JP2000143483A - 化粧料 - Google Patents
化粧料Info
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- JP2000143483A JP2000143483A JP31608298A JP31608298A JP2000143483A JP 2000143483 A JP2000143483 A JP 2000143483A JP 31608298 A JP31608298 A JP 31608298A JP 31608298 A JP31608298 A JP 31608298A JP 2000143483 A JP2000143483 A JP 2000143483A
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- cosmetic
- water
- polymer particles
- polymer
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Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 親水性ポリマーを構成成分とするシェル
部、疎水性ポリマーを構成成分とするコア部及び色材以
外の化粧成分を有する水不溶性ポリマー粒子を含有する
化粧料。 【効果】 化粧成分を毛髪又は皮膚上に効率良く吸着で
きる。
部、疎水性ポリマーを構成成分とするコア部及び色材以
外の化粧成分を有する水不溶性ポリマー粒子を含有する
化粧料。 【効果】 化粧成分を毛髪又は皮膚上に効率良く吸着で
きる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水性液体中で、化
粧成分を毛髪又は皮膚上に効率良く吸着させる化粧料に
関する。
粧成分を毛髪又は皮膚上に効率良く吸着させる化粧料に
関する。
【0002】
【従来の技術】化粧料に配合される化粧成分の効果を享
受するには、毛髪又は皮膚上にある程度の付着量が必要
であるが、特にすすぎ流して使用する剤型などでは、そ
のほとんどが流されてしまい、その効果が十分に得られ
ない。また、香料や冷感剤等の揮発しやすい成分は、そ
の効果を十分持続させることができない。毛髪又は皮膚
への化粧成分の付着量を増すためには、化粧料中に大量
に配合する、化粧成分を他の接着成分で固着させる等の
方法が考えられるが、いずれも十分ではない。
受するには、毛髪又は皮膚上にある程度の付着量が必要
であるが、特にすすぎ流して使用する剤型などでは、そ
のほとんどが流されてしまい、その効果が十分に得られ
ない。また、香料や冷感剤等の揮発しやすい成分は、そ
の効果を十分持続させることができない。毛髪又は皮膚
への化粧成分の付着量を増すためには、化粧料中に大量
に配合する、化粧成分を他の接着成分で固着させる等の
方法が考えられるが、いずれも十分ではない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、感触
を損ねることなく、化粧成分を毛髪又は皮膚上に効率良
く吸着させる化粧料を提供することにある。
を損ねることなく、化粧成分を毛髪又は皮膚上に効率良
く吸着させる化粧料を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】特定のシェル部とコア部
を有する水不溶性ポリマー粒子中に、化粧成分を含有さ
せることにより、感触を損ねることなく、当該化粧成分
を毛髪又は皮膚上に効率良く吸着させることができるこ
とを見出した。
を有する水不溶性ポリマー粒子中に、化粧成分を含有さ
せることにより、感触を損ねることなく、当該化粧成分
を毛髪又は皮膚上に効率良く吸着させることができるこ
とを見出した。
【0005】本発明は、親水性ポリマーを構成成分とす
るシェル部と、疎水性ポリマーを構成成分とするコア部
及び色材以外の化粧成分を有する水不溶性ポリマー粒子
を含有する化粧料を提供するものである。
るシェル部と、疎水性ポリマーを構成成分とするコア部
及び色材以外の化粧成分を有する水不溶性ポリマー粒子
を含有する化粧料を提供するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】シェル部の親水性ポリマーを構成
する親水性モノマーは、水100gに対する溶解度が2
0℃で0.1g以上のものが好ましく、例えばアクリル
酸メチル、アクリル酸ヒドロキシエチル、ポリエチレン
グリコールモノアクリレート、グリシジルアクリレー
ト、メタクリル酸メチル、メタクリル酸ヒドロキシプロ
ピル、ポリエチレングリコールモノメタクリレート、メ
タクリルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミド、酢
酸ビニル、クロトン酸等や;アクリル酸、メタクリル
酸、イタコン酸、マレイン酸等の不飽和カルボン酸モノ
マー;スチレンスルホン酸、2−アクリルアミド−2−
メチルプロパンスルホン酸、ビニルスルホン酸等の不飽
和スルホン酸モノマー;ビニルホスフェート、ビス(メ
タアクリロキシエチル)ホスフェート等の不飽和リン酸
モノマーなどの反応性ビニル基を有する有機酸又はその
塩(塩としては、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金
属塩、アンモニウム塩等が挙げられる)などが挙げられ
る。これらの親水性モノマーは1種以上を用いることが
できる。また、親水性ポリマーとしては、例えばキトサ
ン等が挙げられる。
する親水性モノマーは、水100gに対する溶解度が2
0℃で0.1g以上のものが好ましく、例えばアクリル
酸メチル、アクリル酸ヒドロキシエチル、ポリエチレン
グリコールモノアクリレート、グリシジルアクリレー
ト、メタクリル酸メチル、メタクリル酸ヒドロキシプロ
ピル、ポリエチレングリコールモノメタクリレート、メ
タクリルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミド、酢
酸ビニル、クロトン酸等や;アクリル酸、メタクリル
酸、イタコン酸、マレイン酸等の不飽和カルボン酸モノ
マー;スチレンスルホン酸、2−アクリルアミド−2−
メチルプロパンスルホン酸、ビニルスルホン酸等の不飽
和スルホン酸モノマー;ビニルホスフェート、ビス(メ
タアクリロキシエチル)ホスフェート等の不飽和リン酸
モノマーなどの反応性ビニル基を有する有機酸又はその
塩(塩としては、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金
属塩、アンモニウム塩等が挙げられる)などが挙げられ
る。これらの親水性モノマーは1種以上を用いることが
できる。また、親水性ポリマーとしては、例えばキトサ
ン等が挙げられる。
【0007】これらのうち、キトサン及び反応性ビニル
基を有する有機酸又はその塩の重合体を構成成分とする
のが好ましい。なお、ここで用いられるキトサンとは、
(1→4)−2−アセトアミド−2−デオキシ−β−D
−グルカン構造を有するキチンの脱アセチル化物であっ
て(1→4)−2−アミノ−2−デオキシ−β−D−グ
ルカン構造を有するもので、脱アセチル化されたアミノ
基の一部、又は同一分子内にある水酸基の一部がアシル
化反応、エーテル化反応、エステル化反応、その他反応
によって化学修飾されたキトサン誘導体も含まれる。一
般に、天然に存在するキチンは、アセトアミド基の一部
がアセチル化されていないアミノ基となっているが、本
発明で用いられるキトサンとは脱アセチル化度が30%
以上のものをいう。
基を有する有機酸又はその塩の重合体を構成成分とする
のが好ましい。なお、ここで用いられるキトサンとは、
(1→4)−2−アセトアミド−2−デオキシ−β−D
−グルカン構造を有するキチンの脱アセチル化物であっ
て(1→4)−2−アミノ−2−デオキシ−β−D−グ
ルカン構造を有するもので、脱アセチル化されたアミノ
基の一部、又は同一分子内にある水酸基の一部がアシル
化反応、エーテル化反応、エステル化反応、その他反応
によって化学修飾されたキトサン誘導体も含まれる。一
般に、天然に存在するキチンは、アセトアミド基の一部
がアセチル化されていないアミノ基となっているが、本
発明で用いられるキトサンとは脱アセチル化度が30%
以上のものをいう。
【0008】また、反応性ビニル基を有する有機酸又は
その塩は、キトサンを溶解し水溶液とすることが可能
な、分子内に反応性ビニル基を一個以上かつ酸性基を一
個以上有する水溶性の有機酸であり、前記のもののう
ち、酸性度の比較的低い不飽和カルボン酸モノマーが好
ましく、特にポリマーの酸性度が低いメタクリル酸が最
も好ましい。これらの反応性ビニル基を有する有機酸又
はその塩とともに、種々の酸を任意に混合でき、例えば
塩酸、硫酸、リン酸等の無機酸、ギ酸、酢酸、クエン
酸、コハク酸、シュウ酸、グリコール酸、ジクロル酸、
トリフルオロ酢酸等の有機酸が挙げられる。
その塩は、キトサンを溶解し水溶液とすることが可能
な、分子内に反応性ビニル基を一個以上かつ酸性基を一
個以上有する水溶性の有機酸であり、前記のもののう
ち、酸性度の比較的低い不飽和カルボン酸モノマーが好
ましく、特にポリマーの酸性度が低いメタクリル酸が最
も好ましい。これらの反応性ビニル基を有する有機酸又
はその塩とともに、種々の酸を任意に混合でき、例えば
塩酸、硫酸、リン酸等の無機酸、ギ酸、酢酸、クエン
酸、コハク酸、シュウ酸、グリコール酸、ジクロル酸、
トリフルオロ酢酸等の有機酸が挙げられる。
【0009】コア部の疎水性ポリマーを構成する疎水性
モノマーは、水100gに対する溶解度が20℃で0.
1g未満のものが好ましく、例えばスチレン、ジビニル
ベンゼン;一般式(1)
モノマーは、水100gに対する溶解度が20℃で0.
1g未満のものが好ましく、例えばスチレン、ジビニル
ベンゼン;一般式(1)
【0010】
【化1】
【0011】(式中、R1 は水素原子又はメチル基を示
し、R2 は炭素数4〜30の直鎖又は分岐鎖の炭化水素
基を示す)で表わされるアクリル酸エステル類又はメタ
クリル酸エステル類;トリフルオロエチルメタクリレー
ト等のフッ素系単量体;シリコーンマクロモノマーなど
が挙げられる。これらの疎水性モノマーは1種以上を用
いることができる。
し、R2 は炭素数4〜30の直鎖又は分岐鎖の炭化水素
基を示す)で表わされるアクリル酸エステル類又はメタ
クリル酸エステル類;トリフルオロエチルメタクリレー
ト等のフッ素系単量体;シリコーンマクロモノマーなど
が挙げられる。これらの疎水性モノマーは1種以上を用
いることができる。
【0012】更に、色材以外の化粧成分としては、例え
ば香料、消臭剤、殺菌剤、抗菌剤、ワックス類、油剤、
冷感剤、温感剤、保湿剤、収斂剤、シリコーン類、紫外
線吸収剤等が挙げられる。具体的には、香料としては、
例えばα−ピネン、β−ピネン、ミルセン、リモネン、
1,8−シネオール等のテルペン系炭化水素類、アミル
アセテート、アミルプロピオネート等の疎水性の香料
(例えば、特開平3−32673号公報、3頁左上欄1
9行〜同頁左下欄13行に記載の香料)が挙げられ;消
臭剤としては、例えば塩化アルミニウム、硫酸アルミニ
ウム、アルミニウムフェノールスルフォネート等が挙げ
られ;殺菌剤・抗菌剤としては、例えばサリチル酸、硫
化セレン、安息香酸、β−ナフトール等が挙げられ;ワ
ックス類としては、例えば石油ワックス、動・植物ワッ
クス等の天然ワックス及びこれらの水素化物等の天然ワ
ックス加工品、フイッシャー・トロプシュワックス、ポ
リエチレンワックス等の合成ワックスなどが挙げられ;
油剤としては、例えば流動パラフィン、イソパラフィ
ン、スクワラン等の炭化水素油、ミリスチン酸イソプロ
ピル、オクタン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシ
ル、アジピン酸ジイソプロピル等のエステル油、直鎖又
は分岐鎖のアルキルグリセリルエーテル、セタノール、
ステアリルアルコール等の高級アルコール、オリーブ
油、ホホバ油、ツバキ油、綿実油、ミンク油などの天然
動植物油等が挙げられ;冷感剤としては、例えばカンフ
ァー、チモール、ハッカ油、ペパーミント油、スペアミ
ント油、l−メントール、メントール誘導体等が挙げら
れ;温感剤としては、例えばノニル酸バニリルアミド、
カプサイシン、ジングロン、バニリルブチルエーテル及
びこれらを主成分とする天然の抽出物、例えばトウガラ
シエキス(チンキ)、アルニカチンキ、ショウキョウエ
キス(チンキ)及びこれらと同効の作用を有するオレオ
レジン等か挙げられ;保湿剤としては、例えばグリセリ
ン、プロピレングリコール、乳酸ソーダ、ポリエチレン
グリコール等が挙げられ;収斂剤としては、例えばバー
チエキストラクト、ローズマリーエキストラクト等の植
物エキス、硫酸アルミニウム、乳酸等が挙げられ;シリ
コーン類としては、例えばジメチルポリシロキサン、メ
チルフェニルポリシロキサン、アミノ変性シリコーン等
が挙げられ;紫外線吸収剤としては、例えばベンゾフェ
ノン化合物、ジベンゾイルメタン誘導体、シンナメート
誘導体等が挙げられる。
ば香料、消臭剤、殺菌剤、抗菌剤、ワックス類、油剤、
冷感剤、温感剤、保湿剤、収斂剤、シリコーン類、紫外
線吸収剤等が挙げられる。具体的には、香料としては、
例えばα−ピネン、β−ピネン、ミルセン、リモネン、
1,8−シネオール等のテルペン系炭化水素類、アミル
アセテート、アミルプロピオネート等の疎水性の香料
(例えば、特開平3−32673号公報、3頁左上欄1
9行〜同頁左下欄13行に記載の香料)が挙げられ;消
臭剤としては、例えば塩化アルミニウム、硫酸アルミニ
ウム、アルミニウムフェノールスルフォネート等が挙げ
られ;殺菌剤・抗菌剤としては、例えばサリチル酸、硫
化セレン、安息香酸、β−ナフトール等が挙げられ;ワ
ックス類としては、例えば石油ワックス、動・植物ワッ
クス等の天然ワックス及びこれらの水素化物等の天然ワ
ックス加工品、フイッシャー・トロプシュワックス、ポ
リエチレンワックス等の合成ワックスなどが挙げられ;
油剤としては、例えば流動パラフィン、イソパラフィ
ン、スクワラン等の炭化水素油、ミリスチン酸イソプロ
ピル、オクタン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシ
ル、アジピン酸ジイソプロピル等のエステル油、直鎖又
は分岐鎖のアルキルグリセリルエーテル、セタノール、
ステアリルアルコール等の高級アルコール、オリーブ
油、ホホバ油、ツバキ油、綿実油、ミンク油などの天然
動植物油等が挙げられ;冷感剤としては、例えばカンフ
ァー、チモール、ハッカ油、ペパーミント油、スペアミ
ント油、l−メントール、メントール誘導体等が挙げら
れ;温感剤としては、例えばノニル酸バニリルアミド、
カプサイシン、ジングロン、バニリルブチルエーテル及
びこれらを主成分とする天然の抽出物、例えばトウガラ
シエキス(チンキ)、アルニカチンキ、ショウキョウエ
キス(チンキ)及びこれらと同効の作用を有するオレオ
レジン等か挙げられ;保湿剤としては、例えばグリセリ
ン、プロピレングリコール、乳酸ソーダ、ポリエチレン
グリコール等が挙げられ;収斂剤としては、例えばバー
チエキストラクト、ローズマリーエキストラクト等の植
物エキス、硫酸アルミニウム、乳酸等が挙げられ;シリ
コーン類としては、例えばジメチルポリシロキサン、メ
チルフェニルポリシロキサン、アミノ変性シリコーン等
が挙げられ;紫外線吸収剤としては、例えばベンゾフェ
ノン化合物、ジベンゾイルメタン誘導体、シンナメート
誘導体等が挙げられる。
【0013】このような化粧成分は、1種以上を用いる
ことができ、ポリマー粒子中に1〜50重量%、特に2
〜30重量%含有されているのが好ましい。なお、化粧
成分は、ポリマー粒子中のいずれに存在していても良
い。
ことができ、ポリマー粒子中に1〜50重量%、特に2
〜30重量%含有されているのが好ましい。なお、化粧
成分は、ポリマー粒子中のいずれに存在していても良
い。
【0014】これらを構成成分とするシェル部とコア部
及び化粧成分とを有する水不溶性ポリマー粒子は、例え
ば疎水性モノマー、親水性モノマー及び化粧成分を用
い、油溶性重合開始剤の存在下に疎水性モノマーを重合
させてコア部を形成させ、水溶性重合開始剤の存在下に
親水性モノマーを重合させてシェル部を形成させること
により製造される。具体的には、親水性モノマー、疎水
性モノマー、化粧成分及び油溶性重合開始剤、更に必要
により非重合性疎水性物質を水中で乳化分散して得られ
た、平均粒径が10μm以下のモノマー液滴を重合さ
せ、次いで、水溶性重合開始剤を加えて重合させること
により、ポリマー粒子のコア部とシェル部とを形成する
方法;あるいは疎水性モノマーと相溶する、平均粒径が
10μm以下のポリマー粒子に、疎水性モノマー及び化
粧成分、更に必要により非重合性疎水性物質を加えて膨
潤させ、次に親水性モノマーの水溶液を加え、得られた
膨潤したポリマー粒子について、油溶性重合開始剤、更
に必要により水溶性重合開始剤の存在下でコア部とシェ
ル部の重合を行う方法などにより、製造できる。
及び化粧成分とを有する水不溶性ポリマー粒子は、例え
ば疎水性モノマー、親水性モノマー及び化粧成分を用
い、油溶性重合開始剤の存在下に疎水性モノマーを重合
させてコア部を形成させ、水溶性重合開始剤の存在下に
親水性モノマーを重合させてシェル部を形成させること
により製造される。具体的には、親水性モノマー、疎水
性モノマー、化粧成分及び油溶性重合開始剤、更に必要
により非重合性疎水性物質を水中で乳化分散して得られ
た、平均粒径が10μm以下のモノマー液滴を重合さ
せ、次いで、水溶性重合開始剤を加えて重合させること
により、ポリマー粒子のコア部とシェル部とを形成する
方法;あるいは疎水性モノマーと相溶する、平均粒径が
10μm以下のポリマー粒子に、疎水性モノマー及び化
粧成分、更に必要により非重合性疎水性物質を加えて膨
潤させ、次に親水性モノマーの水溶液を加え、得られた
膨潤したポリマー粒子について、油溶性重合開始剤、更
に必要により水溶性重合開始剤の存在下でコア部とシェ
ル部の重合を行う方法などにより、製造できる。
【0015】これらのうち、シェル部がキトサン及び反
応性ビニル基を有する有機酸又はその塩の重合体を構成
成分とするものである場合には、例えば下記製造法
(1)及び(2)により製造できる。
応性ビニル基を有する有機酸又はその塩の重合体を構成
成分とするものである場合には、例えば下記製造法
(1)及び(2)により製造できる。
【0016】〔製造法(1)〕キトサン(a)、反応性
ビニル基を有する有機酸又はその塩(e)、疎水性モノ
マー(f)、化粧成分(b)及び油溶性重合開始剤
(g)、更に必要により非重合性疎水性物質(d)を水
中で乳化分散して得られた、平均粒径が10μm以下の
モノマー液滴を重合させ、次いで水溶性重合開始剤
(h)を加えて重合させ、ポリマー粒子のコア部とシェ
ル部とを形成する方法。
ビニル基を有する有機酸又はその塩(e)、疎水性モノ
マー(f)、化粧成分(b)及び油溶性重合開始剤
(g)、更に必要により非重合性疎水性物質(d)を水
中で乳化分散して得られた、平均粒径が10μm以下の
モノマー液滴を重合させ、次いで水溶性重合開始剤
(h)を加えて重合させ、ポリマー粒子のコア部とシェ
ル部とを形成する方法。
【0017】この製造法(1)において、キトサン
(a)と反応性ビニル基を有する有機酸又はその塩
(e)の配合割合は、二重結合を持たない酸を併用する
場合は特に限定されるものではなく、二重結合を持たな
い酸を併用しない場合は、キトサンの単糖ユニット当た
りに換算して0.75〜10倍モルの反応性ビニル基を
有する有機酸又はその塩(e)を用いるのが好ましい。
0.75倍モル未満であるとキトサンが水に完全に溶解
できない傾向となる。
(a)と反応性ビニル基を有する有機酸又はその塩
(e)の配合割合は、二重結合を持たない酸を併用する
場合は特に限定されるものではなく、二重結合を持たな
い酸を併用しない場合は、キトサンの単糖ユニット当た
りに換算して0.75〜10倍モルの反応性ビニル基を
有する有機酸又はその塩(e)を用いるのが好ましい。
0.75倍モル未満であるとキトサンが水に完全に溶解
できない傾向となる。
【0018】キトサン(a)と疎水性モノマー(f)の
配合割合は、疎水性モノマー(f)100重量部に対し
て、キトサン(a)1〜5000重量部、特に2〜30
0重量部使用することが好ましい。キトサン(a)の量
が、疎水性モノマー(f)100重量部に対して1重量
部未満の場合、キトサンの性能が充分に発揮されない傾
向となり、一方、5000重量部を超える場合はポリマ
ーエマルジョンの安定性が損なわれる傾向となる。
配合割合は、疎水性モノマー(f)100重量部に対し
て、キトサン(a)1〜5000重量部、特に2〜30
0重量部使用することが好ましい。キトサン(a)の量
が、疎水性モノマー(f)100重量部に対して1重量
部未満の場合、キトサンの性能が充分に発揮されない傾
向となり、一方、5000重量部を超える場合はポリマ
ーエマルジョンの安定性が損なわれる傾向となる。
【0019】この製造法(1)において、油溶性重合開
始剤(g)は、疎水性モノマー(f)100重量部に対
して0.05〜10.0重量部の範囲で用いるのが好ま
しい。油溶性重合開始剤(g)は、熱又は還元性物質存
在下でラジカル分解して単量体の付加重合を開始させる
もので、油溶性の過酸化物、アゾビス化合物等が一般的
に用いられる。例えば、ラウロイルパーオキサイド、ベ
ンゾイルパーオキサイド等の有機過酸化物、2,2′−
アゾビスイソブチロニトリル、2,2′−アゾビス
(2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2′−アゾ
ビス(2−メチルブチロニトリル)等のアゾ化合物が挙
げられる。これらの重合開始剤は1種以上を使用でき
る。
始剤(g)は、疎水性モノマー(f)100重量部に対
して0.05〜10.0重量部の範囲で用いるのが好ま
しい。油溶性重合開始剤(g)は、熱又は還元性物質存
在下でラジカル分解して単量体の付加重合を開始させる
もので、油溶性の過酸化物、アゾビス化合物等が一般的
に用いられる。例えば、ラウロイルパーオキサイド、ベ
ンゾイルパーオキサイド等の有機過酸化物、2,2′−
アゾビスイソブチロニトリル、2,2′−アゾビス
(2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2′−アゾ
ビス(2−メチルブチロニトリル)等のアゾ化合物が挙
げられる。これらの重合開始剤は1種以上を使用でき
る。
【0020】この製造法(1)における重合は界面活性
剤の存在下、又は非存在下で行うことができる。使用さ
れる界面活性剤としては、一般のアニオン性、カチオン
性、ノニオン性及び両性の界面活性剤が挙げられる。ア
ニオン性界面活性剤としては例えば、ドデシル硫酸塩、
ドデシルベンゼンスルホン酸塩、ポリオキシエチレンノ
ニルフェニルエーテルのサルフェート塩などが挙げられ
る。ノニオン性界面活性剤としては例えば、ポリオキシ
エチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキ
ルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン−ポリオキシ
プロピレンブロックコポリマー等が挙げられる。カチオ
ン性界面活性剤としては例えば、オクタデシルトリメチ
ルアンモニウムクロライド等が挙げられる。両性界面活
性剤としては例えば、アルキルジメチルアミノ酢酸ベタ
イン、2−アルキル−N−カルボキシ−N−ヒドロキシ
イミダゾリニウムベタイン等が挙げられる。
剤の存在下、又は非存在下で行うことができる。使用さ
れる界面活性剤としては、一般のアニオン性、カチオン
性、ノニオン性及び両性の界面活性剤が挙げられる。ア
ニオン性界面活性剤としては例えば、ドデシル硫酸塩、
ドデシルベンゼンスルホン酸塩、ポリオキシエチレンノ
ニルフェニルエーテルのサルフェート塩などが挙げられ
る。ノニオン性界面活性剤としては例えば、ポリオキシ
エチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキ
ルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン−ポリオキシ
プロピレンブロックコポリマー等が挙げられる。カチオ
ン性界面活性剤としては例えば、オクタデシルトリメチ
ルアンモニウムクロライド等が挙げられる。両性界面活
性剤としては例えば、アルキルジメチルアミノ酢酸ベタ
イン、2−アルキル−N−カルボキシ−N−ヒドロキシ
イミダゾリニウムベタイン等が挙げられる。
【0021】但し、ポリマー粒子内に両性イオンが存在
することから、粒子の安定性などを考慮すると、ノニオ
ン性界面活性剤が望ましい。界面活性剤の使用量は特に
限定されないが、疎水性モノマー(f)100重量部に
対して0.1〜20重量部の範囲で使用することが望ま
しい。
することから、粒子の安定性などを考慮すると、ノニオ
ン性界面活性剤が望ましい。界面活性剤の使用量は特に
限定されないが、疎水性モノマー(f)100重量部に
対して0.1〜20重量部の範囲で使用することが望ま
しい。
【0022】更にこの製造法(1)においては、水溶性
高分子を乳化剤として用いることもできる。水溶性高分
子としては、例えば、ポリビニルアルコール及びその誘
導体、デンプン及びその誘導体、セルロース誘導体等が
挙げられる。これらの界面活性剤及び水溶性高分子は、
1種以上を用いることができる。
高分子を乳化剤として用いることもできる。水溶性高分
子としては、例えば、ポリビニルアルコール及びその誘
導体、デンプン及びその誘導体、セルロース誘導体等が
挙げられる。これらの界面活性剤及び水溶性高分子は、
1種以上を用いることができる。
【0023】更にこの製造法(1)においては、疎水性
モノマー(f)を乳化する際に、疎水性モノマー(f)
と混合して非重合性疎水性物質(d)を使用できる。こ
こで、非重合性疎水性物質(d)としては、可塑剤、連
鎖移動剤等が挙げられる。可塑剤としては、フタル酸ジ
エステル、アジピン酸ジエステル、コハク酸ジエステル
等のエステル類;スクロースベンゾエート等の安息香酸
エステル類;リン酸トリクレジル等のリン酸エステル
類;ジエチルベンゼンなどが挙げられる。この場合にお
いて、非重合性疎水性物質(d)の使用量はコアを形成
する疎水性モノマー(f)に対して0〜90重量%、特
に1〜50重量%が好ましい。
モノマー(f)を乳化する際に、疎水性モノマー(f)
と混合して非重合性疎水性物質(d)を使用できる。こ
こで、非重合性疎水性物質(d)としては、可塑剤、連
鎖移動剤等が挙げられる。可塑剤としては、フタル酸ジ
エステル、アジピン酸ジエステル、コハク酸ジエステル
等のエステル類;スクロースベンゾエート等の安息香酸
エステル類;リン酸トリクレジル等のリン酸エステル
類;ジエチルベンゼンなどが挙げられる。この場合にお
いて、非重合性疎水性物質(d)の使用量はコアを形成
する疎水性モノマー(f)に対して0〜90重量%、特
に1〜50重量%が好ましい。
【0024】この製造法(1)において、上述のキトサ
ン(a)、反応性ビニル基を有する有機酸又はその塩
(e)、疎水性モノマー(f)、化粧成分(b)及び油
溶性重合開始剤(g)、更に必要により非重合性疎水性
物質(d)を水と混合し、乳化装置を用いて機械的攪拌
により乳化させることで、平均粒径が10μm以下のモ
ノマー液滴を含むO/Wエマルジョンを調製する。モノ
マー液滴の平均粒径が10μmより大きいと、得られる
ポリマーエマルジョンのポリマー粒子の平均粒径が30
μmを超えてしまい好ましくない。
ン(a)、反応性ビニル基を有する有機酸又はその塩
(e)、疎水性モノマー(f)、化粧成分(b)及び油
溶性重合開始剤(g)、更に必要により非重合性疎水性
物質(d)を水と混合し、乳化装置を用いて機械的攪拌
により乳化させることで、平均粒径が10μm以下のモ
ノマー液滴を含むO/Wエマルジョンを調製する。モノ
マー液滴の平均粒径が10μmより大きいと、得られる
ポリマーエマルジョンのポリマー粒子の平均粒径が30
μmを超えてしまい好ましくない。
【0025】ここで用いられる乳化装置としては、超音
波ホモジナイザー、ホモミキサー、マイルダー、アトラ
イター、(超)高圧ホモジナイザー、ナノマイザーシス
テム、膜乳化装置などが挙げられる。尚、乳化時の固形
分濃度は1〜60重量%の範囲で選択することが望まし
い。
波ホモジナイザー、ホモミキサー、マイルダー、アトラ
イター、(超)高圧ホモジナイザー、ナノマイザーシス
テム、膜乳化装置などが挙げられる。尚、乳化時の固形
分濃度は1〜60重量%の範囲で選択することが望まし
い。
【0026】この製造法(1)においては、上記のよう
にして調製したO/Wエマルジョンを加温し重合を行
う。重合温度は開始剤の種類によっても異なるが、約4
0℃〜90℃の範囲が適当である。また重合時間はモノ
マー、重合開始剤種、反応温度により異なるが一般に1
時間〜24時間が適当である。また、モノマー油滴にお
けるシェル部の反応性ビニル基を有する有機酸又はその
塩(e)を重合させるため、水溶性重合開始剤(h)を
コア部の重合中又はコア部の重合終了後に加えてもよ
い。
にして調製したO/Wエマルジョンを加温し重合を行
う。重合温度は開始剤の種類によっても異なるが、約4
0℃〜90℃の範囲が適当である。また重合時間はモノ
マー、重合開始剤種、反応温度により異なるが一般に1
時間〜24時間が適当である。また、モノマー油滴にお
けるシェル部の反応性ビニル基を有する有機酸又はその
塩(e)を重合させるため、水溶性重合開始剤(h)を
コア部の重合中又はコア部の重合終了後に加えてもよ
い。
【0027】この場合において用いられる水溶性重合開
始剤(h)としては、熱又は還元性物質の存在下でラジ
カル分解し、単量体の付加重合を開始させるもので、水
溶性のペルオキソ二硫酸塩、過酸化物、アゾビス化合物
などが一般的に用いられる。例えば、過硫酸カリウム、
過硫酸アンモニウムなどのペルオキソ二硫酸塩、過酸化
水素、t−ブチルハイドロパーオキサイドなどの過酸化
物、2,2′−アゾビス−2−アミジノプロパン塩類
(V−50)、4,4′−アゾビス−4−シアノペンタ
ノン酸などのアゾ化合物が挙げられる。必要に応じて還
元剤と組み合わせて、レドックス系開始剤としても使用
することもできる。水溶性重合開始剤(h)の使用量
は、有機酸又はその塩(e)に対して0.05〜20重
量%の範囲が好ましい。また、ポリマー粒子中のキトサ
ン含有量を上げるために重合中に更にキトサン(a)と
反応性ビニル基を有する有機酸又はその塩(e)の水溶
液を添加してもよい。
始剤(h)としては、熱又は還元性物質の存在下でラジ
カル分解し、単量体の付加重合を開始させるもので、水
溶性のペルオキソ二硫酸塩、過酸化物、アゾビス化合物
などが一般的に用いられる。例えば、過硫酸カリウム、
過硫酸アンモニウムなどのペルオキソ二硫酸塩、過酸化
水素、t−ブチルハイドロパーオキサイドなどの過酸化
物、2,2′−アゾビス−2−アミジノプロパン塩類
(V−50)、4,4′−アゾビス−4−シアノペンタ
ノン酸などのアゾ化合物が挙げられる。必要に応じて還
元剤と組み合わせて、レドックス系開始剤としても使用
することもできる。水溶性重合開始剤(h)の使用量
は、有機酸又はその塩(e)に対して0.05〜20重
量%の範囲が好ましい。また、ポリマー粒子中のキトサ
ン含有量を上げるために重合中に更にキトサン(a)と
反応性ビニル基を有する有機酸又はその塩(e)の水溶
液を添加してもよい。
【0028】〔製造法(2)〕疎水性モノマー(f)と
相溶する、平均粒径が10μm以下のポリマー粒子
(i)に、疎水性モノマー(f)及び化粧成分(b)、
更に必要により非重合性疎水性物質(d)を加え膨潤さ
せ、更にキトサン(a)と反応性ビニル基を有する有機
酸又はその塩(e)の水溶液を加え、得られた膨潤した
ポリマー粒子について、油溶性重合開始剤(g)、更に
必要により水溶性重合開始剤(h)の存在下でコア部と
シェル部の重合を行う方法。
相溶する、平均粒径が10μm以下のポリマー粒子
(i)に、疎水性モノマー(f)及び化粧成分(b)、
更に必要により非重合性疎水性物質(d)を加え膨潤さ
せ、更にキトサン(a)と反応性ビニル基を有する有機
酸又はその塩(e)の水溶液を加え、得られた膨潤した
ポリマー粒子について、油溶性重合開始剤(g)、更に
必要により水溶性重合開始剤(h)の存在下でコア部と
シェル部の重合を行う方法。
【0029】この製造法(2)は、平均粒径10μm以
下のポリマー粒子(i)を化粧成分(b)及び疎水性モ
ノマー(f)により膨潤させるか、あるいは平均粒径1
0μm以下のポリマー粒子(i)を非重合性疎水性物質
(d)、化粧成分(b)及び疎水性モノマー(f)によ
り膨潤させ、キトサン(a)と反応性ビニル基を有する
有機酸又はその塩(e)を保護コロイドとし、重合開始
剤の存在下で重合を行う方法である。この場合、ポリマ
ー粒子(i)の平均粒径が10μmより大きいと、得ら
れるポリマーエマルジョンのポリマー粒子の平均粒径が
30μmを超えてしまい好ましくない。
下のポリマー粒子(i)を化粧成分(b)及び疎水性モ
ノマー(f)により膨潤させるか、あるいは平均粒径1
0μm以下のポリマー粒子(i)を非重合性疎水性物質
(d)、化粧成分(b)及び疎水性モノマー(f)によ
り膨潤させ、キトサン(a)と反応性ビニル基を有する
有機酸又はその塩(e)を保護コロイドとし、重合開始
剤の存在下で重合を行う方法である。この場合、ポリマ
ー粒子(i)の平均粒径が10μmより大きいと、得ら
れるポリマーエマルジョンのポリマー粒子の平均粒径が
30μmを超えてしまい好ましくない。
【0030】ここで用いられるポリマー粒子(i)と
は、平均粒径が10μm以下、好ましくは0.01〜1
0μmのポリマー粒子であれば特に限定されず、アニオ
ン性ポリマーエマルジョン、カチオン性ポリマーエマル
ジョン、ノニオン性ポリマーエマルジョンやポリマー微
粒子、ミクロゲルなどを用いることができる。これらの
ポリマー粒子の組成は特に限定されないが、疎水性モノ
マー(f)と相溶性の高いものが望ましい。
は、平均粒径が10μm以下、好ましくは0.01〜1
0μmのポリマー粒子であれば特に限定されず、アニオ
ン性ポリマーエマルジョン、カチオン性ポリマーエマル
ジョン、ノニオン性ポリマーエマルジョンやポリマー微
粒子、ミクロゲルなどを用いることができる。これらの
ポリマー粒子の組成は特に限定されないが、疎水性モノ
マー(f)と相溶性の高いものが望ましい。
【0031】この製造法(2)において、疎水性モノマ
ー(f)はポリマー粒子(i)に対し、固形分換算で5
〜20000重量%、特に10〜1000重量%用いる
ことが好ましい。疎水性モノマー量が5重量%未満の場
合、コア部とシェル部の結合が不充分となる傾向があ
り、20000重量%を超えると安定性が不充分とな
る。
ー(f)はポリマー粒子(i)に対し、固形分換算で5
〜20000重量%、特に10〜1000重量%用いる
ことが好ましい。疎水性モノマー量が5重量%未満の場
合、コア部とシェル部の結合が不充分となる傾向があ
り、20000重量%を超えると安定性が不充分とな
る。
【0032】ポリマー粒子(i)を化粧成分(b)及び
疎水性モノマー(f)により、又は場合により非重合性
疎水性物質(d)、化粧成分(b)及び疎水性モノマー
(f)により膨潤させる方法としては、例えば、ポリマ
ー粒子(i)に疎水性モノマー(f)及び化粧成分
(b)を加える方法、疎水性モノマー(f)と化粧成分
(b)又は疎水性モノマー(f)と化粧成分(b)と水
溶性有機溶媒を界面活性剤を用いて乳化し、水に分散し
たポリマー粒子(i)に加える方法等が挙げられる。こ
の場合において、疎水性モノマー(f)と共に非重合性
疎水性物質(d)を加えてもよく、非重合性疎水性物質
(d)の使用量は疎水性モノマー(f)に対して0〜9
0重量%、特に1〜50重量%が好ましい。
疎水性モノマー(f)により、又は場合により非重合性
疎水性物質(d)、化粧成分(b)及び疎水性モノマー
(f)により膨潤させる方法としては、例えば、ポリマ
ー粒子(i)に疎水性モノマー(f)及び化粧成分
(b)を加える方法、疎水性モノマー(f)と化粧成分
(b)又は疎水性モノマー(f)と化粧成分(b)と水
溶性有機溶媒を界面活性剤を用いて乳化し、水に分散し
たポリマー粒子(i)に加える方法等が挙げられる。こ
の場合において、疎水性モノマー(f)と共に非重合性
疎水性物質(d)を加えてもよく、非重合性疎水性物質
(d)の使用量は疎水性モノマー(f)に対して0〜9
0重量%、特に1〜50重量%が好ましい。
【0033】化粧成分(b)及び疎水性モノマー
(f)、又は非重合性疎水性物質(d)、化粧成分
(b)及び疎水性モノマー(f)により膨潤したポリマ
ー粒子(i)を水に分散する際には、製造法(1)で例
示した界面活性剤を用いても良い。ここで用いる界面活
性剤はアニオン性、カチオン性、ノニオン性界面活性剤
の何れでも良い。また、使用量はポリマー粒子に対し1
〜50重量%が望ましい。
(f)、又は非重合性疎水性物質(d)、化粧成分
(b)及び疎水性モノマー(f)により膨潤したポリマ
ー粒子(i)を水に分散する際には、製造法(1)で例
示した界面活性剤を用いても良い。ここで用いる界面活
性剤はアニオン性、カチオン性、ノニオン性界面活性剤
の何れでも良い。また、使用量はポリマー粒子に対し1
〜50重量%が望ましい。
【0034】この製造法(2)においては、上記のよう
にしてポリマー粒子(i)を化粧成分(b)及び疎水性
モノマー(f)、又は非重合性疎水性物質(d)、化粧
成分(b)及び疎水性モノマー(f)により膨潤させた
後、更にキトサン(a)と反応性ビニル基を有する有機
酸又はその塩(e)の水溶液を加え、得られた膨潤した
ポリマー粒子について、油溶性重合開始剤(g)、更に
必要により水溶性重合開始剤(h)の存在下でコア部と
シェル部の重合を行う。
にしてポリマー粒子(i)を化粧成分(b)及び疎水性
モノマー(f)、又は非重合性疎水性物質(d)、化粧
成分(b)及び疎水性モノマー(f)により膨潤させた
後、更にキトサン(a)と反応性ビニル基を有する有機
酸又はその塩(e)の水溶液を加え、得られた膨潤した
ポリマー粒子について、油溶性重合開始剤(g)、更に
必要により水溶性重合開始剤(h)の存在下でコア部と
シェル部の重合を行う。
【0035】この製造法(2)において、キトサン
(a)、反応性ビニル基を有する有機酸又はその塩
(e)、化粧成分(b)、更に重合開始剤の配合量は、
上記製造法(1)と同程度である。
(a)、反応性ビニル基を有する有機酸又はその塩
(e)、化粧成分(b)、更に重合開始剤の配合量は、
上記製造法(1)と同程度である。
【0036】上記のような製造法により得られたポリマ
ーエマルジョンは、塩基を用いて中和することもでき
る。塩基としては、アンモニア、メチルアミン、エチル
アミン、プロピルアミン、ブチルアミン、イソブチルア
ミン、ヘキシルアミン、オクチルアミン、アミノ変性シ
リコーン、エチレンジアミン、プロピレンジアミン、ブ
チレンジアミン、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、
水酸化カルシウム、炭酸ナトリウム、ナトリウムアルコ
キシド、カリウムアルコキシド等が挙げられる。
ーエマルジョンは、塩基を用いて中和することもでき
る。塩基としては、アンモニア、メチルアミン、エチル
アミン、プロピルアミン、ブチルアミン、イソブチルア
ミン、ヘキシルアミン、オクチルアミン、アミノ変性シ
リコーン、エチレンジアミン、プロピレンジアミン、ブ
チレンジアミン、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、
水酸化カルシウム、炭酸ナトリウム、ナトリウムアルコ
キシド、カリウムアルコキシド等が挙げられる。
【0037】塩基の添加量はエマルジョン中の有機酸重
合体に対して0.1〜2.0モル%が好ましく、0.6
〜1.2モル%が特に好ましい。
合体に対して0.1〜2.0モル%が好ましく、0.6
〜1.2モル%が特に好ましい。
【0038】このようにして得られるポリマーエマルジ
ョン中のポリマー粒子は、好ましくは30μm以下、よ
り好ましくは0.01〜30μm、特に好ましくは0.
1〜10μm、更に好ましくは0.5〜10μmの平均
粒径を有する。
ョン中のポリマー粒子は、好ましくは30μm以下、よ
り好ましくは0.01〜30μm、特に好ましくは0.
1〜10μm、更に好ましくは0.5〜10μmの平均
粒径を有する。
【0039】本発明において、ポリマー粒子の平均粒径
はレーザー回折型粒径分布測定装置(LA−910、H
ORIBA社製)により測定した。本発明においては、
得られたポリマー粒子のポリマーエマルジョンをそのま
ま用いることができる。
はレーザー回折型粒径分布測定装置(LA−910、H
ORIBA社製)により測定した。本発明においては、
得られたポリマー粒子のポリマーエマルジョンをそのま
ま用いることができる。
【0040】本発明の化粧料は、このような水不溶性ポ
リマー粒子を含有するものである。ポリマー粒子は、1
種以上を配合でき、全組成中に0.05〜30重量%、
特に0.1〜20重量%、更に1〜10重量%配合する
のが好ましい。
リマー粒子を含有するものである。ポリマー粒子は、1
種以上を配合でき、全組成中に0.05〜30重量%、
特に0.1〜20重量%、更に1〜10重量%配合する
のが好ましい。
【0041】本発明の化粧料には、前記成分のほか、例
えばカチオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、非イオ
ン界面活性剤、両性界面活性剤等の界面活性剤;高級ア
ルコール類;流動パラフィン、ワセリン等の炭化水素
類;液状ラノリン、ラノリン脂肪酸等のラノリン誘導
体;レシチン等のリン脂質;コレステロール等のステロ
ール及びその誘導体;コラーゲン分解ペプチド誘導体;
パーフルオロポリエーテル;高級アルコール高級脂肪酸
エステル類、高級脂肪酸類等の油脂類;ミンクオイル、
オリーブ油等の動植物性油脂類;抗フケ剤、殺菌剤、ビ
タミン類等の薬効剤;グリセリン、プロピレングリコー
ル等のポリオール類;パラベン類等の防腐剤;水溶性高
分子等の増粘剤;染料及び顔料等の着色剤、紫外線吸収
剤、植物抽出物、収れん剤、可塑化剤、香料、色素など
を適宜配合できる。
えばカチオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、非イオ
ン界面活性剤、両性界面活性剤等の界面活性剤;高級ア
ルコール類;流動パラフィン、ワセリン等の炭化水素
類;液状ラノリン、ラノリン脂肪酸等のラノリン誘導
体;レシチン等のリン脂質;コレステロール等のステロ
ール及びその誘導体;コラーゲン分解ペプチド誘導体;
パーフルオロポリエーテル;高級アルコール高級脂肪酸
エステル類、高級脂肪酸類等の油脂類;ミンクオイル、
オリーブ油等の動植物性油脂類;抗フケ剤、殺菌剤、ビ
タミン類等の薬効剤;グリセリン、プロピレングリコー
ル等のポリオール類;パラベン類等の防腐剤;水溶性高
分子等の増粘剤;染料及び顔料等の着色剤、紫外線吸収
剤、植物抽出物、収れん剤、可塑化剤、香料、色素など
を適宜配合できる。
【0042】本発明の化粧料は、通常の方法に従って製
造でき、例えばヘアリンス、ヘアトリートメント、ヘア
コンディショナー、ヘアパック、ヘアローション、ヘア
シャンプー等の毛髪化粧料;ローション、ファンデーシ
ョン、スキンミルク、スキンクリーム等の皮膚化粧料と
することができる。
造でき、例えばヘアリンス、ヘアトリートメント、ヘア
コンディショナー、ヘアパック、ヘアローション、ヘア
シャンプー等の毛髪化粧料;ローション、ファンデーシ
ョン、スキンミルク、スキンクリーム等の皮膚化粧料と
することができる。
【0043】
【発明の効果】本発明の化粧料は、感触を損ねることな
く、化粧成分を毛髪又は皮膚上に効率良く吸着させるこ
とができ、化粧成分の効果が十分に得られる。特に、香
料や冷感剤等の揮発性成分の場合には、その効果を長時
間持続させることができる。その場合、ポリマー皮膜を
軽く擦る、又は汗、水で濡らす等の刺激によってポリマ
ーの構造を緩ませて内包した化粧成分を放出させる等の
工夫が有効である。
く、化粧成分を毛髪又は皮膚上に効率良く吸着させるこ
とができ、化粧成分の効果が十分に得られる。特に、香
料や冷感剤等の揮発性成分の場合には、その効果を長時
間持続させることができる。その場合、ポリマー皮膜を
軽く擦る、又は汗、水で濡らす等の刺激によってポリマ
ーの構造を緩ませて内包した化粧成分を放出させる等の
工夫が有効である。
【0044】
【実施例】製造例1 市販のキトサン(甲陽ケミカル社製SX−10、脱アセ
チル化度85〜88%、重量平均分子量130000)
5gに90gの水を加え、これにメタクリル酸2g(キ
トサンの単糖ユニットに対して等モル量)を加え、60
℃で攪拌させながら溶解させ、キトサン/メタクリル酸
水溶液を調製した。反応容器にメタクリル酸ステアリル
50g、l−メントール30g及び過酸化ラウロイル
0.5gを入れて溶解した後、先に調製したキトサン/
メタクリル酸水溶液、イオン交換水500gを添加し、
攪拌しながら30分間超音波ホモジナイザー(日本精機
製作所社製)で処理し、モノマーの乳化物を調製した。
このモノマー乳化物を別の反応容器に移し、窒素置換
後、攪拌、加熱し、内温を75℃にした。2時間重合
後、過硫酸アンモニウム0.1gを水10gに溶解した
ものを添加し、更に2時間反応させ、l−メントールを
内包した平均粒径3μmの単一分布のポリマーエマルジ
ョンを得た。得られたエマルジョンを凍結乾燥させ、得
られた粒子をSEM又はTEMにより観察したところ、
球形で外殻層と内部層が確認され、コアシェル型の構造
が確認できた。
チル化度85〜88%、重量平均分子量130000)
5gに90gの水を加え、これにメタクリル酸2g(キ
トサンの単糖ユニットに対して等モル量)を加え、60
℃で攪拌させながら溶解させ、キトサン/メタクリル酸
水溶液を調製した。反応容器にメタクリル酸ステアリル
50g、l−メントール30g及び過酸化ラウロイル
0.5gを入れて溶解した後、先に調製したキトサン/
メタクリル酸水溶液、イオン交換水500gを添加し、
攪拌しながら30分間超音波ホモジナイザー(日本精機
製作所社製)で処理し、モノマーの乳化物を調製した。
このモノマー乳化物を別の反応容器に移し、窒素置換
後、攪拌、加熱し、内温を75℃にした。2時間重合
後、過硫酸アンモニウム0.1gを水10gに溶解した
ものを添加し、更に2時間反応させ、l−メントールを
内包した平均粒径3μmの単一分布のポリマーエマルジ
ョンを得た。得られたエマルジョンを凍結乾燥させ、得
られた粒子をSEM又はTEMにより観察したところ、
球形で外殻層と内部層が確認され、コアシェル型の構造
が確認できた。
【0045】製造例2 製造例1において、l−メントールに代えて25gのリ
モネンを用い、製造例1と同様にして、ポリマーエマル
ジョンを得た。得られた複合粒子を製造例1と同じく構
造解析したところ、コアシェル型の構造が確認された。
モネンを用い、製造例1と同様にして、ポリマーエマル
ジョンを得た。得られた複合粒子を製造例1と同じく構
造解析したところ、コアシェル型の構造が確認された。
【0046】製造例3 製造例1において、メタクリル酸ステアリルに代えてメ
タクリル酸ラウリル38g、l−メントールに代えて2
5gのシリコーンKHS−3(信越化学社製)を用い、
製造例1と同様にして、ポリマーエマルジョンを得た。
得られた複合粒子を製造例1と同じく構造解析したとこ
ろ、コアシェル型の構造が確認された。
タクリル酸ラウリル38g、l−メントールに代えて2
5gのシリコーンKHS−3(信越化学社製)を用い、
製造例1と同様にして、ポリマーエマルジョンを得た。
得られた複合粒子を製造例1と同じく構造解析したとこ
ろ、コアシェル型の構造が確認された。
【0047】実施例1 表1に示す組成のローション剤を常法により製造し、そ
の冷涼感持続効果を評価した。結果を表1に併せて示
す。
の冷涼感持続効果を評価した。結果を表1に併せて示
す。
【0048】(評価方法)モニター7人の内腕に直径2
cmの円を2つ描き、それぞれの円内に、各ローション剤
を0.1gずつ塗布した。自然乾燥後、一定時間毎に指
で軽く擦り、冷涼感を評価し、以下の基準で判定した。 ◎:7人中6人以上が冷涼感を感じる。 ○:7人中4〜5人が冷涼感を感じる。 △:7人中2〜3人が冷涼感を感じる。 ×:7人中0〜1人が冷涼感を感じる。
cmの円を2つ描き、それぞれの円内に、各ローション剤
を0.1gずつ塗布した。自然乾燥後、一定時間毎に指
で軽く擦り、冷涼感を評価し、以下の基準で判定した。 ◎:7人中6人以上が冷涼感を感じる。 ○:7人中4〜5人が冷涼感を感じる。 △:7人中2〜3人が冷涼感を感じる。 ×:7人中0〜1人が冷涼感を感じる。
【0049】
【表1】
【0050】実施例2 表2に示す組成のヘアリンスを常法により製造し、その
香り持続効果を評価した。結果を表2に併せて示す。
香り持続効果を評価した。結果を表2に併せて示す。
【0051】(評価方法) 10gの毛束に各ヘアリンスを1gずつ塗布し、すすい
だ。乾燥後、モニター5人で香りを評価し、以下の基準
で判定した。 ○:5人中4人以上がリモネンの香りを感じる。 △:5人中2〜3人がリモネンの香りを感じる。 ×:5人中0〜1人がリモネンの香りを感じる。
だ。乾燥後、モニター5人で香りを評価し、以下の基準
で判定した。 ○:5人中4人以上がリモネンの香りを感じる。 △:5人中2〜3人がリモネンの香りを感じる。 ×:5人中0〜1人がリモネンの香りを感じる。
【0052】
【表2】
【0053】実施例3 表3に示す組成のヘアリンスを常法により製造し、その
感触改善効果を評価した。すなわち、10gの損傷毛毛
束に各ヘアリンスを1gずつ塗布し、すすいだ。自然乾
燥後、毛束の感触を官能評価したところ、実施例3のヘ
アリンスで処理した毛束は比較例3のものに比べてしっ
とり感に優れ、かつ毛束のまとまりも良好であった。
感触改善効果を評価した。すなわち、10gの損傷毛毛
束に各ヘアリンスを1gずつ塗布し、すすいだ。自然乾
燥後、毛束の感触を官能評価したところ、実施例3のヘ
アリンスで処理した毛束は比較例3のものに比べてしっ
とり感に優れ、かつ毛束のまとまりも良好であった。
【0054】
【表3】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 7/075 A61K 7/075 7/08 7/08 (72)発明者 寺田 英治 東京都墨田区文花2−1−3 花王株式会 社研究所内 Fターム(参考) 4C083 AC011 AC032 AC072 AC102 AC122 AC172 AC182 AC231 AC352 AC692 AD151 AD282 AD321 AD322 BB36 CC01 CC39 EE50
Claims (5)
- 【請求項1】 親水性ポリマーを構成成分とするシェル
部と、疎水性ポリマーを構成成分とするコア部及び色材
以外の化粧成分を有する水不溶性ポリマー粒子を含有す
る化粧料。 - 【請求項2】 水不溶性ポリマー粒子のシェル部が、キ
トサン及び反応性ビニル基を有する有機酸又はその塩の
重合体を構成成分とするものである請求項1記載の化粧
料。 - 【請求項3】 水不溶性ポリマー粒子が、平均粒径30
μm以下である請求項1又は2記載の化粧料。 - 【請求項4】 水不溶性ポリマー粒子中の化粧成分が、
香料、消臭剤、殺菌剤、抗菌剤、ワックス類、油剤、冷
感剤、温感剤、保湿剤、収斂剤、シリコーン類及び紫外
線吸収剤から選ばれるものである請求項1〜3のいずれ
か1項記載の化粧料。 - 【請求項5】 水不溶性ポリマー粒子を0.05〜30
重量%含有する請求項1〜4のいずれか1項記載の化粧
料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31608298A JP2000143483A (ja) | 1998-11-06 | 1998-11-06 | 化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31608298A JP2000143483A (ja) | 1998-11-06 | 1998-11-06 | 化粧料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000143483A true JP2000143483A (ja) | 2000-05-23 |
Family
ID=18073061
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31608298A Pending JP2000143483A (ja) | 1998-11-06 | 1998-11-06 | 化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000143483A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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WO2015014603A2 (en) | 2013-07-30 | 2015-02-05 | Unilever Plc | Benefit delivery particle |
WO2015163337A1 (en) | 2014-04-24 | 2015-10-29 | L'oreal | Cosmetic composition |
-
1998
- 1998-11-06 JP JP31608298A patent/JP2000143483A/ja active Pending
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