り換える。
ードに入ったことを検出すると、電源装置の動作を即座
に切り換えているが、実際には、負荷がサスペンドモー
ドに入ったことを検出すると、まず、通常モード用プロ
グラムおよびサスペンドモード用プログラムを並列に実
行する。そして、通常モード用プログラムによる演算結
果とサスペンドモード用プログラムによる演算結果とが
互いに一致するようになるまでの間、或いはサスペンド
モード用プログラムを起動してから所定の時間が経過す
るまでの間は、通常モード用プログラムによる演算結果
をPWM部11に出力し、その後に、サスペンドモード
用プログラムによる演算結果をPWM部11に出力す
る。この後、通常モード用プログラムの実行を停止す
る。このような構成とすれば、電源装置の動作が切り替
わるタイミングにおいても安定した制御が維持される。
ポーリング周期を低く設定した場合には、その消費電力
は非常に小さい。したがって、サスペンドモード用プロ
グラムは、負荷の動作モードに係わらず常に実行させて
おいても、電源装置全体としての消費電力の増加分か僅
かである。このような構成すれば、電源装置の動作切替
は瞬時に行われる。
切り換える処理のシーケンスを示す図である。ここで
は、負荷(コンピュータ等のCPU)が通常モードで動
作しており、電源装置は通常モード用プログラムを実行
しているものとする。尚、通常モード用プログラムにお
いては応答速度の高速のデジタルフィルタ(HighspeedF
ilter)を使用し、サスペンドモード用プログラムにお
いては低速のデジタルフィルタ(Lowspeed Filter )を
使用するので、図32では、それぞれ、過去プログラム
のことを「HF」および「LF」と記している。
スペンドモードに移行する際には、まず、その旨を電源
装置に通知する。負荷は、この通知の後、即座にサスペ
ンドモードに移行する。電源装置は、負荷から上記通知
を受けると、サスペンドモード用プログラムを起動す
る。この後、サスペンドモード用プログラムの動作が安
定するまでの間、通常モード用プログラムおよびサスペ
ンドモード用プログラムを並列に実行する。なお、これ
らのプログラムを並列に実行している期間は、通常モー
ド用プログラムにより演算結果をPWM部11に出力す
る。なお、通常モード用プログラムによる演算結果とサ
スペンドモード用プログラムによる演算結果とが互いに
一致したとき、或いはサスペンドモード用プログラムを
起動してから所定の時間が経過したときに、サスペンド
モード用プログラムの動作が安定したものと見なす。
ムの動作が安定すると、以降、サスペンドモード用プロ
グラムにより演算結果をPWM部11に出力し、また、
通常モード用プログラムを停止する。
が切り替わるタイミングにおいても安定した制御が維持
される。図33は、負荷からの通知に従って動作を切り
換える処理のシーケンスを示す図であり、負荷がサスペ
ンドモードから通常モードに戻る場合そ示す。したがっ
て、電源装置はサスペンドモード用プログラムを実行し
ているものとする。
から通常モードに移行する際には、まず、その旨を電源
装置に通知する。この後、負荷は、電源装置からの「モ
ード移行許可通知」を待つ。
と、通常モード用プログラムを起動し、その動作が安定
するのを持つ。そして、通常モード用プログラムの動作
が安定すると、以降、通常モード用プログラムによる演
算結果をPWM部11に出力し、また、負荷に対してモ
ード移行許可通知を送出する。負荷は、この通知を受け
取ると、その動作モードをサスペンドモードから通常モ
ードに移行する。
ドから消費電流の多いモードに移行しようとする場合に
は、電源装置に動作が完全に切り替わった後に実際にモ
ード切替を行う。このようなシーケンスとすれば、負荷
の誤動作等を防ぐことができる。
置は、一般に、その動作状態に係わらずスイッチング周
波数が一定であった。このため、スイッチング素子にお
ける損失は、電源装置の出力電流が小さくなった場合に
おいても、出力電流が大きい場合と同じであり、効率が
悪かった。以下に示す実施例では、この問題を解決す
る。
とを検出すると、スイッチング周波数を低くする。ただ
し、そのスイッチング周波数は、LCフィルタのカット
オフ周波数よりも十分に速くする必要がある。本実施例
では、スイッチング周波数をLCフィルタのカットオフ
周波数の100倍としている。
場合は、それに伴ってLCフィルタのカットオフ周波数
も低くする必要がある。本実施例では、LCフィルタを
構成するインダクタとして、そのインダクタンスが電流
に応じて変化するものを使用する。使用するインダクタ
は、例えば、アモルファスコアコイルである。また、図
34に示すように、アモルファスコアコイルL1 と直列
に可飽和コイルL2 を設けるよにしてもよい。
1 および可飽和コイルL2 のインダクタンスの電流依存
性を示す図である。アモルファスコアコイルL1 は、電
流が大きくなるにつれてそのインダクタンスが小さくな
る特性を持っている。また、可飽和コイルL2 は、電流
が小さいときに、そのインダクタンスが急激に大きくな
る特性を持っている。
1 および可飽和コイルL2 を設けたLCフィルタのカッ
トオフ周波数を示す図である。LCフィルタのカットオ
フ周波数は、インダクタとしてアモルファスコアコイル
L1 のみを設けた場合には、出力電流Iout の減少とと
もも緩やかに低くなり、アモルファスコアコイルL1お
よび可飽和コイルL2 を設けた場合には、出力電流Iが
out が所定値よりも小さく領域で非常に小さい値とな
る。なお、負荷の消費電流が小さい期間(たとえば、C
PUのサスペンドモード)は、上述したように、電源装
置は、出力電圧の制御の応答を遅くしても、負荷に与え
る影響は少ない。
により、出力電圧Iout に従ってスイッチング周波数を
変える。具体的には、出力電流Iout とLCフィルタの
カットオフ周波数との関係(図35(b) 参照)を予め求
めてメモリに格納しておく。そして、出力電流を定期的
にモニタしてその電流値に対応するカットオフ周波数を
抽出し、さらにそのカットオフ周波数からスイッチング
周波数を求める。
周波数を変える処理のフローチャートである。この処理
は、タイマ割込などにより所定間隔ごとに実行される。
ステップS91では、出力電流Iout を取得する。ステ
ップS92では、出力電流Iout に基づいてLCフィル
タのカットオフ周波数fc を決定する。この処理は、た
とえば、出力電流をキーとして、図35(b) に示すグラ
フを格納してあるメモリからカットオフ周波数を取り出
すものである。ステップS93では、ステップS92で
得たカットオフ周波数fc からスイッチング周波数fsw
を算出する。この処理は、例えば、カットオフ周波数f
c に「100」を乗算する演算である。ステップS94
では、ステップS93において算出したスイッチング周
波数fswからパルス周期を決定し、そのパルス周期をP
WM部11の周期レジスタ61に書き込む。なお、パル
ス周期はスイッチング周波数fswの逆数である。
周期のパルス信号を生成したスイッチング素子13に供
給する。図37は、更新されたスイッチング周波数に従
ってパルス信号のオン時間を算出する処理のフローチャ
ートである。この処理は、図6に示したフローチャート
のバリエーションである。
テップS1〜S5と同じであり、パルス信号のデューテ
ィを求める。ステップS104では、図36のステップ
S93で算出されたスイッチング周波数fswおよびステ
ップS103で求めたデューティに従ってパルス信号の
オン時間を算出する。なお、図36のステップS93で
算出されたスイッチング周波数fswまたはそのスイッチ
ング周波数fswから求めたパルス周期は、演算部50内
に保持されているものとする。ステップS105では、
ステップS104で算出したオン時間を用いてPWM部
11のオン時間レジスタ62を更新する。
流が小さくなると、スイッチング周波数を低くする。し
たがって、出力電流が小さい期間は、スイッチング素子
13における損失が小さくなる。特に、LCフィルタと
して可飽和コイルL2 を使用した場合には、電源装置の
出力電流が所定値よりも小さくなるとカットオフ周波数
が非常に低くなるので、それに伴ってスイッチング周波
数をかなり小さくできる。このようにすれば、スイッチ
ング損は大幅に改善される。
法としては、負荷が通常モードまたはサスペンドモード
のいずれのモードで動作しているのかを判断し、サスペ
ンドモードであったときにスイッチング周波数を低く設
定する構成が考えられる。
すような同期型の構成を導入する。この構成は、図3に
示した整流用ダイオードをスイッチング素子15に置き
換えることで実現される。スイッチング素子13および
15には、それぞれダイオードが並列に接続されてい
る。
れるパルス信号は、それら2つの素子が同時にオン状態
とならないようにするために、互いに反転させられてい
る。これら2つのパルス信号は、PWM部11により生
成される。ところが、スイッチング素子13および15
のスイッチング時間は有限であるため、これらのパルス
信号においては、通常、図38(b) に示すような「デッ
ドオフ時間」が設けられている。
び15のスイッチング速度は、電源装置近傍の温度、入
力電圧、出力電流などに応じて変化する。このため、
「デッドオフ時間」は、マージンを含んでいる。
スイッチング素子13および15の寄生ダイオードや、
スイッチング素子13および15に並列に接続されてい
るショットキーバリアダイオードを介して流れる。とこ
ろが、これらのダイオードのオン抵抗は、オン状態のス
イッチング素子13または15のそれと比べてかなり大
きい。したがって、「デッドオフ時間」においては、損
失が大きくなってしまう。
るために、スイッチング素子のスイッチング速度の温度
依存性、入力電圧依存性、電流依存性を予め求めてメモ
リに格納しておき、それらの変化に応じて「デッドオフ
時間」が必要最低限の短い値になるように補正する。
のフローチャートである。この処理は、タイマ割込など
により、所定間隔ごとに実行される。ステップS111
〜S113では、電源装置の近傍の温度、入力電圧Vi
n、および出力電流Iout を取得する。ステップS11
4では、ステップS111〜S113において取得した
パラメータに基づいて、「デッドオフ時間」を得る。な
お、スイッチング素子13および15のスイッチング速
度の温度依存性、入力電圧依存性および電流依存性は既
知であり、それらの特性に基づいて決まる最短の「デッ
ドオフ時間」がメモリに格納されているものとする。そ
して、ステップS115において、ステップS114で
得た「デッドオフ時間」を図40(a) に示すPWM部1
1のデッドオフ時間レジスタ65に書き込む。
の動作を説明するフローチャートである。このフローチ
ャートは、図40(b) に示すパルス信号Q1 およびQ2
を生成する処理である。パルス信号Q1 は、スイッチン
グ素子13に供給され、パルス信号Q2 は、スイッチン
グ素子15に供給される。
たは再起動)すると、ステップS122においてパルス
信号Q1 を「L」から「H」に切り換える。このとき、
パルス信号Q2 は、「L」であるものとする。ステップ
S123では、タイマ起動からの経過時間が「オン時間
Ton」に達したか否かをモニタする。そして、そのモニ
タ時間が経過した時点で、ステップS124においてパ
ルス信号Q1 を「H」から「L」に切り換える。
経過時間が「オン時間Ton+デッドオフ時間Td 」に達
したか否かをモニタする。そして、そのモニタ時間が経
過した時点で、ステップS126においてパルス信号Q
2 を「L」から「H」に切り換える。さらに、ステップ
S127では、タイマ起動からの経過時間が「パルス周
期Ts −デッドオフ時間Td 」に達したか否かをモニタ
する。そして、そのモニタ時間が経過した時点で、ステ
ップS128においてパルス信号Q2 を「H」から
「L」に切り換える。この後、ステップS129では、
タイマ起動からの経過時間が「パルス周期Ts 」に達し
たか否かをモニタする。そして、そのモニタ時間が経過
した時点で、ステップS121に戻る。
(b) に示すパルス信号が生成される。ここで、デッドオ
フ時間は、温度、入力電圧および電流に応じて決まる最
短の値となるので、図38(a) に示したダイオード等を
介して電流が流れる時間が短くなり、損失が少なくな
る。
が少なくなったときに電源装置の動作を変える構成を示
してきたが、上述した例の他にも、負荷の消費電流が小
さくなったことを検出してデジタルフィルタの参照値V
ref 小さくするような構成も容易に実現可能である。
圧を一定の値に保持する構成の電源回路を採り上げた
が、本発明はこれに限定されるものではない。本発明
は、例えば、PFM(パルス周波数変調)により出力電
圧を制御する構成の電源回路にも適用可能である。
処理するので、その特性や仕様を柔軟に変化させること
ができる。特に、様々なパラメータに応じて電源装置の
ゲインおよび位相を最適化するので、電圧制御の精度が
上がる。また、デジタル化誤差を平均化するので、出力
電圧のリップルが小さくなる。さらに、負荷の動作状態
に応じてスイッチング周波数を変えるので、特に出力電
流が小さいときのスイッチング損失が小さくなる。
する図である。
たアンプの具体的な回路図である。(b) は、IIRを用
いて作成した図4(a) に示すアンプと等価なデジタルフ
ィルタである。
ある。
チャートである。(b) は、生成されるパルス信号の例で
ある。
明するためのブロック図である。
関係を格納するテーブルの例である。
出力電圧を制御する処理のフローチャートである。
スの電流依存性を示す図である。(b) は、LCフィルタ
を示す。(c) は、カットオフ周波数の電流依存性を示す
図である。
るゲインの周波数特性を示す図である。
出力電圧を制御する処理のフローチャートである。
る。(b) は、LCフィルタのG−Φ特性の温度依存性を
示す図である。
を変えながら出力電圧を制御する処理のフローチャート
である。
特性を変えながら出力電圧を制御する処理のフローチャ
ートである。
演算を実行した場合)を示す図である。
演算を実行した場合)を示す図である。
入演算を実行した場合)を示す図である。
ャート(切上げ演算を実行した場合)である。
ャート(切下げ演算を実行した場合)である。
ャート(四捨五入演算を実行した場合)である。
える処理を説明するフローチャートである。
である。
部を示す図である。
あったときの電源装置のゲインを示す図である。
切り換える処理のフローチャートである。
説明する図である。
理のシーケンス(その1)を示す図である。
理のシーケンス(その2)を示す図である。
を使用したLCフィルタを示す図である。
図である。(b) は、LCフィルタのカットオフ周波数の
電流依存性を示す図である。
る処理のフローチャートである。
ス信号のオン時間を算出する処理のフローチャートであ
る。
る。(b) は、デッドオフ時間を説明する図である。
ートである。
(a) に示すPWM部により生成されるパルス信号を示す
図である。
フローチャートである。
はDC電源の構成図である。
Claims (28)
- 【請求項1】 与えられるパルス信号に基づいてDC出
力を生成する電源回路と、 上記電源回路の出力に係わるパラメータをデジタルデー
タに変換する変換手段と、 上記変換手段により得られるデジタルデータと基準値と
の差を増幅する増幅手段と、 上記電源回路の入力電圧に基づいて上記増幅手段の特性
を調整する調整手段と、 上記増幅手段の出力に基づいて上記電源回路に与えるパ
ルス信号を生成する生成手段と、 を有する電源装置。 - 【請求項2】 与えられるパルス信号に基づいてDC出
力を生成する電源回路と、 上記電源回路の出力に係わるパラメータをデジタルデー
タに変換する変換手段と、 上記変換手段により得られるデジタルデータと基準値と
の差を増幅する増幅手段と、 上記電源回路の出力電流に基づいて上記増幅手段の特性
を調整する調整手段と、 上記増幅手段の出力に基づいて上記電源回路に与えるパ
ルス信号を生成する生成手段と、 を有する電源装置。 - 【請求項3】 与えられるパルス信号に基づいてDC出
力を生成する電源回路と、 上記電源回路の出力に係わるパラメータをデジタルデー
タに変換する変換手段と、 上記変換手段により得られるデジタルデータと基準値と
の差を増幅する増幅手段と、 上記電源回路の近傍の温度に基づいて上記増幅手段の特
性を調整する調整手段と、 上記増幅手段の出力に基づいて上記電源回路に与えるパ
ルス信号を生成する生成手段と、 を有する電源装置。 - 【請求項4】 保持すべき出力電圧として複数の値を設
定でき、与えられるパルス信号に基づいてDC出力を生
成する電源回路と、 上記電源回路の出力電圧をデジタルデータに変換する変
換手段と、 上記変換手段により得られるデジタルデータと基準値と
の差を増幅する増幅手段と、 上記電源回路の出力電圧に基づいて上記増幅手段の特性
を調整する調整手段と、 上記増幅手段の出力に基づいて上記電源回路に与えるパ
ルス信号を生成する生成手段と、 を有する電源装置。 - 【請求項5】 上記増幅手段がデジタルフィルタである
請求項1〜4のいずれか1つの記載の電源装置。 - 【請求項6】 与えられるパルス信号に基づいてDC出
力を生成する電源回路と、 上記電源回路の出力に係わるパラメータをデジタルデー
タに変換する変換手段と、 上記変換手段により得られるデジタルデータと基準値と
の差を増幅する増幅手段と、 上記電源回路の入力電圧、上記電源回路の出力電流、お
よび上記電源回路の近傍の温度に基づいて上記増幅手段
の特性を調整する調整手段と、 上記増幅手段の出力に基づいて上記電源回路に与えるパ
ルス信号を生成する生成手段と、 を有する電源装置。 - 【請求項7】 与えられるパルス信号に基づいてDC出
力を生成する電源回路の出力電圧を制御する方法であっ
て、 上記電源回路の出力に係わるパラメータをデジタルデー
タに変換し、 上記電源回路の入力電圧に基づいて特性が調整されるデ
ジタルフィルタを用いて上記デジタルデータと基準値と
の差を増幅し、 上記デジタルフィルタの出力に基づいて上記電源回路に
与えるパルス信号を生成する電源回路の制御方法。 - 【請求項8】 与えられるパルス信号に基づいてDC出
力を生成する電源回路の出力電圧を制御する方法であっ
て、 上記電源回路の出力に係わるパラメータをデジタルデー
タに変換し、 上記電源回路の出力電流に基づいて特性が調整されるデ
ジタルフィルタを用いて上記デジタルデータと基準値と
の差を増幅し、 上記デジタルフィルタの出力に基づいて上記電源回路に
与えるパルス信号を生成する電源回路の制御方法。 - 【請求項9】 与えられるパルス信号に基づいてDC出
力を生成する電源回路の出力電圧を制御する方法であっ
て、 上記電源回路の出力に係わるパラメータをデジタルデー
タに変換し、 上記電源回路の近傍の温度に基づいて特性が調整される
デジタルフィルタを用いて上記デジタルデータと基準値
との差を増幅し、 上記デジタルフィルタの出力に基づいて上記電源回路に
与えるパルス信号を生成する電源回路の制御方法。 - 【請求項10】 保持すべき出力電圧として複数の値を
設定でき、与えられるパルス信号に基づいてDC出力を
生成する電源回路の出力電圧を制御する方法であって、 上記電源回路の出力に係わるパラメータをデジタルデー
タに変換し、 上記電源回路の出力電圧に基づいて特性が調整されるデ
ジタルフィルタを用いて上記デジタルデータと基準値と
の差を増幅し、 上記デジタルフィルタの出力に基づいて上記電源回路に
与えるパルス信号を生成する電源回路の制御方法。 - 【請求項11】 PWM方式でDC出力が制御される電
源回路を備える電源装置であって、 上記電源回路の出力に係わるパラメータに基づいて上記
電源回路に与えるパルス信号のパルス幅を算出する算出
手段と、 保持されている繰り越し値に従って上記算出手段により
算出されたパルス幅データを補正する補正手段と、 その補正手段により補正されたパルス幅データを所定の
桁数パルス幅データに変換する変換手段と、 その変換手段により変換されたパルス幅データに従って
パルス信号を生成して上記電源回路へ供給する生成手段
と、 上記補正手段により補正されたパルス幅データと上記変
換手段により変換されたパルス幅データとの差を繰り越
し値として保持する保持手段と、 を有する電源装置。 - 【請求項12】 上記変換手段は、上記補正手段により
補正されたパルス幅データに対して所定の桁において切
上げ演算を実行する請求項11に記載の電源装置。 - 【請求項13】 上記変換手段は、上記補正手段により
補正されたパルス幅データに対して所定の桁において切
下げ演算を実行する請求項11に記載の電源装置。 - 【請求項14】 上記変換手段は、上記補正手段により
補正されたパルス幅データに対して所定の桁において四
捨五入演算を実行する請求項11に記載の電源装置。 - 【請求項15】 PWM方式でDC出力が制御される電
源回路の出力電圧を制御する方法であって、 上記電源回路の出力に係わるパラメータに基づいて上記
電源回路に与えるパルス信号のパルス幅を算出し、 保持されている繰り越し値に従って算出したパルス幅デ
ータを補正し、 その補正されたパルス幅データを所定の桁数のパルス幅
データに変換し、 その変換されたパルス幅データに従ってパルス信号を生
成して上記電源回路へ供給し、 上記補正されたパルス幅データと上記変換されたパルス
幅データとの差を繰り越し値として保持する電源回路の
制御方法。 - 【請求項16】 PWM方式でDC出力が制御される電
源回路を備える電源装置であって、 上記電源回路の出力に係わるパラメータに基づいて上記
電源回路に与えるパルス信号のデューティを算出するデ
ューティ算出手段と、 予め決められている基準周期および上記デューティ算出
手段により算出されたデューティに基づいて上記電源回
路に与えるパルス信号のパルス幅を算出するパルス幅算
出手段と、 そのパルス幅算出手段により算出されたパルス幅データ
を所定の桁数のパルス幅データに変換する変換手段と、 その変換手段により得られたパルス幅データおよび上記
デューティ算出手段により算出されたデューティに基づ
いてパルス信号の周期を算出する周期算出手段と、 上記変換手段により変換されたパルス幅データおよび上
記周期算出手段により算出された周期に従ってパルス信
号を生成して上記電源回路へ供給する生成手段と、 を有する電源装置。 - 【請求項17】 PWM方式でDC出力が制御される電
源回路の出力電圧を制御する方法であって、 上記電源回路の出力に係わるパラメータに基づいて上記
電源回路に与えるパルス信号のデューティを算出し、 上記算出されたデューティに基づいて上記電源回路に与
えるパルス信号のパルス幅を算出し、 算出されたパルス幅データを所定の桁数のパルス幅デー
タに変換し、 その変換されたパルス幅データおよび上記デューティに
基づいてパルス信号の周期を算出し、 上記変換されたパルス幅データおよび上記算出された周
期に従ってパルス信号を生成して上記電源回路へ供給す
る電源回路の制御方法。 - 【請求項18】 与えられるパルス信号に基づいてDC
出力を生成する電源回路と、 上記電源回路に接続される負荷の動作状態を検出する検
出手段と、 上記電源回路の出力を制御するために使用するパラメー
タをサンプリングするサンプリング手段と、 上記サンプリング手段によりサンプリングされたパラメ
ータをデジタルデータに変換する変換手段と、 上記変換手段により得られたデジタルデータと基準値と
の差を増幅する増幅手段と、 上記検出手段の検出結果に従って上記増幅手段の特性を
調整する特性調整手段と、 上記増幅手段の出力に基づいて上記電源回路に与えるパ
ルス信号を生成する生成手段と、 を有する電源装置。 - 【請求項19】 与えられるパルス信号に基づいてDC
出力を生成する電源回路と、 上記電源回路に接続される負荷の動作状態を検出する検
出手段と、 上記電源回路の出力を制御するために使用するパラメー
タをサンプリングするサンプリング手段と、 上記検出手段の検出結果に従って上記サンプリング手段
によるサンプリング周期を調整する周期調整手段と、 上記サンプリング手段によりサンプリングされたパラメ
ータをデジタルデータに変換する変換手段と、 上記変換手段により得られるデジタルデータに基づいて
上記電源回路に与えるパルス信号を生成する生成手段
と、 を有する電源装置。 - 【請求項20】 上記生成手段は、ポーリングにより上
記変換手段からデジタルデータを取得する構成であっ
て、 上記周期調整手段は、上記検出手段の検出結果に従って
上記ポーリングの周期を調整する請求項19に記載の電
源装置。 - 【請求項21】 第1の動作モードおよびその第1の動
作モードよりも消費電流が小さい第2の動作モードを有
する負荷からの通知に従って動作を変更することがで
き、与えられるパルス信号に基づいてDC出力を生成す
る電源回路を備える電源装置であって、 上記電源回路の出力に係わるパラメータに基づいて上記
電源回路に与えるパルス信号を生成する高速応答手段
と、 上記高速応答手段よりも遅い応答速度で上記電源回路の
出力に係わるパラメータに基づいて上記電源回路に与え
るパルス信号を生成する低速応答手段と、 第1の動作モードから第2の動作モードへ移行する旨を
表す通知を上記負荷から受信したときに、上記低速応答
手段により生成されるパルス信号を上記電源回路に与
え、その後に上記高速応答手段を停止する制御手段と、 を有する電源装置。 - 【請求項22】 上記制御手段は、第2の動作モードか
ら第1の動作モードへ移行する旨を表す通知を上記負荷
から受信したときに、上記高速応答手段を起動し、上記
高速応答手段により生成されるパルス信号を上記電源回
路に与え、その後に上記負荷へ動作モードの移行を許可
する通知を送る請求項21に記載の電源装置。 - 【請求項23】 平滑用コイルを有し与えられるパルス
信号に基づいてDC出力が制御される電源回路を備える
電源装置であって、 上記電源回路の出力に係わるパラメータをデジタルデー
タに変換する変換手段と、 上記電源回路の出力電流またはコイル電流に基づいて上
記パルス信号の周期を調整する調整手段と、 上記変換手段により得られるデジタルデータおよび上記
調整手段により調整されたパルス周期に基づいて上記電
源回路に与えるパルス信号を生成する生成手段と、 を有する電源装置。 - 【請求項24】 上記平滑用コイルとして、電流に応じ
てそのインダクタンスが変化するものを使用する請求項
23に記載の電源装置。 - 【請求項25】 平滑用コイルを有し与えられるパルス
信号に基づいてDC出力が制御される電源回路を備える
電源装置であって、 上記電源回路に接続される負荷の動作状態を検出する検
出手段と、 上記検出手段により検出結果に基づいて上記パルス信号
の周期を調整する調整手段と、 上記電源回路の出力に係わるパラメータをデジタルデー
タに変換する変換手段と、 上記変換手段により得られるデジタルデータおよび上記
調整手段により調整されたパルス周期に基づいて上記電
源回路に与えるパルス信号を生成する生成手段と、を有
し、 上記平滑用コイルとして、電流に応じてそのインダクタ
ンスが変化するものを使用する電源装置。 - 【請求項26】 1組のスイッチング素子を含みそれら
1組のスイッチング素子に与えられるパルス信号に基づ
いてDC出力が制御される電源回路を備える電源装置で
あって、 上記電源回路の出力に係わるパラメータをデジタルデー
タに変換する変換手段と、 上記変換手段により得られるデジタルデータに基づいて
上記1組のスイッチング素子に与えるパルス信号を生成
する生成手段と、 上記電源回路の入力電圧、上記電源回路の出力電流、お
よび上記電源回路の近傍の温度の中の少なくとも1つに
基づいて上記パルス信号のデッドオフ時間を調整する調
整手段と、 を有する電源装置。 - 【請求項27】 与えられるパルス信号に基づいてDC
出力を生成する電源回路の出力電圧を制御する方法であ
って、 上記電源回路に接続される負荷の状態を検出し、 上記電源回路の出力を制御するために使用するパラメー
タをサンプリングし、 上記負荷の状態に基づいてそのサンプリングの周期を調
整し、 サンプリングされたパラメータをデジタルデータに変換
し、 デジタルフィルタを用いてそのデジタルデータと基準値
との差を増幅し、 上記負荷の状態に基づいて上記デジタルフィルタの特性
を調整し、 上記増幅されたデータに基づいて上記電源回路に与える
パルス信号を生成する電源回路の制御方法。 - 【請求項28】 平滑用コイルを有し与えられるパルス
信号に基づいてDC出力が制御される電源回路の出力電
圧を制御する方法であって、 上記電源回路の出力に係わるパラメータをデジタルデー
タに変換し、 上記電源回路の出力電流またはコイル電流に基づいて上
記パルス信号の周期を決定し、 上記デジタルデータおよび上記決定されたパルス周期に
基づいて上記電源回路に与えるパルス信号を生成する電
源回路の制御方法。
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