JPH11289270A - 受信機 - Google Patents

受信機

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JPH11289270A
JPH11289270A JP10088976A JP8897698A JPH11289270A JP H11289270 A JPH11289270 A JP H11289270A JP 10088976 A JP10088976 A JP 10088976A JP 8897698 A JP8897698 A JP 8897698A JP H11289270 A JPH11289270 A JP H11289270A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 消費電力が少なく、かつ、良好な受信性能を
保持する周波数シンセサイザ方式の受信機を提供する。 【解決手段】 PLL回路の発振出力に基づいて受信周
波数が設定される周波数シンセサイザ方式の受信機にお
いて、PLL回路の発振周波数が安定したとき、PLL
回路内の電圧制御発振器11の制御電圧をPLL回路と
は別の制御手段17,19から供給できる構成にすると
共に、この状態での受信部20の同調状態を測定して、
その測定した値から受信周波数のずれを検出したとき、
電圧制御発振器11の制御電圧を補正する構成としたを
備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばフェーズロ
ックドループ回路(Phase Locked Loop :以下PLL回
路と称する)を使用した周波数シンセサイザによるラジ
オ受信機等に適用して好適な受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、PLL回路による周波数シンセサ
イザを使用した受信機として、例えば図2に示す回路が
開発されている。以下その構成を説明すると、直流値の
制御電圧により共振素子の発振周波数(以下、局部発振
周波数という)が制御される電圧制御発振器51(以下
VCOという)と、外部から与えられたデジタル値(2
進値)により局部発振周波数が分周されて出力される可
変分周器52と、基準となる周波数が発生される基準発
振器53と、可変分周器52からの入力信号と基準発振
器53からの入力信号との位相が比較されて、誤差があ
る場合にはその誤差に対応する誤差電圧が出力される位
相検出器54と、位相検出器54からの誤差電圧の平滑
化を行い、その出力がVCO51に制御電圧として供給
されるローパスフィルタ55(以下LPFという)とで
構成されるPLL回路を備えている。また、LPF55
とVCO51との間に、可動接点56a及び第1,第2
の固定接点56b,56cを有するスイッチ56が設け
られており、LPF55の出力側はスイッチ56の第1
の固定接点56bと接続され、VCO51の入力側は可
動接点56aと接続されている。
【0003】また、この回路は、可変分周器52に分周
比を指定するデジタル値を出力するマイクロコンピュー
タ57が備えられている。このマイクロコンピュータ5
7には、LPF55がVCO51に供給する直流値の制
御電圧がアナログ/デジタルコンバータ58でデジタル
データに変換されて取り込まれ、このデジタルデータが
保持される。また、マイクロコンピュータ57は、デジ
タル/アナログコンバータ59と接続されており、この
デジタル/アナログコンバータ59で、マイクロコンピ
ュータ57から出力されるデジタルデータが直流値の制
御電圧に変換される。デジタル/アナログコンバータ5
9の出力側は、スイッチ56の第2の固定接点56cと
接続されている。
【0004】そしてVCO51の発振信号(局部発振信
号)は受信部60に供給されて、例えばアンテナ61に
より受信した信号が、この局部発振周波数に対応した周
波数で同調処理され、その同調した受信信号が端子62
に出力される。
【0005】この図2に示す回路の動作について説明す
る。先ず、PLL回路における局部発振周波数が所望の
値に固定される際の動作については、スイッチ56の可
動接点56aが第1の固定接点56bに接続され、PL
L回路の閉回路が形成される。マイクロコンピュータ5
9にて局部発振周波数が所望の値となるように、分周比
を指定するための数値が設定されて可変分周器52に出
力される。可変分周器52では、局部発振周波数が指定
された分周比で分周されて位相検出器54に出力され
る。位相検出器54では、局部発振周波数が分周された
信号と、基準発振器53から出力された基準周波数信号
とが位相比較され、誤差があるときには位相誤差に対応
する誤差電圧がLPF55に出力される。LPF55で
入力誤差電圧が直流化等された制御電圧がVCO51の
共振素子に供給される。そしてVCO51の共振素子
は、LPF55から供給された制御電圧で制御された周
波数で発振させられ、この局部発振周波数が可変分周器
52に出力される。このように上述の閉回路でPLL動
作が繰り返され、位相検出器54での位相誤差がなくな
って、局部発振周波数を分周した信号と基準発振器53
が出力する基準周波数信号との位相が一致したときに、
局部発振周波数が所望の値に安定し、その安定した局部
発振周波数に対応した周波数の例えばラジオ放送が受信
部60で受信される。
【0006】ここで、この図2に示す回路においては、
PLL動作が安定したとき、PLL回路の動作を止めて
同調処理を行うようにしてある。即ち、局部発振周波数
が安定した状態のとき、マイクロコンピュータ57に
て、そのときにLPF55からVCO51の有する共振
素子に出力されている制御電圧信号が、アナログ/デジ
タルコンバータ58でデジタルデータに変換されて取り
込まれ、保持される。
【0007】そして、このPLL動作が安定した状態で
は、スイッチ56の可動接点56aが第2の固定接点5
6cに切換わり、マイクロコンピュータ57に保持され
ているVCO51の制御電圧に関するデジタルデータ
が、デジタル/アナログコンバータ59に出力され、デ
ジタル/アナログコンバータ59がデジタルデータを変
換して得た制御電圧がスイッチ56を介してVCO51
に供給される。供給される制御電圧に制御されてVCO
51の発振周波数が固定される。この発振周波数に対応
した周波数の信号が受信部60で受信される。そして、
スイッチ56の可動端子56aが固定端子56cに接続
されたときに、PLL閉回路が形成されなくなり、VC
O51とマイクロコンピュータ57などの一部の部品だ
けが動作され、その他の機器の動作は停止されることと
なる。
【0008】このように構成されることで、PLL部は
受信周波数が変更されたときだけ動作が行われれば良
く、局部発振周波数を固定した後は消費電力が大きいP
LL部の動作が停止されて同調されることができ、周波
数シンセサイザを使用した受信機の消費電力を減らすこ
とができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の回路
では、制御電圧のデジタルデータを保持してPLL部の
動作を停止した後は、読み取った制御電圧のデジタルデ
ータをマイクロコンピュータにより一方的に出力し、デ
ジタル/アナログコンバータで直流電圧に変換して、V
COの制御を行うため、部品性能、温度などの環境特性
によってデジタル/アナログコンバータから供給される
直流電圧にずれが生じたり、VCOの共振素子そのもの
の周波数にずれが生じてしまう場合があり、受信機での
受信性能が悪化してしまう問題があった。特に受信搬送
波が短波の場合には、ずれが顕著に現れ受信性能が著し
く悪化してしまう。
【0010】本発明は、かかる点に鑑み、消費電力が少
なく、かつ、良好な受信性能を保持する受信機を提供す
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、PLL回路の発振出力に基づいて受信周波
数が設定される周波数シンセサイザ方式の受信機におい
て、PLL回路内の電圧制御発振器の制御電圧をPLL
回路とは別の制御手段から供給できる構成にすると共
に、この状態での受信部の同調状態を測定して、その測
定した値から受信周波数のずれを検出したとき、電圧制
御発振器の制御電圧を補正する構成としたものである。
【0012】本発明の構成としたことで、PLL回路の
発振周波数が安定した状態では、PLL回路のループが
切り離されて、制御手段からPLL回路内の電圧制御発
振器に制御電圧が供給されて、その制御手段の出力で受
信周波数が制御される。このとき、受信部が出力する信
号から同調状態を制御手段が判断し、その同調状態で受
信周波数のずれを検出したとき、電圧制御発振器の制御
電圧が補正されて、受信周波数のずれがない状態にされ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
1を参照して説明する。
【0014】図1は本例の回路の構成を示すブロック図
である。本例の回路は、直流値の制御電圧により共振素
子の発振周波数(以下、局部発振周波数という)が制御
される電圧制御発振器11(以下VCOという)と、外
部から与えられたデジタル値(2進値)により本例では
局部発振周波数を分周して出力する可変分周器12と、
基準となる周波数を発生する基準発振器13と、可変分
周器12からの入力信号と基準発振器13からの入力信
号との位相を比較して例えば誤差がある場合にはその誤
差に対応する誤差電圧を出力する位相検出器14と、位
相検出器14からの誤差電圧を平滑化してVCO11が
有する共振素子に直流値の制御電圧として供給するロー
パスフィルタ15(以下LPFという)とで構成するP
LL回路を備えている。本例ではLPF15とVCO1
1との間に、ここでは可動接点16a及び第1,第2の
固定接点16b,16cを有するスイッチ16を設け、
LPF15の出力側はスイッチ16の第1の固定接点1
6bと接続し、VCO11の入力側は可動接点16aと
接続してある。
【0015】そして、可変分周器12に分周比を指定す
るデジタル値を出力するマイクロコンピュータ17を備
えている。本例ではマイクロコンピュータ17は、LP
F15がVCO11に供給する直流値の制御電圧のうち
所定の出力の出力値をアナログ/デジタルコンバータ1
8でデジタルデータに変換して取り込み、このデジタル
データを保持する。また、マイクロコンピュータ17
は、デジタルデータをアナログデータに変換するデジタ
ル/アナログコンバータ19と接続してある。このデジ
タル/アナログコンバータ19は、マイクロコンピュー
タ17が出力するデジタルデータを直流値の制御電圧信
号に変換して出力する。デジタル/アナログコンバータ
19の出力側は、スイッチ16の固定端子16cと接続
してある。
【0016】そしてVCO51の発振信号は受信部20
に供給されて、例えばアンテナ22により受信した信号
が、局部発振周波数に対応した周波数で同調処理され、
その同調した受信信号が端子23から出力される。この
場合、本例においては受信信号を検波する検波回路が受
信部20に内蔵され、端子23には検波信号が得られる
構成としてある。ここで、この検波回路の検波出力のセ
ンタ電圧を、アナログ/デジタルコンバータ21でデジ
タルデータに変換する構成としてあり、このアナログ/
デジタルコンバータ21で変換された検波出力のセンタ
電圧データを、マイクロコンピュータ17に供給する。
【0017】次に、この回路の動作について説明する。
先ず、PLL回路における局部発振周波数を所望の値に
固定する際の選局動作時には、本例では選局の際にはス
イッチ16の可動接点16aを第1の固定接点16bに
接続し、PLL回路が閉回路を形成する状態にする。例
えば図示しない操作部により所望の受信周波数を指定し
た場合に、マイクロコンピュータ19にて局部発振周波
数が所望の値となるように、分周比を指定するための数
値を設定して可変分周器12に出力する。可変分周器1
2は、局部発振周波数を指定された分周比で分周して位
相検出器14に出力する。位相検出器14は、局部発振
周波数を分周した信号と、基準発振器13が出力する基
準周波数信号とを位相比較して、その位相誤差に対応す
る誤差電圧を出力して、LPF15に供給する。LPF
15では、ここでは入力誤差電圧を直流化した制御電圧
をVCO11に供給する。そしてVCO11が有する共
振素子は、LPF15が供給した制御電圧で制御された
周波数で発振し、この局部発振周波数を可変分周器12
に出力する。このように上述の閉回路を形成するPLL
動作を繰り返し、位相検出器14で位相誤差がなくなっ
て、ここでは局部発振周波数を分周した信号と基準発振
器13が出力する基準周波数信号との位相が一致したと
きに、局部発振周波数は所望の値に安定する。
【0018】このPLL回路の発振周波数が安定したこ
とは、例えばアナログ/デジタルコンバータ18で変換
されたデジタルデータの状態をマイクロコンピュータ1
9が判断することで、マイクロコンピュータ19が判断
できる。そして、マイクロコンピュータ19はPLL回
路が安定した状態でアナログ/デジタルコンバータ18
で変換されたデジタルデータ(VCO11に供給される
制御電圧データ)を取り込み、保持する。
【0019】そして、マイクロコンピュータ19の制御
により、スイッチ16の可動接点16aを第1の固定接
点16bから第2の固定接点16cに切換えると共に、
マイクロコンピュータ17が保持している局部発振周波
数が固定した時におけるVCO11の制御電圧に関する
デジタルデータを、デジタル/アナログコンバータ19
に供給し、デジタル/アナログコンバータ19がそのデ
ジタルデータを変換して得た制御電圧をスイッチ16を
介してVCO11に供給する。制御電圧の供給を受けた
VCO11は、制御電圧の制御により、PLL回路が安
定した状態と同じ周波数で発振し、この局部発振周波数
に対応した周波数が受信部20で受信される。そして、
このようにスイッチ16の可動接点16aを第2の固定
接点16cに接続した状態では、PLL回路を構成する
分周器12と基準発振器13と位相検出器14は、例え
ばマイクロコンピュータ17の制御で動作を停止させ
る。
【0020】そして本例においては、デジタル/アナロ
グコンバータ19の出力によりVCO11の発振周波数
を制御している状態では、このVCO11に供給する制
御電圧を補正する処理を行うようにしてある。この補正
動作は、マイクロコンピュータ17がアナログ/デジタ
ルコンバータ21で変換されたデータを読取り、このデ
ータの変動から、受信周波数のずれを判断して、その判
断した周波数ずれを補正するように、デジタル/アナロ
グコンバータ19に供給する電圧データを補正し、VC
O11の発振周波数を補正させ、受信部20での受信周
波数を補正させる。
【0021】本例の構成では、アナログ/デジタルコン
バータ21で変換されるデータとして、受信部20内の
検波回路の検波出力のセンタ電圧のデータとしてあり、
受信信号の周波数変動がセンタ電圧の変動として検出さ
れて、マイクロコンピュータ17で判断される。マイク
ロコンピュータ17でのこのセンタ電圧の判断は、例え
ば所定時間間隔(例えば3分から10分程度の間隔)で
行い、最初に判断した電圧値との差分をマイクロコンピ
ュータ17で判断し、その差分に相当する周波数変動を
補正するように、マイクロコンピュータ17からデジタ
ル/アナログコンバータ19に供給するデータを設定す
る。この場合、センタ電圧のデータを取り込む時間間隔
は、省電力化性能に影響しない程度にできるだけ長くと
る方がよい。
【0022】このようにしたことで、消費電力が大きい
PLL回路を受信周波数を変える時にだけ動作させれば
よく、通常はVCO11とマイクロコンピュータ17の
みによって受信部20が同調動作するため、消費電力を
大幅に減らすことができるとともに、部品性能、温度な
どの環境の変化によって、PLL回路を停止させた状態
で、デジタル/アナログコンバータ21が供給する制御
電圧のずれや、VCO11の共振素子自体の周波数のず
れ等による受信周波数の変動が生じても、PLL回路を
動作させることなく、受信部20で受信された信号から
周波数を測定して、その受信周波数のずれを補正するこ
とができ、受信性能の悪化を防ぐことができるため、良
好な受信をすることができる。特に、周波数のずれが著
しい、短波を受信するときに絶大な効果を発揮する。
【0023】なお、上述した実施の形態では、PLL回
路を停止させた状態での受信周波数のずれの検出とし
て、受信部20内の検波回路の検波出力のセンタ電圧の
変動から行う構成としたが、受信部での同調周波数の変
動に対応して、その状態が変動する出力信号であれば、
他の信号の状態から受信周波数のずれを検出しても良
い。例えば、受信部20内で変換された中間周波信号の
状態(中間周波数とのずれ等)から、受信周波数のずれ
を検出する構成としても良い。
【0024】また、上述した実施の形態では、同調周波
数を測定する手段として検波信号のセンタ電圧データを
検出するアナログ/デジタルコンバータ21を設けた
が、このアナログ/デジタルコンバータ21を設ける代
わりに、PLL回路の制御電圧検出用のアナログ/デジ
タルコンバータ18を使用して検波信号のセンタ電圧デ
ータを検出し、このコンバータ18でPLL回路の制御
電圧の検出処理と、検波出力のセンタ電圧検出処理とを
切換え使用で、選択的に行う構成としても良い。この場
合、コンバータ18で検出する電圧の切換処理は、例え
ばスイッチ16での切換えに連動してマイクロコンピュ
ータ17が制御する構成が考えられる。このようにする
ことで、アナログ/デジタルコンバータを図1の構成に
比べて1個少なくすることができる。
【0025】また、上述した実施の形態では、受信部2
0でラジオ放送波を受信するラジオ受信機に適用した
が、他の放送波又は放送波以外の伝送信号を受信する受
信機にも適用できることは勿論である。
【0026】
【発明の効果】請求項1に記載した発明によると、PL
L回路を停止させた状態で受信周波数の補正を行うこと
ができ、それだけ受信中にPLL回路を作動させること
が少なくなり、消費電力を大幅に減らすことができると
ともに、受信性能の悪化を防ぐことができる。
【0027】請求項2に記載した発明によると、請求項
1に記載した発明において、同調周波数測定手段は、受
信部が出力する検波信号のセンタ電圧を測定する電圧測
定手段としたことで、検波信号の状態から受信周波数の
ずれを判断でき、PLL回路を作動させることなく良好
に受信周波数のずれを判断できる。
【0028】請求項3に記載した発明によると、請求項
2に記載した発明において、検波信号のセンタ電圧を測
定する電圧測定手段を、制御電圧測定手段と同一の電圧
測定手段で構成し、両電圧の測定を電圧測定手段で選択
的に行う構成としたことで、それだけ簡単な構成で受信
周波数のずれを検出できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による構成の例を示すブ
ロック図である。
【図2】従来の受信機の構成の一例を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
11…電圧制御発振器(VCO)、12…可変分周器、
13…基準発振器、14…位相検出器、15…ローパス
フィルタ(LPF)、16…スイッチ、17…マイクロ
コンピュータ、18…アナログ/デジタルコンバータ、
19…デジタル/アナログコンバータ、20…受信部、
21…アナログ/デジタルコンバータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電圧制御発振器と、上記電圧制御発振器
    の出力を分周する可変分周器と、基準発振器と、上記可
    変分周器の出力と上記基準発振器の出力との位相差信号
    を出力する位相検出器と、上記位相検出器の出力電圧を
    平滑化して上記電圧制御発振器に制御電圧として供給す
    るフィルタとを有するフェーズロックドループ回路と、 上記電圧制御発振器の発振周波数に対応した周波数の信
    号に同調して、その同調した受信信号を受信処理する受
    信部と、 上記電圧制御発振器に供給される制御電圧を測定する制
    御電圧測定手段と、 上記受信部の同調周波数に対応した出力信号の状態を測
    定する同調周波数測定手段と、 上記フェーズロックドループ回路の発振周波数が安定し
    たとき、上記制御電圧測定手段が測定した電圧値の信号
    を生成させて、上記フィルタ出力の代わりに、上記電圧
    制御発振器に供給すると共に、上記同調周波数測定手段
    での測定により、上記受信部での同調周波数のずれを検
    出したとき、そのずれに基づいて生成される信号の電圧
    値を補正する制御手段とを備えた受信機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の受信機において、 上記同調周波数測定手段は、上記受信部が出力する検波
    信号のセンタ電圧を測定する電圧測定手段とした受信
    機。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の受信機において、 上記検出信号のセンタ電圧を測定する電圧測定手段を、
    上記制御電圧測定手段と同一の電圧測定手段で構成し、
    両電圧の測定を電圧測定手段で選択的に行う構成とした
    受信機。
JP08897698A 1998-04-01 1998-04-01 受信機及び受信方法 Expired - Fee Related JP4089003B2 (ja)

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