JP3191275B2 - スイッチング電源装置 - Google Patents

スイッチング電源装置

Info

Publication number
JP3191275B2
JP3191275B2 JP03182693A JP3182693A JP3191275B2 JP 3191275 B2 JP3191275 B2 JP 3191275B2 JP 03182693 A JP03182693 A JP 03182693A JP 3182693 A JP3182693 A JP 3182693A JP 3191275 B2 JP3191275 B2 JP 3191275B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
output
converter
circuit
voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP03182693A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06245505A (ja
Inventor
清春 稲生
均 安井
俊介 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokogawa Electric Corp filed Critical Yokogawa Electric Corp
Priority to JP03182693A priority Critical patent/JP3191275B2/ja
Priority to US08/047,226 priority patent/US5349523A/en
Publication of JPH06245505A publication Critical patent/JPH06245505A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3191275B2 publication Critical patent/JP3191275B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M3/00Conversion of dc power input into dc power output
    • H02M3/22Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac
    • H02M3/24Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters
    • H02M3/28Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac
    • H02M3/325Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac using devices of a triode or a transistor type requiring continuous application of a control signal
    • H02M3/335Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac using devices of a triode or a transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only
    • H02M3/33507Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac using devices of a triode or a transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only with automatic control of the output voltage or current, e.g. flyback converters
    • H02M3/33515Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac using devices of a triode or a transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only with automatic control of the output voltage or current, e.g. flyback converters with digital control

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、設定された値の直流電
圧をトランスの2次側回路から出力する電源装置であっ
て、且つ2次側から1次側へ信号を絶縁してフィードバ
ックをかけるようなスイッチング電源装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図1は従来のスイッチング電源装置の構
成ブロック図である。図において、DC変換回路10
は、直流源1から供給される直流電圧Vinを入力して、
安定な出力電圧Voに変換するもので、入力側と出力側
を絶縁するためトランス3が設けられている。直流源1
は、例えば商用の交流電力を整流平滑化する回路であ
り、電力事情によってはこの電圧は、大きく変動した
り、またサージ電圧/電流が乗っていることもある。こ
のような過電圧、過電流が電源装置の出力端子に接続さ
れた負荷25に直接加えられると、これを損傷する恐れ
がある。そこで、トランス3により、トランスの1次側
に接続された回路と、2次側に接続された回路とを絶縁
している。
【0003】DC変換回路10は、直流源1がトランス
3の一次巻線5の一端に接続され、スイッチング素子Q
1がこの一次巻線5の他端に接続されている。トランス
3の2次巻線7には整流平滑回路9が接続されている
が、この整流平滑回路9は整流用のダイオードD1と、
平滑を行うチョークコイルL1と平滑用コンデンサC1
よりなるローパスフィルタを有し、フライホイールダイ
オードD2により、ダイオードD1がオフの区間におい
て、チョークコイルL1に連続的に電流が流れるように
している。
【0004】このような装置では、スイッチング素子Q
1がオンオフすると、直流源1の電圧がトランス3の1
次巻線5へ断続的に加えられることになる。その結果、
このトランス3の2次巻線7には誘起電圧が発生する。
2次巻線7に発生したこの電圧は、整流平滑回路9で整
流し平滑化されて直流出力電圧Voになり、出力端子1
1,13に接続された負荷25に供給される。
【0005】誤差増幅器15は、この直流出力電圧Vo
と設定電圧Vrを比較し、(Vr−Vo)に応じた誤差
信号を出力する。この誤差信号は、フォトカプラ19で
絶縁されて、制御回路23に帰還される。制御回路23
は、この誤差信号の値がゼロとなるようにスイッチ素子
Q1のオンの期間と、オフの期間の割合を制御する、い
わゆるPWM(パルス幅変調)制御を行っている。すな
わち、オンの期間をT ON、オフの期間をTOFFとした場
合、TON/(TON+TOFF)の割合を大きくすると、ト
ランス3を介して2次巻線側に供給されるエネルギーが
多くなるので直流出力電圧Voは上昇する。また、上記
割合を小さくすると、逆に直流出力電圧Voは低下す
る。
【0006】また、何らかの原因でスイッチング電源装
置の出力端子11,13から過電圧、過電流を出力する
こともある。そうすると負荷25を損傷したり、電源装
置自身も破損する恐れがあるので、これを防ぐため過大
出力検出器17を設け、出力状態を監視する。そして、
過大出力があった場合、過大出力検出器17は、その旨
の信号を出力する。フォトカプラ21は、この信号を絶
縁して制御回路23に伝える。制御回路23は、過大出
力があった場合、スイッチ素子Q1のオン/オフの駆動
を停止する。すると、トランス3の1次巻線5には断続
的な電圧が加えられなくなるので、2次巻線7に誘起し
ていた電圧は消失し、直流出力電圧Voはゼロとなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】スイッチング電源装置
は、通常、温度変動が大きい環境に設置され、また、ト
ランス3の1次側に供給される直流源1の電圧も電源事
情により大きく変化する。このような使用状態におい
て、フォトカプラ等の絶縁素子を通して、誤差増幅器1
5から誤差信号をアナログ値として安定に1次側の制御
回路23へ伝送することは、半導体素子の熱特性やアナ
ログ回路の耐ノイズ特性を考慮すれば、容易ではない。
【0008】また、複数種類のアナログ信号を重畳して
伝送し、受信側でこの複数種類の信号を分けて取り出す
ことは容易ではない。従って、誤差信号を伝送する回路
と、過大出力の有無を示す信号を伝送する回路をそれぞ
れ分けて設けるようにしている。前述の装置では、誤差
信号と過大出力検出器の出力信号とが伝送すべきアナロ
グ信号であり、フォトカプラ19,21がそれぞれ独立
した伝送回路に対応している。
【0009】ところで、近年のインテリジェント化の流
れの中で、スイッチング電源装置の2次側、1次側間で
受け渡す情報は誤差信号、過電流出力・過電圧出力の警
報情報などと数多く有り、またその情報量は増加する蓋
然性が高い。しかし、従来の方法では、情報を1つ増や
すたびに新たにフォトカプラが必要となり、コスト、消
費電力の点から好ましくない。また、制御回路23の出
力の分解能を向上しようとすると、トランスや平滑回路
の実効周波数を下げてしまうことがあるという問題点が
あった。
【0010】本発明の目的は、スイッチング電源装置の
2次側、1次側間で受け渡す情報量が増加してもフォト
カプラ等の絶縁素子を増設することなく伝送できるとと
もに、トランスや平滑回路の実効周波数を下げることな
くスイッチング素子をオンオフする制御回路の出力分解
能を向上させることができるスイッチング電源装置を提
供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
る本発明は、トランスの一次巻線に印加される電圧をス
イッチング素子によりオンオフし、このトランスの二次
巻線に誘起されるスイッチング電流を整流平滑化して負
荷側に直流電圧を供給するDC変換回路と、このDC変
換回路の出力電圧に関する信号をディジタル化するA/
D変換器と、このA/D変換器の出力信号を含むビット
列信号をシリアルなパルス列信号へ変換するパラレル−
シリアル変換器と、このパルス列信号を絶縁して1次巻
線側へ伝える絶縁手段と、この絶縁手段を介して導入し
たパルス列信号をパラレル信号に復調するシリアル−パ
ラレル変換器と、このシリアル−パラレル変換器で受信
したDC変換回路の出力電圧と予め定められた設定値と
を比較して制御演算を行い、制御出力を発生するディジ
タル演算器と、このディジタル演算器の制御出力を入力
してビット列信号を出力し、この出力信号により前記ス
イッチング素子をオンオフして出力電圧を安定化するデ
ィジタル変調器とを有するコントロール回路とを具備
前記ディジタル変調器は、サンプリングの基準時を
定めるクロック信号が与えられる毎に、後述する積分器
の出力と所定の基準レベルとを比較するコンパレータ
と、このコンパレータ出力信号に応じて二値信号を出力
するスイッチ回路と、前記制御出力とスイッチ回路の出
力信号の和をとる加減算器と、この加減算器の出力を前
記クロック信号毎に積分して、積分信号を前記コンパレ
ータにフィードバックする積分器とを有し、前記コンパ
レータの出力信号を前記スイッチング素子のオンオフ信
号として出力し、且つ当該出力信号の平均値が前記制御
出力と比例することを特徴とするスイッチング電源装置
である。
【0012】
【作用】A/D変換器は、DC変換回路の出力電圧を所
定のビット数のディジタル信号に変換する。パラレル−
シリアル変換器は、このディジタル信号の内容を、例え
ばビット配列順にシリアルなパルス列信号へ変換して送
信する。従って、この信号を絶縁して2次側から1次側
へ伝送するフォトカプラ等の絶縁素子は、1個で足り
る。ディジタル演算器は、シリアル−パラレル変換器で
受信したDC変換回路の出力電圧と予め定められた設定
値とを比較して制御演算を行い、制御出力を発生する。
ディジタル変調器は、ディジタル演算器の制御出力を入
力してビット列信号を出力し、この出力信号によりスイ
ッチング素子をオンオフして出力電圧を安定化する。コ
ントロール回路のビット幅nを変えると、コントロール
回路の出力は任意の分解能に設定される。
【0013】
【実施例】<<第1、第2実施例>>図2は本発明の一
実施例を示す構成ブロック図である。図において、DC
変換回路10は図1の装置と同一なので、説明を省略す
る。コントロール回路30は、フィードバック制御を行
い、DC変換回路10の直流出力電圧Voを安定化する
ものである。より具体的に説明すると、コントロール回
路30は、スイッチ素子Q1のオンの期間TONとオフの
期間TOFFの割合、即ちデューティー比TON/(TON
OFF)の割合を制御することで、直流出力電圧Voを
設定された値の電圧にしている。このようなコントロー
ル回路30は、出力電圧安定化用のフィードバック演算
器31と、過大出力保護を行う過大出力検出器45とW
DT、ディジタル化を行うADCと、ディジタル処理で
の絶縁を行うS/P変換器37、フォトカプラ53、P
/S変換器51を主たる構成要素としている。
【0014】フィードバック演算器31は、レジスタ3
5を介してディジタル信号を導入するとともに出力設定
値データDAも導入している。このディジタル信号は、
直流出力電圧Voの値を示すデータDBと、過大出力検
出の有無を示すフラグデータDFより構成される複数ビ
ットの信号である。そして直流出力電圧Voの値を示す
データDBに基づいて直流出力電圧Voが、データDA
設定された値と等しくなるようにスイッチ素子Q1のオ
ンの期間TONと、オフの期間TOFFの割合を演算し、そ
の結果得られたパルス幅信号を出力する。
【0015】図3はフィードバック演算器31から出力
されるパルス幅信号の波形図で、(A)は直流出力電圧
Vo=6V、(B)は4V、(C)は2.5V、(D)は0
Vの場合を表している。、出力電圧Vo=0となる。一
般に直流出力電圧Voが高いほどスイッチ素子Q1のオ
ン期間TONの割合は大きくなる。
【0016】再び図2に戻り、フィードバック演算器3
1の説明を続ける。フィードバック演算器31は過大出
力の保護のため、導入したディジタル信号の内、過大出
力を示すフラグデータDFがアクティブ、例えば”1”
になると、直流出力電圧Voの値を示すデータDBの内
容に係わらず、強制的にスイッチ素子Q1をオフとする
信号をドライバ33に出力する。
【0017】ドライバ33は、フィードバック演算器3
1から加えられたパルス幅信号を増幅してスイッチ素子
Q1に加え、これをオン/オフ駆動するものである。な
お、WDT 43から、異常があった旨の信号を受ける
と、フィードバック演算器31からの信号に係わらず、
強制的にスイッチ素子Q1をオフとする。
【0018】レジスタ35は、シリアル/パラレル変換
器37の内容を比較器41から加えられた信号のタイミン
グで定期的に取り込み、これをフィードバック演算器3
1に転送するものである。
【0019】シリアル/パラレル変換器(以下、単にS
/P変換器と記す)37は、記憶素子G1〜G7を備え
ている。そしてフォトカプラ53から時系列的に加えら
れるシリアルなパルス列信号の1と0の状態を順にG1
〜G7へ取り込む。そして例えば、G1〜G5の内容を
並列信号としてレジスタ35へ加えているので、導入し
たシリアルな信号S1をパラレルな信号へ変換できる。
なお、G6とG7のデータは、ブロック・チェック・コ
ード(BCC)と呼ばれるもので、比較器41に送られ
て、データ伝送の正当性を検証するのに用いる。
【0020】BCC算出部39は、S/P変換器37か
らスイッチ素子Q1を駆動するためのデータを入力し、
このデータにパリティ演算やCRC(Cyclic redundanc
y code)演算を施して、データ伝送が正確に行われたか
検証しうる状態にしている。ここでは、記憶素子G1〜
G5のデータ、即ち直流出力電圧Voの値を示すデータ
Bと、過大出力検出の有無を示すフラグデータDFがB
CC算出部39に取り込まれている。
【0021】比較器41は、1次側の回路素子であるB
CC算出部39から導入した演算値と、S/P変換器3
7のG6とG7を介して導入した2次側の回路素子であ
るBCC算出部49における演算値を比較し、その結
果、得られた信号をレジスタ35とWDT 43に加え
る。ここで、BCC算出部39,49の演算値が等しけ
れば、2次側から1次側への送信にミスが無かったこと
を意味し、等しくなければ、送信ミスがあったことを意
味する。
【0022】ウォッチドッグタイマ(以下、単にWDT
と記す)43は、一定な時間内毎に正常を意味する信号
が加えられないと、異常があったとして、警報信号を出
力するものである。ここでは、この警報信号をドライバ
33に加えている。
【0023】過大出力検出器45は、出力端子11にお
ける直流出力電圧Voと出力電流Ioの大きさを監視する
ものである。そして、設定した値より大きな過大電圧、
及び又は設定した値より大きな過大電流が検出される
と、その旨を示すフラグデータDFを出力するものであ
る。このフラグデータDFは、ここでは、2ビットの信
号b4,b5で形成されており、例えば、通常は”0”
であるが、過大電圧が発生した場合、フラグ信号b4
を”1”とし、過大電流が発生した場合、フラグ信号b
5を”1”とする。なお1次側へ伝送する他の情報があ
れば、このビット数を増設すればよい。
【0024】AD変換器47は、直流出力電圧Voの値
をディジタル値に変換するもので、ここでは変換ビット
数を3ビット(b1,b2,b3)として説明する。この
AD変換器47が出力するデータDBは、直流出力電圧
Voの値を示すデータになっている。尚、この変換ビッ
ト数を定めるには後述の(3)式によるのが好ましい。
【0025】BCC算出部49は、既述したBCC算出
部39と同様な動作を行うものである。即ち、AD変換
器47から直流出力電圧Voの値を示すデータDBを導
入するとともに、過大出力検出器45から過大出力の有
無を示すフラグデータDFを導入し、この5ビット(b
1〜b5)のデータにパリティ演算等を施して、BCC
信号を出力する。ここでは、BCC算出部39,49の
出力を2ビットの信号で表したが、要するにデータ伝送
の正当性を検証できるビット数であればよい。
【0026】パラレル/シリアル変換器(以下、単にP
/S変換器と記す)51は、記憶素子G1〜G7を備え
ている。そしてAD変換器47から直流出力電圧Voの
値を示すデータDBと、過大出力検出器45から過大出
力の有無を示すフラグデータDFと、BCC算出部49
からBCC信号を導入し、それぞれ記憶素子G1〜G7
に一旦記憶する。そして加えられたクロック信号のタイ
ミングにしたがって、記憶素子G1〜G7の内容を順に
押し出すように出力する。P/S変換器51は、押し出
されたデータに対応させて出力信号S1のレベルを変化
させる。例えば、押し出されたデータが、”1”であれ
ば、例えば、信号S1=highレベルとし、”0”であれ
ば、信号S1=lowレベルとする。このようにして、記
憶素子G1〜G7に一旦格納されたパラレルのデータ
は、P/S変換器51にて、シリアルなパルス列信号S
1へ変換される。
【0027】絶縁素子53は、例えばフォトカプラやト
ランスで構成される。この絶縁素子53は、2次側回路
から信号を絶縁して1次側回路へ伝送するもので、P/
S変換器51とS/P変換器37との間に設けられてい
る。この実施例では、2次側から1次側へ伝送する情報
が増加しても、このフォトカプラ53を増設する必要が
ない。
【0028】このように構成された装置の動作を次に説
明する。図2において、スイッチング電源装置の出力端
子11,13から出力する直流出力電圧Voの値は、フ
ィードバック演算器31に加えられる出力設定の信号D
Aにより定められる。
【0029】今、出力設定値DAとして、例えば6Vを意
味するDA=D6V(ディジタル値…110)が設定され
ているとする。スイッチ素子Q1は、フィードバック演
算器31から出力されるパルス幅信号によりオン/オフ
される。その結果、トランス3の2次巻線7に電圧が誘
起され、その誘起電圧は、整流平滑回路9により直流出
力電圧Voとされる。そしてこの際の直流出力電圧Vo
=5Vであると仮定する。この直流出力電圧Voの値は、
AD変換器47にてAD変換され、5Vを表すディジタル
データDB(例えば、101)として出力される。この
ディジタルデータDBは、図1では例えば3ビットの信
号(b1=1,b2=0,b3=1)で表現している。
その結果、P/S変換器51の記憶素子G1には1、G2
には0、G3には1が格納される。
【0030】また、この際、出力端子11,13におい
て、何等過大な電圧・電流が発生していないと仮定する
と、過大出力検出器45のフラグデータDFは、過大電
圧なしを意味するフラグ信号b4=0と、過大電流なし
を意味するフラグ信号b5=0を出力する。その結果、
P/S変換器51の記憶素子G4には0、G5にも0が
格納される。
【0031】BCC算出部49は、トランス3の1次側
に接続されたBCC算出部39とペアで使用される。そ
して、この2つのBCC算出部で算出されたBCC値
(ブロックチェックコード値)を比較器41で突き合わ
せることにより、送信されたデータがトランス3の2次
側から1次側へ正確に送信されたか否かをチェックする
ことができる。BCC算出部49の行う演算を具体例を
用いて説明する。BCC算出部49は、パリティ演算等
を行う関数f(b1,b2,b3,b4,b5)の演算機能
を有しており、これにAD変換器47と過大出力検出器
45から導入したb1〜b5のデータ値を代入すること
で、所定のBCC値を得る。ここでは、b1=1,b2
=0,b3=1,b4=0,b5=0を関数fに代入し
て演算した結果、次のBCC値が得られたとする。 f(b1,b2,b3,b4,b5)=01 (1) このBCC値は、b1,b2,b3,b4,b5の各データ
によって決まる値で、このBCC値は、P/S変換器5
1の記憶素子G6とG7に格納される。
【0032】図4はP/S変換器51の記憶データと伝
送波形図を表したものである。上述したようにDB=1
01,DF=00,BCC値=01であるから、P/S
変換器51の各記憶素子G1〜G7には、図示するよう
な(1010001)のデータが格納されることにな
る。そしてP/S変換器51には、クロック信号が加え
られ、このクロック信号が加えられる度に記憶素子G1
〜G7の内容が順に押し出される如く出力される。例え
ば、時刻T1にクロック信号が加えられると、記憶素子
G1の内容である”1”が出力されるので、P/S変換
器51の出力信号S1は、highレベルの信号となる。時
刻T2になると記憶素子G2の内容である”0”が押し出
されるので、信号S1は、lowレベルの信号となる。以
下同様に、時刻T3,T4,T5,…にてクロック信号が
P/S変換器51へ加えられる度に、記憶素子G3,G
4,G5,…の内容が順に出力されるので、信号S1
は、図示するようなシリアルなパルス列信号になる。つ
まり、記憶素子G1〜G7に一旦格納されたパラレルの
データは、P/S変換器51にてシリアルな信号へ変換
される。
【0033】図5はP/S変換器51の通信フレーム形
成を説明する要部構成図である。通信フレームを形成す
るに当たり、先頭には2ビットのフレームヘッダH1
2が付され、末尾には2ビットのフレームフッタF1
2が前述のP/S変換器51の各記憶素子G1〜G7
に付されている。
【0034】図6はS/P変換器37の通信フレーム抽
出を説明する要部構成図である。このS/P変換器37
は、フォトカプラ53から導入したパルス列信号S1の
内容を、導入順に記憶素子G7→G6→G5→…→G1
へと、あたかもシフトレジスタの如く転送する。例え
ば、図4に示す時刻T1にてS/P変換器37に加えら
れた”1”の信号は、その後T2,T3,…のクロック信
号にてS/P変換器37の記憶素子G6→G5→…と転
送され、時刻T7には記憶素子G1に格納される。即
ち、S/P変換器37のG1〜G7には、2次側のP/
S変換器51と同じビット内容のパラレル信号(即ち、
1010001)が転送されたことになる。
【0035】ここでは通信フレームが形成されているの
で、先頭には2ビットのフレームヘッダH1、H2が付さ
れ、末尾には2ビットのフレームフッタF1、F2が付さ
れている。フレーム検出器55はS/P変換器37のフ
レームヘッダに対応するビットと、通信の規則で予め定
められているフレームヘッダH1、H2となるべき基準信
号H1、H2を論理素子GH1,GH2に与えている。ここで
は、論理素子GH1,G H2は排他的論理和の演算結果に否
定演算を行うもので、Exclusive NORと呼ばれてい
る。フレーム検出器57はS/P変換器37のフレーム
フッタに対応するビットと、通信の規則で予め定められ
ているフレームフッタF1、F2となるべき基準信号
1、F2を論理素子GF1,GF2に与えている。論理素子
F1,GF2はExclusive NORになっている。
【0036】比較回路41の論理積素子G41にフレーム
検出器55とフレーム検出器57の出力が与えられて、
通信フレームの認識が行われている。次に、BCC算出
部39は、既述したBCC算出部49と同じ関数f(b
1,b2,b3,b4,b5)の演算機能を有しており、こ
れにS/P変換器37から導入したG1〜G5のデータ
値を代入する。ここで2次側から1次側への情報の転送
にミスがなければ、BCC算出部39は、2次側のBC
C算出部49と同じBCC値となる。ここでは、論理素
子GG6,GG7はBCC算出部39の演算したBCC値
(b6,b7)と、S/P変換器37に格納されたBC
C算出部49の演算したBCC値(G6,G7)を比較
して、同一性を検証している。
【0037】比較器41の論理積素子G41に、論理素子
G6,GG7のExclusive NOR演算結果が入力され、
両者とも同一であれば通信は正常に行われたことになる
ので、ワンショット回路U41でパルス信号を発生させて
レジスタ35とWDT 43へ加える。レジスタ35
は、この比較器41からの信号を受けて、S/P変換器
37のG1〜G5のデータをフィードバック演算器31
へ加える。比較器41で通信の正常性を確認できない場
合は、WDT 43がタイムアップして異常発生を知ら
せる。
【0038】このようにして、直流出力電圧Voの値を
示すデータDB=101(5V)がフィードバック演算器
31に帰還される。他方、出力設定値DA=110(6
V)であるから、フィードバック演算器31は、例えば
次のような誤差電圧を求める演算を行う。 △D=DA−DB (2) そして、この△Dが0となるような、スイッチ素子Q1
のオン期間TONと、オフ期間TOFFの割合をPID演算
し、その結果得られたパルス幅信号をドライバ33へ加
える。この場合、実際の直流出力電圧Vo(=5V)の値
がまだ、設定値(6V)より低いので、現在のTONの割合
より、更にTONの割合を増加させたパルス幅信号を出力
することになる。そして、出力電圧安定化用の帰還ルー
プと、フィードバック演算器31の制御により、ついに
はレジスタ35を介して帰還された直流出力電圧Voの
値を示すデータDB=110(6V)となる。つまり、直
流出力電圧Voと出力設定値DA=110(6V)とが一
致し、制御系は安定する。
【0039】ここで何等かの原因で出力端子11におけ
る直流出力電圧Voまたは出力電流Ioが異常に上昇し、
過大出力検出器45が備える上限電圧値・電流値を越え
ると、過大出力検出器45は、フラグデータDFのどち
らか一方又は両方に”1”を立てる。このフラグデータ
Fは、既述した経路を通ってフィードバック演算器3
1に加えられる。フィードバック演算器31は、このフ
ラグデータDFのどちらか一方又は両方に”1”が立つ
と、過大出力があったことを認識し、直ちにスイッチ素
子Q1をオフする信号を出力する。その結果、スイッチ
ング電源装置の直流出力電圧Voは、0Vに向かい、負荷
25の損壊を防ぐことができる。
【0040】また、フォトカプラ53を介して2次側回
路のP/S変換器51から送信したデータ(情報)が、
何等かの原因で受信側のS/P変換器37へ正確に転送
されなかった場合、送信側のBCC算出部49のBCC
値と、受信側のBCC算出部39のBCC値とは相違す
る。比較器41は、これを検出し、送信が正常である旨
を示す信号の出力をストップする。その結果、WDT
43は、送信が正常である旨を示す信号が加えられない
ので、ドライバ33に警報信号を出力し、スイッチ素子
Q1を強制的にオフとする。これにより、送信ミスがあ
ったデータに基づいてスイッチング電源を制御した場合
に、直流出力電圧Voが異常値になるという事態を防止
している。
【0041】図7は本発明の第2実施例の構成図であ
る。図2との相違は、誤差アンプ59とフィードバック
演算器61にある。誤差アンプ59は、直流出力電圧V
oを出力設定電圧Vrefと比較して、誤差電圧を取り出
す。AD変換器47は、この誤差アンプ47の出力する
誤差電圧をディジタルデータDBへ変換し、P/S変換
器51、フォトカプラ53、S/P変換器37並びにレ
ジスタ35を介してフィードバック演算器61に加えら
れる。フィードバック演算器61では、実質的に誤差ア
ンプ59が同一の動作を行うので、フィードバック演算
器31で必要だった出力設定値DAが不要になってい
る。そして、フィードバック演算器61は、帰還された
ディジタルデータDBの値が、0となるようなパルス幅
信号を出力するように動作する。
【0042】<<第3、第4実施例>>次に、フィード
バック演算器31の具体的な内部構成を説明する。図8
はPWM制御装置にアナログ電圧を入力する従来形を用
いたものの構成ブロック図で、前述の図2の回路のうち
この説明に関連する主要部のみを示し他を省略してあ
る。ここではフィードバック演算器31が、演算回路6
3、D/A変換器65並びにパルス幅変調回路67によ
り構成されている。ディジタル信号を取り扱う回路は、
A/D変換器47、P/S変換器51、フォトカプラ5
3、S/P変換器37、演算回路63並びにD/A変換
器65である。ここでは、演算回路63に例えばμプロ
セッサ等を用いて、ディジタル演算処理を行っている。
そこで、A/D変換器47により出力電圧Voをディジ
タル化して送信し、演算回路63により出力電圧Voの
帰還信号と設定値DAとを比較してPID制御演算を行
わせ、この制御出力をD/A変換器65によりアナログ
化して出力信号をパルス幅変調回路67に送っている。
【0043】ところで、図8の回路でパルス幅変調回路
67にディジタル回路を採用できない理由を説明する。
図9はスイッチング制御信号の波形図である。一般にス
イッチング周波数が高くなると、トランスや平滑回路の
小型化が達成できるので、PWMのスイッチング基本周
波数は数百kHzになっている。他方PWMを用いて出
力電圧を高い精度で安定化するには高い時間分解能が必
要になる。例えば、スイッチング周波数を500kHz
とし、出力分解能を1%とすると、時間分解能としては
50MHz(20nS)相当の時間分解能がPWM制御
に必要になる。すると、PWM制御回路が高価になり、
電源のように安価に製造すべき製品の場合には事実上採
用できず、従来のアナログ回路を採用するしかなかっ
た。
【0044】しかし、PWM制御回路にアナログ回路を
採用すると、D/A変換器65を演算回路63とパルス
幅変調回路67との間に挿入する必要が生じて、部品コ
ストが増大すると共に、パルス幅変調回路67は元来デ
ィジタル信号を用いるから、D/A変換器65によりア
ナログ化することは徒らに信号処理を冗長にするという
課題があった。この実施例では、高い時間分解能を必要
とすることなく高い出力分解能の得られるディジタル処
理に適したパルス幅制御方式のスイッチング電源装置を
提供すること目的としている。
【0045】図10は本発明の第3実施例を示す構成ブ
ロック図である。尚、図10において前記図8と同一作
用をするものには同一符号を付して説明を省略する。図
において、コントロール回路30は、A/D変換器4
7、P/S変換器51、フォトカプラ53、S/P変換
器37、ディジタル演算器63並びにディジタル変調器
69を有している。A/D変換器47は、DC変換回路
10の出力電圧Voutをディジタル化するもので、ここ
ではnビットデータとしている。ここで、コントロール
回路30内部でのビット幅nは要求される出力分解能よ
り一義に定まるものである。例えば出力分解能を1%と
すると、次式よりnを7以上の自然数とすればよい。 1/2n<1/100 (3)
【0046】P/S変換器51、フォトカプラ53並び
にS/P変換器37では、このnビットデータに加え
て、図2の装置で説明した過大出力検出フラグ等のステ
ータス信号及び通信の正確性を検証するBCC信号、通
信フレームを形成するフレームヘッダとフレームフッタ
を付すとよい。ディジタル演算器63は、A/D変換器
47の出力するデータ(出力読み返し値)と予め定めら
れた設定値とを比較して、PID(比例・積分・微分)
制御演算やファジー制御演算を行ってnビットの制御出
力を出力する。ディジタル変調器69は、この制御出力
を入力して1ビットのビット列信号を出力し、スイッチ
ング素子Qをオンオフするもので、例えばΔΣ変換器が
用いられる。
【0047】図11はΔΣ変換器の一例を示す構成ブロ
ック図である。このようなΔΣ変換器は、例えば本出願
人の提案にかかる特願平4−76896号明細書に開示
されている。図において、コンパレータ691は外部よ
り与えられるクロック信号によりサンプリングの基準時
が定められ、このクロック毎に比較動作を行うもので、
プラス端子には積分器693の出力信号Cが印加され、
マイナス端子はコモンに接続されていて、出力端子Dか
ら1ビット列のスイッチング制御信号が出力される。ス
イッチ回路694はコンパレータ691の出力信号Dに
応じて二値信号Eを出力するもので、この二値は+FS
(1)と−FS(0)になっている。加減算器692
は、制御出力(A)をプラス端子に入力し、スイッチ回
路694の出力信号Dをマイナス端子に入力するもの
で、両者の和(Σ)をとって出力信号Bを積分器693
に送っている。積分器693は前回のクロック周期で得
た結果に今回のクロック周期で加減算器692から送ら
れた信号Cを加算している。
【0048】このようなΔΣ変換器の伝達関数は、入力
信号をX(z)、出力信号をY(z)で表したとき次式で与え
られる。 Y(z)=X(z)+(1−z-1)nQ(z) (4) ここで、Q(z)は非線形要素であるコンパレータ691
の特性を、信号の量子化により発生する雑音として導入
したものである。nは積分器692の次数で、1以上の
自然数になっている。
【0049】このように構成された装置の動作を次に説
明する。図12は上記図11の回路の動作説明図で、第
1欄はクロック周期t1〜t10、第2欄は信号Aである
出力設定値x、第3欄は信号Bで信号Aから直前の信号
Dを控除した値であり、第4欄は信号Cで信号Bに直前
の信号Cを加算したものであり、第5欄は信号Dで信号
Cの符号になっている。
【0050】まずクロック周期t1は最初の周期なの
で、制御出力(ここでは3/5)が信号Aとして加減算
器692に送られるので、信号Bは3/5となる。そし
て、これを積分器693で加算すると信号Cは3/5と
なる。これに対応してコンパレータ691の比較結果信
号Dは1となる。
【0051】次のクロック周期t2では、制御出力(こ
こでは3/5)が信号Aとして加減算器692に送ら
れ、加減算器692に帰還されたクロック周期t1の信
号Dと演算されて、信号Bは−2/5となる。そして、
これを積分器693で加算すると、従前の3/5に信号
Bが加算されて信号Cは1/5となる。これに対応して
コンパレータ691の比較結果信号Dは1となる。以
下、このような動作をクロック周期t3〜t5の間継続す
ると、5クロック周期での信号Dの平均値は制御出力値
に等しくなっている。クロック周期t6では、最初のク
ロック周期t1と同一の状態に戻る。
【0052】図13は図10の装置の動作を説明する波
形図で、(A)は出力分解能1/8で出力としてデュー
ティ比3/8を出力する場合を示し、(B)は図8の従
来装置の場合を比較のため設けている。図14は図10
の装置の動作を説明する他の波形図で、(A)は出力分
解能1/16で出力としてデューティ比7/16を出力
する場合を示し、(B)は図8の従来装置の場合を比較
のため設けている。
【0053】ディジタル変調器69にΔΣ変調方式を用
いると、分解能を2倍にしたにもかかわらず、変調器の
出力信号の周波数成文に大きな変化はなく、クロック信
号に応じたものになっている。言い換えると、制御部2
0のビット幅nを変えることで任意の出力分解能を、ト
ランスや出力平滑回路の実効周波数を下げることなく実
現できるという効果がある。此れに対して、PWM変調
器を採用した従来装置では、変調器出力は基本周期が8
から16に伸びたことで、周波数成分もほぼ1/2に低
下している。すると、トランスや出力平滑回路の実効周
波数を下げず、小型化の利益を享受するためには、同時
にPWM変調器の動作クロックを2倍にする必要があ
る。
【0054】図15は本発明の変形実施例を示す構成ブ
ロック図である。ここでは、ディジタル演算器63とデ
ィジタル変調器69の間に、P/S変換器51、フォト
カプラ53及びS/P変換器37を設けている。ここで
は、P/S変換器51は、ディジタル演算器63の出力
するnビットの制御出力をシリアルデータに変換すると
共に、適当な通信フレームを形成してシリアル送信す
る。S/P変換器37は送られたシリアルの通信フレー
ムを従前のnビット幅に復元してディジタル変調器69
に与えるものである。フォトカプラ53は、P/S変換
器51とS/P変換器37の間に設けられて、両者の電
気的絶縁を取りながら情報の伝達を行うもので、トラン
スでも差し支えない。
【0055】<<第5の実施例>>
【0056】次にこのようなスイッチング電源装置を、
工業用の制御装置に組み込む場合を説明する。図16は
従来の工業用の制御装置の構成図である。図において、
電源回路10はフィールド側全体へ給電している。ま
た、センサからの信号をディジタル化するA/D変換器
71と、これをアナログ通信回線用にアナログ化するD
/A変換器73を有しており、演算回路75にはμプロ
セッサを用いている。そして、μプロセッサの動作状態
を監視するため、WDT77を用いている。出力部25
は、電源装置10にとっては負荷になっており、フィー
ルド側に4−20mA等のいわゆる計装用信号を出力し
ている。
【0057】一般に、フィールドには、流量計や圧力計
等の検出端79が設置されていると共に、弁等の操作端
81が設けられている。システムには、各検出端79で
検出した信号を読みだし、或いは各操作端81の動作状
態を表示してプラント全体の運転状態を監視する中央制
御装置83が設けられている。制御装置はフィールドと
システムの間に介在するもので、システム側からの具体
的な命令に従って担当するフィールド機器を制御してい
る。このような用途では石油等の危険物を取り扱う関係
で、信号線には絶縁が施されている。
【0058】ところで、制御装置では故障発生時や通電
開始時における外部に対する影響を最小限に抑える、い
わゆるフェールセーフ設計を採用する必要がある。具体
的には、通電時の内部不確定状態でのマスク機能、制御
機器を構成する電子回路のどこで故障が発生しても出力
に接続されたフィールド機器79,81に異常な制御出
力を行わず、またシステム側のバスを閉塞せず故障を局
所化すること、並びにフィールド機器79,81の故障
がシステム全体へ損傷を与えないこと等がある。
【0059】そこで、図16の装置ではWDT等により
μプロセッサの異常検出を行い、異常検出をしたときは
μプロセッサと制御出力やシステムとの接続を遮断す
る。また通電時の内部の不確定状態をフィールドやシス
テムに出さないため、トランジェント特性を重視した設
計を行う。またフィールド機器側とシステム側の間は絶
縁機能を持たせることで、フィールド機器のリーク故障
等のシステム全体への波及を防止している。
【0060】しかし、出力部25の内部に設けられた制
御出力を担当する出力段トランジスタの故障検出を出力
電圧を監視して行う場合には、トランジスタが導通状態
で故障してしまうと、出力の遮断を行うことが出来なく
なるという課題があった。またトランジェント特性を重
視した設計は、各論理素子の論理状態を把握する必要が
あるため、煩雑になるという課題があった。第5の実施
例では、本発明にかかるディジタル帰還信号を用いた電
源により、制御部25が故障しても確実に出力の遮断を
行うと共に、トランジェント特性に対する設計が簡易に
行える制御装置に対する設計例を取り上げる。
【0061】以下図面を用いて、本発明の第5の実施例
を説明する。図17は本発明の一実施例を示す構成ブロ
ック図、図18は監視部87の詳細を説明する構成ブロ
ック図である。図において、出力部25はフィールド側
に電圧信号若しくは電流信号を出力するもので、4〜2
0mAや1〜5V等のアナログ計装信号が用いられてい
る。電源回路10は出力部25に動作用電力を供給する
もので、電源動作指令フラグ873からの信号によりオ
ンオフされる。内部電源10Aは演算回路75等に給電
するもので、電源動作指令フラグ873によらず給電し
て、制御装置自体の動作を継続可能にしている。ここで
は、電源回路10と内部電源10Aに、前述の図2の電
源装置を用いると、電源動作指令フラグ873との結合
が容易に行える。
【0062】演算回路75は一般的なμプロセッサとR
OM、RAM等を有するものである。A/D変換器71
は、出力部25の出力信号をディジタル信号に変換して
演算回路に入力する。D/A変換器73は、演算回路7
5の出力指令値をアナログ信号に変換して出力部25に
送る。演算回路75では、この出力指令値をシステム側
から送られた指令値若しくは予め定められた制御規範
(プログラム)に従って算出している。出力正常フラグ
751は、出力設定値と出力部25の出力信号とが一致
しているか表示するもので、これにより出力部25のト
ランジスタの故障やフィールド機器の短絡故障等を検出
している。演算正常フラグ752は、予め定められた自
己診断用の演算を行って演算回路75自体が正常に演算
を行っているかの判断結果を表示し、これにより演算回
路75自体の故障を検知する。ステータス通信部753
は、出力正常フラグ751と演算正常フラグ752のデ
ータを含む通信フレームを送信するもので、併せてエラ
ーチェックコードをふすことで相手側に通信フレームが
正確に送られたか検証する機会を与えている。また、こ
のステータス通信部753は定周期で動作を行い、随時
故障を発見する態勢にある。
【0063】監視部87は、演算回路75からのステー
タス通信に基づいて制御装置全体に故障がないか識別
し、故障が発生したときはその影響を局所化する対策を
とる。レジスタ871は、ステータス通信部753から
のステータス通信により送信されたデータを格納する。
判別器872は、レジスタ871に格納される通信フレ
ームに過誤があるか検証するもので、具体的にはエラー
チェックコードにより行う。電源動作指令フラグ873
は、判別器872が通信フレームの正当性を認めると共
に送信された出力正常フラグ751と演算正常フラグ7
52のデータがいずれも正常を表示しているとき電源回
路10の出力部25に対する給電を許可する。インター
フェイス(I/F)接続フラグ874は、判別器872
が通信フレームの正当性を認めると共に送信された演算
正常フラグ752のデータが正常を表示しているときセ
ットされる。ウォッチドッグタイマ875は、判別器8
72が通信フレームの正当性を認めるときリセット動作
を行うと共に、所定時間以上リセット動作が行われない
ときは電源動作指令フラグ873並びにインターフェイ
ス接続フラグ874をリセットする。
【0064】システムインターフェイス部85は、演算
部75とシステムとを接続するもので、システム側で使
用されるものがシリアルバス、パラレルバス等のディジ
タル信号や4〜20mAや1〜5V等のアナログ計装信
号かに応じて定められる。システムインターフェイス部
85は、インターフェイス接続フラグ874がセットさ
れていることを停止条件として、演算部75からシステ
ム側への通信要求を認可している。尚、電源回路10と
内部電源10Aはフィールド側とシステム側を絶縁する
機能を有している。
【0065】このように構成された装置の動作を次に説
明する。図19は、正常時の動作を説明する波形図で、
(A)はアナログ計装信号の出力信号、(B)は出力部
25に対する電源回路10からの給電、(C)は演算回
路75、(D)はステータス通信の内容で出力正常フラ
グD1と演算正常フラグD2を含んでいる。(E)はシ
ステム通信、(F)は電源動作指令フラグ873、
(G)はインターフェイス接続フラグ874、(H)は
監視部87、(I)は内部電源10A、(J)は電源回
路10、(K)はシステムインターフェイス部85、
(L)はシステムバスを表している。
【0066】まず制御装置が通電状態になると、内部電
源10AによりA/D変換器71、D/A変換器73並
びに演算回路75に給電が開始されるので、演算回路7
5では自己診断動作を開始する。この間、監視部87は
電源回路10とシステムインターフェイス部85の動作
を電源動作指令フラグ873とインターフェイス接続フ
ラグを用いて停止している。従って、フィールド側とシ
ステム側に不要な外乱は生じない。尚、システム通信で
のジャムとは、演算回路75の自己診断動作中はシステ
ム側からのアクセスも抑止されることを表している。
【0067】演算回路75は自己診断動作の結果を演算
正常フラグ752に記録すると共に、ステータス通信部
753を起動して監視部87に送る。監視部87はステ
ータス通信を受信して、判別部872の診断結果並びに
出力正常フラグ751と演算正常フラグ752の内容を
参酌して、電源動作指令フラグ873とインターフェイ
ス接続フラグ874をセットする。これに応動して電源
回路10が給電を開始して出力部25からのフィールド
に対する出力が開始され、またシステムインターフェイ
ス部85の動作が開始してシステム側とのデータや命令
の授受が行われる。このような演算回路75の自己診断
は定期に行われ、その度にこの動作を継続する。
【0068】図20は通電時に出力部25の異常が検出
された場合の動作を説明する波形図で、(A)〜(L)
は図19と同一の項目になっている。自己診断動作の開
始までは図19と同一であるが、出力正常フラグ751
は異常状態を表示している。そこで、監視部87はステ
ータス通信を受信して、判別部872の診断結果並びに
出力正常フラグ751と演算正常フラグ752の内容を
参酌して、電源動作指令フラグ873をリセット状態を
維持し、インターフェイス接続フラグ874はセットす
る。これに応動して電源回路10は停止状態のままで、
出力部25からのフィールドに対する出力は行われな
い。他方、システムインターフェイス部85の動作が開
始してシステム側に出力部25の異常を通知する。
【0069】図21は通電時に演算回路75の演算機能
に異常を検知した場合の波形図で、(A)〜(L)は図
19と同一の項目になっている。なお、正常なステータ
ス通信やシステム通信が行えない状態のときも同様な動
作を行うことになる。まず、自己診断動作の開始までは
図19と同一であるが、演算正常フラグ752は異常状
態を表示している。そこで、監視部87はステータス通
信を受信して、判別部872の診断結果並びに出力正常
フラグ751と演算正常フラグ752の内容を参酌し
て、電源動作指令フラグ873とインターフェイス接続
フラグ874をリセット状態に維持する。これに応動し
て電源回路10は停止状態のままで、出力部25からの
フィールドに対する出力は行われず、またシステムイン
ターフェイス部85も遮断状態のままでシステム側との
通信はできない。演算回路75は自己診断動作を継続し
て、異常を検出しなくなるまでこの状態を継続すること
で、フィールド側とシステム側に不要な外乱が生じるこ
とを防止している。
【0070】以上説明したように本発明によれば、パラ
レル−シリアル変換器、フォトカプラ及びシリアル−パ
ラレル変換器を用いて信号を伝送しているので、2次側
と1次側の間で受け渡す情報量が増加しても、1個のフ
ォトカプラ(絶縁素子)で絶縁を取りながら送信するこ
とができ、フォトカプラを増設する必要がなく、スイッ
チング電源の部品コストが低下すると共に、実装するた
めの設計が容易にできるという効果がある。 これに加え
て、コントロール回路にディジタル変調器を設けたた
め、コントロール回路に高い出力分解能を必要とする場
合にもコントロール回路のビット幅nを変えるだけで任
意の出力分解能にすることができる。これによって、ト
ランスや平滑回路の実効周波数を下げることなくコント
ロール回路の出力分解能を向上させることができる。ま
た、ディジタル演算器の制御出力を従来必要であったD
/A変換器を介在させることなくディジタル変調器に伝
送することができ、安価で簡単な構成の電源が得られる
という効果もある
【0071】
【0072】
【0073】
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のスイッチング電源装置を説明する回路図
である。
【図2】本発明の一実施例を示す構成ブロック図であ
る。
【図3】フィードバック演算器31から出力されるパル
ス幅信号の波形図である。
【図4】P/S変換器51の記憶データと伝送波形図を
表したものである。
【図5】P/S変換器51の通信フレーム形成を説明す
る要部構成図である。
【図6】S/P変換器37の通信フレーム抽出を説明す
る要部構成図である。
【図7】本発明の第2実施例の構成図である。
【図8】PWM制御装置にアナログ電圧を入力する従来
形を用いたものの構成ブロック図である。
【図9】スイッチング制御信号の波形図である。
【図10】本発明の第3実施例を示す構成ブロック図で
ある。
【図11】ΔΣ変換器の一例を示す構成ブロック図であ
る。
【図12】図11の回路の動作説明図である。
【図13】図10の装置の動作を説明する波形図であ
る。
【図14】図10の装置の動作を説明する他の波形図で
ある。
【図15】本発明の第4実施例を示す構成ブロック図で
ある。
【図16】従来の工業用の制御装置の構成図である。
【図17】本発明の第5の実施例を示す構成ブロック図
である。
【図18】監視部87の詳細を説明する構成ブロック図
である。
【図19】正常時の動作を説明する波形図である。
【図20】通電時に出力部25の異常が検出された場合
の動作を説明する波形図である。
【図21】通電時に演算回路75の演算機能に異常を検
知した場合の波形図である。
【符号の説明】
3 トランス 30 コントロール回路 31 フィードバック演算器 35 レジスタ 37 S/P変換器 45 過大出力検出器 47 AD変換器 51 P/S変換器 53 フォトカプラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−167632(JP,A) 特開 平2−266866(JP,A) 特開 平5−219733(JP,A) 実開 平3−111180(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02M 3/28 H02M 1/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トランスの一次巻線に印加される電圧をス
    イッチング素子によりオンオフし、このトランスの二次
    巻線に誘起されるスイッチング電流を整流平滑化して負
    荷側に直流電圧を供給するDC変換回路と、 このDC変換回路の出力電圧に関する信号をディジタル
    化するA/D変換器と、 このA/D変換器の出力信号を含むビット列信号をシリ
    アルなパルス列信号へ変換するパラレル−シリアル変換
    器と、 このパルス列信号を絶縁して1次巻線側へ伝える絶縁手
    段と、 この絶縁手段を介して導入したパルス列信号をパラレル
    信号に復調するシリアル−パラレル変換器と、 このシリアル−パラレル変換器で受信したDC変換回路
    の出力電圧と予め定められた設定値とを比較して制御演
    算を行い、制御出力を発生するディジタル演算器と、こ
    のディジタル演算器の制御出力を入力してビット列信号
    を出力し、この出力信号により前記スイッチング素子を
    オンオフして出力電圧を安定化するディジタル変調器と
    を有するコントロール回路とを具備し前記ディジタル変調器は、サンプリングの基準時を定め
    るクロック信号が与えられる毎に、後述する積分器の出
    力と所定の基準レベルとを比較するコンパレータと、こ
    のコンパレータ出力信号に応じて二値信号を出力するス
    イッチ回路と、前記制御出力とスイッチ回路の出力信号
    の和をとる加減算器と、この加減算器の出力を前記クロ
    ック信号毎に積分して、積分信号を前記コンパレータに
    フィードバックする積分器とを有し、前記コンパレータ
    の出力信号を前記スイッチング素子のオンオフ信号とし
    て出力し、且つ当該出力信号の平均値が前記制御出力と
    比例することを特徴とするスイッチング電源装置。
JP03182693A 1993-02-22 1993-02-22 スイッチング電源装置 Expired - Fee Related JP3191275B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03182693A JP3191275B2 (ja) 1993-02-22 1993-02-22 スイッチング電源装置
US08/047,226 US5349523A (en) 1993-02-22 1993-04-14 Switching power supply

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03182693A JP3191275B2 (ja) 1993-02-22 1993-02-22 スイッチング電源装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06245505A JPH06245505A (ja) 1994-09-02
JP3191275B2 true JP3191275B2 (ja) 2001-07-23

Family

ID=12341888

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP03182693A Expired - Fee Related JP3191275B2 (ja) 1993-02-22 1993-02-22 スイッチング電源装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5349523A (ja)
JP (1) JP3191275B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102099981A (zh) * 2008-03-10 2011-06-15 泰克蒂姆有限公司 环境友好型电源

Families Citing this family (73)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3110208B2 (ja) * 1993-05-17 2000-11-20 群馬日本電気株式会社 パーソナルコンピュータの電源装置
DE69413812T2 (de) * 1994-07-01 1999-06-10 Cons Ric Microelettronica Auf Fuzzylogik beruhendes Steuerungs-Verfahren für Stromversorgungen und Gerät zur dessen Durchführung
US5909106A (en) * 1994-11-06 1999-06-01 U.S. Philips Corporation Control signal for a voltage generator for an LCD screen control circuit
US5677618A (en) * 1996-02-26 1997-10-14 The Boeing Company DC-to-DC switching power supply utilizing a delta-sigma converter in a closed loop controller
EP0901215A4 (en) * 1996-06-24 2000-01-05 Tdk Corp SWITCHING POWER SUPPLY
DE19649304A1 (de) * 1996-11-28 1998-06-04 Alsthom Cge Alcatel Schaltanordnung zur potentialgetrennten Spannungs- und/oder Strommessung
US5822200A (en) * 1997-04-21 1998-10-13 Nt International, Inc. Low level, high efficiency DC/DC converter
JP3744680B2 (ja) * 1998-03-31 2006-02-15 富士通株式会社 電源装置、および電源回路の制御方法
EP1160964A3 (en) * 2000-06-01 2004-05-06 Sony Corporation Power supplying apparatus and methods
JP2003033011A (ja) * 2001-05-10 2003-01-31 Fiderikkusu:Kk スイッチング電源装置
US7023717B2 (en) * 2001-05-10 2006-04-04 Fidelix Y.K. Switching power supply apparatus
DE10147490A1 (de) * 2001-09-26 2003-04-17 Siemens Ag Verfahren zum Überwachen einer Automatisierungsanlage
JP3980380B2 (ja) * 2002-03-05 2007-09-26 富士通株式会社 電源変動抑制装置及び半導体装置
DE10212131A1 (de) * 2002-03-19 2003-10-02 Siemens Ag Verfahren zum Überwachen einer Automatisierungsanlage
SE0201432D0 (sv) * 2002-04-29 2002-05-13 Emerson Energy Systems Ab A Power supply system and apparatus
US7394445B2 (en) 2002-11-12 2008-07-01 Power-One, Inc. Digital power manager for controlling and monitoring an array of point-of-load regulators
US6949916B2 (en) 2002-11-12 2005-09-27 Power-One Limited System and method for controlling a point-of-load regulator
US7049798B2 (en) * 2002-11-13 2006-05-23 Power-One, Inc. System and method for communicating with a voltage regulator
US7456617B2 (en) 2002-11-13 2008-11-25 Power-One, Inc. System for controlling and monitoring an array of point-of-load regulators by a host
US6801146B2 (en) * 2002-11-14 2004-10-05 Fyre Storm, Inc. Sample and hold circuit including a multiplexer
US6833691B2 (en) 2002-11-19 2004-12-21 Power-One Limited System and method for providing digital pulse width modulation
KR100732353B1 (ko) * 2002-12-18 2007-06-27 페어차일드코리아반도체 주식회사 자동 버스트모드 동작을 갖는 스위칭 파워서플라이의제어모듈회로
US7737961B2 (en) 2002-12-21 2010-06-15 Power-One, Inc. Method and system for controlling and monitoring an array of point-of-load regulators
US7836322B2 (en) 2002-12-21 2010-11-16 Power-One, Inc. System for controlling an array of point-of-load regulators and auxiliary devices
US7673157B2 (en) 2002-12-21 2010-03-02 Power-One, Inc. Method and system for controlling a mixed array of point-of-load regulators through a bus translator
US7249267B2 (en) * 2002-12-21 2007-07-24 Power-One, Inc. Method and system for communicating filter compensation coefficients for a digital power control system
US7743266B2 (en) 2002-12-21 2010-06-22 Power-One, Inc. Method and system for optimizing filter compensation coefficients for a digital power control system
US7882372B2 (en) 2002-12-21 2011-02-01 Power-One, Inc. Method and system for controlling and monitoring an array of point-of-load regulators
US7266709B2 (en) 2002-12-21 2007-09-04 Power-One, Inc. Method and system for controlling an array of point-of-load regulators and auxiliary devices
US7373527B2 (en) 2002-12-23 2008-05-13 Power-One, Inc. System and method for interleaving point-of-load regulators
US6850046B2 (en) * 2003-02-10 2005-02-01 Power-One Limited Digital signal processor architecture optimized for controlling switched mode power supply
US7023190B2 (en) 2003-02-10 2006-04-04 Power-One, Inc. ADC transfer function providing improved dynamic regulation in a switched mode power supply
US7710092B2 (en) 2003-02-10 2010-05-04 Power-One, Inc. Self tracking ADC for digital power supply control systems
US6936999B2 (en) 2003-03-14 2005-08-30 Power-One Limited System and method for controlling output-timing parameters of power converters
US7080265B2 (en) 2003-03-14 2006-07-18 Power-One, Inc. Voltage set point control scheme
US7057907B2 (en) * 2003-11-21 2006-06-06 Fairchild Semiconductor Corporation Power converter having improved control
US7372682B2 (en) 2004-02-12 2008-05-13 Power-One, Inc. System and method for managing fault in a power system
KR100576373B1 (ko) * 2004-03-08 2006-05-03 학교법인 한양학원 디지털 모듈레이션 기법을 이용한 디지털 dc-dc 컨버터
ITMI20040517A1 (it) * 2004-03-18 2004-06-18 St Microelectronics Srl Metodo e relativo circuito per la protezione contro i malfunzionamenti dell'anello di retroazione negli alimentatori a commutazione
US20050286709A1 (en) * 2004-06-28 2005-12-29 Steve Horton Customer service marketing
US7426123B2 (en) * 2004-07-27 2008-09-16 Silicon Laboratories Inc. Finite state machine digital pulse width modulator for a digitally controlled power supply
US7245512B2 (en) * 2004-07-27 2007-07-17 Silicon Laboratories Inc. PID based controller for DC—DC converter with post-processing filters
US7142140B2 (en) * 2004-07-27 2006-11-28 Silicon Laboratories Inc. Auto scanning ADC for DPWM
US7428159B2 (en) * 2005-03-31 2008-09-23 Silicon Laboratories Inc. Digital PWM controller
US20060172783A1 (en) * 2004-07-27 2006-08-03 Silicon Laboratories Inc. Digital DC/DC converter with SYNC control
US7554310B2 (en) 2005-03-18 2009-06-30 Power-One, Inc. Digital double-loop output voltage regulation
US7141956B2 (en) * 2005-03-18 2006-11-28 Power-One, Inc. Digital output voltage regulation circuit having first control loop for high speed and second control loop for high accuracy
US7239115B2 (en) * 2005-04-04 2007-07-03 Power-One, Inc. Digital pulse width modulation controller with preset filter coefficients
US7327149B2 (en) 2005-05-10 2008-02-05 Power-One, Inc. Bi-directional MOS current sense circuit
KR100787230B1 (ko) * 2005-05-23 2007-12-21 삼성전자주식회사 고전압 발생장치, 고전압 발생방법 및 asic 칩
US7324354B2 (en) * 2005-07-08 2008-01-29 Bio-Rad Laboratories, Inc. Power supply with a digital feedback loop
JP4350075B2 (ja) * 2005-08-29 2009-10-21 富士通マイクロエレクトロニクス株式会社 Dc−dcコンバータの制御回路およびその制御方法
US8014879B2 (en) * 2005-11-11 2011-09-06 L&L Engineering, Llc Methods and systems for adaptive control
US7834613B2 (en) 2007-10-30 2010-11-16 Power-One, Inc. Isolated current to voltage, voltage to voltage converter
US8004863B2 (en) * 2007-12-26 2011-08-23 Silicon Laboratories Inc. Circuit device and method of providing feedback across an isolation barrier
EP2269079A4 (en) * 2008-03-26 2014-05-21 Enphase Energy Inc METHOD AND DEVICE FOR MEASURING CHANGE VOLTAGES
US8520415B1 (en) * 2008-11-13 2013-08-27 Marvell International Ltd. Multi-function feedback using an optocoupler
CN101686010B (zh) * 2009-02-25 2011-09-21 西南交通大学 准连续工作模式开关电源双频率控制方法及其装置
DE102009045689A1 (de) * 2009-10-14 2011-04-28 Endress + Hauser Conducta Gesellschaft für Mess- und Regeltechnik mbH + Co. KG Messumformer
JP5223874B2 (ja) 2010-03-09 2013-06-26 株式会社村田製作所 絶縁型スイッチング電源装置
US20120170321A1 (en) * 2011-01-03 2012-07-05 System General Corp. Feedback circuit with remote on/off control for power supply
US20130329464A1 (en) * 2012-06-06 2013-12-12 System General Corp. Digital power control circuit for power converter and control circuit for power converter
US9184650B2 (en) * 2012-10-10 2015-11-10 General Electric Company Systems, methods, and apparatus for controlling power semiconductor devices
US10356228B2 (en) 2012-10-10 2019-07-16 General Electric Company Systems, methods, and apparatus for controlling power semiconductor devices
TWI523393B (zh) * 2013-12-19 2016-02-21 全漢企業股份有限公司 電源轉換裝置
US9379625B2 (en) * 2013-12-26 2016-06-28 Dialog Semiconductor Inc. Current meter for load modulation communication receiver architecture
JP6510834B2 (ja) * 2015-02-23 2019-05-08 ローム株式会社 電力供給装置、acアダプタ、acチャージャ、電子機器および電力供給システム
DE102015109692A1 (de) * 2015-06-17 2016-12-22 Infineon Technologies Austria Ag Schaltwandler mit Signalübertragung von Sekundärseite zu Primärseite
US10003269B2 (en) * 2016-01-26 2018-06-19 Dialog Semiconductor Inc. Smart Grouping control method for power converter switching noise management
WO2017212846A1 (ja) * 2016-06-10 2017-12-14 シャープ株式会社 表示装置
JP6839446B2 (ja) * 2017-05-08 2021-03-10 株式会社Kmc インターフェース装置
EP3512087B1 (en) 2018-01-12 2023-01-25 STMicroelectronics S.r.l. A galvanically isolated dc-dc converter circuit with data communication, corresponding system and corresponding method
IT201800004174A1 (it) 2018-04-03 2019-10-03 Circuito e sistema ad isolamento galvanico, procedimento corrispondente

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4521672A (en) * 1981-10-27 1985-06-04 Miller Electric Manufacturing Company Electronic welding apparatus
EP0345493B1 (de) * 1988-06-08 1994-03-09 Landis & Gyr Technology Innovation AG Anordnung zur Überwachung, Steuerung und Regelung einer betriebstechnischen Anlage eines Gebäudeautomationssystems
US5019717A (en) * 1988-11-14 1991-05-28 Elegant Design Solutions Inc. Computer-controlled uninterruptable power supply

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102099981A (zh) * 2008-03-10 2011-06-15 泰克蒂姆有限公司 环境友好型电源

Also Published As

Publication number Publication date
US5349523A (en) 1994-09-20
JPH06245505A (ja) 1994-09-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3191275B2 (ja) スイッチング電源装置
RU2338262C2 (ru) Двухпроводной передатчик с изолированным выходом can
US7102332B1 (en) Control apparatus for automotive generator
CN101379698B (zh) 用于提高数字放大器中的反馈和/或前馈子系统的稳定性的系统和方法
JP3220570B2 (ja) インバータ制御装置
JP3654514B2 (ja) 電力変換装置
CA1170311A (en) Regulated converter with volt-balancing control circuit
JP3423196B2 (ja) インバータ回路
JPH0927749A (ja) 電圧監視装置
JP3166129B2 (ja) スイッチング電源装置
US20190332133A1 (en) Supply circuit
US9276465B2 (en) Switching regulator detecting abnormality in power supply voltage
JP2001078441A (ja) スイッチング電源装置
JP5099446B2 (ja) デジタル・アナログ変換モジュール
JP3033721B2 (ja) 出力電流モニタ方式
JPH07322489A (ja) 直流送電線の保護継電装置および直流変圧器の不良検出回路
JP3563652B2 (ja) 計測機能付回路遮断器
CN116626530B (zh) 一种基于双通道的大功率稳压源故障检测方法及系统
CN113514718B (zh) 一种模拟信号的隔离监测装置以及电气设备的控制系统
US10847969B2 (en) Constant power protection circuit and constant power protection method
JP2772185B2 (ja) 並列運転電源制御システム
JPS5970118A (ja) 直流送電線の保護継電装置
JP3166141B2 (ja) インターフエイス回路
JPH03135328A (ja) Dc―dcコンバータの並列運転回路
JPH06276670A (ja) 電力変換装置の過電圧保護装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080525

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090525

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees