JP2019214531A - 二重まぶた形成液 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用後の除去の点でより好適な液体形態の二重まぶた形成液を提供すること。【解決手段】皮膜形成剤および当該皮膜形成剤を溶解させるための溶媒を含んで成る二重まぶた形成液が提供される。かかる二重まぶた形成液では、溶媒にキチンが含まれている。【選択図】図1

Description

本発明は、二重まぶた形成液に関する。より詳細には、本発明は、まぶたに適用することにより二重まぶたを形成できる“コスメ商品”に関する。
従来より、二重まぶたを形成するためのテープ品および接着剤品などは知られている。かかるテープ品および接着剤品は、整形外科的な手術に依らずとも簡易に二重まぶたを形成できるので、広く利用されている。
テープ品は、粘着性を有するテープ材を人の瞼皮膚に貼り付けて使用する。貼り付けられた硬質のテープ材によって瞼に皺を作ることができ、二重まぶたが形成される。一方、接着剤品は、瞼皮膚に塗布して使用する。塗布により得られる軟質皮膜の粘着性を利用して瞼に皺を作り、二重まぶたを形成する。
実公昭62−136545号公報 特許第3277180号公報 国際公開(WO)第2010/087365号公報
本願発明者は、接着剤品、特に液体形態の接着剤品では克服すべき課題が依然あることに気付き、そのための対策を取る必要性を見出した。具体的には以下の課題があることを本願発明者は見出した。
液体の接着剤品は、その塗布によって得られる粘着性の軟質皮膜で二重まぶたを形成するが、使用後には、当該皮膜を除去しなければならない。使用に供した皮膜は、その粘着性・軟質性ゆえ、剥がす操作を行っただけでは皮膚(瞼皮膚)に一部が残存してしまうことがある。
瞼皮膚に残された残存物を除くため、石鹸・洗顔フォームなどの洗剤を用いて洗浄することが考えられるが、目に洗剤が入ってしまう虞などは否定できない。また、そもそも洗剤を要することは、簡易な洗浄とはいえず洗剤コストの点も無視できない。
本発明はかかる事情に鑑みて為されたものである。つまり、本発明の主たる目的は、使用後の除去の点でより好適な接着剤品(特に、液体形態の二重まぶた形成液)を提供することである。
上記課題を解決するため、本発明では、二重まぶた形成液であって、
皮膜形成剤、および
皮膜形成剤を溶解させるための溶媒
を含んで成り、
溶媒にキチンが含まれた二重まぶた形成液が提供される。
本発明の特徴の1つは、二重まぶたを形成するための液体品にキチン成分を含んでいることである。つまり、本発明の二重まぶた形成液には、“キチン”といった、二重まぶた形成品(特に、液体形態の二重まぶた形成品)には通常使用されないと考えられていた成分が好適に含まれている。
本発明の二重まぶた形成液は、使用後の除去の点でより優れている。特に、本発明では、二重まぶた形成のための皮膜を剥がした際の不都合な残存が減じられる。
より具体的には、二重まぶた形成の用に供した皮膜の除去に対してキチンが効果的に作用し、瞼皮膚における皮膜の残存を減じつつ比較的きれいに皮膜を剥がすことができる。特に、皮膜中に含まれるキチンによって皮膜がより一体的に除去されることになり、皮膜の一部が瞼皮膚に残存しにくい。
このように皮膜残存が減じられることは、使用後の処理として石鹸・洗顔フォームなどの洗剤の必要性が減じられることにつながる。特に好ましい態様では洗剤を要せずとも、瞼(瞼皮膚)を使用前の状態に戻すことが可能となる。例えば、お湯などで流すことを通じて瞼皮膚を使用前の状態へと戻すことができる。
図1は、二重瞼の形成態様を模式的に示した図である。 図2は、キチンの分子構造を模式的に示した図である。 図3は、皮膜のピールオフを模式的に示した図である。 図4は、ファイバー形態のキチンを模式的に示した図である。 図5は、「キチンファイバーが皮膜の全体に分布する」を説明するための皮膜の模式的な平面図である。 図6は、皮膜中でファイバー同士が互いに交差する態様を模式的に示した図である。 図7は、部分加水分解キチンナノファイバーを説明するための模式図である。 図8Aは、実施例1の結果を示す写真である。 図8Bは、比較例1の結果を示す写真である。 図9Aは、実施例2の結果を示す写真である。 図9Bは、比較例2の結果を示す写真である。
以下では、図面を参照して本発明の一実施形態に係る「二重まぶた形成液」をより詳細に説明する。図面における各種の要素は、本発明の理解のために模式的かつ例示的に示したにすぎず、外観や寸法比などは実物と異なり得る。
本明細書において「二重まぶた形成液」とは、常温(例えば10〜35℃の温度条件下)で液体形態などに代表される流動性を有し、瞼皮膚への塗布によって皮膜形成(好ましくは粘着性皮膜の形成)がなされるものを指している。
本明細書で言及する各種の数値範囲は、下限および上限の数値そのものも含むことを意図している。つまり、例えば1〜10といった数値範囲を例にとれば、下限値の“1”を含むと共に、上限値の“10”をも含むものとして解釈され得る。
また、本明細書において「皮膜」とは、広義には、液体接着剤を使用して二重瞼を形成する際に通常形成される薄い膜または層を意味しており、狭義には、細長い形態を有するとともに厚さがミクロンオーダー(例えば、10μm〜200μmまたは10μm〜100μm程度)の薄い長尺層を意味している。
[本発明の二重まぶた形成液]
本発明の二重まぶた形成液は、瞼に適用されることで所望の二重瞼に資する皮膜を形成できる。かかる皮膜は、好ましくは粘着性を有するところ、その粘着性を利用して皺が維持され“二重瞼”が形成される。
このような皮膜形成ゆえ、本発明の二重まぶた形成液は、皮膜形成剤を含んで成る。二重まぶた形成液の瞼皮膚への塗布によって粘着性の皮膜が形成されるのであれば、皮膜形成剤は原則いずれの種類であってよい。また、二重まぶた形成液には、かかる皮膜形成剤の塗布に資する溶媒が含まれている。溶媒もまた、皮膜形成剤の溶解または分散に資するものであれば、原則いずれの種類であってもよい。
このように、本発明の二重まぶた形成液は、皮膜形成剤、および、それを溶解させる溶媒を少なくとも含んで成る。二重まぶた形成液は、流動性を有するので、刷毛などの適当な塗布手段を用いて瞼上に塗布することができる。例えば、図1に示すように、実質的に二重瞼を形成したい瞼箇所に塗布を行う。塗布によって粘着性皮膜10が形成されるが、その皮膜箇所を適当なプッシャー20で押し込むと襞を形成できる。かかる襞は皮膜の粘着性に起因して維持され、結果として二重瞼30が形成される。なお、二重まぶた形成液の溶媒は、皮膜形成剤の塗布に資するものであるが、好ましくは気化成分に相当するので、瞼に適用された後、その少なくとも一部が気化して散逸することになる。
ある好適な態様では、皮膜形成剤としてポリマー成分が含まれる。好ましくは、皮膜形成剤としてのポリマー成分は、水溶性ポリマーまたは水分散性ポリマーである。本発明の二重まぶた形成液に含まれるポリマーは1種類に限らず、少なくとも2種類であってもよい。また、皮膜形成剤のポリマー自体は、コポリマーおよび/またはターポリマーなどであってもよい。一方、溶媒は、好ましくは水媒体であり、それゆえ少なくとも水を含んで成ることが好ましい。水は、例えば、蒸留水、純水、超純水、イオン交換水もしくは脱イオン水等の精製水または水道水等であってよい。
本発明の二重まぶた形成液は、溶媒にキチンを含んで成る。つまり、二重まぶた形成液の溶媒には皮膜形成剤が含まれるが、本発明では更にキチンも含まれている。
キチンは、甲殻類などの生体から抽出される含窒素多糖類に属する成分である。より具体的には、キチンは、Nアセチルグルコサミンを含んで成る含窒素多糖類であって(以下の化1参照)、より好ましくはN-アセチル-D-グルコサミンがβ-1,4結合で直鎖状に連なった多糖である(図2参照)。天然成分としてのキチンの原料には、例えば、カニ殻、エビ殻、昆虫類および菌類などから成る群から選択される少なくとも1種を挙げることができる。

[化1]
Figure 2019214531
(n:1以上の整数)
上記説明から分かるように、本発明でいう「キチン」とは、広義には、カニ殻やエビ殻、昆虫類および菌類などの生体材から抽出される含窒素多糖類のことを意味している。狭義には、本発明における「キチン」は、上記式1のキチン分子構造を少なくとも一部に有するものを指しており、また、基本骨格として上記式1の分子骨格を少なくとも一部に有しつつ官能基が部分的に異なる誘導体をも包含するものとして解される。
本発明では、キチン含有ゆえ、皮膜の取外し操作をより好適に行うことができる。二重まぶた形成液の使用に際しては瞼に塗布されることを通じて皮膜形成剤から皮膜が形成される。かかる皮膜は、キチンを含んで成るが、それに起因して少なくとも皮膜の一体性が増すことになる。よって、皮膜を取り外す際にその一部が皮膚に対して不都合に残存するといったことがなく、きれいに“ピールオフ”を行うことができる(図3参照)。なお、使用者にとってみれば、瞼上から皮膜を滑らかにスムーズに除去できる感覚を持つことになり得る。これは、特定の理論に拘束されるわけではないが、キチンによって皮膜の一体性が増したことに少なくとも起因するものと考えられる。
ある好適な態様では、キチンは溶媒中で分散している。かかる分散に起因して、溶媒中でキチンが好ましくは満遍なく全体に存在することになる。これは、二重まぶた形成液を皮膚に塗布することで得られる皮膜においてキチン成分が偏在しなくなり、皮膜の一体性が効果的に向上することを意味している。なお、溶媒中(特に本発明のような水溶媒中)におけるキチンの分散をより促進させる点でいえば、適当な破砕処理に付されたキチンを用いてよい。より具体的には、カニ殻やエビ殻などの原料からキチンを調製するに際して、グラインダー処理および/または高圧ホモジナイザー処理などの適当な剪断力付加の処理を行ってもよい。
好ましくは、本発明の二重まぶた形成液に含まれるキチンは、ファイバー形態を有している。すなわち、二重まぶた形成液に用いるためのキチンは、粉末形態および粒形態・粒子形態などでなく、図4に示すような繊維状を成している。ファイバー形態のキチンは、溶媒中で単一でなく、複数存在するようになっているものが好ましい。換言すれば、溶媒に含まれるキチンは複数のファイバーから成るキチンファイバーの集合体であることが好ましい。これによって、皮膜の一体性がより増すことになり、皮膜を取り外すに際しては、その一部が皮膚に残存するといった不都合な事象は生じにくくなる。
ファイバー形態のキチンについて詳述しておく。本発明では、キチンがファイバーとなっている(特にキチンファイバーの集合体となっている)からこそ、皮膜の至るところにキチンが存在できるようになる。つまり、キチンファイバーは皮膜の全体に好適に分布し得る。好ましくは、皮膜中でキチンファイバーが全体的により広く分布し得、さらに好ましくはキチンがより均一に広く皮膜中に存在することになる。したがって、キチンファイバーは、皮膜としての全体の一体性向上に特に寄与し、皮膜の一部が瞼皮膚に残存するといった不都合なピールオフは回避され得る。
ここで、本明細書において「キチンファイバーが皮膜の全体に分布する」とは、広義には、皮膜における任意のいずれの箇所をとってもファイバーの存在を通常確認できることを意味している。簡易的には、「キチンファイバーが皮膜の全体に分布する」とは、“水と皮膜形成剤とキチンとを少なくとも含んで成る二重まぶた形成液”の塗布によって得られる平面視矩形状の皮膜(平面視の長手寸法:50mm、短手寸法:1mm、厚さ:100μm)について、その4分割領域のいずれにおいてもキチンの存在を確認できることを意味している(図5参照)。
溶媒に含まれるキチンが複数のファイバーから成るキチンファイバーの集合体である場合、皮膜中でファイバー同士が互いに交差して存在することが好ましい。つまり、二重まぶた形成液の皮膚への塗布により得られる皮膜10では、図6に示すように、隣接するファイバー同士が部分的に重なって存在することが好ましい。皮膜中においてキチンがランダムに分布しているといえども、一方のファイバーと他方のファイバーとが互いに接点を有しているともいえる。かかるファイバー同士の互いの交差は、皮膜の一体性向上に寄与する。特定の理論に拘束されるわけではないが、これは、互いに交差するファイバーが皮膜中で所謂“つなぎ”として作用し、取り外しに際して皮膜が途中で分断され難くなるからであると考えられる。また、取り外す際に皮膜に加えられる応力が、ファイバー同士の接点・接合を介して、皮膜全体に分散されやすくなることも、皮膜が途中で分断され難くなることに関係しているものと考えられる。
本明細書でいう「ファイバー同士が互いに交差する」とは、皮膜10の平面視において隣接するファイバー同士が接点(表面接点)を有するように交わる形態を指している(図6参照)。また、かかる「ファイバー同士が互いに交差する」は、皮膜中に含まれる複数のファイバーのうちの少なくとも一部がそのような交差形態となっていることを意味しており、必ずしも全てのファイバーが交差形態にあることを意味しているわけではない。
ある好適な態様では、キチンは“キチンナノファイバー”となっている。つまり、二重まぶた形成液の溶媒に含まれるキチンが、ナノファイバーの形態を有している。ここでいう「ナノファイバー」とは、広義にはnmオーダーの繊維太さ(繊維幅)を有するものを指しており、狭義には、2nm〜100nmの繊維太さ、より好ましくは5nm〜50nmの繊維太さ、更に好ましくは5nm〜30nm(例示すると、8nm〜12nm又は18nm〜25nmなどの8nm〜25nm)の繊維太さを有している。このようなファイバーは、いわゆる“極細の繊維”ゆえ、媒体中でより均一に分散し易くなる。これは、二重まぶた形成液を皮膚に塗布した際に得られる皮膜中でより満遍なくキチン成分が存在することができ、皮膜の一体性がより向上し得ることを意味している。また、本発明の二重まぶた形成液の溶媒中ではキチンナノファイバーは実質的に半透明を呈し得るので、審美性の点でも好ましい。
本明細書において「繊維太さ(繊維幅)」とは、それが一定となっていない場合、繊維太さが最大となる箇所の寸法のことを指しており、そのうえで複数のファイバーが存在し得ることを前提にすれば任意の10本の数平均を意味している。
キチンナノファイバーは、例えばカニ殻から得ることができる。カニ殻は、キチンとタンパク質と炭酸カルシウムから一般に構成されている。よって、カニ殻を酸による中和反応および/またはアルカリによる可溶化処理などに付し、カニ殻からタンパク質および炭酸カルシウムを除去することでキチンを単離できる。単離されたキチンを例えばグラインダーおよび/または高圧ホモジナイザーを用いて物理的に解繊することによって、キチンナノファイバーを得ることができる。カニ殻の種類は、特に限定されず、ズワイガニ、ベニズワイガニおよび/またはタラバガニから成る群から選択される少なくとも1種の殻であってよい。カニの原産地も特に限定されず、例えば日本産、アメリカ産、カナダ産、ロシア産、中国産などであってよい。
キチンナノファイバーの繊維長さは、特に制限されるわけではないが、数μm程度であってよい。繊維太さがナノオーダーでありつつも、キチンナノファイバーの長さがミクロンオーダーとなることで、皮膜中においてファイバー同士の交差が促され、皮膜の一体性がより向上し得る。なお、ここでいう「繊維長さ」とは、電子顕微鏡写真などの平面視における繊維の両端部間の離隔距離のことを指しており、上記の「繊維太さ」と同様、任意の10本に対する数平均を意味している。
なお、キチンナノファイバーは、部分加水分解されたものであってもよい(以下では、かかるキチンナノファイバーを「部分加水分解キチンナノファイバー」とも称する)。具体的には、キチンナノファイバーの表面が脱アセチルされたものであってよい。ここでの脱アセチルは、キトサン化となり得るので、部分加水分解されたキチンナノファイバーは、キチンに加えてキトサンの分子構造をも有して成る。好ましくは、図7に示すように、ナノファイバーの内部がキチン分子構造を有する一方、ナノファイバーの表面がキトサン分子構造を有する。このような部分加水分解キチンナノファイバーの脱アセチル化の程度、すなわち、脱アセチル化度は、好ましくは20〜60%、より好ましくは20〜50%、さらに好ましくは20〜40%(1つ例示すれば25〜35%)である。
部分加水分解キチンナノファイバーは、溶媒中、特に水溶媒中で高い分散性を呈する。高い分散性ゆえ、本発明の二重まぶた形成液の溶媒中では、部分加水分解キチンナノファイバーが全体としてより満遍なく存在することができ、二重まぶた形成液を塗布して得られる皮膜中でもキチン成分がより均一に存在し易くなる。つまり、瞼皮膚上に形成された皮膜においてファイバーが皮膜全体に分布し易くなり、好ましくは皮膜にてファイバー同士の互いの交差がより均一に分布し得るようになる。よって、皮膜の一体性がより効果的に向上することになり、結果として皮膜除去をより好適に達成できる。
水媒体に対する部分加水分解キチンナノファイバーの高い分散性は、酸性条件下の方が発現され易い。よって、溶媒(好ましくは水溶媒)は、無機酸を含んでいてよく、例えば酢酸が溶媒に含まれていてもよい。このような無機酸は多量である必要はなく、少量または極少量であってよい。あくまでも例示にすぎないが、酢酸などの無機酸の含有量は、二重まぶた形成液の全重量基準で、0.001〜5重量%、好ましくは0.005〜2.5重量%、より好ましくは0.01〜0.2重量%(例えば、0.025〜0.2重量%または0.03〜0.1重量%)である。
本発明に用いられるキチンは、必ずしも多くなくてもよい。つまり、本発明の二重まぶた形成液において、キチンの含有量は少なくてよい。あくまでも例示にすぎないが、二重まぶた形成液の全重量基準で、好ましくは0.01〜10重量%、より好ましくは0.01〜5重量%、更に好ましくは0.01〜1重量%(例えば、0.05〜0.5重量%または0.05〜0.25重量%)である。キチンファイバーはその1本1本としてみれば密度が極めて小さいので、かかる含有量のキチンであっても、キチンファイバーが皮膜の全体に分布でき、皮膜中でファイバー同士が互いに交差して存在し易くなる。つまり、このような少量のキチンであっても、皮膜の一体性が向上し、きれいな“ピールオフ”を達成できる。
本発明の二重まぶた形成液は、種々の形態で具現化することができる。以下それについて説明する。
(溶媒)
本発明の二重まぶた形成液の溶媒は、水を含んで成るものが好ましいものの、皮膜形成剤の溶解および/またはキチンの分散に資するものであれば、他の溶媒が更に加えられていてもよい。かかる溶媒としては、例えば、メタノール、エタノール、イソプロパノール、n-プロパノール、イソブタノール、n-ブタノール、ヘキサノール、シクロヘキサノールを含むアルコール類; 酢酸エチル、酢酸イソプロピル、酢酸n−プロピル、酢酸n−ブチル、イソブチルイソ酪酸、酢酸ヘキシル、エチルエトキシプロピオネート、酢酸2−エチルヘキシル、二塩基酸エステル、テキサノールエステルアルコール等のエステル類; α−ヒドロキシイソ酪酸エチル、α−ヒドロキシイソ酪酸イソプロピル、α−ヒドロキシイソ酪酸ブチル、乳酸メチル、乳酸エチル、乳酸イソプロピル、乳酸ブチル、グリコール酸メチル、グリコール酸エチル、グリコール酸イソプロピル、グリコール酸ブチル等のオキシ酸エステル類; 樟脳、アセトン、MEK(メチルエチルケトン)、メチル−n−プロピルケトン、MIBK、メチルイソアミルケトン、シクロヘキサノン、ジイソブチルケトン、C11−ケトン等のケトン類; プロピレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノt−ブチルエーテル、エチレングリコールモノプロピルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテールジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル等のグリコールエーテル類; プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、エチレングリコールジアセテート、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノブチルエーテルアセテート等のグリコールエーテルエステル類を挙げることができる。
ある好適な態様では、溶媒は水に加えてエタノールを更に含んでいる。エタノールは、水溶性ゆえ、水と一体的に皮膜形成剤の溶解およびキチンの分散に資するとともに、塗布後に気化し易く好適な皮膜形成にも資する。さらには、エタノールは、抗菌効果および/または消泡効果も期待することができる。特に、本発明の二重まぶた形成液では、生体由来のキチンを含むものであり、その点でアルコールの抗菌効果は、特に有利に作用し得る。
(好適な皮膜形成剤)
本発明の二重まぶた形成液の皮膜形成剤は、ポリマー成分であるところ、それはアクリル酸系ポリマーであることが好ましい。二重まぶた形成液の塗布によって、二重形成に好適な粘着性皮膜が形成され易いからである。アクリル酸系ポリマーは、より好ましく水溶性または水分散性であり、コポリマーまたはターポリマーであってもよい。
具体的なアクリル酸系ポリマーとしては、アクリル酸アルキル、メタクリル酸アルキル、アクリル酸、メタクリル酸又はそれらのエステルのうちの2種以上のモノマーで構成される共重合体であってよい(“アクリル酸アルキル”および“メタクリル酸アルキル”におけるアルキルは、炭素数が、好ましくは1〜10、より好ましくは1〜8、更に好ましくは1〜6、例えば1〜4となっている)。別の切り口でいえば、アクリル酸系ポリマーは、アクリル酸アルキルエステルおよび/もしくはメタクリル酸アルキルエステルなどのアクリル酸エステルならびに/またはメタクリル酸エステルから得られるような共重合体であってよい。あくまでも1つの例示にすぎないが、アクリル酸系ポリマーは、アクリル酸エチル/メタクリル酸エチル共重合体などであってよい。このようなアクリル酸系ポリマーに加えて又はそれに代えて、本発明におけるアクリル酸系ポリマーは、メタクリロイルオキシエチル系ベタイン(例えば、メタクリル酸エチルベタイン)と、メタクリル酸アルキル、メタクリル酸又はそのエステルとの2種以上のモノマーで構成される共重合体であってよい(“メタクリル酸アルキル”におけるアルキルは、炭素数が、好ましくは1〜10、より好ましくは1〜8、更に好ましくは1〜6、例えば1〜4となっている)。
本発明の二重まぶた形成液の皮膜形成剤としては、例えば、「アクリル酸アルキル、メタクリル酸アルキル、アクリル酸、メタクリル酸又はそれらのエステルのうちの2種以上のモノマーで構成される共重合体」および「メタクリロイルオキシエチル系ベタインと、メタクリル酸アルキル、メタクリル酸又はそのエステルとの2種以上のモノマーで構成される共重合体」の双方が皮膜形成剤として用いられていてよい。すなわち、それらの混合物が皮膜形成剤として本発明の二重まぶた形成液に含まれていてよい。
皮膜形成剤として用いることができるアクリル酸系ポリマーを更に例示すれば、アクリル酸アルキルコポリマーアンモニウム、(スチレン/アクリル酸アルキル)コポリマーアンモニウム、アクリル酸エステル/メタクリル酸エステル共重合体、t−ブチルアクリレート/アクリル酸エチル/メタクリル酸共重合体、ビニルピロリドン/アクリレート共重合体、アクリレート/アクリルアミド共重合体、ビニルアセテート/ブチルマレアート/イソボルニルアクリレート共重合体等のアニオン性高分子化合物、ならびに/または、ジアルキルアミノエチルメタクリレート重合体の酢酸両性化物、アクリル酸オクチルアクリルアミド/アクリル酸ヒドロキシプロピル/メタクリル酸ブチルアミノエチル共重合体等の両性高分子化合物、ならびに/または、ビニルピロリドン/ジメチルアミノエチルメタクリレート共重合体、ビニルカプロラクタム/ビニルピロリドン/ジメチルアミノエチルメタクリレート共重合体等のノニオン性高分子化合物等を挙げることができる。このようなアクリル酸系ポリマーは、1種に限らず、2種以上の混合物として用いられてよい。
特に化粧品成分表示名称などに基づいた切り口でいえば、ある好適なアクリル酸系ポリマーは、アクリレーツコポリマー、および/または、メタクリロイルオキシエチルカルボキシベタイン/メタクリル酸アルキル)コポリマー(例えば、N−メタクリロイルオキシエチルN,N−ジメチルアンモニウム−α−N−メチルカルボキシベタイン・メタクリル酸アルキルエステル共重合体)となっている。なお、上記の“N−メタクリロイルオキシエチルN,N−ジメチルアンモニウム−α−N−メチルカルボキシベタイン・メタクリル酸アルキルエステル共重合体”は、N−メタクリロイルオキシエチルN,N−ジメチルアンモニウム−α−N−メチルカルボキシベタインと、メタクリル酸アルキルエステルとの共重合体に相当し得る。
(キチンの使用形態)
本発明の二重まぶた形成液は、皮膜形成剤と溶媒とキチンとを互いに混合させることによって調製できるが、その際のキチンは、水分散体の形態を有するものであってよい。例えば、キチンファイバーが水媒体に分散して成る懸濁液の形態としてキチンを用いてよい。あくまでも例示であるが、二重まぶた形成液の調製に供される懸濁液の固形分濃度(すなわち、キチン濃度)は、懸濁液の総重量基準で、好ましくは0.1〜10重量%、より好ましくは0.5〜5重量%、更に好ましくは0.5〜2重量%(例えば0.5〜1.5重量%)である。このような比較的低い濃度であっても、キチン固有の性質に起因して、懸濁液は粘稠を帯び、半透明(例えば、淡褐色半透明)を呈し得る。
(付加的な成分)
本発明の二重まぶた形成液では、皮膜形成剤および溶媒の他に付加的な成分が含まれていてもよい。例えば、皮膚コンディショニング剤、防腐剤、香料、pH調整剤および/または保護剤などが含まれていてもよい。例えば、皮膚コンディショニング剤としてはブチレングリコール、ペンチレングリコールおよびグリチルリチン酸ジカリウムなどから成る群から選択される少なくとも1種を挙げることができる。防腐剤としては、メチルパラベンを挙げることができる。そして、pH調整剤としては、酢酸を挙げることができる。保護剤としてはカミツレ花/葉エキスなどを挙げることができる。
(組成の含有量)
本発明の二重まぶた形成液の主要成分である媒体(特に水媒体)、皮膜形成剤、キチンは、その順で含有量(重量%)が多くなっていることが好ましい。つまり、それら含有成分の重量関係は、好ましくは、媒体>皮膜形成剤>キチンである。より具体的には、少なくとも水を含んでなる水媒体(例えば水およびアルコール類から成る水系媒体)は、二重まぶた形成液の全体基準で、好ましくは40〜70重量%、より好ましくは50〜70重量%、例えば60〜70重量%である。皮膜形成剤としてのアクリル酸系ポリマーは、二重まぶた形成液の全体基準で、好ましくは20〜40重量%、より好ましくは20〜30重量%、例えば25〜30重量%である。そして、キチンは、二重まぶた形成液の全体基準で、好ましくは0.01〜10重量%、より好ましくは0.05〜5重量%、例えば0.05〜2重量%(例示すると0.05〜1重量%または0.05〜0.15重量%など)である。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、あくまでも典型例を例示したに過ぎない。従って、本発明はこれに限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲において種々の態様が考えられることを当業者は容易に理解されよう。
例えば、上記では二重まぶた形成液に含まれるキチンについて説明してきたが、かかるキチンと同様の効果を奏し得ると考えられる“キトサン”が溶媒に含まれていてもよい。つまり、キチンの類縁体と考えらえるキトサンが、キチンに代えて又はそれに加えて本発明の二重まぶた形成液に含まれていてもよい。
本発明に関連して実証試験を行った。具体的には、二重まぶた形成液の皮膜除去(ピールオフ特性)を確認する試験を実施した。
試験条件を以下に示す。

実施例1(キチン含有)
二重まぶた形成液の主組成
皮膜形成剤:アクリレーツコポリマー(大東化成工業株式会社製、ダイトゾール5000AD、含有量16重量%(二重まぶた形成液の総重量基準))、および、(メタクリロイルオキシエチルカルボキシベタイン/メタクリル酸アルキル)コポリマー及びエタノール(大阪有機化学株式会社製、RAMレジン2000、含有量41重量%(二重まぶた形成液の総重量基準))
溶媒:水(イオン交換水、含有量38重量%(二重まぶた形成液の総重量基準))、および、エタノール(上記の“RAMレジン2000”に含有されているエタノール)
キチン:ファイバー形態、繊維太さ約10nm、マリンナノファイバー(登録商標)/部分加水分解キチンNF/株式会社マリンナノファイバー製、含有量0.1重量%(二重まぶた形成液の総重量基準)

比較例1(キチン無し)
キチンを加えなかったこと以外は実施例1と同じである。
実施例1および比較例1のそれぞれにつき、以下の手順に従った試験を実施した。

(1)瞼皮膚を模した試験片として、10mm×50mmmサイズにカットした人工合皮(サプラーレ:イデアテックスジャパン株式会社製、サプラーレPBZ BK(黒)PBZ13001)を用いた。

(2)試験片に対して二重まぶた形成液を塗布して乾燥(約12時間)に付し、皮膜を得た。

(3)試験片に対する皮膜のピールオフ性をより明確に確認するために、「試験片+皮膜」を一旦お湯(約40℃/約2分間)に浸してから、皮膜を試験片から剥離させた。

(4)具体的には、皮膜の一方の端をピンセットでつまんで試験片から皮膜を引き剥がすことを試みた(かかる引き剥がしは、通常の使用時を想定したものであり、実質的に一定の加速度となるように急激な変化を与えることなく行った)。
結果を図8Aおよび図8Bに示す。図8Aに示す写真から分かるように、実施例1(キチン含有)では、皮膜が伸びつつも切れずに試験片から完全に皮膜が剥がれた。これに対して、比較例1(キチン無し)では、図8Bに示すように、皮膜の引っ張りに伴って皮膜が途中で切れ、一部が試験片に残存した。
再現性を確かめるため、同様の試験を実施例2および比較例2として行った。試験の結果を図9Aおよび図9Bに示す。かかる試験においても、“キチン含有”(実施例2)の皮膜が一体的に試験片から剥がれたのに対して(図9A参照)、“キチン無し”(比較例2)の皮膜は途中で部分的に切れてしまった(図9B参照)。
本発明に係る二重まぶた形成液を使用すると、整形外科的な手術に依らずとも簡易に二重まぶたを形成できる。特に、使用後の皮膜除去が好適に為されるので、日常的に二重まぶたを形成したい者にとって特に有益である。
10 皮膜
20 プッシャー
30 二重瞼

Claims (11)

  1. 二重まぶた形成液であって、
    皮膜形成剤、および
    前記皮膜形成剤を溶解させるための溶媒
    を含んで成り、
    前記溶媒にキチンを含んで成る、二重まぶた形成液。
  2. 前記キチンが、前記溶媒中に分散している、請求項1に記載の二重まぶた形成液。
  3. 前記キチンがファイバーの形態を有する、請求項1または2に記載の二重まぶた形成液。
  4. 前記キチンが、キチンナノファイバーである、請求項1〜3のいずれかに記載の二重まぶた形成液。
  5. 前記キチンナノファイバーが、キチンに加えてキトサンの分子構造も有して成る、請求項4に記載の二重まぶた形成液。
  6. 前記皮膜形成剤が、アクリル酸系ポリマーを含んで成る、請求項1〜5のいずれかに記載の二重まぶた形成液。
  7. 前記溶媒が水を含んで成る、請求項1〜6のいずれかに記載の二重まぶた形成液。
  8. 前記溶媒がエタノールを更に含んで成る、請求項7に記載の二重まぶた形成液。
  9. 前記二重まぶた形成液の塗布によって形成される皮膜は、前記キチンを含んで成る、請求項1〜8のいずれかに記載の二重まぶた形成液。
  10. 前記溶媒に含まれる前記キチンは複数のファイバーから成るキチンファイバーの集合体であり、
    前記ファイバーが前記皮膜の全体に分布している、請求項9に記載の二重まぶた形成液。
  11. 前記溶媒に含まれる前記キチンは複数のファイバーから成るキチンファイバーの集合体であり、
    前記皮膜中では前記ファイバー同士が互いに交差している、請求項9または10に記載の二重まぶた形成液。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7128556B1 (ja) * 2021-12-03 2022-08-31 恵子 江俣 糊付けによる鼻美容整形方法及び鼻美容整形用糊

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