JPH11286574A - ポリマーエマルジョン及びその製造法 - Google Patents
ポリマーエマルジョン及びその製造法Info
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- JPH11286574A JPH11286574A JP10111898A JP10111898A JPH11286574A JP H11286574 A JPH11286574 A JP H11286574A JP 10111898 A JP10111898 A JP 10111898A JP 10111898 A JP10111898 A JP 10111898A JP H11286574 A JPH11286574 A JP H11286574A
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Abstract
水に分散したポリマーエマルジョンの提供。 【解決手段】 コア部とシェル部とを有し、平均粒径が
30μm以下のポリマー粒子を含有するポリマーエマルジ
ョンであって、シェル部がキトサン(a) 及び反応性ビニ
ル基を有する有機酸又はその塩の重合体(b) を構成成分
とし、コア部が疎水性モノマーの重合体(c) 、又はこの
重合体(c) と非重合性疎水性物質(d) との混合物を構成
成分とするポリマーエマルジョン、及びその製造法。
Description
粧料、医薬品、繊維処理剤、消臭剤、芳香剤、セメント
添加剤、被覆材料、殺菌/静菌剤、農薬などに有用なキ
トサン含有ポリマーエマルジョン及びその製造法に関す
るものである。
ンはカニ、エビなどの甲殻類の甲皮に存在するキチンを
濃アルカリで処理し、脱アセチル化して得られる塩基性
多糖である。このキトサンは各種の吸着剤、医療担体、
抗菌剤などとしての研究開発が行われている。しかしな
がら、キトサンは分子間の強い水素結合のため酸性水溶
液以外には単独ではほとんど溶解せず、また水溶液にし
た場合も溶液の粘度が極端に高くなり取扱が困難であっ
た。そのため、キトサンの微粒子化法として特開昭59−
30722 号公報、特開昭62−62827 号公報、特開昭62−70
401 号公報及び特開昭62−79201 号公報等に開示されて
いるように、キトサンを酸に溶解させた後、この溶液を
アルカリ凝固液中に滴下する方法と、特開昭63−20302
号公報、特開昭63−17902 号公報、特開昭63−210101号
公報等に開示されているようにキトサン溶液やキトサン
分散液を機械的に処理する方法などがある。しかしなが
ら、いずれの粒子も数十μm〜数百μm以上の粒子しか
得られず水に分散しない。
する小粒径のポリマー粒子が水に分散したポリマーエマ
ルジョンを得ることにある。
ル部とを有し、平均粒径が30μm以下のポリマー粒子を
含有するポリマーエマルジョンであって、シェル部がキ
トサン(a) 及び反応性ビニル基を有する有機酸又はその
塩の重合体(b) を構成成分とし、コア部が疎水性モノマ
ーの重合体(c) を構成成分とすることを特徴とするポリ
マーエマルジョン、及びその製造法を提供するものであ
る。
し、平均粒径が30μm以下のポリマー粒子を含有するポ
リマーエマルジョンであって、シェル部がキトサン(a)
及び反応性ビニル基を有する有機酸又はその塩の重合体
(b) を構成成分とし、コア部が疎水性モノマーの重合体
(c) と非重合性疎水性物質(d) との混合物を構成成分と
することを特徴とするポリマーエマルジョン、及びその
製造法を提供するものである。
ポリマーミクロスフェア(polymermicrosphere )を意
味する。
は、下記製造法(1) 及び(2) により製造することができ
る。 (1) キトサン(a) 、反応性ビニル基を有する有機酸又は
その塩(e) 、疎水性モノマー(f) 及び油溶性重合開始剤
(g) 、更に必要により非重合性疎水性物質(d)を水中で
乳化分散して得られた、平均粒径が10μm以下のモノマ
ー液滴を重合させ、ポリマー粒子のコア部とシェル部と
を形成する方法。
粒径が10μm以下のポリマー粒子(i)に、疎水性モノマ
ー(f) 、更に必要により非重合性疎水性物質(d) を加え
膨潤させ、さらにキトサン(a)と反応性ビニル基を有す
る有機酸又はその塩(e)の水溶液を加え、得られた膨潤
したポリマー粒子について、油溶性重合開始剤(g)、更
に必要により水溶性重合開始剤(h) の存在下でコア部と
シェル部の重合を行う方法。
サン(a) とは、(1→4)−2−アセトアミド−2−デ
オキシ−β−D−グルカン構造を有するキチンの脱アセ
チル化物であって(1→4)−2−アミノ−2−デオキ
シ−β−D−グルカン構造を有するもので本発明におい
ては脱アセチル化されたアミノ基の一部、または同一分
子内にある水酸基の一部がアシル化反応、エーテル化反
応、エステル化反応、その他反応によって化学修飾され
たキトサン誘導体も含まれる。一般に、天然に存在する
キチンは、アセトアミド基の一部がアセチル化されてい
ないアミノ基となっているため本発明で用いるキトサン
とは脱アセチル化度が30%以上のものをいう。
塩(e) 〕本発明に使用される反応性ビニル基を有する有
機酸は、キトサンを溶解し水溶液とすることが可能な、
分子内に反応性ビニル基を一個以上かつ酸性基を一個以
上有する水溶性の有機酸である。具体的には、アクリル
酸、メタクリル酸、クロトン酸、イタコン酸、マレイン
酸等の不飽和カルボン酸モノマーや、スチレンスルホン
酸、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン
酸、3−スルホプロピル(メタ)アクリル酸エステル、
ビス(3−スルホプロピル)イタコン酸エステル、ビニ
ルスルホン酸等の不飽和スルホン酸モノマーや、ビニル
ホスフェート、ビス(メタアクリロキシエチル)ホスフ
ェート、ジフェニル−2−アクリロイロキシエチルホス
フェート、ジフェニル−2−メタクリロイロキシエチル
ホスフェート、ジブチル−2−アクリロイロキシエチル
ホスフェート、ジブチル−2−メタクリロイロキシエチ
ルホスフェート、ジオクチル−2−(メタ)アクリロイ
ロキシエチルホスフェート等の不飽和リン酸モノマー等
が挙げられ、これらは1種以上を使用することができ
る。また、この中では、酸性度の比較的低い不飽和カル
ボン酸モノマーが好ましく、特にポリマーの酸性度が低
いメタクリル酸が最も好ましい。また、これらの反応性
ビニル基を有する有機酸の塩としては、アルカリ金属
(Na、K 等)塩、アンモニウム塩等が挙げられる。
機酸又はその塩と共に、種々の酸を任意に混合すること
も可能である。この際混合される酸の種類としては、塩
酸、硫酸、リン酸などの無機酸、ギ酸、酢酸、乳酸、ク
エン酸、酒石酸、コハク酸、リンゴ酸、シュウ酸、グリ
コール酸、ジクロル酸、トリフルオロ酢酸等の有機酸が
挙げられる。
る疎水性モノマー(f) は、上記の反応性ビニル基を有す
る有機酸又はその塩(e) と共重合が可能で疎水性であれ
ば特に限定されないが、好ましいものは水 100gに対す
る溶解度が20℃において 0.1g未満のものである。その
ような疎水性モノマーとしては、例えば、スチレン、ジ
ビニルベンゼン、アクリル酸ブチル、アクリル酸2−エ
チルヘキシル、アクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸
デシル、アクリル酸ラウリル、アクリル酸ドデセニル、
アクリル酸ミリスチル、アクリル酸パルミチル、アクリ
ル酸ヘキサデセニル、アクリル酸ステアリル、アクリル
酸オクタデセニル、アクリル酸ベヘニルなどのアクリル
酸エステル類、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸2−
エチルヘキシル、メタクリル酸シクロヘキシル、メタク
リル酸デシル、メタクリル酸ラウリル、メタクリル酸ド
デセニル、メタクリル酸ミリスチル、メタクリル酸パル
ミチル、メタクリル酸ヘキサデセニル、メタクリル酸ス
テアリル、メタクリル酸オクタデセニル、メタクリル酸
ベヘニルなどのメタクリル酸エステル類、トリフルオロ
エチルメタクリレート等のフッ素系単量体、シリコーン
マクロモノマーなどが挙げられる。これらの疎水性モノ
マーは1種以上を使用することが出来る。
れる油溶性重合開始剤(g) は、熱又は還元性物質存在下
でラジカル分解して単量体の付加重合を開始させるもの
で、油溶性の過酸化物、アゾビス化合物等が一般的に用
いられる。例えば、ラウロイルパーオキサイド、ベンゾ
イルパーオキサイド等の有機過酸化物、2, 2' −アゾ
ビスイソブチロニトリル、2, 2' −アゾビス(2, 4
−ジメチルバレロニトリル)、2, 2' −アゾビス(2
−メチルブチロニトリル)等のアゾ化合物が挙げられ
る。これらの重合開始剤は1種以上を使用することがで
きる。
られる非重合性疎水性物質(d) としては、ワックス、香
料、冷感剤、温感剤、可塑剤、連鎖移動剤等が挙げられ
る。この場合において、香料、冷感剤や温感剤をポリマ
ー粒子中に内包化することにより、長時間香りや薬効の
維持が可能となる。ワックスとしては、石油ワックス、
動・植物ワックスの様な天然ワックス及びこれらの水素
化物の様な天然ワックス加工品、フィッシャー・トロプ
シュワックス、ポリエチレンワックスの様な合成ワック
スを用いることができる。
ン、β−ピネン、ミルセン、リモネン、1,8 −シネオー
ル等のテルペン系炭化水素類、アミルアセテート、アミ
ルプロピオネート等の疎水性の香料(例えば、特開平3
−32673 号公報、3頁左上欄19行〜同頁左下欄13行に記
載の香料)が挙げられる。これらは1種以上を使用する
ことができる。
ー、チモール、ハッカ油、ペパーミント油、スペアミン
ト油、1−メントール、メントール誘導体等が挙げられ
る。また温感剤としては、ノニル酸バニリルアミド、カ
プサイシン、ジングロン、バニリルブチルエーテル及び
これらを主成分とする天然の抽出物、例えばトウガラシ
エキス(チンキ)、アルニカチンキ、ショウキョウエキ
ス(チンキ)及びこれらと同効の作用を有するオレオレ
ジン等が挙げられる。これらは1種以上を使用すること
ができる。
ル、アジピン酸ジエステル、コハク酸ジエステル、セバ
シン酸ジエステル、アビエチン酸エステル、カプリル酸
エステル、カプロン酸エステル、酢酸エステル、エナン
ト酸エステル、ミリスチン酸エステル、クエン酸エステ
ルなどのエステル類;スクロースベンゾエートなどの安
息香酸エステル類;リン酸トリクレジルなどのリン酸エ
ステル類;ジエチルベンゼンなどが挙げられる。
る、ポリマー粒子(i) とは、平均粒径が10μm以下、好
ましくは0.01〜10μmのポリマー粒子であれば特に限定
されず、アニオン性ポリマーエマルジョン、カチオン性
ポリマーエマルジョン、ノニオン性ポリマーエマルジョ
ンやポリマー微粒子、ミクロゲルなどを用いることがで
きる。これらのポリマー粒子の組成は特に限定されない
が、疎水性モノマー(f) と相溶性の高いものが望まし
い。
れる水溶性重合開始剤(h) としては、熱又は還元性物質
の存在下でラジカル分解し、単量体の付加重合を開始さ
せるもので、水溶性のペルオキソ二硫酸塩、過酸化物、
アゾビス化合物などが一般的に用いられる。例えば、過
硫酸カリウム、過硫酸アンモニウムなどのペルオキソ二
硫酸塩、過酸化水素、t−ブチルハイドロパーオキサイ
ドなどの過酸化物、2,2'−アゾビス−2−アミジノプロ
パン塩類(V-50)、4,4'−アゾビス−4−シアノペンタ
ノン酸などのアゾ化合物が挙げられる。必要に応じて還
元剤と組み合わせて、レドックス系開始剤としても使用
することも出来る。
製造法において、キトサン(a) と反応性ビニル基を有す
る有機酸又はその塩(e) の配合割合は、二重結合を持た
ない酸を併用する場合は特に限定されるものではなく、
二重結合を持たない酸を併用しない場合は、キトサンの
単糖ユニット当たりに換算して0.75〜10倍モルの反応性
ビニル基を有する有機酸又はその塩(e) を用いるのが好
ましい。0.75倍モル未満であるとキトサンが水に完全に
溶解できない傾向となる。
の配合割合は、疎水性モノマー(f)100重量部に対して、
キトサン(a) 1〜5000重量部、好ましくは2〜300 重量
部使用することが望ましい。キトサン(a) の量が、疎水
性モノマー(f) 100 重量部に対して1重量部未満の場
合、キトサンの性能が充分に発揮されない傾向となり、
一方、5000重量部を超える場合はポリマーエマルジョン
の安定性が損なわれる傾向となる。
は、疎水性モノマー(f) 100 重量部に対して0.05〜10.0
重量部の範囲で用いるのが好ましい。
の存在下、又は非存在下で行うことができる。使用され
る界面活性剤としては、一般のアニオン性、カチオン
性、ノニオン性及び両性の界面活性剤が挙げられる。ア
ニオン性の界面活性剤としては例えば、ドデシル硫酸
塩、ドデシルベンゼンスルホン酸塩、ポリオキシエチレ
ンノニルフェニルエーテルのサルフェート塩などが挙げ
られる。ノニオン性界面活性剤としては例えば、ポリオ
キシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンア
ルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン−ポリオ
キシプロピレンブロックコポリマー等が挙げられる。カ
チオン性界面活性剤としては例えば、オクタデシルトリ
メチルアンモニウムクロライド等が挙げられる。両性界
面活性剤としては例えば、アルキルジメチルアミノ酢酸
ベタイン、2−アルキル−N−カルボキシ−N−ヒドロ
キシイミダゾリニウムベタイン等が挙げられる。
することから、粒子の安定性などを考慮すると、ノニオ
ン性の界面活性剤が望ましい。界面活性剤の使用量は特
に限定されないが、疎水性モノマー(f) 100重量部に対
して 0.1〜20重量部の範囲で使用することが望ましい。
を乳化剤として用いることもできる。水溶性高分子とし
ては、例えば、ポリビニルアルコール及びその誘導体、
デンプン及びその誘導体、セルロース誘導体等が挙げら
れる。これらの界面活性剤及び水溶性高分子は1種以上
を使用することができる。
(f) を乳化する際に疎水性モノマー(f) と混合して非重
合性疎水性物質(d) を使用することができる。この場合
において、非重合性疎水性物質(d) の使用量はコアを形
成する疎水性モノマー(f) に対して0〜90重量%、好ま
しくは1〜50重量%が望ましい。
疎水性モノマー(f) と混合して親水性モノマー(j)を使
用することができる。この場合において、親水性モノマ
ー(j)の使用量は、コアを形成する疎水性モノマー(f)
に対して0〜50重量%、好ましくは0〜20重量%が望ま
しい。親水性モノマー(j) の含有量が50重量%を超える
と乳化重合の併発が激しくなり、安定性が良好なエマル
ジョンの合成が困難である。
マー(j) は前記反応性ビニル基を有する有機酸又はその
塩(e) 及び疎水性モノマー(f) と共重合可能であり、親
水性であれば特に限定されないが、好ましいものは水 1
00gに対する溶解度が20℃において 0.1g以上のもので
ある。そのような親水性モノマーとしては、例えば、ア
クリル酸メチル、アクリル酸ヒドロキシエチル、アクリ
ル酸ヒドロキシプロピル、ポリエチレングリコールモノ
アクリレート、グリシジルアクリレート、メタクリル酸
メチル、メタクリル酸ヒドロキシエチル、メタクリル酸
ヒドロキシプロピル、ポリエチレングリコールモノメタ
クリレート、グリシジルメタクリレート、アクリルアミ
ド、メタクリルアミド、N, N−ジメチルアクリルアミ
ド、ダイアセトンアクリルアミド、酢酸ビニル等が挙げ
られる。これらの親水性モノマーは1種以上を使用する
ことができる。
、反応性ビニル基を有する有機酸又はその塩(e) 、疎
水性モノマー(f) 及び油溶性重合開始剤(g) 、更に必要
により非重合性疎水性物質(d) を水と混合し、乳化装置
を用いて機械的攪拌により乳化させることで、平均粒径
が10μm以下のモノマー液滴を含むO/Wエマルジョン
を調製する。この場合において、モノマー液滴の平均粒
径が10μmより大きいと、得られるポリマーエマルジョ
ンのポリマー粒子の平均粒径が30μmを超えてしまい好
ましくない。
ホモジナイザー、ホモミキサー、マイルダー、アトライ
ター、(超)高圧ホモジナイザー、ナノマイザーシステ
ム、膜乳化装置などが挙げられる。尚、乳化時の固形分
濃度は重量比で1〜60重量%の範囲で選択することが望
ましい。
製したO/Wエマルジョンを加温し重合を行う。重合温
度は開始剤の種類によっても異なるが、約40℃〜90℃の
範囲が適当である。また重合時間はモノマー、重合開始
剤種、反応温度により異なるが一般に1時間〜24時間が
適当である。また、モノマー油滴におけるシェル部の反
応性ビニル基を有する有機酸又はその塩(e) を重合させ
るため水溶性重合開始剤をコア部の重合中又はコア部の
重合終了後に加えてもよい。
始剤としては、上記水溶性重合開始剤(h) と同様のもの
が用いられる。水溶性重合開始剤の使用量は、有機酸又
はその塩(e) に対して0.05〜20重量%の範囲が好まし
い。また、ポリマー粒子中のキトサン含有量を上げるた
めに重合中に更にキトサン(a) と反応性ビニル基を有す
る有機酸又はその塩(e) の水溶液を添加しても良い。
製造法は、平均粒径10μm以下のポリマー粒子(i) を疎
水性モノマー(f) により膨潤させるか、あるいは平均粒
径10μm以下のポリマー粒子(i) を非重合性疎水性物質
(d) 及び疎水性モノマー(f) により膨潤させ、キトサン
(a) と反応性ビニル基を有する有機酸又はその塩(e) を
保護コロイドとし、重合開始剤の存在下で重合を行う方
法である。この場合、ポリマー粒子(i) の平均粒径が10
μmより大きいと、得られるポリマーエマルジョンのポ
リマー粒子の平均粒径が30μmを超えてしまい好ましく
ない。
リマー粒子(i) に対し、固形分換算で好ましくは5〜20
000 重量%、より好ましくは10〜1000重量%用いること
が望ましい。疎水性モノマー量が5重量%未満の場合、
コア部とシェル部の結合が不充分となる傾向があり、 2
0000重量%を越えると安定性が不充分となる。
より、又は場合により非重合性疎水性物質(d) 及び疎水
性モノマー(f) により膨潤させる方法としては特に制限
はないが、例えば、ポリマー粒子(i) に疎水性モノマー
(f) を加える方法、疎水性モノマー(f) 又は疎水性モノ
マー(f) と水溶性有機溶媒を界面活性剤を用いて乳化
し、水に分散したポリマー粒子(i) に加える方法等が挙
げられる。また、この場合において、疎水性モノマー
(f) と共に非重合性疎水性物質(d) を加えてもよく、非
重合性疎水性物質(d) の使用量は疎水性モノマー(f) に
対して0〜90重量%、好ましくは1〜50重量%が望まし
い。
疎水性物質(d) 及び疎水性モノマー(f) により膨潤した
ポリマー粒子を水に分散する際には界面活性剤を用いて
も良い。ここで用いる界面活性剤はアニオン性、カチオ
ン性、ノニオン性界面活性剤の何れでも良い。また、使
用量はポリマー粒子に対し1〜50重量%が望ましい。
リマー粒子(i)を疎水性モノマー(f)、又は非重合性疎水
性物質(d) 及び疎水性モノマー(f) により膨潤させた
後、さらにキトサン(a) と反応性ビニル基を有する有機
酸又はその塩(e) の水溶液を加え、得られた膨潤したポ
リマー粒子について、油溶性重合開始剤(g) 、更に必要
により水溶性重合開始剤(h) の存在下でコア部とシェル
部の重合を行う。本製造法において、キトサン(a) 、反
応性ビニル基を有する有機酸又はその塩(e) 、更に重合
開始剤の配合量は、上記製造法(1) と同程度である。
られたキトサン含有ポリマーエマルジョンは、塩基を用
いて中和することもできる。ここで用いられる塩基とし
ては、アンモニア、メチルアミン、エチルアミン、プロ
ピルアミン、ブチルアミン、イソブチルアミン、ヘキシ
ルアミン、オクチルアミン、アミノ変性シリコーン、エ
チレンジアミン、プロピレンジアミン、ブチレンジアミ
ン、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシ
ウム、炭酸ナトリウム、ナトリウムアルコキシド、カリ
ウムアルコキシド等が挙げられる。塩基の添加量はエマ
ルジョン中の有機酸重合体に対して 0.1〜2.0 モル%が
好ましく、 0.6〜1.2 モル%が特に好ましい。
粒子〕本発明で得られるポリマーエマルジョンにおける
ポリマー粒子は、30μm以下、好ましくは0.01〜30μ
m、更に好ましくは0.05〜10μmの平均粒径を有する。
平均粒径が30μmより大きいものではエマルジョンの保
存安定性が劣る。なお、本発明において、ポリマー粒子
の平均粒径はレーザー回折型粒径分布測定装置(LA-910
、HORIBA製)により測定することにより求めた。
ンにおけるポリマー粒子は、コア部とシェル部とを有
し、シェル部がキトサン(a) 及び反応性ビニル基を有す
る有機酸又はその塩の重合体(b)を構成成分とし、コア
部が疎水性モノマーの重合体(c)を構成成分とするもの
である。
は、水分散安定性が良好で、皮膚化粧料、毛髪化粧料、
医薬品、繊維処理剤、消臭剤、芳香剤、セメント添加
剤、被覆材料、殺菌/静菌剤、農薬などに有用である。
チル化度85〜88%、重量平均分子量130000)2.5 gに45
gの水を加え、これにメタクリル酸 1.0g(キトサンの
単糖ユニットに対して等モル量)を加え、60℃で攪拌さ
せながら溶解させ、キトサン/メタクリル酸水溶液を調
製した。次に1リットルガラスビーカーにメタクリル酸
ステアリル50g、過酸化ラウロイル 0.5gを入れ溶解
し、イオン交換水 500g、エマルゲン420 (花王(株)
製:ノニオン性界面活性剤)5g、先に調製したキトサ
ン/メタクリル酸水溶液50gを加え、攪拌を行いながら
超音波ホモジナイザー(日本精機製作所製)で30分処理
し、平均粒径が1.12μmの乳化物を得た。この乳化物を
攪拌機、冷却器、窒素導入管を備えた1リットルのガラ
ス製反応器に移し、窒素置換を行った後、攪拌しながら
加熱し内温を75℃にした。攪拌下2時間重合を行った
後、過硫酸アンモニウム 0.1gを水10gに溶解したもの
を添加し、その後更に2時間反応を行い、ポリマーエマ
ルジョンを得た。
させ、SEM(乾燥させたサンプルを金蒸着させて、S
EM観察した。SUPER SCAN-220(登録商標):島津
(株)製)及びTEM(乾燥させたサンプルをネガティ
ブ染色し、ミクロトームにて断面を切り出して、TEM
観察した。JEM2000FX(登録商標):日本電子(株)製)
にて観察したところ、ポリマー粒子は球形で、シェル部
が親水性のキトサン由来の層で、コア部がポリメタクリ
ル酸ステアリルで構成されたコアシェル型の構造である
ことを確認した。尚、下記の実施例2〜6、8〜11及び
15〜17においても、ポリマー粒子は同様の構造であるこ
とを確認した。
メタクリル酸(キトサンユニットに対して 2.0倍モル
量)を用い、実施例1と同様にしてポリマーエマルジョ
ンを得た。
メタクリル酸(キトサンユニットに対して 3.0倍モル
量)を用い、実施例1と同様にしてポリマーエマルジョ
ンを得た。
マルゲン420 を用い、実施例1と同様にしてポリマーエ
マルジョンを得た。
25gのメタクリル酸ステアリルと25gのHNP-9(日本精蝋
製;パラフィンワックス)を溶融混合し、実施例1と同
様にしてポリマーエマルジョンを得た。
同様の反応器を用いて内温を75℃に加熱した。反応から
1時間後、実施例1と同様に調製したキトサン/メタク
リル酸水溶液 150gを2時間かけて滴下した。その後1
時間重合を行い、過硫酸カリウム 0.1gを10gのイオン
交換水に溶解したものを添加し更に2時間重合を行い、
ポリマーエマルジョンを得た。
gのメタクリル酸ラウリルを用い、実施例1と同様にし
てポリマーエマルジョンを得た。実施例1と同様の方法
にて、ポリマー粒子は球形であり、シェル部が親水性の
キトサン由来の層で、コア部がポリメタクリル酸ラウリ
ルで構成されたコアシェル型の構造であることを確認し
た。尚、下記の実施例14においてもポリマー粒子は同様
の構造であることを確認した。
ユニットに対して 1.0倍モル量のアクリル酸を用い、実
施例1と同様にしてポリマーエマルジョンを得た。
酸化ラウロイル 0.5gを入れ溶解した後、実施例1と同
様に調製したキトサン/メタクリル酸水溶液50g、イオ
ン交換水 500gを混合し、攪拌しながら30分超音波ホモ
ジナイザーで処理しモノマーの乳化物を調製した。この
モノマーの乳化物を実施例1と同様の反応器を用いて内
温を75℃に加熱した。攪拌下2時間重合を行った後、過
硫酸アンモニウム 0.1gを水10gに溶解したものを添加
し、その後更に2時間反応を行い、ポリマーエマルジョ
ンを得た。
カリウムを10gイオン交換水に溶解したものを添加し、
更に2時間重合した後、常温に冷却し、 0.1Nの水酸化
ナトリウム水溶液にて中和反応を行い、pHを 8.5に調製
して、ポリマーエマルジョンを得た。
メタクリル酸(キトサンユニットに対して 2.0倍モル
量)と、1.0 gのN, N−ジメチルアクリルアミドを用
い、実施例1と同様にしてポリマーエマルジョンを得
た。
ス製反応器にソープフリー重合によって得られたポリス
チレンラテックス(平均粒径1.51μm、固形分20%)50
gを仕込み40℃に昇温した。次に、1リットルビーカー
にメタクリル酸n−ブチル50g、エマルゲン420 5g、
過酸化ラウロイル 0.5g、イオン交換水 200gを入れ、
超音波ホモジナイザーで30分処理し、平均粒径0.58μm
の乳化物を得た。この乳化物を、先のポリスチレンラテ
ックスと混合し、40℃で90分攪拌した。その後、実施例
1と同様に調製したキトサン/メタクリル酸水溶液を加
え、加熱し内温を75℃にした。攪拌下2時間重合を行っ
た後、過硫酸アンモニウム 0.1gを水10gに溶解したも
のを添加し、その後更に2時間反応を行い、ポリマーエ
マルジョンを得た。
は球形であり、シェル部が親水性のキトサン由来の層
で、コア部がポリメタクリル酸n−ブチルとポリスチレ
ンとの混合物で構成されたコアシェル型の構造であるこ
とを確認した。
て、メタクリル酸t−ブチル50gとアジピン酸ジイソブ
チル5gを用い、実施例12と同様にしてポリマーエマル
ジョンを得た。実施例1と同様の方法にて、ポリマー粒
子は球形であり、シェル部が親水性のキトサン由来の層
で、コア部がポリメタクリル酸t−ブチルとポリスチレ
ンとの混合物で構成されたコアシェル型の構造であるこ
とを確認した。
10gのメタクリル酸ラウリルを用い、またキトサン2.5
gに代えて20gのキトサン、メタクリル酸1.0gに代え
て8gのメタクリル酸(キトサンの単糖ユニットに対し
て等モル量)を用い、実施例1と同様にしてポリマーエ
マルジョンを得た。
リモネン10g、過酸化ラウロイル 0.5gを入れ溶解した
後、実施例1と同様に調製したキトサン/メタクリル酸
水溶液50g、イオン交換水 500gを混合し、攪拌しなが
ら30分超音波ホモジナイザーで処理しモノマーの乳化物
を調製した。このモノマーの乳化物を実施例1と同様の
反応器を用いて内温を75℃に加熱した。攪拌下2時間重
合を行った後、過硫酸アンモニウム 0.1gを水10gに溶
解したものを添加し、その後更に2時間反応を行い、ポ
リマーエマルジョンを得た。
ルを用い、実施例15と同様にしてポリマーエマルジョン
を得た。
エタノール1g、水100gを入れ、攪拌下、10分超音波
ホモジナイザーで処理し香料分散液を得た。この香料分
散液に、実施例1において得られたポリマーエマルジョ
ン100 gを加え、40℃に加熱し4時間反応させ、ポリマ
ーエマルジョンを得た。
チル化度85〜88%、重量平均分子量130000)2.5 gに45
gの水を加え、これにメタクリル酸 1.0g(キトサンの
単糖ユニットに対して等モル量)を加え、60℃で攪拌さ
せながら溶解させ、キトサン/メタクリル酸水溶液を調
製した。次に攪拌機、冷却器、窒素導入管を備えた1リ
ットルのガラス製反応器にメタクリル酸n−ブチル50
g、エマルゲン420 1g、過硫酸カリウム 0.5g、イオ
ン交換水 200gを入れ、窒素置換を行った後、攪拌しな
がら加熱し内温を80℃にし、攪拌下1時間反応を行った
後、先に調製したキトサン/メタクリル酸水溶液を添加
し、更に3時間重合を行い、ポリマーエマルジョンを得
た。
容器にイオン交換水100 g、市販のキトサン(甲陽ケミ
カル(株)製SK-10 、脱アセチル化度85〜88%、重量平
均分子量130000)30g、アクリル酸15g、イオン交換水
400gを入れ、攪拌下に窒素ガス置換を行いながら内温
を70℃に昇温し、過硫酸カリウム1gを水10gに溶解し
たものを添加し、次いでアクリル酸n−ブチル50gを30
分で滴下した。滴下終了後、1時間内温を保持し、次い
で重亜硫酸ナトリウム1gを水20gに溶解したものを添
加し、内温を80℃に昇温し2時間反応させて、ポリマー
エマルジョンを得た。
エマルジョンについて、平均粒径、水分散安定性を下記
の方法で評価した。結果を表1に示す。
BA(株)製) ・水分散安定性 キトサン含有エマルジョン(固形分:10重量%)を40℃
で1ケ月放置したときの状態(粒子沈降、クリーミング
等)を目視観察した。
香料を内包した実施例15及び17で得られたエマルジョン
又は比較例としてリモネンを塗布し、15cm×15cm×30cm
のアクリルボックスに入れ、一定時間経過後の香りの強
度を下記基準で官能評価した。結果を表2に示す。なお
評価点はパネラー10名の平均値の少数点以下を四捨五入
することにより示した。 5:強い、4:やや強い、3:普通、2:やや弱い、1:弱い、0:
香りを感じない
内包した実施例16で得られたエマルジョン又は比較例と
して1−メントールのエタノール溶液を塗布した5cm×
5cmの木綿布を上腕部に貼り、一定時間経過後の1−メ
ントールの効果感(冷感)を下記基準で官能評価した。
結果を表3に示す。なお評価点はパネラー10名の平均値
の少数点以下を四捨五入することにより示した。 5:強い、4:やや強い、3:感じる、2:やや弱い、1:弱い、
0:感じない
Claims (10)
- 【請求項1】 コア部とシェル部とを有し、平均粒径が
30μm以下のポリマー粒子を含有するポリマーエマルジ
ョンであって、シェル部がキトサン(a) 及び反応性ビニ
ル基を有する有機酸又はその塩の重合体(b) を構成成分
とし、コア部が疎水性モノマーの重合体(c) を構成成分
とすることを特徴とするポリマーエマルジョン。 - 【請求項2】 コア部とシェル部とを有し、平均粒径が
30μm以下のポリマー粒子を含有するポリマーエマルジ
ョンであって、シェル部がキトサン(a) 及び反応性ビニ
ル基を有する有機酸又はその塩の重合体(b) を構成成分
とし、コア部が疎水性モノマーの重合体(c) と非重合性
疎水性物質(d) との混合物を構成成分とすることを特徴
とするポリマーエマルジョン。 - 【請求項3】 ポリマー粒子の平均粒径が0.01〜30μm
である請求項1又は2記載のポリマーエマルジョン。 - 【請求項4】 キトサン(a)、反応性ビニル基を有する
有機酸又はその塩(e)、疎水性モノマー(f) 及び油溶性
重合開始剤(g) を水中で乳化分散して得られた、平均粒
径が10μm以下のモノマー液滴を重合させ、ポリマー粒
子のコア部とシェル部とを形成することを特徴とする請
求項1記載のポリマーエマルジョンの製造法。 - 【請求項5】 キトサン(a)、反応性ビニル基を有する
有機酸又はその塩(e)、疎水性モノマー(f) 、非重合性
疎水性物質(d) 及び油溶性重合開始剤(g) を水中で乳化
分散して得られた、平均粒径が10μm以下のモノマー液
滴を重合させ、ポリマー粒子のコア部とシェル部とを形
成することを特徴とする請求項2記載のポリマーエマル
ジョンの製造法。 - 【請求項6】 モノマー液滴におけるコア部の重合中又
はコア部の重合終了後に、水溶性重合開始剤(h) を投入
し、モノマー液滴におけるシェル部の重合を行う請求項
4又は5記載のポリマーエマルジョンの製造法。 - 【請求項7】 疎水性モノマー(f) と相溶する、平均粒
径が10μm以下のポリマー粒子(i) に疎水性モノマー
(f) を加え膨潤させ、さらにキトサン(a) と反応性ビニ
ル基を有する有機酸又はその塩(e) の水溶液を加え、得
られた膨潤したポリマー粒子について、油溶性重合開始
剤(g) の存在下でコア部とシェル部の重合を行う請求項
1記載のポリマーエマルジョンの製造法。 - 【請求項8】 疎水性モノマー(f) と相溶する、平均粒
径が10μm以下のポリマー粒子(i) に非重合性疎水性物
質(d) 及び疎水性モノマー(f) を加え膨潤させ、さらに
キトサン(a) と反応性ビニル基を有する有機酸又はその
塩(e) の水溶液を加え、得られた膨潤したポリマー粒子
について、油溶性重合開始剤(g) の存在下で、コア部と
シェル部の重合を行う請求項2記載のポリマーエマルジ
ョンの製造法。 - 【請求項9】 疎水性モノマー(f) と相溶する、平均粒
径が10μm以下のポリマー粒子(i) に疎水性モノマー
(f) を加え膨潤させ、さらにキトサン(a) と反応性ビニ
ル基を有する有機酸又はその塩(e) の水溶液を加え、得
られた膨潤したポリマー粒子について、油溶性重合開始
剤(g) と水溶性重合開始剤(h) の存在下で、コア部とシ
ェル部の重合を行う請求項1記載のポリマーエマルジョ
ンの製造法。 - 【請求項10】 疎水性モノマー(f) と相溶する、平均
粒径が10μm以下のポリマー粒子(i) に非重合性疎水性
物質(d) 及び疎水性モノマー(f) を加え膨潤させ、さら
にキトサン(a) と反応性ビニル基を有する有機酸又はそ
の塩(e) の水溶液を加え、得られた膨潤したポリマー粒
子について、油溶性重合開始剤(g) と水溶性重合開始剤
(h) の存在下で、コア部とシェル部の重合を行う請求項
2記載のポリマーエマルジョンの製造法。
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JP10111898A JP3274992B2 (ja) | 1997-05-08 | 1998-04-13 | ポリマーエマルジョン及びその製造法 |
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JP10-21680 | 1998-02-03 | ||
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JP9-246553 | 1998-02-03 | ||
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-
1998
- 1998-04-13 JP JP10111898A patent/JP3274992B2/ja not_active Expired - Fee Related
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